JP6212436B2 - 水処理装置及び水処理方法 - Google Patents

水処理装置及び水処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6212436B2
JP6212436B2 JP2014101917A JP2014101917A JP6212436B2 JP 6212436 B2 JP6212436 B2 JP 6212436B2 JP 2014101917 A JP2014101917 A JP 2014101917A JP 2014101917 A JP2014101917 A JP 2014101917A JP 6212436 B2 JP6212436 B2 JP 6212436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
water
membrane module
fiber membrane
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014101917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015217336A (ja
Inventor
咲 谷村
咲 谷村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2014101917A priority Critical patent/JP6212436B2/ja
Publication of JP2015217336A publication Critical patent/JP2015217336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6212436B2 publication Critical patent/JP6212436B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/124Water desalination
    • Y02A20/131Reverse-osmosis

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

本発明は、水処理装置及び水処理方法に関し、より詳細には、膜モジュールが汚れ難く、仮に汚れたとしても膜モジュールを容易に洗浄できる水処理装置及び水処理方法に関する。
従来から、高分子水処理膜を備えた水処理装置によって原水を精製している。原水の精製の一例として、河川水及び地下水の除濁、工業用水の清澄、排水及び汚水の処理、海水の淡水化のための前処理等が挙げられる。上記高分子水処理膜は、高分子材料からなる中空糸状の多孔質膜(以下「中空糸膜」とも記す)を用いることが多い。なぜなら、中空糸膜は、原水に含有される種々の成分を分離しやすいからである。
上記中空糸膜を構成する材料として、例えば特開平10−118466号公報(特許文献1)では、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルアルコール、セルロースアセテート、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレン等を挙げている。
特開平10−118466号公報
しかしながら、従来の中空糸膜を用いて水処理を行なった場合、水処理初期の段階では高効率に水処理できるものの、時間の経過とともに水処理効率が低下しやすかった。水処理効率を回復させるために中空糸膜を洗浄することも可能であるが、その回数が多いとトータルの水処理効率が低下するため、洗浄回数を増やすことが水処理効率の抜本的解決策とはならなかった。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、水処理効率が低下し難い膜モジュールを備えた水処理装置及び水処理方法を提供することにある。
本発明者は、水処理中に汚染物質が中空糸膜に付着することにより水処理効率が低下するとの知見を得、かかる知見に基づいて、中空糸膜に汚染物質が付着し難く、また仮に汚染物質が付着しても洗浄により汚染物質を容易に除去できる中空糸膜の材料及び内径、当該中空糸膜を用いた水処理装置の運転条件並びに構成等を検討することにより、以下に示す本発明を完成した。
[1]すなわち、本発明の水処理装置は、原水を貯留する貯留槽と、前記原水を処理する膜モジュールと、前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記貯留槽に貯留された原水を前記膜モジュールに供給する供給管と、前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記膜モジュールで処理した濃縮水を前記貯留槽に供給する戻し管と、を含み、前記膜モジュールは、前記原水を固液分離する中空糸膜と、前記中空糸膜を保持する保持部材と、前記中空糸膜と前記保持部材とを固定する熱硬化性樹脂とを含み、前記中空糸膜は、少なくともその内面に吸湿性が付与された樹脂で構成され、前記供給管を介して供給された原水は、前記中空糸膜の内側に流速が0.05m/秒以上1.0m/秒以下で供給されることを特徴とする。
