JP6210541B2 - 容器の封印構造および封印装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品(ROM,CPU)及び該電子部品を搭載する基板といった重要部材を内部に収容する容器に係り、該容器の不正な開封を防止する技術に関する。
パチンコ等の遊技機、産業用ロボット、白物家電などの電子機器には、これらの動作を制御する電子部品(ROM,CPU)を搭載した基板が収容されることがある。そして、該基板に不正な改造が施されることを防止して電子器機器の機能を保証するため、あるいは内部に記憶された情報の改ざんを防止するため、該基板を密封可能な基板ケースに収納することが行われている。
例えば、特許文献1にはこのような基板ケースを密封するために使用されるねじについての技術が開示されている。
このねじは、軸回りの回転力を受ける回転力受け部が表面に形成された頭部と、該頭部からのねじ弛め方向への回転力を伝達されない軸部と、を有するものであり、これら構成により、基板ケースの不正開封を防止可能としている。
具体的には、前記頭部からのネジ締め方向への回転力を前記軸部に伝達し、前記頭部からのネジ弛め方向への回転力を前記軸部に伝達しないワンウェイクラッチを有する伝達遮断部が、前記頭部と前記軸部の間に設けられている。
特開2011−214665号公報
ところで、上記特許文献1に示されるねじは、軸回りの回転力を受ける回転力受け部が表面に形成された頭部と、該頭部からのねじ弛め方向への回転力を伝達されない軸部と、からなる特殊構造を有しており、これにより一般の汎用品として使用されているねじを使用した場合に比べて、全体の製作コストがアップするという問題があった。
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、一般の汎用品のねじを封印用ねじとして使用して、低い製作コストにより該ねじを弛めて開封しようとする不正を防止できる容器の封印構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、互いに重ねられる上容器と下容器とを一方の側から他方の側へ貫通する貫通孔と、この貫通孔へ一方の側から他方の側へ挿通される封印用ねじと、この貫通孔に挿通された封印用ねじに他方の側でねじ込まれる受け部材と、前記容器に固定されて、前記封印用ねじの他方の側及び前記受け部材を収容する収容部を有する封印カバーと、この封印カバーの収容部に設けられて、前記受け部材の前記容器に対する回転を規制する規制手段と、を備え、前記規制手段は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって前記回転の規制が解除されることを特徴とする。
本発明によれば、上容器と下容器とを一方の側から他方の側へ貫通する貫通孔にて、一方の側から他方の側へ封印用ねじを挿通し、この状態で、該封印用ねじの他方の側で受け部材がねじ込まれることで、上容器と下容器との固定状態が保持され、該容器の封印が完了する。
また、該封印用ねじをねじ込む際には、封印カバー内の規制手段により受け部材の回転が所定長さまで規制されることから、該受け部材への封印用ねじのねじ込み動作を支障なく行うことができる。
さらに、封印用ねじが受け部材に所定長さねじ込まれる操作が行われた場合には、規制手段によって、受け部材の回転の規制が解除されることから、この状態で、封印用ねじのねじ込みも、弛めも行うことができなくなり、その結果、容器の封印状態が維持されることになる。
すなわち、封印カバー内に設けられた規制手段により、封印用ねじが受け部材に所定長さねじ込まれる操作が行われた場合に、受け部材の容器に対する回転の規制が解除されるとの構成により、特別な封印用ねじを使用することなく、一般の汎用品のねじを封印用ねじとして使用することができるので、低い製作コストにより、当該ねじを弛めて容器を開封しようとする不正を防止できる。
本発明に係る容器の封印構造を具体的に示す断面図である。 図2は容器を上方から見た斜視図である。 図3は容器を下方から見た斜視図である。 図4は上容器を取り外した容器を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る図であって、図5の封印カバーを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る図であって、受け部材が規制手段の回転規制部に位置する状態を示す断面図である。 図6に示す状態から受け部材が上方移動して、該受け部材が規制手段の回転許容部に位置する状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る図であって、受け部材が規制手段の回転規制部に位置する状態を示す断面図である。 図8に示す状態から受け部材が上方移動して、該受け部材が規制手段の回転許容部に位置する状態を示す断面図である。
