JP6211236B1 - 内視鏡および内視鏡の対物光学ユニット - Google Patents

内視鏡および内視鏡の対物光学ユニット Download PDF

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Abstract

内視鏡1は、先端光学レンズ13及び対物レンズ枠10を備える対物光学ユニット10Uと、照明レンズ21を備える照明光学系20と、先端部6を構成する先端部本体31とを具備し、対物レンズ枠10Cは第1レンズ枠11と第2レンズ枠12を備え、第1レンズ枠11には配設孔11hと内方凸部11aと外方凸部11bが設けられ、第2レンズ枠12には収容孔12hが設けられ、光入射面13fと第1先端面11fは面取り部13cの面取り面が内方凸部11aのレンズ位置決め面11eに面接触して同一平面上に配置され、第1先端面11fと第2先端面12fは第1枠位置決め面11dが対物光学ユニット位置決め面12uに面接触して同一平面上に配置される。

Description

本発明は、挿入部の先端部の先端面中央に先端光学レンズを有し、その先端光学レンズの外周側に照明レンズを配置した内視鏡および内視鏡の対物光学ユニットに関する。
近年、内視鏡は、医療分野、工業分野等において使用されている。内視鏡には、挿入部の先端部に撮像装置を内蔵したビデオスコープと、挿入部内に光ファイバーを束ねたイメージガイドを挿通したファイバースコープと、がある。
内視鏡においては患者への低侵襲化を図るため、挿入部の細径化が求められている。そして、細径な挿入部は、先端光学レンズ、照明レンズ、レンズ枠等、各部品を小型にすることによって実現できる。
しかし、各部品を小型にすることによって、組付け作業、固定作業が繁雑になるとともに光学的な調整作業等も難しくなって、歩留まりが低下するおそれがある。
日本国特許3854946号公報には挿入性を高め、患者に与える苦痛を軽減できる泌尿器用内視鏡が示されている。そして、泌尿器用内視鏡においては、光学的な調整作業が簡単であると共に、内視鏡の本体に対する組付けミスによる歩留まりの低下を防ぎ、生産性を向上でき、且つ、位置決めと組付けが容易で組立性を向上できる技術が示されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡挿入部の細径化を実現しつつ視野ケラレ及び水切れの悪化を防止し、位置決め作業、組付け作業が容易で組付けミス等による歩留まり低下を防ぎ、生産性の向上を図れる内視鏡および内視鏡の対物光学ユニットを提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡は、先端側に配置される、光入射面の周縁に面取り部を有する、先端光学レンズを含む複数の光学レンズ及び該複数の光学レンズが固設される対物レンズ枠を備える対物光学ユニットと、前記対物光学ユニットの外周側に配置される照明レンズを備える照明光学系と、内視鏡挿入部の先端部を構成する、円筒形状で収容空間内に前記照明光学系及び前記対物光学ユニットが配設される、先端部本体と、を具備し、前記対物光学ユニットの対物レンズ枠は、第1レンズ枠と第2レンズ枠とを備え、前記第1レンズ枠には、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り部の面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられ、前記第2レンズ枠には、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられ、前記先端光学レンズの光入射面は、該先端光学レンズの面取り面が前記内方凸部のレンズ位置決め面に面接触した状態において、前記第1レンズ枠の先端面に対して同一平面上、または、該第1レンズ枠の先端面より突出して配置され、前記第1レンズ枠の先端面は、とは、前記外方凸部の先端側面が前記第2レンズ枠の収容孔の前記第1孔の内面と前記第2孔の内面との段差部に形成された段差面に面接触した状態において、前記第2レンズ枠の先端面と同一平面上、または、該第2レンズ枠の先端面より突出して配置される。
本発明の一態様における内視鏡の対物光学ユニットは、外周に面取り面を有する先端光学レンズと、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられた第1レンズ枠と、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられた第2レンズ枠と、前記外方凸部の先端側面が前記第2レンズ枠の収容孔の前記第1孔の内面と前記第2孔の内面との段差部に形成された段差面に面接触した状態において、前記第2レンズ枠の先端面と同一平面上、または、該第2レンズ枠の先端面より突出して配置された前記第1レンズ枠の先端面と、前記先端光学レンズの前記面取り面が前記内方凸部のレンズ位置決め面に面接触した状態において、前記第1レンズ枠の先端面に対して同一平面上、または、該第1レンズ枠の先端面より突出して配置された前記先端光学レンズの光入射面と、を具備する。
