JP2021179713A - 自動販売機、自動販売システム及びプログラム - Google Patents

自動販売機、自動販売システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021179713A
JP2021179713A JP2020083763A JP2020083763A JP2021179713A JP 2021179713 A JP2021179713 A JP 2021179713A JP 2020083763 A JP2020083763 A JP 2020083763A JP 2020083763 A JP2020083763 A JP 2020083763A JP 2021179713 A JP2021179713 A JP 2021179713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
product
vending machine
content
image
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020083763A
Other languages
English (en)
Inventor
啓 庵原
Kei Ihara
哲也 上田
Tetsuya Ueda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2020083763A priority Critical patent/JP2021179713A/ja
Publication of JP2021179713A publication Critical patent/JP2021179713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】出力するコンテンツの内容を工夫した自動販売機、自動販売システム及びプログラムを提供する。【解決手段】タッチパネルディスプレイ3を有する自動販売機1は、複数の商品の各々を特定するための商品情報を提示する商品情報出力部16と、提示された商品情報に対応した、利用者による購入操作を受け付ける操作受付部11と、複数の商品の各々を複数のグループのうちいずれかのグループに属するようにし、各商品を識別する商品識別情報と商品識別情報に関連した複数のコンテンツとを、グループに対応付けて記憶したグループ情報記憶部32を参照して、購入操作により特定される商品の商品識別情報に対して関連付けられたグループ情報記憶部32の複数のコンテンツの中からいずれかのコンテンツを選択するコンテンツ選択部19と、選択されたいずれかのコンテンツを出力するコンテンツ出力部20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、自動販売機、自動販売システム及びプログラムに関する。
販売用の商品を排出する自動販売機は、現状において、日本国内の至る所に配置され、利用者がいつでも気軽に飲料等の商品を購入できる。
自動販売機は、前面に商品のレプリカが展示され、ある商品のレプリカに対応したボタンを利用者が選択等することで、利用者が選択した商品を取出口に搬出するものが一般的である。
近年では、商品のレプリカに代えて表示画面を設けた自動販売機が普及し始めている。その中で、表示部による映像コンテンツの表示と、自動販売機としての機能とを両立させた自動販売機が開示されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載のものは、例えば、オフィス等に設置された自動販売機のように、それが自動販売機であることが容易に判別可能な外観で構成されていなくても、自動販売機の設置場所が明らかな場合に用いるためのものである。オフィス等では、景観等を考慮し、目立たない場所に自動販売機が設置されることがある。しかし、オフィス等に設置される自動販売機は、顧客吸引のために目立たせる必要がない。そのために、表示部を有する自動販売機を用い、その表示部に映像コンテンツを表示させることで、設置場所を考慮しなくてもよいものにしている。
国際公開第2013/108388号
自動販売機は、上記の特許文献1のようなものは例外であり、一般的には、商品の販売を主目的とするものである。そのため、表示する映像コンテンツは、商品の販売につながるものにすることが望ましい。
そこで、本発明は、出力する映像コンテンツの内容を工夫した自動販売機、自動販売システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
第1の発明は、表示部を有する自動販売機であって、複数の商品の各々を特定するための商品情報を提示する商品情報提示手段と、前記商品情報提示手段に提示された前記商品情報に対応した、利用者による購入操作を受け付ける操作受付手段と、前記複数の商品の各々を複数のグループのうちいずれかのグループに属するようにし、各商品を識別する商品識別情報と前記商品識別情報に関連した複数のコンテンツとを、前記グループに対応付けて記憶した記憶部を参照して、前記購入操作により特定される前記商品の前記商品識別情報に対して関連付けられた前記記憶部の前記複数のコンテンツの中からいずれかの前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、前記コンテンツ選択手段により選択された前記いずれかのコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、を備える自動販売機である。
第2の発明は、第1の発明の自動販売機において、前記商品情報提示手段は、前記商品情報として、前記商品を示す商品画像を前記記憶部から抽出して前記表示部に出力し、前記操作受付手段は、前記表示部の表示面を前記利用者がタッチ操作することで、前記表示面に表示された前記商品画像に対する選択操作を受け付ける、自動販売機である。
第3の発明は、第2の発明の自動販売機において、前記コンテンツ出力手段は、前記表示部の表示を、前記商品情報提示手段が出力した前記商品画像から前記いずれかのコンテンツに切り替える、自動販売機である。
第4の発明は、第3の発明の自動販売機において、前記商品情報提示手段は、前記コンテンツ出力手段により出力された前記いずれかのコンテンツの再生が終了したことに応じて、前記表示部の表示を、前記いずれかのコンテンツから1以上の前記商品画像に切り替える、自動販売機である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの自動販売機において、各グループに対応付けられた前記複数のコンテンツの各々には、出力確率が対応付けられており、前記コンテンツ選択手段は、前記出力確率に基づいて前記複数のコンテンツの中から前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機である。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの自動販売機において、前記利用者を撮影可能な位置に設けられた撮影部と、前記撮影部が撮影した、前記操作受付手段により前記購入操作を行った前記利用者の画像を取得する利用者画像取得手段と、を備え、前記コンテンツ選択手段は、前記利用者画像取得手段により取得した前記利用者の画像から得られる利用者情報に基づき、前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機である。
