JP6210228B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6210228B2
JP6210228B2 JP2014206820A JP2014206820A JP6210228B2 JP 6210228 B2 JP6210228 B2 JP 6210228B2 JP 2014206820 A JP2014206820 A JP 2014206820A JP 2014206820 A JP2014206820 A JP 2014206820A JP 6210228 B2 JP6210228 B2 JP 6210228B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
detection
cavity
electric wire
terminal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014206820A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016076407A (ja
Inventor
天宇 周
天宇 周
裕次郎 今井
裕次郎 今井
慎也 黒田
慎也 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2014206820A priority Critical patent/JP6210228B2/ja
Priority to DE102015012326.2A priority patent/DE102015012326A1/de
Publication of JP2016076407A publication Critical patent/JP2016076407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6210228B2 publication Critical patent/JP6210228B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、端子金具を挿入可能なキャビティを有するハウジングと、ハウジングに対して待機位置と検知位置との間を前後方向に移動可能に組み付けられる検知部材(組付け検知部材)と、ハウジングに対して前後方向と交差する方向に組み付けられる電線保持部材とを備えている。電線保持部材は、ハウジングに組み付けられることにより、端子金具に接続された電線の絶縁被覆に食い込み、この電線を前後移動を規制した状態に保持することが可能とされている。このため、キャビティ外に導出された電線に対して振動や引っ張り等の外力が作用しても、電線保持部材が電線を保持することにより、端子金具側に外力が伝わるのが抑えられ、端子金具が相手端子金具との接続状態を良好に維持することが可能となっている。
また、特許文献1の場合、ハウジングが相手ハウジング(相手側コネクタ)と正規嵌合されるまでの間は、検知部材が待機位置に留め置かれる一方、ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合された後は、検知部材が前方へ押し込まれて検知位置に至ることが可能とされている。したがって、検知部材が検知位置に移動可能であれば、ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合された状態にあり、検知部材が検知位置に移動不能であれば、ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合されていない状態にあると判断することが可能となっている。
特開2008−276993号公報
ところで、上記の場合、コネクタに、検知部材と電線保持部材とが別々に設けられているため、部品点数が増加し、組み付け作業が煩雑になるという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、部品点数を増加させることなく、嵌合状態を検知可能で、且つ電線を保持することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、相手ハウジングに嵌合可能とされていて、電線の端部に接続された端子金具を後方から挿入可能なキャビティを有するハウジングと、前記ハウジングに組み付けられ、前記ハウジングが前記相手ハウジングと正規嵌合されるまでの間は待機位置に留め置かれ、前記ハウジングが前記相手ハウジングと正規嵌合された後には前記待機位置から前方に押し込まれて検知位置に至ることが可能な検知部材とを備え、前記検知部材には、前記待機位置から前記検知位置への移動時に前記キャビティに後方から挿入され、前記検知位置では前記キャビティ内にて前記電線を保持することが可能な保持部が一体に設けられているところに特徴を有する。
検知部材が待機位置から検知位置に至ることにより、ハウジングが相手ハウジングと正規嵌合された状態にあることを検知することができ、さらに、保持部がキャビティに後方から挿入されてキャビティ内で電線を保持することができる。この場合に、保持部が検知部材と一体に設けられているため、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み付け作業性の向上を図ることができる。
本発明の実施例に係るコネクタの正面図である。 図1のX−X線断面図である。 図2に示す状態から検知部材が検知位置に押し込まれた状態を示す図である。 ハウジングの背面図である。 図4のY−Y線断面図である。 検知部材の正面図である。 検知部材の側面図である。 検知部材の背面図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記検知部材が前記検知位置に至ることにより、前記保持部が前記キャビティの内周面との間に前記電線を屈曲した状態で保持する。これにより、電線がキャビティ内で保持部によって強固に保持される。また、保持部が格別複雑な構造とならずに済む。
