JP6208005B2 - 電動機の磁極位置推定装置、インバータ装置及び電動機システム - Google Patents

電動機の磁極位置推定装置、インバータ装置及び電動機システム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、インバータ駆動の電動機における各相電流に基づいて、電動機の磁極位置を推定する技術に関する。
従来から、電動機を適切に制御するために、磁極位置の検出が行われている。磁極位置の検出とは、電動機の電気角座標での位置である電気角位相を検出することである。磁極位置の検出には、ロータリーエンコーダ、レゾルバ、ホール素子等の位置センサを用いる方法もある。しかし、コストや構造上の制約の点から、位置センサを設けることができない場合もある。
そこで、位置センサを用いずに、電流や電圧情報から磁極位置を推定する方法が行われている。かかる方法としては、例えば、誘起電圧利用型と、インダクタンス利用型とがある。誘起電圧利用型は、電動機の速度に比例する誘起電圧を、電動機への入力電圧と電流より演算し、この誘起電圧に基づいて推定する手法である。これは、電動機の回転により発生する誘起電圧が、磁極位置である電動機の電気角に応じて変化することを利用した推定方法である。
このような誘起電圧利用型の場合、電動機の回転数が高い高速領域では十分な精度が得られる。しかし、回転数が低い低速領域では、誘起電圧の振幅が小さくなるか、発生しないため、停止時や低速時には正確な推定ができない。
一方、インダクタンス利用型は、電動機のインダクタンスを電流や電圧情報から算出し、磁極位置を推定する手法である。これは、電動機のインダクタンスが、電動機の電気角に応じて2倍の周期で変化することを利用した推定方法である。
インダクタンス利用型の推定方法として、例えば、駆動周波数に関係しないセンシングのための交流信号を電動機に印加し、電圧電流の関係から磁極位置を推定する方法がいくつか提案されている。
このようにインダクタンスを求めるために印加する交流信号の周波数は、キャリア周波数以下、数100Hz〜数kHz程度である。しかし、この場合、人の可聴域に電動機の電流リプル周波数が入るため、騒音が増加してしまう。
これに対処するため、特許文献1では、キャリア周期の半周期毎に、各相のPWM幅を制御することにより、キャリア周波数と同周波数の高周波電流を発生させ、騒音を抑制しながら磁極位置を推定する手法が提案されている。
特許第3454212号公報
上記のように、インバータ出力に含まれる高周波成分、あるいはキャリア周波数成分の高周波電流を利用して磁極位置を推定する方法は、高周波電圧によって流れる高周波電流が、インバータ出力の基本波成分の電圧に対して外乱となる。しかし、キャリア周波数は、電動機の回転速度に対して十分に大きいため、発生する高周波電流は、トルクに対する外乱とはならない。また、磁極位置推定においては、電流帰還値にローパスフィルタを付加する等の必要はない。よって、この方法は、制御システムとしての応答性が良好となるという利点がある。
但し、キャリア周波数の高周波電流の大きさは、電動機のパラメータに依存して決まる。このため、実用化の観点から考えると、キャリア周波数と同周波数の高周波電流を発生させることによる影響は、使用する電動機に応じて異なり、様々なシステムに対して汎用的に適用することが困難である。
より具体的には、突極性が小さい、あるいはインダクタンスが大きい電動機では、キャリア周波数の電流リプル成分が小さくなってしまうため、磁極位置推定のSN比が低下するという問題がある。さらに、キャリア周波数の半周期毎に、PWM幅を制御するという従来技術の場合、キャリア周波数が低い電動機の場合には、上記のように人の可聴域に及ぶ低周波数による騒音の問題が生じる。
本発明の実施形態は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、磁極位置推定のSN比を十分に確保しつつ、騒音を抑制できる電動機の磁極位置推定技術を提供することにある。
上記のような目的を達するため、本発明の実施形態は、以下のような特徴を有する。