第7の発明は、第6の発明の自動販売機において、前記利用者画像取得手段により取得した前記利用者の画像を分析する画像分析手段を備え、前記コンテンツ選択手段は、前記画像分析手段による分析の結果、同一の前記利用者による連続購入の場合には、直近で選択した前記コンテンツとは異なる前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機である。
第8の発明は、第6の発明の自動販売機において、前記利用者画像取得手段により取得した前記利用者の画像を分析する画像分析手段を備え、前記コンテンツ選択手段は、前記画像分析手段による分析の結果、同一の前記利用者による連続購入の場合には、前記いずれかのコンテンツとして他のコンテンツより高価値のコンテンツを選択する、自動販売機である。
第9の発明は、第6の発明から第8の発明までのいずれかの自動販売機において、前記コンテンツ出力手段は、前記利用者画像取得手段が取得した前記利用者の画像を、前記いずれかのコンテンツと共に前記表示部に出力する、自動販売機である。
第10の発明は、第1の発明から第9の発明までのいずれかの自動販売機において、設置場所に関する気象情報及び日時情報のうち少なくとも一方を含む付加情報を取得する付加情報取得手段を備え、前記コンテンツ選択手段は、前記付加情報取得手段により取得した前記付加情報に基づく画像を付加した前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機である。
第11の発明は、第1の発明から第10の発明までのいずれかの自動販売機において、前記商品は、所定のキャラクタの関連商品が所定の容器に収容されたものであり、前記コンテンツは、前記所定のキャラクタのキャラクタ画像を含むものである、自動販売機である。
第12の発明は、表示部を有する自動販売機を含む自動販売システムであって、前記自動販売機は、複数の商品の各々を特定するための商品情報を提示する商品情報提示手段と、前記商品情報提示手段に提示された前記商品情報に対応した、利用者による購入操作を受け付ける操作受付手段と、を備え、前記複数の商品の各々を複数のグループのうちいずれかのグループに属するようにし、各商品を識別する商品識別情報と前記商品識別情報に関連した複数のコンテンツとを、前記グループに対応付けて記憶した記憶部と、前記記憶部を参照して、前記購入操作により特定される前記商品の前記商品識別情報に対して関連付けられた前記記憶部の前記複数のコンテンツの中からいずれかの前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、前記コンテンツ選択手段により選択された前記いずれかのコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、を備える自動販売システムである。
第13の発明は、第1の発明から第11の発明までのいずれかの自動販売機としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、出力するコンテンツの内容を工夫した自動販売機、自動販売システム及びプログラムを提供することができる。
本実施形態に係る自動販売機の全体概要図である。 本実施形態に係る自動販売機で提供する商品の例を示す図である。 本実施形態に係る自動販売機の機能ブロック図である。 本実施形態に係る自動販売機の記憶部の例を示す図である。 本実施形態に係る自動販売機の制御処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る自動販売機に表示される商品紹介画面の例を示す図である。 本実施形態に係る自動販売機に表示される商品詳細画面の例を示す図である。 本実施形態に係る自動販売機のコンテンツ出力処理を示すフローチャートである。 本実施形態に係る自動販売機に表示されるコンテンツ出力画面の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
<自動販売機1>
図1は、本実施形態に係る自動販売機1の全体概要図である。
図1に示す自動販売機1は、例えば、特定のキャラクタ関連商品を販売する店舗や、アミューズメント施設等に設置され、特定のキャラクタに関連する商品を販売するものである。そして、自動販売機1は、商品の購入がされた場合に、商品に付されたキャラクタに関連するコンテンツを表示させる。
自動販売機1は、外観から視認可能なものとして、筐体2と、タッチパネルディスプレイ3(表示部)と、モニタ4と、スピーカ5と、カメラ6(撮影部)と、硬貨投入口7と、商品取出口8とを備える。
筐体2は、例えば、幅方向Xが1200mm程度、奥行き方向Yが650mm程度であり、高さ方向Hが1800mm程度の大きさのケースである。
タッチパネルディスプレイ3は、液晶パネル等で構成される表示部としての機能と、利用者の指等によるタッチ入力を検出する入力部としての機能とを有する。タッチパネルディスプレイ3は、利用者が購入可能な商品の商品画像を表示し、利用者が購入したい商品の商品画像上の表示面をタッチ操作するために、利用者による操作がしやすい高さの位置に配置されている。
モニタ4は、例えば、商品の企業に関する宣伝画像や、利用者を呼び込むための呼び込み画像等を表示する。モニタ4は、遠くからでも見やすいように、例えば、タッチパネルディスプレイ3の上側の高い位置に設けられる。
スピーカ5は、コンテンツに含まれる音声や効果音等を出力する装置である。スピーカ5は、例えば、モニタ4の右方に、カメラ6と並んで配置されている。
カメラ6は、商品を購入する利用者を撮影する装置である。カメラ6は、例えば、モニタ4の右方に配置されている。
硬貨投入口7は、硬貨を投入するための投入口である。硬貨投入口7の内部には、投入された硬貨を検出する光学センサ等の硬貨検出部38(後述する)が設けられており、この硬貨検出部38が硬貨を検出すると、制御部10(後述する)に検出信号を出力する。
商品取出口8は、商品を外部に払い出す取出口である。商品取出口8は、例えば、利用者が屈んで商品を取り出すことができる高さの位置に配置されている。
<販売商品>
次に、自動販売機1で販売する商品について説明する。
図2は、本実施形態に係る自動販売機1で提供する商品の例を示す図である。
