JP6211935B2 - 地上通信装置、車上通信装置およびそれらから構成される無線通信システム - Google Patents

地上通信装置、車上通信装置およびそれらから構成される無線通信システム Download PDF

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Description

本発明は、複数の親局と複数の子局間で通信を行う無線通信システム、特に、親局が地上局および子局が列車のような移動体車両であり、無線により移動体車両を制御する無線制御システムに適用される無線通信システムに関する。
本技術分野の背景技術として、特開平8−102707号公報(特許文献1)がある。
この公報では、複数の基地局にそれぞれ互いに異なる送信タイムスロットが割り当てられ、基地局では割り当てタイムスロットによって、同一の情報を、同一送信無線周波数を用いて送信信号として送出し、一方、受信局では複数の基地局から送信信号を受けた際、正常に受信できた送信信号のみを受信信号とする移動通信システムが記載されている。
特開平8−102707号公報
特許文献1に記載の技術は、サービスエリア内において同一周波数を使用する複数の基地局(以下、「地上局」と称す)が相互の電波干渉を解消するための発明であり、複数の地上局には互いに異なる送信タイムスロットを割り当てるため、地上局数だけ送信タイムスロットを確保する必要がある。また、地上局を増設すると、増設した地上局の数だけ送信タイムスロットを増やす必要があり、増加した送信タイムスロットの時間だけ同じ送信データ(例えば、特許文献1の図2に示される「A」、「B」あるいは「C」)を送信する時間が増加して通信スループットが低下する、という問題がある。
そこで、本発明では、複数の地上局が複数の列車とデータを送受信する無線通信システムにおいて、使用可能な周波数が複数確保できず、複数の地上局が同一の周波数を使用した場合でも、地上局の数だけ送信タイムスロットを確保する必要がなく、送信タイムスロットの数が地上局の数に依存せず、地上局が増設されても通信スループットに影響しない無線通信システムを提供することを目的とする。
なお、以下では、本発明における、ある地上局(親局)が列車などの移動体車両(子局)との間で通信を可能にする場所の範囲のことを、その地上局の「セル」と称す。
上記課題を解決するために、所定の経路上を移動する複数の移動体車両と、所定の経路に沿って連続して設置される複数の地上局とを備え、経路上の任意の地点に存在する移動体車両とこれに隣接する少なくとも2局の地上局とが常に無線通信を可能にするために、複数の地上局を複数のグループに分け、同じグループに所属する地上局は同一タイミングで一定時間同一周波数の電波を送信し、かつ、複数のグループ間で一定時間ごとに同一周波数の電波を循環的に切り替えて送信する無線通信システムを構成する。
本発明によれば、複数の地上局が複数の移動体車両とデータを送受信する無線通信システムにおいて、複数の地上局が同一の周波数を使用した場合でも、送信タイムスロットの数は地上局の数に依存せず、地上局が増設されても通信スループットに影響を与えない無線通信システムを提供できる。
さらに、移動体車両は任意の地点で複数の地上局と通信することが可能となり、ある地上局が故障して通信不可能な状態に陥った場合でも、故障した地上局と本来通信可能な区間内に存在する移動体車両が通信途絶をすることなく、データの送受信を継続可能にする信頼性の高い無線通信システムを提供できる。すなわち、複数の地上局が同一の周波数を使用してセルを多重化することにより、使用する周波数を最小限に抑え、かつ信頼性の高い無線通信システムを提供できる。
実施例1において地上局と列車とが無線通信する方法を示す図である。 実施例1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 実施例1において複数の地上局を設置する方法を示す図である。 実施例1において地上局送信切替制御情報を同報する例を示す図である。 実施例1において列車制御情報に宛先情報を付加する例を示す図である。 実施例2に係る無線通信システムの地上局の構成を示す図である。 実施例3に係る無線通信システムの地上局の送信動作を示す図である。 実施例4に係る無線通信システムの地上局の送信動作を示す図である。 実施例5に係る無線通信システムの構成を示す図である。 実施例5に係る無線通信システムの地上局の送信動作を示す図である。 