JP6213172B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、受信した無線信号に対して、異なる複数の帯域についての同時検出が可能なスペクトルセンシング技術に関する。
近年、無線通信の普及に伴い周波数のひっ迫が問題となってきている。周波数のひっ迫問題に対応するため、無線規格により静的に割り当てられる周波数を動的に管理する周波数マネジメントが提案されている。例えば、テレビ放送において時間的/空間的に利用されていない帯域を他の無線システムが二次的に利用するコグニティブ無線が提案されている。既存の無線通信に影響を与えることなく周波数を動的に用いるためには、地域毎及び時間毎の空き周波数帯域などの電波環境を正確に把握する必要がある。電波環境の把握の例としては違法電波を取り締まる電波監視システムがあげられる。
リアルタイムな空き周波数検出を含む電波環境の把握には、スペクトルセンシング技術が用いられる。図8を参照して、従来知られているスペクトルセンシング装置の例を説明する。
図8に示すように、該スペクトルセンシング装置900は、無線信号を受信するアンテナ901、受信した無線信号に対して所望帯域のみを通過させるRFフィルタ(RF:Radio Frequency)902、RFフィルタ902の出力をを増幅する低雑音増幅器(Low noise amplifier:LNA)903、低雑音増幅器903の出力をダウンコンバートするミキサ904、ミキサ904の出力のレベルを検出することにより信号の有無を検出する信号検出部905、ミキサ904にローカル信号を供する局部発振器906を備える。
スペクトルセンシングについて、種々の視点からの技術が提案されている。例えば、特許文献1に開示された電波監視装置は、複数の通信波の同時検出をするために、ダウンコンバータと信号検出部を備える系列を並列に複数設け、夫々の系列で異なる帯域の検出を行う。
特開2003−134059号公報
特許文献1には、上述した電波監視装置に対してRFフィルタの記述が無いが、スペクトルセンシング装置には、通常、RFフィルタが必要である。RFフィルタを備え、複数の異なる帯域の信号を同時に検出できるスペクトルセンシング装置は、例えば図9に示すように構成することができる。なお、図9において、図8に示すスペクトルセンシング装置900の機能ブロックと同様のものについては、同様の符号を付与している。
図9に示すスペクトルセンシング装置1000は、2つの検出ブロックを備える。一方の検出ブロック1010は、ミキサ904と、信号検出部905と、局部発振器906とを有し、これらの機能ブロックは、図8に示すスペクトルセンシング装置900にも備えられている。他方の検出ブロック1020は、スペクトルセンシング装置900に対して追加したものであり、ミキサ1024と、信号検出部1025と、局部発振器1026とを有する。
低雑音増幅器903の出力は、ミキサ904とミキサ1024の両方に入力される。局部発振器906と局部発振器1026は、周波数の異なるローカル信号をミキサ904とミキサ1024に夫々供する。
図9に示すスペクトルセンシング装置1000によれば、互いに異なる複数(図9に示す例では2つ)の周波数帯域の信号の同時検出が可能である。
スペクトルセンシングでは、検出対象の周波数帯域が動的に変化する場合があり、このような場合にも対応できることが要求されている。図9に示すスペクトルセンシング装置1000では、このような要求を満たすことができない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、受信した無線信号に対して複数の異なる周波数帯域の信号検出を同時にできると共に、検出対象の周波数帯域の変動に対応可能なスペクトルセンシング技術を提供する。
本発明の1つの態様は、受信した無線信号に対してスペクトルセンシングを行う無線通信装置である。該無線通信装置は、第1のスイッチと、RFフィルタ群と、第2のスイッチと、検出ブロック群と、制御部を備える。
前記RFフィルタ群は、通過帯域が互いに異なる複数のRFフィルタを有する。前記検出ブロック群は、異なる周波数帯域の信号の強度を夫々検出するための複数の検出ブロックを有する。
前記第1のスイッチは、前記無線信号が入力され、前記RFフィルタ群に含まれる前記複数のRFフィルタのうちの選択されたRFフィルタに前記無線信号を出力する。
前記第2のスイッチは、前記RFフィルタ群と前記検出ブロック群の間に設けられ、前記複数のRFフィルタのうちの選択されたRFフィルタと、前記複数の検出ブロックのうちの選択された検出ブロックとを接続する。
