JP6212702B2 - 自動販売機 - Google Patents

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

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本発明は、外扉の前面に情報を表示するディスプレイを備えた自動販売機に関するものである。
近年、自動販売機においても、商品模型を見本棚に陳列して機械式商品選択スイッチの操作により商品を購入する方式から、映像表示ディスプレイを扉の正面に配置して、表示された商品情報の中から関連する画像に触れることで商品の購入ができるタッチ選択方式の自動販売機の普及が拡大している。
この種の自動販売機は商品購入者への最適なサービスを提供できるよう、客層認識機能や外部との通信機能を付加することで、商品購入者に合った情報の提供や、動画や静止画による商品の宣伝やニュースの発信等を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら、従来の自動販売機の構成について説明する。
図5は従来の自動販売機の正面図である。
図5に示すように、自動販売機の本体ケース(図示しない)前面の左端と回転自在に軸支された外扉1には、正面中央に表示窓1a、表示窓1aの下方に商品取出窓1b、上方の中央には第1センサ窓1c、第2センサ窓1dが形成されている。
外扉1に形成された表示窓1aの裏面には、タッチパネル式画面で販売商品や価格を表示し、商品購入者が表示画像を押圧することで当該商品が選択され、その入力信号を制御装置(図示しない)に伝達するディスプレイ2が配置されている。
ディスプレイ2の下方に配置され販売商品の価格を決算する金銭処理装置3は、商品購入者が硬貨を投入する硬貨投入口3aと、つり銭を払出すレバー3bと、紙幣を投入する紙幣挿入口3cとから構成される。
また、金銭処理装置3の下方に投入金額と商品価格を金銭処理装置(図示しない)により演算して、残金を商品購入者に返却するつり銭返却口4、金銭処理装置3の右横にICカードやICタグを読み取るICカードリーダ5、金銭処理装置3の下方に選択された商品が搬出されて、商品購入者が取出すことが出来る商品取出し口6を配置してある。
ディスプレイ2の上方位置の第1センサ窓1cの裏面に扉正面に接近した購入者を画像データとして収集するカメラ7、第2センサ窓1dの裏面に外扉1の正面の商品購入者の有無を識別する人感センサ8が、それぞれ配置されて、それらのデータに従いディスプレイ2の表示内容を切替えることが可能になる。
また、ディスプレイ2の中央下部にはカメラ7の撮影画像データを外部制御システムと交信する情報交信部9を配置している。
ここで自動販売機の内部構成について詳しく説明する。
図6は従来の自動販売機の外扉の裏面斜視図である。
ディスプレイ2は、内部の冷却用として、右側面に外気吸込み孔2a、左側面に放出用孔2bをそれぞれ形成し、ディスプレイ2内部に設けた排気ファン2c(図示しない)より強制的に排出する。
外扉1の左右端には、高さ寸法の全幅に至る形状をした右補強金具10と左補強金具11を設けて外扉1の補強を行うと共に、外扉1との外郭面により筒形状を形成して、外扉1の底面から天面に至る空気循環通路12,13を形成する。
さらに、ディスプレイ2に形成された外気吸込み孔2a及び放出用孔2bの同位置に循環孔10a,11aを形成することで、空気循環通路12,13とディスプレイ2の内部通路が連結して、排熱ファン2cの回転動作により、外部の空気は、図中のX−Y−Z方向の経路で空気が循環し、ディスプレイ2の内部が冷却される。
以上のように構成された従来の自動販売機について、以下、図面を参照しながら、その動作について説明する。
所定の場所に設置された自動販売機は、電源をオンすると、自動販売機本体の内部(商品収納庫内)が冷却又は加温される。
自動販売機の管理者が商品収納庫内に所定の商品を収納して、商品の温度が所定の品温になると、販売準備が解除されて販売可能状態へと変わる。
その間、ディスプレイ2は、商品の紹介や、情報交信部9より受信した画像や音声を表示する。
商品を購入するために、外扉1の前面に購入者が近づくと、人感センサー8又はカメラ7の検出により接近者が有ると判定されて、ディスプレイ2の表示映像は販売画面に切替わる。
商品購入者が金銭処理装置3に金銭を投入すると、自動販売機コントローラの判定により販売が可能となり、ディスプレイ2に商品情報が表示され、購入したい商品画像が表示されている位置を触れることで自動販売機本体内の各搬出機能に動作指令信号が伝わり、商品取出し口6まで商品が搬出される。
その間ディスプレイ2は搬出動作中の映像を表示する。商品購入者が商品を取出し購入操作が完了し、商品購入者が自動販売機の正面より離れると、ディスプレイ2の表示映像は商品の紹介映像に切替る。