実施例6に係る無線通信システムの地上局の構成および動作を示す図である。 実施例6において4グループ構成の地上局の送信動作を示す図である。 実施例1において地上局の送信タイミングを示す図である。 実施例2において地上局の送信タイミングを示す図である。 実施例3において地上局の送信タイミングを示す図である。 実施例6において4グループ構成の地上局の送信タイミングを示す図である。 実施例1において列車に設置する無線通信アンテナを示す図である。 実施例1に係る無線通信システムの別の構成を示す図である。 実施例1において3グループ構成の地上局を設置する方法を示す図である。 実施例1において3グループ構成の地上局の送信動作を示す図である。 実施例1において3グループ構成の地上局の送信タイミングを示す図である。
以下、本発明の実施形態として、実施例1〜実施例6について図面を用いて順に説明する。
図2に、実施例1に係る無線通信システムの一構成例を示す。
図2に示す無線通信システムでは、中央局100と複数の地上局1が幹線ネットワーク60に接続され、列車制御装置101が支線ネットワーク61を介して中央局100に接続されている。各地上局1は、列車5の走行経路6の沿線に設置され、無線ネットワーク62を介して、走行経路6上を走行する複数の列車5と通信を行う。なお、幹線ネットワーク60および支線ネットワーク61は、ネットワークの信頼性向上のため伝送路を多重化してもよい。
複数の列車5は、自車の走行位置や走行速度、車載機器の動作状態などを示す列車状態情報51を周期的に生成し、無線ネットワーク62へ送信する。列車状態情報51を無線ネットワーク62から受信した地上局1は、列車状態情報51を幹線ネットワーク60を介して中央局100へ送信する。中央局100は、幹線ネットワーク60から受信した列車状態情報51を、支線ネットワーク61を介して列車制御装置101へ送信する。
列車制御装置101は、各列車5から送られてきた列車状態情報51を基にして、各列車5に対して、それぞれ停止位置や走行速度、車載機器に対する制御情報などを示す列車制御情報50を周期的に生成し、支線ネットワーク61を介して中央局100へ送信する。列車制御情報50を支線ネットワーク61から受信した中央局100は、幹線ネットワーク60を介して列車制御情報50を全地上局1あるいは特定の地上局1へ送信する。
なお、各列車5に対する列車制御情報50は、全列車分を一つに纏めて送信してもよいし、各列車分を別々に送信してもよい。実施例1では、列車制御情報50は全列車分を一つに纏めて送信するものとして説明する。
列車制御情報50を受信した地上局1は、列車制御情報50を無線ネットワーク62へ送信する。列車制御情報50を無線ネットワーク62から受信した列車5は、列車制御情報50の内容に従い自車を制御する。
なお、無線ネットワーク62としては、例えば、IEEE802.11規格やIEEE802.15規格などで規定された無線ローカルエリアネットワークを使用してもよいし、GSM−Rのような鉄道専用の無線通信ネットワーク、あるいは、WiMAXやLTEなどの無線公衆網を使用してもよい。
また、幹線ネットワーク60および支線ネットワーク61としては、例えば、IEEE802.3規格やIEEE802.17規格などで規定された有線ネットワークを使用してもよいし、また、上記無線ネットワーク62と同様に、無線ローカルエリアネットワーク、鉄道専用の無線通信ネットワーク、あるいは、無線公衆網を使用してもよい。
ところで、図2では、中央局100と各地上局1をリング形状の幹線ネットワーク60で接続する構成を示したが、図18に示すように、スター形状の幹線ネットワーク60で接続してもよい。図18に示す幹線ネットワーク中継装置600は、例えば、リピータハブ、スイッチングハブ、ルータなどの中継装置である。
なお、幹線ネットワーク60の形状としては、図2や図18の他にも、バス形状やデイジーチェーン形状も可能である。いずれの形状でも、本発明に係わる地上局1の動作には影響しないので説明は省略する。
次に、図3を用いて複数の地上局1を設置する方法について説明する。
なお、図3では、地上局1の構成に絞り、列車制御装置101、中央局100、幹線ネットワーク60、支線ネットワーク61、無線ネットワーク62などの図示は省略している。