(a) PWM信号パターンに従い直流を3相交流に変換するインバータ部により駆動される電動機に接続され、各相の電流値を検出する電流検出器
(b) 電動機の各相に高周波電流振幅が生じるように、3相のPWM信号のパルスの発生位相をシフトさせたPWM信号パターンを生成するPWM生成部
(c) 前記電流検出器が、前記PWM信号パターンの搬送波周期内における2種類の電圧ベクトル期間に2回ずつ、各相毎に検出した相電流の検出値に基づいて、各電圧ベクトル期間の2回の検出値の差分値から電流変化量を求める相電流検出部
(d) 前記相電流検出部が求めた第1の電圧ベクトル期間の検出による第1の相の電流変化量と、第2の電圧ベクトル期間の検出による第1の相の電流変化量及び第2の相の電流変化量に基づいて、電動機の磁極位置を推定する磁極位置推定部
実施形態の構成を示す機能ブロック図 電動機に適用されるインバータの一例を示す回路構成図 PWM生成部の内部構成例を示す機能ブロック図 一般的な三角波比較法によるデューティ生成の3相のデューティーパルスを示す説明図 実施形態における各相PWMの発生位相を示す説明図 PWM生成部の内部で上アーム側の3相PWM信号のパルスが生成される状態を示すタイミングチャート 実施形態におけるU相キャリアと各相PWM、各相電流、発生電圧ベクトル、電流検出タイミングを示すタイミングチャート 実施形態におけるPWM信号パターンを印加した場合の3相の2種類の電圧ベクトル期間の電流差分値と、位置センサにより検出された電動機の磁極位置を示す説明図 2θestから推定磁極位置θestを求める制御構成の一例を示す説明図 第2の実施形態の構成を示す機能ブロック図 デューティの増減による調整をした場合の各相PWMと各相電流を示す説明図 最小幅制御を行った各相のデューティを示す説明図
[第1の実施形態]
第1の実施形態を、図1〜図9を参照して説明する。
[構成]
[全体構成]
まず、本実施形態の全体構成を、図1を参照して説明する。図1は、電動機の磁極位置推定装置を含むシステムの構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態は、電流指令部1、電流制御部2、3相→dq座標変換部3、dq→3相座標変換部4、磁極位置推定部5、電圧検出器6、電動機7、PWM生成部8、インバータ部9、電流検出器11a、11b、11c、相電流検出部12を有する。
電流指令部1は、インバータ部9から電動機7へのd軸、q軸の電流指令値を生成する処理部である。電流制御部2は、電流指令値と、3相→dq座標変換部3より与えられるd軸電流、q軸電流との差分に基づいて、PI制御又はPID制御を行うことにより、電圧指令値を生成する処理部である。
3相→dq座標変換部3は、磁極位置推定部5により推定された磁極位置θestに基づいて、相電流検出部12により検出された検出電流値を、dq軸電流に変換する処理部である。
dq→3相座標変換部4は、磁極位置推定部5により推定された電動機7の磁極位置θestに基づいて、d軸、q軸電圧指令値を、3相電圧指令値に変換する処理部である。
磁極位置推定部5は、後述する原理により、相電流検出部12が検出した電流値に基づいて、推定磁極位置θestを求める処理部である。
電圧検出器6は、インバータ部9に供給する直流電源10の電圧を検出する処理部である。電動機7は、本実施形態により制御され、磁極位置θを推定される電動機である。
PWM生成部8は、3相電圧指令値に基づいて3相ハイ側とロウ側のPWM信号を生成し、インバータ部9にゲート駆動信号を出力する処理部である。インバータ部9は、供給された直流電源10と与えられたゲート駆動信号に基づいて、電動機7を駆動する3相交流電圧を発生させる装置である。インバータ部9、PWM生成部8の構成の詳細については、後述する。
電流検出器11a、11b、11cは、電動機7に流れる電流に応じた信号を検出する装置である。電流検出器11a、11b、11cとしては、例えば、シャント抵抗、CTを用いることができる。この電流検出器11a、11b、11cは、インバータ部9の出力部に直列に設置される場合と、インバータ部9の下側スイッチング素子と直流電源10の下側との間に設置する場合がある。