この自動販売機1では、例えば、ポーチやキーホルダーといった雑貨類を、特定のキャラクタに関連する商品として販売する。
図2には、商品の一例として、ポーチである商品Gが例示されている。商品Gは、ある有名な猫のキャラクタの絵が付されたものである。商品Gは、自動販売機1で販売するために、容器9に収容された状態で、自動販売機1の商品取出口8に排出される。
容器9は、例えば、直径が60mm程度、高さが120mm程度の大きさの容器である。なお、容器9の大きさは、これに限定されるものではない。しかし、飲料を販売する一般的な自動販売機1の機構を使用するため、容器9は、自動販売機1の機構で用いることが可能な大きさである必要がある。
また、この例では、雑貨類を商品としているが、他のものであってもよい。しかし、商品は、容器9に入れるため、容器9に入る大きさである必要がある。
さらに、自動販売機1で販売する複数の商品は、同一の、又は、関連するキャラクタの絵が付されたものであるのが望ましい。そして、自動販売機1の筐体2そのものが、商品と同様のキャラクタを連想させるような色が施されていてもよい。自動販売機1で購入可能な商品の世界観を統一させるためである。
次に、自動販売機1の機能ブロックについて説明する。
図3は、本実施形態に係る自動販売機1の機能ブロック図である。
図4は、本実施形態に係る自動販売機1の記憶部30の例を示す図である。
図3に示すように、自動販売機1は、図1において説明したタッチパネルディスプレイ3と、モニタ4と、スピーカ5と、カメラ6と、硬貨投入口7と、商品取出口8と、硬貨検出部38との他、制御部10と、記憶部30と、商品ストッカ36と、商品払出部37とを備えている。
制御部10及び記憶部30を説明する前に、商品ストッカ36と、商品払出部37とについて説明する。
商品ストッカ36は、複数種類の商品が収容された容器9(図2参照)を、商品の種類ごとに貯留する装置である。
商品払出部37は、商品ストッカ36に貯留された商品が収容された容器9のうち、利用者によって指定された商品を収容した容器9を、商品取出口8に払い出すための処理を行う装置である。
制御部10は、自動販売機1の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、操作受付部11(操作受付手段)と、販売制御部13と、表示制御部15とを備える。
操作受付部11は、タッチパネルディスプレイ3の表示面における利用者による商品購入のためのタッチ操作(以降、購入操作ともいう。)を受け付ける。
販売制御部13は、操作受付部11による購入操作を受け付けたことに応じて、商品販売処理を行う。販売制御部13は、商品販売処理として、購入操作に対応する商品の対価が支払われたことを、硬貨投入口7の硬貨検出部38からの検出信号により確認する。そして、販売制御部13は、商品販売処理として、商品払出部37に、商品ストッカ36に貯留された購入操作に対応する商品の容器9を商品取出口8へ払い出す制御をさせる行う。
表示制御部15は、タッチパネルディスプレイ3の表示に関する制御を行う。
表示制御部15は、商品情報出力部16(商品情報提示手段)と、利用者画像取得部17(利用者画像取得手段)と、画像分析部18(画像分析手段)と、コンテンツ選択部19(コンテンツ選択手段)と、コンテンツ出力部20(コンテンツ出力手段)と、コンテンツ切替部21とを備える。
商品情報出力部16は、自動販売機1が販売する複数の商品の商品画像(商品情報)を含む商品紹介画面を、タッチパネルディスプレイ3に出力する。
利用者画像取得部17は、操作受付部11による購入操作を受け付けた際のタッチパネルディスプレイ3へのタッチ操作者である、利用者の画像を取得する。より具体的には、制御部10は、例えば、カメラ6が撮影した撮影画像を、カメラ6から随時取得する、そして、利用者画像取得部17は、操作受付部11による購入操作を受け付けた前後の撮影画像に含まれ、かつ、自動販売機1のタッチパネルディスプレイ3に近い位置にいる人物を、利用者であると推定して、利用者の画像を取得してもよい。また、利用者画像取得部17は、例えば、操作受付部11による購入操作を受け付けたことを契機としてカメラ6から撮影画像を取得する。そして、利用者画像取得部17は、取得した撮影画像に含まれ、自動販売機1のタッチパネルディスプレイ3に近い位置の人物を、利用者であると推定して利用者の画像を取得してもよい。
ここで、画像から人物を取得する方法としては、様々な公知の技術を用いることによって行うことができ、特定の手法に限定されるものではない。
画像分析部18は、利用者画像取得部17が取得した利用者の画像を分析する。画像分析部18は、例えば、利用者の画像のうち利用者の顔である顔画像を分析して、性別や年代といった利用者の属性を推定してもよい。また、画像分析部18は、直近に商品を購入した利用者の画像を記憶部30に一時記憶しておき、取得した利用者の画像と比較することで、直近の利用者と同一人物であるか否かを分析してもよい。
コンテンツ選択部19は、利用者が購入した商品に関連付けられた複数のコンテンツの中からコンテンツを1つ選択(いずれかのコンテンツを選択)する。ここで、複数のコンテンツは、いずれも商品のキャラクタが登場するコンテンツである。また、コンテンツは、例えば、動画や画像、音声等である。
ここで、コンテンツ選択部19は、例えば、複数のコンテンツの中からランダムにコンテンツを選択してもよい。
また、例えば、複数のコンテンツの各々に出力確率を予め設定しておき、コンテンツ選択部19は、出力確率に基づいて複数のコンテンツの中からコンテンツを選択してもよい。
さらに、例えば、複数のコンテンツの各々に属性情報を対応付けておき、コンテンツ選択部19は、画像分析部18によって推定した利用者の属性に基づいて、複数のコンテンツの中からコンテンツを選択するようにしてもよい。
さらにまた、コンテンツ選択部19は、画像分析部18によって直近の利用者と同一人物であるとする分析結果を得た場合には、直近に選択されたコンテンツを除く複数のコンテンツの中からコンテンツを選択してもよい。この場合、コンテンツ選択部19は、選択するコンテンツを、他のコンテンツより高価値のものにしてもよい。高価値のコンテンツとしては、例えば、通常のコンテンツとはキャラクタの世界観が異なり、より希少価値のあるコンテンツがある。また、高価値のコンテンツとしては、例えば、コンテンツの視聴時間が通常のコンテンツよりも長いコンテンツがある。高価値のコンテンツは、このように通常のコンテンツより利用者に特別感を与えるものである。
コンテンツ出力部20は、コンテンツ選択部19により選択されたコンテンツを、タッチパネルディスプレイ3に出力する。