図3に示すように、複数の地上局1は列車5の走行経路6に沿って設置される。このとき、列車5が、走行経路6の任意の位置にあっても、2局以上の地上局1との間で常に通信が可能であるように、すなわち、走行経路6の任意の位置で2個以上のセル9が重複するように、地上局1の設置場所を決定する。例えば、図3では、地上局eのセル9は、左端が左側の隣接局である地上局dの付近まで、右端が右側の隣接局である地上局fの付近までとして、走行経路6の地上局dと地上局eの間は、地上局dと地上局eのセル9が重複するようにする。同様に、走行経路6の地上局eと地上局fの間は、地上局eと地上局fのセル9が重複するようにする。他の地上局1も同様に、それぞれの隣接局のセル9が重複するように設置する。
次に、図1を用いて、各地上局1が列車5と無線通信する方法について説明する。
まず、複数の地上局1を2組のグループに分ける。第1グループの地上局1は、地上局a、c、eおよびg、第2グループの地上局1は、地上局b、d、fおよびhとする。すなわち、2組のグループの場合には、地上局1を1局おきに同一グループとする。
第1および第2グループ共に、同じグループに所属しかつ送信すべきデータがある地上局1は、全て同一周波数fで同じタイミングで電波を送信する。
ただし、第1グループの地上局1と第2グループの地上局1とは送信するタイミングが重ならないようにし、一定の時間間隔で送信するグループを交互に切り替える。すなわち、図13に示すように、第1グループの地上局1はタイムスロット1のタイミングで送信し、第2グループの地上局1はタイムスロット2のタイミングで送信する。以下同様に、一定の時間間隔でタイムスロットを交互に切り替える。なお、図13では、送信機会の公平性を確保するために、第1および第2グループ共に送信時間(一定の時間間隔)をいずれもΔtとしているが、グループごとに時間間隔を変えてもよい。
図1に示すように、同一周波数で送信する第1および第2グループの各地上局1に対して、交互に送信タイミングを与えることで、走行経路6上を走行する列車5は、常時いずれかのグループに属する地上局1のセル9内に存在することになるから、送信する地上局1が一定の時間間隔で切り替わっても列車5は通信を継続することができる。
さらに、ある地上局1が送信中に故障して送信不可能となった場合でも、故障した地上局1のセル9内に存在していた列車5は、故障した時点では通信できなくなるが、最大でも一定の時間間隔Δt後に、列車5の進行方向あるいはその逆方向の地上局1からの電波が届くので通信を再開することができる。例えば、図1において、列車5が通信していた第1グループ(送信タイムスロット1)の地上局eが故障した場合、最大Δt時間後に送信タイムスロット2(図13)に切り替わり、第2グループの地上局dが送信を開始するので通信を再開できる。
なお、セル9の範囲、すなわち、ある地上局1が送信する電波の到達範囲は、走行経路6周辺の電波伝搬環境により変動することがある。そのため、図1に示すように、同じグループに所属する地上局1同士のセル9を、この変動の影響を吸収するために、その末端付近で予め重なるように地上局1を設置する方がよい。
ただし、同じグループに所属する地上局1同士でセル9が重なった部分では、図3の同一タイムスロット(タイムスロット1あるいは2)の期間に複数の同一周波数fの電波が届くため、相互に干渉する可能性がある。
そこで、その対策として、図17に示すように、列車5は、地上局1との無線通信用アンテナとして、例えば八木アンテナのような指向性アンテナ(991および992)を、自らの先頭車両と最後尾車両に設置する。先頭車両に設置されるアンテナ991は、進行方向に対して指向性を持ち(すなわち、進行方向の逆方向からの電波は受信しない)、最後尾車両に設置されるアンテナ992は、進行方向の逆方向に対して指向性を持つ(すなわち、進行方向からの電波は受信しない)。これによって、上記の相互干渉を抑制することができる。
ところで、各グループに所属する地上局1が、自局の送信タイミングの検出、すなわち送信タイムスロットの到来を検出する方法としては、例えば、GPS(Global Positioning System)などの手段により、全地上局1が時刻同期を取って送信する時刻を計測する方法や、中央局100あるいは列車制御装置101が各地上局1に対して送信タイムスロットの到来を通知する方法などが挙げられる。
実施例1では、中央局100が各地上局1に送信タイムスロットの到来を通知する方法について、図4および5を用いて説明する。