相電流検出部12は、PWMキャリアの搬送波周期に同期した電流検出タイミング信号に基づいて、電流検出器11a、11b、11cに発生する各相電流信号を、所定のタイミングで検出する処理部である。この相電流の検出処理の詳細は、後述する。
[インバータ部]
インバータ部9は、複数のスイッチング素子が3相ブリッジ接続され、これらのスイッチング素子をPWM信号パターンに従ってオンオフ制御することにより、直流を3相交流に変換する回路である。
このインバータ部9は、例えば、図2に示すように、スイッチング素子とダイオードを並列に接続した一対の単位セルが直列に接続され、一方のセルが、直流電源10から見て正側、他方のセルが負側となっている。スイッチング素子としては、MOSFET、IGBT、パワートランジスタ、SiC、GaN等のワイドギャップ半導体等を使用することができる。
一対の単位セルは、3相に対応して3つが、直流電源10に対して並列に接続されている。以下、正側の単位セルを上アーム、負側の単位セルを下アームとする。また、「上アーム」を「正側のアーム」、「下アーム」を「負側のアーム」と読み替えても同義である。さらに、上アームと下アームとの接続点は、出力端子となり、電動機7に接続されている。
[PWM生成部]
PWM生成部8は、図3に示すように、デューティ生成部13、パルス形成部14を有する。デューティ生成部13は、3相電圧指令値及び直流電源10の電圧値に基づいて、各相のパルス幅の割合であるデューティを決定する処理部である。パルス形成部14は、各相のデューティに基づいて、インバータ部9のスイッチング素子を駆動するゲート駆動信号として、各相のPWM信号パターンを生成する処理部である。このPWM信号生成部8の処理の詳細については、後述する。
[作用]
以上のような本実施形態の作用は、以下の通りである。まず、図1に示すように、電流指令部1は、生成した電流指令値Id_ref,Iq_refを、電流制御部2に出力する。電流制御部2は、上記電流指令値と3相→dq座標変換部3より与えられるd軸電流Id、q軸電流Iqとの差分に基づいて、PI又はPID制御を行う。これにより、電流制御部2は、電圧指令値Vd、Vqを生成し、dq→3相座標変換部4に出力する。
dq→3相座標変換部4は、後述するように、磁極位置推定部5より求められた電動機7の推定磁極位置θestにより、d軸、q軸電圧指令値Vd、Vqを3相電圧指令値Vu、Vv、Vwに変換し、PWM生成部8に出力する。
PWM生成部8は、3相電圧指令値Vu、Vv、Vwに基づいて、3相ハイ側とロウ側のPWM信号パターンを生成し、インバータ部9を構成する各相スイッチング素子にゲート駆動信号を出力する。
インバータ部9には、直流電源10が供給され、上記のように与えられたゲート駆動信号に基づいて生成される3相交流電圧により、電動機7を駆動する。電流検出器11a、11b、11cは、電動機7に流れる各相の電流を検出し、相電流検出部12に出力する。
相電流検出部12は、PWMキャリアの搬送波周期に同期した電流検出タイミング信号に基づいて、電流検出器11a、11b、11cに発生する各相電流信号を1搬送波周期内において、2種の電圧ベクトルが発生している期間においてそれぞれ2回検出する。つまり、合計で1搬送波周期内で4回検出する。この検出を3相の各相毎に行うため、検出タイミングは、合計12となる(図7参照)。
そして、相電流検出部12は、1つの電圧ベクトルの区間で検出した2種の電流の3相の差分値ΔIu1、ΔIv1、ΔIw1、他の1つの電圧ベクトルの区間で検出した2種の電流の3相の差分値をΔIu2、ΔIv2、ΔIw2を求めて、磁極位置推定部5に出力する。また、相電流検出部12は、4回の検出値のいずれか、例えば、電圧ベクトルの1区間の最初の検出値を、Iu、Iv、Iwとして、3相→dq座標変換部3に出力する。
磁極位置推定部5は、各相毎の電流差分値ΔIu1、ΔIu2、ΔIv1、ΔIv2、ΔIw1、ΔIw2を用いて、推定磁極位置θestを演算する。また、3相→dq座標変換部3は、上記推定磁極位置θestにより検出電流値Iu、Iv、Iwをdq軸電流Id、Iqに変換し、電流制御部2に出力する。
ここで、上記のようなパルス生成処理、電流検出処理及びこれを前提とした磁極位置推定処理の詳細を、図4〜図9を参照して説明する。