前記制御部は、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記検出ブロック群とを制御するものである。該制御部は、前記第1のスイッチに対して、出力先の前記RFフィルタの選択を制御し、前記第2のスイッチに対して、接続される前記RFフィルタと前記検出ブロックの選択と、選択された前記RFフィルタと前記検出ブロックを接続する際の対応関係とを制御する。また、該制御部は、前記検出ブロック群に対して、夫々の前記検出ブロックが検出する周波数帯域の制御を行う。
なお、上記態様の無線通信装置をシステムや方法に置き換えて表現したもの等も、本発明の態様としては有効である。
本発明にかかる技術によれば、スペクトルセンシングに際して、受信した無線信号に対して複数の異なる周波数帯域の信号検出を同時にできると共に、検出対象の周波数帯域の変動に対応可能である。
第1の実施の形態にかかる無線通信装置を示す図である。 図1に示す無線通信装置における検出ブロック内の信号検出部の構成例を示す図である。 図1に示す無線通信装置における信号検出部の動作例を示すフローチャートである(その1)。 図1に示す無線通信装置における信号検出部の動作例を示すフローチャートである(その2)。 第2の実施の形態にかかる無線通信装置を示す図である。 第3の実施の形態にかかる無線通信装置を示す図である。 第4の実施の形態にかかる無線通信装置を示す図である。 従来のスペクトルセンシング装置の例を示す図である。 複数の帯域の信号を同時に検出可能なスペクトルセンシング装置の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態にかかる無線通信装置300を示す。無線通信装置300は、スペクトルセンシングを行うものであり、アンテナ101、低雑音増幅器103、第1のスイッチ301、RFフィルタ群305、第2のスイッチ306、検出ブロック群310、制御部112を備える。
RFフィルタ群305は、n個(n:2以上の整数)のRFフィルタ(第1のRFフィルタ302、第2のRFフィルタ303、・・・、第nのRFフィルタ304)を有し、これらのRFフィルタは、通過帯域が互いに異なる。
検出ブロック群310は、複数の検出ブロックを有する。図1において、検出ブロック群310内の検出ブロックとして、2つの検出ブロック(第1の検出ブロック107と第2の検出ブロック111)を示しているが、検出ブロックの数が2以上の任意の数とすることができる。また、これらの検出ブロックは、同時に動作することができるが、必ずしも同時に動作させる必要が無い。
低雑音増幅器103は、アンテナ101により受信した無線信号を増幅して第1のスイッチ301に出力する。
第1のスイッチ301は、第1のスイッチ301と第2のスイッチ306の間に設けられており、低雑音増幅器103に接続される1つの入力端子と、RFフィルタ群305内の各RFフィルタに夫々接続されたn個の出力端子を有し、低雑音増幅器103からの無線信号を、RFフィルタ群305内の選択されたRFフィルタに夫々出力する。第1のスイッチ301の出力先のRFフィルタの選択は、制御部112により制御される。
第2のスイッチ306は、RFフィルタ群305と検出ブロック群310の間に設けられており、RFフィルタ群305内の各RFフィルタに夫々接続されるn個の入力端子と、検出ブロック群310内の各検出ブロックと夫々接続される複数個(ここの例では、検出ブロックの数が2であるため、2個)の出力端子を有し、RFフィルタ群305内の選択されたRFフィルタと、検出ブロック群310の選択された検出ブロックとを接続する。第2のスイッチ306の入力元のRFフィルタの選択と、検出ブロック群310内の選択された検出ブロックの選択と、選択されたRFフィルタと検出ブロック間の対応関係は、制御部112により制御される。
第1の検出ブロック107は、第1のミキサ104、第1の信号検出部105、第1の局部発振器106を備える。
第1のミキサ104は、第2のスイッチ306からの信号と、第1の局部発振器106からのローカル信号とをミックスして第1の信号検出部105に出力する。すなわち、第1のミキサ104と第1の局部発振器106は、ダウンコンバータを構成する。
第1の信号検出部105は、第1のミキサ104からの信号の有無を検出するものである。例えば、第1のミキサ104からの信号の強度が所定の閾値以下であれば、信号無しと判定し、第1のミキサ104からの信号の強度が該閾値より大きければ、信号有りと判定する。