構成部品の発熱によりディスプレイ2内の温度が上昇すると、ディスプレイ2内の排気ファン2cが動作し、空気が循環することでディスプレイ2内部の温度上昇が抑制されて故障に至らないようにしている。
特開2012−103908号公報
しかしながら、上記従来の構成では、空気循環通路12,13の寸法が長く、外気を吸込んでもディスプレイ2に到達するまでの間で温度上昇し、又排気した熱も空気循環通路
13内に滞留して外扉1内の温度が上昇してしまい、排気ファン2cをさらに増やす等の強制的な空気の循環構造を設けないと空冷性能が満足できず、外扉1内の温度を上昇させて、他構造に悪影響を与える課題があった。
また、ディスプレイ2の左右位置に空気循環通路12,13を設けるため、外扉1の前面におけるディスプレイ2の表示領域の占める割合を大きくすることが困難であった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、外扉の前面におけるディスプレイの情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイの空冷性能を向上させることが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、自動販売機本体の前面開口部を開閉する外扉の前面に情報を表示するディスプレイと、前記外扉の上部に広告表示装置とを取り付けた自動販売機であって、前記外扉の天井面に前記ディスプレイの排熱を排出する排熱孔設けられ、前記広告表示装置は、前記排熱孔の上方を覆うと共に前記排熱孔から前記外扉の上方に排出された熱気を後方に導き、裏面端が垂直に折曲げられて前記外扉との間に開放部を形成する排熱ダクトを備えるのである。
これにより、ディスプレイによる熱気は、外気より軽いために上昇して、外扉の天井面に設けられた排熱孔からスムーズに排出された後、広告表示装置に備えられた排熱ダクトを通って、後方に導かれる。
そして、ディスプレイによる熱気が上方に排出されるのと引き替えに下方から導入される外気がディスプレイを冷却する。
ここで排熱孔の上方は、排熱孔から外扉の内部に雨水が浸入しないように広告表示装置で覆っているので、排熱孔から外扉の内部に雨水が浸入することを心配せずに、排熱孔の開口面積を大きくしたり、排熱孔の数を増やしたりして、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く風路の空気抵抗を低減することができ、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く風路を上下方向に沿うように構成して、風路の空気抵抗を低減しながら風路を短くできる。
その結果、煙突効果(煙突の中に外気より高温の空気があるときに、高温の空気は低温の空気より密度が低いため煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象)を大いに利用して、ディスプレイの空冷性能を向上させることができる。
そして、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く上下方向の風路を、ディスプレイの背面側に設けることにより、外扉の前面におけるディスプレイの情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイの空冷性能を向上させることが可能になる。
さらに、広告表示装置に備えられた排熱ダクトは、外扉の上方に排出された熱気を後方に導くので、自動販売機の下部の機械室から自動販売機の背面側に排出される熱気と合流させることができ、自動販売機の前方の自動販売機の利用者が居る空間の快適性を維持でき、排熱ダクトが自動販売機の利用者から見えないようにできるため、広告表示装置の美観(デザイン性)を損ねることがない。
ここで、ディスプレイの排熱を排熱孔に向けて強制排出する排熱ファンを設けると、更に、ディスプレイの空冷性能を向上させることができる。
本発明によれば、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く風路を上下方向に沿うように構成して、風路の空気抵抗を低減しながら風路を短くできる。
その結果、煙突効果を大いに利用して、ディスプレイの空冷性能を向上させることができる。
そして、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く上下方向の風路を、ディスプレイの背面側に設けることにより、外扉の前面におけるディスプレイの情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイの空冷性能を向上させることが可能になる。