[2]中空糸膜の内径は3〜10mmであることが好ましい。
[3]膜モジュールに原水を供給するための供給装置が接続されていることが好ましい。
[4]供給管を介して供給された原水は、前記中空糸膜の内側から膜間差圧が5kPa以上200kPa以下で供給されることが好ましい。
[5]本発明の水処理方法は、原水を貯留する貯留槽と、前記原水を処理する膜モジュールと、前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記膜モジュールで処理した濃縮水を前記貯留槽に供給する戻し管と、を含み、前記膜モジュールは、前記原水を固液分離する中空糸膜と、前記中空糸膜を保持する保持部材と、前記中空糸膜と前記保持部材とを固定する熱硬化性樹脂とを含み、前記中空糸膜は、少なくともその内面に吸湿性が付与された樹脂で構成され、前記供給管を介して供給された原水は、前記中空糸膜の内側に流速が0.05m/秒以上1.0m/秒以下で供給されることを特徴とする。
[6]原水は、5kPa以上200kPa以下の膜間差圧を負荷することにより前記中空糸膜内に供給されることが好ましい。
本発明の水処理装置及び水処理方法は、水処理効率が低下し難いという優れた効果を示す。
実施形態1の水処理装置を示す模式図である。 膜モジュールの模式図及び断面図である。 膜モジュールを複数組合せた形態の一例を示す模式図である。 図3の膜モジュールを接続したものの左側面図である。 実施形態2の水処理装置を示す概念図である。 実施形態3の水処理装置を示す概念図である。
<実施形態1>
(水処理装置)
図1は、実施形態1の水処理装置の概略を示す模式図である。本実施形態の水処理装置は、図1に示すように、膜モジュール2が貯留槽1外に配置される「槽外型」である。本実施形態の水処理装置は、原水を貯留する貯留槽1と、原水を処理する膜モジュール2と、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、貯留槽1に貯留した原水を膜モジュール2に供給する供給管3と、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、膜モジュール2で処理した濃縮水を貯留槽1に供給する戻し管4と、を含む。また、膜モジュール2を透過した透過水を透過水槽9に供給する透過水管6をさらに含むことが好ましい。以下に本発明の特徴部分である膜モジュールを説明する。
図2は、膜モジュールの模式図及び断面図である。水処理装置で用いる膜モジュール2は、図2に示されるように、原水を固液分離する中空糸膜7と、中空糸膜7を保持する保持部材11と、中空糸膜7と保持部材11とを固定する熱硬化性樹脂8とを含む。当該中空糸膜7は、3mm以上10mm以下の内径であって、かつ吸湿性を有する樹脂を含むことを特徴とする。このように中空糸膜7に吸湿性を有する樹脂を用い、かつ上記内径の中空糸膜7を用いて原水を処理することにより、中空糸膜に汚染物質が付着し難いという優れた効果を示す。
ここで、「吸湿性を有する樹脂」とは、23℃で相対湿度50%に24時間放置後の樹脂の重量増加率(水分率)が0.1%以上6%以下の樹脂を意味する。かかる吸湿性を有する樹脂の水分率は、1%以上5%以下であることが好ましく、より好ましくは2%以上3%以下である。なお、湿度は、JISP8111で規定されている方法で調湿を行なうことにより、樹脂中の水分量を評価するものとする。
吸湿性を有する樹脂としては、例えばポリ酢酸ビニル、ポリビニルホルマール、ポリアセタール、ポリビニルブチラール、及びポリビニルアルコールからなる群より選択される1種以上の樹脂が挙げられる。このような樹脂を用いることにより、汚染物質が中空糸膜7に付着し難くなり、また仮に付着しても逆洗等の洗浄工程により容易に汚染物質を除去し得る。なお、汚染物質の付着防止は、かかる材料選択に加え、上記数値範囲の内径のような大口径の中空糸膜を用いることが有効であり、このような材料及び内径の中空糸膜を用いることにより、膜内流速を容易に制御することができ、中空糸膜に付着した汚染物質を除去しやすいという優れた効果を示す。
図1を参照しながら、本実施形態の水処理装置の水処理の手順を説明する。まず、貯留槽1に処理したい原水を貯留する。そして、貯留槽1中の原水を、供給管3を通じて膜モジュール2に供給する。膜モジュール2に原水を通過させることにより、原水を処理する。膜モジュール2で処理した透過水は、透過水管6を通じて透過水槽9に供給される。一方、膜モジュール2で濃縮された濃縮水は、戻し管4経由で貯留槽1に戻される。戻し管4には、第1気体供給装置5が接続されている。この第1気体供給装置5から戻し管4にエアが供給される。このエアが動力源となって濃縮水が貯留槽1に戻される。これらの一連の流れにより原水を処理する。以下において、本実施形態の水処理装置を構成する各部を説明する。
(膜モジュール)
