JP6210029B2 - 方向性結合器 - Google Patents

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Description

本発明は、方向性結合器に関し、より特定的には、互いに電磁気的に結合する主線路及び副線路を備えた方向性結合器に関する。
従来の方向性結合器に関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の方向性結合器が知られている。該方向性結合器は、渦巻状をなす第1の結合ライン及び第2の結合ラインを備えている。第1の結合ラインと第2の結合ラインとは、上下方向に重なっており、互いに電磁気的に結合している。これにより、第1の結合ラインが主線路として機能し、第2の結合ラインが副線路として機能する。
ところで、特許文献1に記載の方向性結合器において、第1の結合ライン(主線路)と第2の結合ライン(副線路)との結合度を高くしたいという要望がある。
特許3203253号
そこで、本発明の目的は、主線路と副線路との結合度を高くすることができる方向性結合器を提供することである。
本発明の第1の形態に係る方向性結合器は、第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の主線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の主線路部に対して該第1の方向に直交する第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の主線路部を含む主線路と、第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の副線路部であって、前記第1の主線路部と電磁気的に結合している第1の副線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の副線路部に対して前記第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の副線路部であって、前記第2の主線路部と電磁気的に結合している第2の副線路部を含む副線路と、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部及び前記第2の副線路部と重なっている無給電素子と、を備えており、前記無給電素子は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部、前記第2の主線路部、前記第1の副線路部及び前記第2の副線路部と重なっており、かつ、前記第1の方向から平面視したときに、環状をなしており、前記第1の主線路部の中心、前記第2の主線路部の中心、前記第1の副線路部の中心、及び、前記第2の副線路部の中心は、前記第1の方向から平面視したときに、前記無給電素子に囲まれた領域内に位置していること、を特徴とする。
本発明の第2の形態に係る方向性結合器は、第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の主線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の主線路部に対して該第1の方向に直交する第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の主線路部を含む主線路と、第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の副線路部であって、前記第1の主線路部と電磁気的に結合している第1の副線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の副線路部に対して前記第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の副線路部であって、前記第2の主線路部と電磁気的に結合している第2の副線路部を含む副線路と、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部及び前記第2の副線路部と重なっている無給電素子と、を備えており、前記無給電素子は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部、前記第2の主線路部、前記第1の副線路部及び前記第2の副線路部と重なっており、かつ、前記第1の方向から平面視したときに環状をなす第1の環状部及び第2の環状部と、該第1の環状部と該第2の環状部とを接続する接続部と、を含んでおり、前記第1の主線路部の中心及び前記第1の副線路部の中心は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の環状部に囲まれた領域内に位置しており、前記第2の主線路部の中心及び前記第2の副線路部の中心は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第2の環状部に囲まれた領域内に位置していること、を特徴とする。