図4では、中央局100が、一定時間間隔Δtごとに地上局通信切替制御情報52を全地上局1へ同報し、各地上局1は、受信した地上局通信切替制御情報52に記載された情報より自局の送信タイムスロットが到来したか否かを検知する。地上局通信切替制御情報52には、地上局aおよびcに対する送信許可を「1」、地上局bおよびdに対する送信禁止を「0」で指示している。送信許可が与えられた地上局aおよびcは、送信タイムスロット1が到来すると送信を開始し、地上局bおよびdは、送信を停止する。
次に、一定時間間隔Δt後に、中央局100が、地上局bおよびdに対する送信許可を「1」、地上局aおよびcに対する送信禁止を「0」で指示すると、送信許可が与えられた地上局bおよびdは、送信タイムスロット2が到来したとして送信を開始し、地上局aおよびcは、送信を停止する。以降、Δtごとに上記と同様の動作を繰り返す。
別の方法として、図5では、地上局1のグループごとにマルチキャストアドレスを定義する。例えば、第1グループの地上局aおよびcにはマルチキャストアドレス1を、第2グループの地上局bおよびdにはマルチキャストアドレス2を定義する。中央局100は、列車制御装置101が送信する列車制御情報53を幹線ネットワーク60へ中継する時点で、その送信タイムスロット(タイムスロット1あるいは2)に対応したマルチキャストアドレス(アドレス1あるいは2)を宛先情報として付加した列車制御情報53を地上局1へマルチキャストする。
予め自局宛のマルチキャストアドレス(アドレス1あるいは2)が設定されてある各地上局1は、自局宛のマルチキャストアドレスを宛先情報として付加した列車制御情報53を受信すると、無線ネットワーク62へそれを送信する。宛先情報として付加するマルチキャストアドレス(アドレス1あるいは2)は、一定時間間隔Δtで交互に入れ替わるため、送信タイムスロット1および2に対応したタイミングで、第1グループの地上局1と第2グループの地上局1とが交互に送信することになる。
なお、図5では、列車A向けおよび列車B向けの列車制御情報それぞれを合せて一つのパケットとし、それに宛先情報(マルチキャストアドレス1あるいは2)を付加して送信する例を示しているが、列車A向けおよび列車B向けの列車制御情報それぞれに宛先情報(マルチキャストアドレス1あるいは2)を付加し、別々に送信してもよい。
ここにおいて、上述の一定時間間隔Δtとしては、例えば、列車制御装置101が列車制御情報50を生成して中央局100に送信する周期の整数倍であってもよいし、あるいは、列車制御を司る上位システムが通信異常を検出して列車を停止させるための検出時間よりも小さい値であってもよい。
また、各列車5から送信される列車状態情報51は、それが無線ネットワーク62へ送信された時点における送信タイムスロットに相当するグループの地上局1のみが受信して幹線ネットワーク60へ中継してもよいし、あるいは、送信タイムスロットやグループには関係なく無線ネットワーク62から受信できた地上局1全てが幹線ネットワーク60へ中継してもよい。
ただし、一つの列車状態情報51を複数の地上局1が受信し、それぞれの地上局1が幹線ネットワーク60へ中継すると、中央局100あるいは列車制御装置101では、同一の列車状態情報51を複数回重複して受信する可能性がある。そこで、この重複受信を避けるために、列車5ごとの列車状態情報51に例えばシーケンス番号を付加し、過去に受信したものと同じシーケンス番号の列車状態情報51を受信した場合にはそれを廃棄してもよい。
他方、地上局1が無線ネットワーク62に送信する列車制御情報50あるいは53を列車5が複数の地上局1から受信する場合、同一の列車制御情報50あるいは53を複数回重複して受信する可能性がある。そこで、この重複受信を避けるために、列車制御情報50あるいは53を送信するごとに例えばシーケンス番号を付加し、過去に受信したものと同じシーケンス番号の列車制御情報50あるいは53を受信した場合にはそれを廃棄してもよい。
また、実施例1では、地上局1のグループを2組(第1および第2のグループ)としたので送信タイムスロットを2個で説明したが、地上局1のグループを3組にして送信タイムスロットを3個にしてもよい。
地上局1のグループの数を3組にした場合は、例えば図19に示すように、走行経路6の任意の位置で、3個以上のセル9が重複するように地上局1の場所を決定する。
次に、図20に示すように、複数の地上局1を3組のグループに分ける。すなわち、第1グループは、地上局a、dおよびg、第2グループは、地上局b、eおよびh、第3グループは、地上局cおよびfとする。
第1から第3の各グループ共に、同じグループに所属してかつ送信すべきデータがある地上局1は、全て同一周波数f1で同じタイミングで電波を送信する。
