JP6210947B2 - 医療業務支援装置 - Google Patents

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本発明は、内視鏡業務などの医療業務を支援する医療業務支援装置に関する。
内視鏡業務支援システムでは端末装置に、ログイン画面、検査一覧画面、検査オーダ登録画面、内視鏡画像表示画面、レポート作成画面など検査フェーズに応じて様々な画面が表示される。医師や看護師などの医療従事者は、各種の画面に様々な情報を入力して、患者の検査に関する情報を登録していく。
内視鏡業務支援システムなどの医療業務システムでは、患者の禁忌薬剤など、誤入力すると誤診断につながる重要な情報の入力操作が発生する。システム設計者は、操作ミスが発生しにくいユーザインタフェースの構築が求められる。
操作ミスの発生は、ユーザインタフェースの使いやすさ以外に、ユーザのITリテラシーにも依存している。コンピュータの扱いに不慣れな医療従事者は、編集する必要のない画面で編集画面を開いたり、隣のボタンを間違えて押したり等の操作ミスを度々行っている。検査レポートの内容を閲覧したい看護師が、医師が承認した検査レポートの編集画面を開く操作は、無駄な操作であるばかりか、情報が書き換えられるリスクが発生する危険な操作である。医療施設内のシステム管理者やITリテラシーの高い医療従事者は、コンピュータの扱いに不慣れな医療従事者に対して、操作ミスが少なくなるように啓蒙または教育することが期待される。
特開平6−83673号公報
上述のシステム設計者によるユーザインタフェースの改善や、コンピュータの扱いに不慣れな医療従事者に対する啓蒙を行うために操作履歴を収集することが考えられる。その際、全ての操作履歴から改善ポイントを探るのは大変な作業であり、特に医療施設内のシステム管理者や医療従事者が、それを行うのは困難である。操作ミスの中には、ログイン画面におけるパスワードの打ち間違い等、医療ミスに繋がらない軽微な操作ミスもある。そのような軽微な操作ミスの撲滅より、医療ミスに繋がる可能性がある重要な操作ミスの撲滅が優先されるべきである。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、医療業務支援システムにおいて、ユーザの操作ミスに関する情報を効果的に収集する技術を提供することにある。また別の目的は、収集した操作ミスに関する情報を操作者にフィードバックして操作ミスの再発を防止する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の医療業務支援装置は、医療業務支援に関する画面内の操作対象に対するユーザの操作を受け付ける操作受付部と、ユーザの操作に関する情報を記憶する操作情報記憶部と、ユーザの操作に関する情報を収集して前記操作情報記憶部に登録する操作情報収集部と、を備える。前記操作情報収集部は、取り消し操作により取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作に関する情報を前記操作情報記憶部に登録する。
本発明の別の態様もまた、医療業務支援装置である。この装置は、医療業務支援に関する画面内の入力項目に対するユーザの操作を受け付ける操作受付部と、ユーザの操作に関する情報を記憶する操作情報記憶部と、ユーザの操作に関する情報を収集して前記操作情報記憶部に登録する操作情報収集部と、を備える。前記操作情報収集部は、操作ミスになった操作の内、当該操作がなされた画面の表示内容に応じたリスク値と当該操作内容に応じたリスク値とをもとに導出されるリスク値が閾値を超える操作に関する情報を、前記操作情報記憶部に登録する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、医療業務支援システムにおいて、ユーザの操作ミスに関する情報を効果的に収集できる。
本発明の実施の形態に係る内視鏡業務支援システムの構成を示す図である。 図1の医療業務支援装置の内部構成を示す図である。 図1の端末装置の内部構成を示す図である。 対象画面、画面リスク値、システムユーザによる操作、操作リスク値、システムアクション、総合リスク値を紐付けて記述したテーブルの一例を示す図である。 図4の※1−※5のリスク要因をまとめて記載した図である。 操作情報記憶部に登録される操作ミス情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る操作ミス情報収集・登録処理の流れを示すフローチャートである。 図8(a)−(b)は、システム設計者によるユーザインタフェースの改善例を示す図である。 