本発明の他の態様における内視鏡の対物光学ユニットは、外周に面取り面を有する先端光学レンズと、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられた第1レンズ枠と、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられた第2レンズ枠と、を具備する。
本発明の他の態様における内視鏡は、外周に面取り面を有する先端光学レンズと、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられた第1レンズ枠と、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられた第2レンズ枠と、前記外方凸部の先端側面が前記第2レンズ枠の収容孔の前記第1孔の内面と前記第2孔の内面との段差部に形成された段差面に面接触した状態において、前記第2レンズ枠の先端面と同一平面上、または、該第2レンズ枠の先端面より突出して配置された前記第1レンズ枠の先端面と、前記先端光学レンズの前記面取り面が前記内方凸部のレンズ位置決め面に面接触した状態において、前記第1レンズ枠の先端面に対して同一平面上、または、該第1レンズ枠の先端面より突出して配置された前記先端光学レンズの光入射面と、を具備する内視鏡の対物光学ユニットを有する。
本発明の他の態様における内視鏡は、外周に面取り面を有する先端光学レンズと、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられた第1レンズ枠と、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられた第2レンズ枠と、を具備する内視鏡の対物光学ユニットを有する。
本発明の一態様における内視鏡は、先端側に配置される、光入射面の周縁に面取り部を有する、先端光学レンズを含む複数の光学レンズ及び該複数の光学レンズが固設される対物レンズ枠を備える対物光学ユニットと、前記対物光学ユニットの外周側に配置される照明レンズを備える照明光学系と、内視鏡挿入部の先端部を構成する、円筒形状で収容空間内に前記照明光学系及び前記対物光学ユニットが配設される、先端部本体と、を具備し、前記対物光学ユニットの対物レンズ枠は、第1レンズ枠と第2レンズ枠とを備え、前記第1レンズ枠には、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの面取り部の面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられ、前記第2レンズ枠には、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられ、前記先端光学レンズの光入射面は、該先端光学レンズの面取り面が前記内方凸部のレンズ位置決め面に面接触した状態において、前記第1レンズ枠の先端面に対して同一平面上、または、該第1レンズ枠の先端面より突出して配置され、前記第1レンズ枠の先端面は、とは、前記外方凸部の先端側面が前記第2レンズ枠の収容孔の前記第1孔の内面と前記第2孔の内面との段差部に形成された段差面に面接触した状態において、前記第2レンズ枠の先端面と同一平面上、または、該第2レンズ枠の先端面より突出して配置される。
内視鏡を説明する図 挿入部の先端面を示す正面図 図2Aの矢印Y2B−Y2B線断面図であって、内視鏡挿入部の先端側の構成を説明する図 第1レンズ枠を説明する図 先端光学レンズ及び第1光学レンズを説明する図 先端光学レンズと第1光学レンズとで構成された第1対物レンズと第1レンズ枠との関係を説明する図 第2レンズ枠を説明する図 第2レンズ枠と第2レンズ枠内に配設される対物レンズユニットとの関係を説明する図 伝送光学系を説明するとともに、伝送光学系と対物レンズユニットが配設された第2レンズ枠との関係を説明する図 照明光学系を説明する図 照明レンズと第2レンズ枠に設けられた切欠部との関係を説明する図 先端部本体を説明する図 先端部本体と照明光学系との関係を説明する図 挿入部の先端側を構成する第1レンズ枠、第2レンズ枠、及び先端光学レンズの他の構成例を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。また、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示す内視鏡1は、例えば、鼻咽喉鏡であって、挿入部2と、操作部3と、接眼部4と、を備えて主に構成されている。接眼部4は、操作部3の基端部に設けられている。