コンテンツ切替部21は、タッチパネルディスプレイ3に出力するコンテンツと商品紹介画面との切り替えを行う。コンテンツ切替部21は、コンテンツ選択部19によりコンテンツが選択されたことに応じて、それまで表示されていた商品紹介画面から、選択されたコンテンツの画面に、タッチパネルディスプレイ3の表示を切り替える。また、コンテンツ切替部21は、コンテンツの視聴が終了したことに応じて、コンテンツの画面から商品紹介画面に、タッチパネルディスプレイ3の表示を切り替える。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、グループ情報記憶部32と、商品画像記憶部33と、コンテンツ記憶部34とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、自動販売機1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラムを記憶している。ここで、自動販売機1の制御部10が実行する各種機能を行うためのプログラムは、1つのプログラムでもよいし、機能ごとに別プログラムであってもよい。
グループ情報記憶部32は、グループごとに商品とコンテンツとの関連付けを記憶する記憶領域である。グループ情報記憶部32は、例えば、図4(A)に示すように、グループID(IDentification)をキーとして、商品ID(商品識別情報)と、コンテンツIDと、出力確率と、高価値フラグとを対応付けて記憶する。
グループIDは、グループを識別するための識別情報である。ここで、グループは、例えば、商品のキャラクタごとにひとまとめにするものである。例えば、キャラクタAと、キャラクタBとは、別グループとして、別個のグループIDを付与する。なお、グループは、同じキャラクタであっても、例えば、表情ごとに別グループにしてもよい。
商品IDは、商品を識別するための識別情報である。
コンテンツIDは、コンテンツを識別するための識別情報である。
出力確率は、コンテンツIDに対応するコンテンツを出力させるグループ内における確率である。出力確率は、例えば、グループ内での確率の合計が1(100%)になるように設定されている。
高価値フラグは、コンテンツIDに対応するコンテンツが高価値か否かを示す。例えば、高価値フラグが1に対応するコンテンツIDのコンテンツは、高価値なものである。
図4(A)のグループ情報記憶部32の例によれば、商品IDがG−A1からG−A3までの3つの商品は、同じキャラクタである、例えば、キャラクタA(図示せず)が施された商品である。そのため、商品IDがG−A1からG−A3までの3つの商品は、グループIDがA01のグループに属するように設定されている。他方、商品IDがG−B1からG−B3までの3つの商品は、グループA01のキャラクタとは異なる同じキャラクタである、例えば、キャラクタB(図示せず)が施された商品であり、グループIDがB01のグループに属するように設定されている。
そして、グループIDがA01には、コンテンツIDがCT−A1からCT−A4までの4つのコンテンツが関連付けられている。コンテンツIDがCT−A1からCT−A4までの4つのコンテンツは、いずれもキャラクタAの画像を含むコンテンツである。そして、各コンテンツには、予め設定された出力確率が対応付けられている。図4(A)の例の場合、コンテンツIDがCT−A4のものだけ、他に比べて出力確率が低く設定されている。出力確率の設定は、例えば、自動販売機1の設置業者が適宜行えるようになっている。
同様に、グループIDがB01には、コンテンツIDがCT−B1からCT−B4までの4つのコンテンツが関連付けられている。コンテンツIDがCT−B1からCT−B4までの4つのコンテンツは、いずれもキャラクタBの画像を含むコンテンツである。そして、各コンテンツには、予め設定された出力確率が対応付けられている。ここで、コンテンツIDがCT−B1からCT−B3までの3つのコンテンツの出力確率の合計が1になっており、コンテンツIDがCT−B4のコンテンツの出力確率は0である。また、コンテンツIDがCT−B4のみが高価値フラグが1である。これは、通常は、コンテンツIDがCT−B1からCT−B3までの3つのコンテンツが出力確率に応じて選択され、特別な条件を満たす場合に、コンテンツIDがCT−B4のコンテンツが選択されることを表す。
商品画像記憶部33は、商品画像を記憶する記憶領域である。商品画像記憶部33は、例えば、図4(B)に示すように、商品IDに対応付けてその商品の画像である商品画像そのものを記憶する。
コンテンツ記憶部34は、コンテンツを記憶する記憶領域である。コンテンツ記憶部34は、例えば、図4(C)に示すように、コンテンツIDに対応付けてコンテンツそのものを記憶する。
<処理の説明>
次に、自動販売機1での処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る自動販売機1の制御処理を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係る自動販売機1に表示される商品紹介画面41の例を示す図である。
図7は、本実施形態に係る自動販売機1に表示される商品詳細画面42の例を示す図である。
図8は、本実施形態に係る自動販売機1のコンテンツ出力処理を示すフローチャートである。
図9は、本実施形態に係る自動販売機1に表示されるコンテンツ出力画面43の例を示す図である。
図5に示す制御処理は、自動販売機1に設けられた電源(図示せず)が投入され、自動販売機1と使用可能な状態になったことに応じて、処理を開始する。
図5のステップS(以下、単に「S」という。)11において、自動販売機1の制御部10(商品情報出力部16)は、商品紹介画面41を、タッチパネルディスプレイ3に出力する。
図6は、タッチパネルディスプレイ3に出力された商品紹介画面41の例を示す。
商品紹介画面41は、各商品の商品画像91a、91b、91c、91d、91e、91f、・・・(以下、個々の商品を区別しない場合には、単に商品画像91という。)と、各商品画像91の下側に購入のための各ボタン画像92とを含む。
図6の例では、商品画像91a、91b、91cは、いずれも猫であるキャラクタAの画像が付された商品である。商品画像91aと商品画像91bとは、ポーチ(入れ物)の画像であり、商品画像91cは、キーホルダーの画像である。商品画像91aから商品画像91cまでは、グループIDがA01の商品IDが対応付けられている。例えば、商品画像91aは、商品IDがG−A1に対応し、商品画像91bは、商品IDがG−A2に対応し、商品画像91cは、商品IDがG−A3に対応する(図4(A)、(B)参照)。
同様に、商品画像91d、91e、91fは、いずれも犬であるキャラクタBの画像が付された商品であり、グループIDがB01の商品IDが対応付けられている。
なお、制御部10は、モニタ4には、例えば、予め記憶部30に記憶された商品の企業に関する宣伝画像や、呼び込み画像等を出力する。