図1は、本発明に係る容器の封印構造を具体的に示す断面図である。
この図1において符号1で示すものは容器であって、プラスチック材料により形成された上容器2、下容器3、封印カバー4を主な構成要素としている。
上容器2及び下容器3は互いに重ねられることで一体化するものであり、これらの間には、電子部品(ROM,CPU)及び該電子部品を搭載する基板(図示略)といった重要部材が収容される収納空間5が形成されている。また、封印カバー4は内部に収容部4Aを有し、下容器3上に固定されている。
容器1には、互いに重なる上容器2と下容器3とを一方の側(図中上側)から他方の側(図中下側)へ貫通する貫通孔6が形成され、この貫通孔6には一方の側から他方の側へ挿通される封印用ねじ7が設置されている。この貫通孔6に挿通された封印用ねじ7の先端部には、受け部材8がねじ込まれている。
受け部材8は、下容器3に固定された封印カバー4の収容部4A内に収容されるものであって、該封印カバー4内には、封印用ねじ7の先端側とともに該封印用ねじ7に螺合された受け部材8が収容されている。
この封印カバー4の収容部4Aには、受け部材8の容器1に対する回転を規制する規制手段10が設けられている。
この規制手段10は、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれる操作によって前記回転の規制が解除される。
すなわち、図1の封印構造では、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれる操作が行われた場合、規制手段10によって、受け部材8の回転の規制が解除されることから、この状態で、封印用ねじ7のねじ込みも、弛めも行うことができなくなり、その結果、容器1の封印状態が維持されることになる。
なお、上記容器1の封印構造では、受け部材8、封印カバー4及び規制手段10により容器1を封印させる容器封印装置を構成できるが、さらに封印用ねじ7を組み込んだ容器封印装置であっても良い。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図2〜図7を参照して説明する。
これら図2〜図7は、図1の封印構造をさらに具体化した図であって、図2は容器1を上方から見た斜視図、図3は容器1を下方から見た斜視図、図4は上容器2を取り外した状態の斜視図である。
これら図2〜図4を参照して分かるように、容器1を構成している上容器2及び下容器3は互いに重ねられた状態で、全体が四角形状に形成されている。
また、上容器2の中央部には凹状部2Aが形成されており、この凹状部2A内に、上容器2と下容器3とを一方の側(図中上側)から他方の側(図中下側)へ貫通する貫通孔6が形成され、該貫通孔6に、一方の側から他方の側へ挿通される封印用ねじ7が設置されている。
封印カバー4は、図3に示されるように容器1の下容器3の上面に設置されている。さらに図5〜図7に示されるように、封印カバー4に形成された収容部4A内には、封印用ねじ7の先端側とともに、該封印用ねじ7の先端に螺合された受け部材8が収容され、該受け部材8の容器1に対する回転を規制する規制手段20(図1の規制手段10に相当)が設けられている。
封印用ねじ7の先端に螺合された受け部材8は、該封印用ねじ7の後部(図面では上側)に位置する頭部7Aとの間にて、上容器2及び下容器3を挟むことにより、これら上容器2、下容器3及び封印カバー4が一体化されるものである。
また、規制手段20は、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれる操作によって、受け部材8の容器1に対する回転の規制を解除するものであるが、その具体的構成を、図5〜図7を参照して詳細に説明する。
図5に示されるように、封印カバー4内に収容される受け部材8は平面視、板状でかつ全体形状が四角に形成され、各周縁部の中央には凹部21がそれぞれ形成されている。すなわち、受け部材8の周縁部には合計4箇所の凹部21が形成されている。
また、受け部材8は、封印用ねじ7との螺合によって時計方向に回転させようとする回転力A(その方向を回転軌跡として矢印aで示す)が加えられるが、その回転が規制手段20によって規制されている。
規制手段20は、封印カバー4の収容部4A内に形成されたものであって、収容部4A内の下側に位置する下収容部4A−1に形成された回転規制部22と、該収容部4A内の上側に位置する上収容部4A−2に形成された回転許容部23とを具備する。