図2は、膜モジュールの形態を示す模式図である。膜モジュール2は、原水を透過水と濃縮水に分離するために設けられる。図2において、原水は供給管3から膜モジュール2に供給され、膜モジュール中の中空糸膜7を透過した透過水が透過水管6から透過水槽に供給される。一方、中空糸膜に補集された汚染物質は、濃縮水として戻し管4を通じて貯留槽1に戻される。透過水と濃縮水の分離は、膜モジュール2に内外膜間差圧を負荷することによって行なわれる。
膜モジュール2は、図2の断面図に示されるように、複数本の中空糸膜7と、当該中空糸膜7を収納する保持部材11を備える。この中空糸膜7の外径、長さ、本数等は、得ようとする膜モジュールの特性に応じて適宜調整することができる。中空糸膜7は、所定本数束ねて中空糸膜束としてもよい。中空糸膜束は、ストレート状であることが好ましい。中空糸膜束は、保持部材11に合わせて所定の長さに切断して保持部材内に挿入することが好ましい。
図2に示されるように、筒状の膜モジュール2の一端側に供給管3が接続されており、筒状の膜モジュール2の他端側に戻し管4が接続されている。図2の膜モジュールでは、図中下側の供給管3から原水が供給され、戻し管4から濃縮水が取り出され、透過水管6から透過水が取り出される。つまり、供給管3から供給された原水は、中空糸膜7で膜分離され、熱硬化性樹脂8に到達するまでに透過水として透過水管6に供給される。一方、原水のうちの中空糸膜を透過しなかった分は、濃縮水として熱硬化性樹脂8の間を通過して戻し管4に排出される。
供給管3と膜モジュール2との接続位置は、膜モジュール2の最下部よりの高い位置であることが好ましい。このような位置に供給管3を接続することにより、膜モジュールの側面側からでも原水を供給することができ、膜モジュール単体で自立可能な構造にすることができる。さらには、供給管3を膜モジュール2の下部分に接続すると、当該接続に必要な部材によって装置全体の高さが高くなるため、膜モジュールの設置空間をコンパクトにすることができる。
膜モジュール2は、単独で用いてもよいし、2以上を組み合わせて用いてもよい。2以上の膜モジュールを用いる場合、各膜モジュールを直列に接続してもよいし、並列に接続してもよいし、直列と並列を組み合わせてもよい。図3は、10本の膜モジュールを並列に接続した場合の形態を示す模式図である。膜モジュールを直列に接続することにより、膜モジュールの全長が長くなるため、少ない動力で同等の透過水及び濃縮水を得ることができる。また、図3に示すように膜モジュール2を並列に接続してもよい。これにより、中空糸膜に供給される原水の流速を調整することができ、中空糸膜の目詰まりが生じにくくなる。
図3において、各膜モジュールの供給管3は、供給本管13に接続されており、各膜モジュールの透過水管6は透過水本管16に接続されており、各膜モジュールの戻し管4は、戻し本管14に接続されている。供給本管13から各供給管3に原水が供給され、各膜モジュールで水処理されて、各膜モジュールの透過水管6から透過水本管16に透過水が供給されるとともに、各膜モジュールの戻し管4から戻し本管14に濃縮水が供給される。
図4は、図3の膜モジュールを接続したものの左側面図である。図4を参照し、供給水本管13の直径をNmとすると、供給水本管13に接続されている供給管3は、供給水本管の中心から1/2Nm以内の位置に供給管3の中心が配置されるように膜モジュール2に接続されることが好ましく、より好ましくは1/4Nm以内である。このような接続位置に供給管を接続することにより、膜モジュールの設置空間をコンパクトにすることができるとともに、透過水本管16と供給本管13との配置のバランスが適したものとなる。
また、図4を参照して、膜モジュール2の供給管3、戻し管4及び透過水管6は、膜モジュールの最下部から同一の高さの位置に接続されることが好ましい。このような位置に各配管を接続することにより、必要に応じて膜モジュールの本数を適宜増減させることができる。さらに、膜モジュール2の上段に戻し本管14を接続し、膜モジュール2の中段に透過水本管16を接続し、膜モジュール2の下段に供給本管13を接続することが好ましい。そして、透過水本管16は、透過水管6の接続位置によりも距離Dだけ下の位置に接続することが好ましい。このように接続することにより、透過水管6と透過水本管16との距離Dの配管が膜モジュールに横方向の力が加わったときに生じる歪みを吸収することができる。このような機能を有する膜モジュールは、地震等で膜モジュール全体に横方向の力が加わった場合にも破壊され難い。一方、透過水本管16と透過水管6との間の距離Dが0の場合、すなわち、透過水本管16と透過水管6との高さが同一の場合、供給管3と戻し管4と透過水管6とが平行に3点で接続されることになるため、各膜モジュールの接続自体は強固なものとなるが、地震等で横方向の力が加わったときの耐性は必ずしも十分ではない。ここで、透過水本管16と透過水管6との間の距離Dは、膜モジュール全体の長さ(間が手方向の長さ)の10%以上60%以下であることが好ましく、より好ましくは20%以上50%以下であり、さらに好ましくは25%以上40%以下である。
膜モジュール2は、図3に示すように、縦方向に直立させた上で並列に連結することが好ましい。このように並列に結合することにより、膜モジュール同士の接続配管を簡便にすることができるし、膜モジュールの本数を容易に増減させることができる。
