JP6214408B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は車両用灯具たとえば車両用前照灯装置に関する。
最近、車両用前照灯装置は光源部として半導体発光素子たとえばレーザダイオード(LD)素子、発光ダイオード(LED)素子によって構成されており、その光源部の高性能及び長寿命を維持するためには、半導体発光素子の素子温度を目標温度70〜165℃程度とする適切な熱設計が必要である。
従来の車両用前照灯装置においては、灯体部としてのランプモジュール及び光源部としての半導体発光素子を共にハウジング内に収容し、ハウジングの内部から外部へ連通するヒートシンクを設け(参照:特許文献1、2、3)、あるいは半導体発光素子からハウジングの外部へ連通する熱輸送手段としてのヒートパイプを設け、ヒートパイプの先端部にヒートシンクを設けている(参照:特許文献4)。いずれの場合も、半導体発光素子が発生した熱はヒートシンクの放熱フィンに到達し、放熱フィンから自然放熱される。特に、高速走行時においては、エンジンの冷却により発生した熱風の影響を受けることなく、エンジンルーム内の風圧によってヒートシンクの放熱フィンを冷却することにより半導体発光素子を冷却できる。
特開2013−131316号公報 特開2009−211815号公報 特開2009−266573号公報 特開2004−127782号公報
しかしながら、上述の従来の車両用前照灯装置においては、車両の停止時あるいは低速走行時においては、エンジンの温度上昇によりラジエータファンが回転し、それによって発生した熱風が車両用前照灯に吹き込まれるので、エンジンの冷却により発生した60〜100℃程度の熱風の影響を受け、この結果、半導体発光素子を冷却できないという課題がある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る車両用灯具は、配光制御を行うためのレンズ及び光を特定の波長の光に変換するための光変換素子を有するランプモジュールを含む灯体部と、灯体部から隔離され灯体部に光伝播手段によって接続された光源部とを具備し、光源部は、積層された第1、第2の送風管と、第2の送風管の外側に設けられ、光伝播手段に接続された半導体発光素子と、半導体発光素子に対向し、少なくとも第2の送風管内に嵌め込まれたヒートシンクと、第1の送風管に流入した空気を第2の送風管内のヒートシンクに送り込むために、半導体発光素子近傍の温度に応じて駆動される送風ファンとを具備したものである。これにより、第2の送風管内におけるヒートシンクは送風ファンによって強制冷却される。
尚、一般的に、車両用前照灯装置はエンジンルーム前方に位置しており、エンジンの冷却により発生した熱風の影響を受けて60〜100℃程度の高い温度環境に置かれている。他方、車両用前照灯装置の下部には、外気をエンジンルーム内に取込むためのエアインテーク(空気取入)構造が備えられており、比較的、常に温度が低くしかも走行風当りの高い風速が発生して熱伝達率が高く放熱に適した放熱環境(たとえば、図1の点線で図示の領域)も存在する。従って、車両用前照灯装置の光源部の半導体発光素子の素子温度を上述の目標温度70〜165℃程度に熱設計するために、光源部を灯体部から大きく離して上述の放熱環境に設置することができる。
本発明によれば、光源部を灯体部から大きく離して別体化し、且つ光源部をエンジンから発生した熱(伝熱・放射熱・対流など)の影響を受けることのない位置に配置し、また光源部におけるヒートシンクの放熱フィンは第2の送風管の送風ファンを通過した空気によって冷却されるので、半導体発光素子を効率よく冷却できる。特に、車両の停止時あるいは低速走行時にあっても、半導体発光素子を効率よく冷却できる。
