JP6210268B2 - 印刷装置 - Google Patents

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JP6210268B2
JP6210268B2 JP2013065771A JP2013065771A JP6210268B2 JP 6210268 B2 JP6210268 B2 JP 6210268B2 JP 2013065771 A JP2013065771 A JP 2013065771A JP 2013065771 A JP2013065771 A JP 2013065771A JP 6210268 B2 JP6210268 B2 JP 6210268B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/1707Conditioning of the inside of ink supply circuits, e.g. flushing during start-up or shut-down
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/1752Mounting within the printer

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Description

本発明は、印刷装置、及び、インク容器に関する。
印刷装置として、ヘッドからインクを吐出して画像を形成するインクジェット式のプリ
ンターが知られている。このようなプリンターでは、インク容器からヘッドへインクが供
給されるようになっている。また、プリンターにおいて顔料などの沈降性物質を含むもの
(例えば白インク)が用いられる場合がある。この場合、しばらく印刷動作が行われない
とインク容器の中でインクが沈降してしまうおそれがある。
従来では沈降したインクを攪拌するため、インク容器の中にインクを攪拌するための攪
拌部材を設け、外部から攪拌部材を駆動させることによってインクを攪拌していた(例え
ば特許文献1参照)。あるいは、ユーザーがプリンターからインク容器を取り外して、手
で振る(シェークする)ことで攪拌していた。このようにして、インク容器内のインクの
濃度の均一化を図っていた。
特開2011-240687号公報
特許文献1のプリンターでは、インク容器に攪拌機構を設ける必要があった。これによ
り、装置の構成が複雑になるおそれがあった。また、ユーザーがインク容器をシェークす
る場合には手間がかかるという問題があり、さらにこの場合、インク容器をプリンターか
ら取り外すので、シェークする際に誤ってインク容器を落下させてしまうというおそれが
あった。
そこで、本発明は、簡易に且つ安全に攪拌を行うことを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
インク容器を保持可能なインク容器トレーと、前記インク容器トレーに前記インク容器
を装着するときのインク容器装着位置とインク供給位置との間で、前記インク容器トレー
を移動可能にガイドするガイド部と、前記インク供給位置と前記インク容器装着位置との
間の所定位置よりも前記インク容器装着位置側に位置する前記インク容器トレーを、前記
所定位置よりも前記インク供給位置側へ移動させようとした際に、前記インク容器トレー
が前記所定位置よりも前記インク供給位置側へ移動することを禁止するロック機構と、を
有する印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンター1の全体構成のブロック図である。 印刷領域を含む搬送経路の概略図である。 図3A及び図3Bは本実施形態のプリンター1におけるインク容器ホルダー72の構成を示す模式図であり、図3Aは側面図、図3Bは正面図である。 インク容器ホルダー72のうち一色の分の構成を示す横断面図である。 インク容器ホルダー72からインク容器トレー73を引き出したときの斜視図である。 インク容器ホルダー72の内部を上から透過して見た上面図である。 インクパック90を説明するための図である。 インクケース80を説明するための図である。 取手81をインク容器トレー73に設けるときの説明図である。 図10Aおよび図10Bは、インクパック90をインクケース80に搭載するときの説明図である。 図11Aはインクケース80側の接続部分を示す概略図であり、図11Bはインク容器ホルダー72側の接続部分を示す概略図である。 図12A及び図12Bはロック機構についての説明図である。
===概要===
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
インク容器を保持可能なインク容器トレーと、前記インク容器トレーに前記インク容器
を装着するときのインク容器装着位置とインク供給位置との間で、前記インク容器トレー
を移動可能にガイドするガイド部と、前記インク供給位置と前記インク容器装着位置との
間の所定位置よりも前記インク容器装着位置側に位置する前記インク容器トレーを、前記
所定位置よりも前記インク供給位置側へ移動させようとした際に、前記インク容器トレー
が前記所定位置よりも前記インク供給位置側へ移動することを禁止するロック機構と、を
有する印刷装置が明らかとなる。
このような印刷装置によれば、インク容器を印刷装置から取り外すことなく、インク容
器装着位置とインク供給位置の間でシェークすることができる。また、ロック機構により
シェークの際にインク容器トレーを所定位置で止めることができる。これにより、簡易に
且つ安全に攪拌を行うことができる。
かかる印刷装置であって、前記ロック機構は、前記ガイド部に設けられた第1ロック部
材と、前記インク容器トレーに設けられた第2ロック部材と、を有し、前記第1ロック部
材は、前記インク容器トレーが前記インク供給位置と前記所定位置との間にあるときは、
