JP2018106404A - 券売機 - Google Patents

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鈴木 純一
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純一 鈴木
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Abstract

【課題】特定の商品の購入意欲を高めることができる券売機を提供する。【解決手段】券売機1の制御部26は、第1操作画面において、タッチパネル表示部12に表示された全ての選択ボタン36に商品に関する第1情報を示す静止画像をそれぞれ表示し、その後、第2操作画面を表示し、予め設定された選択ボタン36に第2情報を表示する。【選択図】 図5

Description

本発明は、券売機に関するものである。
最近の券売機においては、販売する商品に対応した選択ボタンをタッチパネル表示部に表示し、客はその表示された選択ボタンをタッチすることにより、目的の商品の券を購入できる。
特許第5350748号公報 特開平10−21457号公報
しかし、上記のようなタッチパネル表示部を有した券売機において、選択ボタンにその商品に関する外観と値段などの情報を静止画像で表示するだけでは、特定の商品の購入意欲を高めることができないという問題点があった。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、特定の商品の購入意欲を高めることができる券売機を提供することを目的とする。
本発明は、商品を選択するための選択ボタンを複数個表示するタッチパネル表示部と、貨幣を投入するための貨幣投入装置と、前記商品に関する券を発券する発券装置と、前記タッチパネル表示部に第1操作画面を表示し、前記第1操作画面を表示した後に第2操作画面を表示する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1操作画面において、前記タッチパネル表示部に表示された全ての前記選択ボタンに、前記商品に関する第1情報を示す静止画像をそれぞれ表示し、前記第2操作画面において、予め設定された前記選択ボタンに前記第1情報とは異なる第2情報を表示する、券売機である。
本発明によれば、タッチパネル表示部が第1操作画面を表示した後に第2操作画面が表示され、この状態で予め設定された設定ボタンに第1情報とは異なる第2情報を表示することにより、その選択ボタンに関する商品の購入意欲を高めることができる。
本発明の一実施形態を示す券売機の正面図である。 券売機のブロック図である。 券売機の販売時のフローチャートである。 タッチパネル表示部の第1操作画面である。 タッチパネル表示部の第2操作画面である。 変更例4の券売機の販売時のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態の券売機1について図1〜図5を参照して説明する。
(1)券売機1の構造
券売機1の構造について図1を参照して説明する。
券売機1の本体10の前面上部には、タッチパネル表示部12が設けられ、その下方には、紙幣投入口14、紙幣返却口15、コイン投入口16、コイン返却口18、返却ボタン20、発券口22、人感センサ46、取消しボタン21が設けられている。
(2)券売機1の電気的構成
券売機1の電気的構成について図2のブロック図を参照して説明する。
券売機1の内部には、コンピュータよりなる制御部26が設けられている。この制御部26には、タッチパネル表示部12、ビルバリ28、返却ボタン20、取消しボタン21、コインメック30、発券装置32、メモリ34、スピーカ24、人感センサ46が接続されている。
タッチパネル表示部12は、券売機1の状態や販売する券に関する情報を表示する表示機能と、客の操作を検知するタッチセンサ機能を有している。表示機能は、制御部26からの画像信号に基づいて静止画像、動画像を表示し、タッチセンサ機能は、客の指などがタッチした位置を制御部26に出力する。制御部26は、タッチパネル表示部12の表示機能とタッチセンサ機能とスピーカ24によって下記の役割を行わせる。なお、これら役割のための画像情報、音声情報は、メモリ34に予め記憶されている。
まず、タッチパネル表示部12は、選択ボタン36の役割を有する。制御部26は、タッチパネル表示部12の中央部に販売する商品の選択ボタン36を格子状に複数表示する。選択ボタン36には、商品の外観の静止画、又は、動画像、販売価格などが表示される。
次に、タッチパネル表示部12は、上広告表示部38の役割を有する。これは、格子状に表示された選択ボタン36の上方に、商品の広告を表示する役割である。