図4のテーブルに、対象画面の起動からシステムアクションまでの時間を項目として追加したテーブルを示す図である。 変形例に係る操作ミス情報収集・登録処理の流れを示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る内視鏡業務支援システム1の構成を示す図である。内視鏡業務支援システム1は内視鏡部門に設置され、内視鏡業務を支援するためのシステムである。内視鏡業務支援システム1は、複数の内視鏡システム10a、10b(以下、特に区別しない場合には「内視鏡システム10」とよぶ)、医療業務支援装置30、及び複数の端末装置40a、40b(以下、特に区別しない場合には「端末装置40」とよぶ)を備え、それらはLANなどのネットワーク2によって相互接続される。
内視鏡業務支援システム1は医療施設内の別のシステムと連携が可能である。例えばネットワーク2に図示しないゲートウェイ装置が接続され、このゲートウェイ装置を介して内視鏡業務支援システム1は、オーダリングシステム、電子カルテシステム、レセプトシステム等と連携可能である。
内視鏡システム10は内視鏡スコープ11、内視鏡処理装置12及び表示装置13を備える。内視鏡スコープ11は患者の体内に挿入され、医師が内視鏡スコープ11のレリーズスイッチを押したタイミングで体内を撮像する。内視鏡スコープ11は固体撮像素子(例えばCCDイメージセンサ、CMDイメージセンサまたはCMOSイメージセンサ)及び信号処理回路を備える。固体撮像素子は入射光を電気信号に変換し、信号処理回路は、固体撮像素子により光電変換された画像データに対してA/D変換、ノイズ除去などの信号処理を施して内視鏡処理装置12に出力する。
内視鏡処理装置12は、内視鏡スコープ11により撮像された画像を取得する。内視鏡処理装置12は、取得した画像を表示装置13に出力して表示装置13に表示させる。撮像中の画像をリアルタイムに表示させることもできる。また内視鏡処理装置12は、内視鏡スコープ11から取得した画像を医療業務支援装置30に送信して、医療業務支援装置30内の記憶部にファイリングする。
医療業務支援装置30は内視鏡業務支援システム1全体を統括的に制御する。医療業務支援装置30は例えば、サーバで構成される。端末装置40は医師、看護師など医療機関に従事するユーザが使用する端末装置であり、例えばPC、タブレット、PDAなどで構成される。タブレット、PDAなどの携帯端末装置が使用される場合、ネットワーク2に図示しないアクセスポイントが設置され、無線LANによりネットワーク2に接続される。
医療業務支援装置30は、内視鏡システム10から送信されてきた内視鏡画像データを受け取り記憶部に蓄積する。また医療業務支援装置30は、ネットワーク2に接続された端末装置40からの操作に従い、内視鏡業務に関連する各種のアプリケーションプログラムを実行し、端末装置40のユーザが行う業務を支援する。例えば検査レポート作成支援プログラムを実行して、医師による検査レポートの作成を支援する。医師が端末装置40を操作して検査レポートの入力を行うと、医療業務支援装置30は端末装置40から送信されてきた検査レポートを受け取り記憶部に蓄積する。
図2は、図1の医療業務支援装置30の内部構成を示す図である。医療業務支援装置30は通信部31、制御部32及び記憶部33を備える。制御部32は表示制御部321、操作受付部322、判定部323及び操作情報収集部324を含む。本実施の形態では操作ミス情報収集機能に注目するため、図2の制御部32の機能ブロックとして操作ミス情報収集機能に関連する機能のみを描いている。
制御部32の機能はハードウェア資源とソフトウェア資源の協働により実現できる。ハードウェア資源としてプロセッサ、ROM、RAM、その他のLSIを利用できる。ソフトウェア資源としてオペレーティングシステム、アプリケーション等のプログラムを利用できる。
記憶部33は例えばHDD、SSDなどで構成され、操作情報記憶部331及びリスク値記憶部332を含む。本実施の形態では操作ミス情報収集機能に注目するため、図2の記憶部33の機能ブロックとして操作ミス情報収集機能のみを描いている。
図3は、図1の端末装置40の内部構成を示す図である。端末装置40は通信部41、制御部42、記憶部43、表示部44及び操作入力部45を備える。以下、図2及び図3を参照しながら、より具体的に説明する。
表示制御部321は、内視鏡業務支援に関する画面を端末装置40の表示部44に表示させる。操作受付部322は、端末装置40のユーザ(医療従事者)により操作入力部45に対してなされた上記画面内の操作対象に対する操作を受け付ける。