[パルス生成処理]
まず、PWM生成部8によるパルス生成処理を説明する。例えば、3相のPWM信号パターンの各デューティが一律50%である場合、一般的な三角波比較法によるデューティ生成では、図4に示すような3相のパルスが得られる。この図4では、各相パルスの発生基準位相及びデューティが増減する方向が揃っているので、インバータ部9では全相オン又は全相オフ状態に対応する。
この場合、PWM制御周期の1周期の全区間において、電動機7であるモータの各相端子間には電圧が印加されず、各相電流はゼロである。つまり、このような状態では、高周波電流振幅となる電流リプルが生じないため、電流検出に基づくインダクタンスを利用した磁極位置検出ができない。
一方、本実施形態においては、各相パルスの発生位相をシフトさせることにより、図4とは異なるようにパルスを生成する。つまり、3相のPWM信号パターンのうち1相については、搬送波周期の任意の位相を基準として遅れ側、進み側の双方向にデューティを増減させ、他の1相については、搬送波周期の任意の位相を基準として遅れ側、進み側の一方向にデューティを増減させ、残りの1相については、搬送波周期の任意の位相を基準として前記方向とは逆方向にデューティを増減させる。
このようなパルス生成処理の一例を、図5を参照して説明する。図5では、PWMキャリアとして三角波を示しており、当該三角波のボトムを、周期の中心位相としている。なお、中心位相がピークとなる三角波、すなわち波形が逆相の三角波を用いても良い。
そして、U相パルスについては、前記中心位相を基準位相として、パルス幅を増加させる場合は、図中、遅れ側、進み側という両側に延びるように、パルスを生成する。また、V、W相パルスについては、同じく、前記中心位相を基準位相として、パルス幅を増加させる場合は、それぞれ図中右側である進み側、左側である遅れ側に延びるように、パルスを生成する。
この場合、電動機7の各相端子間の電圧を考えると、図5に示す1周期内は、4つの区間(1)〜(4)に分けられる。区間(1)では、W相のみがオンである。このため、電圧ベクトルはV5(001)であり、W→UV相間に直流電圧Vdcが印加され、W相電流は電動機7のインダクタンスによる傾きで増加する。この時、U、V相端子には負電圧が印加されるのでU相電流、V相電流は減少する。
次に区間(2)では、U、W相がオンである。このため、電圧ベクトルは、V6(101)であり、UW→V間相に直流電圧Vdcが印加される。この区間ではU相電流とW相電流が増加し、V相電流が減少する。
これと同様に、区間(3)では、電圧ベクトルV2(110)が与えられ、区間(4)では電圧ベクトルV3(010)が与えられ、電流が流れる。そして、区間(1)〜(4)の合計として、各相電流の増加減少の結果、3相とも平均電流はゼロとなり、図4に示すPWM信号パターンと同様の電動機電流となる。違いは、各相にキャリア周波数の電流リプルが生じる点である。
つまり、3相PWMのパルスの発生位相を、図5に示すようにシフトすることによって、3相電流の平均値は変えずに、キャリア周波数の高周波電流振幅を与えることができる。
次に、図5に示すパターンでPWMパルスを発生させる作用について、図6及び図7を参照して説明する。dq→3相座標変換部4で決定された3相電圧指令値Vu、Vv、Vwは、検出した直流電圧値からデューティ生成部13により各相のデューティ値Du、Dv、Dwに変換される。
各相デューティDu、Dv、Dwは、パルス形成部14に与えられ、搬送波とのレベルが比較されることで、3相のPWM信号が生成される。また、3相のPWM信号を反転させた下アーム側の信号も生成されて、必要に応じてデッドタイムが付加された後、それらがインバータ部9に出力される。
図6は、PWM生成部8の内部で上アーム側の3相PWM信号(U+、V+、W+)のパルスが生成される状態を示すタイミングチャートである。なお、この図6は、図5、図7と異なり、キャリアに対して、V相のパルスが中央配置となり、右側の進み側がW相のパルス、左側の遅れ側がU相のパルスとなっているが、原理的には同じである。