前記インク容器トレーの前記第2ロック部材が前記インク供給位置側及び前記インク容器
装着位置側へ移動するのを許可し、前記インク容器トレーが前記所定位置よりも前記イン
ク容器装着位置側にあるときは、前記インク容器トレーの前記第2ロック部材が前記イン
ク供給位置側へ移動するのを禁止することが望ましい。
このような印刷装置によれば、確実にロックさせることができる。
かかる印刷装置であって、インク供給管と、前記インク供給管とインクパックのインク
供給口とを接続する接続部と、を備え、内部に前記インクパックが配置された前記インク
容器が前記インク供給位置に位置する時に、前記インク供給管と前記インク供給口とが前
記接続部を介して接続されることが望ましい。
このような印刷装置によれば、シェークを行うことによる接続部の破損を防止すること
ができる。
かかる印刷装置であって、前記インク容器トレーの長手方向と前記ガイド部の延在方向
とが一致するように、前記インク容器トレーは前記ガイド部にガイドされ、
前記インク容器の内部には、前記インクパックの長手方向と前記インク容器の長手方向
とが一致するように前記インクパックが配置されることが望ましい。
このような印刷装置によれば、インクの攪拌量を多くすることが可能になり、インク濃
度を均一にするために必要なシェーク回数を減らすことができる。
かかる印刷装置であって、前記インク容器トレーに取手を有し、前記取手は、前記イン
ク容器トレーが前記インク供給位置から前記インク容器装着位置へと向かう方向に突出し
ていることが望ましい。
このような印刷装置によれば、シェークしやすくすることができる。
かかる印刷装置であって、前記インク容器トレーは、前記インク容器または前記接続部
から漏れたインクを排出する排出機構を有することが望ましい。
このような印刷装置によれば、漏れたインクを外部に排出することができ、また、イン
ク漏れを検出することができる。
かかる印刷装置であって、前記インク容器トレーと、前記ガイド部と、前記ロック機構
と、を備えた第1インク容器ホルダーと、第2インク容器ホルダーと、第3インク容器ホ
ルダーと、を備え、前記第1インク容器ホルダーと前記第2インク容器ホルダーは重力方
向に並んで配置され、前記第1インク容器ホルダーと前記第3インク容器ホルダーは前記
重力方向と交差する方向に並んで配置され、前記第1インク容器ホルダーと前記第2イン
ク容器ホルダーとに保持されるインクは異なる色であり、前記第1インク容器ホルダーと
前記第3インク容器ホルダーとに保持されるインクは同じ色であることが望ましい。
このような印刷装置であれば、同じ色のインクをシェークしやすくすることができる。
また、第1ケース部材と第2ケース部材とを備え、前記第1ケース部材と前記第2ケー
ス部材とを重ね合わせることで内部にインクパックを収容可能な閉空間を形成するインク
容器であって、前記インク容器の短手方向に沿って形成された第1側面は、前記第1ケー
ス部材の短手方向に沿って形成された第2側面と前記第2ケース部材の短手方向に沿って
形成された第3側面とによって少なくとも一部が形成されており、前記インク容器の短手
方向に沿って形成され、前記第1側面と対向する第4側面は、前記第1ケース部材の短手
方向に沿って形成された第5側面と前記第2ケース部材の短手方向に沿って形成された第
6側面とによって少なくとも一部が形成されており、前記5側面及び前記第6側面の少な
くとも一方には、前記インクパックのインク供給口を露出可能な切欠部を有し、前記第2
側面には、前記第4側面とは反対方向に突出するように形成された取手を有することを特
徴とするインク容器が明らかとなる。
このようなインク容器によれば、インクパックのインクを簡易に且つ安全に攪拌させる
ことができる。
かかるインク容器であって、平面視において、前記取手は、前記短手方向に前記切欠部
をまたぐように設けられていることが望ましい。
このようなインク容器によれば、シェークしやすくすることができる。
以下の実施形態では、液体吐出装置としてインクジェット式のプリンター(以下プリン
ター1ともいう)を例に挙げて説明する。
===実施形態===
≪プリンターの構成について≫
図1は、プリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2は、印刷領域を含む
搬送経路の概略図である。
プリンター1は、紙、布、フィルム等の媒体(被記録媒体に相当)に画像を印刷する印
刷装置であり、外部装置であるコンピューター110と通信可能に接続されている。なお
、本実施形態においては、プリンター1が画像を記録する媒体の一例として、ロール状に
巻かれた用紙(以下、ロール紙S(連続紙)という)を用いて説明する。
コンピューター110にはプリンタードライバーがインストールされている。プリンタ
ードライバーは、コンピューター110の表示部(不図示)にユーザーインターフェイス
を表示させ、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換
させるためのプログラムである。このプリンタードライバーは、フレキシブルディスクF
DやCD−ROMなどの記録媒体(コンピューター読み取り可能な記録媒体)に記録され
ている。または、インターネットを介してコンピューター110にプリンタードライバー
をダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現する
ためのコードから構成されている。
そして、コンピューター110は、プリンター1に画像を印刷させるため、印刷させる
画像に応じた印刷データをプリンター1に出力する。
プリンター1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインク(カラーイン
ク)と、背景用のホワイト(白色)のインク(背景用インク)を用いて画像を印刷する。