符号5は、ライトガイドである。ライトガイド5は、接続コネクタ5aを有し、接続コネクタ5aは、操作部3の側部に設けられたライトガイド接続口(不図示)に着脱自在である。
挿入部2は、先端側から順に、先端部6、湾曲部7、及び可撓管部8を連設して構成されている。可撓管部8は、予め定めた可撓性を有するチューブ体である。湾曲部7は、例えば上下方向に湾曲する構成になっている。
符号9は、折れ止め部であり、予め定めた弾性力を有する。折れ止め部9は、操作部3の先端側に連結される可撓管部8の基端部を覆うように設けられる。折れ止め部9は、可撓管部8の座屈を防止する。
符号3Lは、湾曲操作レバーであって、操作部3に設けられている。湾曲操作レバー3Lは、回動自在であって、この回動操作に伴って湾曲ワイヤ(不図示)を牽引弛緩し、湾曲部7を例えば上下の2方向に湾曲させる。
なお、内視鏡1は、鼻咽喉鏡に限定されるものでは無く、腎盂尿管鏡、携帯式の内視鏡など、先端面の略中央に先端光学レンズを有し、その先端光学レンズの外周面に沿って照明レンズの少なくとも一部が配置される内視鏡である。
図2A−図6を参照して内視鏡1の挿入部2の先端側の構成を説明する。
図2Aに示すように挿入部2の先端面2aには、先端光学レンズ13の光入射面13f、照明光学系20を構成する光学部材である照明レンズ21の照明光出射面21f、先端部本体31の先端部先端面31f等と、が設けられている。先端光学レンズ13は、対物光学系10である後述する対物光学ユニット(図4Cの符号10U参照)の最先端を構成する光学部材である。
本実施形態において、照明レンズ21は、貫通孔21hを有するリング状レンズである。
なお、符号11fは第1先端面であって、対物光学系10を構成する第1レンズ枠11の先端面である。符号12fは、第2先端面であって、対物光学系10を構成する第2レンズ枠12の先端面である。符号45は糸巻接着部、符号51は接着部である。
本実施例においては、第1レンズ枠11と第2レンズ枠12とによってレンズ枠(図2Bの符号10C参照)が構成される。
図3A−図3Cを参照して第1レンズ枠11を説明する。
図3Aに示す第1レンズ枠11は、段付きパイプであって、例えばステンレス製の金属パイプである。第1レンズ枠11には、ストレート形状の貫通孔である配設孔11hが第1枠中心軸11oに沿って形成されている。
配設孔11h内には先端光学レンズ13、第1光学レンズ14が配設されるようになっている。先端光学レンズ13、第1光学レンズ14は、対物光学系10の第1対物レンズ(図3Cの符号11L参照)を構成する合わせレンズである。
第1レンズ枠11には内方凸部11aと外方凸部11bとが設けられている。
外方凸部11bは、太径部であって、細径部である枠本体11cの外周面から外方に予め定めた量突出した周状突起であり、枠基端側に位置している。
符号11dは、第1枠位置決め面であって、外方凸部11bの先端側面である。第1枠位置決め面11dは、第1枠中心軸11oに対して角度θが鋭角な傾斜面であって予め定めた位置に形成されている。
第1枠位置決め面11dは、後述する第2レンズ枠12の対物光学ユニット位置決め面12uに当接する被当接面である。
なお、第1枠位置決め面11dは、傾斜面に限定されるものでは無く、第1枠中心軸11oに対して直交する角度θが90度の直交面であってもよい。
内方凸部11aは、配設孔11hの孔内周面から内方に予め定めた量突出した周状突起であり、枠先端側に位置している。内方凸部11aにはレンズ位置決め面11eが形成されている。
符号11mfは第1枠先端開口であり、符号11mrは第1枠基端開口である。
図3Bに示すように先端光学レンズ13は、平面形状の光入射面13f及び光出射面13rを有している。先端光学レンズ13の先端側周縁には面取り部13cが形成されている。本実施形態において面取り部13cの面取り面は、カット面、いわゆるC面である。
これに対して第1光学レンズ14は、平面形状の光入射面14fと、曲面形状の光出射面14rと、を有している。
第1光学レンズ14の外径と先端光学レンズ13の外径とは、同径に設定されており、配設孔11hに対して予め定めた嵌め合いである。
先端光学レンズ13と第1光学レンズ14とは、図3Bの矢印Y3Bに示すように光出射面13rと光入射面14fとを貼り合わせて図3Cの符号11Lに示す第1対物レンズとして構成される。
図3Cの矢印Y3Cに示すように第1対物レンズ11Lは、第1レンズ枠11の第1枠基端開口11mrから配設孔11h内に挿入される。第1対物レンズ11Lは、内方凸部11aに向かって移動され、先端光学レンズ13の面取り部13cが内方凸部11aに当たることによって先端光学レンズ13が第1枠先端開口11mfから外部へ脱落すること無く保持される。