従って、第1のミキサ104と接続されるRFフィルタと、第1の局部発振器106からのローカル信号の周波数が決まれば、第1の検出ブロック107の検出対象の周波数帯域が決まる。第1の局部発振器106が生成するローカル信号の周波数も、制御部112により制御される。
第2の検出ブロック111は、第1の検出ブロック107と同様の構成であり、詳細な説明を省略する。
制御部112は、第1のスイッチ301、第2のスイッチ306、検出ブロック群310を制御する。図1及び以降の各図において、点線により制御信号を示す。
制御部112は、第1のスイッチ301を制御して、RFフィルタ群305内の選択されたRFフィルタに、低雑音増幅器103からの無線信号を出力する。本実施の形態において、検出ブロック群310内の検出ブロックの数が2であるため、第1のスイッチ301の出力先のRFフィルタは、2つまで選択可能である。
また、制御部112は、第1のスイッチ301の出力先として選択されたRFフィルタのみが、検出ブロック群310内のいずれかの検出ブロックと接続されるように、第2のスイッチ306を制御する。
第1のスイッチ301に対して1つのRFフィルタのみが選択された場合に、制御部112は、該RFフィルタからの信号を、第1の検出ブロック107と第2の検出ブロック111の両方に出力するように第2のスイッチ306を制御する。
この場合、制御部112は、さらに、第1の局部発振器106と第1の信号検出部105、及び第2の局部発振器110と第2の信号検出部109を制御して、選択された該1つのRFフィルタの通過帯域に合致する周波数帯域内の異なる周波数の信号の有無を夫々検出することができる。
また、第1のスイッチ301に対して2つのRFフィルタが選択された場合、制御部112は、該2つのRFフィルタからの信号を第1の検出ブロック107と第2の検出ブロック111に夫々出力するように第2のスイッチ306を制御する。
この場合、制御部112は、さらに、、第1の局部発振器106と第1の信号検出部105、及び第2の局部発振器110と第2の信号検出部109を制御して、選択された該2つのRFフィルタの通過帯域に夫々合致する周波数帯域の信号の有無を検出することができる。
このように、本実施の形態の無線通信装置300によれば、無線信号に対して複数の異なる周波数帯域の信号検出を同時にできる。また、第1のスイッチ301と第2のスイッチ306により、無線信号が入力されるRFフィルタの選択と、選択されたRFフィルタの出力先の検出ブロックの選択とを調整可能であるため、検出対象の周波数帯域が変っても対応可能である。
さらに、通過帯域の異なる複数のRFフィルタを備えることにより、単一のRFフィルタではカバーできない広帯域の信号を同時に複数検出することが可能になる。
ここで、図2を参照して、第1の信号検出部105と第2の信号検出部109の具体的な構成例を説明する。なお、この2つの検出部の構成が同様であるため、第1の信号検出部105についてのみ説明する。
図2の例に示すように、第1の信号検出部105は、可変フィルタ201、IF増幅器202、AD変換器203、FFT204を備える。
可変フィルタ201は、通過帯域が制御部112の制御に応じて可変であり、第1のミキサ104と第1の局部発振器106によりダウンコンバートされた信号から通過帯域の信号のみを抽出してIF増幅器202に出力する。
IF増幅器202は、可変フィルタ201からの信号を増幅してAD変換器203に出力する。AD変換器203は、IF増幅器202により増幅された信号をデジタル信号に変換してFFT204に出力し、FFT204は、AD変換器203の出力を周波数成分ごとの強度に分解し、これらの強度を検出することにより、信号の有無を検出する。
図2に示すような構成の検出ブロックは、可変フィルタ、IF増幅器、A/D変換器、FFTは、制御部112により夫々独立に制御されるため、各検出ブロック間で異なる帯域幅や周波数分解能を選択することができる。
さらに、複数の検出ブロックの局部発振器の中心周波数を夫々異なるものにすることによって、同じ帯域内の複数の周波数の信号を同時に検出することができる。
なお、「IF増幅器」については、RF帯域の低雑音増幅器103と周波数帯が異なることを意味するためIFと表記しているだけであり、周波数変換方式をシングルコンバージョン方式やダイレクトコンバージョン方式などの特定の方式に限定する意味合いを持たないことを理解されたい。