本発明によれば、主線路と副線路との結合度を高くすることができる。
方向性結合器10a〜10eの等価回路図である。 方向性結合器10a〜10eの外観斜視図である。 方向性結合器10aの積層体12の分解斜視図である。 第1のモデル及び第2のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。 第2の実施形態に係る方向性結合器10bの積層体12の分解斜視図である。 第3の実施形態に係る方向性結合器10cの積層体12の分解斜視図である。 第4の実施形態に係る方向性結合器10dの積層体12の分解斜視図である。 第5の実施形態に係る方向性結合器10eの積層体12の分解斜視図である。
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態に係る方向性結合器について図面を参照しながら説明する。図1は、方向性結合器10a〜10eの等価回路図である。
方向性結合器10aの回路構成について説明する。方向性結合器10aは、所定の周波数帯域において用いられる。所定の周波数帯域とは、例えば、LTE(Long Term Evolution)が使用される周波数帯(例えば698MHz〜3800MHz)である。
方向性結合器10aは、外部電極14a〜14j、主線路M、副線路S、コンデンサC1〜C4及びリング導体Rを回路構成として備えている。主線路Mは、外部電極14a,14b間に接続されており、主線路部M1,M3及び中間線路部M2を含んでいる。主線路部M1、中間線路部M2及び主線路部M3は、外部電極14a,14b間においてこの順に直列に接続されている。
副線路Sは、外部電極14c,14d間に接続されており、副線路部S1,S3及び中間線路部S2を含んでいる。副線路部S1、中間線路部S2及び副線路部S3は、外部電極14c,14d間においてこの順に直列に接続されている。
また、主線路部M1と副線路部S1とは互いに電磁気的に結合している。主線路部M3と副線路部S3とは互いに電磁気的に結合している。
コンデンサC1は、外部電極14aと外部電極14e〜14jとの間に接続されている。コンデンサC2は、外部電極14bと外部電極14e〜14jとの間に接続されている。コンデンサC3は、外部電極14cと外部電極14e〜14jとの間に接続されている。コンデンサC4は、外部電極14dと外部電極14e〜14jとの間に接続されている。
リング導体Rは、環状をなす導体層であり、主線路部M1,M3及び副線路部S1,S3と重なっている。リング導体Rは無給電素子であるので、リング導体Rの電位は浮遊電位である。リング導体Rは、主線路部M1と副線路部S1との間、及び、主線路部M3と副線路部S3との間に設けられている。これにより、リング導体Rは、主線路Mと副線路Sとの結合度を高くしている。
以上のような方向性結合器10aでは、外部電極14aが入力ポートとして用いられ、外部電極14bが出力ポートとして用いられる。また、外部電極14cは、カップリングポートとして用いられ、外部電極14dは、50Ωで終端化されるターミネートポートとして用いられる。また、外部電極14e〜14jは、接地される接地ポートとして用いられる。そして、外部電極14aに対して高周波信号が入力されると、該高周波信号が外部電極14bから出力される。更に、主線路Mと副線路Sとが電磁気的に結合しているので、外部電極14bから出力される高周波信号の電力に比例する電力を有する高周波信号が外部電極14cから出力される。
次に、第1の実施形態に係る方向性結合器10aの具体的構成について図面を参照しながら説明する。図2は、方向性結合器10a〜10eの外観斜視図である。図3は、方向性結合器10aの積層体12の分解斜視図である。以下では、積層方向を上下方向と定義し、上側から平面視したときの方向性結合器10aの長辺方向を前後方向と定義し、上側から平面視したときの方向性結合器10aの短辺方向を左右方向と定義する。
方向性結合器10aは、図2及び図3に示すように、積層体12、外部電極14a〜14j、主線路M、副線路S、リング導体R、引き出し導体18a,18b,20a,20b、グランド導体22,24、コンデンサ導体26a〜26d及びビアホール導体v1〜v4を備えている。
積層体12は、図2に示すように、直方体状をなしており、図3に示すように、誘電体セラミックからなる長方形状の誘電体層16a〜16jが上側から下側へとこの順に並ぶように積層されることにより構成されている。以下では、積層体12の上側の主面を上面、下側の主面を下面と呼ぶ。積層体12の前側の端面を前面、後ろ側の端面を背面と呼ぶ。積層体12の右側の側面を右面、左側の側面を左面と呼ぶ。積層体12の下面は、方向性結合器10aが回路基板に実装される際に、回路基板と対向する実装面である。また、誘電体層16a〜16jの上側の面を表面と呼び、誘電体層16a〜16jの下側の面を裏面と呼ぶ。
外部電極14b,14e,14f,14cは、積層体12の左面において、後ろ側から前側へとこの順に並ぶように設けられている。外部電極14b,14e,14f,14cは、上下方向に延在していると共に、上面及び下面に折り返されている。