図5のS12において、制御部10(操作受付部11)は、タッチパネルディスプレイ3へのタッチ操作を受け付けたか否かを判断する。タッチ操作を受け付けた場合(S12:YES)には、制御部10は、処理をS13に移す。他方、タッチ操作を受け付けていない場合(S12:NO)には、制御部10は、本処理にとどまり、タッチ操作を受け付けるまで待機する。
S13において、制御部10(操作受付部11)は、受け付けたタッチ操作が商品の購入操作であるか否かを判断する。
例えば、図6の商品紹介画面41において、利用者による1つの商品画像91に対するタッチ操作や、商品画像91の直ぐ下側にあるボタン画像92に対するタッチ操作が行われると、制御部10は、例えば、図7に示す商品詳細画面42を、タッチパネルディスプレイ3に出力する。
商品詳細画面42は、タッチ操作がされた位置に基づく商品の拡大画像42aと、再度購入するか否かを利用者に指定させるボタン画像42b及び42cとを含む。制御部10は、拡大画像42aに対するタッチ操作を検出すると、拡大画像42aを回転表示させて全体が分かるように表示してもよい。また、制御部10は、図示しない商品の詳細情報を表示してもよい。なお、詳細情報を表示する場合には、例えば、商品画像記憶部33に、商品IDに対応付けて詳細情報を記憶しておき、制御部10は、その情報を出力すればよい。
商品詳細画面42は、商品紹介画面41の上に重ねて表示してもよいし、商品紹介画面41から切り替えて表示してもよい。
そして、利用者が、「はい」のボタン画像42bをタッチ操作することで、制御部10は、商品の購入操作を受け付けたと判断する。他方、利用者が、「いいえ」のボタン画像42cをタッチ操作することで、制御部10は、商品の購入操作を受け付けていないと判断する。
受け付けたタッチ操作が商品の購入操作である場合(S13:YES)には、制御部10は、処理をS14に移す。他方、受け付けたタッチ操作が商品の購入操作ではない場合(S13:NO)には、制御部10は、商品詳細画面42の出力を停止した上で、処理をS11に移す。
なお、図7に示す商品詳細画面42を出力して、利用者に確認する処理を行うか否かは、任意である。図6の商品紹介画面41により、1つの商品画像91等に対するタッチ操作が行われることで、制御部10は、商品詳細画面42を出力することなく商品の購入操作を受け付けたと判断してもよい。
図5のS14において、制御部10は、硬貨検出部38からの検出信号により、商品に対する料金を受け付けたか否かを判断する。料金を受け付けた場合(S14:YES)には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、料金を受け付けていない場合(S14:NO)には、制御部10は、本処理にとどまり、料金を受け付けるまで待機する。
なお、制御部10は、購入操作を受け付けてから規定の時間(例えば、1分以内)に料金を受け付けなかった場合には、購入操作がされなかったものとして、処理をS11に移してもよい。
S15において、制御部10(販売制御部13)は、商品販売処理を行う。商品販売処理として、販売制御部13は、商品払出部37に対して、利用者により購入操作がされた商品の商品ストッカ36から当該商品を払い出すように指令することで、商品払出部37が、商品取出口8に当該商品を排出する。
S16において、制御部10(表示制御部15)は、コンテンツ出力処理を行う。
なお、S15とS16との処理は、並行して同時に行われることが望ましいが、S15の処理の後にS16の処理を行ってもよいし、逆であってもよい。
ここで、コンテンツ出力処理について、図8に基づき説明する。
図8のS31において、制御部10(コンテンツ選択部19)は、購入した商品に対応付けられたグループIDを、グループ情報記憶部32(図4(A)参照)を参照して特定する。
S32において、制御部10(利用者画像取得部17)は、カメラ6が撮影した利用者の画像を取得する。なお、カメラ6から利用者の画像を取得するタイミングは、上述したように、常時であってもよいし、購入操作が行われたタイミングであってもよく、限定されるものではない。
S33において、制御部10(画像分析部18)は、取得した利用者の画像を分析する。画像分析部18が行う利用者の画像の分析として、例えば、直近の購入者の画像と、その際に選択して出力されたコンテンツのコンテンツIDとを、記憶部30に一時記憶させておく。そして、制御部10は、記憶部30に一時記憶された画像と、取得した利用者の画像との人物画像の一致度合を、公知の技術を用いて算出する。
S34において、制御部10(画像分析部18)は、取得した画像の利用者が直近の購入者と同一人物であるか否かを判断する。制御部10は、例えば、S33において算出した一致度合に応じて、直近の購入者と同一人物か否かを判断する。直近の購入者と同一人物であると判断した場合(S34:YES)には、制御部10は、処理をS35に移す。他方、直近の購入者と同一人物ではないと判断した場合(S34:NO)には、制御部10は、処理をS36に移す。
S35において、制御部10(コンテンツ選択部19)は、S31の処理で特定したグループIDに対応する複数のコンテンツから、直近に出力したコンテンツを除いてコンテンツを1つ選択する。これは、同一の購入者に連続して同じコンテンツを出力しないようにするための処理である。その後、制御部10は、処理をS37に移す。
他方、S36において、制御部10(コンテンツ選択部19)は、S31の処理で特定したグループIDに対応する複数のコンテンツからコンテンツを1つ選択する。
ここで、図4(A)のグループ情報記憶部32を例に、同一人物が、商品IDが「G−A1」の商品を2回連続で購入した場合について説明する。最初の購入時は、直近の購入者とは同一人物ではないため(S34がNO)、制御部10は、コンテンツIDが「CT−A1」から「CT−A4」までの4つから出力確率に応じて1つのコンテンツID(例えば、「CT−A2」)を選択する(S36)。続けて購入した時には、直近の購入者と同一人物であるので(S34がYES)、制御部10は、直近で選択されたコンテンツIDが「CT−A2」を除いた3つから出力確率に応じて1つのコンテンツID(例えば、「CT−A3」)を選択する(S35)。
なお、制御部10は、直近の購入者が同一人物ではなくなるまで、選択したコンテンツIDを記憶部30に一時記憶しておき、毎回異なるコンテンツを選択するようにしてもよい。
また、上記の例は、同一人物が、商品IDが「G−A1」の商品を2回連続で購入した場合について説明したが、同一グループの商品を複数回購入した場合についても同様である。例えば、同一人物が、商品IDが「G−A1」の商品の購入に続けて、商品IDが「G−A3」の商品を購入した場合も、同様である。
さらに、グループ情報記憶部32に高価値フラグが設定されている場合に、同一人物が複数回(例えば、4回)連続して同じグループの商品を購入したときには、制御部10は、高価値フラグが設定されたコンテンツを選択するようにしてもよい。そのようにすれば、同一人物が連続して同一グループの商品を所定個数以上購入した場合に限り、高価値のコンテンツが再生されるようにでき、利用者に特別感を与えることができ、利用者の満足度を向上させることができる。