次いで、図3のフローチャートを参照して、Coarseセンシング(「高速センシング」ともいう)とFineセンシングの機能を備える場合の信号検出部(第1の信号検出部105または第2の信号検出部109)の動作を説明する。なお、CoarseセンシングとFineセンシングの詳細に関しては本発明の主たる内容ではないため省略する。
図3に示す例では、電波監視のように信号を詳細に検出することを目的とした際の動作を示している。まず初期設定S402においてセンシングを開始する周波数を設定する。開始周波数は任意に割り当ててもいいが、RFフィルタ群305から算出できる全周波数帯域に対して、信号検出部の個数に応じて均等に配置されることが望ましい。いずれにせよ、それぞれの信号検出部に割り当てられる開始周波数は異なっている。次にセンシングループS403−S409でセンシングを実行する。センシングループS403−S409はセンシングの実行と次にセンシングを行う周波数の選択が含まれたループになっている。最初のセンシングはCoarseセンシングS404を用いる。仮にCoarseセンシングで信号を検出しなかった場合、S408にて検出周波数を変更してセンシングを継続する。もしCoarseセンシングで信号を検出したときは、Fineセンシングに切り替えて詳細に帯域を検出する。Fineセンシング終了(S407)後には周波数を変更(S408)したのち、Coarseセンシングを再開する。なお変更する周波数はすべての信号検出部において、最後にCoarseセンシングを行った時刻が最も古い周波数が望ましい。またセンシング開始直後のようにセンシング未実施の周波数帯域が複数ある際は、RFフィルタ群305の変更を最小にするために、未実施の中から最も近い周波数帯域を選択することが望ましい。ただし周波数の変更に関しては開始周波数の設定と同様に、ユーザが任意の割り当てを行ってもいい。たとえば、信号検出部ごとに異なる周波数範囲を割り当ててもいい。この場合上記で推奨したS408で変更する周波数は、それぞれの信号検出部で最後にCoarseセンシングを行った時刻が最も古い周波数になり、各信号検出部が完全に独立した動作を行う。
図3に示す動作は電波監視のように信号を検出することを目的とした動作である。コグニティブ無線のように、空き周波数の検出を目的とした場合、図3の信号検出S405の分岐条件yesとnoを逆にすればいい。その場合、信号がないことを確認した場合にFineセンシングに切り替えるため、空き帯域を高精度に検出できる。
なおセンシングループS403−S409の終了条件はユーザが設定できるものとする。たとえばコグニティブ無線ではFineセンシングで信号が無い帯域を検出したとき、つまり利用可能な空き帯域を発見したときなどが挙げられる。また電波監視などでは常時監視を行うことを目的とするため、ループを終了しないことが考えられるが、いずれにせよ本発明が終了条件によって限定されることはない。
以上がCoarseセンシングとFineセンシングを備える際の動作の説明になるが、上記の動作では場合によってはすべての信号検出部がFineセンシングを行う時間が存在する可能性がある。Fineセンシングで所望帯域内を詳細に検出する場合、雑音や干渉などによる瞬間的な強度の増加による誤検出を避けるため、同一帯域において複数回検出を行い、平均をとることがある。一般的にCoarseセンシングよりFineセンシングのほうが所要時間は多いが、前述の理由によりさらにセンシング時間が増加する。Fineセンシング中の信号検出部はCoarseセンシングを行うことはできないため、仮にすべての信号検出部が長時間にわたってFineセンシングを実行すると、その間Coarseセンシングを用いて他の帯域の信号検出を行うことはできない。
そこで複数の信号検出部のうち、少なくとも1つはCoarseセンシングを継続して行う場合の動作について図4を用いて説明する。S504のCoarseセンシング実行までは図3と同じなので詳細は省略する。S505にて検出した場合にCoarse実行中の信号検出部の数に応じて動作を変える。他の検出部でCoarse実行中のものがある場合、Fineセンシングに切り替えても最低1つの信号検出部はCoarseを実行できる。仮に他のすべての信号検出部がFineセンシングを行っている場合、S505で信号を検出した検出部はCoarseセンシングを継続する必要があるためFineセンシングに移行しない。この場合、信号を検出した周波数情報を保存しておくことで、他の信号検出部が現在のFineセンシング終了後に保存しておいた周波数帯域を調べることができる(S509、S510、S511)。Fineセンシングを行っている検出部は保存された全周波数のセンシング終了後にCoarseセンシングに戻る(S510、S512)。S506の最低数を増やすことでCoarseセンシングを行う信号検出部の数を増やすことができる。なお周波数情報を保存するメモリ等については本発明の主たる要素でないため詳細は省略する。