操作情報記憶部331は、ユーザの操作ミスに関する情報(以下、操作ミス情報という)を記憶する。本明細書では「操作ミス」とは、実際に誤った情報を登録する操作(新規入力、編集、削除を含む)、誤った情報を登録しそうになったが登録しなかった操作(以下、ヒヤリハット操作という)、実害はないが非効率で無駄な操作の、3種類の操作を全て含む概念とする。操作情報収集部324は、操作受付部322により受け付けた操作ミス情報を収集して操作情報記憶部331に登録する。
表示制御部321は、操作受付部322により受け付けられた操作に起因して別画面(別ウインドウであってもよいし、ダイアログであってもよい)を表示させる。例えば表示制御部321は、操作受付部322により受け付けられた操作内容を確定させるための確認画面(例えば、確認ダイアログ)を表示させる。操作受付部322は、端末装置40のユーザにより操作入力部45に対してなされた当該別画面内の操作対象に対する操作を受け付ける。確認ダイアログが表示される場合、ユーザは確定操作か取消操作を選択する。
判定部323は、当該別画面における取消操作により取り消された操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たすか否か判定する。画面の属性は、表示内容に応じたリスク値で規定される。本実施の形態では、患者に対する医療内容に対する関連度が高い表示内容を含む画面ほどリスク値が高く規定される。例えば医療従事者のログイン画面には患者に対する医療内容に関する内容が表示されないため、ログイン画面はリスク値が低く規定される。また検査レポート画面には医師の診断内容が表示されるため、検査レポート画面はリスク値が高く規定される。判定部323は、取り消された操作がなされた画面のリスク値が閾値を超えるか否か判定する。当該閾値はシステム設計者または医療施設内のシステム管理者により設定変更できる。
操作情報収集部324は、上記の別画面における取消操作により取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作に関する情報を、操作ミス情報として操作情報記憶部331に登録する。即ち、当該画面の属性が所定の条件を満たさない操作に関する情報を登録しないことにより、操作情報記憶部331に登録する操作ミス情報を絞り込む。
判定部323は、当該別画面における取消操作により取り消された操作がなされた画面の表示内容に応じた画面リスク値と当該操作内容に応じた操作リスク値とをもとに導出される総合リスク値が閾値を超えるか否か判定してもよい。総合リスク値は、画面リスク値と操作リスク値を乗算または加算することにより導出される。画面リスク値および操作リスク値はリスク値記憶部332に保持される。
保存を伴う操作は操作リスク値が高く規定され、保存を伴わない操作は操作リスク値が低く規定される。さらに編集および保存を伴う操作は、編集を伴わない保存操作よりリスク値が高く規定される。一般に、既存の登録データを編集して上書き保存する操作と、データを初期登録する操作を比較すると、後者のほうがユーザの注意力が高い状態といえ誤入力のリスクが低いといえる。また保存を伴う操作は、誤った情報が保存される可能性があるため保存を伴わない操作よりリスクが高いといえる。
操作情報収集部324は、上記の別画面における取消操作により取り消された操作の内、上記の総合リスク値が閾値を超える操作に関する情報を、操作ミス情報として操作情報記憶部331に登録する。なお上記の別画面におけるユーザの取消操作は、操作情報記憶部331に登録すべき操作ミス情報の候補を抽出する契機の一例であり、その他の契機により操作ミス情報の候補を抽出してもよい。例えば画面内の入力欄に矛盾するデータが入力されたとき、その入力操作に関する情報を、登録すべき操作ミス情報の候補としてもよい。このように操作ミスを推定させる何らかの事象が発生したとき、登録すべき操作ミス情報の候補を抽出する。
図4は、対象画面、画面リスク値、システムユーザによる操作、操作リスク値、システムアクション、総合リスク値を紐付けて記述したテーブル332aの一例を示す図である。このテーブル332aは、操作ミス情報の候補を選別するための情報である。図5は、図4の※1−※5のリスク要因をまとめて記載した図である。
システムログイン画面の画面リスク値が1、検査一覧画面の画面リスク値が2、検査オーダ画面の画面リスク値が2、患者受付画面の画面リスク値が2、前処置画面の画面リスク値が2、検査室画面の画面リスク値が2、内視鏡画像画面の画面リスク値が3、レポート画面の画面リスク値が3にそれぞれ設定されている。
