JP6214669B2 - 時計用レバー脱進機 - Google Patents

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Description

本発明は、時計用、特に、螺旋天輪(spiral balance wheel)タイプの腕時計用のレバー脱進機に関する。
レバー脱進機は公知の脱進機タイプであり、がんぎ車と協働する入力側および出力側アンクル石と、天輪の衝突ピン(振り石)と協働するフォークとを有するレバーを含む。
レバー脱進機は通常、レバーの揺動振幅を制限する、プレートに固定されたピンの形態の静止要素を有する。これらの制限要素は、レバーの2つのロック位置を画定する。これらの位置では、フォークはピンに当接し、一方、がんぎ車の歯は、レバーの入力側または出力側アンクル石のロック面に当接する。
特定の形状のがんぎ車により、或いは、特定の形状のアンクル石により、レバーの揺動振幅を制限する移動可能な要素を含むレバー脱進機も存在する。これらのタイプの脱進機は、英国特許第682 566号明細書、スイス特許第101 651号明細書、スイス特許第569 997号明細書、スイス特許第702 930号明細書に記載されている。
前述の文献において、レバーの揺動振幅を制限する手段だけが提案され、製造公差を踏まえて、レバーを最適ロック位置に導く手段は提案されていない。
脱進機の動作を良好にするために、入力側または出力側アンクル石に当接する歯は、脱進機の解放および衝突段階が正確に進展するように、アンクル石のロック面の端部に対してきわめて正確に配置されなければならない。製造公差を考慮して、レバー脱進機は通常、入力側および出力側アンクル石の位置の最終調整を必要とする。この調整は、脱進機の性能に強く影響を及ぼし得るため、通常、長い時間がかかり、手際を要する。
本発明の目的は、製造公差を踏まえたアンクル石の調整作業を必要としないレバー脱進機を提案することである。
本発明の別の目的は、そのような脱進機を装備する機械式時計を提案することである。
このために、本発明の第1の態様は、
がんぎ車と、
天輪と、
天輪がまわりを回転できる天輪軸と、
入力側アンクル石および出力側アンクル石を備えたレバーと、
レバーがまわりを角揺動運動で回転できるレバー軸と、
天輪軸およびレバー軸を通る基準軸(V)と、
を含むレバー脱進機において、がんぎ車、入力側アンクル石、および出力側アンクル石は、レバーが基準軸(V)となす入力側接触終了角β1が、レバーが基準軸(V)となす出力側ロック角δ2よりも大きいように、および/またはレバーが基準軸(V)となす出力側接触終了角β2が、レバーが基準軸(V)となす入力側ロック角δ1よりも大きいよう
に配置されることを特徴とするレバー脱進機である。
レバーが最大角度位置にあるのは衝突段階の終わりであり、レバーは、ロック位置を取る前に中間位置に向かって戻ることから、本発明による脱進機の設計は、調整が大幅に削減されることを示唆する。これは、典型的な脱進機のようにレバーが外側ピンに当接するのではなくて、ロック位置が、がんぎ車上のバランスの取れた位置であることを意味する。このバランスの取れた位置は、アンクル石および/またはがんぎ車の形状設計によって保証され、調整する必要はない。
実施形態によれば、入力側接触終了角β1と出力側ロック角δ2との比率β1/δ2は1.045より大きく、および/または出力側接触終了角β2と入力側ロック角δ1との比率β2/δ1は1.045よりも大きい。
実施形態によれば、脱進機は、レバーのアンクル石の一方か、またはがんぎ車かのいずれかにある少なくとも1つの駆動面を含み、この駆動面は、前記少なくとも1つの駆動面を介したレバーとがんぎ車との間の接触が、レバーと、レバーの軸および天輪の軸を結ぶ基準軸(V)との間の角度を小さくしようとするトルクを発生させるように向きを合わされる。言い換えると、駆動面は、バランスの取れた位置に向かう動作を引き起こすトルクを発生させるように配置されるため、この実装形態は、レバーをバランスの取れた位置に自然に到達させる少なくとも1つの駆動面を提供する。
一実施形態によれば、アンクル石の駆動角γ1および/または駆動角γ2、あるいはがんぎ車の歯の駆動角は、12〜38°の範囲を取る。この実装形態によれば、がんぎ車によって与えられる接触力は、摩擦円錐の外にあり、したがって、レバーは、スライドしてロック位置に達する。この技術的作用を得るために、例えば、1対の鋼/ルビー材料の使用が考えられる。
一実施形態によれば、脱進機は、衝撃が生じた場合にレバーの動作を制限する制限ピンG1、G2を有する。