原水を膜モジュール2に供給するときには、原水と同時に気体が供給されることが好ましい。膜モジュール2に気体が供給されると、膜に付着した汚染物質を効率的に剥離し、水処理の効率を向上させることができるからである。したがって、供給管3又は供給水本管13には、気体供給装置を接続することが好ましい。
水処理を開始してから一定期間が経過すると、膜モジュール2に浮遊物等が堆積し、膜モジュール2の分離性能が低下することもある。このときに逆洗を実行することが好ましい。逆洗は、図1に示すように逆洗ポンプ10によって行なわれることが好ましい。これにより膜モジュール2に付着した浮遊物等を剥離することができ、膜モジュールの処理性能を再生することができる。
逆洗は、定圧ろ過においては、透水性能の低下が20%以上の時に実行することが好ましく、定量ろ過においては、膜間差圧の上昇が20%以上の時に実行することが好ましい。逆洗は、10%以内の膜間差圧の変動で実行することが好ましい。これにより、高圧での逆洗の回数を減らすことができ、中空糸膜を長寿命化し得る。
(中空糸膜)
本実施形態において、中空糸膜は、単一主要構成素材により形成されてもよいし、保持部材11中の支持体(図示せず)によって形状を保持してもよい。支持体を用いる場合、中空糸膜の形状を保持できる程度の強度を有するものが好ましく、セラミック、不織布等を用いることが好ましい。
ここで、「単一主要構成素材」とは、その主要材料が単一材料であることを意味する。つまり、中空糸膜を形成する素材(例えば、膜を構成する樹脂)は、1種の樹脂が50質量%以上(好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、80質量%以上、さらに好ましくは85質量%以上)を占めることを意味する。
上記中空糸膜は、自立構造を有することが好ましい。「自立構造を有する」とは、中空糸膜の使用時に、その形状が円筒形状等の所望の形状を保持し得る程度の強度を有することを意味する。このように単一主要構成素材で自立構造を有する中空糸膜が形成されることにより、表裏両面に分離機能が付与され、逆洗時における汚染を防止するとともに、中空糸膜内部の汚染を回避することも可能となる。
中空糸膜は、40%以上70%以下の膜充填率であることが好ましく、より好ましくは45%以上65%以下の膜充填率である。このような膜充填率であることにより、熱硬化性樹脂8によって中空糸膜を固定しやすくなり、以って中空糸膜の膜剥がれを防止することができる。ここで、膜充填率は、保持部材の内径をNとし、中空糸膜の外径をnとし、保持部材に保持される中空糸膜の本数をxとしたときに、下記の関係式(I)によって算出される。
[1−((N2×π)−(n2×π)×x)/(N2×π)]×100 ・・・(I)
中空糸膜の内径は、3mm〜10mmであることが好ましく、より好ましくは4mm以上8mm以下であり、さらに好ましくは4.5mm以上7mm以下、特に好ましくは5mm以上7mm以下である。また中空糸膜の膜厚は、0.1mm以上1.7mm以下であることが好ましく、より好ましくは0.5mm以上1.5mm以下である。このような内径及び外径を有する中空糸膜を用いることにより、汚染物質が付着し難く、また仮に付着しても容易に汚染物質を除去することができる。中空糸膜の内径が細いと、エアが通るときの抵抗が大きく、原水が循環しにくくなる傾向がある。
複数本の中空糸膜7の両端は、保持部材11内で熱硬化性樹脂8によってシールされる。この熱硬化性樹脂8は、例えば、遠心成形によるポッティング等によって形成される。熱硬化性樹脂8の材料は、初期の粘性低く、経時的に粘度が増加して硬化し、最終的に所定硬度に硬化する材料であることが好ましく、このような材料としてエポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。本実施形態においては、大口径の中空糸膜を用いることにより、中空糸膜間に適度な空間を形成することができ、熱硬化性樹脂8が中空糸膜の周囲に回り込みやすくすることができる。これにより膜モジュールの長期信頼性を向上させることができる。
熱硬化性樹脂8は、中空糸膜の周囲に回り込みやすくするという観点から、その初期粘度は、100mPa・s以上2500mPa・s以下であることが好ましく、200mPa・s以上2000mPa・s以下であることがより好ましく、さらに好ましくは500mPa・s以上1500mPa・s以下である。このような粘度の熱硬化性樹脂を用いることにより、中空糸膜の膜間にも熱硬化性樹脂が流れ込みやすくなる。
(保持部材)
保持部材11は、中空糸膜7を保持できるものであれば特に限定されない。保持部材11を構成する材料として、金属、プラスチック等を用いることができるが、成型が容易で機械的強度を確保しやすいという観点から、プラスチックが好ましい。プラスチックとしては、例えば、アクリル系樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。
(第1気体供給装置)