本実施形態において、面取り部13cの面取り面が内方凸部11aのレンズ位置決め面11eに面接触したレンズ配置状態において、先端光学レンズ13の光入射面13fと第1レンズ枠11の第1先端面11fとが同一平面上、または、図示は省略するが第1先端面11fより突出して配置されるように設定されている。
この配置状態において、接着剤を14rの基端側の11mrに塗布して第1対物レンズ11Lを配設孔11hに対して接着固定する。
この結果、第1レンズ枠11に先端光学レンズ13及び第1光学レンズ14を設けた対物レンズユニット11Uが形成される。そして、対物レンズユニット11Uは、挿入部2を構成する部品の一つとして供給される。
このように、先端光学レンズ13の先端側に光入射面13f及び面取り部13cを設け、第1レンズ枠11のストレート形状の配設孔11hの枠先端側にレンズ位置決め面11eを有する内方凸部11aを設けている。
この結果、先端光学レンズ13と第1光学レンズ14とが一体な第1対物レンズ11Lを配設孔11h内に配置させる際、第1対物レンズ11Lが第1枠先端開口11mfから外部に脱落することを確実に防止することができる。
したがって、面取り部13cの面取り面を内方凸部11aのレンズ位置決め面11eに密着させる組付け作業性を大幅に向上させることができるとともに、先端光学レンズ13及び第1レンズ枠11の更なる小型化を実現できる。
また、面取り部13cの面取り面が内方凸部11aのレンズ位置決め面11eに密着配置された状態において、先端光学レンズ13の光入射面13fと第1レンズ枠11の第1先端面11fとが同一平面、或いは、光入射面13fが第1先端面11fに対して突出する。
この結果、光入射面13fが内方凸部11aによって遮られる不具合及び第1レンズ枠11の先端側に光入射面13fを底面にする凹部が形成される不具合を解消できる。
したがって、視野ケラレの無い良好な内視鏡画像を得られるとともに、第1レンズ枠11の先端側に液体が残留し難くなり水切れ性が向上する。
なお、本実施形態において第1光学レンズ14を1つとしているが、第1光学レンズ14は2つ以上であってもよい。また、面取り面は、C面に限定されるものでは無く、曲面、いわゆるR面であってもよい。また、先端光学レンズ13を配設孔11hに対して接着固定するようにしてもよい。
図4Aに示す第2レンズ枠12は、段付きパイプであって、例えばステンレス製の金属パイプである。第2レンズ枠12には第2枠中心軸12oに沿って収容孔12hが形成されている。
収容孔12hは、細径孔と太径孔とを有する段付き孔である。細径孔は、第1孔12h1であって先端側に位置している。太径孔は、第2孔12h2であって基端側に位置している。符号12uは、対物光学ユニット位置決め面であって、第1孔12h1の内面と第2孔12h2の内面との段差部の段差面であって傾斜面である。
第1孔12h1内には第1レンズ枠11の枠本体11cが配置される。第1孔12h1の内径は、枠本体11cの外径より大径であって、予め定めた嵌め合いに設定されている。
第2孔12h2内には第1レンズ枠11の外方凸部11b、および、後述する第2対物レンズ15及びイメージガイド先端口金18が配置される。第2孔12h2の内径は、第1レンズ枠11の外方凸部11bの外径、第2対物レンズ15の外径及びイメージガイド先端口金18の外径より大径である。
そして、外方凸部11bは、第2孔12h2に対して遊嵌状態で配置され、第2対物レンズ15及びイメージガイド先端口金18は、第2孔12h2に対して予め定めた嵌め合いで配置されるように設定されている。
本実施形態において、対物光学ユニット位置決め面12uは、角度θの傾斜面であって、第1レンズ枠11の外方凸部11bに形成されている第1枠位置決め面11dに対して面接触して配置されるように同じ角度で形成されている。
なお、符号12mfは、第2枠先端開口であって、符号12mrは第2枠基端開口である。
図4Bに示すように対物レンズユニット11Uは、矢印Y4Bに示すように第2レンズ枠12の第2枠基端開口12mrから第2孔12h2内に挿入されて第1孔12h1内に向かって移動されていく。
そして、第1レンズ枠11の枠本体11cが第1孔12h1内に配置された後、第1レンズ枠11の第1枠位置決め面11dが対物光学ユニット位置決め面12uに当たることによって対物レンズユニット11Uが第2枠先端開口12mfから外部へ脱落すること無く保持される。
そして、本実施形態において、第1枠位置決め面11dが対物光学ユニット位置決め面12uに密着したレンズユニット配置状態において、第1レンズ枠11の第1先端面11fと第2レンズ枠12の第2先端面12fとが同一平面上、または、図示は省略するが該第1先端面11fが該第第2先端面12fより突出して配置されるように設定されている。 第1レンズ枠11と第2レンズ枠12とはレンズユニット配置状態において接着剤によって一体に固定される。