本発明の第2の態様は、第1の態様による脱進機を装備した時計である。
添付図面を参照しながら以下の説明を読んだときに、本発明がより良く理解されるであろう。
典型的なスイスレバー脱進機の概略的な平面図を示している。 典型的なスイスレバー脱進機の入力側アンクル石とがんぎ車の歯との間の接触の終わりを示している。 典型的なスイスレバー脱進機の出力側ロック位置を示している。 典型的なスイスレバー脱進機の位置決め誤差の第1の事例を示している。 典型的なスイスレバー脱進機の位置決め誤差の第2の事例を示している。 典型的なスイスレバー脱進機の出力側アンクル石とがんぎ車の歯との間の接触の終わりを示している。 本発明による脱進機の第1の実施形態の例を示している。 本発明による脱進機の第1の実施形態の例の駆動面および入力側ロック面の細部を示している。 本発明による脱進機の第1の実施形態の例の駆動面および出力側ロック面の細部を示している。 本発明による脱進機の第1の実施形態の例の入力側アンクル石とがんぎ車の歯との間の接触の終わりを示している。 本発明による脱進機の第1の実施形態の例の出力側ロック位置を示している。 本発明による脱進機の第1の実施形態の例の出力側アンクル石とがんぎ車の歯との間の接触の終わりを示している。 本発明による脱進機の第2の実施形態の例を示している。 図13の例の入力側ロック位置における駆動面およびロック面の細部を示している。 図13の例の出力側ロック位置における駆動面およびロック面の細部を示している。 本発明による脱進機の第2の実施形態の例の変形形態を示している。
図1は、典型的なスイスレバー脱進機の概略的な平面図を示している。この脱進機は、
回転軸11のまわりを時計方向に回転するがんぎ車1と、
軸21のまわりを回転し、入力側アンクル石22、出力側アンクル石23、およびフォーク24を含むレバー2と、
軸31のまわりを回転し、衝突ピン32を担持した天輪プレート3と、
制限ピン41および42と、
を有する。
示した実施形態では、レバー2は、揺動中にピン32と一時的に係合するフォーク24を含み、ピン32は、レバー軸21のまわりのレバー2の角揺動運動を引き起こす。したがって、レバー軸21およびフォーク24の対称軸を通る直線Fを画定することができる。レバー2が基準軸Vとなす角度を測定するのに使用されるのはこの直線Fである。フォークが天輪に配置され、ピンがレバーに配置されると、その結果、直線Fは、(レバーの)ピンを通り、かつレバー軸21を通ることが理解される。
図1の脱進機の様々な要素の位置は、レバーの入力側ロック位置に相当する。この位置では、がんぎ車の歯12は、入力側アンクル石22のロック面221に当接し、フォーク24はピン41に当接している。レバーをその入力側ロック位置から解放するために、反時計方向に回転するプレートの衝突ピン32がフォーク24に接触すると、がんぎ車の歯12は、入力側アンクル石の衝突面222上をスライドする。
図2は、入力側アンクル石とがんぎ車の歯12との間の接触の終わりを示している。この位置では、フォーク24の直線Fは、軸21および31を通る基準軸Vに対して角度α1をなしている。歯12が入力側アンクル石の衝突面222から離れると、がんぎ車の歯13は、出力側アンクル石23に接触する。この場合に、いくつかの可能性が生じる。
脱進機のすべての要素、すなわち、がんぎ車1と、入力側アンクル石22および出力側アンクル石23と、レバーと、ピン41および42と、回転軸間の距離とが、公称値に一致する理想的な寸法を有する場合、歯13は、ロック面231と接触し、図3に示す出力側ロック位置で安定させるために、レバーのフォークをピン42に向かって押す。通常、アンクル石のロック面の端に対する歯の端の理想的な位置は、0.05mm程度である。
出力側ロック位置では、フォーク24の直線Fは、軸21および31を通る基準軸Vに対して角度δ2をなしている。なお、典型的なレバー脱進機において、入力側接触終了角α1は、出力側ロック角δ2よりも小さい。
脱進機の1つまたは複数の要素が理想値を有さない場合、歯13は、ロック面231で
はなくて衝突面232に置かれるか(図4)、またはロック面231の端から大きく離れてロック面231に置かれるか(図5)、の何れかの場合がある。これらの2つの事例では、脱進機の性能は大きく低下する。
類似して、図6は、出力側アンクル石23とがんぎ車の歯13との間の接触の終わりを示している。この位置では、α2は、基準軸Vとフォークの直線Fとの間の角度を示している。出力側接触終了角α2も、レバーの入力側ロック位置に対応する入力側ロック角δ1よりも小さい。