本発明に係る車両用前照灯装置が適用される車両を示し、(A)は前面図、(B)は前部上面図、(C)は前部側面図である。 本発明に係る車両用前照灯装置の第1の実施の形態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。 図2のダンパの角度を示すグラフである。 図2の送風軸流ファンのモータの回転速度を示すグラフである。 図2の光源部の第1の変更例を示す断面図である。 図5のダンパの拡大断面図である。 図2、図5のヒートシンクの変更例を示す断面図である。 図2の光源部の第2の変更例を示す断面図である。 図2の光源部の第3の変更例を示す断面図である。 図2、図5のダンパにアクチュエータを設けた図である。 本発明に係る車両用前照灯装置の第2の実施の形態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線断面図である。 図11の車両用前照灯装置の光源部の動作を示すフローチャートである。 図11の光源部の変更例を示す断面図である。 図13の光源部の動作を示すフローチャートである。 図2(図11)の車両用前照灯装置を図1の車両に適用した第1の例を示す図である。 図2(図11)の車両用前照灯装置を図1の車両に適用した第2の例を示す図である。
図1は本発明に係る車両用前照灯装置が適用される車両を示し、(A)は前面図、(B)は前部上面図、(C)は前部側面図である。
図1において、1はボンネット、2はフロントグリルである。フロントグリル2内には、走行風の空気取入口(インレット)3a、3bが設けられている。また、アンダグリル4内にも、走行風の空気取入口(インレット)5a、5bが設けられ、さらに、アンダグリル4の両側にも走行風の空気取入口(インレット)6a、6bが設けられている。尚、7はフロントバンパー、8はバンパースカート、9はラジエータ、10はラジエータファン、11はエンジンカバー、12a、12bはシリンダアブソーバである。
フロントグリル2の両側には、前照灯装置の灯体部100a、100bが設けられており、灯体部100a、100bから大きく離れた下方の位置に光源部200a、200bが設けられている。各光源部200a、200bは光伝播手段としての光ファイバ300(図1に図示せず、図2に図示)によって灯体部100a、100bに接続されている。
次に、周囲温度30℃での走行時のエンジンルーム内空気の温度分布について説明する。フロントグリル2の中央部付近では、44℃、灯体部100a、100bの下部付近では、71℃、灯体部100a、100bの後方付近では、72℃、フロントバンパー7の後方付近では、34℃、ラジエータファン10の後方付近では、82℃、エンジンカバー11付近では、77℃である。従って、フロントグリル2の中央部付近及びフロントバンパー7の後方付近が温度が低くしかも走行風当りの高い風速が発生しているが、車両の組付けの利便性から灯体部100a、100bの下部付近に光源部200a、200bを設ける。
図2は本発明に係る車両用前照灯装置の第1の実施の形態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線断面図であって、図1の灯体部100a(100b)及び光源部200a(200b)に相当する。灯体部100a(100b)と光源部200a(200b)とは離隔しており、光ファイバ300によって接続されている。
灯体部100a(100b)は、ハウジング101、アウタレンズ102及びランプモジュール103よりなる。さらに、ランプモジュール103は、光軸調整機構1031によってハウジング101に固定された高熱伝導性の金属たとえばアルミニウム、銅よりなる支持筐体1032、支持筐体1032に固定された集光コリメートレンズ1033、支持筐体1032に固定されたフランジ1034、フランジ1034の中央部に固定された支持基板1035、支持基板1035上に設けられ、光を特定の波長の光に変換するための蛍光体よりなる光変換素子1036、配光制御を行うためのレンズ1037、及びエクステンション1038よりなる。
光源部200a(200b)は、下側の送風管201及び上側の送風管202を有し、送風管201は吸気口201a及び排気口201bを有し、送風管201上に設けられた送風管202の吸気口202a及び排気口202bは、それぞれ、送風管201の吸気口201aの少し下流側及び排気口201bの少し上流側に導通している。送風管202の外側には回路基板203が設けられ、送風管202の内側にはヒートシンク204が設けられている。
回路基板203上には、半導体発光素子205、半導体発光素子205近傍の温度を検出するための温度センサ206及び制御回路207が搭載される。制御回路207はマイクロコンピュータによって構成され、CPU、ROM、RAM、A/D変換器、D/A変換器、入出力インターフェイス等を含む。