前記端子金具とともに前記キャビティに後方から挿入され、内周面が前記電線の外周面に弾性的に密着し、外周面が前記キャビティの内周面に弾性的に密着する筒状のシール部材を備えている。電線が保持部によってキャビティ内で保持されることにより、外部に導出された電線の振動等の影響がシール部材に伝わるのが抑えられ、シール部材のシール性を良好に維持することができる。
前記保持部には、前記検知部材が前記待機位置にあるときに、前記端子金具と摺動可能に配置されることにより、前記端子金具の前記キャビティへの挿入動作を案内する傾斜部が設けられている。検知部材が待機位置にあるときに、端子金具が保持部の傾斜部に案内されてキャビティに挿入可能となるため、端子金具のキャビティへの挿入動作を円滑に行うことができる。
<実施例>
以下、実施例を図面に基づいて説明する。実施例に係るコネクタは、ハウジング10と、ハウジング10に収容される端子金具90と、ハウジング10に対して待機位置と検知位置とに移動可能に組み付けられる検知部材60とを備えている。ハウジング10は、相手ハウジングと嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング10が嵌合開始時に相手ハウジングと向き合う面側を前側とし、上下方向については、図1〜図7を基準とする。幅方向は、図1、図4及び図6の左右方向である。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1〜図3及び図5に示すように、後方から端子金具90を挿入可能な略ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の周りを取り囲む略筒状の嵌合筒部12と、嵌合筒部12とハウジング本体11とをつなぐ径方向に沿った連結部13とを有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、且つ連結部13の前方には、相手ハウジングを嵌合可能な嵌合空間14が開放して形成されている。
図1〜図5に示すように、ハウジング本体11の上方には、ロックアーム15が配置されている。ロックアーム15は、ハウジング本体11の上面から起立する幅方向に一対の脚部16(図1及び図4を参照)と、両脚部16の上端から前後両方向に延びる帯板状のアーム本体17とを有している。アーム本体17には、ロック孔17A(図4を参照)が上下に貫通して設けられている。ハウジング10が相手ハウジングと嵌合される過程では、アーム本体17が脚部16を支点としてシーソ状に弾性変位する。ハウジング10が相手ハウジングと正規嵌合されると、アーム本体17が弾性復帰し、相手ハウジングに設けられた図示しないロック突起がロック孔17Aに嵌り込み、これによって両ハウジングが嵌合状態に保持されるようになっている。
また、図4に示すように、アーム本体17の幅方向両側縁には、一対の爪状のストッパ部27が張り出して設けられている。
嵌合筒部12の上部には、アーム本体17を挟んだ幅方向の両側に一対の起立壁18が立設され、両起立壁18の上端部の前端間に架橋壁19が架設されている。そして、アーム本体17の上方及び両側方の空間は、検知部材60を組み付けるための組み付け空間28とされている(図4及び図5を参照)。
図2、図3及び図5に示すように、ハウジング本体11の前端部は、嵌合筒部12の前端よりも前方に突出して配置されている。ハウジング本体11には、幅方向に一対のキャビティ20が前後に貫通して形成されている(図1及び図4を参照)。図1〜図5に示すように、キャビティ20の下壁には、撓み可能なランス21が前方に突出して設けられている。ランス21の前端部の上面には、爪状の係止突起22が突設されている。そして、ランス21の前端部は、露出して配置されるが、後にハウジング本体11に取り付けられる図示しないフロント部材に覆われることで、外部異物から保護された状態となる。
図2〜図5に示すように、キャビティ20の略後半部は、ランス21の後方において、シール部材50を挿入可能な断面円形のシール部材収容室23とされている。シール部材収容室23は、キャビティ20の略前半部よりも大きい開口径で構成されている。図3に示すように、シール部材収容室23には、後方からシール部材50が挿入され、さらに検知部材60の後述する保持部61が挿入されるようになっている。
図4に示すうように、ハウジング本体11の略後半部には、連結部13の後方に、シール部材収容室23を区画する円筒状の筒部24が設けられている。筒部24は、やや縦長の形態をなし、両キャビティ20と対応するように横並びで対をなして配置されている。両筒部24は、幅方向の中央部で一体に連結されている。両筒部24の後端部の下面には、把持部25が突設されている。両ハウジングの嵌合離脱時には、把持部25を指で把持することが可能となっている。
端子金具90は、導電性の金属板を曲げ加工等して一体に成形され、図2及び図3に示すように、全体として前後方向に細長い形態になっている。端子金具90は、筒状の本体部91と、本体部91の後方に連なるワイヤバレル92と、ワイヤバレル92の後方に連なるインシュレーションバレル93とからなる。本体部91の下壁の後端部には、ランス受け部94が形成されている。端子金具90は、ハウジング本体11のキャビティ20に後方から挿入される。端子金具90がキャビティ20に正規に挿入されると、図2及び図3に示すように、本体部91のランス受け部94にランス21の係止突起22が弾性的に係止され、これによって端子金具90がハウジング本体11に対して抜け止めされた状態に保持されるようになっている。また、ハウジング10が相手ハウジングに正規嵌合されると、本体部91に図示しない相手端子金具の雄タブが挿入され、両端子金具が電気的に接続される。
