JP6213775B2 - 噴霧器および分析装置 - Google Patents

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    • H01J49/10Ion sources; Ion guns
    • H01J49/105Ion sources; Ion guns using high-frequency excitation, e.g. microwave excitation, Inductively Coupled Plasma [ICP]

Description

本発明は、試料を霧状にして噴き出す噴霧器、いわゆるネブライザーおよび、噴霧器を使用した分析装置に関する。
誘導結合プラズマ(ICP:Inductively Coupled Plasma)のようなプラズマを原子化源またはイオン化源に用いた発光分析装置または質量分析装置は、材料分析、環境分析、少量分析等の幅広い分野における汎用性の高い高感度元素分析装置として知られている。
従来の誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP-OES:ICP - Optical Emission Spectrometer、または、ICP-AES:ICP - Atomic Emission Spectrometer)や誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS:ICP - Mass Spectrometer)では、プラズマを安定に保つために、液体状の試料を気化室で噴霧器、いわゆるネブライザーで霧状(エアロゾル)にし、霧状の試料をプラズマ源に供給してプラズマ化し、プラズマからの発光やイオン化された試料に基づいて分析を行っている。
近年、内部標準補正法、標準添加法、水素化物発生法などをオンラインで行う手法として、複数液を個別同時噴霧できるネブライザーシステムがよく使用されている。このような技術として、下記の特許文献1〜3、非特許文献1〜3に記載の技術が従来公知である。
特許文献1(特開平9−199076号公報)には、チャンバー(1)に対して、複数の噴霧器(4)が支持され、各噴霧器(4)から、それぞれ試料が噴霧され、霧状の混合試料を、プラズマ(21)でイオン化する技術が記載されている。なお、特許文献1では、各噴霧器(4)が、それぞれ、キャリヤーガス供給部(10)を備えている。
非特許文献1にも、2本のネブライザーを並行、または、先端が互いに接近する方向に15度または30度傾斜させたネブライザーシステムが記載されている。
特許文献2(特開平11−337526号公報)には、1つのガス導入口(3)から導入されたガスにより、8本の配管(2)を通じて供給された試料液体を噴霧する構成が記載されている。
特許文献3(特開2001−70841号公報)には、1つのガス導入口(6)から導入されたガスにより、複数のキャピラリー(5)から導入されるサンプル液体が噴霧される構成が記載されている。
非特許文献2には、4つのキャピラリー(7)に対して個別の液体サンプル導入部(individual liquid sample inlet 4)から導入された液体サンプルを、1つの共通ガス導入部(common gas inlet 3)から導入されたガスにより噴霧する構成が記載されている。
非特許文献3にも、1つのガス導入部(gas inlet)から導入されたガスにより、3つの液体導入部(liquid inlet)から導入された液体試料を噴霧する構成が記載されている。
特開平9−199076号公報(「0012」〜「0014」、図1) 特開平11−337526号公報(「0009」〜「0010」、「0019」〜「0020」、図1、図2、図4) 特開2001−70841号公報(「0021」〜「0022」、図1)
M. A. Aguirre et al, J.Anal. At. Spectrom., 2010, 25, 1724-1732 N. Kovachev et al, J.Anal. At. Spectrom., 2009, 24, 1213-1221 C.D. Pereira et al, J.Anal. At. Spectrom., 2012, 27, 2132-2137