第1気体供給装置5は、供給管3又は戻し管4に接続されるものである。第1気体供給装置5が供給管3に接続される場合は、膜モジュール中の中空糸膜を効率的に洗浄するものとして用いられる。第1気体供給装置5が戻し管4に接続される場合は、第1気体供給装置5は、水処理装置内で原水を循環させるための動力源である。この位置に第1気体供給装置5を設けることにより、水処理のエネルギー効率を向上させることができるし、膜モジュール内での圧力損失がなくエアを供給することができる。また、供給管3及び戻し管4にエアが溜まりにくくなる。このため、膜モジュール内でエアを均一に分散して供給することができる。
第1気体供給装置5が供給する気体は、空気、圧縮空気、オゾン、窒素、二酸化炭素等が挙げられるが、圧縮空気が好ましい。また、気体は、気泡の形態で供給されることが好ましく、より好ましくは、数十μm〜数百μm程度のマイクロバブルである。マイクロバブルは、原水を均一に循環させやすいという利点がある。気泡の供給方法は、例えば、ステンレス、セラミック、プラスチック、ゴム等に1mm〜数十mm程度の空気吐出孔を開けた散気管を用いてもよい。第1気体供給装置5としては、例えばブロア、コンプレッサ、マイクロバブル発生ブロア等が挙げられる。
(戻し管)
戻し管4は、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、膜モジュール2で処理した濃縮水を貯留槽1に供給するために設ける。戻し管4に濃縮水を供給するときの供給圧は、20kPa以上200kPa以下であることが好ましく、より好ましくは20kPa以上100kPa以下である。なお、戻し管4には、戻し管内のエアを抜くためのエア抜きラインを設けてもよい。
また、戻し管の内径は、任意に設定することができるが、10mm以上250mm以下であることが好ましく、30mm以上400mm以下がより好ましく、さらに好ましくは40mm以上200mm以下である。このような内径にすることにより、圧力損失を減らし、かつ移送効率を高めることができる。
第1気体供給装置5が気体を供給するタイミングは、特に限定されず、水処理、逆洗、又はフラッシングのいずれの工程中に行なってもよい。気体を供給する時間は、気泡の大きさによって異なるが、連続して、1秒以上、1分以上、好ましくは数秒〜数分であり、常時供給することがより好ましい。膜モジュールに導入する気泡は、膜モジュールに導入する原水体積(原水比)に対し、0.25以上2.5以下の体積で供給することが好ましい。通常、気体量と循環させる原水との体積比は、水位差とモジュール前後の配管抵抗、モジュール内流れ抵抗、モジュール内の空気の流れの均一性等に依存する。
(供給管)
供給管3は、貯留槽1及び膜モジュール2に接続され、膜モジュール2に原水を供給するために設けられる。供給管3に原水を供給するときの供給圧は、例えば、20kPa以上100kPa以下であることが好ましい。
(透過水管)
透過水管6は、膜モジュール2及び透過水槽9に接続され、膜モジュール2の中空糸膜を透過した透過水を透過水槽9に供給するために設けられる。透過水管6の内径及び長さは特に限定されない。
(透過水槽)
透過水槽9は、膜モジュールでろ過した透過水を貯留するために設けられる。透過水槽9には、透過水の一部を逆洗に利用することができるように、膜モジュール2からの透過水が通る管とは異なる経路で膜モジュールに連結される逆洗管を備えていることが好ましい。当該逆洗管に逆洗ポンプ10を接続することにより、透過水槽で貯留された透過水の一部を用いて膜モジュールを逆洗することができる。
(逆洗ポンプ)
逆洗ポンプ10は、逆洗の際に透過水を膜モジュールに供給するために使用するポンプである。当該逆洗ポンプ10としては、例えば、渦巻ポンプ、ディフューザーポンプ、渦巻斜流ポンプ、斜流ポンプ、ピストンポンプ、プランジャポンプ、ダイアフラムポンプ、歯車ポンプ、スクリューポンプ、ベーンポンプ、カスケードポンプ、ジェットポンプ等を用いることができる。
(貯留槽)
貯留槽1は、原水を貯留する槽である。貯留槽1は、膜モジュール2に原水を供給するための供給管3と、膜モジュール2からの透過水を戻す戻し管4とが接続される。貯留槽1は、2m×10m程度のユニット単体又は連結した貯留槽であってもよいし、5m×50m程度の水槽単体又は連結した貯留槽であってもよい。
(原水)
原水は、汚水処理場等の活性汚泥等を含む排水、家庭排水等の都市下水、工場排水、農業排水、生物処理水、海水、井戸水、河川水、湖沼の水等の他、果汁、ミルク等の液状食品であってもよい。原水の浮遊物質(SS:Suspended Solids)は、20000未満であることが好ましい。
(水処理方法)
本実施形態の水処理装置を用いた水処理方法は、クロスフロー方式であることが好ましい。クロスフロー方式は、中空糸膜の膜面と原水の流れ方向とが実質的に平行であり、中空糸膜の膜面に付着した浮遊物等を剥離して循環させることができる。これにより、中空糸膜の目詰まりを抑制し、原水の処理速度が安定する。なお、本実施形態の水処理装置は、原水の汚染状態によってデッドエンド方式で使用しても差し支えない。
また、原水の管内流速は、0.3m/s以上2m/s以下であることが好ましく、0.5m/s以上1.5m/s以下であることがより好ましく、さらに好ましくは0.7m/s以上1m/s以下である。なお、管内流速は、単位時間当たりの循環させる原水の体積に基づいて算出した値を採用するものとする。