図2及び図3に示すように、ワイヤバレル92は、電線80の前端部において被覆81の除去により露出する導体部82に圧着により接続されている。インシュレーションバレル93は、電線80の前端部の被覆81に外嵌されたシール部材50に圧着により接続されている。
シール部材50は、シリコンゴム等のゴム製であって、図2及び図3に示すように、全体として前後方向に細長い略円筒状をなしている。シール部材50の後端部の外周面及び内周面には、リップ部51が周回して形成されている。シール部材50が電線80に外嵌されると、内側のリップ部51が電線80の外周面に弾性的に密着して保持される。また、端子金具90がハウジング10のキャビティ20に正規に挿入されると、シール部材収容室23にシール部材50が挿入され、外側のリップ部51がシール部材収容室23の内周面に弾性的に密着して保持される。
続いて、検知部材60について説明する。検知部材60は合成樹脂製であって、ハウジング10とは別体の形態とされている。具体的には、検知部材60は、図6及び図7に示すように、前後方向に沿って延びる平板状の基板部62と、基部の後端から下方に延びる平板状の背板部63と、背板部63の下端部から前方に突出する幅方向に一対の保持部61とを有している。
図6に示すように、基板部62の下面の幅方向両側には、前後方向に延びる一対のガイド部64が設けられている。検知部材60がハウジング10の組み付け空間28に組み付けられると、図1に示すように、両ガイド部64がアーム本体17の幅方向両側縁に沿って配置されるようになっている。図6に示すように、両ガイド部64の内側面(両ガイド部64が互いに対向する面)には、一対のストッパ受け部65が設けられている。図示はしないが、検知部材60が待機位置にあるときに、ストッパ受け部65がストッパ部27に係止可能に配置されることにより、検知部材60が待機位置から後退して脱落するのが防止されるようになっている。
図6〜図8に示すように、基板部62の上面の幅方向両側には、一対の当て止め部67が突出して設けられている。また、基板部62の上面には、当て止め部67よりも後方に、検知部材60を移動させる際に指を掛けることが可能な操作部68が突出して設けられている。
図8に示すように、基板部62の前端の幅方向中央部には、凹部69が設けられ、凹部69の奥端からは前方に突出する撓み可能な検知アーム部70が設けられている。図7に示すように、検知アーム部70の前端部には、検知突起71が下向きに突出して設けられている。図示はしないが、検知部材60が待機位置にあるときに、検知突起71がロックアーム15のロック孔17Aに弾性的に嵌り込むことにより、検知部材60が待機位置にて検知位置への移動を規制された状態で留め置かれるようになっている。
背板部63は、図6に示すように、基板部62とほぼ同じ幅寸法を有し、図2及び図3に示すように、検知部材60がハウジング10に組み付けられた状態で、ハウジング10の後方に位置してロックアーム15側からキャビティ20側へ垂下する形態とされている。
図6に示すように、両保持部61は、背板部63の前面から前方へ互いに独立して突出する形態とされている。検知部材60が検知位置に至ると、図3に示すように、両保持部61がそれぞれ対応するキャビティ20のシール部材収容室23に後方から挿入され、保持部61の外周面がシール部材収容室23の略上半部の内周面に沿って配置されるようになっている。また、検知部材60が検知位置に至ると、図3に示すように、シール部材50の後方に保持部61が配置され、シール部材50と保持部61との間に空間部66が形成されるようになっている。
具体的には、図6に示すように、保持部61は、全体として、上方に湾曲する略弧状の断面形状とされている。保持部61の下面は、幅方向略中央部が電線80の上端部の外周面にほぼ沿った曲面状をなし、幅方向両側部がテーパ状に拡開する形態の保持面72で構成されている。また、保持面72は、図2及び図3に示すように、前方へ向けて上り勾配となるように傾斜する部分を有している。
保持部61の幅方向両側下縁には、保持面72と連なる位置に、図7に示すように、前方へ向けて次第に上り勾配となる傾斜部73が設けられている。傾斜部73は、図2に示すように、検知部材60が待機位置にあるときに、キャビティ20に挿入される端子金具90との干渉を回避するべく端子金具90の進行経路から退避して配置される。また、傾斜部73は、その傾斜方向に端子金具90と摺動可能とされ、端子金具90のキャビティ20への挿入動作を案内することが可能となっている。
次に、実施例のコネクタの作用効果を説明する。
ハウジング10の組み付け空間28に検知部材60が組付けられると、検知アーム部70の検知突起71がロックアーム15のロック孔17Aに上方から嵌り込み、検知部材60が待機位置に留め置かれる。この待機位置では、検知部材60の背板部63がハウジング10の後方に離間し、且つ、両保持部61がそれぞれ対応するキャビティ20の後端開口に後方から臨むように配置される(図2を参照)。続いて、ハウジング10のキャビティ20に後方から端子金具90が挿入される。このとき、端子金具90は、保持部61の傾斜部73に沿って摺動可能に案内されつつキャビティ20に挿入可能とされる。図2に示すように、端子金具90がキャビティ20に正規挿入されると、端子金具90がランス21によって弾性的に係止され、さらに、シール部材50がシール部材収容室23に液密に挿入される。このとき、シール部材50は、シール部材収容室23の略前半部に収容された状態となる。