図4Cに示すように対物レンズユニット11Uが配設された第2孔12h2内には矢印Y4Cに示すように撮像ユニット15Uが配設される。
撮像ユニット15Uは、挿入部2を構成する部品の一つであり、第2対物レンズ15と、伝送光学系16と、を一体にして構成されている。第2対物レンズ15は、第2光学レンズであって、曲面形状の光入射面15fと、平面形状の光出射面15rと、を有している。
伝送光学系16は、光ファイバーを束ねて構成されたイメージガイドファイバ束17と、金属製のイメージガイド先端口金18と、軟性樹脂製の保護用チューブ19と、で主に構成される。
イメージガイド先端口金18は、イメージガイドファイバ束17の先端部を被覆している。保護用チューブ19は、イメージガイドファイバ束17を保護する保護部材であり、イメージガイド先端口金18の基端部及び該口金18から延出するイメージガイドファイバ束17を被覆している。
第2対物レンズ15の光出射面15rには、イメージガイドファイバ束17の先端面及びイメージガイド先端口金18の先端面が透明接着剤によって接着固定されている。第2対物レンズ15の外径とイメージガイド先端口金18の外径とは、略同径に設定されており、第2孔12h2に対して予め定めた嵌め合いである。
イメージガイド先端口金18の外径は、第2対物レンズ15の外径より僅かに小径である。
撮像ユニット15Uは、矢印Y4Cに示すように第2レンズ枠12の第2枠基端開口12mrから第2孔12h2内に挿入される。その後、撮像ユニット15Uは、撮像ユニット15Uの配置位置を調整してピント調整を完了した後、接着剤によって第2レンズ枠12に一体固定される。この結果、対物光学ユニット10Uが構成される。
なお、イメージガイドファイバ束17の基端部は、挿入部2内を通過して操作部3内に延出されている。イメージガイドファイバ束17の基端面は、接眼部4の接眼レンズ(不図示)に臨まれて配置されるようになっている。
一方、図4A等に示すように第2レンズ枠12の先端側には、切欠部12cが設けられている。切欠部12cは、第2レンズ枠12の基端部を構成する太径枠部12aより予め定めた寸法細径な細径枠部12bを形成している。
切欠部12cは、周面12dと、底面12eと、を備えている。底面12eは、太径枠部12aと細径枠部との段差面である。段差面は、第2枠中心軸12oに対して直交している。
底面12eは、照明レンズ21を保持する保持面であって、底面12e上には照明光入射面21rの一部が全周に渡って配置されるようになっている。
周面12dは、切欠部12cの外周面である。周面12dには照明レンズ21の貫通孔21hの孔内周面が対向して配置されるようになっている。
図5Aに示すように照明光学系20は、照明レンズ21と、ライトガイドファイバ束22と、を備えている。照明レンズ21は、上述した貫通孔21hを有するリング状のガラス製レンズである。照明レンズ21は、平面形状である照明光入射面21r及び照明光出射面21fを備えている。
照明レンズ21の照明光出射面21f側の周縁部には面取り部21cが形成されている。面取り部21cは、カット面、いわゆるC面である。照明レンズ21の照明光入射面21rにはライトガイドファイバ束22の先端面が透明接着剤によって接着固定されるようになっている。
照明レンズ21は、図5Bに示すように切欠部12cに配置される。
具体的に、照明レンズ21の貫通孔21h内には第2レンズ枠12の切欠部12cが配置される。
この配置状態において、照明光入射面21rは、底面12eに接触して配置される。貫通孔21hの孔内周面は、周面12dに対して離間して対向配置され、貫通孔21hの孔内周面と周面12dとの間には隙間Cが形成される。
つまり、周面12dの外径は、照明レンズ21の貫通孔21hの内径より予め定めた寸法小さく設定されている。
隙間Cには不透明な接着剤が充填される。隙間Cに充填された接着剤は、照明レンズ21を切欠部12cに一体に固定する接着部51である。接着部51は、ライトガイドファイバ束22を伝送された照明光が周面12dで反射することを防止する遮光部を兼用している。
なお、図5Aの符号23は、保護チューブである。保護チューブ23は、ライトガイドファイバ束22を被覆して保護する。また、照明レンズ21の面取り部21cの面取り面もC面に限定されるものでは無く、曲面、いわゆるR面であってもよい。
図6Aに示す先端部本体31は、円筒形状であって、挿入部2の先端部6を構成する。先端部本体31は、絶縁性を有して透明な樹脂部材である例えばポリサルフォン製である。先端部本体31は、ポリサルフォン製に限定されるものでは無く、ポリカーボネート、アクリル、シクロオレフォンポリマー等の透明樹脂製であってもよい。
符号31Sは、収納空間である。収納空間31S内には、上述した照明光学系20及び対物光学ユニット10Uが収納される。