また、中空糸膜に供給される原水の流速は、0.05m/秒以上1m/秒以下であることが好ましく、より好ましくは、0.2m/秒以上0.7m/秒以下である。このような流速で中空糸膜に原水を供給することにより、汚染物質が中空糸膜に付着し難くなるため、原水を効率的に処理し続けることが可能となる。ここで、中空糸膜に供給される原水の流速は、汚水処理用の電磁流量計(エンドレスハウザー社製)によって測定した値を採用するものとする。
原水は、5kPa以上200kPa以下の膜間差圧を負荷することにより中空糸膜内に供給されることが好ましく、より好ましくは10kPa以上100kPa以下の膜間差圧である。かかる膜間差圧であることにより、実用上要求される透水性能を維持するとともに、汚染物質の中空糸膜への付着を防止することができる。
原水は、内圧式で処理してもよいし、外圧式で処理してもよい。内圧式は、中空糸膜の内側に原水を供給し、中空糸膜の外側から透過水を取り出す方式である。外圧式は、中空糸膜の外側に原水を供給し、中空糸膜の内側から透過水を取り出す方式である。膜面流速をより高く設定し得るという観点から、内圧式で処理することが好ましい。
水処理と逆洗とを切り替えるときに、フラッシング又はドレンを行なってもよいし、水処理を一時停止してもよい。
フラッシングは、貯留槽、各配管、及び膜モジュールに付着した浮遊物等を除去する工程である。中空糸膜の内径よりも大きな浮遊物等によって原水の循環経路が閉塞されることがあるが、この閉塞は、原水の供給向きと逆向きにフラッシングすることにより防止することができる。フラッシングは、原水を加圧することなく、0.1m/s以上の膜面流速で行なうことが好ましい。フラッシングにより膜モジュール2を通過した水は、フラッシング水として貯留槽1に戻される。
ドレンは、膜モジュールの中空糸膜に残留する浮遊物等を系外に排出する工程である。ドレンは、水処理装置の運転を停止した状態で、膜モジュールを開放し、濃縮液を落下させることにより回収するか、又は膜モジュールを開放した状態で逆洗し、逆洗排水を回収することにより行なう。回収した濃縮水又は逆洗排水は、別途設けたドレン水タンクに貯めてもよい。
本実施形態の水処理装置は、図1には示していないが、生物処理槽、凝集剤処理槽、凝集剤注入手段、薬液槽、薬液注入手段、濃縮水槽、開閉弁、超音波発生装置、吸引装置等を設けてもよい。
本実施形態の水処理装置を海水淡水化装置として使用する場合、砂ろ過等の除濁処理を行なうことが好ましい。除濁処理を実行することにより、粗い不純物を除去することができる。また、第1気体供給装置からエアを供給することにより、透過水中の溶存酸素を上昇させることができるため、水処理装置を生物処理槽として用いるときの曝気動力を抑制することもできる。
<実施形態2>
図5は、実施形態2の水処理装置の概略を示す模式図である。本実施形態は、図5に示されるように、実施形態1に対し、透過水吸引装置17を接続したこと、第1気体供給装置5の接続位置を代えたこと及び供給装置15を接続したことが異なる他は、実施形態1と同一の水処理装置である。透過水吸引装置17は、透過水を吸引する機能を有するものである。
供給装置15は、中空糸膜に付着した汚染物質を浮上させる効果を発揮するものであれば特に限定されず、例えば、渦巻ポンプ、ディフューザーポンプ、渦巻斜流ポンプ、斜流ポンプ、ピストンポンプ、プランジャポンプ、ダイアフラムポンプ、歯車ポンプ、スクリューポンプ、ベーンポンプ、カスケードポンプ、ジェットポンプ等を用いることができる。
<実施形態3>
図6は、実施形態3の水処理装置の概略を示す模式図である。本実施形態は、図6に示されるように、実施形態2に対し、供給装置15に代えて吸引装置12を戻し管4に接続したことが異なる他は、実施形態2と同一の水処理装置である。吸引装置12によって戻し管内の圧力を減圧し、これにより原水が膜モジュールに供給される。吸引装置12としては、供給装置15と同様のものを用いることができる。
以下、本発明の水処理装置及び水処理方法を、実施例に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、これら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1〜5及び比較例1〜2)
実施例1〜5及び比較例1〜2においては、表1の「樹脂」の欄に示す材料を含む中空糸膜を用いて図3に示す膜モジュールを作製した。各実施例及び各比較例における中空糸膜は、表1の「吸湿性」及び「内径」に示す吸湿性及び内径を有するものを用いた。なお、中空糸膜の吸湿性は、23℃で相対湿度50%に24時間放置後の樹脂の重量増加率(水分率)によって測定した値を採用した。
Figure 0006212436
各実施例及び各比較例の水処理装置に対し、活性汚泥浮遊物(MLSS):8000〜10000の原水を供給し、膜モジュールから0.8〜1.0m/Dの透過水が得られるように膜モジュールに膜間差圧を負荷した。各実施例及び各比較例の水処理装置による水処理の条件を表1の「水処理条件」の欄に示す。なお、「膜間差圧」は、その値が小さいほど中空糸膜が汚れ難いことを示す。