次に、タッチパネル表示部12は、全面広告表示部40の役割を有する。これは、券売機1が販売状態にない場合(前方に客が存在しない場合)に、タッチパネル表示部12の全面に広告を表示する役割である。
次に、タッチパネル表示部12は、金額表示部42の役割を有する。これは、格子状に表示された選択ボタン36の下方に、客の投入金額、購入金額、お釣りを表示する役割である。
次に、タッチパネル表示部12は、その他の情報表示部44の役割も有する。
ビルバリ28は、紙幣投入口14から投入された紙幣を識別する。また、紙幣を返却するときは紙幣返却口15から返却される。
コインメック30は、コイン投入口16から投入されたコインを識別する。なお、貨幣とは、紙幣、コイン(硬貨)を意味し、紙幣投入口14、コイン投入口16、ビルバリ28、コインメック30が、貨幣投入装置を意味する。
返却ボタン20は、選択ボタン36で商品選択が終了した時点で、客が操作すると、その時点までに選択した商品の券が発券口22から発行され、また、投入した貨幣の金額から選択した商品の金額を差し引いたお釣りが返却口18から返却される。
取消しボタン21は、貨幣を投入した後、客が操作すると、投入した貨幣が全て返却される。
発券装置32は、選択された商品の券を発券する。
人感センサ46は、投光部と受光部を有し、投光部から発射された光が、物質によって反射又は遮光されることで引き起こされる光量の変化を受光部で検出し出力信号を得る光電センサ、又は、物質から放射される熱線の量の変化を感知する赤外線センサより構成され、本体1の前方に客が存在する場合にそれを検知する。
(3)タッチパネル表示部12の表示状態
次に、タッチパネル表示部12の表示機能について図4と図5を参照して説明する。タッチパネル表示部12は、初期画面、第1操作画面、第2操作画面の3つの表示画面を有する。
初期画面は、制御部26が人感センサ46によって券売機1の前方に客が存在することを検知していない場合に、表示される画面である。制御部26は、タッチパネル表示部12の全面広告表示部40を用いて、商品に関する広告をタッチパネル表示部12の全面で静止画像、又は、動画像で初期画面を表示する。このとき、制御部26は、商品に関する音声もスピーカ24から出力する。商品に関する音声とは、商品の魅力をアピールするような音声や効果である。
第1操作画面は、制御部26が人感センサ46によって客を検知した場合に、初期画面から切り替えて表示される画面であり、制御部26は、第1操作画面に関して、次の情報を図4に示すように表示する。
制御部26は、タッチパネル表示部12の上部には、上広告表示部38によって商品に関する広告宣伝を動画像、又は、静止画像で表示する。
制御部26は、タッチパネル表示部12の中央部には、販売する商品の選択ボタン36を格子状に表示する。この選択ボタン36は長方形であり、静止画像よりなる第1情報を表示する。例えば、この券売機1が食券を販売する場合には、第1情報としては、各選択ボタン36の上部にうどん、そばなどの販売したい食品の外観を撮影した静止画像を表示し、その下部に商品名(例えば、「うどん」)と販売額(例えば、「300円」)を表示する。
制御部26は、タッチパネル表示部12の下部に、金額表示部42を表示する。金額表示部42は、客の投入金額、購入金額、お釣りを表示する。但し、第1操作画面では、客はお金(貨幣)を投入していないため全て0円と表示する。
制御部26は、その他必要な情報(例えば、販売店名)などをその他の情報表示部44に表示する。
第2操作画面は、第1操作画面が表示された後、制御部26が、第1操作画面から切り替えて表示される画面であり、制御部26は、第2操作画面に関して、次の情報を図5に示すように表示する。
制御部26は、第1操作画面と同様に、タッチパネル表示部12の上部には、上広告表示部38によって商品に関する広告宣伝を動画像、又は、静止画像を表示する。
制御部26は、タッチパネル表示部12の下部に、金額表示部42を表示する。金額表示部42は、客の投入金額、購入金額、お釣りを表示する。
制御部26は、予め設定された選択ボタン36に関して、第1操作画面の静止画像(第1情報)とは異なる第2情報を表示する。第2情報は、予め設定された選択ボタン36と関連付けてメモリ34に記憶されている。なお、第2情報を表示する選択ボタン36は予め設定されているが、この予め選択された選択ボタン36は、例えば、店舗が販売促進したいメニューや、注意を引きたいメニューに基づいて、対応する選択ボタン36が設定される。具体的には、季節や時間に応じて売上を上げたい商品や、注意を引きづらいテイクアウトのボタンなどを設定する。また、「予め設定する」とは、店舗で管理者が券売機1を操作して設定するだけでなく、サーバシステムからインターネット等のブロードバンドネットワークを通じて配信することもできる。