JP6207822B2 - ねじの締結構造 - Google Patents

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Description

この発明は、ねじの締結構造に関するものであり、特に、ねじを用いて取り付け部材を被締結部材に締結させるねじの締結構造に関するものである。
住宅や家屋を建築する場合においては、工場等で製造された種々の部材や部品が現場に搬入され、組み立てられる。部材や部品の取り付けについて、取り付け部材は、複数のねじによって、躯体側に設けられた被締結部材に締結され、取り付けられる。取り付け時において複数のねじを締め付ける際には、効率化を図ると共に一定の締め付けトルクとするために、例えば、電動のドリルドライバやエアドライバ等の締め付け工具が用いられる。
ここで、従来におけるねじの締結構造について、簡単に説明する。図10は、従来におけるねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。図10を参照して、ねじの締結構造101は、貫通穴102が設けられた平板状の取り付け部材103と、取り付け部材103が締結される被締結部材104と、取り付け部材103を被締結部材104に締結させるねじ105とを備える。貫通穴102を構成する穴壁面106は、板厚方向に真直ぐに延びる形状である。ねじ105の頭部107は、半球面状であり、いわゆるなべ頭形状である。ねじ105の頭部107の座面108は、平らである。また、取り付け部材103のうち、ねじ105の頭部107が位置する側となる一方側の面109も平らである。面109と座面108とは、面で当接するよう構成されている。すなわち、面109と座面108とは、いわゆる面接触となるように構成されている。
また、図11は、従来における他のねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。図11を参照して、ねじの締結構造111は、取り付け部材112と、被締結部材113と、ねじ114とを備える。ねじ114の頭部115は、いわゆる皿頭形状であり、座面118は、テーパ状である。取り付け部材112に設けられた貫通穴116を構成する穴壁面117は、板厚方向の途中部分までテーパ状となるように形成されている。そして、テーパ状の座面118とテーパ状の穴壁面117とが当接するように構成されている。この場合も、テーパ状の座面118とテーパ状の穴壁面117とが、面接触するように構成されている。また、このような構成によれば、ねじ114の頭部115を取り付け部材112の板厚方向の一方側の面119から突出させなくすることができる。
従来においては、このような構成で、ねじにより取り付け部材を被締結部材に締結することとしていた。ここで、ねじの構造については、例えば、特開平9−53619号公報(特許文献1)、および特開2000−266020号公報(特許文献2)に開示されている。特許文献1によると、ねじの製造時に使用される金型を安価で寿命の長いものとなるように、外周面に螺旋状のねじ山を形成した軸体と、軸体の一端に形成された頭部とからなる頭部埋没型ねじについて、頭部外周の軸体側に複数のカット刃を形成する構成としている。また、特許文献2によると、エアドライバでねじ込まれる際にネジ穴の拡大による締結力の低下の発生を防止するために、胴部の下端が鋭角的に形成されているネジにおいて、ネジ山の谷部からの高さが、頭部近傍において胴部下部のネジ山の谷部からの高さよりも大きく設定されていることを特徴としている。また、コストアップとなるが、ねじ頭下面にセレーション、すなわち、鋸場状の突起を設けたねじもある。このセレーションを設けたねじについては、削りかすが生じたり、取り付け部材が鋼板である場合には、錆が生じる問題がある。
特開平9−53619号公報 特開2000−266020号公報
ねじによって取り付け部材を被締結部材に締結して取り付ける際には、ある程度の高いトルクでねじを締め付ける必要がある。これは、被締結部材が木材やプラスチック等、比較的柔らかい部材、すなわち、硬度が低い材料で構成されていた場合や、この硬度についてばらつきがある材料で構成されていた場合、締め付け完了後も比較的低いトルクでねじを回すことができる場合があるため、ねじの回し過ぎによる空回り状態を防ぐためである。この空回り状態は、いわゆるねじバカと呼ばれる現象であり、締結力が損なわれた状態を意味する。このような状態となると、締結が不十分となり、被締結部材を交換するか、またはさらに太い径のねじを用いて、再び締結を行う必要がある。このような状況はもちろん、好ましくない。