デューティ生成部13より入力された各相デューティDu、Dv、Dwは、パルス形成部14に入力され、U、V、W各相それぞれのキャリア(搬送波)とのレベルが比較された結果、各相のPWM信号U+、U−、V+、V−、W+、W−が生成される。
ここで、上記のPWM信号の生成処理の詳細を、図6を参照して説明する。本実施形態では、各相毎に異なる波形のキャリアを使用することにより、各相のパルスのシフトを生じさせている。例えば、V相キャリアは三角波であり、U相キャリアは下降する鋸歯状波であり、W相キャリアはU相に対して逆相となる上昇する鋸歯状波である。そして、これらの位相は、U相キャリアの振幅レベルが最小となり、V相キャリアの振幅レベルが最小、W相キャリアの振幅レベルが最大となる位相が一致するように出力される。
これらのキャリアは、互いに同期してカウント動作を行う3つのカウンタで生成でき、この図6の例では、U相はダウンカウンタ、V相はアップダウンカウンタ、W相はアップカウンタ、となる。但し、アップダウンカウンタが、カウント動作を行う周波数は、その他のカウンタの2倍となる。キャリア周期は、例えば50μsecとする。
そして、パルス形成部14では、各相デューティDu、Dv、Dwと各相キャリアとのレベルをそれぞれ比較して、(デューティ)>(キャリア)となる期間にハイレベルパルスを出力する。
その結果、図6に示すように、U相キャリアの振幅最小位相である三角波の谷を基準位相とすると、U相のPWM信号パルスU+は、基準位相を立ち下がりとしていて、図中左側である遅れ方向側に増減するようにパルス幅が変化する。V相のPWM信号パルスV+は、基準位相から遅れ、進みの両方向側に増減するようにパルス幅が変化する。W相のPWM信号パルスW+は、基準位相を立ち上がりとし、ここから、図中右側である進み方向側に増減するようにパルス幅が変化する。
[電流検出処理]
次に、相電流検出部12による電流検出処理を説明する。相電流検出部12は、PWM生成部8から電流検出タイミング信号(例えば、U相キャリア)が与えられており、電流検出タイミング信号に従い、3相の電流を検出するタイミングを決定する。この検出タイミングは、上記の通り、PWM信号のキャリア1周期内における固定された4点のタイミングであって、2種類の電圧ベクトル期間において、それぞれ相電流を2回検出するように設定されている。
図7に、U相のキャリアと各相パルス、電流検出タイミングを示す。電流検出は、搬送波1周期内で、3相電流を検出するタイミングT1、T2、T3、T4の信号が与えられ、4回行う。
例えば、U相キャリアの振幅最大位相を基準位相として、ダウンカウントを開始してからカウント値がゼロに達する以前の期間内に、タイミングT1,T2を設定し、カウント値がゼロに達してアップカウントに転じた後、カウント値が最大値に達する以前の期間内にタイミングT3,T4を設定する。
相電流検出部12は、このように検出タイミングを設定し、T1とT2の検出電流の差分値を求めることで、ΔIu1、ΔIv1、ΔIw1を演算する。同様に、T3とT4の検出電流の差分値を求めることで、ΔIu2、ΔIv2、ΔIw2を演算する。なお、T1とT2のタイミングは、3相のPWMがオンしている期間、図7では、U相とV相がオンしている期間で最大の幅がとれるように設定する。
同様に、T3とT4のタイミングは、図7では、U相とWがオンしている期間で最大の幅がとれるように設定する。なお、差分時間T2−T1とT4−T3は、同じ時間を設定する。また、相電流検出部12が電流検出タイミングを決定するために参照するキャリアは、U相に限らず、V、W相のキャリアであっても良い。
[推定処理]
さらに、磁極位置推定部5による磁極位置の推定処理を説明する。図8は、一例として、電動機7として埋め込み磁石型永久磁石電動機を適用し、本実施形態によるPWM信号パターンを印加した場合の3相の電圧ベクトルV2(110)期間の電流差分値ΔIu1、電圧ベクトルV6(101)期間の電流差分値ΔIu2、ΔIw2と、位置センサにより検出された電動機7の磁極位置θ(電気角)を示している。
この図8に示すように、各電流差分値は、磁極位置θに対して2倍の2θに応じて変化している。電流差分値は、突極性を持つ電動機7については、当該電動機7の磁極位置を示す情報を含んでいる。このため、上記のように求めた電流差分値から、以下の式により推定値である2θestを求めることができる。