プリンター1は、搬送ユニット20、ヘッドユニット30、検出器群50、コントロー
ラー60、及びインク補給ユニット70を有する。外部装置であるコンピューター110
から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬
送ユニット20、ヘッドユニット30)を制御して、印刷データに従って媒体に画像を印
刷する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づい
て、各ユニットを制御し、媒体(ロール紙S)に画像を印刷する。プリンター1内の状況
は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー6
0に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて
、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、ロール紙Sを、予め設定された搬送経路に沿って搬送するもので
ある。この搬送ユニット20は、図2に示すように、ロール紙Sが巻かれ回転可能に支持
される繰り出し軸201と、中継ローラー21と、第一搬送ローラー22と、支持テーブ
ル26と、第二搬送ローラー28と、テンションローラー29と、テンションローラー2
9を通過したロール紙Sを巻き取るロール紙巻き取り駆動軸202と、を有している。
ロール紙Sが各ローラーを順次経由して移動することにより、ロール紙Sを搬送するた
めの搬送経路が形成されることになる。
ヘッドユニット30は、ロール紙Sにインクを吐出するためのものである。ヘッドユニ
ット30はインクを吐出するヘッド31(インク吐出部に相当)をインク色ごとに複数有
し、搬送中のロール紙Sに対して各ヘッド31からインクを吐出することによって、ロー
ル紙Sにドットを形成し、画像をロール紙Sに印刷する。なお、本実施形態のプリンター
1のヘッドユニット30の各ヘッド31はロール紙Sの紙幅分のドットを一度に形成する
ことができる。また、前述したように本実施形態では、インクとして、画像を形成するた
めの4色のカラーインクと背景用のホワイトインク(以下白インクともいう)を用いる。
図2に示すように、各ヘッド31が、支持テーブル26と対向するように設けられている
。なお、ヘッド31の構成の詳細については、後で説明する。
検出器群50には、端部検出センサー51、ロータリー式エンコーダー(不図示)、紙
検出センサー(不図示)などが含まれる。端部検出センサー51はロール紙Sの幅方向の
端部を検出しロール紙Sの蛇行を検出する。ロータリー式エンコーダーは、第一駆動ロー
ラー22aや第二駆動ローラー28aの回転量を検出する。ロータリー式エンコーダーの
検出結果に基づいて、媒体の搬送量を検出することができる。
コントローラー60は、プリンター1の制御を行うための制御ユニット(制御部)であ
る。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と
、ユニット制御回路64とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピ
ューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンタ
ー全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラ
ムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の
記憶素子を有する。また、メモリー63は、後述するフラグ等の制御情報を保持するため
のレジスタを有している。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従
って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
インク補給ユニット70は、ヘッドユニット30の各ヘッド31へインクを供給するた
めのものである。なおインク補給ユニット70の詳細については後述する。
<ヘッドの構成について>
本実施形態のプリンター1は、前述したように4つのカラーインク(C、M、Y、K)
用のヘッド31、と背景用の白インクを吐出するホワイト(W)用のヘッド31を備えて
いる。これらの各ヘッド31は、画像あるいは背景を印刷するためのインクをインク色毎
に吐出する。
本実施形態において、各色のヘッド31は全て同じ構成になっている。具体的には、各
ヘッド31のノズルは、ノズル列方向(紙幅方向)に沿って、600dpi(1/600
インチ)の間隔(ノズルピッチ)で並んでいる。なお、ノズル列方向は、ロール紙Sの搬
送方向と交差する方向(ロール紙Sの紙幅方向)である。これにより、紙幅方向について
600dpiの解像度でドットを形成可能になっている。また、搬送方向の解像度は、ノ
ズルからのインクの吐出タイミングや搬送速度によって調整することができる。本実施形
態では、搬送方向についても600dpiの解像度でドットを形成することとする(印刷
解像度が600×600dpiである)。
なお、各ノズルにそれぞれ対応してピエゾ素子が設けられている。そして、コントロー
ラー60が駆動信号をピエゾ素子に印加することに基づいて、そのピエゾ素子と対応する
ノズルからインクが吐出される。
<白インクについて>
本実施形態のプリンター1は、カラーインク(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
)以外に白インクを使用していている。
白インクは、カラー画像の背景色(白色)を印刷するためのインクである。このように
、背景を白色にすることによって、カラー画像が見やすくなる。なお、白インクは、色材