さらに、広告表示装置に備えられた排熱ダクトは、外扉の上方に排出された熱気を後方に導くので、自動販売機の下部の機械室から自動販売機の背面側に排出される熱気と合流させることができ、自動販売機の前方の自動販売機の利用者が居る空間の快適性を維持でき、排熱ダクトが自動販売機の利用者から見えないようにできるため、広告表示装置の美観(デザイン性)を損ねることがない。
ここで、ディスプレイの排熱を排熱孔に向けて強制排出する排熱ファンを設けると、更に、ディスプレイの空冷性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における自動販売機の正面図 同実施の形態の自動販売機の外扉の裏面図 同実施の形態の自動販売機の外扉を左右に切断した場合の切断面を前方右斜め上から見た場合の要部断面斜視図 同実施の形態の自動販売機の排熱ダクト周辺部分を左右に切断した場合の切断面を右から見た場合の要部断面図 従来の自動販売機の正面図 従来の自動販売機の扉の裏面斜視図
第1の発明は、自動販売機本体の前面開口部を開閉する外扉の前面に情報を表示するディスプレイと、前記外扉の上部に広告表示装置とを取り付けた自動販売機であって、前記外扉の天井面に前記ディスプレイの排熱を排出する排熱孔設けられ、前記広告表示装置は、前記排熱孔の上方を覆うと共に前記排熱孔から前記外扉の上方に排出された熱気を後方に導き、裏面端が垂直に折曲げられて前記外扉との間に開放部を形成する排熱ダクトを備えることを特徴とする。
これにより、ディスプレイによる熱気は、外気より軽いために上昇して、外扉の天井面に設けられた排熱孔からスムーズに排出された後、広告表示装置に備えられた排熱ダクトを通って、後方に導かれる。
そして、ディスプレイによる熱気が上方に排出されるのと引き替えに下方から導入される外気がディスプレイを冷却する。
ここで排熱孔の上方は、排熱孔から外扉の内部に雨水が浸入しないように広告表示装置で覆っているので、排熱孔から外扉の内部に雨水が浸入することを心配せずに、排熱孔の開口面積を大きくしたり、排熱孔の数を増やしたりして、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く風路の空気抵抗を低減することができ、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く風路を上下方向に沿うように構成して、風路の空気抵抗を低減しながら風路を短くできる。
その結果、煙突効果(煙突の中に外気より高温の空気があるときに、高温の空気は低温の空気より密度が低いため煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象)を大いに利用して、ディスプレイの空冷性能を向上させることができる。
そして、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く上下方向の風路を、ディスプレイの背面側に設けることにより、外扉の前面におけるディスプレイの情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイの空冷性能を向上させることが可能になる。
さらに、広告表示装置に備えられた排熱ダクトは、外扉の上方に排出された熱気を後方に導くので、自動販売機の下部の機械室から自動販売機の背面側に排出される熱気と合流させることができ、自動販売機の前方の自動販売機の利用者が居る空間の快適性を維持でき、排熱ダクトが自動販売機の利用者から見えないようにできるため、広告表示装置の美観(デザイン性)を損ねることがない。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記ディスプレイの排熱を前記排熱孔に向けて強制排出する排熱ファンと、前記排熱ファン動作時に前記ディスプレイの発熱部を前記ディスプレイの下方から取り入れた外気で冷却すると共に前記ディスプレイの排熱を前記排熱孔に導く上下方向の風路とを前記外扉に備えたことを特徴とする。
これにより、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く風路を上下方向に沿うように外扉に構成して、風路の空気抵抗を低減しながら風路を短くでき、外扉に風路を簡素にコンパクトに構成することができる。
そして、ディスプレイの排熱を排熱孔に導く上下方向の風路を、ディスプレイの背面側に設けることにより、外扉の前面におけるディスプレイの情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイの空冷性能を向上させることが可能になる。
また、ディスプレイの排熱を排熱孔に向けて強制排出する排熱ファンを設けたので、第1の発明よりも、更に、ディスプレイの空冷性能を向上させることができる。