接触終了角α1およびα2がロック角δ2、δ1よりも小さい場合、および製造公差を考慮して、脱進機の動作を良好にするために、アンクル石の長さの最終調整が不可欠であると容易に理解される。
この欠点を改善するために、本発明は、下記に説明するタイプの脱進機を提案する。
図7は、本発明による脱進機の第1の実施形態の例を示している。この脱進機は、
回転軸51のまわりを時計方向に回転するがんぎ車5と、
軸61のまわりを回転し、入力側アンクル石62、出力側アンクル石63、およびフォーク64を含むレバー6と、
軸71のまわりを回転し、衝突ピン72を担持した天輪プレート7と、
を有する。
入力側アンクル石は、ロック面621、衝突面622、駆動面623を含み、一方、出力側アンクル石は、ロック面631、衝突面632、駆動面633を有する。
軸61および71を結ぶ直線は、レバー6の直線Fの角度を測定するための基準軸Vとしての役割を果たす。
図7では、脱進機は、レバーの入力側ロック位置にあり、フォークの軸Aは、Vと角度δ1をなしている。この位置では、がんぎ車の歯52は、入力側アンクル石62のロック面621と駆動面623との交点に載っている。
ロック面621および駆動面623は、歯52が面621に載った場合に、歯52がレバーを反時計方向に押し、歯52が面623に載った場合に、歯52がレバーを時計方向に押すように、回転軸61に対して向きを合わされているため、この位置はロック位置または安定したバランス位置である。
類似して、ロック面631と駆動面633との間の交点も、歯53用のロック位置または安定したバランス位置であり、その理由は、ロック面631および駆動面633は、歯53が面631上にある場合に歯53がレバーを時計方向に押し、歯53が面633上にある場合に歯53がレバーを反時計方向に押すように、回転軸61に対して向きを合わされているからである。
通常、駆動面およびロック面は、がんぎ車の歯が駆動面に載った場合に、がんぎ車の歯が、フォークの軸Aと基準軸Vとの間の角度を小さくするようにレバーを移動させ、それに対して、がんぎ車の歯がロック面に載った場合に、がんぎ車の歯が、この角度を大きくするようにレバーを移動させるように配置される。
図8は、駆動面623およびロック面621の細部を示している。
この図では、n621は平面621に垂直であり、n623は平面623に垂直であり、一方、d1は、平面621、623の交点と軸61とを結ぶ直線を示している。
n621とd1との間の角度ξ1は、入力側アンクル石の抜き角(angle of draw)を示し、n623とd1との間の角度γ1は、入力側アンクル石の駆動角を示している。
類似して、図9は、駆動面633およびロック面631の細部を示している。
n631とd2との間の角度ξ2は、出力側アンクル石の抜き角を示し、n633とd2との間の角度γ2は、出力側アンクル石の駆動角を示している。
ロック地点での歯の良好な安定化を得るために、螺旋天輪の周波数およびがんぎ車の歯数に応じて、ξ1、ξ2の値は、5〜20°の範囲を取り、γ1、γ2の値は、12〜38°の範囲を取らなければならない。
図7のプレートの衝突ピン72がフォーク64と接触すると、衝突ピン72は、レバーをその入力側ロック位置から解放する。がんぎ車の歯52は、入力側アンクル石の衝突面622上をスライドする。
図10は、入力側アンクル石とがんぎ車の歯52との間の接触の終わりを示しており、この位置では、AとVとの間の角度はβ1である。この角度は、製造公差を考慮して、歯53が必ず駆動面633と接触するように選択されている。これらの条件下で、面633に載った歯53は、レバーを反時計方向に押して、レバーを図11で示す出力側の安定位置に導く。
なお、本発明による脱進機の場合、典型的な脱進機の場合とは逆に、角度β1は、角度δ2よりも大きい。
類似して、図12は、出力側アンクル石とがんぎ車の歯53との間の接触の終わりを示している。この位置では、β2は、基準軸Vとフォークの軸Aとの間の角度を示している。この角度β2も、入力側ロック位置の角度δ1よりも大きい。
実用試験から、通常の製造公差の全範囲において、がんぎ車の歯が、衝突面632、622と接触した後、駆動面623、633と必ず接触するためには、入力側接触終了角β1と角度δ2との比率β1/δ2が1.045よりも大きいことが不可欠であると分かった。同様に、出力側接触終了角β2とδ1との比率β2/δ1は、1.045よりも大きくなければならない。
この比率は、角度δ1、δ2、がんぎ車の歯数、がんぎ車の歯の頭の幅、アンクル石の幅などのいくつかのパラメータに応じて変わることがある。