収納空間31Sの先端側には内周面31aから内方に予め定めた量突出した周状突起31bが設けられている。周状突起31bには保持面31cが形成されている。保持面31cには照明レンズ21の面取り部21cの面取り面が密着して配置される。
符号31mfは本体先端開口、符号31mrは本体基端開口である。
先端部本体31の外周面側には駒配置切欠部31d及び湾曲ゴム配置溝31eが設けられている。
駒配置切欠部31dは、先端部本体31の基端側に設けられている。駒配置切欠部31dには図2Bに示す湾曲部7を構成する湾曲駒の1つである先端湾曲駒41の先端部分が配置される。先端湾曲駒41は、接合或いは接着によって、先端部本体31に一体固定される。
湾曲ゴム配置溝31eは周溝であって、先端部本体31の中途部の予め定めた位置に予め定めた幅寸法で形成されている。湾曲ゴム配置溝31eには図2に示す湾曲部7を構成する湾曲ゴム44の先端部分が配置される。湾曲ゴム44の先端部分は、糸巻接着部45によって先端部本体31に一体固定される。
なお、符号31rは、R面であって、先端側周縁に形成されている。R面31rは、鼻腔壁に傷を付けることを防止する保護面と照明光出射面とを兼用している。また、図2Bにおいて符号42は、中間湾曲駒である。中間湾曲駒42は、湾曲部7を構成する湾曲駒の一つであって複数設けられている。中間湾曲駒42と先端湾曲駒41、中間湾曲駒42同士、中間湾曲駒42と基端湾曲駒とは連結ピン43によって回動可能に連結されている。
対物光学ユニット10Uは、先端部本体31の収納空間31S内に配設される。
照明レンズ21の面取り部21cの面取り面が保持面31cに当たることによって照明レンズ21が先端部本体31の本体基端開口31mrから外部へ脱落すること無く保持される。
なお、照明レンズ21は、透明接着剤によって先端部本体31に一体に固定される。
この結果、ライトガイドファイバ束22によって伝送された照明光は、照明レンズ21の照明光出射面21fから出射されると共に、透明接着剤層(不図示)を通過して照明レンズ21のR面31r及び外周面から出射される。
なお、面取り部21cの面取り面が保持面31cに密着した状態において、照明レンズ21の照明光出射面21fと先端部本体31の先端部先端面31fとは同一平面上に配置されるように設定されている。
また、先端部本体31の駒配置切欠部31dに先端湾曲駒41が固定される。加えて、湾曲ゴム配置溝31eには湾曲ゴム44の先端部が配置され、糸巻接着部45を設けて一体に固定される。このことにより、図2Bに示す挿入部2が構成される。
この構成によれば、先端部本体31から照明レンズ21が脱落すること、照明レンズ21の貫通孔21hから対物光学ユニット10Uが脱落すること、対物光学ユニット10Uの第2レンズ枠12から対物レンズユニット11Uが脱落すること、対物レンズユニット11Uの第1レンズ枠11から先端光学レンズ13が脱落することを確実に防止することができる。
この結果、上述した先端光学レンズ13及び第1レンズ枠11の更なる小型化に加えて、第2レンズ枠12の小型化、撮像ユニット15Uの小型化、照明レンズ21の小型化、先端部本体31の小型化を実施して、挿入部2の細径化を実現できる。
また、対物レンズユニット11Uを構成する第1枠11に第1枠位置決め面11dを設け、第2レンズ枠12に対物光学ユニット位置決め面12uを設けたことによって、第1枠位置決め面11dを対物光学ユニット位置決め面12uに密着させることによって、第1レンズ枠11の第1先端面11fと第2レンズ枠12の第2先端面12fとを容易に同一平面上、または、第1レンズ枠11の第1先端面11fを第2レンズ枠12の第2先端面12fに対して突出して配置することができる。
この結果、第1レンズ枠11の先端側及び第2レンズ枠12の先端側に凹部が形成される不具合を解消しつつ組付け性の向上を図ることができる。つまり、挿入部2の最先端面に凹部が形成される不具合を解消することができる。
また、照明レンズ21の貫通孔21hの内径を予め定めた寸法に設定するとともに、対物光学ユニット10Uを構成する第2レンズ枠12の先端側に貫通孔21h内に配置される切欠部12cを設け、切欠部12cの底面12e上の全周に渡って照明レンズ21の照明光入射面21rの一部を配置している。
この結果、照明レンズ21の照明光入射面21rを底面12eに当て付けた状態で周面12dと貫通孔21hの内周面との間に一定な隙間Cを効率良く設けることができる。
なお、上述した内視鏡1においては、視野ケラレの無い良好な内視鏡画像を得られると共に、挿入部2の最先端面になる第1レンズ枠11の先端面11f側に液体が残留し難くするために挿入部2の第1レンズ枠11、第2レンズ枠12、先端光学レンズ13を以下に示すように構成していた。