内視鏡画像画面では、内視鏡画像の上から医師が生検マークなどを記入する場合があり、誤入力が誤診断に直結するリスクの高い画面といえる。レポート画面も同様に、誤入力が誤診断に直結するリスクの高い画面といえる。検査一覧画面、検査オーダ画面、患者受付画面、前処置画面、及び検査室画面は内視鏡画像画面およびレポート画面より、誤入力が誤診断に繋がるリスクが低いといえる。システムログイン画面は、誤入力が誤診断に繋がるリスクは、ほぼゼロといえる。
システムログイン画面において、ユーザがユーザIDまたはパスワードを誤入力すると、医療業務支援装置30から端末装置40にエラーメッセージが通知される。ユーザID及びパスワードの入力は、データ保存に関する操作ではないため操作リスクが低く設定されている。この操作ミスは画面リスク値が1、操作リスク値が1であるため総合リスク値も1になる。図4に示す例では総合リスク値は画面リスク値と操作リスク値の積で算出される。
システムログイン画面においてログイン操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該ログイン操作をキャンセルする。取消対象となったログイン操作は、データ保存に関する操作ではないため操作リスクが低く設定されている。この操作ミスは画面リスク値が1、操作リスク値が1であるため総合リスク値も1になる。
検査一覧画面において、患者到着の確認操作を誤ると医療業務支援装置30から端末装置40にアラートメッセージが通知される。到着確認は記録が残るため操作リスクは2に設定されている。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が2であるため総合リスク値が4になる。
検査オーダ画面において検査オーダの初期の登録操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該登録操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が2であるため総合リスク値が4になる。
患者受付画面において受付情報の初期の登録操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該登録操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が2であるため総合リスク値が4になる。
患者受付画面において受付情報の編集操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該編集操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が3であるため総合リスク値が6になる。患者付帯情報に含まれるアレルギー歴や禁忌薬剤の誤入力は、誤診断に繋がるリスクがある(※1)。なお上述のように初期の登録操作より事後の編集操作のほうが操作リスク値を高く設定している。
前処置画面において前処置情報(例えば、麻酔や下剤の投与に関する情報)の初期の登録操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該登録操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が2であるため総合リスク値が4になる。
前処置画面において前処置情報の編集操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該編集操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が3であるため総合リスク値が6になる。投薬情報の誤入力は会計情報の誤りに繋がるリスクがある(※2)。
検査室画面において検査室の振分け操作に誤りがあった場合(例えば、使用中の検査室に新たな患者を振分けた場合)、医療業務支援装置30は端末装置40にエラーメッセージを通知する。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が3であるため総合リスク値が6になる。検査室状況の把握不足、システム障害の可能性がある(※3)。
検査室画面において検査室の振分け操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該振分け操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が2、操作リスク値が3であるため総合リスク値が6になる。検査室状況の把握不足、システム障害の可能性がある(※3)。