外部電極14d,14g,14h,14aは、積層体12の右面において、後ろ側から前側へとこの順に並ぶように設けられている。外部電極14d,14g,14h,14aは、上下方向に延在していると共に、上面及び下面に折り返されている。
外部電極14iは、積層体12の背面において上下方向に延在していると共に、上面及び下面に折り返されている。外部電極14jは、積層体12の前面において上下方向に延在していると共に、上面及び下面に折り返されている。
主線路Mは、積層体12内に設けられており、主線路部M1,M3及び中間線路部M2を含んでいる。主線路部M1は、誘電体層16dの表面の前側の半分に設けられている線状導体層である。主線路部M1は、上側から平面視したときに、誘電体層16dの前側の半分の中央に位置する始点から誘電体層16dの右側の前の角近傍に位置する終点に向かって反時計回りに複数周にわたって周回する渦巻状の導体層である。以下では、主線路部M1の始点を上流端と呼び、主線路部M1の終点を下流端と呼ぶ。また、主線路部M1の中心は、主線路部M1の上流端である。よって、主線路部M1は、反時計回りに周回しながら中心から遠ざかる渦巻状をなしている。
主線路部M3は、誘電体層16dの表面の後ろ側の半分に設けられている線状導体層である。よって、主線路部M3は、上側から平面視したときに、主線路部M1に対して後ろ側に設けられている。また、主線路部M3は、上側から平面視したときに、誘電体層16dの右後ろの角近傍に位置する始点から誘電体層16dの後ろ側の半分の中央に位置する終点に向かって反時計回りに複数周にわたって周回している渦巻状の導体層である。以下では、主線路部M3の始点を上流端と呼び、主線路部M3の終点を下流端と呼ぶ。よって、主線路部M3の中心は、主線路部M3の下流端である。主線路部M3は、反時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻状をなしている。
以上のような主線路部M1と主線路部M3とは、誘電体層16dの中央を通過する直線であって、左右方向に延在する直線に関して線対称な関係にある。
中間線路部M2は、誘電体層16dの表面に設けられている線状導体層である。中間線路部M2は、主線路部M1の下流端と主線路部M3の上流端とを接続しており、誘電体層16dの右側の長辺に沿って延在している。すなわち、中間線路部M2は、主線路部M1と主線路部M3との間に接続されている。これにより、主線路部M1と主線路部M3とは、電気的に直列に接続されている。主線路部M1,M3及び中間線路部M2は、誘電体層16dの表面にCu又はAgからなる金属を主成分とする導電性ペーストが塗布されることにより作製されている。
引き出し導体18aは、主線路Mよりも上側に設けられており、具体的には、誘電体層16cの表面に設けられている直線状の線状導体層である。引き出し導体18aの一方の端部は、上側から平面視したときに、主線路部M1の上流端と重なっている。引き出し導体18aの他方の端部は、誘電体層16cの右側の長辺に引き出されており、外部電極14aと接続されている。
ビアホール導体v1は、誘電体層16cを上下方向に貫通しており、引き出し導体18aの一方の端部と主線路部M1の上流端とを接続している。
引き出し導体18bは、主線路Mよりも上側に設けられており、具体的には、誘電体層16cの表面に設けられている直線状の線状導体層である。引き出し導体18bの一方の端部は、上側から平面視したときに、主線路部M3の下流端と重なっている。引き出し導体18bの他方の端部は、誘電体層16cの左側の長辺に引き出されており、外部電極14bと接続されている。
ここで、引き出し導体18bは、引き出し導体18aと実質的に同じ形状を有している。より詳細には、誘電体層16cの中央を中心として引き出し導体18bを180度回転させると、引き出し導体18aと一致する。すなわち、引き出し導体18aと引き出し導体18bとは、誘電体層16cの中央に関して点対称な関係となっている。
ビアホール導体v2は、誘電体層16cを上下方向に貫通しており、引き出し導体18bの一方の端部と主線路部M3の下流端とを接続している。これにより、主線路Mは、外部電極14a,14b間に接続されている。ビアホール導体v1,v2は、誘電体層16cに設けられたビアホールに対してCu又はAgからなる金属を主成分とする導電性ペーストが充填されることにより作製されている。
副線路Sは、積層体12内に設けられており、副線路部S1,S3及び中間線路部S2を含んでいる。副線路Sは、主線路Mと同じ形状をなしており、上側から平面視したときに、一致した状態で重なっている。
副線路部S1は、誘電体層16fの表面の前側の半分に設けられている線状導体層である。副線路部S1は、上側から平面視したときに、誘電体層16fの前側の半分の中央に位置する始点から誘電体層16fの右側の前の角近傍に位置する終点に向かって反時計回りに複数周にわたって周回する渦巻状の導体層である。以下では、副線路部S1の始点を上流端と呼び、副線路部S1の終点を下流端と呼ぶ。また、副線路部S1の中心は、副線路部S1の上流端である。よって、副線路部S1は、反時計回りに周回しながら中心から遠ざかる渦巻状をなしている。