表1に示す評価結果から、0.1%〜6%の吸湿性を示す樹脂を含む中空糸膜を用いた場合には、中空糸膜が汚れ難くなるため、中空糸膜に負荷する膜間差圧を低くなることが判明し、一方、吸湿性を示さない樹脂を含む中空糸膜を用いた場合、中空糸膜が汚れやすくなるため、中空糸膜に負荷する膜間差圧が高くなることが判明した。これらの結果から、0.1%〜6%の吸湿性を示す樹脂を含む中空糸膜を用いて適切な流速に制御することにより、円滑に水処理を行なえることが明らかとなり、本発明の効果が示された。
本発明は、河川水及び地下水の除濁、工業用水の清澄、排水及び汚水処理、海水淡水化の前処理等の水の精製等のために使用される水処理装置として、広範に利用することができ、経済的かつ効率的な水処理を行なうことができる。
1 貯留槽
2 膜モジュール
3 供給管
4 戻し管
5 第1気体供給装置
6 透過水管
7 中空糸膜
8 熱硬化性樹脂
9 透過水槽
10 逆洗ポンプ
11 保持部材
12 吸引装置
13 供給本管
14 戻し本管
15 供給装置
16 透過水本管
17 透過水吸引装置

Claims (7)

  1. 原水を貯留する貯留槽と、
    前記原水を処理する膜モジュールと、
    前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記貯留槽に貯留された原水を前記膜モジュールに供給する供給管と、
    前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記膜モジュールで処理した濃縮水を前記貯留槽に供給する戻し管と、を含み、
    前記膜モジュールは、前記原水を固液分離する中空糸膜と、前記中空糸膜を保持する保持部材と、前記中空糸膜と前記保持部材とを固定する熱硬化性樹脂とを含み、
    前記中空糸膜は、少なくともその内面に吸湿性が付与された樹脂で構成され、
    前記供給管を介して供給された原水は、前記中空糸膜の内側に流速が0.05m/秒以上1.0m/秒以下で供給され
    前記吸湿性は、23℃、相対湿度50%にて24時間放置後の樹脂の重量増加率を測定した時に0.1%〜6%の重量増加を示す性質であることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記吸湿性が、1%〜5%の重量増加を示す性質である請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記膜モジュールに原水を供給するための供給装置をさらに含む請求項1又は2記載の水処理装置。
  4. 前記供給管を介して供給された原水は、前記中空糸膜の内側から膜間差圧が5kPa以上200kPa以下で供給される請求項1〜3のいずれか一項記載の水処理装置。
  5. 前記吸湿性が付与された樹脂は、ビニルピロリドン−塩化ビニル共重合体及びメトキシPEGメタクリレート−塩化ビニル共重合体からなる群から選ばれる1種以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の水処理装置。
  6. 原水を貯留する貯留槽と、
    前記原水を処理する膜モジュールと、
    前記貯留槽及び前記膜モジュールに接続され、前記膜モジュールで処理した濃縮水を前記貯留槽に供給する戻し管と、を含み、
    前記膜モジュールは、前記原水を固液分離する中空糸膜と、前記中空糸膜を保持する保持部材と、前記中空糸膜と前記保持部材とを固定する熱硬化性樹脂とを含み、
    前記中空糸膜は、少なくともその内面に吸湿性が付与された樹脂で構成され、該吸湿性は、23℃、相対湿度50%にて24時間放置後の樹脂の重量増加率を測定した時に0.1%〜6%の重量増加を示す性質である、水処理装置を用いて、
    前記供給管を介して、前記中空糸膜の内側に流速が0.05m/秒以上1.0m/秒以下で前記原水を供給ることを特徴とする水処理方法。
  7. 前記吸湿性が付与された樹脂は、ビニルピロリドン−塩化ビニル共重合体及びメトキシPEGメタクリレート−塩化ビニル共重合体からなる群から選ばれる1種以上である請求項6に記載の水処理方法。
JP2014101917A 2014-05-16 2014-05-16 水処理装置及び水処理方法 Expired - Fee Related JP6212436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101917A JP6212436B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 水処理装置及び水処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014101917A JP6212436B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 水処理装置及び水処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015217336A JP2015217336A (ja) 2015-12-07