図4に示す動作も、図3と同様に信号検出を目的とした場合の動作であり、コグニティブ無線向けではS505の分岐条件が反転する。
<第2の実施の形態>
図5は、第2の実施の形態にかかる無線通信装置600を示す。無線通信装置600は、低雑音増幅器の帯域負荷軽減を目的とするものである。無線通信装置600について、無線通信装置300と異なる点のみを説明する。
前述したように、無線通信装置300では、第1のスイッチ301の前に低雑音増幅器103が設けられている。
対して、無線通信装置600では、低雑音増幅器103の代わりに、RFフィルタ群305内において、夫々のRFフィルタは、第2のスイッチ306との間に低雑音増幅器(第1の低雑音増幅器601、第2の低雑音増幅器602、・・・、第nの低雑音増幅器603)が設けられている。
各RFフィルタはそれぞれ異なる通過帯域を有するため、RFフィルタ群305の全帯域を増幅する必要はなく、各低雑音増幅器は接続されるRFフィルタの通過帯域のみを増幅すればいい。そのため、で狭帯域の低雑音増幅器を用いて広帯域の信号検出を行うことが可能になる。
なお、図5では各RFフィルタの後段に低雑音増幅器を配置しているが、RFフィルタの前段あるいは両方に配置してもいい。
<第3の実施の形態>
図6は、第3の実施の形態にかかる無線通信装置700を示す。無線通信装置700は、夫々の検出ブロック内のミキサ間の干渉を抑え、アイソレーションを高めることを目的としている。
図示のように、無線通信装置700では、各検出ブロック(第1の検出ブロック707、第2の検出ブロック711)内に、ミキサの前に低雑音増幅器(第1の低雑音増幅器701または第2の低雑音増幅器702)が設けられている。
無線信号を第1の検出ブロック707と第2の検出ブロック711にに分岐した場合、信号強度が低下する。またRFフィルタ群305から共通のRFフィルタを選択した場合、第1の検出ブロック707と第2の検出ブロック711間のアイソレーションが低下するため、第1の検出ブロック707と第2の検出ブロック711間で干渉が生じる恐れがある。特にミキサ104及びミキサ108を受動ミキサにした場合、後段の回路も干渉を受けやすくなる。
そこで、図6に示すようにミキサ104とミキサ108の前段に、低雑音増幅器701と低雑音増幅器702を夫々配置する。これにより2系列に分岐したことで低下した信号強度を増幅できるとともに、2系列間のアイソレーションを高くすることができる。さらに、後段の回路に影響を及ぼすこともなくなる。
なお、無線通信装置700に対して、図1の無線通信装置300のように、第1のスイッチ301の前に低雑音増幅器をさらに設けるようにしてもいい。
<第4の実施の形態>
図7は、第4の実施の形態にかかる無線通信装置800を示す。無線通信装置800は、センシングと並行して復調を行うことを目的としている。
図示のように、無線通信装置800において、検出ブロック群810の2つの検出ブロック(第1の検出ブロック807、第2の検出ブロック811)では、信号検出部と並列して設けられた復調部がさらに設けられている。
このような構成により、センシングを行わないときに通常の受信機として使用することができる。また、2系列同時に受信することでマルチバンドの同時受信にも対応することができる。また復調部が信号を復調できるということは当該帯域に既知信号が存在することを示しているため、復調部をFineセンシングの一部と考えることもできる。この場合Fineセンシングの中に復調動作を入れて、既知信号の有無を検出してもいい。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述した各実施の形態に対してさまざまな変更、増減、組合せを行ってもよい。これらの変更、増減、組合せが行われた変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
101 アンテナ
103 低雑音増幅器
104 第1のミキサ
105 第1の信号検出部
106 第1の局部発振器
107 第1の検出ブロック
108 第2のミキサ
109 第2の信号検出部
110 第2の局部発振器
111 第2の検出ブロック