続いて、ハウジング10が図示しない相手ハウジングに嵌合される。両ハウジングが正規嵌合されると、相手ハウジングのロック突起がロックアーム15のロック孔17Aに下方から嵌り込む。図示はしないが、ロック突起がロック孔17Aに嵌り込むのに伴い、検知突起71がロック突起に押し上げられてロック孔17Aから抜け出て、検知アーム部70が弾性変形した状態となる。これにより、検知部材60とロックアーム15との係止状態が解除され、検知部材60の検知位置への移動が許容される。ここで、仮に、両ハウジングが正規嵌合されない状態で嵌合動作が停止されると、検知突起71がロック孔17Aに嵌り込んだ状態を維持することから、検知部材60とロックアーム15との係止状態も維持され、検知部材60の検知位置への移動が規制される。したがって、検知部材60が検知位置に移動可能であれば、両ハウジングが正規嵌合状態にあり、検知部材60が検知位置に移動不能であれば、両ハウジングが正規嵌合状態にないと判断することができる。
次いで、検知部材60が前方へ押し込まれる。検知部材60の移動過程では、両ガイド部64がアーム本体17の幅方向両側縁を摺動することにより、検知部材60のスライド動作が案内される。検知部材60が検知位置に至ると、検知アーム部70が弾性復帰し、検知突起71がアーム本体17の前端に係止可能に配置される。これにより、検知部材60が待機位置に後退するのが規制される。また、検知部材60が検知位置に至ると、図3に示すように、当て止め部67が架橋壁19に当て止めして配置され、これによって検知部材60のそれ以上の前進(押し込み)が規制される。そして、検知位置では、図3に示すように、アーム本体17の前端部と架橋壁19との間に基板部62の前端部が進入することにより、ロックアーム15の撓み動作が規制され、両ハウジングの嵌合状態が確実に維持される。
また、検知部材60が検知位置に至るに伴い、両保持部61がそれぞれ対応するキャビティ20のシール部材収容室23に後方から挿入される。保持部61がシール部材収容室23に挿入されると、図3に示すように、電線80が保持部61に後方から押圧されて保持面72に沿うように前後方向と交差する斜め方向に強制的に強固に屈曲させられる。かくして、電線80は、保持部61とシール部材収容室23の内周面との間に挟まれ、前後方向への移動を規制された状態に保持される。このとき、保持面72の幅方向略中央部が電線80の上端部の外周面にほぼ密着して配置され、保持面72の幅方向両端部が電線80の幅方向への遊動を規制可能に配置される(図3を参照)。
仮に、ハウジング10から後方に導出された電線80が導出方向と交差する方向に振動すると、その振動力がシール部材50側に伝わり、シール部材50のシール性が低下するおそれがある。また、電線80の振動力が端子金具90側に伝わると、端子金具90と相手端子金具とが互いに微摺動摩耗するおそれもある。しかし、本実施例の場合、電線80がシール部材収容室23内で保持部61によって遊動を規制された状態で保持されているため、ハウジング10の外側における電線80の振動力がシール部材50側及び端子金具90側に伝わるのが抑えられ、シール部材50のシール性が低下するのが防止されるとともに、両端子金具が微摺動摩耗する事態が回避される。とくに、本実施例の場合、電線80の幅方向への遊動が保持部61の保持面72の幅方向両端部によって規制されるため、シール部材50側及び端子金具90側への振動力の伝搬がより確実に抑えられるようになっている。
以上説明したように、本実施例によれば、検知部材60が待機位置から検知位置に至ることにより、ハウジング10が相手ハウジングと正規嵌合された状態にあることを検知することができ、さらに、保持部61がキャビティ20のシール部材収容室23に後方から挿入されて電線80を遊動規制状態に保持することが可能となっている。この場合に、保持部61が検知部材60と一体に設けられているため、従来よりも部品点数を減らすことができ、組み付け作業性の向上を図ることができる。したがって、本実施例の場合、部品点数を増加させることなく、コネクタの嵌合検知を行うことができるとともに、電線80をキャビティ20内で保持することができる。
また、電線80が保持部61とキャビティ20の内周面との間に屈曲した状態で保持されるため、電線80がキャビティ20内で強固に保持される。また、保持部61を格別複雑な構造にする必要もない。
さらに、検知部材60が待機位置にあるときに、端子金具90が傾斜部73に摺動案内されることによってキャビティ20へと誘導されるため、端子金具90の挿入作業を円滑に行うことができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)保持本体がキャビティに挿入されたときに、電線がキャビティ内で屈曲せずに保持されるものであってもよい。
(2)保持本体が複数のキャビティのうちの一部のキャビティにのみ挿入されて対応する電線を保持するものであってもよい。
(3)本発明は、キャビティにシール部材が挿入されない非防水タイプのコネクタにも適用可能である。
10…ハウジング
20…キャビティ
50…シール部材
60…検知部材
61…保持部
80…電線
90…端子金具

Claims (4)

  1. 相手ハウジングに嵌合可能とされていて、電線の端部に接続された端子金具を後方から挿入可能なキャビティを有するハウジングと、
    前記ハウジングに組み付けられ、前記ハウジングが前記相手ハウジングと正規嵌合されるまでの間は待機位置に留め置かれ、前記ハウジングが前記相手ハウジングと正規嵌合された後には前記待機位置から前方に押し込まれて検知位置に至ることが可能な検知部材とを備え、