図13は、本発明による脱進機の第2の実施形態の例を示している。この脱進機は、
回転軸81のまわりを時計方向に回転するがんぎ車8と、
軸91のまわりを回転し、入力側アンクル石92、出力側アンクル石93、およびフォーク94を含むレバー9と、
軸71のまわりを回転し、衝突ピン72を担持した天輪プレート7と、
を有する。
この脱進機の動作原理は、駆動面を除いて図7のものと実質的に同じである。
図7の実施形態の例では、駆動面623および633がレバーのアンクル石に配置され、それに対して、この事例では、これらの駆動面は、がんぎ車の歯に配置されている。
図13では、歯82および83の駆動面821、831が示されている。
図14は、駆動面821およびロック面921の細部を示している。
n921とd1との間の角度ξ1は、入力側アンクル石の抜き角を示し、n821とd1との間の角度γ1は、がんぎ車の歯の入力側駆動角を示している。
2つの平面は、第1の実施形態の例の場合のものと同じ機能を有することが分かる。
類似して、図15は、駆動面831およびロック面931の細部を示している。
n931とd2との間の角度ξ2は、出力側アンクル石の抜き角を示し、n831とd2との間の角度γ2は、がんぎ車の歯の出力側駆動角を示している。
図16は、本発明による脱進機の第2の例の変形形態を示している。この実施形態の例では、脱進機は、例13の要素に加えて、2つの制限ピンG1、G2を有する。これらのピンは、脱進機の通常動作において関与するのではなくて、それらの用途は、非常に大きな衝撃が生じた場合に、レバーの振幅を制限することである。これらのピンは、典型的な脱進機とは異なり、通常動作時に機械的ストッパとして機能しないため、通常動作の場合のレバーの軌道を外れて配置されなければならないのは明らかである。

Claims (6)

  1. がんぎ車(5;8)と、
    天輪(7)と、
    前記天輪(7)がまわりを回転できる天輪軸(71)と、
    入力側アンクル石(62;92)および出力側アンクル石(63;93)を備えたレバー(6;9)と、
    前記レバー(6;9)がまわりを角揺動運動で回転できるレバー軸(61;91)と、
    前記天輪軸(71)および前記レバー軸(61;91)を通る基準軸(V)と、
    を含むレバー脱進機において、
    前記がんぎ車(5;8)、前記入力側アンクル石(62;92)、および前記出力側アンクル石(63;93)は、前記レバー(6;9)が前記基準軸(V)となす入力側接触終了角β1が、前記レバー(6;9)が前記基準軸(V)となす出力側ロック角δ2よりも大きいように、
    および/または前記レバー(6;9)が前記基準軸(V)となす出力側接触終了角β2が、前記レバー(6;9)が前記基準軸(V)となす入力側ロック角δ1よりも大きいように配置されることを特徴とするレバー脱進機。
  2. 前記入力側接触終了角β1と前記出力側ロック角δ2との比率β1/δ2は1.045よりも大きいこと、および/または前記出力側接触終了角β2と前記入力側ロック角δ1との比率β2/δ1は1.045よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の脱進機。
  3. 前記レバー(6;9)の前記アンクル石(62、63;92、93)の一方か、または前記がんぎ車(5;8)かのいずれかにある少なくとも1つの駆動面(623、633;821、831)を含み、前記駆動面は、前記少なくとも1つの駆動面を介した前記レバー(6;9)と前記がんぎ車(5;8)との間の接触が、前記レバー(6;9)と、前記レバーの軸(61;91)および前記天輪の軸(71)を結ぶ前記基準軸(V)との間の角度を小さくしようとするトルクを発生させるように向きを合わされることを特徴とする、請求項1または2に記載の脱進機。
  4. 前記アンクル石(62、63;92、93)または前記がんぎ車(5;8)の歯の駆動角γ1および/または駆動角γ2は、12〜38°の範囲を取ることを特徴とする、請求項3に記載の脱進機。
  5. 衝撃が生じた場合に、前記レバー(6;9)の動作を制限する制限ピン(G1、G2)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の脱進機。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の脱進機を装備した時計。
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