ただし、第1から第3グループの各地上局1は、各グループごとに送信するタイミングが重ならないようにし、一定の時間間隔で送信するグループを切り替える。すなわち、図21に示すように、第1グループの地上局1はタイムスロット1のタイミングで送信し、第2グループの地上局1はタイムスロット2のタイミングで送信し、第3グループの地上局1はタイムスロット3のタイミングで送信し、以下同様に、一定の時間間隔でタイムスロットを循環的に切り替える。
なお、図21では、送信機会の公平性を確保するために、第1から第3の各グループ共に送信できる時間(一定の時間間隔)をいずれもΔtとしているが、グループごとに時間間隔を変えてもよい。
図20に示すように、同一周波数の電波を送信する第1から第3の各グループに所属する地上局1に対して、順番に送信タイミングを与えることで、走行経路6上を走行する列車5は、常時いずれかのグループの地上局1のセル9内に存在することができる。これにより、送信する地上局1が一定の時間間隔で切り替わっても列車5は通信を継続することができる。
なお、地上局1のグループを4組以上にして、そのグループ数に応じて送信タイムスロットを増加させても同様の動作が可能であることは自明である。
以上のとおり、実施例1では、無線通信システムの規模を拡大して地上局1の数を増加させても、第1のグループの地上局と第2のグループの地上局を交互に配置するだけでよくグループの数を増加させる必要がない。すなわち、地上局1の数は、グループの数にも送信タイムスロットの数にも依存しないので、地上局1の数を増加させても、地上局1の送信タイミングは一定時間間隔Δtごとに到来し、地上局1の送信スループットが減少することはない。
このように、実施例1は、複数の地上局が複数の列車とデータを送受信する無線通信システムにおいて、複数の地上局が同一の周波数を使用した場合でも、送信タイムスロットの数は地上局の数に依存せず、地上局が増設されても通信スループットに影響を与えない無線通信システムを提供する。
さらに、列車は任意の地点で複数の地上局と通信可能であるため、ある地上局が故障して通信不可能な状態に陥った場合でも、この故障した地上局と本来通信可能な区間内に存在する列車が通信途絶をすることなく、データの送受信を継続可能とする信頼性の高い無線通信システムを提供する。すなわち、複数の地上局が同一の周波数を使用してセルを多重化することにより、使用する周波数を最小限に抑え、かつ信頼性の高い無線通信システムを提供する。
実施例1では、全地上局が無線ネットワーク62で同一周波数fを使用していたが、他の無線システムからの電波干渉や故意の通信妨害などにより障害が発生し、周波数fを使用できない場合が発生する可能性がある。
そこで、実施例2は、実施例1の無線通信システムを2重化により冗長構成とし、各無線通信システムにそれぞれ周波数fおよびfを使用して、無線ネットワーク62の信頼性をさらに向上させる実施形態である。
実施例2に係る無線通信システムの一構成例を図6に示す。なお、図6では、図の簡単化のため、列車制御装置101、中央局100、幹線ネットワーク60、支線ネットワーク61、無線ネットワーク62などの図示は省略しているが、それらは図2および18に示す実施例1と同様の構成となる。
実施例2は、図6に示すとおり、地上局を全て2重化し、各地上局とも地上局11を主系、地上局12を従系としている。全地上局11は周波数fを使用し、全地上局12は周波数fを使用する。すなわち、主系の地上局11は実施例1において周波数をfとした無線通信システムであり、従系の地上局12は実施例1において周波数をfとした無線通信システムであり、双方が並行して動作する。したがって、各地上局11のセル91および各地上局12のセル92は、それぞれ走行経路6上の同じ範囲で重複する。
同一場所に設置された地上局11と地上局12の組は、実施例1と同様に、同じグループに所属し、同じ送信タイムスロットのタイミングで送信する。すなわち、図14に示すように、第1グループの地上局11(主系)および12(従系)はタイムスロット1のタイミングで送信し、第2グループの地上局11(主系)および12(従系)はタイムスロット2のタイミングで送信し、それ以降は、同様にして一定の時間間隔Δtでタイムスロットを交互に切り替える。なお、図14では、送信機会の公平性を確保するために、第1および第2グループともに送信できる時間(一定の時間間隔)をいずれもΔtとしているが、グループごとに時間間隔を変えてもよい。