また、ねじによって取り付け部材を被締結部材に締結して取り付ける際には、適切な締め付けトルクの範囲内でねじを締め付けることが重要である。ねじによる締結箇所が多数ある場合、それぞれの締結箇所における締結力をある一定の適切な範囲内に保つためには、締め付けトルクをある一定の適切な範囲内とする必要がある。しかし、例えば、節がある部分と節がない部分とが存在する木材が被締結部材であった場合、部材が取り付けられる側となる被締結部材の硬度が、場所によって異なることになる。このような硬度にばらつきがある材料で被締結部材が構成されている場合には、被締結部材のある箇所において締め付けトルクが設定された適切な範囲内となっても、他の箇所において締め付けトルクが設定された適切な範囲内とならないおそれがある。
図12は、従来のねじの締結構造における締め付けトルクとドリルドライバの回転数との関係を示すグラフである。図12中の縦軸は、締め付けトルクを示し、横軸は、ドリルドライバの回転数を示す。図12において、グラフの上側が、高い締め付けトルクを示し、グラフの右側が、速い回転数を示す。また、グラフの太線120aが、節がある部分の場合であり、グラフの細線120bが、節がない部分の場合である。
図12を参照して、節が無い部分の場合には、節がある部分の場合に比べて、全体的に締め付けトルクが低くなる傾向である。そして、節がある部分の適正な締め付けトルクの範囲と、節がない部分の適正な締め付けトルクの範囲とが、大きく異なり、重なり合う領域が全くない。このような状況においては、適正な締め付けトルクの範囲の設定が非常に困難となり、節がある部分と節がない部分との間で適正な締め付けトルクの範囲の設定を異ならせる場合も生ずるおそれがある。このような状況もできるだけ避けることが好ましい。
特に昨今においては、作業効率の向上、具体的には、ねじの締め付け作業のスピードアップが求められる観点から、ねじの締め付けについては、電動のドリルドライバやエアドライバといった高速回転によりねじを締め付ける締め付け工具が用いられる。このような締め付け工具を用いる場合には、より慎重なトルクの範囲の設定、すなわち、トルクの管理が必要となる。
この発明は、ねじによって取り付け部材を被締結部材に締結する際に、高速回転の締め付け工具を用いた作業効率の向上を図ると共に、高い締め付けトルクを確保することができ、かつ、適正な締め付けトルクの範囲の設定を容易に行うことができるねじの締結構造を提供することを目的とする。
この発明の一実施形態に係るねじの締結構造は、雄ねじが設けられた軸部、および軸部の一方端部に設けられた頭部を含むねじと、ねじの軸部を受け入れる受け入れ穴が設けられた取り付け部材とを備える。ここで、頭部の座面とこの座面に対向する穴壁面とは、傾斜して交差する位置関係にあり、一方側の面を構成する角部が、他方側の面に楔状に食い込んでいる。
このようなねじの締結構造によると、頭部の座面と受け入れ穴を構成する穴壁面とは、傾斜して交差する位置関係にあり、一方側の面を構成する角部が、他方側の面に楔状に食い込んでいるため、座面と穴壁面との間の摩擦抵抗を高くして、ねじの締め付け時の締め付けトルクを大きくすることができる。すなわち、頭部の座面と受け入れ穴を構成する穴壁面とは、傾斜して交差する位置関係にあるため、ねじを締め付けていくと、ねじの頭部の座面および受け入れ穴を構成する穴壁面のうち、一方側の面を構成する角部と他方側の面とがまず線接触する。そして、その後の締め付けによって、対向する座面および穴壁面のうちの一方側の面を構成する角部が他方側の面に楔状に食い込む。この食い込み時の接触部の摩擦抵抗によって締め付けトルクを高くすることができる。また、高くなった締め付けトルクについては、ねじと取り付け部材との接触部の摩擦抵抗に起因するため、被締結部材の締結箇所の間の硬度の差に関わらず、各締結箇所における適正な締め付けトルクの範囲の差を小さくすることができる。したがって、適正な締め付けトルクの範囲の設定を容易に行うことができる。
このような構成のねじの締結構造によれば、締め付けトルクの設定範囲を広げたり、設定された締め付けトルクの精度を緩和させることができるため、締め付け工具の選定に裕度を持たせることができる。また、被締結部材の締結箇所の間の硬度の差があったとしても、同じ締め付けトルクの範囲の設定でねじの締め付けを行うことができる。このような構成は、結果として、高速回転の締め付け工具を用いた締め付けや、効率的な締め付けを行うことができ、生産性の向上に繋がることとなる。