Figure 0006208005
Figure 0006208005
推定された2θestから推定磁極位置θestを算出する方法は様々ある。例えば、図9に示すような手法によって演算できる。(2)式の推定値2θestと最終的に求まる推定磁極位置θestの2倍の周波数の角度信号の差をとり、これがゼロになるようにPI制御部に入力し、推定速度ωestを求める。さらに、推定速度ωestを積分することで、推定磁極位置θestを求める。
[効果]
以上のような本実施形態では、3相ブリッジ接続された複数のスイッチング素子を所定のPWM信号パターンに従いオンオフ制御することで、直流を3相交流に変換するインバータ部9を介して、電動機7を駆動する際に、PWM信号生成部8が、電動機7の磁極位置に追従するように、3相のPWM信号パターンを生成する。
そして、相電流検出部12は、キャリア周期内における固定された4点のタイミングT1、T2、T3、T4で3相の電流をそれぞれ2回検出し、電流差分値を求める。磁極位置推定部5は、それらの電流差分値に基づいて、電動機7の推定磁極位置θestを求めることができる。特に、電流の差分値をとるための検出ポイントを、キャリアの谷付近としているので、検出すべき2種の電圧ベクトルの領域を検出ポイントとすることができる。
したがって、電動機7の電気的特性に依存することなく、ゼロ速度を含む極低速領域においても、位置センサレス方式により、推定磁極位置θestを精度良く求めることが可能となる。このため、電動機7の電気的特性が異なる様々なシステムであっても、本実施形態を容易に適用することができる。
[第2の実施形態]
[構成]
本実施形態は、基本的には、上記の第1の実施形態と同様の構成である。このため、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分について以下に説明する。
まず、本実施形態は、図10に示すように、PWM生成部8が、デューティ調整部15を有する。デューティ調整部15は、デューティ生成部13により生成された3相PWMパターンのデューティを、3相一律の値で増加又は減少させることにより調整し、パルス形成部14に出力する処理部である。この調整処理は、電流リプルの増減を目的とするものであり、電動機7を駆動するためのインバータ出力電圧は維持される。
つまり、デューティ調整部15は、PWM信号のキャリア周波数が高くなるのに応じて、3相のPWM信号パターンのデューティを一律に増加させたり、PWM信号のキャリア周波数が低くなるのに応じて、3相のPWM信号パターンのデューティを一律に減少させたりすることができる。このようなデューティ調整処理の詳細は、以下の作用で説明する。
[作用]
以上のような本実施形態の作用は、以下の通りである。まず、上記の実施形態による推定方式においては、電流差分値が大きくなるほど、磁極位置の推定精度が向上し、また、S/N比が高くなる。一方、電流差分値を大きくするために、キャリア周波数の電流リプルを増加させると、PWMキャリア周波数に応じた騒音や電磁ノイズが上昇することに繋がる。
ここで、図11に示すように、各相のPWMのパルス幅を、図5に示したパターンと比べて一律に減少させると、高周波電流振幅が減少する。このため、電流差分値も減少し、図4に示した電流ゼロのケースと、図5に示すケースとの中間付近となる。電流の差分値は、大きいほど磁極位置の検出のためのS/N比が大きくなる。電流差分値を大きくするためには、電流の傾きを大きくするか、電流微分時間、つまり2つの電流検出点の間隔を長く確保する必要がある。
電流の傾きは、電動機7のインダクタンスによって決まる。このため、インダクタンスの小さな電動機7では、電流変化が大きいため、必要十分なS/N比をとるための電流微分時間は小さくすることができる。しかし、インダクタンスが大きい電動機7では、電流変化が小さいため、電流微分時間をある程度長くとる必要がある。
ここで、必要十分なS/N比を得るための微分時間を、ΔTminとする。この微分時間は、キャリア周波数とは無関係で、電動機7の電気的、磁気的特性、電流検出のレンジで決まる。