(従来技術の問題点)
内部標準補正法、標準添加法および水素化物発生法をオンラインで行う手法では、試料液に、標準液や反応液を添加・混合する必要があり、1つの噴霧器で行う場合には、試料液が流れる配管と、標準液等が流れる配管を合流させることで、配管内で液体を混合させる手法が取られていた。しかしながら、この構成では、使用する細管の内径が1mm以下であり、複数液を混合する際に支配的要因となる粘性力の指標であるレイノルズ数(無次元数)は、乱流と層流の目安となる2000を下回る。複数液で層流を形成した場合、液体の接触面のみでしか物質拡散がおこらないため、細管内において、短距離、短時間での溶液どうしの十分な混合はできない。したがって、粘性の異なる液や、有機溶剤と水溶液の混合等、性質の異なる液を定量的に混合できないため、正確な補正や検量線作成ができない問題がある。
なお、乱流を発生させるために、例えば、配管どうしの接続部分(アダプタ部分)の形状は、アロー型(矢印形)、Y字形、T字形等として、接続部分で乱流を発生しやすくして、混合の効率を向上させることも考えられている。しかしながら、このような構成でも、性質の異なる液は、十分に混合されにくく、合流後の配管において、各液が層状に分離された状態で流れたり、有機溶剤(油)、水溶液(水)、有機溶剤(油)、…、といった状態で(プラグ状に)流れたりしてしまう問題がある。
特許文献1、非特許文献1に記載の複数のネブライザーを複合した構成や、特許文献2,3、非特許文献2,3に記載の複数のノズルを有する構成の場合、複数の液を個別に噴霧するため、配管内で液どうしを混合する必要が無いため、配管内で混合する構成における問題は解決する。
しかしながら、プラズマに供給される最適なガス流量は予め決まっているため、特許文献1、非特許文献1に記載の複数のネブライザーを使用する構成では、全てのネブライザーのガス流量の合計が、最適なガス流量となるように設定する必要がある。したがって、ネブライザーの1本当たりのガス流量が少なくなり、試料液を霧状にするために必要なガス流量が確保できなくなる問題がある。すなわち、特許文献1、非特許文献1に記載の技術では、噴霧効率が低下する問題がある。
同様に、特許文献2,3、非特許文献2,3に記載の構成でも、1つのガス導入部から導入されたガスで、全てのノズル(キャピラリー)の液体を霧状にするため、ノズル1本当たりにおける噴霧用のガスの流量となってしまう。したがって、噴霧に必要なガスの流量が確保できず、噴霧効率が低下する問題がある。
さらに、水素化物発生方法のように、試料液に複数の反応剤を添加して、発生する反応物(水素化物発生方法の場合は、水素ガス)をプラズマに導入する方法において、特許文献1〜3、非特許文献1〜3に記載の複数の噴霧器を使用した場合、噴霧後の霧状の微小液滴どうしを接触させて反応させる必要がある。したがって、配管内で液体どうしを混合する場合に比べて、霧状になった微小液滴どうしを接触、衝突させる方が、効率が悪く、未反応の液滴が多く残りやすい問題がある。したがって、特許文献1〜3、非特許文献1〜3に記載の技術では、十分な反応生成物が得られず、高効率、高感度の分析が困難である問題がある。
本発明は、噴霧効率を維持しつつ、複数の液体を十分に混合して噴霧することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の噴霧器は、
一端部に噴霧口が形成された筒状の外筒と、
前記外筒の内部に配置され且つ前記外筒の軸方向に沿って延び、前記外筒との間で噴霧用のガスが流れるガス流路が形成される筒状の第1の内筒であって、内部に第1の液体試料が流れる第1の試料流路が形成された前記第1の内筒と、
前記外筒の内部に配置され且つ前記第1の内筒に並行して配置され、前記外筒との間で噴霧用のガスが流れるガス流路が形成される筒状の第2の内筒であって、内部に第2の液体試料が流れる第2の試料流路が形成された前記第2の内筒と、
前記各内筒の一端に形成された各試料出口に対して隙間を開けて配置され、前記隙間により、前記各試料出口から流出して前記ガス流路を流れるガスによって液滴化した第1の液体試料と第2の液体試料とが混合される混合空間を形成すると共に、前記混合空間において乱流状態となる前記ガスにより混合された液体試料がガスとともに通過する複数の孔が形成された膜状部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の噴霧器において、