副線路部S3は、誘電体層16fの表面の後ろ側の半分に設けられている線状導体層である。よって、副線路部S3は、上側から平面視したときに、主線路部M1に対して後ろ側に設けられている。また、副線路部S3は、上側から平面視したときに、誘電体層16fの右後ろの角近傍に位置する始点から誘電体層16fの後ろ半分の中央に位置する終点に向かって反時計回りに複数周にわたって周回している渦巻状の導体層である。以下では、副線路部S3の始点を上流端と呼び、副線路部S3の終点を下流端と呼ぶ。よって、副線路部S3の中心は、副線路部S3の下流端である。副線路部S3は、反時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻状をなしている。
以上のような副線路部S1と副線路部S3とは、誘電体層16fの中央を通過する直線であって、左右方向に延在する直線に関して線対称な関係にある。
中間線路部S2は、誘電体層16fの表面に設けられている線状導体層である。中間線路部S2は、副線路部S1の下流端と副線路部S3の上流端とを接続しており、誘電体層16fの右側の長辺に沿って延在している。すなわち、中間線路部S2は、副線路部S1と副線路部S3との間に接続されている。これにより、副線路部S1と副線路部S3とは、電気的に直列に接続されている。副線路部S1,S3及び中間線路部S2は、誘電体層16fの表面にCu又はAgからなる金属を主成分とする導電性ペーストが塗布されることにより作製されている。
引き出し導体20aは、副線路Sよりも下側に設けられており、具体的には、誘電体層16gの表面に設けられている直線状の線状導体層である。引き出し導体20aの一方の端部は、上側から平面視したときに、副線路部S1の上流端と重なっている。引き出し導体20aの他方の端部は、誘電体層16gの左側の長辺に引き出されており、外部電極14cと接続されている。また、引き出し導体20aは、引き出し導体18aと同じ長さを有している。
ビアホール導体v3は、誘電体層16fを上下方向に貫通しており、引き出し導体20aの一方の端部と副線路部S1の上流端とを接続している。
引き出し導体20bは、副線路Sよりも下側に設けられており、具体的には、誘電体層16gの表面に設けられている直線状の線状導体層である。引き出し導体20bの一方の端部は、上側から平面視したときに、副線路部S3の下流端と重なっている。引き出し導体20bの他方の端部は、誘電体層16gの右側の長辺に引き出されており、外部電極14dと接続されている。また、引き出し導体20bは、引き出し導体18bと同じ長さを有している。
ここで、引き出し導体20bは、引き出し導体20aと同じ形状を有している。より詳細には、誘電体層16gの中央を中心として引き出し導体20bを180度回転させると、引き出し導体20aと一致する。すなわち、引き出し導体20aと引き出し導体20bとは、誘電体層16gの中央に関して点対称な関係となっている。引き出し導体18a,18b,20a,20bは、誘電体層16c,16gの表面にCu又はAgからなる金属を主成分とする導電性ペーストが塗布されることにより作製されている。
ビアホール導体v4は、誘電体層16fを上下方向に貫通しており、引き出し導体20bの一方の端部と副線路部S3の下流端とを接続している。これにより、副線路Sは、外部電極14c,14d間に接続されている。ビアホール導体v3,v4は、誘電体層16fに設けられたビアホールに対してCu又はAgからなる金属を主成分とする導電性ペーストが充填されることにより作製されている。
リング導体Rは、誘電体層16eの表面に設けられており、上側から平面視したときに、環状をなす導体層である。また、リング導体Rは、主線路部M1,M3及び副線路部S1,S3と重なっている。本実施形態では、リング導体Rは、上側から平面視したときに、前後方向に延在する長辺を有する長方形状の枠型をなしている。そして、主線路部M1の中心、主線路部M3の中心、副線路部S1の中心及び副線路部S3の中心は、上側から平面視したときに、リング導体Rに囲まれた領域内に位置している。リング導体Rは無給電素子であるので、他の導体とは接続されていない。更に、リング導体Rは、上下方向において、主線路部M1と副線路部S1との間、及び、主線路部M3と副線路部S3との間に設けられている。
グランド導体22は、積層体12に設けられ、主線路M、副線路S、リング導体R及び引き出し導体18a,18b,20a,20bよりも上側に設けられている。より詳細には、グランド導体22は、誘電体層16bの表面の略全面を覆うように設けられており、長方形状をなしている。また、グランド導体22は、誘電体層16bの各辺に引き出されており、外部電極14e〜14jと接続されている。