内視鏡画像画面において内視鏡画像の初期の登録操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該登録操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が3、操作リスク値が2であるため総合リスク値が6になる。誤入力、入力不足により誤診断に繋がるリスクがある(※4)。
内視鏡画像画面において内視鏡画像の編集操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該編集操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が3、操作リスク値が3であるため総合リスク値が9になる。誤入力、入力不足により誤診断に繋がるリスクがある(※4)。
レポート画面においてレポートの初期の登録操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該登録操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が3、操作リスク値が2であるため総合リスク値が6になる。誤入力、入力不足により誤診断に繋がるリスクがある(※4)。
レポート画面においてレポートの編集操作がなされた後、確認ダイアログにおいて取消操作がなされた場合、医療業務支援装置30は当該編集操作をキャンセルする。この操作ミスは画面リスク値が3、操作リスク値が3であるため総合リスク値が9になる。誤入力、入力不足により誤診断に繋がるリスクがある(※4)。
レポート画面においてレポートの承認操作がなされ、承認が失敗した場合、医療業務支援装置30は端末装置40にエラーメッセージを通知する。レポートの承認操作は、レポートが完成した後、医師が自己のIDとパスワードを入力してレポートを最終的に承認する操作である。IDおよび/またはパスワードが正当な権限を有する医師のものと一致しない場合、承認失敗となる。この操作ミスは画面リスク値が3、操作リスク値が3であるため総合リスク値が9になる。誤入力、入力不足により誤診断に繋がるリスクがある。また権限不足の可能性がある(※5)。
図4、図5に示した例では上記の閾値を5に設定している。操作情報収集部324は、総合リスク値が5を超える操作に関する情報を、操作ミス情報として操作情報記憶部331に登録する。図4に示した画面リスク値、操作リスク値、閾値は一例であり、医療施設ごとにカスタマイズされてもよい。
図6は、操作情報記憶部331に登録される操作ミス情報331aの一例を示す図である。図6は、図4に規定された選別のための情報をもとに、閾値が5を超える情報を収集して登録する例を示している。操作情報収集部324は、日付、対象画面、システムユーザによる操作内容、システムアクション、及びログインユーザのユーザIDを含むデータを操作ミス情報として操作情報記憶部331に登録する。表示制御部321は、ユーザの操作に従い、操作情報記憶部331に登録されている操作ミス情報を端末装置40の画面に表示させる。その際、表示制御部321は日付および/またはユーザIDをキーに操作ミス情報を絞り込んでリスト表示させることができる。
図7は、本発明の実施の形態に係る操作ミス情報収集・登録処理の流れを示すフローチャートである。表示制御部321は、端末装置40の表示部44に特定の画面を表示させる(S10)。操作受付部322は、操作入力部45に対してなされたユーザ操作を受け付ける(S11)。表示制御部321は、当該操作を確定させるか否かをユーザに確認するための確認ダイアログを表示させる(S12)。操作受付部322が取消操作を受け付けた場合(S13のY)、判定部323は当該画面の画面リスク値と、取消対象となった操作の操作リスク値をリスク値記憶部332から取得して(S14)、両者を掛け合わせて総合リスク値を算出する(S15)。
総合リスク値が閾値を超える場合(S16のY)、操作情報収集部324は、取消対象となった操作に関する情報を操作ミス情報として操作情報記憶部331に登録する(S17)。ステップS13にて確定操作を受け付けた場合(S13のN)、及びステップS16にて総合リスク値が閾値以下の場合(S16のN)、確認対象となった操作に関する情報は操作情報記憶部331に登録されない。
以上説明したように本実施の形態によれば、確認画面で取り消された操作であり、かつリスク値が高い操作に関する情報を収集することにより、操作ミス情報を効果的にかつ効率的に収集できる。特にヒヤリハット操作に関する情報を効率的に収集できる。全ての操作履歴から改善ポイントを探るのは大変な作業である。この点、本実施の形態によれば医療ミスに繋がるリスクの高い操作ミスに関する情報を優先的に収集できる。これまで操作ミスが発生しやすい箇所を抽出するために、システム設計者がユーザにヒアリングしていたが、本実施の形態によればヒアリングせずとも、操作ミスが発生しやすい箇所を自動的にかつ正確に抽出できる。
システム設計者は操作ミス情報をもとにユーザインタフェースを改善できる。例えば、編集作業が殆ど発生せずほぼ参照しかしない画面において、編集ボタンが押されて取り消しされる操作が多く発生している場合、編集ボタンを小さくする、編集ボタンを目立ちにくい場所に移動させる等の、ユーザインタフェースの改善が有効である。医師の所見欄などが、看護師の操作により編集可能になる状態はリスクが高い状態であり、回避すべき状態である。
図8(a)−(b)は、システム設計者によるユーザインタフェースの改善例を示す図である。図8(a)は改善前の画面44aを示し、図8(b)は改善後の画面44aを示す。確認ダイアログ44bにおいて取消ボタン44eが押下される頻度が高い場合、確認ダイアログ44bによる確認対象の操作にミスが発生しやすい可能性の他に、確認ダイアログ44b内の確定ボタン44dと取消ボタン44eの押し間違いが発生している可能性がある。
図8(b)では取消ボタン44eを削除し、確定ボタン44dと取消ボタン44eの押し間違いが発生しないユーザインタフェースに改善している。ユーザは確認対象の操作を取り消す場合、確認ダイアログ44bの右上隅に設けられている閉じるボタン44cを押下することにより、取り消しする。
また医療施設内のシステム管理者、医師、看護師などは端末装置40の表示部44に、図6に示したような操作ミス情報一覧画面を表示させることができる。これにより、間違いやすい操作を確認できる。全ての操作履歴でなく、リスクの高い操作ミス情報が効果的に収集されているため、システム設計者以外の者が見ても、見やすく理解しやすい情報となっている。またユーザIDにより操作ミスの多い医師や看護師を特定できるため、医療施設内のシステム管理者などが当該医師や看護師に対して啓蒙や教育を行うことにより、当該医師や看護師の操作ミスを減らすことができる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では判定部323は、上記の別画面において取り消された操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たすか否か判定した。変形例では判定部323は、上記の別画面における取消操作により取り消された操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作であり、かつ当該操作がなされてから当該操作の取り消しがなされるまでの時間が所定の設定時間を超える操作であるか否か判定する。
操作情報収集部324は、上記の別画面における取消操作により取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作であり、かつ当該操作がなされてから当該操作の取り消しがなされるまでの時間が所定の設定時間を超える操作に関する情報を、操作ミス情報として操作情報記憶部331に登録する。
図9は、図4のテーブル332aに、対象画面の起動からシステムアクションまでの時間を項目として追加したテーブル332bを示す図である。図9では、テーブルを簡略化するために画面リスク、操作リスクは省略して描いている。同じ対象画面における同じ操作であってもリスクの高い操作とリスクの低い操作がある。対象画面起動からキャンセルアクション実施までの時間が短い場合、操作リスクが低いと推定される。画面起動からキャンセルアクション実施までの操作時間が短いことは、誤って画面起動していると推定され、情報の編集などが実施されていない可能性が高いと推定される。なお対象画面起動からキャンセルアクション実施までの時間ではなく、確認画面起動からキャンセルアクション実施までの時間を用いてもよいし、確認対象とされた操作が実行されたときからキャンセルアクション実施までの時間を用いてもよい。
図9において上記の設定時間を10秒とし、対象画面の起動からキャンセルアクションまでの操作時間が10秒以下の操作ミス情報は、操作情報記憶部331への登録対象から除外している。この場合、項番9,10,11,12,13の操作ミス情報が操作情報記憶部331に登録されることになる。
図10は、変形例に係る操作ミス情報収集・登録処理の流れを示すフローチャートである。図10のフローチャートは、図7のフローチャートのステップS13の処理とステップS14の処理との間にステップS135が追加されたものである。ステップS135では判定部323は、ダイアログが表示されてから取消操作がなされるまでの時間が設定時間を超えるか否か判定する(S135)。超える場合(S135のY)はステップS14に遷移し、超えない場合(S135のN)は、操作ミス情報を操作情報記憶部331に登録せずに終了する。