例えば、ΔTminが5μsecであり、キャリア周波数10kHz、キャリア周期100μsecの場合を考える。この場合、ΔTminを与えるために必要な最小のU相PWM幅は、2ΔTmin=10μsecとなる。このように、中央に配置したパルスの最小幅が、制約条件となる。これらが達成されるように、デューティ調整部15は、次式の演算で各相のデューティに増減処理を行う。
Figure 0006208005
Figure 0006208005
Figure 0006208005
ここで、上記式の各変数は以下の通りである。
ΔTmin[sec]:必要十分なS/N比を得るための微分時間
Tpwm[sec]:キャリア周期
Du、Dv、Dw[%]:各相のデューティ値(補正前)
Du’、Dv’、Dw’[%]:各相のデューティ値(補正後)
上記の(3)〜(5)式の演算を行ったDu’、Dv’、Dw’の通電角に対する波形を、図12に示す。図12は、縦軸が各相のパルス幅、横軸が電気角である。この図12に示すように、3相のデューティの最小値が、常に2ΔTminとなっている。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、デューティ調整部15が、上記演算を行うことによって、常に最小のパルス幅が2ΔTminとなり、電流微分に必要最小限の高調波電流のみを流すことができる。なお、この最小のパルス幅の値は、キャリア周波数が異なれば変化する。具体的には、キャリア周波数が低くなると相対的に電流微分時間のための電圧ベクトル発生期間は少なくなり、キャリア周波数が高い場合、電流微分時間のための電圧ベクトル発生期間が増加する。これにより、可聴域を避けるために高いキャリア周波数で駆動する場合でも、必要十分なS/N比を得るための高周波電流を流すことができる。
[他の実施形態]
本実施形態は、上記のような態様には限定されない。例えば、3相のPWMを発生させるために、3種のキャリアを用いずに、位相シフト機能等を利用してもよいし、1種のキャリアのデューティ設定タイミングや、パルス発生の比較極性等を変更するなどの方法を利用してもよい。
相電流検出部12が、キャリア周期内で3相の電流を検出するタイミングは、必ずしもキャリアのレベルが最小又は最大を示す位相を基準とする必要はない。3相の電流を、検出可能な範囲でキャリアの任意の位相に基づいて設定すればよい。2相の電流から他の1相の電流を推定する等、検出値、差分値等について推定値を用いる場合も、本発明の実施形態に含まれる。電流検出器6、相電流検出部12、磁極位置推定部5の処理に用いる実測値は、2相からのものとすることもできる。電流検出器6を2相分のみとして、装置を簡略化することもできる。
また、電流を検出するタイミングは、必ずしもPWMキャリアの周期に一致させる必要はない。例えば、キャリア周期の2倍や4倍の周期で検出を行っても良い。したがって、相電流検出部12に入力する電流検出タイミング信号は、キャリアから得られた信号そのものである必要はなく、別個のタイマで生成した信号であっても良い。
また、上記のような磁極位置推定装置を備えたインバータ装置、かかるインバータ装置と電動機を備えた電動機システムも、実施形態の一態様である。例えば、磁極位置推定装置を備えたシステムとして、空調機、洗濯機、洗濯乾燥機、昇降機、電動パワーステアリング装置、バイブリッド自動車の駆動装置を構成することができる。これらのシステムは、その運転において、磁極位置推定による高効率な運転と低騒音を両立する効果が得られる。また、前記磁極位置推定装置を備えたインバータ装置は、磁極位置センサを廃してシステムを構成できるため、磁極位置推定に基づく高効率な運転と、低騒音を両立しながら小型・低コストで実現することができる。