前記各試料出口と前記膜状部材との隙間が、噴霧が間欠的にならない長さ以下に設定されたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の噴霧器において、
前記膜状部材の孔の外周の合計長さが、前記噴霧口の周長に比べて、長く設定されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の噴霧器において、
繊維が編み込まれて形成された前記膜状部材であって、前記繊維どうしの隙間により構成された前記孔を有する前記膜状部材、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項5に記載の発明の分析装置は、
請求項1ないし4のいずれかに記載の噴霧器と、
成分が分離されて前記噴霧器から噴霧された霧状の試料が供給されて、前記試料を原子化もしくはイオン化するプラズマ源と、
原子化もしくはイオン化された試料の分析を行う分析計と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,5に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、噴霧効率を維持しつつ、複数の液体を十分に混合して噴霧することができる。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、噴霧を安定させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、噴霧される試料の液滴を微細化できる。
請求項4に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、繊維を編み込んだ低コストの膜状部材を得ることができる。
図1は実施例1の分析装置の説明図である。 図2は実施例1のネブライザーの全体説明図である。 図3は実施例1のネブライザーの先端部分の拡大説明図である。 図4は図3の矢印IV方向から見た図である。 図5は実験結果の説明図であり、横軸に波長を取り、縦軸にICP-OESの発光信号強度を取ったグラフである。 図6は実験結果の説明図であり、横軸にキャピラリー管22,27とメッシュシート42との距離を、縦軸に噴霧液滴の平均粒径をとったグラフである。 図7は本願の変更例の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の分析装置の説明図である。
図1において、本発明の実施例1の分析装置1は、第1の試料が収容される第1の試料容器2aと、第2の試料が収容される第2の試料容器2bと、を有する。実施例1の各試料容器2a,2bには、液体試料が収容されている。なお、本願明細書および特許請求の範囲において、液体試料とは、液体状の試料、または、液体中に固体状の試料が分散、懸濁または溶けた状態等の液体も含む意味で使用している。前記試料容器2a,2bには、噴霧器であるネブライザー3が接続されている。なお、ネブライザー3については、後で詳述する。前記ネブライザー3の先端部は、気化室4に支持されている。気化室4には、ネブライザー3から噴霧された霧状の試料が搬送されるプラズマ搬送路4aと、廃液が排出される排出路4bとが形成されている。
前記プラズマ搬送路4aには、プラズマ源の一例としてのプラズマトーチ6が接続されている。プラズマトーチ6は3重管構造に構成されており、プラズマ搬送路4aに接続されて霧状の試料が通過する試料ガス流路6aと、試料ガス流路6aの外周に設けられたアルゴン(Ar)等の補助ガスが流れる補助ガス流路6bと、補助ガス流路6bの外周に設けられたアルゴン(Ar)等のプラズマガスが流れるプラズマガス流路6cと、を有する。プラズマトーチ6の先端部6dには、誘導プラズマ発生用のコイル6eが設置されており、アルゴンガスをプラズマ化する電界を発生させる高周波の電力が供給可能に構成されている。