112 制御部
201 可変フィルタ
202 IF増幅器
203 AD変換器
204 FFT
300 無線通信装置
301 第1のスイッチ
302 第1のRFフィルタ
303 第2のRFフィルタ
304 第nのRFフィルタ
305 RFフィルタ群
306 第2のスイッチ
310 検出ブロック群
600 無線通信装置
601 第1の低雑音増幅器
602 第2の低雑音増幅器
603 第nの低雑音増幅器
700 無線通信装置
701 第1の低雑音増幅器
702 第2の低雑音増幅器
707 第1の検出ブロック
710 検出ブロック群
711 第2の検出ブロック
800 無線通信装置
801 第1の復調部
802 第2の復調部
807 第1の検出ブロック
810 検出ブロック群
811 第2の検出ブロック
900 スペクトルセンシング装置
901 アンテナ
902 RFフィルタ
903 低雑音増幅器
904 ミキサ
905 信号検出部
906 局部発振器
1000 スペクトルセンシング装置
1010 検出ブロック
1020 検出ブロック
1024 ミキサ
1025 信号検出部
1026 局部発振器

Claims (8)

  1. 受信した無線信号に対してスペクトルセンシングを行う無線通信装置であって、
    通過帯域が互いに異なる複数のRF(Radio Frequency)フィルタを有するRFフィルタ群と、
    互いに異なる周波数帯域の信号の強度を夫々検出するための複数の検出ブロックを有する検出ブロック群と、
    前記無線信号が入力され、前記複数のRFフィルタのうちの選択されたRFフィルタに前記無線信号を出力する第1のスイッチと、
    前記RFフィルタ群と前記検出ブロック群の間に設けられ、前記複数のRFフィルタのうちの選択されたRFフィルタと、前記複数の検出ブロックのうちの選択された検出ブロックとを接続するための第2のスイッチと、
    前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記検出ブロック群とを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1のスイッチに対して、出力先の前記RFフィルタの選択を制御し、
    前記第2のスイッチに対して、接続される前記RFフィルタと前記検出ブロックの選択と、選択された前記RFフィルタと前記検出ブロックを接続する際の対応関係とを制御し、
    前記検出ブロック群に対して、夫々の前記検出ブロックが検出する周波数帯域の制御を行う、
    無線通信装置。
  2. 前記第1のスイッチの前に設けられた増幅器をさらに有する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 夫々の前記RFフィルタは、前記第1のスイッチとの間に、および/または、前記第2のスイッチとの間に、増幅器が設けられている、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 夫々の前記検出ブロックは、前記第2のスイッチからの信号が入力される増幅器を有する、
    請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 夫々の前記検出ブロックは、
    ミキサと局部発振器からなるダウンコンバータと、
    前記ダウンコンバータの出力信号の強度を検出する信号検出部とを有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 夫々の前記検出ブロックは、
    前記信号検出部と並列にして前記ダウンコンバータと接続された復調部をさらに備える、
    請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 夫々の前記検出ブロックは、
    高速・低分化能のCoarseセンシングと低速・高分解能のFineセンシングを行い、
    Coarseセンシングを行った後に、所定の条件を満たす場合においてFineセンシングを行う、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  8. 前記所定の条件は、動作中の前記検出ブロックのうちに、Coarseセンシングを実施中の検出ブロックが2つ以上である条件を含む、
    請求項7に記載の無線通信装置。
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