以上のとおり、実施例2では、地上局を全て2重化し主系と従系で異なる周波数を使用することにより、一方の周波数fを使用できず通信不可能になったとしても、列車5が周波数fで通信できないことをタイムアウトなどの機能により検出し、使用する周波数をfに切り替えることで通信を回復し継続することができる。
すなわち、実施例2は、他の無線システムからの電波干渉や故意の通信妨害などにより障害が発生し、主系で使用する周波数を使用できず通信不可能になった場合でも、列車側にて従系で使用する周波数に切り替えることにより、通信を回復し継続することを可能にし、無線通信システムの信頼性をさらに向上させる。
実施例2では全ての地上局を2重化して冗長構成とするため、それに応じてコストが高くなるという問題がある。
そこで、実施例3では、地上局を2重化することなく同様の効果が得られる方法を提供する。
実施例3に係る無線通信システムの地上局の構成は、図3に示す実施例1と同様であるが、各地上局1は周波数fおよびfの双方で送信可能である。
図7に示すように、第1グループの地上局(a、c、eおよびg)1が周波数fでセル91へ送信している一定時間間隔Δtの間、第2グループの地上局1(b、d、fおよびh)は同時に周波数fでセル92へ送信する。逆に、第2グループの地上局1(b、d、fおよびh)が周波数fで送信している一定時間間隔Δtの間、第1グループの地上局1(a、c、eおよびg)は同時に周波数fで送信する。以降、Δtごとに各地上局1は上記と同様の動作を繰り返す。
この一連の動作態様は、周波数fだけを観測すると、第1グループの地上局1が周波数fでセル91へ送信している一定時間間隔Δtの間、第2グループの地上局1は電波を出しておらず、第2グループの地上局1が周波数fでセル91へ送信している一定時間間隔Δtの間、第1グループの地上局1は電波を出していないことになる。
一方、周波数fだけを観測すると、第2グループの地上局1が周波数fでセル92へ送信している一定時間間隔Δtの間、第1グループの地上局1は電波を出しておらず、第1グループの地上局1が周波数fでセル92へ送信している一定時間間隔Δtの間、第2グループの地上局1は電波を出していないことになる。
すなわち、実施例1に係る図3の構成を使用しているにもかかわらず、周波数fおよびfを使用した2組の独立した無線通信システムが動作していることになり、実施例2と同様の効果が得られる。
上記の動作態様を送信タイムスロットの変化で表すと、図15のようになる。周波数fで送信する地上局1の送信タイムスロット1(第1グループ)の期間および周波数fで送信する地上局1の送信タイムスロット2(第2グループ)の期間が同じとなり、また、周波数fで送信する地上局1の送信タイムスロット2(第2グループ)の期間および周波数fで送信する地上局1の送信タイムスロット1(第1グループ)の期間が同じとなる。
以上のとおり、実施例3では、地上局1が上記のような動作態様を行うことにより、周波数fを使用できず通信不可能になったとしても、列車5が周波数fで通信できないことをタイムアウトなどの機能により検出し、使用する周波数をfに切り替えることにより、通信を回復し継続することができる。
すなわち、実施例3は、他の無線システムからの電波干渉や故意の通信妨害などにより一方の周波数が使用できない障害に対して、列車側で使用する周波数を別の周波数へ切り替えることにより、通信を回復し継続させることができ、無線通信システムの信頼性をさらに向上させる。すなわち、実施例1と同様の構成でもって実施例2と同様の効果を得ることができる。
実施例1において、周波数fを使用中の一部の地上局1のみが、他の無線システムからの電波干渉や故意の通信妨害を受けた場合には、全地上局1において使用する周波数をfからfへ変更すればよい。
しかし、使用する周波数帯によっては使用可能な帯域幅や変調方式などの通信条件が制限される場合もあることから、もしfよりもfの方が有利な通信条件である場合には、fへ変更する地上局1の数(範囲)を必要最小限に留め、周波数変更が無線通信システム全体に与える影響を最小限に抑える必要がある。
そこで、実施例4は、上記のように、一部の地上局1が他の無線システムから電波干渉や故意の通信妨害を受けて通信障害を起こした場合に、障害が発生した地域の地上局1のみ周波数を変更して通信を継続するようにした例である。
実施例4に係る無線通信システムの構成は図3と同様であり、地上局1の各グループの送信タイムスロットの切替えも図13と同様であるが、各地上局1は周波数fと周波数fの双方で送信可能である。