前記プラズマトーチ6の先端側には、分析計の一例としての質量分析計7が設置されている。質量分析計7は、円錐状のサンプリングコーン7aおよびスキマーコーン7bを通じて、プラズマでイオン化された試料が引き込まれ、イオンレンズ7cで収束されて、4重極子マスフィルターからなる質量分析部7dに送り込まれる。質量分析部7dで選別されたイオンは、イオン検出器7eで検出される。実施例1の質量分析計7には、サンプリングコーン7aとスキマーコーン7bとの間を排気する排気装置の一例としてのロータリポンプ7fや、イオンレンズ7cや質量分析部7dを排気する排気装置の一例としてのターボ分子ポンプ7gが設置されている。
なお、実施例1の質量分析計7は、Q−MS(Quadrupole mass spectrometer:4重極質量分析計)が使用されているが、Q−MSに限定されず、従来公知の任意の質量分析計を使用可能である。
また、プラズマトーチ6の先端部の側方には、分析計の一例として、発光分析装置8が設置されている。実施例1の発光分析装置8は、発光を集光する集光系8aと、集光系8aで集光された光を絞る入口スリット8bと、入口スリット8bを通過した光を反射する凹面鏡8cと、凹面鏡8cで反射された光を分光する回折格子8dと、回折格子8dで分光された光を反射する凹面鏡8eと、凹面鏡8eで反射された光を絞る出口スリット8fと、出口スリット8fを通過した光を検出する検出器8gとを有する。
なお、実施例1の発光分析装置8は、例示した構成に限定されず、従来公知の任意の発光分析装置を採用可能である。
(ネブライザーの説明)
図2は実施例1のネブライザーの全体説明図である。
図3は実施例1のネブライザーの先端部分の拡大説明図である。
図4は図3の矢印IV方向から見た図である。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
図2において、実施例1のネブライザー3は、中空円筒状の外筒11を有し、外筒11の内部にはガス流路R1が形成されている。図2、図3において、外筒11の先端部には、噴霧口12が形成されている。また、外筒11の先端部の外表面には、締結部の一例としてのネジ部11aが形成されている。
外筒11の基端部13には、第1の内筒装着部14と、第2の内筒装着部16とが形成されている。第1の内筒装着部14と第2の内筒装着部16とは、基端側から先端側に行くにつれて互いに接近する方向に傾斜して形成されており、先端部はガス流路R1に到達している。なお、各内筒装着部14,16の内周面には、装着用のネジ溝が形成されている。また、外筒11の前後方向(X軸方向)の中央部には、ガス流路R1から分岐して傾斜する流体導入部の一例としてのガス導入部17が形成されている。ガス導入部17の外端部の内周面には、装着用のネジ溝が形成されている。
図2、図3において、第1の内筒装着部14には、第1の内筒支持部材の一例としての第1アダプタ21が装着されている。第1アダプタ21の外表面には、第1の内筒装着部14のネジ溝に対応するネジ山が形成されている。したがって、第1アダプタ21は第1の内筒装着部14にネジ止めされることで、着脱可能に装着される。第1アダプタ21には、第1の内筒の一例としての第1キャピラリー管22が支持されている。第1キャピラリー管22は、ガス流路R1に沿って延びており、噴霧口12の近傍まで延びている。第1キャピラリー管22の基端部は、第1アダプタ21を貫通して外方まで延びている。図1において、第1キャピラリー管22の外端は、第1の試料容器2aに接続されている。また、第1キャピラリー管22の内部には、第1の試料容器2aに収容された第1の液体試料が流れる第1の試料流路R2aが形成されている。
第2の内筒装着部16には、第1アダプタ21および第1キャピラリー管22と同様に構成された第2の内筒支持部材の一例としての第2アダプタ26、および、第2の内筒の一例としての第2キャピラリー管27とが支持されている。また、第2キャピラリー管27の内部には、第2の試料容器2bに収容された液体試料が流れる第2の試料流路R2bが形成されている。なお、第2キャピラリー管27は、ガス流路R1内を第1キャピラリー管22に並行して配置されている。