この場合、例えば、券売機1の売上データと連動して、売上の悪い商品の選択ボタン36について第2情報を表示するように設定してもよい。第2情報は、具体的には動画像であり、例えば、うどんの場合には湯気が出ている状態を動画像で表示し、そのうどんが美味しいことをアピールする。この場合に、予め設定される選択ボタン36の数は1個でもよく、複数個でもよい。すなわち、選択ボタン36の個数は、客の注意を喚起する効果を損なわないような個数に適宜設定される。したがって、この場合、全ての選択ボタン36ではなく、選択ボタン36の総数よりも少ない個数とする。また、1個の選択ボタン36のみが設定されている場合には、その商品に関する音をスピーカ24から出力する。複数個の選択ボタン36に動画像を表示する場合には、同時に表示する。なお、設定されていない他の選択ボタン36については、第1操作画面と同様に静止画像のみからなる第1情報を表示する。また、設定される選択ボタン36は、客が目につきやすい場所、例えばタッチパネル表示部12左上の領域に位置する選択ボタン36を設定する。
(4)券売機1の販売状態
券売機1の販売状態について図3のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、制御部26は、人感センサ46が客を検知していない場合には、タッチパネル表示部12に初期画面を表示して商品の広告を行い、ステップS2に進む。
ステップS2において、制御部26は、人感センサ46が客を検知した場合には、ステップS3に進み、検知していない場合にはステップS1に戻る。
ステップS3において、制御部26は、客を検知したためタッチパネル表示部12を初期画面から図4に示す第1操作画面に切り替えて表示する。そしてステップS3から所定の時間が経過した後、ステップS4に進む。「所定の時間」とは、例えば客が券売機1の前に立ってから操作する間の時間程度に設定された数秒の時間である。
ステップS4において、制御部26は、第1操作画面から所定時間後に図5に示す第2操作画面に切り替えて表示する。この場合に、予め設定された選択ボタン36に動画像を表示する。設定されていない他の選択ボタン36については、第1操作画面と同様に静止画像のみからなる第1情報を表示する。そしてステップ5に進む。
ステップS5において、客が紙幣投入口14、又は、コイン投入口16からお金を投入した場合には、制御部26は、第2操作画面の金額表示部42に投入金額を表示し、ステップS6に進み、投入していない場合にはステップS5を継続し、第2操作画面の表示を続ける。
ステップS6において、客が、1個の選択ボタン36を操作すると、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御部26は、操作された選択ボタンの商品の金額に対応した購入金額、お釣りを金額表示部42に表示する。そしてステップS8に進む。
ステップS8において、返却ボタン20が操作された場合には、ステップS9に進み、返却ボタン20が操作されない場合には、ステップS5に戻る。
ステップS9において、制御部26は、発券装置32によってその選択ボタン36に対応する商品の券を発券し、終了する。なお、発券はステップS6において選択ボタン36が操作されたときに行ってもよい。
なお、いずれのステップにおいても客によって取消しボタン21が操作されたときは、エンドに進む。
(5)効果
本実施形態によれば、第1操作画面が表示された後、客が選択ボタン36を操作するまでの時間は、静止画像で表示されていた選択ボタン36の中で、予め設定した選択ボタン36の画像が、静止画像から動画像になるため、その商品をより客に対しアピールでき、購入の衝動の演出を行うことができる。したがって、販売者側がお勧めの商品に客を誘導でき、購買意欲を高めることができて客単価の上昇が可能となる。
(6)変更例1
上記実施形態では商品として食品で説明したが、本発明は、これに代えて映画やその他の演劇などの入場券、風呂、プール、サウナなどの利用券の券売機においても利用できる。
また、映画の入場券などの券売機として使用する場合には、第2操作画面において予め設定された選択ボタン36に、動画像に代えて残りの席数などの第2情報を示す静止画像を表示してもよい。また、第2情報としては、映画の予告画像などの動画像と共にその静止画像で表された残席数を表示してもよい。
(7)変更例2