以下、本発明による自動販売機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、従来例と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自動販売機の正面図である。図2は同実施の形態の自動販売機の外扉の裏面図である。図3は同実施の形態の自動販売機の外扉を左右に切断した場合の切断面を前方右斜め上から見た場合の要部断面斜視図である。図4は同実施の形態の自動販売機の排熱ダクト周辺部分を左右に切断した場合の切断面を右から見た場合の要部断面図である。
本実施の形態の自動販売機の外扉21は、正面中央に縦長形状をした表示窓21a、下方に商品取出窓21b、上方の中央に第1センサ窓21c、第2センサ窓21dが形成され、さらに外扉21の天面部に外扉21内で発生した熱気を放出する排熱孔21eが形成されている。
外扉21に形成された表示窓21aの裏面には、従来例のディスプレイ2と同機能で販売操作や表示を行うディスプレイ22を配置している。
本実施の形態におけるディスプレイ22は、外扉21に縦長状態で取付けられ、その情報表示領域も縦長である。
ディスプレイ22内部の空気循環経路については、外気吸込み孔22aを底面に設け、放出孔22bを天面に設けてある。さらに放出孔22bの近傍には天面方向に排気するよう排熱ファン22cを取付け、ディスプレイ22内部で発生した熱は強制的に天面方向に向けて排出される。
外扉21の天面に設けられる広告表示装置23は、集客性を高めるよう中身商品メーカーの販売促進用の表示を行うものであり、自動販売機のデザインに合わせた外観形状を形成して、外扉21と固定される。
なお従来例で説明した自動販売機の必要機能を有する構成部品については、取り付け位置を少し変えながらも、外扉21の前面(正面)に設けて従来例と同機能を有する。
広告表示装置23は、外扉21の排熱を誘導する排熱ダクト24を備え、外扉21に設けた排熱孔21eを上方より覆い隠すように天面部を形成し、裏面(本体ケース)端は垂直に折り曲げて、外扉21との間で所定寸法の開放部24aを形成して外郭からにゴミや雨水の浸入を防止する。
また、排熱ダクト24の内部には、排熱ダクト24の天面との間に所定寸法を確保し、開放部23aと排熱孔21eの間で垂直方向に遮蔽する仕切部24bを形成することで、自動販売機本体ケース方向より斜めに浸入する雨水についても、排熱孔21eを伝い外扉21内に浸入することが無い。
次にディスプレイ22の空冷構造について詳しく説明する。
外扉21の外気は、排熱ファン22cの回転動作により外気吸込み孔22aよりディスプレイ22の内部に吸込まれ、そのまま垂直方向に移動して、排熱孔21eから放出されて排熱ダクト24の天面に衝突し、裏面の開放部23aに進路を変更して外部に放出される。すなわち、図中のA−B−Cの経路で空気が循環し、ディスプレイ22内部の冷却が行える。
以上のような構成により、ディスプレイ22の下方の外気を最短の経路でディスプレイ22内部に取り込み、途中で経路の向きを変えることなく外扉21天面より外部に放出することで、外扉21内での滞留することが無いことで、ディスプレイ22の発熱を確実に外部に放出でき、外扉21内部への影響を与えない。
また広告表示装置23の裏面スペースを活用した排熱ダクト構造にて、設置環境に影響を与えることなく、商品購入者に対し、動作音や気温変化による不快感を与えない。
さらには、外扉21内部に排熱の為のスペースが最小となり、デザイン面や外扉21内部機能への影響を与えることなく構成できる。
また排熱ファン22cが外気の取り込みと、高温空気の排熱とに作用して、効率の高い空気の循環が行え、ディスプレイ22の高温による故障の可能性を低減できる。
以上説明したように本実施の形態は、自動販売機本体の前面開口部を開閉する外扉21の前面に情報を表示するディスプレイ22と、外扉21の上部に広告表示装置23とを取
り付けた自動販売機であって、外扉21の天井面に、ディスプレイ22の排熱を排出する排熱孔21eを設け、広告表示装置23は、排熱孔21eから外扉21の内部に雨水が浸入しないように排熱孔21eの上方を覆うと共に排熱孔21eから外扉21の上方に排出された熱気を後方に導く排熱ダクト24を備えることを特徴とする。
これにより、ディスプレイ22による熱気は、外気より軽いために上昇して、外扉21の天井面に設けられた排熱孔21eからスムーズに排出された後、広告表示装置23に備えられた排熱ダクト24を通って、後方に導かれる。
そして、ディスプレイ22による熱気が上方に排出されるのと引き替えに下方から導入される外気がディスプレイ22を冷却する。