として沈降性の白色顔料を含有する。白色顔料としては、例えば、金属酸化物、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等が挙げられる。金属酸化物としては、例えば、二酸化チタン、酸
化亜鉛、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム等が挙げられる。これらの中でも、白色度
に優れているという観点から、二酸化チタンが好ましい。白インクは、長時間放置される
と、顔料が沈降しやすいという性質を有する沈降性のインクである。
≪印刷動作について≫
プリンター1が印刷を開始する際には、予めロール紙Sが支持テーブル26に支持され
た状態で、搬送経路に配置されている。そして、ロール紙Sには、繰り出し軸201、巻
き取り駆動軸202、第二搬送ローラー28の出力トルクによりテンションが与えられて
いる。具体的には、ロール紙Sの繰り出し部分では、ロール紙Sのロール径に応じた繰り
出し軸201のブレーキトルクにより所定のテンションを付与する。巻き取り部では、テ
ンションローラー29でテンションを検出し、所定のテンションとなるように巻き取り駆
動軸202のモーター(不図示)のトルクを制御する。これらの各テンションは、ロール
紙Sのロール径に応じて定められる。
プリンター1がコンピューター110から印刷データを受信すると、コントローラー6
0は、第一搬送ローラー22のモーター(不図示)を一定速度で回転させる。上述したよ
うにロール紙Sにテンションが与えられた状態で、第一搬送ローラー22が一定速度で回
転することにより、ロール紙Sは、一定の速度で搬送方向に搬送される。なお、搬送中の
ロール紙Sは、支持テーブル26が有する吸着機構により支持テーブル26に密着されて
いる。本実施形態では、各ヘッドの位置が固定されているので、ロール紙Sを搬送方向に
搬送させることで、各ヘッドとロール紙Sとが搬送方向に相対的に移動することになる。
コントローラー60は、ロール紙Sが搬送されている間に、コンピューター110から
受信した画像データに基づき、ヘッドユニット30の各ヘッド31のノズルからインクを
断続的に吐出させる(ドット形成動作)。こうすることによってロール紙Sにドットを形
成する。
まず、コントローラー60は、ホワイト(W)のヘッド31から白インクを吐出させて
背景用の白画像(背景画像)を印刷する。
次にコントローラー60は、ロール紙Sがシアン(C)のヘッド31の下を通る際に、
背景画像上に当該ヘッド31からシアンインクを吐出させてシアンを印刷する。同様に、
コントローラー60は、ロール紙Sがマゼンタ(M)のヘッド31の下を通る際に当該ヘ
ッド31からマゼンタインクを吐出させてマゼンタを印刷し、ロール紙Sがイエロー(Y
)用のヘッド34の下を通る際に当該ヘッド31からイエローインクを吐出させてイエロ
ーを印刷し、ロール紙Sがブラック(K)のヘッド31の下を通る際に当該ヘッド31か
らブラックインクを吐出させてブラックを印刷する。こうして、白色の背景画像上にカラ
ー画像を印刷する。
≪インク補給ユニットについて≫
本実施形態のプリンター1はインク補給ユニット70として、インク容器ホルダー72
と、インク容器ホルダー72からヘッド31へインクを供給するインク供給管71とを有
している。
図3A及び図3Bは本実施形態のプリンター1におけるインク容器ホルダー72の構成
を示す模式図であり、図3Aは側面図、図3Bは正面図である。また、図4は、インク容
器ホルダー72のうち一色の分の構成を示す横断面図である。図5は、インク容器ホルダ
ー72からインク容器トレー73を引き出したときの斜視図である。図6は、インク容器
ホルダー72の内部を上から透過して見た上面図である。なお、以下の説明において、図
に示す方向をそれぞれx方向、y方向、z方向(重力方向に相当)と呼ぶ。また、各方向
について矢印の先端側をプラス(+)側とし、その反対側をマイナス(−)側とする。
<インク容器ホルダー72について>
プリンター1においてインク容器ホルダー72は、インク色ごとに設けられている。前
述したように本実施形態のプリンター1は5色のインクを用いているので、5つのインク
容器ホルダー72が備えられている。本実施形態では、各色につき2つのインク容器ホル
ダー72を有しており、これらの10個のインク容器ホルダー72は、図3Aに示すよう
に互いに異なる色の5つのインク容器ホルダー72がz方向(重力方向)に重ねられてお
り、図3Bに示すように同色のインク容器ホルダー72がy方向(重力方向と交差する方
向)に並べて配置されている。このようにインク容器ホルダー72を配置することで、同
色のインクを両手で同時にシェークしやすくなる。本実地形態では、これら10個のイン
ク容器ホルダー72は一体形成されているが、個別に形成されたものを互いに固定するよ
うに設けても良い。なお、インク容器ホルダー72の構成は全て同じであるので、そのう
ちの一つのみを用いて説明を行う。
図4に示すように、インク容器ホルダー72は+x方向側の面が開口し、内部が空洞の
直方体形状(箱型形状)の部材であり、インク容器(後述するインクケース80及びイン
クパック90)を収容する。インク容器ホルダー72の−x側の端面にはヘッド31にイ
ンクを供給するインク供給管71が接続されている。なお、本実施形態ではインク供給管
71にはチューブが用いられている。
インク容器ホルダー72は、インク供給針711、インク容器トレー73、レール74
を有している。
インク供給針711(接続部に相当する)は、インク供給管71とインクパック90の
インク供給口91とを接続するためのものである。インクパック90の内部にはヘッド3
1に供給するインクが貯留されており、インクパック90のインクはインク供給口91か
らインク供給針711、インク供給管71を介してヘッド31に供給される。
レール74(ガイド部に相当)は、図5に示すように、インク容器ホルダー72内の+
y方向側の側面と−y方向側の側面において、それぞれインク容器トレー73をx方向に