グランド導体24は、積層体12に設けられ、主線路M、副線路S、リング導体R及び引き出し導体18a,18b,20a,20bよりも下側に設けられている。より詳細には、グランド導体24は、誘電体層16hの表面の略全面を覆うように設けられており、長方形状をなしている。また、グランド導体24は、誘電体層16hの各辺に引き出されており、外部電極14e〜14jと接続されている。グランド導体22,24は、誘電体層16b,16hの表面にCu又はAgからなる金属を主成分とする導電性ペーストが塗布されることにより作製されている。
コンデンサ導体26a〜26dは、積層体12に設けられ、グランド導体24よりも下側に設けられている。より詳細には、コンデンサ導体26a〜26dは、誘電体層16iの表面に設けられている矩形状の導体層である。コンデンサ導体26aは、誘電体層16iの右側の長辺に引き出されており、外部電極14aと接続されている。また、コンデンサ導体26aは、誘電体層16hを介してグランド導体24と対向することにより、コンデンサC1を形成している。これにより、コンデンサC1は、外部電極14a,14e〜14j間に接続されている。
コンデンサ導体26bは、誘電体層16iの左側の長辺に引き出されており、外部電極14bと接続されている。また、コンデンサ導体26bは、誘電体層16hを介してグランド導体24と対向することにより、コンデンサC2を形成している。これにより、コンデンサC2は、外部電極14b,14e〜14j間に接続されている。
コンデンサ導体26cは、誘電体層16iの左側の長辺に引き出されており、外部電極14cと接続されている。また、コンデンサ導体26cは、誘電体層16hを介してグランド導体24と対向することにより、コンデンサC3を形成している。これにより、コンデンサC3は、外部電極14c,14e〜14j間に接続されている。
コンデンサ導体26dは、誘電体層16iの右側の長辺に引き出されており、外部電極14dと接続されている。また、コンデンサ導体26dは、誘電体層16hを介してグランド導体24と対向することにより、コンデンサC4を形成している。これにより、コンデンサC4は、外部電極14d,14e〜14j間に接続されている。コンデンサ導体26a〜26dは、誘電体層16jの表面にCu又はAgを主成分とする導電性ペーストが塗布されることにより作製されている。
(効果)
以上のように構成された方向性結合器10aによれば、主線路Mと副線路Sとの結合度を高くすることができる。より詳細には、方向性結合器10aは、リング導体Rを備えている。リング導体Rは、上側から平面視したときに、主線路部M1,M3及び副線路部S1,S3と重なっている。これにより、主線路部M1と副線路部S1との間にリング導体Rを介して容量が形成されると共に、主線路部M3と副線路部S3との間にリング導体Rを介して容量が形成される。すなわち、主線路Mと副線路Sとの間に容量が形成される。その結果、主線路Mと副線路Sとが強く容量結合するようになり、主線路Mと副線路Sとの結合度が高くなる。
また、方向性結合器10aでは、主線路部M1の中心、主線路部M3の中心、副線路部S1の中心及び副線路部S3の中心は、上側から平面視したときに、リング導体Rに囲まれた領域内に位置している。これにより、主線路部M1、主線路部M3、副線路部S1及び副線路部S3が発生した磁束が、リング導体Rにより妨げられることが抑制される。
本願発明者は、方向性結合器10aが奏する効果をより明確にするために、以下に説明するコンピュータシミュレーションを行った。本願発明者は、方向性結合器10aからリング導体Rを取り除いた方向性結合器を第1のモデルとして作成し、方向性結合器10aを第2のモデルとして作成した。そして、第1のモデル及び第2のモデルのカップリング特性及びアイソレーション特性をコンピュータに演算させた。カップリング特性とは、外部電極14a(入力ポート)から入力した高周波信号の電力に対する外部電極14c(カップリングポート)から出力した高周波信号の電力の比の値である。アイソレーション特性とは、外部電極14a(入力ポート)から出力した高周波信号の電力に対する外部電極14d(ターミネートポート)から出力した高周波信号の電力の比の値である。そして、本願発明者は、アイソレーション特性をカップリング特性で割った値を結合度として計算した。
図4は、第1のモデル及び第2のモデルのシミュレーション結果を示したグラフである。図4において、縦軸は結合度(dB)を示し、横軸は周波数(GHz)を示す。図4では、縦軸の上側に行く程に結合度が高くなり、縦軸の下側に行く程に結合度が低くなっていることを意味している。
図4によれば、第2のモデルの結合度の方が第1のモデルの結合度よりも高くなっていることが分かる。よって、方向性結合器10aにおいて、リング導体Rが設けられることにより、主線路Mと副線路Sとの結合度が高くなることが分かる。
また、主線路Mは、上側から平面視したときに、副線路Sと同じ形状を有し、かつ、副線路Sと一致した状態で重なっている。これにより、主線路Mの構造と副線路Sの構造とを近づけることができる。その結果、主線路Mの特性インピーダンス等の電気的特性と副線路Sの特性インピーダンス等の電気的特性とを近づけることができる。よって、外部電極14bから出力される信号の位相と外部電極14cから出力される信号の位相との差が小さくなる。すなわち、方向性結合器10aの位相差特性が向上する。