封印カバー4の下収容部4A−1は、受け部材8の平面形状と略同形状の四角形状で、かつ該受け部材8より若干大きい断面形状を有している。また、該封印カバー4の上収容部4A−2は、下収容部4A−1に連なり、かつ受け部材8が回転可能な平面視円形の断面形状を有している。
回転規制部22は、受け部材8に形成された凹部21と、該凹部21に係合しかつ回転軌跡(矢印aで示す)と交差し上下方向に位置する凸部24とからなるものである。該凸部24は、封印カバー4の下収容部4A−1の側壁面であり、受け部材8の周面に対向するように位置している。
回転許容部23は、封印カバー4の上収容部4A−2内に位置するものであり、受け部材8の回転軌跡と公差しない断面形状を有している。
なお、本実施形態では、下収容部4A−1は平面視四角形状であり、上収容部4A−2は平面視円形としているが、該受け部材8が正方形である場合、上収容部4A−2の直径は少なくとも、受け部材8の対角線長さよりも大きくする必要がある。
そして、このような規制手段20では、封印用ねじ7が受け部材8にねじ込まれる操作が行われて、該受け部材8が、封印カバー4の下収容部4A−1内で矢印a方向となる軌跡を描くように回転しようとする。
しかし、このとき、回転規制部22の凸部24が、受け部材8の凹部21と係合していることから、図6に示すように、該受け部材8の回転が規制されつつ、封印用ねじ7の受け部材8へのねじ込み動作によって、該受け部材8が(回転しない状態で)上方に移動することになる。
そして、該受け部材8が上方移動して、回転規制部22に連なる回転許容部23に到達した場合、図7に示すように、回転規制部22の凸部24と、受け部材8の凹部21との係合が外れるとともに、大径の回転許容部23に位置することで、該受け部材8が矢印a方向(図5参照)に回転可能な状態となる。
すなわち、受け部材8が回転許容部23に到達した場合に、回転規制部22での規制が解除されて受け部材8が自由に回転できる状態になることから、この状態で、受け部材8に対する封印用ねじ7のねじ込みも、弛めも行うことができなくなる。その結果、封印用ねじ7と受け部材8との結合状態が維持されて、上容器2及び下容器3からなる容器1の封印状態を維持することが可能となる。
また、封印カバー4は、図3、図4、図6、図7に示されるように、容器1の下容器3の上面に締結手段であるボルト25で結合されている。
このボルト25は、容器1の上容器2が外された状態(図4に示される状態)で、下容器3から封印カバー4に螺合されるものであって、封印用ねじ7及び受け部材8により、上容器2と下容器3とが固定及び封印された場合には、該ボルト25の操作ができないようになっている。
また、封印カバー4を強制的に開封したい場合には、切断金具(図示略)により、図7に符号26で示す切断線に沿って該封印カバー4の一部を切断して、該封印カバー4を容器1から取り外せば、受け部材8が露出して、封印用ねじ7を緩めることが可能となる。これにより上容器2、下容器3、封印カバー4の分解及びリサイクルが可能となる。
以上詳細に説明したように第1実施形態に示される容器1の封印構造では、上容器2と下容器3とを一方の側から他方の側へ貫通する貫通孔6にて、一方の側から他方の側へ封印用ねじ7を挿通し、この状態で、該封印用ねじ7の他方の側で受け部材8がねじ込まれることで、上容器2と下容器3との固定状態が保持され、該容器1の封印が完了する。
また、該封印用ねじ7をねじ込む際には、封印カバー4内の規制手段20により受け部材8の回転が所定長さまで規制されることから、該受け部材8への封印用ねじ7のねじ込み動作を支障なく行うことができる。
さらに、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれる操作が行われた場合、回転規制部22の凸部24が、受け部材8の凹部21と係合していることから、該受け部材8の回転が規制されつつ、封印用ねじ7の受け部材8へのねじ込み動作によって、該受け部材8が(回転せず)安定した状態で上方移動することになる(図6参照)。
そして、該受け部材8が上方移動して、回転許容部23に到達した場合、回転規制部22の凸部24と、受け部材8の凹部21との係合が外れるとともに、大径の回転許容部23に位置することで、該受け部材8が矢印a方向に回転可能な状態となる(図5、図7参照)。
すなわち、受け部材8が回転許容部23に到達した場合に、規制が解除されて受け部材8が自由に回転できる状態になることから、この状態で、受け部材8に対する封印用ねじ7のねじ込みも、弛めも行うことができなくなる。その結果、封印用ねじ7及び受け部材8が上容器2及び下容器3を結合し、受け部材8を破壊しない限り容器1を封印することができなくなる。