電流指令部1、電流制御部2、3相→dq座標変換部3、dq→3相座標変換部4、磁極位置推定部5、PWM生成部8、相電流検出部12は、コンピュータを所定のプログラムで制御することによって、若しくは専用の電子回路によって実現できる。この場合のプログラムは、コンピュータのハードウェアを物理的に活用することで、上記の各部の処理を実現するものである。上記の各部の処理を実行する方法、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体も、実施形態の一態様である。また、ハードウェアで処理する範囲、プログラムを含むソフトウェアで処理する範囲をどのように設定するかは、特定の態様には限定されない。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 電流指令部
2 電流制御部
3 3相→dq座標変換部
4 dq→3相座標変換部
5 磁極位置推定部
6 電圧検出器
7 電動機
8 PWM生成部
9 インバータ部
10 直流電源
11 電流検出器
12 相電流検出部
13 デューティ生成部
14 パルス形成部
15 デューティ調整部

Claims (7)

  1. PWM信号パターンに従い直流を3相交流に変換するインバータ部により駆動される電動機に接続され、各相の電流値を検出する電流検出器と、
    電動機の各相に高周波電流振幅が生じるように、3相のPWM信号のパルスの発生位相をシフトさせたPWM信号パターンを生成するPWM生成部と、
    前記電流検出器が、前記PWM信号パターンの搬送波周期内における2種類の電圧ベクトル期間に2回ずつ、各相毎に検出した相電流の検出値に基づいて、各電圧ベクトル期間の2回の検出値の差分値から電流変化量を求める相電流検出部と、
    前記相電流検出部が求めた第1の電圧ベクトル期間の検出による第1の相の電流変化量と、第2の電圧ベクトル期間の検出による第1の相の電流変化量及び第2の相の電流変化量に基づいて、電動機の磁極位置を推定する磁極位置推定部と、
    を有することを特徴とする電動機の磁極位置推定装置。
  2. 前記PWM生成部は、前記PWM信号パターンの搬送波周波数に応じて、3相のPWM信号パターンのデューティを一律に増加又は減少させるデューティ調整部を有することを特徴とする請求項1記載の電動機の磁極位置推定装置。
  3. 前記PWM生成部は、3相のPWM信号のうち1相については、前記搬送波周期の任意の位相を基準として遅れ側、進み側の双方向にデューティを増減させ、他の1相については、前記搬送波周期の任意の位相を基準として遅れ側、進み側の一方向にデューティを増減させ、残りの1相については、前記搬送波周期の任意の位相を基準として前記方向とは逆方向にデューティを増減させることにより、前記PWM信号パターンを生成することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動機の磁極位置推定装置。
  4. 前記PWM生成部における前記各相の基準が、搬送波の振幅レベルが最大又は最小となる位相に基づいて設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動機の磁極位置推定装置。
  5. 前記PWM生成部は、
    3相のPWM信号のうち1相については、三角波を搬送波として使用し、
    他の1相については、前記三角波の振幅が最大又は最小を示す位相に、振幅が最大を示す位相が一致する鋸歯状波を搬送波として使用し、
    残りの1相については、前記鋸歯状波に対して逆相となる鋸歯状波を搬送波として使用し、
    前記各相の基準を、各搬送波振幅の最大値又は最小値が全て一致する位相に基づいて設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動機の磁極位置推定装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁極位置推定装置と、
    前記PWM生成部に接続された前記インバータ部と、
    を有することを特徴とするインバータ装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の磁極位置推定装置と、
    前記PWM生成部に接続された前記インバータ部と、
    前記インバータ部に接続された前記電動機と、
    を有することを特徴とする電動機システム。
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