ここで排熱孔21eの上方は、排熱孔21eから外扉21の内部に雨水が浸入しないように広告表示装置23で覆っているので、排熱孔21eから外扉21の内部に雨水が浸入することを心配せずに、排熱孔21eの開口面積を大きくしたり、排熱孔21eの数を増やしたりして、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに導く風路の空気抵抗を低減することができ、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに導く風路を上下方向に沿うように構成して、風路の空気抵抗を低減しながら風路を短くできる。
その結果、煙突効果(煙突の中に外気より高温の空気があるときに、高温の空気は低温の空気より密度が低いため煙突内の空気に浮力が生じる結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部の冷たい空気を煙突に引き入れながら暖かい空気が上昇する現象)を大いに利用して、ディスプレイ22の空冷性能を向上させることができる。
そして、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに導く上下方向の風路を、ディスプレイ22の背面側に設けることにより、外扉21の前面におけるディスプレイ22の情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイ22の空冷性能を向上させることが可能になる。
さらに、広告表示装置23に備えられた排熱ダクト24は、外扉21の上方に排出された熱気を後方に導くので、自動販売機の下部の機械室から自動販売機の背面側に排出される熱気と合流させることができ、自動販売機の前方の自動販売機の利用者が居る空間の快適性を維持でき、排熱ダクト24が自動販売機の利用者から見えないようにできるため、広告表示装置23の美観(デザイン性)を損ねることがない。
また、本実施の形態は、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに向けて強制排出する排熱ファン22cと、排熱ファン22c動作時にディスプレイ22の発熱部をディスプレイ22の下方から取り入れた外気で冷却すると共にディスプレイ22の排熱(熱気)を排熱孔21eに導く上下方向の風路とを外扉21に備えたことを特徴とする。
これにより、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに導く風路を上下方向に沿うように外扉21に構成して、風路の空気抵抗を低減しながら風路を短くでき、外扉21に風路を簡素にコンパクトに構成することができる。
そして、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに導く上下方向の風路を、ディスプレイ22の背面側に設けることにより、外扉21の前面におけるディスプレイ22の情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイ22の空冷性能を向上させることが可能になる。
また、ディスプレイ22の排熱を排熱孔21eに向けて強制排出する排熱ファン22c
を設けたので、更に、ディスプレイ22の空冷性能を向上させることができる。
以上のように、本発明は、外扉の前面におけるディスプレイの情報表示領域の占める割合を大きくしながらも、ディスプレイの空冷性能を向上させることができるので、外扉の前面に情報を表示するディスプレイを備えて屋外に設置される自動販売機に限らず、ディスプレイ以外の高熱が発生する電気機能部品を搭載し屋外に設置される表示板や建築物にも応用できる。
21 外扉
21e 排熱孔
22 ディスプレイ
22a 外気吸込み孔
22b 放出孔
22c 排熱ファン
23 広告表示装置
24 排熱ダクト

Claims (2)

  1. 自動販売機本体の前面開口部を開閉する外扉の前面に情報を表示するディスプレイと、前記外扉の上部に広告表示装置とを取り付けた自動販売機であって、
    前記外扉の天井面に前記ディスプレイの排熱を排出する排熱孔設けられ
    前記広告表示装置は、前記排熱孔の上方を覆うと共に前記排熱孔から前記外扉の上方に排出された熱気を後方に導き、裏面端が垂直に折曲げられて前記外扉との間に開放部を形成する排熱ダクトを備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記ディスプレイの排熱を前記排熱孔に向けて強制排出する排熱ファンと、前記排熱ファン動作時に前記ディスプレイの発熱部を前記ディスプレイの下方から取り入れた外気で冷却すると共に前記ディスプレイの排熱を前記排熱孔に導く上下方向の風路とを前記外扉に備えたことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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