移動可能に案内するようにx方向に沿って設けられている。
インク容器トレー73は、インクケース80を載置するためのものであり、インク容器
ホルダー72内においてレール74に沿って(x方向に沿って)移動可能になっている。
なお、図5に示すように、レール74にはロック用部材741が設けられており、インク
容器トレー73にはロック用部材731が設けられている。ロック用部材741及びロッ
ク用部材731の詳細については後述する。
また、図4に示すように、インク容器トレー73の底部には開口73aが形成されてお
り、インク容器ホルダー72において、インク容器トレー73を収容したとき開口73a
の直下となる部位には開口72aが形成されている。このインク容器トレー73の開口7
3a及びインク容器ホルダー72の開口72aは、インク容器ホルダー72内で漏れたイ
ンクを排出するためのものである。
また、インク容器ホルダー72にはインク案内板722が設けられている、インク案内
板722は、先端(+x方向端)の位置が少なくともインク供給針711の先端よりもx
方向の+側になるように設けられている。また、先端の位置がインク容器トレー73をイ
ンク容器ホルダー72に収容したときに開口72a及び開口73aよりもx方向の+側に
なるように設けられている。
これにより、インクケース80(インクパック90)から漏れたインク、あるいは、イ
ンク供給針711から漏れたインクは、インク容器トレー73の開口73a、開口72a
を通ってインク案内板722に落ち、インク案内板722に導かれてインク受け部723
に流れ落ちるようになっている(図3参照)。また、インク受け部723内には不図示の
センサー(例えば重量センサー)が設けられており、当該センサーによってインク漏れの
有無を判断できるようになっている。
また、インク容器トレー73は、図6に示すように、インクケース80の位置を固定さ
せる固定部材78を有している。この固定部材78は、インク容器トレー73内において
+y方向側の側面、−y方向側の側面、及び−x方向側の側面にそれぞれ2つずつ設けら
れている。この固定部材78を設けていることにより、シェークを行った際においても、
インク容器トレー73内でインクケース80を確実に固定することができる。
<インクパック90について>
図7はインクパック90の一例を説明するための図である。
前述したようにインクパック90にはインクが貯留されている。本実施形態のプリンタ
ー1は、大型のプリンターであり、インクパック90のインクの容量は約3リットルであ
る。インクパック90は、図7に示すように、インク供給口91を有している。
インク供給口91は、インクパック90内のインクを外部に供給するための供給口であ
る。本実施形態ではインク供給口91にインク容器ホルダー72のインク供給針711が
納入されることによって、ヘッド31にインクが供給されることになる。
<インクケース80について>
図8はインクケース80の一例を説明するための図である。なお、本実施形態において
インクパック90及び/又はインクケース80はインク容器に相当する。
インクケース80は、インクパック90を収容するケースであり、図8に示すように、
開閉可能に設けられており、インクケース80内のインクパック90を交換することがで
きるようになっている。また、インクケース80は、取手81、切欠部84、孔82、第
1ケース部材88、第2ケース部材89、インクパック固定部材85を有している。
第1ケース部材88と第2ケース部材89とは、互いに重ね合わせることで、内部にイ
ンクパック90が収容される閉空間を形成し(インクケース80が閉じた状態)、重ね合
わせの状態を解くことでインクパック90が収容される閉空間にアクセスできるようにな
る。(インクケース80が開いた状態)。本実施形態では、第1ケース部材88及び第2
ケース部材89の対応する側面を、図示しない係合部材によって係合し、この係合部材を
支点に第1ケース部材88と第2ケース部材89とを開閉可能に構成している。なお、第
1ケース部材88と第2ケース部材89との開閉構造は、種々の態様を取ることが可能で
ある。
取手81は、インクケース80の+x方向側の端面に設けられている。この取手81は
、インクケース80をインク容器ホルダー72から引き出したり、押し込んだりするとき
にユーザーが把持する部分である。なお、インクケース80において、取手81が設けら
れている側面は第1側面に相当し、そのうち、第1ケース部材88の部分は第2側面に相
当し、第2ケース部材89の部分は第3側面に相当する。この取手81を設けていること
により、インク容器トレー73を容易に移動させることができる。また、取手81は第1
ケース部材88(すなわち第2側面)に設けられていることが好ましい。この場合、イン
ク容器トレー73をより安定して移動させることが可能である。なお、取手81は、イン
クケース80ではなく、図9に示すようにインク容器トレー73に設けられていてもよい
。この場合においても、同様にインク容器トレー73を容易に移動させることができる。
切欠部84は、インクケース80が開いた状態では半円形状であり、インクケース80が
閉じた状態では円形になるように第1ケース部材88及び第2ケース部材89にそれぞれ
設けられている、この切欠部84は、インクケース80を閉じた際にインクパック90の
インク供給口91を支持するとともに、インク供給口91を外部に露出させて、インク供
給口91とインク容器ホルダー72のインク供給針711との接続を可能にするものであ
る。なお、インクケース80において、切欠部84が設けられている側面は第4側面に相
当し、そのうち、第1ケース部材88の部分は第5側面に相当し、第2ケース部材89の
部分は第6側面に相当する。本実施形態では切欠部84は第1ケース部材88と第2ケー
ス部材89にそれぞれ設けられていたが、これには限られない。例えば、第1ケース部材