図8のS37において、制御部10(コンテンツ切替部21)は、商品紹介画面41が出力されているタッチパネルディスプレイ3を、選択したコンテンツに切り替える。そして、制御部10(コンテンツ出力部20)は、タッチパネルディスプレイ3に、例えば、図9に示すようなコンテンツ出力画面43を出力する。
コンテンツ出力画面43は、購入した商品に付された猫のキャラクタAが、例えば、踊ったり、お礼のジェスチャーをしたりする動画を出力する画面である。コンテンツに、例えば、キャラクタの声や音楽といった音声を含む場合には、制御部10は、スピーカ5から音声を出力する。
このコンテンツ出力処理によって、制御部10は、商品に対応付けられたコンテンツを、タッチパネルディスプレイ3に出力する。よって、商品の購入に対するお礼として、商品を購入したタイミングでコンテンツを出力させることができる。コンテンツを、商品と同じキャラクタが出演するものにするので、利用者に、一体感を与えることができ、また、更なる購入をさせる動機づけになり得る。
そして、同一人物が連続して同じグループに属する商品を購入した場合には、複数のコンテンツから異なるコンテンツを選択するので、利用者にコンテンツによる楽しみを提供できる。
図8のS38において、制御部10は、S35又はS36の処理で選択したコンテンツのコンテンツIDと、利用者の画像とを、記憶部30に一時記憶する。
なお、S37とS38との処理の順序はいずれが先であってもよい。
その後、制御部10は、処理を図5のS17に移す。
図5のS17において、制御部10は、電源断を受け付けたか否かを判断する。例えば、この自動販売機1のメンテナンス業者による操作によって、電源断のスイッチ(図示せず)が選択された場合に、制御部10は、電源断を受け付けたと判断する。電源断を受け付けた場合(S17:YES)には、制御部10は、本処理を終了する。他方、電源断を受け付けていない場合(S17:NO)には制御部10は、処理をS18に移す。つまり、強制的に電源断等がされない限りにおいて、自動販売機1の制御部10は、制御処理を行う。
S18において、制御部10(コンテンツ切替部21)は、コンテンツ出力処理によって出力されたコンテンツの再生が終了したことに応じて、タッチパネルディスプレイ3の出力をコンテンツ出力画面43から商品紹介画面41に切り替える切替処理を行う。その後、制御部10は、処理をS11に移し、商品情報出力部16は、商品紹介画面41を、タッチパネルディスプレイ3に再度出力する。
このように、本実施形態の自動販売機1によれば、以下のような効果がある。
(1)自動販売機1が販売する商品を利用者が購入すると、自動販売機1は、購入した商品に関連するコンテンツをタッチパネルディスプレイ3に出力する。その際に出力するコンテンツは、複数のコンテンツから選択された1つのコンテンツである。
よって、利用者に、商品を購入したことによる楽しみを、コンテンツとして提供できる。また、複数のコンテンツから1つを選択するので、利用者に様々なコンテンツを提供できる。
(2)商品情報を商品紹介画面41として、タッチパネルディスプレイ3に出力する。よって、利用者に商品情報を画像として提供できる。また、タッチパネルディスプレイ3に、商品情報の出力と、コンテンツの出力という2つの出力に兼用できるので、タッチパネルディスプレイ3を有効活用できる。
(3)また、商品を購入した場合には、商品紹介画面41からコンテンツ出力画面43にタッチパネルディスプレイ3の表示を切り替えるので、利用者にコンテンツを視認させやすいものにできる。
(4)さらに、コンテンツ出力画面43でのコンテンツの再生が終了すると、商品紹介画面41にタッチパネルディスプレイ3の表示を切り替える。よって、利用者に引き続き次の商品の購入につなげるように、画面遷移を行うことができる。
(5)複数のコンテンツの各々に出力確率を対応づけておくことで、出力確率に基づいてコンテンツを選択して出力させることができる。よって、各コンテンツが出力される度合を、出力確率の設定によって決めることができる。
(6)カメラ6で撮影した画像から利用者の画像を取得して、利用者に基づいてコンテンツを選択して出力させることができる。よって、利用者に応じたコンテンツを出力できる。
(7)また、同一利用者が連続して購入したことを、利用者の画像を分析することによって得ることができ、その場合には、直近に出力したコンテンツを考慮して、コンテンツを選択することができる。よって、利用者に、例えば、購入の都度異なるコンテンツを提供できる。また、例えば、高価値なコンテンツを出力することで、利用者のコンテンツに対する満足度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、タッチパネルディスプレイ3に商品紹介画面41を表示し、商品が購入されると商品紹介画面41からコンテンツ出力画面43に切り替えるものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、商品紹介画面41を覆うように、商品紹介画面41の上にコンテンツ出力画面43を出力してもよい。
(2)本実施形態では、タッチパネルディスプレイ3に商品紹介画面41を表示するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、商品見本(商品情報)が陳列された商品情報提示部(商品情報提示手段)を備えるものであって、ディスプレイ(表示部)が商品情報提示部の近傍に設けられた自動販売機であってもよい。この場合、商品が購入されると、表示部にコンテンツ出力画面を出力するものにすればよいため、表示部を備える既存の自動販売機にも適用できる。
(3)本実施形態では、自動販売機1がタッチパネルディスプレイ3とは別に、モニタ4を備え、モニタ4には、呼び込み画像等を表示するものとして説明したが、これに限定されない。また、タッチパネルディスプレイ3と、モニタ4とを一連のディスプレイとして使用してもよい。その場合には、コンテンツをより大画面に出力させることができる。
(4)本実施形態では、コンテンツごとに出力確率や高価値フラグを有するものを例に説明したが、これに限定されない。出力確率や高価値フラグを有さないものであってもよい。その場合には、コンテンツ選択部19は、ランダムに一のコンテンツIDを選択することで、いずれかのコンテンツを選択してもよい。