また、引き出し導体18aと引き出し導体20aとは同じ長さを有しているので、これらの抵抗値と位相変化が略等しくなる。よって、外部電極14a,14b間の特性インピーダンス等の電気的特性と外部電極14c,14d間の特性インピーダンス等の電気的特性とが近づくようになる。更に、方向性結合器10aの位相差特性が向上する。また、引き出し導体18bと引き出し導体20bとに関しても同様のことが言える。
また、引き出し導体18a,18b,20a,20bが直線状をなしているので、最短で外部電極と接続することができるため、これらの引き出し導体が持つ抵抗値を小さくでき、不要な磁気結合、容量結合を低減できる。よって、方向性結合器10aの挿入損失が低減される。
また、方向性結合器10aでは、外部電極14aと外部電極14e〜14jとの間にコンデンサC1が設けられ、外部電極14bと外部電極14e〜14jとの間にコンデンサC2が設けられ、外部電極14cと外部電極14e〜14jとの間にコンデンサC3が設けられ、外部電極14dと外部電極14e〜14jとの間にコンデンサC4が設けられている。これにより、コンデンサC1〜C4の容量値を調整することによって、外部電極14a,14b間の特性インピーダンス及び外部電極14c,14d間の特性インピーダンスを調整することが可能となる。よって、これらの特性インピーダンスを近づけることによって、方向性結合器10aの位相差特性を向上させることができる。
また、グランド導体22は、主線路M、副線路S及び引き出し導体18a,18b,20a,20bよりも上側に設けられている。これにより、方向性結合器10aに上側から入力するノイズが、グランド導体22により吸収されるようになる。その結果、主線路M、副線路S及び引き出し導体18a,18b,20a,20bにノイズが入出力されることが抑制される。
また、グランド導体24は、主線路M、副線路S及び引き出し導体18a,18b,20a,20bよりも下側に設けられている。これにより、方向性結合器10aに下側から入力するノイズが、グランド導体24により吸収されるようになる。その結果、主線路M、副線路S及び引き出し導体18a,18b,20a,20bにノイズが入出力されることが抑制される。
また、グランド導体24は、主線路M、副線路S及び引き出し導体18a,18b,20a,20bとコンデンサ導体26a〜26dとの間に設けられている。これにより、主線路M、副線路S及び引き出し導体18a,18b,20a,20bとコンデンサ導体26a〜26dとの間に不要な容量が形成されることが抑制される。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態に係る方向性結合器10bについて図面を参照しながら説明する。図5は、第2の実施形態に係る方向性結合器10bの積層体12の分解斜視図である。また、方向性結合器10eの外観斜視図については、図2を援用する。
方向性結合器10bは、中間線路部M2が上下方向において主線路部M1,M3とは異なる位置に設けられ、中間線路部S2が上下方向において副線路部S1,S3とは異なる位置に設けられている点において、方向性結合器10aと相違する。より詳細には、主線路部M1,M3は、誘電体層16dの表面上に設けられており、中間線路部M2は、誘電体層16eの表面上に設けられている。また、副線路部S1,S3は、誘電体層16gの表面上に設けられており、中間線路部S2は、誘電体層16fの表面上に設けられている。
ビアホール導体v5は、誘電体層16dを上下方向に貫通しており、主線路部M1の下流端と中間線路部M2の前側の端部とを接続している。ビアホール導体v6は、誘電体層16dを上下方向に貫通しており、主線路部M3の上流端と中間線路部M2の後ろ側の端部とを接続している。
ビアホール導体v7は、誘電体層16fを上下方向に貫通しており、副線路部S1の下流端と中間線路部S2の前側の端部とを接続している。ビアホール導体v8は、誘電体層16fを上下方向に貫通しており、副線路部S3の上流端と中間線路部S2の後ろ側の端部とを接続している。
リング導体Rは、誘電体層16eの表面上に設けられている。
以上のように構成された方向性結合器10bによれば、方向性結合器10aと同じ作用効果を奏することができる。
(第3の実施形態)
以下に、第3の実施形態に係る方向性結合器10cについて図面を参照しながら説明する。図6は、第3の実施形態に係る方向性結合器10cの積層体12の分解斜視図である。また、方向性結合器10cの外観斜視図については、図2を援用する。
方向性結合器10cは、主線路部M1及び副線路部S1の周回方向において、方向性結合器10aと相違する。より詳細には、方向性結合器10aでは、主線路部M1及び副線路部S1は、反時計回りに周回しながら中心から遠ざかる渦巻状をなしていたのに対して、方向性結合器10cでは、主線路部M1及び副線路部S1は、時計回りに周回しながら中心から遠ざかる渦巻状をなしている。
以上のように構成された方向性結合器10cによれば、方向性結合器10aと同じ作用効果を奏することができる。
(第4の実施形態)