各地上局1は、通常周波数fを使用して通信するところ、図8に示すように、地上局e、f、gおよびhのある地域が、この周波数fにおいて電波干渉や通信妨害を受けたとする。このとき、地上局e、f、gおよびhは周波数fで通信できないことをタイムアウトなどの機能により検出し、使用する周波数をfに切り替えることにより通信を回復し継続する。ただし、所属するグループは変更せず、送信タイムスロットも変更しない。
すなわち、一つの無線通信システムの中に、周波数fで通信する地上局a、b、cおよびd(第1グループaおよびcと第2グループbおよびd)と、周波数fで通信する地上局e、f、gおよびh(第1グループeおよびgと第2グループfおよびh)が混在する構成となる。
以上のとおり、実施例4では、障害が発生した地域の地上局1のみ周波数を変更して通信を継続することにより、周波数変更が通信に与える影響を最小限に抑えることができる。
実施例1では、地上局1のアンテナから送信される電波により情報を伝送していたが、実施例5は、地上局1のアンテナに替えて漏洩同軸ケーブル(以下「LCX」(Leaky CoaXial cable)と称す)を使用する例である。LCXによる電波の伝達範囲に関しては、一般に地上局1のセルの範囲を走行経路6の沿線に敷設したLCXの近傍に限定できることから、特に鉄道分野では使用されることが多い。
図9は、実施例5を実現する無線通信システムの構成例である。
実施例5は、実施例1に係るシステム構成と比べて、図2に示す地上局1のアンテナを、LCX900に置き換え、無線ネットワーク62を形成するものである。走行経路6に沿ってLCX900が敷設されるが、図3と同様に、列車5が、走行経路6の任意の位置において、2局以上の地上局1との間で通信が可能であるように、地上局1および各地上局1に接続されるLCX900の敷設場所を決定している。すなわち、LCX900の敷設については、走行経路6の任意の位置で、2個以上のLCX900が重複するように敷設する。
そして、図10に示すとおり、実施例1と同様に、地上局a、c、eおよびg、ならびにそれら地上局に接続されたLCX900を第1グループとし、地上局b、d、fおよびhならびにそれら地上局に接続されたLCX900を第2グループとし、全ての地上局1は周波数fで送信する。
地上局1の各グループの送信タイムスロットは、図13に示す実施例1の場合と同様であり、図10に示すように、第1グループの地上局1およびLCX900と第2グループの地上局1およびLCX900が、一定時間間隔Δtごとに交互に送信する。
また、実施例2、3および4で述べた地上局1の多重化および障害時の周波数の切り替えについては、LCXを使用した場合の無線通信システムにおいても同様に実現できることは自明である。
以上のとおり、実施例5では、地上局1においてアンテナに替えて漏洩同軸ケーブル(LCX)を使用することにより、地上局1のセルの範囲を走行経路6の近傍に限定することができるので、無駄な電波放射を抑えると共に、列車5と効率よく無線通信することが可能となる。
先の実施例1〜4では、1次元的に延びた走行経路6に沿って地上局1のセル9を形成していたが、車両基地などでは走行経路6が2次元的に広がっており、地上局1のセル9も2次元的に形成する必要がある。
そこで、実施例6では、図11に示すように、2次元的に広がった走行経路6全体が通信可能範囲になるようにセル9を形成する。そのために、図示のような複数の地上局1を配置し、地上局1を第1グループと第2グループに分け、各グループの地上局1が、一定時間間隔Δtで交互に同一周波数fを使用して送信する。第1および第2グループの各地上局1は、図13に示す実施例1の場合と同様に送信タイムスロットの切替えを行う。
また、上記2つのグループ分けでは電波の届きにくい場所がある場合は、地上局1を増設してグループの数を増やしてもよい。例えば、図12は、地上局1を第1〜第4の4組のグループに分け、一定時間間隔Δtごとに同一周波数fを使用して送信する構成であり、各グループの地上局1を循環的に切り替える例を示している。図12の例における、送信タイムスロットの切り替えは、図16に示すような送信タイムスロット1〜4を設定し、第1グループは送信タイムスロット1、第2グループは送信タイムスロット2、第3グループは送信タイムスロット3および第4グループは送信タイムスロット4で送信される。そして、各送信タイムスロットをΔtごとに循環的に切り替えるようにすればよい。