そして、このように構成された容器1の封印構造では、封印カバー4内に設けられた規制手段20により、該受け部材8の容器1に対する回転の規制が解除されるとの構成により、特別な封印用ねじ7を使用することなく、一般の汎用品のねじを封印用ねじとして使用することができるので、低い製作コストにより、当該ねじを弛めて容器1を開封しようとする不正を防止することができる。
なお、第1実施形態の規制手段20では、受け部材8の矢印a方向に交差しかつ該受け部材8の平面形状と略一致する回転規制部22の断面形状(具体的には、受け部材8に対応した下収容部4A−1の断面形状)として、四角形状を採用したが、これに限定されず、三角形状、楕円形等の形状であっても良い。
また、当該回転規制部22の断面形状(受け部材8に対応した下収容部4A−1の断面形状)は真円でない限り、回転規制部22の凸部24と、受け部材8の凹部21の設置は必須でなく、これら凸部24、凹部21は適宜、省略可能である。
また、第1実施形態の規制手段20では、受け部材8側に凹部21を形成し、回転規制部22側に凸部24を形成することにより構成したが、これら凹部21及び凸部24が逆であっても良く、また、これら凹部、凸部の形状は角形状に限定されず、丸形状、三角形状等であっても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について、図8〜図9を参照して説明する。
第2実施形態に示される容器1の封印構造が、第1実施形態に示される容器1の封印構造と異なるのは、規制手段の構成である。
すなわち、第2実施形態に示される規制手段30(図1の規制手段10に相当)は、封印カバー4の収容部4Aを形成する内面4B(本例では下面)と、受け部材8との間に形成されて、これらを接着する接着部31からなるものである。
この接着部31は、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれる操作によって、封印カバー収容部4Aの内面4Bと受け部材8との接着が剥がれて、該受け部材8の回転の規制が解除されるように接着強度が設定されている。
具体的には、封印用ねじ7が受け部材8に(矢印A方向に)ねじ込まれる操作が行われた場合、規制手段30の接着部31が、受け部材8の回転を規制して封印用ねじ7が該受け部材8にねじ込まれる動作を許容する(図8参照)。
その後、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれて該受け部材8に一定値以上の強度が加えられた場合には、規制手段30の接着部31が剥がれ、該受け部材8が封印カバー4に対して回転可能な状態となる(図9参照)。
すなわち、封印用ねじ7により受け部材8に一定値以上のねじ込み力が加えられて、規制手段30の接着部31が剥がれた場合に、規制が解除されて受け部材8が自由に回転できる状態になることから、この状態で、受け部材8に対する封印用ねじ7のねじ込みも、弛めも行うことができなくなる。その結果、封印用ねじ7及び受け部材8により上容器2及び下容器3を一体に挟んで容器1を封印することが可能となる。
なお、本実施形態では、封印カバー4の収容部4Aの断面形状と、受け部材8の平面形状は共に円形に形成され、受け部材8の直径が、封印カバー4の収容部4Aの内径より若干小径に形成されている。
以上詳細に説明したように第2実施形態に示される容器1の封印構造では、封印カバー4の収容部4Aを形成する内面4Bと受け部材8との間に、これらを接着する接着部31を規制手段30として設け、該規制手段30により、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれる操作が行われるまでの間、受け部材8の回転を規制して封印用ねじ7のねじ込み動作を許容する構成とした。
これにより、封印用ねじ7が受け部材8に所定長さねじ込まれた場合には、規制手段30の接着部31が剥がれ、該受け部材8が封印カバー4に対して自由に回転できる状態とすることができる。この状態では、受け部材8に対して封印用ねじ7が相対的に回転することができないので、ねじ込みも、弛めも行うことができなくなる。この結果、受け部材8を破壊しない限り、封印用ねじ7と受け部材8との結合状態が維持されて、容器1が封印される。
すなわち、第2実施形態に示される容器1の封印構造では、第1実施形態と同様、特別な封印用ねじ7を使用することなく、一般の汎用品のねじを封印用ねじとして使用して容器の封印が可能となり、低い製作コストにより、当該ねじを弛めて容器1を開封しようとする不正を防止することができる。