以下に、第4の実施形態に係る方向性結合器10dについて図面を参照しながら説明する。図7は、第4の実施形態に係る方向性結合器10dの積層体12の分解斜視図である。また、方向性結合器10dの外観斜視図については、図2を援用する。
方向性結合器10dは、リング導体R'の形状において方向性結合器10aと相違する。より詳細には、リング導体R'は、環状部R1,R2及び接続部R3を含んでおり、環状部R1,R2及び接続部R3が一体的に形成されてなる。環状部R1は、正方形状の環状をなす導体層であり、誘電体層16eの表面の前側の半分に設けられている。環状部R2は、正方形状の環状をなす導体層であり、誘電体層16eの表面の後ろ半分に設けられている。接続部R3は、環状部R1と環状部R2とを接続する導体層であり、誘電体層16eの表面上に設けられている。
主線路部M1の中心及び副線路部S1の中心は、上側から平面視したときに、環状部R1に囲まれた領域内に位置している。主線路部M3の中心及び副線路部S3の中心は、上側から平面視したときに、環状部R2に囲まれた領域内に位置している。
以上のように構成された方向性結合器10dによれば、方向性結合器10aと同じ作用効果を奏することができる。
(第5の実施形態)
以下に、第5の実施形態に係る方向性結合器10eについて図面を参照しながら説明する。図8は、第5の実施形態に係る方向性結合器10eの積層体12の分解斜視図である。また、方向性結合器10eの外観斜視図については、図2を援用する。
方向性結合器10eは、リング導体Rの代わりに結合導体Kが設けられている点において方向性結合器10aと相違する。より詳細には、結合導体Kは、長方形状をなす導体層であり、誘電体層16eの表面に設けられている。また、結合導体Kは、上側から平面視したときに、主線路部M1,M3及び副線路部S1,S3と重なっている。
以上のように構成された方向性結合器10eによれば、方向性結合器10aと同じ作用効果を奏することができる。
(その他の実施形態)
本発明に係る方向性結合器は、前記実施形態に係る方向性結合器10a〜10eに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。
なお、方向性結合器10a〜10eの構成を任意に組み合わせてもよい。
なお、方向性結合器10dにおいて、中間線路部M2及び中間線路部S2は、上下方向に同じ位置に設けられていてもよい。すなわち、中間線路部M2及び中間線路部S2は、同じ誘電体層上に設けられていてもよい。この場合、方向性結合器10dのように、上側から平面視したときに、中間線路部M2と中間線路部S2とは、重なっているのではなく、ずれている必要がある。
なお、方向性結合器10bにおいて、中間線路部M2又は中間線路部S2の絶縁体層における前後方向及び/又は左右方向の位置を変更することによって、中間線路部M2と中間線路部S2との間隔を調整して、主線路Mと副線路Sとの結合度を微調整してもよい。
また、方向性結合器10a〜10eにおいて、中間線路部M2の線幅と中間線路部S2の線幅とが異なっていてもよい。同様に、主線路部M1の線幅と副線路部S1の線幅とが異なっていてもよいし、主線路部M3の線幅と副線路部S3の線幅とが異なっていてもよい。このように、主線路部M1,M3、中間線路部M2、副線路部S1,S3及び中間線路部S2の線幅を調整することにより、主線路Mの特性インピーダンス及び副線路Sの特性インピーダンスを調整できる。
なお、方向性結合器10a〜10eにおいて、外部電極14a〜14dが下面に折り返されている部分(以下、折り返し部15a〜15d(図3参照))はそれぞれ、上側から平面視したときに、コンデンサ導体26a〜26dよりも小さく、かつ、コンデンサ導体26a〜26dに収まっている(すなわち、はみ出していない)ことが好ましい。これにより、折り返し部15a〜15dとグランド導体24との間に不要な容量が形成されることが抑制される。
なお、主線路部M1と主線路部M3とは、異なる誘電体層に設けられていてもよい。
また、副線路部S1と副線路部S3とは、異なる誘電体層に設けられていてもよい。
また、主線路部M1の形状と副線路部S1の形状とは異なっていてもよいし、中間線路部M2の形状と中間線路部S2の形状とは異なっていてもよいし、主線路部M3の形状と副線路部S3の形状とは異なっていてもよい。
なお、方向性結合器10a〜10eにおいて、リング導体R及び結合導体Kは、上側から平面視したときに、少なくとも主線路部M1と副線路部S3と重なっていればよい。すなわち、リング導体R及び結合導体Kは、主線路部M3及び副線路部S1と重なっていなくてもよい。また、リング導体R及び結合導体Kは、上側から平面視したときに、少なくとも主線路部M3と副線路部S1と重なっていればよい。すなわち、リング導体R及び結合導体Kは、主線路部M1及び副線路部S3と重なっていなくてもよい。
なお、方向性結合器10a〜10eにおいて、主線路部M3と副線路部S3との位置関係が入れ替わっていてもよい。例えば、方向性結合器10aにおいて、副線路部S1及び主線路部M3が、誘電体層16fの表面に設けられ、主線路部M1及び副線路部S3が、誘電体層16dの表面に設けられていてもよい。なお、この場合には、リング導体Rは、副線路部S1及び主線路部M3よりも下側、又は、主線路部M1及び副線路部S3よりも上側に設けられていてもよい。