上記実施形態では、第2操作画面において、複数個の選択ボタン36に動画像を表示する場合、同時に表示していたが、これに代えて、設定された複数個の選択ボタン36に関して、それぞれ1個ずつ所定時間(例えば、3秒〜10秒)毎に第2情報を順番に表示し、第2操作画面において第2情報が表示される選択ボタン36を単位時間あたり1つにすることで、客の注意が複数の商品に分散することを防止してもよい。この場合、1個の動画像の再生が終わったら、次の選択ボタンの動画像の再生を開始するようにしてもよい。また、順番に表示し終わった後は所定の時間枠で繰り返し表示するようにしてもよい。この場合、スピーカから出力される音はそれぞれの選択ボタン36と関連付けて順番に出力されるようにしてもよい。
(8)変更例3
上記実施形態では、返却ボタン20は、商品選択の決定ボタンも兼用するが、タッチパネル表示部12に決定ボタンを別途設け、客が押下すると、その時点までに選択した商品の券が発券口22から発行されるようにしてもよい。この場合、返却ボタン20は、投入した貨幣の金額から選択した商品の金額を差し引いたお釣りを返却する役割を有する。
(9)変更例4
上記実施形態では、制御部26は、図4に示す第1操作画面から所定時間後に図5に示す第2操作画面に切り替えて表示したが、これに代えて、図6のフローチャートのステップS4’と、ステップS5’に示すように、図4に示す第1操作画面において、貨幣が投入された後に、第2操作画面に切り替えてもよい。この場合、第2操作画面は、紙幣投入口14、コイン投入口16から紙幣、又は、コインが投入され、ビルバリ28、又は、コインメック30がそれを検知した場合に、表示される画面となる。本変更例の場合、貨幣を投入するという行為を行う購入意思のある客に向けて購買意欲を高めることができるので、購入意思のない通行人に対しては不要なアピールを行うことなく第2操作画面に切り替えるための電力消費量を抑えることができる。なお、他のステップでは、上記実施形態と同様の順番で制御が行われる。
また、第1操作画面を表示してから所定時間後に第2操作画面を表示し、その表示状態で客が貨幣を投入する前に、客が選択ボタン36を操作する制御の順番でもよい。
(10)その他
上記では本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・券売機、12・・・タッチパネル表示部、14・・・紙幣投入口、16・・・コイン投入口、26・・・制御部、28・・・ビルバリ、30・・・コインメック、32・・・発券装置、36・・・選択ボタン、46・・・人感センサ

Claims (9)

  1. 商品を選択するための選択ボタンを複数個表示するタッチパネル表示部と、
    貨幣を投入するための貨幣投入装置と、
    前記商品に関する券を発券する発券装置と、
    前記タッチパネル表示部に第1操作画面を表示し、前記第1操作画面を表示した後に第2操作画面を表示する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、
    前記第1操作画面において、前記タッチパネル表示部に表示された全ての前記選択ボタンに、前記商品に関する第1情報を示す静止画像をそれぞれ表示し、
    前記第2操作画面において、予め設定された前記選択ボタンに前記第1情報とは異なる第2情報を表示する、
    券売機。
  2. 前記制御部は、前記第1操作画面を表示してから所定時間後に第2操作画面に表示を切り替える、
    請求項1に記載の券売機。
  3. 前記制御部は、前記第1操作画面の表示状態において前記貨幣投入装置に前記貨幣が投入されると第2操作画面に表示を切り替える、
    請求項1に記載の券売機。
  4. 前記第2情報とは、前記商品に関する情報を示す動画像である、
    請求項1に記載の券売機。
  5. 前記第2情報とは、前記商品に関する情報を示す静止画像である、
    請求項1に記載の券売機。
  6. 前記制御部は、前記第2操作画面を表示するときに、予め設定された前記選択ボタン以外の前記選択ボタンには前記第1情報をそのまま表示する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の券売機。
  7. 予め設定された前記選択ボタンは、1個又は複数個である、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の券売機。
  8. 前記制御部は、設定された複数個の前記選択ボタンに前記第2情報を表示する場合に、一つの設定された前記選択ボタン毎に順番に前記第2情報を表示する、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の券売機。
  9. 前記制御部は、前記予め設定された選択ボタンに前記第2情報を表示するときに、その選択ボタンに関する前記商品の音声情報も出力する、
    請求項1に記載の券売機。
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