88と第2ケース部材89の何れか一方にインクパック90のインク供給口91を露出可
能な切欠部が設けられていてもよい。
インクパック固定部材85は、インクケース80にインクパック90を固定するための
ものである。
孔82は、インクパック固定部材85をインクケース80にねじ止めする際の孔である
図10Aおよび図10Bは、インクパック90をインクケース80に搭載するときの説
明図である。インクパック90をインクケース80に搭載する際には、図10Aに示すよ
うに、インク供給口91が切欠部84上に位置するようにインクケース80にインクパッ
ク90を搭載し、さらに図10Bに示すようにインクパック固定部材85の孔851とイ
ンクケース80の孔82に固定ねじ852を挿入する。このようにインクパック固定部材
85を用いてインクパック90をインクケース80に位置決め固定する。このとき、イン
クパック90の端部はインクパック固定部85の板状部854で狭持されることで、イン
クパック90はインクケース80に強固に固定される。また、インクパック位置決め固定
部材85は中央の一部がインク供給口91に合わせて凹んでいる凹部853を有し、イン
ク供給口91は切欠部84と凹部853との間に位置決め固定される。この状態で、イン
クケース80を閉じる。これによりインク供給口91が外部に露出し、且つ固定された状
態でインクパック90がインクケース80内に収容される。
<インク容器ホルダー72とインクケース80との接続について>
図11Aは、インクケース80側の接続部分を示す概略図であり、図11Bは、インク
容器ホルダー72側の接続部分を示す概略図である。
図6のような状態からインクケース80を押し込む(−x方向に移動させる)と、イン
クパック90のインク供給口91にインク供給針711を差し込む(接続する)ことがで
きる。
≪インクの攪拌について≫
沈降性のインク(例えば白インク)の場合、インクパック90内のインク濃度を均一化
させるには、日常的にインクパック90を複数回シェークする必要がある。前述したよう
に、本実施形態のインクパック90の容量は3リットルであり、ユーザーがインクパック
90を単体でシェークするには負荷が大きい。また、シェーク時にはインクパック90を
プリンター1から取り外すことになるため誤って落下させてしまうなどのおそれがある。
このため、本実施形態のプリンター1では、インク容器ホルダー72において、レール
74を設けてインクパック90を装置内で攪拌できるようにしている。より具体的には、
レール74を設けることによってインク容器トレー73及びインクケース80及びインク
ケース80内に装着されたインクパック90を位置P1と位置P2との間でx方向に移動
可能にしている(図4参照)。これにより装置内でインクパック90を容易にシェークす
ることが可能になり、簡易にインクを攪拌することができる。なお、図4のP1はインク
容器ホルダー72のインク供給針711によってインク供給管71とインクパック90と
が接続される位置(インク供給位置に相当)である。また、位置P2は、インク容器トレ
ー73にインクケース80を装着するときの位置(インク容器装着位置に相当)である。
このときインクパック90の長手方向が、インク容器トレー73の移動方向(レール74
の延在方向、x方向)と一致するように、インク容器トレー73、インクケース80、イ
ンクパック90をインク容器ホルダー72に対して配置することが好ましい。このように
配置すると、インクパック90内のインクの撹拌量を多くすることが可能になり、インク
濃度を均一にするために必要なシェーク回数を減らすことができる。また取手81は、イ
ンクケース80がインク容器ホルダー72に装着された状態で、インク供給位置からイン
ク容器装着位置に向かう方向(+x方向側)に突出するように設けるのが好ましい。さら
に、取手81は、上面視(+z方向から見たとき)において、y方向において切欠部84
、インク供給口91、インク供給針711をまたぐように配置することが好ましい。この
ようにすれば、インクケース80をインク容器トレー73に装着した状態で、インクケー
ス80をシェークするのが容易になると共に、シェークする際の腕の力がインク容器トレ
ー73に伝わりやすくなる。
ただし、このように装置内でシェークを行うと、インク供給針711がインクパック9
0のインク供給口91に何度も抜き差しされるおそれがあり、これにより、インク供給針
711が破損するおそれがある。
そこで、本実施形態のプリンター1では、レール74とインク容器トレー73にロック
機構を設け、インク容器トレー73を一定量(図4の位置P1から位置P3まで)引き出
すとロックがかかり、押し込む方向(位置P3よりも−x方向側)には移動できなくなる
ようにしている。これにより、装置の破損を防止しつつ、位置P3と位置P2の間で簡易
に且つ安全に攪拌を行うことができる。
≪ロック機構について≫
図12A及び図12Bはロック機構についての説明図である。なお、図12Aはロック
が掛かっていない状態の説明図であり、図12Bは上述のロックが掛かった状態の説明図
である。なお、これらの図において点線はインク容器ホルダー72側の構成を示し、実線
はインク容器トレー73及びインクケース80側の構成を示している。
本実施形態のロック機構は、インク容器ホルダー72のレール74に設けられたロック
用部材741と、インク容器トレー73に設けられたロック用部材731とを備えて構成
されている。
ロック用部材741(第1ロック部材に相当)は、細長い板状部材であり、インク容器
ホルダー72のレール74において支軸742を中心として回動可能に設けられている。
また、ロック用部材741は、支軸742よりも+x方向側の下部(−z方向側端)に突
出部746を有しており、突出部746よりも+x方向側の下部には半円状の凹部747
を有している。また、ロック用部材741の−x方向側の端部には、一端がインク容器ホ