すなわち、本願発明者らは、従来においてねじの座面と座面に対向する面とが面接触するに際し、面によって荷重を受ける場合における締め付け時の滑りに起因するトルクの低下、そして、被締結部材の硬度の締め付け箇所による相違に起因する問題に着目し、鋭意検討の結果、ねじの座面に対して座面に対向する面を構成する角部、または座面に対向する面に対してねじの座面を構成する角部を楔状に食い込ませ、ねじと取り付け部材とを極めて狭い領域で接触させて局所荷重を生じさせ、被締結部材の締結箇所の間の硬度の差に関わらず、ねじと取り付け部材との間の摩擦抵抗の増加に伴う高い締め付けトルクを確保しようとし、安価な構成を実現しつつ、本願発明の構成を着想するに至ったものである。
なお、取り付け部材は、ねじよりも硬度が低い材料で構成されており、座面を構成する角部が、穴壁面に楔状に食い込んでいるよう構成してもよい。また、取り付け部材は、ねじよりも硬度が高い材料で構成されており、穴壁面を構成する角部が、座面に楔状に食い込んでいるよう構成してもよい。
また、座面および穴壁面のうちの少なくともいずれか一方は、テーパ状に延びる形状を含むよう構成してもよい。また、座面および穴壁面のうちのいずれか一方は、真直ぐに延びる形状であり、他方は、真直ぐに延びる形状に対してテーパ状に延びる形状を含む形状であるよう構成してもよい。
また、ねじによって取り付け部材が取り付けられる被締結部材を備え、取り付け部材は、板状であり、受け入れ穴は、取り付け部材を板厚方向に貫通しているよう構成してもよい。
また、取り付け部材の材質は、金属であり、被締結部材の材質は、木材、プラスチック、窯業系サイディング、セメント、およびアルミニウムのうちの少なくともいずれか一つであるよう構成してもよい。
このようなねじの締結構造によると、頭部の座面と受け入れ穴を構成する穴壁面とは、傾斜して交差する位置関係にあり、一方側の面を構成する角部が、他方側の面に楔状に食い込んでいるため、座面と穴壁面との間の摩擦抵抗を高くして、ねじの締め付け時の締め付けトルクを大きくすることができる。すなわち、頭部の座面と受け入れ穴を構成する穴壁面とは、傾斜して交差する位置関係にあるため、ねじを締め付けていくと、ねじの頭部の座面および受け入れ穴を構成する穴壁面のうち、一方側の面を構成する角部と他方側の面とがまず線接触する。そして、その後の締め付けによって、対向する座面および穴壁面のうちの一方側の面を構成する角部が他方側の面に楔状に食い込む。この食い込み時の接触部の摩擦抵抗によって締め付けトルクを高くすることができる。また、高くなった締め付けトルクについては、ねじと取り付け部材との接触部の摩擦抵抗に起因するため、被締結部材の締結箇所の間の硬度の差に関わらず、各締結箇所における適正な締め付けトルクの範囲の差を小さくすることができる。したがって、適正な締め付けトルクの範囲の設定を容易に行うことができる。
この発明の一実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す断面図である。 この発明の一実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す断面図であり、図1中のIIで示す部分を拡大して示す概略図である。 図1および図2に示すねじの締結構造における締め付けトルクとドリルドライバの回転数との関係を示すグラフである。 この発明の他の実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。 取り付け部材としての屋根パネル固定金物の外観を示す図であり、屋根パネル固定金物を側面から見た場合に相当する。 取り付け部材としての屋根パネル固定金物の外観を示す図であり、屋根パネル固定金物を正面から見た場合に相当する。 従来におけるねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。 従来における他のねじの締結構造の一部を示す概略断面図である。 従来におけるねじの締結構造における締め付けトルクとドリルドライバの回転数との関係を示すグラフである。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1および図2は、この発明の一実施形態に係るねじの締結構造の一部を示す断面図である。図2は、図1中のIIで示す部分を拡大して示す概略図である。なお、図1および図2において、紙面上側を上方とする。すなわち、図1および図2中の矢印Aは、上側から下側に向かっている。また、以下に示す図面において、理解の容易の観点から、部材のハッチングを省略している場合がある。
図1および図2を参照して、ねじの締結構造11は、板状の取り付け部材12と、取り付け部材12が締結される被締結部材13と、取り付け部材12を被締結部材13に締結させるねじ21とを備える。ねじの締結構造11は、屋根パネル等を取り付ける際に用いられる。取り付け時においてねじ21を締め付ける際には、効率効率の向上、具体的には、ねじの締め付け作業のスピードアップを図ると共に、一定の締め付けトルクとするために、例えば、電動のドリルドライバやエアドライバ等の締め付け工具が用いられる。