以上のように、本発明は、方向性結合器に有用であり、特に、主線路と副線路との結合度を高くすることができる点において優れている。
10a〜10e:方向性結合器
12:積層体
16a〜16j:誘電体層
K:結合導体
M:主線路
M1,M3:主線路部
M2,S2:中間線路部
M3:主線路部
R,R':リング導体
R1,R2:環状部
R3:接続部
S:副線路
S1,S3:副線路部

Claims (3)

  1. 第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の主線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の主線路部に対して該第1の方向に直交する第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の主線路部を含む主線路と、
    第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の副線路部であって、前記第1の主線路部と電磁気的に結合している第1の副線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の副線路部に対して前記第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の副線路部であって、前記第2の主線路部と電磁気的に結合している第2の副線路部を含む副線路と、
    前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部及び前記第2の副線路部と重なっている無給電素子と、
    を備えており
    前記無給電素子は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部、前記第2の主線路部、前記第1の副線路部及び前記第2の副線路部と重なっており、かつ、前記第1の方向から平面視したときに、環状をなしており、
    前記第1の主線路部の中心、前記第2の主線路部の中心、前記第1の副線路部の中心、及び、前記第2の副線路部の中心は、前記第1の方向から平面視したときに、前記無給電素子に囲まれた領域内に位置していること、
    を特徴とする方向性結合器。
  2. 第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の主線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の主線路部に対して該第1の方向に直交する第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の主線路部を含む主線路と、
    第1の方向から平面視したときに、渦巻状をなしている第1の副線路部であって、前記第1の主線路部と電磁気的に結合している第1の副線路部、及び、該第1の方向から平面視したときに、該第1の副線路部に対して前記第2の方向に位置し、かつ、渦巻状をなしている第2の副線路部であって、前記第2の主線路部と電磁気的に結合している第2の副線路部を含む副線路と、
    前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部及び前記第2の副線路部と重なっている無給電素子と、
    を備えており
    前記無給電素子は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の主線路部、前記第2の主線路部、前記第1の副線路部及び前記第2の副線路部と重なっており、かつ、前記第1の方向から平面視したときに環状をなす第1の環状部及び第2の環状部と、該第1の環状部と該第2の環状部とを接続する接続部と、を含んでおり、
    前記第1の主線路部の中心及び前記第1の副線路部の中心は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第1の環状部に囲まれた領域内に位置しており、
    前記第2の主線路部の中心及び前記第2の副線路部の中心は、前記第1の方向から平面視したときに、前記第2の環状部に囲まれた領域内に位置していること、
    を特徴とする方向性結合器。
  3. 前記第1の副線路部は、前記第1の主線路部に対して前記第1の方向の一方側に位置しており、
    前記第2の副線路部は、前記第2の主線路部に対して前記第1の方向の一方側に位置しており、
    前記無給電素子は、前記第1の方向において、前記第1の主線路部と前記第1の副線路部の間、及び、前記第2の主線路部と前記第2の副線路部との間に位置していること、
    を特徴とする請求項1又は請求項のいずれかに記載の方向性結合器。
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