ルダー72に固定されたバネ43の他端が接続されている。また、インク容器ホルダー7
2には、ロック用部材741の移動(回動)範囲を制限するための突起744及び突起7
45が設けえられており、ロック用部材741は、突起744と突起747の間の範囲で
支軸742を中心に回動可能になっている。
ロック用部材731(第2ロック部材に相当)は、インク容器トレー73の−y方向側
の側面の上端部分に取り付けられている。本実施形態のロック用部材731は、板状の部
材であり、上端(+z方向側端)において−y方向に折れ曲がった屈曲部732を有して
いる。このため、x軸に垂直な断面がL字型の形状になっている。
以上の構成において、例えば、インク容器トレー73が図4の位置P1にあるときには
、図12Aのようになっている。すなわち、ロック用部材741の突出部746とロック
用部材731の屈曲部732の上面が当接している。このときバネ743は伸びているた
め縮む方向の力が働き、ロック用部材741の−x方向側の端部は上向き(+z方向)に
付勢されている。このためロック用部材741は支軸742を中心に回動しようとするが
、突出部746とロック用部材731の屈曲部732の上面が当接しているので回動でき
ない。この状態では、インク容器トレー73(インクケース80)をx方向に移動させる
と突出部746と屈曲部732とが当接しつつロック用部材731がx方向に摺動する。
すなわち、インク容器トレー73を+x方向側にも−x方向側にも移動させることができ
る。
インク容器トレー73(インクケース80)が図4の位置P3になると、図12Bのよ
うに、突出部746が屈曲部732から外れる。これにより、バネ743が収縮し、ロッ
ク用部材741は凹部747と突出部745とが当接するまで、支軸742を中心に回動
する。この図12Bの状態においても、引き出す方向(+x方向)には、インク容器トレ
ー73(インクケース80)を移動させることはできる。しかしながら、押し込む方向(
−x方向)については、位置P3において突出部746の+x方向側端と屈曲部732の
側部(−x方向側の端)とが当接する。つまり、インク容器トレー73を位置P3よりも
−x方向側に移動させる(押し込む)ことができなくなる。
このように、インク容器トレー73(インクケース80)を位置P1から引いた場合位
置P3でロックが掛かり、再び位置P3よりも−x方向側には移動させることができなく
なる。このため、ロックがかかった後の移動範囲は図4の位置P2から位置P3までとな
り、この範囲でシェークを行うことで、インク供給針711などの破損を確実に防止する
ことができる。
なお、ロックがかかった後に、再び位置P3よりも−x方向側に押し込む際には、ロッ
ク用部材731の+x方向側の端部をユーザーが+z方向側(上側)に持ち上げて、イン
ク容器トレー73(インクケース80)を押し込むようにする。これにより、インク容器
トレー73を再び位置P1まで移動させすることができる。なお、ロック機構の構成はこ
の例には限られず、他の構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態のプリンター1は、インクケース80(及びインクパ
ック90)を収容するインク容器ホルダー72を備えている。そして、インク容器ホルダ
ー72は、インクケース80を保持可能なインク容器トレー73とインクパック90のイ
ンク供給口91とインク供給管71とを接続するためのインク供給針711と、位置P1
と位置P2の間でインク容器トレー73を移動可能にガイドするレール74を有している
これにより、インクケース80(インクパック90)をインク容器ホルダー72から取
り外すことなくインクパック90内のインクを攪拌させることができる。また、インクケ
ース80の取手81を把持してx方向に往復移動(振動)させるだけで攪拌することがで
きるので、簡易に且つ安全にインクを攪拌させることができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容
易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、
その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含ま
れることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれる
ものである。
<プリンターについて>
プリンターとしては、上述の実施形態のものに限られない。
例えば、ヘッドユニットをノズル列方向と交差する移動方向に移動しながら、移動方向
に沿ったドット列を形成するドット形成動作と、ノズル列方向である搬送方向に媒体を搬
送する搬送動作(移動動作)とを交互に繰り返して画像を形成するプリンター(いわゆる
シリアルプリンター)であってもよい。
また、前述した実施形態では、外部装置としてコンピューター110が構成されていた
が、プリンター1の構成要素としてコンピューター110を備えるようにしてもよい。
<吐出方式について>
前述の実施形態では、圧電素子(ピエゾ素子)を用いてインクを吐出していた。しかし
、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡
を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
<媒体について>
前述の実施形態では、媒体としてロール紙Sを例に挙げて説明したが、これに限定され
るものではなく、例えば、カット紙、フィルム、布であってもよい。
<インクについて>
前述の実施形態のプリンター1ではカラー画像用のインクとしてシアン、マゼンタ、イ
エロー、ブラックの4色のカラーインクを用いていたが、他の色のインク(例えば、ライ
トシアン、ライトマゼンタなど)をさらに用いていても良い。
<インク容器について>