以上のとおり、実施例6は、走行経路6が2次元的に広がっている場合でも、その走行経路6を通信可能範囲として網羅し、先の実施例1〜4と同様の方法により無線通信を可能にすることで、電波が届かない場所を生じさせない無線通信システムを提供する。
1、11、12 地上局
100 中央局
101 列車制御装置
5 列車
50 列車制御情報
51 列車状態情報
52 地上局送信切替制御情報
53 宛先情報が付加された列車制御情報
6 走行経路
60 幹線ネットワーク
61 支線ネットワーク
62 無線ネットワーク
600 幹線ネットワーク中継装置
801、802、803、804 送信タイムスロット
9、91、92 セル
900 漏洩同軸ケーブル(LCX)
991、992 指向性アンテナ

Claims (9)

  1. 所定の経路に沿って連続して設置される複数の地上局を備え、
    前記複数の地上局を複数のグループに分け、当該それぞれのグループを構成する前記地上局は、隣り合う当該地上局それぞれからの電波到達範囲が隣り合う当該地上局間の前記経路を漏れなく覆うように設置され、
    前記複数のグループ間で一定時間ごとに同一周波数の電波を循環的に切り替えて割り当て、かつ、前記複数のグループの中で同じグループに所属する前記地上局前記一定時間前記同一周波数の電波を同一タイミングで送信することにより、当該同じグループに所属する任意の隣り合う2つの地上前記経路上を移動する複数の移動体車両それぞれに対して無線通信を行う
    ことを特徴とする地上通信装置。
  2. 請求項1記載の地上通信装置であって、
    前記複数のグループ、前記複数の地上局それぞれに隣接する地上局が循環的に異なるグループとなるようにグループ分けして構成する
    ことを特徴とする地上通信装置。
  3. 請求項2記載の地上通信装置であって、
    前記複数のグループが2組のグループの場合には、前記複数の地上局を1局おきに同じグループとし、
    前記2組のグループ間で前記電波を交互に切り替えて割り当てる
    ことを特徴とする地上通信装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の地上通信装置であって、
    前記複数の地上局は、前記電波により前記複数の移動体車両それぞれおよび当該移動体車両の搭載機器に対する制御情報を送信し、
    前記電波を送信している前記一定時間を、前記制御情報を生成する周期の整数倍とする
    ことを特徴とする地上通信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の地上通信装置であって、
    前記複数のグループそれぞれが前記電波を送信するタイミングを前記複数の地上局に対して通知する機能を有する中央局を備える
    ことを特徴とする地上通信装置。
  6. 請求項3記載の地上通信装置であって、
    前記複数の地上局の中で連続して設置される一部の地上局が、前記一部の地上局以外の地上局が送信する前記同一周波数と異なる周波数の電波を送信する
    ことを特徴とする地上通信装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の地上通信装置であって、
    前記複数の地上局それぞれを、主系および従系から成る冗長構成とし、
    前記主系に属する前記地上局および前記従系に属する前記地上局は、同時にそれぞれ異なる周波数の電波送信する
    ことを特徴とする地上通信装置。
  8. 所定の経路上を移動する複数の移動体車両それぞれに搭載され、
    前記経路に沿って連続して設置される複数の地上局と無線通信を行うアンテナを少なくとも2台備え、
    少なくとも1台の前記アンテナは前記移動体車両の進行方向に対してのみ電波を送受信し、残る少なくとも1台の前記アンテナは前記移動体車両の進行方向と逆方向に対してのみ電波を送受信し、
    受信する前記電波は、前記複数の地上局が構成する複数のグループ間で一定時間ごとに循環的に切り替えて割り当てられ、かつ、前記複数のグループの中で同じグループに所属する前記地上局から前記一定時間同一タイミングで送信される同一周波数の電波である
    ことを特徴とする車上通信装置。
  9. 請求項1記載の地上通信装置および請求項8記載の車上通信装置から構成される
    ことを特徴とする無線通信システム。
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