前記ガス導入部17には、ガス用の接続部材の一例としてのガスアダプタ31が装着されている。ガスアダプタ31の外表面には、ガス導入部17のネジ溝に対応するネジ山が形成されており、ガスアダプタ31は、ガス導入部17にネジ止めされる。ガスアダプタ31の外端は、噴霧用のガスの供給源の一例としてのガスボンベ32に接続されており、ガスボンベ32からは予め設定された流量のガスが、ガス流路R1に供給される。
図3において、実施例1のネブライザー3では、外筒11の先端部に、膜状部材の保持体の一例としてのメッシュホルダ41が支持されている。実施例1のメッシュホルダ41は、中空筒状の筒部41aと、筒部の前端に配置された板状の保持部41bとを有する。
前記筒部41aの内周面には、外筒11のネジ部11aにネジ止めされるネジ部41cが形成されている。前記保持部41bには、噴霧口12に対応して開口41dが形成されている。なお、実施例1では、開口41dの内径は、外方に行くにつれて大きくなるように形成されている。
前記保持部41bの内側には、膜状部材の一例としてのメッシュシート42が支持されている。実施例1のメッシュシート42は、外縁部が保持部41bに支持された状態で噴霧口12の前方に対応して配置されている。したがって、メッシュシート42がメッシュホルダ41と外筒11の先端との間に挟まれた状態で、メッシュホルダ41のネジ部41cが外筒11のネジ部11aにネジ止めされることで、メッシュシート42が、キャピラリー管22,27の先端に対して、間隔をあけた状態で保持される。したがって、キャピラリー管22,27と、メッシュシート42との間に、混合空間43が形成されている。
なお、実施例1では、メッシュシート42とキャピラリー管22,27との間隔は、100μmに設定されているが、これに限定されず、噴霧がパルス状(間欠的に液滴が噴霧される状態)にならない間隔に任意に設定可能であり、5μm〜300μm程度が好適である。
メッシュシート42とキャピラリー管22,27との間隔が大きすぎると(混合空間43が大きすぎると)、ガスの速度に対して液の供給される速度が遅くなり、混合空間43を十分に満たす前にガスが混合空間43を満たすこととなる。したがって、混合空間43が大きすぎると、液が混ざらないガスが噴出され、次いで液滴が混ざったガスが噴出され、これが繰り返されることでパルス状の噴霧となってしまう。パルス状に噴霧されると、プラズマへの液滴の供給が一定にならず、分析への悪影響が発生する。逆に、間隔が狭すぎると、混合空間43に存在する液が多くなりすぎて、液滴の破砕やガスとの混合が不十分な状態で噴霧されやすくなる問題がある。
よって、実施例1では、噴霧がパルス状にならず、且つ、十分に液滴が混合可能な範囲で、メッシュシート42とキャピラリー管22,27との間隔が設定されている。
図4において、実施例1のメッシュシート42は、樹脂の一例としてのナイロン繊維42aが編み込まれて、繊維どうしの間に孔42bが形成されたシートが使用されている。前記孔42bの大きさd1は、小さすぎると液体が目詰まりしやすくなり、大きすぎると噴霧される液滴の径が大きくなりすぎるため、実施例1では、d1=20[μm]のものが使用されており、5μm〜50μmのものが好適である。
特に、噴霧口12の外周長(円周長)に比べて、全ての孔42bの外周長の合計長さ(各孔42bの周長×孔42bの総数)が大きくなるように設定されることが好ましく、実施例1では、孔42bの外周長の合計長さが、噴霧口12の外周長の約1.5倍のものが使用されている。
図3において、実施例1のネブライザー3では、外筒11の先端部分の内周面51は、基端側の内周面51aに対して、先端側に行くにつれてガス流路R1の断面積が小さくなるように円錐状に細くなる傾斜面51bが接続され、傾斜面51bの先端側には、基端側の内周面51aよりも小径の断面積を有する先端部の内周面51cが形成されている。なお、キャピラリー管22,27の先端の試料出口は、先端部の内周面51cの領域に配置されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のネブライザー3では、噴霧ガスの一例としてのアルゴン(Ar)がガス導入部17から導入されると、キャピラリー管22,27の先端から流れ出す液体状の試料が霧状になって、開口41dから気化室4に噴出し、プラズマトーチ6でプラズマ化(イオン化、原子化)され、質量分析計7や発光分析装置8で計測、分析がされる。