なお、本実施形態では、封印カバー4の収容部4Aを形成する内面4Bの下面に接着部31を設けたが、この接着部31の設置箇所は、受け部材8と接触し得るのであれば、封印カバー4の収容部4A内のいずれの位置であっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、電子部品(ROM,CPU)及び該電子部品を搭載する基板といった重要部材を内部に収容する容器に係り、ねじ機構を弛めて開封しようとする不正を防止する技術に関する。
1 容器
2 上容器
3 下容器
4 封印カバー
4A 収容部
5 収納空間
6 貫通孔
7 封印用ねじ
8 受け部材
10 規制手段
20 規制手段
21 凹部
22 回転規制部
23 回転許容部
24 凸部
30 規制手段
31 接着部
a 回転軌跡

Claims (5)

  1. 互いに重ねられる上容器と下容器との間に収容空間を形成する容器と、
    これら互いに重なる上容器と下容器とを一方の側から他方の側へ貫通する貫通孔と、
    この貫通孔へ一方の側から他方の側へ挿通される封印用ねじと、
    この貫通孔に挿通された封印用ねじに他方の側でねじ込まれる受け部材と、
    前記容器に固定されて、前記封印用ねじの他方の側及び前記受け部材を収容する収容部を有する封印カバーと、
    この封印カバーの収容部に設けられて、前記受け部材の前記容器に対する回転を規制する規制手段と、を備え、
    前記規制手段は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって前記回転の規制が解除され、
    前記規制手段は、前記封印カバーの収容部を形成する内壁面と、前記受け部材との間に形成されて、これらを接着する接着部からなり、
    前記接着部は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって、前記封印カバー収容部の内壁面と前記受け部材との接着が剥がれて、該受け部材の回転の規制が解除されることを特徴とする容器の封印構造。
    ることを特徴とする容器の封印構造。
  2. 前記封印カバーは、前記上容器と下容器との収納空間内で締結された締結手段により該容器に連結されることを特徴とする請求項1に記載の容器の封印構造。
  3. 前記封印用ねじのねじ形成部分より大径に形成された頭部と前記受け部材との間に前記上容器と下容器とが挟まれることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の容器の封印構造。
  4. 互いに重ねられて互いの間に収容空間を形成する上容器と下容器とを一方の側から他方の側へ貫通する貫通孔へ一方の側から他方の側へ挿通される封印用ねじと、
    この封印用ねじに他方の側でねじ込まれる受け部材と、
    前記封印用ねじの他方の側及び前記受け部材を収容する収容部を有する封印カバーと、
    この封印カバーの収容部に設けられて、前記受け部材の前記容器に対する回転を規制する規制手段と、を備え、
    前記規制手段は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって前記回転の規制が解除され、
    前記規制手段は、前記封印カバーの収容部を形成する内壁面と、前記受け部材との間に形成されて、これらを接着する接着部からなり、
    前記接着部は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって、前記封印カバー収容部の内壁面と前記受け部材との接着が剥がれて、該受け部材の回転の規制が解除されることを特徴とする容器の封印装置。
  5. 互いに重ねられて互いの間に収容空間を形成する上容器と下容器とを一方の側から他方の側へ貫通する貫通孔へ一方の側から他方の側へ挿通される封印用ねじに他方の側でねじ込まれる受け部材と、
    前記封印用ねじの他方の側及び前記受け部材を収容する収容部を有する封印カバーと、
    この封印カバーの収容部に設けられて、前記受け部材の前記容器に対する回転を規制する規制手段と、を備え、
    前記規制手段は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって前記回転の規制が解除され、
    前記規制手段は、前記封印カバーの収容部を形成する内壁面と、前記受け部材との間に形成されて、これらを接着する接着部からなり、
    前記接着部は、前記封印用ねじが前記受け部材に所定長さねじ込まれる操作によって、前記封印カバー収容部の内壁面と前記受け部材との接着が剥がれて、該受け部材の回転の規制が解除されることを特徴とする容器の封印装置。
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