    前記検知部材には、前記待機位置から前記検知位置への移動時に前記キャビティに後方から挿入され、前記検知位置では前記キャビティ内にて前記電線を保持することが可能な保持部が一体に設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記検知部材が前記検知位置に至ることにより、前記保持部が前記キャビティの内周面との間に前記電線を屈曲した状態で保持することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記端子金具とともに前記キャビティに後方から挿入され、内周面が前記電線の外周面に弾性的に密着し、外周面が前記キャビティの内周面に弾性的に密着する筒状のシール部材を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記保持部には、前記検知部材が前記待機位置にあるときに、前記端子金具と摺動可能に配置されることにより、前記端子金具の前記キャビティへの挿入動作を案内する傾斜部が設けられていること特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のコネクタ。
JP2014206820A 2014-10-03 2014-10-08 コネクタ Expired - Fee Related JP6210228B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206820A JP6210228B2 (ja) 2014-10-08 2014-10-08 コネクタ
DE102015012326.2A DE102015012326A1 (de) 2014-10-03 2015-09-22 Verbinder und Verfahren zum Zusammenbauen desselben

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014206820A JP6210228B2 (ja) 2014-10-08 2014-10-08 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016076407A JP2016076407A (ja) 2016-05-12
JP6210228B2 true JP6210228B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=55951699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014206820A Expired - Fee Related JP6210228B2 (ja) 2014-10-03 2014-10-08 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6210228B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018190625A (ja) * 2017-05-09 2018-11-29 住友電装株式会社 コネクタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0717465B1 (en) * 1994-10-10 1998-12-09 Molex Incorporated Electrical connector with position assurance system.
JPH1012316A (ja) * 1996-06-21 1998-01-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタの防水装置
JP3520965B2 (ja) * 1998-09-07 2004-04-19 住友電装株式会社 コネクタ
JP4893452B2 (ja) * 2007-04-26 2012-03-07 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016076407A (ja) 2016-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6347228B2 (ja) コネクタ
JP6119670B2 (ja) コネクタ
JP5704021B2 (ja) ゴム栓及び防水コネクタ
JP6287987B2 (ja) コネクタ
JP5747858B2 (ja) コネクタ
JP2015176669A (ja) コネクタ
JP6401752B2 (ja) コネクタ
JP2015170489A (ja) コネクタ
JP5510346B2 (ja) コネクタ
JP6025062B2 (ja) コネクタ
JP2020035550A (ja) コネクタ構造
JP6210228B2 (ja) コネクタ
JP2017027755A (ja) コネクタ
JP6119671B2 (ja) コネクタ
JP6004279B2 (ja) コネクタ
JP2015133275A (ja) 防水コネクタ
JP6252386B2 (ja) コネクタ
JP5898603B2 (ja) コネクタ及びシール部材
JP2013165019A (ja) コネクタ
JP5397124B2 (ja) コネクタ
KR20150115640A (ko) 커넥터
JP6218041B2 (ja) コネクタ
JP6218042B2 (ja) コネクタ
JP2013084374A (ja) 雌型端子金具およびコネクタ
WO2016204086A1 (ja) 雌端子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6210228

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees