JP6209947B2 - 色予測装置、色予測方法およびプログラム - Google Patents
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Description
ここでいう「分光拡張ノイゲバウアモデル」とは、ノイゲバウア原色と網点面積率を波長の関数となるように分光に拡張したモデルである。
したがって、網点の大きさが異なり、かつ網点の大きさにより網点を形成するインキの厚さが不均一となるグラビア印刷などのような面積変調階調表現と濃度変調階調表現が混在した印刷方式に対応させることはできない。
すなわち、従来の色予測は、オフセット印刷に代表される面積変調階調表現の印刷方式に対応しており、印刷媒体表面の網点の一つ一つが網点面積率に係わらず、同じ色、濃度であることを前提とした物理モデルにより行われている。
このため、特許文献2などの従来例においては、網点面積によらずに色、濃度が一律である場合の色予測を前提としているため、面積変調階調表現に対し、濃度変調階調表現が加わったグラビア印刷等の色予測を行うことが困難である。
本発明においては、グラビア印刷により印刷媒体に対してインキを印刷する際、階調度を示す指令網点面積率に対応した網点が印刷媒体表面に形成される。このグラビア印刷における網点は、インキが印刷される印刷媒体表面の面積(面積変調階調表現)と、印刷されるインキの厚さ(濃度変調階調表現)とが、指令網点面積率に応じて変化する。例えば、グラビア印刷において形成される網点は、山の構造に相似しているということもでき、大きな山ほど裾野が広く高さも高く、この大きな山に比較して小さな山ほど裾野が狭く高さも低い。すなわち、グラビア印刷の網点は、インキが印刷される面積だけでなく、印刷されるインキの厚さも、指令網点面積率に応じて変化する。
図1は、本発明の第1の実施形態による色予測装置1の構成例を示すブロック図である。この図1において、色予測装置1は、入力部101、濃度階調分光反射率算出部102、濃度階調出現率算出部103、濃度階調出現率テーブルデータベース104、測定分光反射率データベース105、吸収係数・散乱係数データベース106、分光反射率予測部108(分光データ算出部)、色予測テーブル作成部109及び出力部110を備えている。
また、入力部101は、キーボードあるいはタッチパネルなどの入力手段を有し、この入力手段から入力されるユーザが設定するインキの各原色の指令網点面積率の指定値などのデータを、色予測装置1内部の各部に出力する構成としても良い。
この求めた白地測定分光反射率及び黒地測定分光反射率から、原色のインキをベタで印刷媒体に印刷した印刷部分における散乱係数S(λ)及び吸収係数K(λ)を求める。また、散乱係数S(λ)及び吸収係数K(λ)は、所定の波長の範囲で複数の波長λで求められている。
以下の(1)式において、a(λ)は、散乱係数S(λ)と吸収係数K(λ)とを加算し、加算結果を散乱係数S(λ)により除算した数値である。b(λ)は、a(λ)を二乗した数値から1を減算し、減算結果の平方根を計算した数値である。
そして、濃度階調出現率算出部103は、以下の(2)式(計算モデル)に対して、濃度階調分光反射率Ri1(λ)、Ri2(λ)、Ri3(λ)、…、Rim(λ)の各々を代入し、後述する処理により算出分光反射率R’KM(s,λ)を算出する。
また、この特色インキの場合、混ぜ合わせる原色のインキの比率に応じて、以下の(4)式において、特色インキの散乱係数S(λ)及び吸収係数K(λ)を算出する。
拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、重ね合わせる色の順番に従い、下地になるインキ(原色のインキあるいは特色インキ)と、下地の表面に印刷されるインキとを決定する。また、拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、重ね合わせるインキの各々の指令網点面積率を、入力部101から読み込む。
次に、拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、(1)式に下地となるインキの網点における濃度階調領域の濃度階調分光反射率Rim(λ)を下地分光反射率Rg(λ)とする。そして、拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、下地分光反射率Rg(λ)と、下地のインキに対して重なるインキの散乱係数S(λ)及び吸収係数K(λ)と、濃度階調領域の膜厚係数Xmとの各々を代入し、下地のインキの上に重なって印刷されるインキの網点を構成する濃度階調領域における分光反射率を算出する。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、下地のインキの指令網点面積率における網点で出現する濃度階調領域と、この下地のインキに重ね合わせるインキの指令網点面積率における網点で出現する濃度階調領域との各々の出現確率を、濃度階調出現率テーブルデータベース104から読み出した出現率関数a1(s)、a2(s)、…、am(s)から求める。
また、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、下地のインキの濃度階調領域と、下地のインキに重ねて印刷されるインキの濃度階調領域との重なりの出現率の割合を算出する。
図4においては、簡単のため重ね合わせるインキを2種類とし、濃度階調領域の種類も2種類としている。しかしながら、重ね合わせるインキと濃度階調領域の種類との各々が3以上の複数でも、下地のインキの濃度階調領域と、下地のインキに重ねて印刷されるインキの濃度階調領域との重なりの出現率の割合の算出は、以下の説明と同様に行うことができる。
領域Q3及び領域Q4の単次の出現率は、マジェンダのインキが出現する出現率β0に対し、シアンのインキが出現しない率である(1−α0)を乗算したβ0*(1−α0)となり、マジェンダのインキのみの領域の出現率を示す。
領域Q9の単次の出現率は、シアンのインキが出現しない率である(1−α0)に対し、マジェンダのインキが出現しない率である(1−β0)を乗算した(1−α0)*(1−β0)となり、シアンのインキとマジェンダのインキとの双方が存在しない領域の出現率を示す。
領域Q2の副次の出現率は、シアンのインキの網点の濃度階調領域2のみの出現率を示しており、濃度階調領域1の出現率α1を、濃度階調領域1の出現率α1及び濃度階調領域2の出現率α2の加算結果により除算し、この除算結果を1から減算した率である。
領域Q4の副次の出現率は、マジェンダのインキの網点の濃度階調領域2のみの出現率を示しており、濃度階調領域1の出現率β1を、濃度階調領域1の出現率β1及び濃度階調領域2の出現率β2の加算結果により除算し、この除算結果を1から減算した率である。
領域Q6の副次の出現率は、シアンのインキの網点の濃度階調領域1とマジェンダのインキの網点の濃度階調領域2の重なり部分の出現率を示しており、シアンのインキの網点の濃度階調領域1の出現率α1を、濃度階調領域1の出現率α1及び濃度階調領域2の出現率α2の加算結果により除算した率と、マジェンダのインキの網点の濃度階調領域1の出現率β1を、濃度階調領域1の出現率β1及び濃度階調領域2の出現率β2の加算結果により除算した率を1から減算した率とを乗算した結果の率である。
領域Q8の副次の出現率は、シアンのインキの網点の濃度階調領域2とマジェンダのインキの網点の濃度階調領域2の重なり部分の出現率を示しており、シアンのインキの網点の濃度階調領域1の出現率α1を、濃度階調領域1の出現率α1及び濃度階調領域2の出現率α2の加算結果により除算した率を1から減算した率と、マジェンダのインキの網点の濃度階調領域1の出現率β1を、濃度階調領域1の出現率β1及び濃度階調領域2の出現率β2の加算結果により除算した率を1から減算した率とを乗算した結果の率である。
領域Q9の副次の出現率は、シアンのインキとマジェンダのインキとの双方が存在しない領域の出現率を示し、「1」である。
図1に戻り、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、重ね合わせるインキの種類と、重ね合わせるインキの網点を示す指令網点面積率との各々の組み合わせにより、濃度階調出現率テーブルデータベース104の図5のテーブルの式を読み込む。
また、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、濃度階調出現率テーブルデータベース104から、シアンとマジェンダとの各々の濃度階調領域1及び濃度階調領域2それぞれの出現率α1、α2、β1、β2を読み込む。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、領域Q6の拡張ノイゲバウア原色出現率を算出する場合、単次の出現率α0*β0と、副次の出現率{α1/(α1+α2)}*{1−β1/(β1+β2)}を乗算することで求める。
分光反射率算出部1083は、シアンのインキの網点が印刷された印刷媒体に対し、マジェンダのインキの網点を重ねて印刷した際における印刷部分の予測分光反射率R(λ)を算出する。
なお、本実施例においては、この色予測テーブルと色分解テーブルを公知のICCプロファイルフォーマットで作成し、出力部110を介して出力する。
この場合、印刷機は、色予測装置による色予測処理の実行に際して、予め決められている指令網点面積率によりインキを印刷し、インキを印刷した印刷部分から各色の分光反射率を光学素子で測定して、色予測装置に出力する。この色予測装置は、この測定された分光反射率に基づき、上述した色予測処理を行い、色予測テーブルを作成する。
ステップS1:
入力部101は、ユーザが入力した重ね合わせるインキの種類及びそれぞれのインキの塗り順を、拡張ノイゲバウア原色算出部1081に対して出力する。
拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、ユーザが入力した重ね合わせるインキの種類毎に、吸収係数K(λ)と散乱係数S(λ)とを、吸収係数・散乱係数データベース106から読み出す。また、使用するインキが特色インキの場合、拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、混ぜ合わせる原色のインキの比率に応じて、特色インキの吸収係数K(λ)及び散乱係数S(λ)を(4)式により算出する。
入力部101は、ユーザが入力したそれぞれのインキの網点面積率を、拡張ノイゲバウア原色算出部1081に対して出力する。
拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、下地となる印刷媒体の下地分光反射率R0(λ)と、吸収係数K(λ)と、散乱係数S(λ)と、濃度階調領域の膜厚係数Xmとの各々を(1)式に対して代入し、それぞれのインキの濃度階調領域の各々、すなわち図4(b)における領域Q1から領域Q4の各々の濃度階調分光反射率Rim(λ)を求める。
次に、拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、下地のインキの網点と、下地に重ねられるインキの網点との重なり部分、すなわち図4(b)における領域Q5から領域Q8までの重なりのある部分の分光反射率をRKM(λ)を求める。
ここで、拡張ノイゲバウア原色算出部1081は、下地のインキの印刷部分の分光反射率を、下地の分光反射率Rg(λ)として、(1)式により、領域Q5から領域Q8までの各々の重なり部分の分光反射率RKM(λ)を求める。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、 ユーザが入力したそれぞれのインキに対応する濃度階調領域の各々の出現確率関数を、濃度階調出現率テーブルデータベース104から読み出す。
そして、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、濃度階調領域の各々の出現確率関数に対し、指定された指令網点面積率を代入し、網点における濃度階調領域の各々の出現率を算出する。
次に、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、重ね合わせるインキの種類数と、それぞれの濃度階調領域の数に応じて作成された濃度階調出現率テーブルデータベース104の図5のテーブルから、単次の出現率と副次の出現率との各々の計算式を読み込む。
そして、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、それぞれの計算式に対し、すでに出現率関数から計算した濃度階調領域の各々の出現率を、単次の出現率と副次の出現率との各々の計算式に代入して、領域Q1から領域Q9までの出現率を算出する。
分光反射率算出部1083は、領域Q1から領域Q9までの出現率(単次及び副次の出現率)の各々を、領域Q1から領域Q9の対応する領域の各々の分光反射率に乗算し、乗算結果を加算することにより、予測分光反射率R(λ)を算出する。
色予測テーブル作成部109は、この予測分光反射率R(λ)に基づき、観測光源を定めて、三刺激値XYZやCIELAB値等を算出し、再現色の予測を行う色予測テーブルを作成するとともに、色予測テーブルを逆変換して色分解テーブルを作成する。
また、本願実施形態は、複数のインキで印刷した際、印刷部分の分光反射率を、それぞれのインキの濃度階調領域の各々が重なりあった部分の分光反射率に対し、重なり合った部分の出現率をそれぞれを乗算し、乗算した結果を加算することにより印刷部分の予測分光反射率R(λ)として求めている。
これにより、本実施形態によれば、網点を形成する濃度階調領域の分光反射率と、それぞれの濃度階調領域の重なり部分の各々の出現率とにより、複数のインキの各々の指令網点面積率により形成された、複数のインキの網点からなる印刷部分における濃度階調領域の重なりの組合わせ毎の分光反射率を求めることが可能となり、面積変調階調と、濃度変調階調との双方の色表現を有するグラビア印刷等における印刷物の色予測を容易に行うことができる。
そして、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1082は、出現率関数a1(s)、a2(s)、a3(s)、…、am(s)の各々に対し、インキの指定された任意の指令網点面積率sを代入し、出現率を求める。
そして、分光反射率算出部1083は、各々のインキに対応した(2)式に対し、濃度階調分光反射率Rim(λ)と、出現率関数a1(s)、a2(s)、a3(s)、…、am(s)の各々から求めた出現率を代入し、指令網点面積率に対応した印刷部分の算出分光反射率R’(s,λ)を算出する。分光反射率算出部1083は、算出分光反射率R’(s,λ)を予測分光反射率R(λ)として出力する。
以下、本発明の第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態による色予測装置1Aの構成例を示すブロック図である。この図7において、色予測装置1Aは、入力部101、濃度階調分光光学濃度算出部102A、濃度階調出現率算出部103A、濃度階調出現率テーブルデータベース104A、測定分光反射率データベース105、吸収係数・散乱係数データベース106、色予測テーブル作成部109、出力部110及び光学濃度予測部111(分光データ算出部)を備えている。本実施形態においては、分光光学濃度を単に光学濃度と示す場合もある。
また、濃度階調分光光学濃度算出部102Aは、求めた濃度階調分光反射率Ri1(λ)、Ri2(λ)、Ri3(λ)、…、Rim(λ)の各々を、(5)式により、濃度階調光学濃度ODi1(λ)、ODi2(λ)、ODi3(λ)、…、ODim(λ)にそれぞれ変換する。
そして、濃度階調出現率算出部103Aは、(5)式を用いることにより、測定分光反射率Rs(λ)の各々を、測定光学濃度ODs(λ)にそれぞれ変換する。
次に、濃度階調出現率算出部103Aは、以下の(6)式(計算モデル)に対して、濃度階調光学濃度ODi1(λ)、ODi2(λ)、ODi3(λ)、…、ODim(λ)の各々を代入し、後述する処理により算出光学濃度OD’KM(s,λ)を算出する。
この特色インキの場合、第1の実施形態と同様に、混ぜ合わせる原色のインキの比率に応じて、すでに説明した(4)式において、特色インキの散乱係数S(λ)及び吸収係数K(λ)を算出する。
濃度階調分光光学濃度算出部102Aは、算出した濃度階調分光反射率Ri1(λ)、Ri2(λ)、Ri3(λ)、…、Rim(λ)の各々を、(5)式を用い、濃度階調領域毎の濃度階調光学濃度ODi1(λ)、ODi2(λ)、ODi3(λ)、…、ODim(λ)にそれぞれ変換する。
拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、重ね合わせる色の順番に従い、下地になるインキ(原色のインキあるいは特色インキ)と、下地の表面に印刷されるインキとを決定する。また、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、重ね合わせるインキの各々の指令網点面積率を、入力部101から読み込む。
次に、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、すでに第1の実施形態において図3で説明されたように、(1)式に下地となるインキの濃度階調分光反射率Rim(λ)と、下地のインキの上に印刷されるインキの散乱係数S(λ)及び吸収係数K(λ)と、濃度階調領域の膜厚係数Xmとの各々を代入し、下地のインキの上に印刷される網点の分光反射率を算出する。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、下地のインキの指令網点面積率における網点で出現する濃度階調領域と、この下地のインキに重ね合わせるインキの指令網点面積率における網点で出現する濃度階調領域との各々の出現確率を、濃度階調出現率テーブルデータベース104Aから読み出した出現率関数a1(s)、a2(s)、…、am(s)から求める。
また、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、第1の実施形態における図4の説明と同様に、下地のインキの濃度階調領域と、下地のインキに重ねて印刷されるインキの濃度階調領域との重なりの出現率の割合を算出する。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、重ね合わせるインキの種類と、重ね合わせるインキの網点を示す指令網点面積率との各々の組み合わせにより、濃度階調出現率テーブルデータベース104Aの図5のテーブルの式を読み込む。
また、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、濃度階調出現率テーブルデータベース104Aから、シアンとマジェンダとの各々の濃度階調領域1及び濃度階調領域2それぞれの出現率α1、α2、β1、β2を読み込む。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、領域Q6の拡張ノイゲバウア原色出現率を算出する場合、単次の出現率α0*β0と、副次の出現率{α1/(α1+α2)}*{1−β1/(β1+β2)}を乗算することで求める。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、領域Q8の拡張ノイゲバウア原色出現率を算出する場合、単次の出現率α0*β0と、副次の出現率{1−α1/(α1+α2)}*{1−β1/(β1+β2)}を乗算することで求める。
そして、光学濃度算出部1113は、上述した領域Q1から領域Q9の拡張ノイゲバウア原色の各々の光学濃度に拡張ノイゲバウア原色出現率を乗算し加算する。
光学濃度算出部1113は、シアンのインキの網点が印刷された印刷媒体に対し、マジェンダのインキの網点を重ねて印刷した際における印刷部分の予測光学濃度OD(λ)を算出する。
なお、本実施例においては、この色予測テーブルと色分解テーブルを公知のICCプロファイルフォーマットで作成し、出力部110を介して出力する。
ステップS11:
入力部101は、ユーザが入力した重ね合わせるインキの種類及びそれぞれのインキの塗り順を、拡張ノイゲバウア原色算出部1111に対して出力する。
拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、ユーザが入力した重ね合わせるインキの種類毎に、吸収係数K(λ)と散乱係数S(λ)とを、吸収係数・散乱係数データベース106から読み出す。また、使用するインキが特色インキの場合、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、混ぜ合わせる原色のインキの比率に応じて、特色インキの吸収係数K(λ)及び散乱係数S(λ)を(4)式により算出する。
入力部101は、ユーザが入力したそれぞれのインキの網点面積率を、拡張ノイゲバウア原色算出部1111に対して出力する。
拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、下地となる印刷媒体の下地分光反射率R0(λ)と、吸収係数K(λ)と、散乱係数S(λ)と、濃度階調領域の膜厚係数Xmとの各々を(1)式に対して代入し、それぞれのインキの濃度階調領域の各々、すなわち図4(b)における領域Q1から領域Q4の各々の濃度階調分光反射率Rim(λ)を求める。
そして、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、求めた濃度階調分光反射率Rim(λ)を、(5)式を用い、濃度階調光学濃度ODim(λ)に変換する。
次に、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、下地のインキの網点と、下地に重ねられるインキの網点との重なり部分、すなわち図4(b)における領域Q5から領域Q8までの重なりのある部分の分光反射率をRKM(λ)を求める。
ここで、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、下地のインキの印刷部分の分光反射率を、下地の分光反射率Rg(λ)として、(1)式により、領域Q5から領域Q8までの各々の重なり部分の分光反射率RKM(λ)を求める。
そして、拡張ノイゲバウア原色算出部1111は、求めた分光反射率RKM(λ)を、(5)式を用い、光学濃度ODKM(λ)に変換する。
拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、 ユーザが入力したそれぞれのインキに対応する濃度階調領域の各々の出現率関数a1(s)、a2(s)、a3(s)、…、am(s)を、濃度階調出現率テーブルデータベース104Aから読み出す。
そして、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、濃度階調領域の各々の出現確率関数に対し、指定された指令網点面積率を代入し、網点における濃度階調領域の各々の出現率を算出する。
次に、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、重ね合わせるインキの種類数と、それぞれの濃度階調領域の数に応じて作成された濃度階調出現率テーブルデータベース104Aの図5のテーブルから、単次の出現率と副次の出現率との各々の計算式を読み込む。
そして、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、それぞれの計算式に対し、すでに出現率関数から計算した濃度階調領域の各々の出現率を、単次の出現率と副次の出現率との各々の計算式に代入して、領域Q1から領域Q9までの出現率を算出する。
光学濃度算出部1113は、領域Q1から領域Q9までの出現率(単次及び副次の出現率)の各々を、領域Q1から領域Q9の対応する領域の各々の光学濃度に乗算し、乗算結果を加算することにより、予測光学濃度OD(λ)を算出する。
分光反射率算出部1114は、光学濃度算出部1113が算出した予測光学濃度OD(λ)を、上記(7)式を用い、予測分光反射率RD(λ)に変換する。
色予測テーブル作成部109は、この予測分光反射率RD(λ)に基づき、観測光源を定めて、三刺激値XYZやCIELAB値等を算出し、再現色の予測を行う色予測テーブルを作成するとともに、色予測テーブルを逆変換して色分解テーブルを作成し、出力部110を介して出力する。
また、本実施形態は、複数のインキで印刷した際、印刷部分の分光反射率を、それぞれのインキの濃度階調領域の各々が重なりあった部分の分光光学濃度に対し、重なり合った部分の出現率をそれぞれを乗算し、乗算した結果を加算することにより印刷部分の予測光学濃度OD(λ)とし、この予測光学濃度OD(λ)を分光反射率に変換することで予測分光反射率RD(λ)を求めている。
これにより、本実施形態によれば、網点を形成する濃度階調領域の光学濃度と濃度階調領域の各々の出現率との対応関係により、複数のインキの各々の指令網点面積率により形成された、複数のインキの網点からなる印刷部分における濃度階調領域の重なりの組合わせ毎の光学濃度を求め、この光学濃度から分光反射率を求めることができるため、面積変調階調と、濃度変調階調との双方の色表現を有するグラビア印刷等における印刷物の色予測を容易に行うことができる。
そして、拡張ノイゲバウア原色出現率算出部1112は、出現率関数a1(s)、a2(s)、a3(s)、…、am(s)の各々に対し、インキの指定された任意の指令網点面積率sを代入し、出現率を求める。
そして、光学濃度算出部1113は、各々のインキに対応した(6)式に対し、出現率関数a1(s)、a2(s)、a3(s)、…、am(s)の各々から求めた出現率を代入し、指令網点面積率に対応した印刷部分の算出光学濃度OD’KM(s,λ)を算出する。分光反射率算出部1114は、算出光学濃度OD’KM(s,λ)を予測光学濃度OD(λ)とし、この予測光学濃度OD(λ)を予測分光反射率RD(λ)に変換して出力する。
以下、本発明の第3の実施形態について、図面を参照して説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態による色予測装置1Bの構成例を示すブロック図である。この図9において、色予測装置1Bは、入力部101、濃度階調分光反射率算出部102、濃度階調出現率算出部103、濃度階調出現率テーブルデータベース104、測定分光反射率データベース105、吸収係数・散乱係数データベース106、分光反射率予測部108、濃度階調分光光学濃度算出部102A、濃度階調出現率算出部103A、濃度階調出現率テーブルデータベース104A、光学濃度予測部111、色予測テーブル作成部109、出力部110、重み係数算出部112、重み係数データベース113及び混合予測部114を備えている。
第3の実施形態の色予測装置1Bは、第1の実施形態の色予測装置1と、第2の実施形態の色予測装置1Aの構成との双方を備えている。また、色予測装置1Bには、色予測装置1及び色予測装置1Aの各々の構成に加え、重み係数算出部112、重み係数データベース113及び混合予測部114が備えられている。
以下、重み係数算出部112、重み係数データベース113及び混合予測部114と、第1の実施形態及び第2の実施形態の各々と異なる動作について説明する。
そして、重み係数算出部112は、予測分光反射率R(λ)及び予測分光反射率RD(λ)の各々を以下の(8)式に対して代入し、この重み係数wにおける予測分光反射率RW(λ)を算出する。
そして、重み係数算出部112は、式(9)に従って、重み係数wにおける予測分光反射率RW(λ)と測定分光反射率Rs(λ)との平均二乗誤差RMSEを算出する。
このとき、分光反射予測部108は、第1の実施形態に説明した処理により、複数のインキの印刷部分の各々の予測分光反射率R(λ)を算出する。
同様に、光学濃度予測部111は、第2の実施形態に説明した処理により、複数のインキの印刷部分の各々の予測分光反射率RD(λ)を算出する。
重み係数算出部112は、重み係数wを求める処理が収束した場合、この重み係数wを重み係数データベース113に書き込んで記憶させる。
図10のフローチャートにおけるステップS1からステップS8までは、第1の実施形態におけるステップS1からステップS8と同様である。
また、図10のフローチャートにおけるステップS14からステップS19までは、第2の実施形態におけるステップS14からステップS19と同様である。
上述したステップ以外のステップS30及びステップS31について、以下に説明する。
混合予測部114は、重み係数wを重み係数データベース113から読み出す。
そして、混合予測部114は、分光反射率予測部108の算出した予測分光反射率R(λ)と、光学濃度予測部111が算出した予測分光反射率RD(λ)とを、重み係数wにより混合して、混合予測分光反射率RW(λ)を算出する。
色予測テーブル作成部109は、この混合予測分光反射率RW(λ)に基づき、観測光源を定めて、三刺激値XYZやCIELAB値等を算出し、再現色の予測を行う色予測テーブルを作成するとともに、色予測テーブルを逆変換して色分解テーブルを作成し、出力部110を介して出力する。
これにより、本実施形態によれば、第1の実施形態及び第2の実施形態に比較して、より実測値の分光反射率に近い予測分光反射率として混合予測分光反射率RW(λ)を求めることができるため、面積変調階調と、濃度変調階調との双方の色表現を有するグラビア印刷等における印刷物の色予測を高い精度で容易に行うことができる。
また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
Claims (14)
- 指令網点面積率と、当該指令網点面積率でインキを印刷することにより形成される網点が含む濃度階調領域と、当該濃度階調領域の各々の出現率との関係に基づき、供給される前記指令網点面積率に対応する濃度階調領域及び当該濃度階調領域の出現率とを求める濃度階調出現率算出部と、
濃度階調領域及び当該濃度階調領域の各々の出現率と、分光反射率との対応関係を示す計算モデルにより、前記指令網点面積率により形成された網点による再現色を示す分光反射率を、出現する前記濃度階調領域及び当該濃度階調領域の前記出現率に基づいて算出する分光データ算出部と
を備えることを特徴とする色予測装置。 - 前記分光データ算出部が、
前記濃度階調領域及び当該濃度階調領域の各々の出現率と、前記濃度階調領域の分光反射率から求めた分光光学濃度との対応関係を示す計算モデルにより、前記指令網点面積率により形成された網点による再現色を示す分光光学濃度を算出する光学濃度算出部と、
前記分光光学濃度から、前記再現色の前記分光反射率を算出する分光反射率算出部と
を有することを特徴とする請求項1に記載の色予測装置。 - 請求項1に記載の計算モデルが、指令網点面積率によるインキが印刷された印刷部分の網点が含む前記濃度階調領域毎に、当該濃度階調領域の分光反射率と当該濃度階調領域の前記出現率とを乗算した結果を加算して、前記指令網点面積率の印刷部分の分光反射率を算出する式であり、
前記指令網点面積率と、前記濃度階調領域の出現率との対応関係を示す対応関数が予め書き込まれて記憶されている出現率テーブルデータベースを
さらに、含み、
前記分光データ算出部が、前記出現率テーブルデータベースから、前記指令網点面積率に対応する前記濃度階調領域の分光反射率と、当該濃度階調領域の出現率を読み出し、前記計算モデルにより、前記指令網点面積率に対応する前記印刷部分の分光反射率を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の色予測装置。 - 請求項2に記載の計算モデルが、指令網点面積率によるインキが印刷された印刷部分の網点が含む前記濃度階調領域毎に、当該濃度階調領域の分光光学濃度と当該濃度階調領域の前記出現率とを乗算した結果を加算して、前記指令網点面積率の印刷部分の分光光学濃度を算出する式であり、
前記指令網点面積率と、前記濃度階調領域の出現率との対応関係を示す対応関数が予め書き込まれて記憶されている出現率テーブルデータベースを
さらに、含み、
前記分光データ算出部が、前記出現率テーブルデータベースから、前記指令網点面積率に対応する前記濃度階調領域の分光光学濃度と、当該濃度階調領域の出現率を読み出し、前記計算モデルにより、前記指令網点面積率に対応する前記印刷部分の分光光学濃度を求める
ことを特徴とする請求項2に記載の色予測装置。 - 前記インキをベタで印刷した印刷部分を測定した分光反射率から吸収係数及び散乱係数を求め、求めた当該吸収係数及び当該散乱係数により、前記濃度階調領域のインキの厚さに対応する前記濃度階調領域毎の濃度階調分光反射率をクベルカ・ムンクの式により算出し、前記印刷部分の実測の分光反射率と、前記濃度階調分光反射率を用いて前記計算モデルにより算出する分光反射率との差が最小となるように、請求項1に記載の計算モデルにおける前記出現率をフィッティングし、得られた前記濃度階調領域毎の出現率を用い、当該濃度階調領域毎の指令網点面積率と、指令網点面積率にて出現する濃度階調領域の出現率との関係を示す前記対応関数が求められている
ことを特徴とする請求項3に記載の色予測装置。 - 前記インキをベタで印刷した印刷部分を測定した分光反射率から吸収係数及び散乱係数を求め、求めた当該吸収係数及び当該散乱係数により、濃度階調領域のインキの厚さに対応する濃度階調領域毎の濃度階調分光光学濃度をクベルカ・ムンクの式により算出し、前記印刷部分の実測の分光反射率から求めた分光光学濃度と、前記濃度階調分光光学濃度を用いて前記計算モデルにより算出する分光光学濃度との差が最小となるように、請求項2に記載の計算モデルにおける前記出現率をフィッティングし、得られた前記濃度階調領域毎の出現率を用い、当該濃度階調領域毎の指令網点面積率と、指令網点面積率にて出現する濃度階調領域の出現率との関係を示す前記対応関数が求められている
ことを特徴とする請求項4に記載の色予測装置。 - 前記インキが複数の原色のインキを複数混合した特色インキの場合、特色インキに含まれる原色インキの比率に応じて吸収係数及び散乱係数の各々を加算し、特色インキの吸収係数及び散乱係数を求める
ことを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の色予測装置。 - 複数のインキの網点から形成される再現色を推定する場合、各々の網点における前記濃度階調領域の重なり合う領域の組合わせを求め、網点が他の網点の上部に印刷された前記重なる領域における分光反射率を、前記吸収係数及び前記散乱係数と、下部に印刷されている前記他の網点における前記濃度階調領域の分光反射率を、印刷する下地の分光反射率としたクベルカ・ムンクの式により、前記重なり合う領域の各々の分光反射率を算出し、前記組合わせの前記重なり合う領域毎の分光反射率により前記再現色を推定する
ことを特徴とする請求項5に記載の色予測装置。 - 前記分光データ算出部が、
前記複数のインキの網点から形成される再現色を推定する場合、前記指令網点面積率による複数のインキの網点における前記濃度階調領域の出現率と、複数のインキの網点の各々における前記濃度階調領域が重なり合う領域の出現率とにより、前記複数のインキの前記印刷部分の分光反射率を求める
ことを特徴とする請求項8に記載の色予測装置。 - 複数のインキの網点から形成される再現色を推定する場合、各々の網点における前記濃度階調領域の重なり合う領域の組合わせを求め、網点が他の網点の上部に印刷された前記重なる領域における分光光学濃度を、前記吸収係数及び前記散乱係数と、下部に印刷されている前記他の網点における前記濃度階調領域の分光反射率を、印刷する下地の分光反射率としたクベルカ・ムンクの式により、前記重なり合う領域の各々の分光反射率より分光光学濃度を算出し、前記組合わせの前記重なり合う領域毎の分光光学濃度により前記再現色を推定する
ことを特徴とする請求項6に記載の色予測装置。 - 前記分光データ算出部が、
前記複数のインキの網点から形成される再現色を推定する場合、前記指令網点面積率による複数のインキの網点における前記濃度階調領域の出現率と、複数のインキの網点の各々における前記濃度階調領域が重なり合う領域の出現率とにより、前記複数のインキの前記印刷部分の分光光学濃度を求める
ことを特徴とする請求項10に記載の色予測装置。 - 前記請求項9の分光データ算出部を第1の分光データ算出部とし、前記請求項11の分光データ算出部を第2の分光データ算出部として設けられた色予測装置であり、
前記第1の分光データ算出部が直接に前記計算モデルから算出した前記分光反射率と、前記第2の分光データ算出部が前記請求項11に記載の分光光学濃度から求めた前記分光反射率とを、任意の比率で加算した加算結果を、前記指令網点面積率により印刷した印刷部分の分光反射率とする混合予測部を
さらに有することを特徴とする色予測装置。 - 指令網点面積率と、当該指令網点面積率でインキを印刷することにより形成される網点が含む濃度階調領域と、当該濃度階調領域の各々の出現率との関係に基づき、供給される前記指令網点面積率に対応する濃度階調領域及び当該濃度階調領域の出現率とを求める濃度階調出現率算出過程と、
濃度階調領域及び当該濃度階調領域の各々の出現率と、分光反射率との対応関係を示す計算モデルにより、前記指令網点面積率により形成された網点による再現色を示す分光反射率を、出現する前記濃度階調領域及び当該濃度階調領域の前記出現率に基づいて算出する分光データ算出過程と
を含むことを特徴とする色予測方法。 - コンピュータが、
指令網点面積率と、当該指令網点面積率でインキを印刷することにより形成される網点が含む濃度階調領域と、当該濃度階調領域の各々の出現率との関係に基づき、供給される前記指令網点面積率に対応する濃度階調領域及び当該濃度階調領域の出現率とを求める濃度階調出現率算出手段、
濃度階調領域及び当該濃度階調領域の各々の出現率と、分光反射率との対応関係を示す計算モデルにより、前記指令網点面積率により形成された網点による再現色を示す分光反射率を、出現する前記濃度階調領域及び当該濃度階調領域の前記出現率に基づいて算出する分光データ算出手段
として機能させるためのプログラム。
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