ヒートシンク204は送風管202の上面に固定された基部204a及び基部204aの下部に結合されたスリット型の放熱フィン204bよりなる。放熱フィン204bは送風管201の底部を除いて送風管201、202を塞ぐように設けられている。この場合、送風管201の底部の隙間201cは枯葉、泥、小石等の異物を通過させるためのものである。また、送風管201の底部はテフロン(登録商標)加工されており、これにより、枯葉、泥、小石等の異物の付着を防止する。
送風管201の吸気口201aには、防石網208が設けられ、また、送風管201の中央部のヒートシンク204の上流側にはダンパ209が設けられる。他方、送風管202内のヒートシンク204の上流側には送風軸流ファン210が設けられている。
防石網208は吸気口201aを通過する枯葉、泥、小石等の異物の侵入を阻止する。また、防石網208を通過した異物は上側の送風管202には侵入せず、高速走行時に下側の送風管201のダンパ209及び隙間201cを通過する。これにより、送風管202の送風軸流モータ210及びヒートシンク204の損傷を防止できると共に、ダンパ209の閉不良も防止できる。
ダンパ209は、図2に示すごとく、傾斜している。尚、ダンパ209が送風管201に対して垂直となると、ダンパ209が回転してしまう。また、ダンパ209の支点209aは送風管201の上方側に位置しかつダンパ209の重心より吸気口201a側に位置する。この結果、ダンパ209は、図3に示すように、ダンパ209の自重とダンパ209に対する風圧Pとの関係で開閉する。すなわち、停止もしくは低速走行時には、風圧Pが小さく、従って、ダンパ209の角度θは0°(閉鎖)となり、ダンパ209は送風管201を閉鎖する。この結果、その吸気口201aからの空気の流路は送風管201の吸気口201aから送風管202を通りその排気口202bから送風管201の排気口201bとなり、送風軸流ファン210によってヒートシンク204を冷却する。このとき、ダンパ209は排気口202bから送風管201へ逆流を防止する。他方、高速走行時には、ダンパ209の角度θはダンパ209に対する風圧Pに応じて大きくなる。最後には、ダンパ209の角度θは、θ(水平位置)となる。この結果、送風管201を開放して自然送風のみでヒートシンク204を冷却する。この場合、同時に、大きい風圧Pによる送風軸流ファン210の過回転を防止する。
送風軸流ファン210の駆動用のモータ210aは送風管202上に設けられている。送風軸流ファン210の送風量は制御回路207によって制御される。すなわち、制御回路207は半導体発生素子205近傍の温度である温度センサ206からの温度TをA/D変換して取込み、ROMに格納された図4に示すマップに従って温度Tに応じた送風軸流ファン210のモータ210aの回転速度Nを演算する。この場合、温度TがTより低いときには、送風軸流ファン210のモータ210aの回転速度Nを0とし、他方、温度TがTより高くなる程、送風軸流ファン210のモータ210aの回転速度Nを大きくする。この結果、半導体発光素子205の温度が上昇する程、送風軸流ファン210の送風量が上昇してヒートシンク204が効率よく冷却されることになる。
図5は図2の光源部200a(200b)の第1の変更例を示す断面図である。図5においては、図2のダンパ209の代わりに、ダンパ209’を設けてある。ダンパ209’の支点209’aは送風管201の下方側に位置しかつダンパ209’の重心より吸気口201a側に位置する。この場合、図6に示すごとく、吸気口201a側先端部は円柱状部209’bをなし、上面は吸気口側先端から支点201’aに向かって傾斜形状部209’cとなっている。この場合、ダンパ209’の吸気口側円柱状部209’bは錘の役目を果たすので、ダンパ209’も、図2のダンパ209と同様に、ダンパ209’の自重とダンパ209’に対する風圧Pとの関係で開閉する。
図7は図2、図5のヒートシンク204の変更例を示す断面図である。図7においては、基部204’a及び放熱フィン204’bよりなるヒートシンク204’を設けてある。尚、図2、図5においては、送風管201とヒートシンク204’の放熱フィン204’bとの間に異物の通過のために隙間201cを設けているが、隙間201cの代わりに、放熱フィン204’bの一部のみを短くしてその隙間201c’に異物を通過させるようにする。