実施例1のネブライザー3では、キャピラリー管22,27の前方にメッシュシート42が配置されており、メッシュシート42が配置されていない従来の構成に比べて、キャピラリー管22,27から噴霧された微細な液滴が気化室4に向けて噴出する際の抵抗となる。したがって、メッシュシート42の内側に、背圧がかかる。よって、ガス流路R1を上流から流れてくるガスが、メッシュシート42の内側の混合空間43において、かき乱され、乱流状態になりやすい。したがって、キャピラリー管22,27から流れ出た第1の液体試料と第2の液体試料は、ガスが乱流状態の混合空間43において、かき乱され、且つ液滴化するので、液体試料どうしが十分に混合されやすい。したがって、第1の液体試料と第2の液体試料とが均一に分散した状態の混合試料液滴が得られやすくなっている。特に、水素化物発生法のように第1の液体試料と第2の液体試料とを反応させる場合には、従来に比べて、十分に反応が起きやすく、反応生成物が得られやすくなっている。
そして、十分に混合された霧状の液滴試料は、メッシュシート42を通過する際に、さらに微細化され、平均粒径が小さい状態で、開口41dから噴霧される。なお、本願明細書において、平均粒径とは、レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における体積積算値50%での粒径を指すものとする。
このとき、キャピラリー管22,27の先端の試料出口の液体試料を液滴化し、開口41dおよびメッシュシート42を通過して気化室4に導入されるガスの流量は、ガスボンベ32からの供給量により制御されている。よって、実施例1のネブライザー3では、従来技術に比べて、プラズマに最適な流量のガスを確保可能であると共に、キャピラリー管22,27の試料出口における液滴化時に液滴の粒径が少し大きくても、メッシュシート42を通過する際に微細化されるため、噴霧効率の低下を抑制することが可能である。
よって、実施例1のネブライザー3では、第1の液体試料と第2の液体試料とが十分に混合された状態で、プラズマに最適なガス流量を確保しつつ、噴霧効率も維持された状態で分析が可能であり、高感度、高精度で分析が可能である。
また、実施例1のネブライザー3では、外筒11の先端部の内周面51が、基端部に比べて断面積が小さくなっており、ガスボンベ32から供給されるガスによってキャピラリー管22,27の先端が大きく振幅することを抑制している。したがって、先端の断面積が小さくならない構成に比べて、安定な噴霧が可能である。
さらに、基端部に比べて断面積が大きくならない場合、キャピラリー管22,27の本数が増えていくと、ガス流路R1のガス圧が過剰になる恐れがあるが、実施例1のネブライザー3では、基端側の断面積が大きくなっており、ガス圧が過剰になることが抑制されている。
また、実施例1のネブライザー3では、外筒11の先端部の内周面51cは、内径が同一の円筒面により構成され、且つ、キャピラリー管22,27の先端の位置は、先端部の内周面51cの範囲に設定されている。したがって、キャピラリー管22,27が存在しない混合空間43では、キャピラリー管22,27が存在する上流側に比べて、断面積が広くなる。仮に、内周面51cが、先端に行くにつれて窄まる円錐面により構成されている場合、外筒11の先端側に行くにつれてガス圧が高まるため、混合空間43でのガス圧が過剰になる恐れがある。これに対して、実施例1では、下流側の混合空間43の断面積が、上流側に比べて広く、ガス圧が、過剰に高くなることを防止できる。
さらに、メッシュシート42が設けられない構成では、混合空間43で生成された粗い液滴が噴霧されることとなり、プラズマに供給される試料がムラになって、安定して供給されない問題があった。これに対して、メッシュシート42が設けられた実施例1では、メッシュシート42を通過時に、繊維42aに接触した液滴が、ガスによって破砕されて微細化され、プラズマに試料が安定して供給可能である。なお、この繊維42aへの接触による微細化は、孔42bを小さくした方が効果が大きくなるが、孔42bを小さくすると、混合空間43側の圧力(背圧)が大きくなるため、孔42bを小さくすることには限界がある。