(5)本実施形態では、利用者の画像から直近の購入者であるか否かを判断したが、これに限定されない。利用者の画像から利用者の属性を取得し、取得した属性を利用してもよい。例えば、グループに対応付けられた複数のコンテンツを、さらに、属性情報に対応付けられたものにし、自動販売機の制御部は、取得した属性に合致する属性情報に対応付けられたコンテンツを選択するようにしてもよい。また、属性情報に対して複数のコンテンツが対応付けられていれば、取得した属性に合致する属性情報に対応付けられた複数のコンテンツからいずれかのコンテンツを選択するようにしてもよい。そのようにすれば、出力されるコンテンツを、利用者にマッチしたものにでき、利用者をより喜ばせることができるものになる。
(6)本実施形態では、予め用意されたコンテンツを出力するものを例に説明したが、これに限定されない。
例えば、自動販売機の制御部は、取得した利用者の画像をコンテンツの一部に合成し、合成後のコンテンツを出力するようにしてもよい。そうすることで、購入した商品のキャラクタと共に利用者の画像が入ったオリジナルのコンテンツを、利用者に提供できるため、より利用者に特別感を与えることができる。
また、例えば、気象情報や日時情報を用いてコンテンツを異なるものにしてもよい。自動販売機の制御部(付加情報取得手段)は、気象情報を、例えば、自動販売機1に対して通信ネットワークを介して外部サーバ(図示せず)から取得する。また、制御部(付加情報取得手段)は、日時情報を同様に外部サーバから取得してもよいし、自動販売機に計時機能を有して日時情報を得る。そして、取得した情報を付加して、例えば、季節や、天気、気温や、時間帯によって、登場するキャラクタの服装を変えたり、キャラクタの背景画像を変えたりしてもよい。これらの画像の変更は、予め記憶部に用意した画像を用いてもよいし、外部サーバから画像を受信してもよい。そうすることで、出力されるコンテンツが、より現状の季節や時間と同じものになり、オリジナリティのあるものにできる。
(7)本実施形態では、記憶部に商品画像そのものやコンテンツそのものを記憶するものを例に説明したが、これに限定されない。商品画像やコンテンツそのものは、外部サーバに有してもよい。
また、グループ情報記憶部32、商品画像記憶部33及びコンテンツ記憶部34を、外部サーバに有するようにし、自動販売機は、選択された商品画像に対応する商品IDを外部サーバに対して送信することで、外部サーバがコンテンツを選択する処理を行うようにしてもよい。
(8)本実施形態では、商品に対する料金支払いのための硬貨投入口を有するものとして説明したが、これに限定されない。例えば、図1の料金支払部7aに示すように、紙幣投入口があってもよいし、電子マネーに対応したリーダがあってもよい。
1 自動販売機
3 タッチパネルディスプレイ
6 カメラ
9 容器
10 制御部
11 操作受付部
13 販売制御部
15 表示制御部
16 商品情報出力部
17 利用者画像取得部
18 画像分析部
19 コンテンツ選択部
20 コンテンツ出力部
30 記憶部
31 プログラム記憶部
32 グループ情報記憶部
33 商品画像記憶部
34 コンテンツ記憶部
41 商品紹介画面
42 商品詳細画面
43 コンテンツ出力画面
G 商品

Claims (13)

  1. 表示部を有する自動販売機であって、
    複数の商品の各々を特定するための商品情報を提示する商品情報提示手段と、
    前記商品情報提示手段に提示された前記商品情報に対応した、利用者による購入操作を受け付ける操作受付手段と、
    前記複数の商品の各々を複数のグループのうちいずれかのグループに属するようにし、各商品を識別する商品識別情報と前記商品識別情報に関連した複数のコンテンツとを、前記グループに対応付けて記憶した記憶部を参照して、前記購入操作により特定される前記商品の前記商品識別情報に対して関連付けられた前記記憶部の前記複数のコンテンツの中からいずれかの前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
    前記コンテンツ選択手段により選択された前記いずれかのコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
    を備える自動販売機。
  2. 請求項1に記載の自動販売機において、
    前記商品情報提示手段は、前記商品情報として、前記商品を示す商品画像を前記記憶部から抽出して前記表示部に出力し、
    前記操作受付手段は、前記表示部の表示面を前記利用者がタッチ操作することで、前記表示面に表示された前記商品画像に対する選択操作を受け付ける、自動販売機。
  3. 請求項2に記載の自動販売機において、
    前記コンテンツ出力手段は、前記表示部の表示を、前記商品情報提示手段が出力した前記商品画像から前記いずれかのコンテンツに切り替える、自動販売機。
  4. 請求項3に記載の自動販売機において、
    前記商品情報提示手段は、前記コンテンツ出力手段により出力された前記いずれかのコンテンツの再生が終了したことに応じて、前記表示部の表示を、前記いずれかのコンテンツから1以上の前記商品画像に切り替える、自動販売機。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の自動販売機において、
    各グループに対応付けられた前記複数のコンテンツの各々には、出力確率が対応付けられており、
    前記コンテンツ選択手段は、前記出力確率に基づいて前記複数のコンテンツの中から前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の自動販売機において、
    前記利用者を撮影可能な位置に設けられた撮影部と、
    前記撮影部が撮影した、前記操作受付手段により前記購入操作を行った前記利用者の画像を取得する利用者画像取得手段と、
    を備え、
    前記コンテンツ選択手段は、前記利用者画像取得手段により取得した前記利用者の画像から得られる利用者情報に基づき、前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機。
  7. 請求項6に記載の自動販売機において、
    前記利用者画像取得手段により取得した前記利用者の画像を分析する画像分析手段を備え、
    前記コンテンツ選択手段は、前記画像分析手段による分析の結果、同一の前記利用者による連続購入の場合には、直近で選択した前記コンテンツとは異なる前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機。
  8. 請求項6に記載の自動販売機において、
    前記利用者画像取得手段により取得した前記利用者の画像を分析する画像分析手段を備え、
    前記コンテンツ選択手段は、前記画像分析手段による分析の結果、同一の前記利用者による連続購入の場合には、前記いずれかのコンテンツとして他のコンテンツより高価値のコンテンツを選択する、自動販売機。
  9. 請求項6から請求項8までのいずれかに記載の自動販売機において、