前述の実施形態では、インクパック90をインクケース80の中に入れ、当該インクケ
ース80をインク容器ホルダー72に収容していたがこれには限られない。例えば、イン
クパックをそのままインク容器ホルダー72に収容するような構成にしてもよい。その際
、インクパック90及びインク供給口91をインク容器トレー73に位置決め固定できる
ように構成するのが好ましい。この場合、インクパックがインク容器に相当する。
1 プリンター、20 搬送ユニット、
21 中継ローラー、22 第一搬送ローラー、
22a 第一駆動ローラー、22b 第一従動ローラー、
26 支持テーブル、
28 第二搬送ローラー、
28a 第二駆動ローラー、28b 第二従動ローラー、
29 テンションローラー、
30 ヘッドユニット、31 ヘッド、
50 検出器群、51 端部検出センサー、
60 コントローラー、61 インターフェイス部、62 CPU、
63 メモリー、64 ユニット制御回路、
70 インク補給ユニット、71 インク供給管、
72 インク容器ホルダー、72a 開口、
73 インク容器トレー、73a 開口、74 レール、
80 インクケース、81 取手、82 孔、
84 切欠部、85 位置決め固定部材、
88 第1ケース部材、89 第2ケース部材、
90 インクパック、91 インク供給口、
110 コンピューター、
201 繰り出し軸、202 巻き取り駆動軸、
711 インク供給針、722 インク案内板、
723 インク受け部、731 ロック用部材、
741 ロック用部材、
821 孔、831 孔、

Claims (8)

  1. インク容器を保持可能なインク容器トレーと、
    前記インク容器トレーに前記インク容器を装着するときのインク容器装着位置とインク供給位置の間で、前記インク容器トレーを移動可能にガイドするガイド部と、
    前記インク容器トレーの移動を規制するロック機構であって、
    前記インク供給位置と前記インク容器装着位置との間の所定位置よりも前記インク容器装着位置側に位置する前記インク容器トレーを前記所定位置よりも前記インク供給位置側へ移動させようとした際に、前記インク容器トレーが前記所定位置よりも前記インク供給位置側へ移動することを禁止し、
    前記インク供給位置に位置する前記インク容器トレーを前記インク容器装着位置側へ移動させようとした際に、前記インク容器トレーが前記インク容器装着位置側へ移動することを許可する
    ロック機構と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記ロック機構は、
    前記ガイド部に設けられた第1ロック部材と、
    前記インク容器トレーに設けられた第2ロック部材と、
    を有し、
    前記第1ロック部材は、
    前記インク容器トレーが前記インク供給位置にあるときは、前記第2ロック部材が前記インク容器装着位置側へ移動するのを許可し、
    前記インク容器トレーが前記インク供給位置と前記所定位置との間にあるときは、前記第2ロック部材が前記インク供給位置側及び前記インク容器装着位置側へ移動するのを許可し、
    前記インク容器トレーが前記所定位置よりも前記インク容器装着位置側にあるときは、前記第2ロック部材が前記インク供給位置側へ移動するのを禁止する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または2に記載の印刷装置であって、
    インク供給管と、前記インク供給管とインクパックのインク供給口とを接続する接続部と、を備え、
    内部に前記インクパックが配置された前記インク容器が前記インク供給位置に位置する時に、前記インク供給管と前記インク供給口とが前記接続部を介して接続されることを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記インク容器トレーの長手方向と前記ガイド部の延在方向とが一致するように、前記インク容器トレーは前記ガイド部にガイドされ、
    前記インク容器の内部には、前記インクパックの長手方向と前記インク容器の長手方向とが一致するように前記インクパックが配置されることを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の印刷装置であって、
    前記インク容器トレーに取手を有し、前記取手は、前記インク容器トレーが前記インク供給位置から前記インク容器装着位置へと向かう方向に突出していることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の印刷装置であって、
    前記インク容器トレーは、前記インク容器から漏れたインクを排出する排出機構を有する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項3に記載の印刷装置であって、
    前記インク容器トレーは、前記接続部から漏れたインクを排出する排出機構を有する、
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の印刷装置であって、
    前記インク容器トレーと、前記ガイド部と、前記ロック機構と、を備えた第1インク容器ホルダーと、第2インク容器ホルダーと、第3インク容器ホルダーと、を備え、
    前記第1インク容器ホルダーと前記第2インク容器ホルダーは重力方向に並んで配置され、前記第1インク容器ホルダーと前記第3インク容器ホルダーは前記重力方向と交差する方向に並んで配置され、
    前記第1インク容器ホルダーと前記第2インク容器ホルダーとに保持されるインクは異なる色であり、前記第1インク容器ホルダーと前記第3インク容器ホルダーとに保持されるインクは同じ色であることを特徴とする印刷装置。
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