一方で、実施例1のネブライザー3では、メッシュシート42は、孔42bの外周長の合計長さが噴霧口12の外周長よりも大きくなるように設定されている。したがって、孔42bをガスが通過する際に、孔42bの孔周(内縁)に沿って、乱流(渦)が発生しやすい。よって、乱流によってガスと液がさらに混合、破砕されて、微細化されやすくなる。よって、実施例1では、メッシュシート42の繊維42aによる破砕効果に加えて、乱流による破砕効果が重畳されており、液滴を微細化して噴霧可能になっている。
(実験例)
次に、実施例1のネブライザーの機能を確認するための実験を行った。
(実験例1−1)
実験例1−1では、第1の液体試料としてヒ素標準液(As2O3 and NaOH in water pH5.0 with HCl)を使用し、第2の液体試料として水素化ホウ素ナトリウム液(NaBH4)を使用して、ヒ素の測定を行った。ヒ素標準液は濃度が3[mg/L]のものを使用し、水素化ホウ素ナトリウム液の濃度は0.5%wt/wtとした。また、実験例1−1では、ヒ素標準液の供給量を0.25[mL/min]として、水素化ホウ素ナトリウム液の供給量を0.25[mL/min]とした。また、噴霧ガスとしてアルゴン(Ar)を使用した。測定機器はICP-OESを使用した。
(実験例1−2)
実験例1−2では、第2の液体試料の一例として純水を使用し、純水の供給量を0.25[mL/min]とした。その他は、実験例1−1と同様にした。
(比較例1−1)
比較例1−1では、ネブライザーとして、マインハード社製の汎用の同軸型ネブライザーを使用し、ヒ素標準液を噴霧した。ヒ素標準液の供給量は0.5[mL/min]とした。その他は、実験例1−1と同様にした。
図5は実験結果の説明図であり、横軸に波長を取り、縦軸にICP-OESの発光信号強度を取ったグラフである。
図5において、実験例1−1ではヒ素の波長(188.98[nm]近傍)に、非常に強い信号が観測された。これは、ヒ素標準液と、水素化ホウ素ナトリウム液との反応で生成された水素化ヒ素(AsH3)がプラズマに導入されて、励起されたヒ素(As*)が観測されたものと考えられる。実験例1−2では、実験例1−1よりは弱いが、比較例1−1よりは強い信号を観測した。これは、ヒ素標準液中のH3AsO3がプラズマに導入されて、励起されたヒ素(As*)が観測されたものと考えられる。
強度を比較すると、実験例1−1の強度は、比較例1−1の約105倍であり、実験例1−2の強度は、比較例1−1の約4倍であった。すなわち、従来のネブライザーに比べて感度が向上することが確認された。
特に、実験例1−2では、ヒ素標準液が純水と混合されて、実質的には、ヒ素の濃度が薄まったにも関わらず、信号強度が向上している。信号強度の向上は、気化室を介したプラズマへの液滴導入効率の向上を直接的に反映しており、従来のネブライザーに比べて、実施例1のネブライザー3がより微細液滴を発生させることができ、気化室を通過する液滴量が増加していることを示している。
(実験例2)
実験例2では、キャピラリー管22,27とメッシュシート42との距離について実験を行った。実験例2では、実験例1と同様の構成において、純水を試料液とし、キャピラリー管22,27とメッシュシート42との距離を100μm単位で変化させて、噴霧液滴の平均粒径を1秒ごとに3回測定して噴霧の安定性を確認した。なお、試料液の供給量は、実験例1−2や比較例と同様に、0.5[mL/min]に設定した。
図6は実験結果の説明図であり、横軸にキャピラリー管22,27とメッシュシート42との距離を、縦軸に噴霧液滴の平均粒径をとったグラフである。
図6において、実験例2では、距離が2000μm(2mm)未満であれば、安定に噴霧し、噴霧液滴の平均粒径もほとんど変化しなかったが、2000μm以上になると、パルス状の噴霧となり、平均粒径が大きくばらつく結果となった。
なお、試料液の供給量を2[mL/min]に変更した場合、3mmや4mmでも安定噴霧した。
したがって、供給量に応じて、パルス状の噴霧にならない範囲で、キャピラリー管22,27とメッシュシート42との距離を設定可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H06)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、例示した具体的な数値や材料については、例示した値や材料に限定されず、設計や仕様、用途等に応じて、適宜変更可能である。