    前記コンテンツ出力手段は、前記利用者画像取得手段が取得した前記利用者の画像を、前記いずれかのコンテンツと共に前記表示部に出力する、自動販売機。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載の自動販売機において、
    設置場所に関する気象情報及び日時情報のうち少なくとも一方を含む付加情報を取得する付加情報取得手段を備え、
    前記コンテンツ選択手段は、前記付加情報取得手段により取得した前記付加情報に基づく画像を付加した前記いずれかのコンテンツを選択する、自動販売機。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載の自動販売機において、
    前記商品は、所定のキャラクタの関連商品が所定の容器に収容されたものであり、
    前記コンテンツは、前記所定のキャラクタのキャラクタ画像を含むものである、自動販売機。
  12. 表示部を有する自動販売機を含む自動販売システムであって、
    前記自動販売機は、
    複数の商品の各々を特定するための商品情報を提示する商品情報提示手段と、
    前記商品情報提示手段に提示された前記商品情報に対応した、利用者による購入操作を受け付ける操作受付手段と、
    を備え、
    前記複数の商品の各々を複数のグループのうちいずれかのグループに属するようにし、各商品を識別する商品識別情報と前記商品識別情報に関連した複数のコンテンツとを、前記グループに対応付けて記憶した記憶部と、
    前記記憶部を参照して、前記購入操作により特定される前記商品の前記商品識別情報に対して関連付けられた前記記憶部の前記複数のコンテンツの中からいずれかの前記コンテンツを選択するコンテンツ選択手段と、
    前記コンテンツ選択手段により選択された前記いずれかのコンテンツを出力するコンテンツ出力手段と、
    を備える自動販売システム。
  13. 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の自動販売機としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
JP2020083763A 2020-05-12 2020-05-12 自動販売機、自動販売システム及びプログラム Pending JP2021179713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020083763A JP2021179713A (ja) 2020-05-12 2020-05-12 自動販売機、自動販売システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020083763A JP2021179713A (ja) 2020-05-12 2020-05-12 自動販売機、自動販売システム及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021179713A true JP2021179713A (ja) 2021-11-18

Family

ID=78511460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020083763A Pending JP2021179713A (ja) 2020-05-12 2020-05-12 自動販売機、自動販売システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021179713A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023183184A (ja) * 2022-06-15 2023-12-27 株式会社バンダイ 物品供給装置
JP7485727B2 (ja) 2022-06-15 2024-05-16 株式会社バンダイ 物品供給装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023183184A (ja) * 2022-06-15 2023-12-27 株式会社バンダイ 物品供給装置
JP7485727B2 (ja) 2022-06-15 2024-05-16 株式会社バンダイ 物品供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210286454A1 (en) Digital jukebox device with improved user interfaces, and associated methods
US4954697A (en) Vending apparatus for self-service store
US8386074B2 (en) Vending machine
CN105637567B (zh) 基于显示器的自动售货装置和方法
US20050109842A1 (en) System for vending physical and information items
JP2012022589A (ja) 商品選択支援方法
GB2360106A (en) Ordering playable works
KR20090130518A (ko) 물품 제공장치 및 이를 이용한 gui 제공방법
JPWO2014132525A1 (ja) 情報処理システム、および情報処理方法
US20180285959A1 (en) Product recommendation engine for consumer interface of unattended retail points of sale
CN109903458A (zh) 交易控制系统及方法
US20150278844A1 (en) Vending machine for product competition
JPH11232537A (ja) 自動販売機
JP2010049619A (ja) Pos端末装置
US20050156027A1 (en) Method and apparatus for vending magic, pranks, and gags
WO2009127712A1 (en) Vending machine
JP2016149018A (ja) 自動販売機管理システム
JP2021179713A (ja) 自動販売機、自動販売システム及びプログラム
JP2007226591A (ja) 自動販売システム
JPH10289372A (ja) 自動販売機
JP2009140039A (ja) 取引処理装置
JP2001175939A (ja) 自動販売機
JP2008026994A (ja) 自動販売機
JP2018106404A (ja) 券売機
WO2009027637A1 (en) An improved method and apparatus for vending