先端光学レンズ13の面取り部13cの面取り面が第1レンズ枠11のレンズ位置決め面11eに密着したレンズ配置状態において、対物光学ユニット10Uの第1先端面11fと先端光学レンズ13の光入射面13fとが同一平面上に配置され、加えて、対物レンズユニット11Uの第1枠位置決め面11dが第2レンズ枠12の対物光学ユニット位置決め面12uに密着したレンズユニット配置状態において、第2レンズ枠12の第2先端面12fと、対物光学ユニット10Uの第1先端面11f及び光入射面13fと、を同一平面上に配置させて、挿入部2の最先端面に凹部が形成される不具合を解消して液体の残留を無くすようにしている。
しかし、図7に示すように第1レンズ枠11A、第2レンズ枠12A及び先端光学レンズ13Aを構成して、視野ケラレの無い良好な内視鏡画像を得られ、且つ、挿入部2の最先端面に凹部が形成される不具合を解消するようにしてもよい。それにより、第1レンズ枠11の11c部がなくなることで第2レンズ枠の12c部も細径化でき、内視鏡先端部も細径化できる。
なお、本図に示す実施形態において挿入部2の最先端面は、第2レンズ枠12Aの第2先端面12Afと先端光学レンズ13Aの光入射面13Afとで構成される。
第1レンズ枠11Aは、リング状パイプであって、例えばステンレス製の金属パイプである。第1レンズ枠11Aにはストレート形状の貫通孔である配設孔11Ahが第1枠中心軸11oに沿って形成されている。第1レンズ枠11Aの両端面は、第1枠中心軸11oに直交する平面である。
配設孔11Ah内には第1対物レンズとなる先端光学レンズ13Aが配設される。先端光学レンズ13Aは、上述した先端光学レンズ13に第1光学レンズ14を合わせたレンズであって、平面形状の光入射面13Afと、曲面形状の光出射面13Arと、を有している。先端光学レンズ13Aの光入射面13Af側の周縁には面取り部13Acが形成されている。
本実施形態において、面取り部13Acの面取り面は、C面としている。そして、第1レンズ枠11Aは、先端光学レンズ13Aの予め定めた位置に一体に固定されて、対物レンズユニット11UAを構成する。
一方、第2レンズ枠12Aは、上述した第2レンズ枠12と同様な段付きパイプであって、太径枠部12aと、細径枠部12bである切欠部12cと、を有する。また、第2レンズ枠12Aは、細径孔である第1孔12Ah1と、太径孔である第2孔12Ah2と、を備えた収容孔12Ahを有する。
第1孔12Ah1内には先端光学レンズ13Aが配置される。第1孔12Ah1の内径は、先端光学レンズ13Aの外径より大径であって、予め定めた嵌め合いに設定されている。
第2孔12Ah2内には第1レンズ枠11A、および、上述した第2対物レンズ15及びイメージガイド先端口金18が配置される。第2孔12h2の内径は、第1レンズ枠11Aの外径、第2対物レンズ15の外径及びイメージガイド先端口金18の外径より大径である。
第1レンズ枠11Aは、第2孔12Ah2に対して遊嵌状態で配置され、第2対物レンズ15及びイメージガイド先端口金18は、第2孔12Ah2に対して予め定めた嵌め合いで配置されるようになっている。
符号12Atは、内方凸部である。内方凸部12Atは、第1孔12Ah1の孔内周面から内方に突出している。内方凸部12Atは、先端光学レンズ13Aの面取り部13Acの面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する。また、第1孔12Ah1の内面と第2孔12Ah2の内面との段差部の段差面には、対物光学ユニット位置決め面12Auが設けられている。本実施形態の対物光学ユニット位置決め面12Auは、直交面であって、第1レンズ枠11Aの先端面に密着する。
符号12Amfは、第2枠先端開口であって、符号12Amrは第2枠基端開口である。
本実施形態において対物レンズユニット11UAは、矢印Y7に示すように第2レンズ枠12の第2枠基端開口12Amrから第2孔12Ah2内に挿入されて第1孔12Ah1に向かって移動されていく。
そして、対物レンズユニット11UAを構成する第1レンズ枠11Aの先端面が対物光学ユニット位置決め面12Auに当たることによって対物レンズユニット11UAが第2枠先端開口12Amfから外部へ脱落すること無く保持されるとともに、当たると同時に先端光学レンズ13Aの面取り部13Acの面取り面が内方凸部12Atのレンズ位置決め面に密着する。
この結果、先端光学レンズ13Aの光入射面13Afと第2レンズ枠12Aの第2先端面12Afとが同一平面上に配置されて、挿入部2の最先端面に凹部が形成される不具合を解消できるようになっている。
なお、第1レンズ枠11Aと第2レンズ枠12Aとはこの配置状態において接着剤によって一体に固定される。挿入部2のその他の構成は、上述した実施形態と同様である。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明によれば、内視鏡挿入部の細径化を実現しつつ視野ケラレ及び水切れの悪化を防止し、位置決め作業、組付け作業が容易で組付けミス等による歩留まり低下を防ぎ、生産性の向上を図れる内視鏡を実現できる。