(H02)前記実施例において、質量分析計7と発光分析装置8の両方を備えた分析装置1を例示したが、この構成に限定されず、いずれか一方のみとしたり、例示した分析計以外の分析計を設置することも可能である。
図7は本願の変更例の説明図である。
(H03)前記実施例において、2つのキャピラリー管22,27を有する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、図7に示すように、3本のキャピラリー管61〜63を有する構成とすることも可能であり、4本以上とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、液体状の試料を送液する場合にポンプを配置することも可能である。また、溶離液を送液ポンプで送液し、途中にインジェクタを設けて溶離液に試料を注入する構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、メッシュシート42は、繊維を編み込んだ形態を例示したがこれに限定されず、膜状部材の一例としてのフィルムにレーザー、あるいはパンチ等で孔を形成した構成等、任意の構成を採用可能である。
(H06)前記実施例において、第1の液体試料と第2の液体試料の組み合わせは、例示したものに限定されず、未知試料と内標準法で添加される内標準物質や標準物添加で添加される標準物質、未知試料(例えば、血液検査における血液等)において測定したい成分と化学反応をする反応性物質等を採用可能である。
1…分析装置、
3…噴霧器、
6…プラズマ源、
7,8…分析計、
11…外筒、
12…噴霧口、
22…第1の内筒、
27…第2の内筒、
42…膜状部材、
42a…繊維、
42b…孔、
43…混合空間、
R1…ガス流路、
R2a…第1の試料流路、
R2b…第2の試料流路。

Claims (5)

  1. 一端部に噴霧口が形成された筒状の外筒と、
    前記外筒の内部に配置され且つ前記外筒の軸方向に沿って延び、前記外筒との間で噴霧用のガスが流れるガス流路が形成される筒状の第1の内筒であって、内部に第1の液体試料が流れる第1の試料流路が形成された前記第1の内筒と、
    前記外筒の内部に配置され且つ前記第1の内筒に並行して配置され、前記外筒との間で噴霧用のガスが流れるガス流路が形成される筒状の第2の内筒であって、内部に第2の液体試料が流れる第2の試料流路が形成された前記第2の内筒と、
    前記各内筒の一端に形成された各試料出口に対して隙間を開けて配置され、前記隙間により、前記各試料出口から流出して前記ガス流路を流れるガスによって液滴化した第1の液体試料と第2の液体試料とが混合される混合空間を形成すると共に、前記混合空間において乱流状態となる前記ガスにより混合された液体試料がガスとともに通過する複数の孔が形成された膜状部材と、
    を備えたことを特徴とする噴霧器。
  2. 前記各試料出口と前記膜状部材との隙間が、噴霧が間欠的にならない長さ以下に設定されたことを特徴とする請求項1に記載の噴霧器。
  3. 前記膜状部材の孔の外周の合計長さが、前記噴霧口の周長に比べて、長く設定されたことを特徴とする請求項1または2に記載の噴霧器。
  4. 繊維が編み込まれて形成された前記膜状部材であって、前記繊維どうしの隙間により構成された前記孔を有する前記膜状部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の噴霧器。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の噴霧器と、
    成分が分離されて前記噴霧器から噴霧された霧状の試料が供給されて、前記試料を原子化もしくはイオン化するプラズマ源と、
    原子化もしくはイオン化された試料の分析を行う分析計と、
    を備えたことを特徴とする分析装置。
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