図8は図2の光源部200a(200b)の第2の変更例を示す断面図である。図8においては、図2の送風軸流ファン210の代わりに、防水性の送風シロッコファン210’を設ける。送風シロッコファン210’の駆動用モータ210’aも、制御回路207によって図2の送風軸流ファン210のモータ210aと同様に制御され、従って、送風シロッコファン210’によってヒートシンク204が効率よく冷却されることになる。また、必要に応じて、送風管202の吸気口202aには、異物が送風管202に進入しないようにフィルタ211を設ける。
図9は図2の光源部200a(200b)の第3の変更例を示す断面図である。図9においては、図2のダンパ209の代わりに、ダンパ209”を設けてある。ダンパ209”の支点209”aは送風管201の上部に固定されている。この場合も、図2のダンパ209と同様に、ダンパ209”の自重とダンパ209”に対する風圧Pとの関係で開閉する。
また、図9においては、図2のヒートシンク204の代わりに、基部204”a及び放熱フィン204”bよりなるヒートシンク204”が設けられている。ヒートシンク204”は送風管202のみに設けられている。つまり、送風管202の底部を除いて送風管202を塞ぐように設けられている。この場合、送風管202の底部の隙間202cは枯葉、泥、小石等の異物を通過させるためのものである。また、送風管202の底部はテフロン(登録商標)加工されており、これにより、枯葉、泥、小石等の異物の付着を防止する。
尚、図9においては、高速走行時に、ダンパ209”の角度θが大きくなってもダンパ209”を通過した空気によるヒートシンク204”の自然冷却はない。
また、図2、図5のダンパ209、209’には、図10に示すごとく、アクチュエータ81、81’を設けると共に、吸気口201a近傍に風速に比例する風圧Pを検出するための風速センサ82、82’を設け、アクチュエータ81、81’、風速センサ82、82’を制御回路207に接続する。これにより、制御回路207が図3の風圧Pと角度θとの関係を用いてダンパ209、209’の角度θを強制的に制御してもよい。このとき、制御回路207が故障した場合には、ダンパ209、209’は自重で動作する。尚、風速センサ82、82’の代りに、車両の走行速度(車速)を検出する車速センサ(図示せず)の車速データを用いてダンパ209、209’の角度θを制御してもよい。尚、図9のダンパ209”も、ダンパ209、209’と同様に、制御回路207によって制御できる。
図11は本発明に係る車両用前照灯装置の第2の実施の形態を示し、(A)は断面図、(B)は(A)のB−B線断面図であって、図1の灯体部100a(100b)及び光源部200a(200b)に相当する。尚、灯体部100a(100b)の詳細は図2の灯体部100a(100b)の詳細と同一であるので、その説明は省略する。
図11において、ヒートシンク204”は送風管202の上面に固定された基部204”a及び基部204”aの下部に結合されたスリット型の放熱フィン204”bよりなる。放熱フィン204”bは送風管202の底部を除いて送風管202を塞ぐように設けられている。さらに、送風管201の下流側には逆流防止壁201b’が設けられている。
また、図2の防石網208の代りに、風量を調整するための流量調整ダンパ208a、防石網208の作用と同一作用を行うメッシュ208bを設けてある。これにより、送風管201の風圧は調整つまり制限される。たとえば、停止状態もしくは低速走行状態の場合には、送風管201に流入される空気の風圧はそのまま維持されて空気は送風管201に流入する。他方、高速走行状態の場合には、送風管201に流入される空気の風圧は所定値に制限される。
送風管201、202との境界でヒートシンク204”に対向する場所に送風軸流ファン210が設けられている。さらに、送風管201における送風管202の吸気口202aには、切替ダンパ212が設けられている。切替ダンパ212には制御回路207によって制御されるアクチュエータ212aが設けられている。
送風軸流ファン210の駆動用のモータ210aは送風管201下に設けられている。送風軸流ファン210の送風量は制御回路207によって制御される。
図11においては、図2の送風管201の排気口201bは存在せず、逆流防止壁201b’によって閉鎖されている。また、逆流防止壁201b’の内側には、異物排気口213が設けられている。異物排出口213の蓋213aは弾性体で構成し、2値的に開閉状態となるようにする。この結果、一定量の異物が蓋213a上に溜まった場合に、蓋213aが開き、異物が排出され、その後、蓋213aは閉まる。尚、蓋213aはアクチュエータを用いて一定期間開くこともでき、また、フレキシブルワイヤによって遠隔動作で開閉することもできる。
また、洗浄システムを図11の車両用前照灯装置に付加できる。すなわち、洗浄ノズル1101を送風管202の吸気口202aとヒートシンク204”との間に設け、サービスステーション等で洗浄ノズル1101に接続された接続ポート1102及び耐圧チューブ1103を介して圧搾空気(ジェットエア)あるいは高圧水(ジェット水流)を供給することによってヒートシンク204”を洗浄することができる。
さらに、冷却システムを図11の車両用前照灯装置に付加できる。すなわち、噴霧ノズル1104を送風管202の吸気口202aとヒートシンク204”との間に設け、ヒートシンク204”の過昇温時には、制御回路207は噴霧ノズル1104に接続された圧送機1105を介して冷却タンク1106から噴霧ノズル1004に水を圧送し、水ミストをヒートシンク204”に噴霧してヒートシンク204”を冷却できる。
図11の送風軸流ファン210及び切替ダンパ212は図12に示す制御ルーチンによって制御される。この制御ルーチンは所定時間毎に制御回路207によって制御されるものであり、制御回路207のROMに予め格納されている。
始めに、ステップ1201にて、停止状態、低速走行状態もしくは高速走行状態かをたとえば車速センサ(図示せず)あるいは送風管201内に設けられた流速センサ(図示せず)によって判別する。停止状態もしくは低速走行状態であれば、ステップ1202、1203に進み、他方、高速走行状態であれば、ステップ1204、1205に進む。
ステップ1202では、アクチュエータ211aを駆動して切替ダンパ212を上側にする。この結果、その吸気口201aからの空気の流路は送風管201の吸気口201aから送風軸流ファン210を介して送風管202、ヒートシンク204”を通りその排気口202bに到り、ヒートシンク204”を冷却する。このとき、逆流防止壁201b’は排気口202bから送風管201へ逆流を防止する。
次に、ステップ1203にて、制御回路207は半導体発生素子205近傍の温度である温度センサ206からの温度TをA/D変換して取込み、ROMに格納された図4に示すマップと同一のマップに従って温度Tに応じた送風軸流ファン210のモータ210aの回転速度Nを演算する。この場合、温度TがTより低いときには、送風軸流ファン210のモータ210aの回転速度Nを0とし、他方、温度TがTより高くなる程、送風軸流ファン210のモータ210aの回転速度Nを大きくする。この結果、半導体発光素子205の温度が上昇する程、送風軸流ファン210の送風量が上昇してヒートシンク204”が効率よく冷却されることになる。
他方、ステップ1204では、アクチュエータ212aを駆動して切替ダンパ212を下側にする。つまり、送風管202を開放して自然送風でヒートシンク204’を冷却するようにする。尚、この場合、風圧は流量調整ダンパ208aによって所定値に制限されているので、送風軸流ファン210の過回転は防止できる。
次に、ステップ1205にて、送風軸流ファン210’のモータ210’aの回転速度Nを0とする。つまり、大きな風圧Pによる送風軸流ファン210の過回転を防止する。
次に、ステップ1206にて、ステップ1203、1205にて演算された回転速度Nで送風軸流ファン210を駆動する。
図12のルーチンはステップ1207にて終了する。
図13は図11の光源部200a(200b)の変更例を示す断面図である。図13においては、図11の送風軸流ファン210及びアクチュエータ210aの代りに防水性の送風シロッコファン210’及びアクチュエータ210’aを送風管202の吸気口202a側に設ける。また、図11の切替ダンパ212及びアクチュエータ212aは設けていない。さらに、必要に応じて、送風シロッコファン210’の下部に異物を排除するためのフィルタ211を設ける。さらに、図11の異物排出口213及び蓋213aの作用と同一の作用を行う異物排出口214及び蓋214aを流量調整ダンパ208aの上流側に設ける。
図13の送風シロッコファン210’は図14に示す制御ルーチンによって制御される。この制御ルーチンは所定時間毎に制御回路207によって制御されるものであり、制御回路207のROMに予め格納されている。
始めに、ステップ1401にて、停止状態、低速走行状態もしくは高速走行状態かをたとえば車速センサ(図示せず)によって判別する。停止状態もしくは低速走行状態であれば、ステップ1402に進み、他方、高速走行状態であれば、ステップ1403に進む。
ステップ1402にて、制御回路207は半導体発生素子205近傍の温度である温度センサ206からの温度TをA/D変換して取込み、ROMに格納された図4に示すマップと同一のマップに従って温度Tに応じた送風シロッコファン210’のモータ210’aの回転速度N’を演算する。この場合、温度TがTより低いときには、送風シロッコファン210’のモータ210’aの回転速度N’を0とし、他方、温度TがTより高くなる程、送風シロッコファン210’のモータ210’aの回転速度N’を大きくする。この結果、半導体発光素子205の温度が上昇する程、送風シロッコファン210’の送風量が上昇してヒートシンク204”が効率よく冷却されることになる。
他方、ステップ1403にて、送風シロッコファン210’のモータ210’aの回転速度N’を0とする。つまり、大きな風圧Pによる送風シロッコファン210’の過回転を防止する。
次に、ステップ1404にて、ステップ1402、1403において演算された回転速度N’で送風シロッコファン210’を駆動する。
図14のルーチンはステップ1405にて終了する。
図2(図11)の車両用前照灯装置を図1の車両に適用した場合、図15に示すごとく、フロントグリル2あるいはアンダグリル3からの取入空気を送風管5の吸気口5aが吸込む。また、図16に示すごとく、空気取入口4a(4b)、5a(5b)及び6a(6b)を送風管201の吸気口201aとを吸入ダクト21、22、23で接続すると共に、空気取入口4a(4b)、5a(5b)、6a(6b)より空気圧力が低いエンジンルームの下部の空気取出口(アウトレット)24と送風管201の排気口201b(送風管202の排気口202b)とを排気ダクト25で接続する。これにより、吸排気効率をさらに向上でき、従って、半導体発光素子205の冷却効率を向上できる。
尚、上述の実施の形態においては、光源部200a(200b)を灯体部100a(100b)の下部に設けているが、灯体部100a(100b)の後方に設けてもよい。
また、図11における洗浄システム(1101〜1103)及び冷却システム(1104〜1106)は図2、図8、図9、図10、図13の光源部にも設けることができる。
さらに、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲内のいかなる変更にも適用しうる。
本発明は車両用前照灯装置以外の車両用灯具に利用できる。
1:ボンネット
2:フロントグリル
3a、3b:空気取入口(インレット)
4:アンダグリル
5a、5b:空気取入口(インレット)
6a、6b:空気取入口(インレット)
7:フロントバンパー
8:バンパースカート
9:ラジエータ
10:ラジエータファン
11:エンジンカバー
12a、12b:シリンダアブソーバ
24:空気取入口(アウトレット)
25:排気ダクト
81、81’、81”:アクチュエータ
82、82’、82”:風速センサ
100a、100b:灯体部
101:ハウジング
102:アウタレンズ
103:ランプモジュール
1031:光軸調整機構
1032:支持筐体
1033:集光コリメートレンズ
1034:フランジ
1035:支持基板
1036:半導体発光素子
1037:レンズ
1038:エクステンション
200a、200b:光源部
201:送風管
201a:吸気口
201b:排気口
201c、201c’:隙間
202:送風管
202a:吸気口
202b:排気口
202c:隙間
203:回路基板
204、204’、204”:ヒートシンク
204a、204’a、204”a:基部
204b、204’b、204”b:放熱フィン
205:半導体発光素子
206:温度センサ
207:制御回路
208:除石網
208a:流量調整ダンパ
208b:メッシュ
209、209’、209”:ダンパ
209a、209’a、209”a:支点
210:送風軸流ファン
210a:モータ
210’:送風シロッコファン
210’a:モータ
211:フィルタ
212:切替ダンパ
212a:アクチュエータ
213:異物排出口
213a:蓋
214:異物排出口
214a:蓋
300:光ファイバ
1101:洗浄ノズル
1102:接続ポート
1103:耐圧チューブ
1104:噴霧ノズル
1105:圧送機
1106:冷却タンク

Claims (11)

  1. 配光制御を行うためのレンズ及び光を特定の波長の光に変換するための光変換素子を有するランプモジュールを含む灯体部と、
    前記灯体部から隔離され、該灯体部に光伝播手段によって接続された光源部と
    を具備し、
    前記光源部は、
    積層された第1、第2の送風管と、
    前記第2の送風管の外側に設けられ、前記光伝播手段に接続された半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子に対向し、少なくとも前記第2の送風管内に嵌め込まれたヒートシンクと、
    前記第1の送風管に流入した空気を前記第2の送風管内の前記ヒートシンクに送り込むために、前記半導体発光素子近傍の温度に応じて駆動される送風ファンと
    を具備する車両用灯具。
  2. さらに、前記第1の送風管に設けられ、前記第1の送風管内の風圧に応じて駆動されるダンパを具備し、
    前記送風ファンは前記第2の送風管内の前記ヒートシンクの上流側に設けられ、
    前記第1の送風管の吸気口の近傍に前記第2の送風管の吸気口を導通させかつ前記第1の送風管の排気口の近傍に前記第2の送風管の排気口を導通させた請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記ダンパの支点は前記第1の送風管の上方側にありかつ該ダンパの重心より前記第1の吸気口側にある請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記ダンパの前記第1の送風管の吸気口側の先端部は円柱状をなし、
    前記ダンパの支点は前記第1の送風管の下方側にありかつ該ダンパの重心より前記第1の送風管の排気口側にある請求項2に記載の車両用灯具。
  5. 前記ダンパの前記第1の送風管の吸気口側の先端部は円柱状をなし、
    前記ダンパの支点は前記第1の送風管の下方側にありかつ該ダンパの重心より前記第1の送風管の排気口側にある請求項2に記載の車両用灯具。
  6. 前記ダンパの上面の前記ダンパの先端部から該ダンパの支点まで傾斜形状をなしている請求項5に記載の車両用灯具。
  7. さらに、
    前記第1の送風管内に設けられ、該第1の送風管内の流速を検出するための風速センサと、
    前記風速センサの風速に応じて前記ダンパの開閉を駆動するアクチュエータと
    を具備する請求項2〜6のいずれかに記載の車両用灯具。
  8. さらに、
    車両の走行速度を検出するための車速センサと、
    前記車速センサの走行速度に応じて前記ダンパの開閉を駆動するアクチュエータと
    を具備する請求項2〜6のいずれかに記載の車両用灯具。
  9. さらに、
    前記第1の送風管内の吸気口側に接続された前記第2の送風管の吸気口を開閉する切替ダンパと、
    前記第1の送風管の下流側に設けられた逆流防止壁と
    を具備し、
    前記送風ファンは前記切替ダンパの下流側の前記第1、第2の送風管の境界の開口に設けられた請求項1に記載の車両用灯具。
  10. さらに、前記第1の送風管の下流側に設けられた逆流防止壁を具備し、
    前記送風ファンは前記第1の送風管の吸気口の下流側に接続された前記第2の送風管の吸気口に設けられた請求項1に記載の車両用灯具。
  11. さらに、前記第1の送風管の吸気口側に設けられ、該第1の送風管内に流入する空気を制限するための流量調整ダンパを具備する請求項9または10に記載の車両用灯具。
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