JP6212436B2 true JP6212436B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=54777228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014101917A Expired - Fee Related JP6212436B2 (ja) 2014-05-16 2014-05-16 水処理装置及び水処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6212436B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6836448B2 (ja) * 2017-03-31 2021-03-03 ダイセン・メンブレン・システムズ株式会社 水処理方法
JP6918637B2 (ja) * 2017-08-23 2021-08-11 積水化学工業株式会社 水処理装置および水処理方法
JP2019209280A (ja) * 2018-06-06 2019-12-12 積水化学工業株式会社 水処理装置および水処理方法
JP2020069443A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 積水化学工業株式会社 分離膜モジュール及びその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2734378A1 (en) * 2008-09-19 2010-03-25 Toray Industries, Inc. Separation membrane and method for producing the same
JP2013013875A (ja) * 2011-07-06 2013-01-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd 塩化ビニル系多孔質膜の製造方法
JP5829080B2 (ja) * 2011-09-02 2015-12-09 積水化学工業株式会社 水処理方法
JP2013052339A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Sekisui Chem Co Ltd 水処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015217336A (ja) 2015-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100974912B1 (ko) 배관 일체형 분리막 프레임 구조물 및 이를 이용한 분리막유니트
AU2012305529A1 (en) Oil-containing wastewater treatment system
WO2006080482A1 (ja) 選択透過性膜モジュールの製造方法および選択透過性膜モジュール
JP6212436B2 (ja) 水処理装置及び水処理方法
JPWO2011158559A1 (ja) 膜モジュールの洗浄方法
JP2018167162A (ja) 中空糸膜モジュールの洗浄方法
WO2018043154A1 (ja) 膜分離装置の運転方法及び膜分離装置
JP2016068046A (ja) 縦置き型外圧型中空糸膜モジュールおよびその運転方法
JP6613323B2 (ja) 水処理装置及び水処理方法
AU2012324220B2 (en) Fresh water generation system
JP5238128B2 (ja) 固液混合処理液の固液分離装置
JP4979519B2 (ja) 膜分離活性汚泥処理装置の運転方法
JP5120106B2 (ja) 有機アルカリ排水の処理方法及び処理装置
JP2014100627A (ja) 膜処理装置及び固液分離法
JP2007209949A (ja) 固液混合処理液のろ過液回収装置
JP4840285B2 (ja) 浸漬型膜モジュールの洗浄方法
KR101392755B1 (ko) 관형막을 이용한 수처리시스템
JP2013119042A (ja) 水処理方法
JP3918304B2 (ja) 中空糸膜処理装置
KR20100092227A (ko) 중공사막 모듈 및 이를 포함한 여과 시스템
JPH09131517A (ja) 中空糸膜モジュールおよびその使用方法
KR100236921B1 (ko) 침지형 중공사막 모듈 및 이를 사용하는 폐수처리방법
JP6212435B2 (ja) 水処理装置及び水処理方法
JP3943748B2 (ja) 膜ろ過装置の洗浄方法
JP2010188250A (ja) 水処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170915

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6212436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees