JP6213732B2 - インシュレーター表皮材 - Google Patents
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Description
(1)目付が15〜150g/m2のポリエステル系合成樹脂フィラメントから構成される不織布の少なくとも片面に熱可塑性樹脂を線状に間隔をあけて積層した積層体であって、180℃雰囲気下における5%応力が25N/5cm以下、破断点伸度が15%以上である積層体からなるインシュレーター表皮材。
(2)不織布の繊度が1.0〜5.0dtexである(1)に記載のインシュレーター表皮材。
不織布の目付15g/m2未満であると不織布の強度が弱くなり保護材として不適となる。
また、目付が150g/m2を越えると不織布のごわつきが発生し、追従性が悪くなると共にコストも高くなる。
積層させる樹脂の重量は10〜50g/m2が好ましく、10〜30g/m2がより好ましい。樹脂の重量が10g/m2未満の場合は、接着性が悪くなるため貼り付け後に剥離する可能性がある。樹脂の重量が50g/m2を超える場合は、接着性が強くなりすぎ硬くなり、追従性を失う恐れがある。
試料の任意の場所5点を選び、光学顕微鏡を用いて単繊維径をn=20で測定して、全平均値(D)を求めた。同じ場所5点の繊維を取り出し、密度勾配管を用いて繊維の比重をn=5で測定し、全平均値(p)を求めた。ついで、平均単繊維径より求めた単繊維断面積と平均比重から10000mあたりの繊維重量である繊度[dtex]を求めた。
JIS L1913(2010)6.2 単位面積当たりの質量に準拠して測定した。
180℃の熱雰囲気はオリエンテック社製の引張試験用恒温槽TKC−U2にて整え、オリエンテック製引張試験機RTC−1250Aにて幅50mm、縦、横方向の測定長さ200mmのサンプルを、JIS L−1913 6.3.1(2010)に準拠して測定した。
成型方法は深さ5cm凹凸を複数配したガラスウールを基盤とする型に不織布を貼り合せて180℃の雰囲気下で10分間経過した後の不織布の状態を確認して実施する。
追従性は成型後の皺の状態を1級から5級の5段階で評価を行う。5級は皺が全くなく非常に良好、4級は少数の浅い皺があるもの、3級は多数の浅い皺があるもの、2級は浅い皺に加えて少数の深い皺があるもの、1級は多数の深い皺があるものとする。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付40g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと170℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に平行に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は15N/5cm、熱時の破断点伸度は42%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が2.2dtex、目付80g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと170℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に平行に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は20N/5cm、熱時の破断点伸度は44%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付80g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと150℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に垂直に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は19N/5cm、熱時の破断点伸度は38%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付40g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、200℃のエンボスロールと200℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の全面に積層することで得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は32N/5cm、熱時の破断点伸度は31%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付180g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと170℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に平行に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は36N/5cm、熱時の破断点伸度は36%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dte、目付40g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと170℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に平行に線状の幅2.5mm、線状の間隔0.5mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は31N/5cm、熱時の破断点伸度は44%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付180g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと170℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向と垂直に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は36N/5cm、熱時の破断点伸度は33%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付10g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、170℃のエンボスロールと170℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に平行に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は6N/5cm、熱時の破断点伸度は11%であった。
IVが0.62のポリエチレンテレフタレートを用い、スパンボンド法にて紡糸温度300℃で平均繊度が1.6dtex、目付40g/m2の熱可塑性ウェブを捕集ネット上に作成し、220℃のエンボスロールと220℃の平滑ロールにて熱圧着して不織布を得た。
次いで、ポリエチレンを主成分とする熱可塑性樹脂をT−ダイから押し出し、上記不織布の長手方向に平行に線状の幅1.0mm、線状の間隔2.0mmで線状に積層した。
得られた不織布積層体を凹凸のあるインシュレーターへ熱圧着にて成型加工を行った。
得られた不織布積層体の熱時5%伸長時応力は26N/5cm、熱時の破断点伸度は38%であった。
Claims (2)
- 目付が15〜150g/m2のポリエステル系合成樹脂フィラメントから構成される不織布の少なくとも片面に熱可塑性樹脂を線状に間隔をあけて積層した積層体であって、180℃雰囲気下における5%応力が25N/5cm以下、破断点伸度が15%以上である積層体からなるインシュレーター表皮材。
- 不織布の繊度が1.0〜5.0dtexである請求項1に記載のインシュレーター表皮材。
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JP2013269037A JP6213732B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | インシュレーター表皮材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013269037A JP6213732B2 (ja) | 2013-12-26 | 2013-12-26 | インシュレーター表皮材 |
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