本出願は、2015年12月25日に日本国に出願された特願2015−254255号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲に引用されるものとする。

Claims (8)

  1. 先端側に配置される、光入射面の周縁に面取り部を有する、先端光学レンズを含む複数の光学レンズ及び該複数の光学レンズが固設される対物レンズ枠を備える対物光学ユニットと、
    前記対物光学ユニットの外周側に配置される照明レンズを備える照明光学系と、
    内視鏡挿入部の先端部を構成する、円筒形状で収容空間内に前記照明光学系及び前記対物光学ユニットが配設される、先端部本体と、を具備し、
    前記対物光学ユニットの対物レンズ枠は、第1レンズ枠と第2レンズ枠とを備え、
    前記第1レンズ枠には、前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り部の面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられ、
    前記第2レンズ枠には、前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられ、
    前記先端光学レンズの光入射面は、該先端光学レンズの面取り面が前記内方凸部のレンズ位置決め面に面接触した状態において、前記第1レンズ枠の先端面に対して同一平面上、または、該第1レンズ枠の先端面より突出して配置され、
    前記第1レンズ枠の先端面は、前記外方凸部の先端側面が前記第2レンズ枠の収容孔の前記第1孔の内面と前記第2孔の内面との段差部に形成された段差面に面接触した状態において、前記第2レンズ枠の先端面と同一平面上、または、該第2レンズ枠の先端面より突出して配置される
    ことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記第2レンズ枠は、該第2レンズ枠の枠外周面の先端側に前記照明レンズを配置するための切欠部を有し、
    前記切欠部は、前記照明レンズの内面が対向する周面と、該照明レンズの照明光入射面の一部が全周に渡って面接触する規定面と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記照明レンズは、該照明レンズの照明光出射面の周縁に面取り部を有し、
    前記先端部本体は、前記照明レンズが配設される収容空間の先端側に該収容空間内周面から内方に突出して該照明レンズの前記面取り部の面取り面に面接触する照明光学系位置決め面を有することを特徴とする請求項に記載の内視鏡。
  4. 前記先端部本体は、透明樹脂部材で形成されることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 外周に面取り面を有する先端光学レンズと、
    前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられた第1レンズ枠と、
    前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられた第2レンズ枠と、
    前記外方凸部の先端側面が前記第2レンズ枠の収容孔の前記第1孔の内面と前記第2孔の内面との段差部に形成された段差面に面接触した状態において、前記第2レンズ枠の先端面と同一平面上、または、該第2レンズ枠の先端面より突出して配置された前記第1レンズ枠の先端面と、
    前記先端光学レンズの前記面取り面が前記内方凸部のレンズ位置決め面に面接触した状態において、前記第1レンズ枠の先端面に対して同一平面上、または、該第1レンズ枠の先端面より突出して配置された前記先端光学レンズの光入射面と、
    を具備することを特徴とする内視鏡の対物光学ユニット
  6. 請求項5に記載の内視鏡の対物光学ユニットを有することを特徴とする内視鏡。
  7. 外周に面取り面を有する先端光学レンズと、
    前記先端光学レンズが配設される配設孔と、該配設孔の孔内周面から内方に突出して、該先端光学レンズの前記面取り面が面接触するレンズ位置決め面を有する内方凸部と、枠外周面の基端側に設けられ該枠外周面から外方に予め定めた量突出した外方凸部と、が設けられた第1レンズ枠と、
    前記第1レンズ枠の枠外周面が配置される第1孔、及び、前記外方凸部が配置される前記第1孔より内径が大きな第2孔を有する収容孔が設けられた第2レンズ枠と、
    を具備することを特徴とする内視鏡の対物光学ユニット
  8. 請求項7に記載の内視鏡の対物光学ユニットを有することを特徴とする内視鏡。
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