以上説明したように本変形例によれば、キャンセルアクションまでの操作時間を考慮することにより、操作情報記憶部331に登録する操作ミス情報を、より適切に絞り込むことができる。上述の閾値を大きくすることによっても、登録する操作ミス情報を絞り込むことができるが、キャンセルアクションまでの操作時間で絞り込むほうが、より適切な絞り込みとなる。
1 内視鏡業務支援システム、 2 ネットワーク、 10 内視鏡システム、 11 内視鏡スコープ、 12 内視鏡処理装置、 13 表示装置、 30 医療業務支援装置、 31 通信部、 32 制御部、 321 表示制御部、 322 操作受付部、 323 判定部、 324 操作情報収集部、 33 記憶部、 331 操作情報記憶部、 332 リスク値記憶部、 40 端末装置、 41 通信部、 42 制御部、 43 記憶部、 44 表示部、 45 操作入力部。

Claims (8)

  1. 医療業務支援に関する画面内の操作対象に対するユーザの操作を受け付ける操作受付部と、
    ユーザの操作に関する情報を記憶する操作情報記憶部と、
    ユーザの操作に関する情報を収集して前記操作情報記憶部に登録する操作情報収集部と、を備え、
    前記操作情報収集部は、取り消し操作により取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作に関する情報を前記操作情報記憶部に登録することを特徴とする医療業務支援装置。
  2. 前記画面を表示させる表示制御部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記操作受付部により受け付けられた操作内容を確定させるための確認画面を表示させ、
    前記操作情報収集部は、前記確認画面における取り消し操作により取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作に関する情報を登録することを特徴とする請求項1に記載の医療業務支援装置。
  3. 前記操作情報収集部は、取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の属性が所定の条件を満たす操作であり、かつ当該操作がなされてから当該操作の取り消しがなされるまでの時間が所定の設定時間を超える操作に関する情報を登録することを特徴とする請求項1または2に記載の医療業務支援装置。
  4. 前記操作情報収集部は、取り消された操作の内、当該操作がなされた画面の表示内容に応じたリスク値と当該操作内容に応じたリスク値とをもとに導出されるリスク値が閾値を超える操作に関する情報を登録することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の医療業務支援装置。
  5. 前記画面を表示させる表示制御部をさらに備え、
    前記表示制御部は、ユーザの操作に従い、前記操作情報記憶部に登録されている操作情報を画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の医療業務支援装置。
  6. 医療業務支援に関する画面内の入力項目に対するユーザの操作を受け付ける操作受付部と、
    ユーザの操作に関する情報を記憶する操作情報記憶部と、
    ユーザの操作に関する情報を収集して前記操作情報記憶部に登録する操作情報収集部と、を備え、
    前記操作情報収集部は、操作ミスになった操作の内、当該操作がなされた画面の表示内容に応じたリスク値と当該操作内容に応じたリスク値とをもとに導出されるリスク値が閾値を超える操作に関する情報を、前記操作情報記憶部に登録することを特徴とする医療業務支援装置。
  7. 前記操作情報収集部は、操作ミスになった操作の内、当該操作がなされた画面の表示内容に応じたリスク値と当該操作内容に応じたリスク値とを乗算または加算して導出されるリスク値が前記閾値を超える操作の情報を登録することを特徴とする請求項6に記載の医療業務支援装置。
  8. 前記画面を表示させる表示制御部をさらに備え、
    前記表示制御部は、ユーザの操作に従い、前記操作情報記憶部に登録されている操作情報を画面に表示させることを特徴とする請求項6または7に記載の医療業務支援装置。
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