板状の取り付け部材12は、図1および図2における紙面左右方向に延びるような薄い平板状である。取り付け部材12は、ねじ21よりも硬度が低い材料、具体的には、ねじ21よりも硬度が低いスチール等の金属で構成されている。取り付け部材12の板厚、すなわち、図1および図2中の長さLで示される板厚方向の一方側の面14aと他方側の面14bとの間の板厚方向の距離は、例えば、約3.2mmが適用される。なお、一方側の面14aは、取り付け部材12の上側に位置する面であり、ねじ21の頭部が位置する側の面となる。また、面14a、14bは共に、平らである。すなわち、面14a、14bは共に、取り付け部材12の板厚方向に垂直な方向に真直ぐに延びている。
取り付け部材12には、後述するねじ21の軸部を受け入れる受け入れ穴としての貫通穴15が設けられている。貫通穴15は、取り付け部材12を板厚方向に貫通するように設けられている。貫通穴15を構成する穴壁面16は、取り付け部材12の板厚方向に対して傾斜して延びるテーパ状である。穴壁面16は、傾斜方向に真直ぐに延びている。貫通穴15は、丸穴状である。すなわち、図1中の矢印Aで示す上側から見た場合において、貫通穴15を構成する穴壁面16のうちの一方側の面14aとの境界17aおよび他方側の面14bとの境界17bは共に、円となる。穴壁面16の傾斜の角度、すなわち、図1および図2中の角度Bで示す他方側の面14bと穴壁面16とのなす角度は、60°となるように構成されている。また、図2中の角度Bで示す穴壁面16のテーパの角度も60°となるよう構成されている。
被締結部材13は、取り付け部材12よりも厚く構成されている。被締結部材13の材質は、木材である。具体的には、ホワイトウッドやベイツガが用いられる。被締結部材13のうち、取り付け部材12側に位置する面18は、平らである。すなわち、面18についても、面14a、14bと同様に、取り付け部材12の板厚方向に垂直な方向に真直ぐに延びている。なお、被締結部材13には、雄ねじ24に螺合する雌ねじ19が設けられている。
ねじ21は、雄ねじ24が設けられた軸部22、および軸部22の一方端部に設けられた頭部23を含む構成である。頭部23の径は、軸部22の径よりも大きい。頭部23の頂面25aには、十字状に凹む図示しない溝が設けられている。この溝にドライバ等の先端部を噛み合わせ、ねじ21を回転させる。なお、軸部22の径は、図2中の長さLで示され、頭部23の径は、図2中の長さLで示される。また、境界17aを構成する円の径は、長さLで示され、境界17bを構成する円の径は、長さLで示される。各長さについては、長さL<長さL<長さL<長さLの関係となる。
ここで、頭部23の座面25bと、貫通穴15を構成する穴壁面16とは、傾斜して交差する位置関係にあり、一方側の面を構成する角部が、他方側の面に食い込んでいる。この場合、頭部23の座面25bは、取り付け部材12の板厚方向に対して垂直な方向に延びる形状であり、穴壁面16は、取り付け部材12の板厚方向に対して傾斜して延びる形状であるため、傾斜して交差する位置関係にある。この場合、座面25bは、真直ぐに延びる形状であり、穴壁面16は、真直ぐに延びる形状に対してテーパ状に延びる形状である。また、取り付け部材12は、ねじ21よりも硬度が低い材料で構成されているため、図1および図2に表される図において、対向する座面25bおよび穴壁面16のうちの一方側の面となる座面25bを構成する角部26a、26bが、他方側の面となる穴壁面16に楔状に食い込むこととなる。角部26a、26bの食い込みについては、微小なので図示は省略している。この場合、角部26a、26bについては、座面25bと頂面25aによって構成されており、図1中の矢印Aで示す上側から見た場合において、角部26a、26bは、円状に連なっていることとなる。
このようなねじの締結構造11によると、頭部23の座面25bと貫通穴15を構成する穴壁面16とは、傾斜して交差する位置関係にあり、一方側の面となる座面25bを構成する角部26a、26bが、他方側の面となる穴壁面16に楔状に食い込んでいるため、座面25bを構成する角部26a、26bと穴壁面16との間の摩擦抵抗を高くして、ねじ21の締め付け時の締め付けトルクを大きくすることができる。すなわち、頭部23の座面25bと貫通穴15を構成する穴壁面16とは、傾斜して交差する位置関係にあるため、ねじ21を締め付けていくと、ねじ21の頭部23の座面25bを構成する角部26a、26bと貫通穴15を構成する穴壁面16とがまず線接触する。そして、その後の締め付けによって、座面25bを構成する角部26a、26bが、穴壁面16に楔状に食い込む。この食い込み時の接触部の摩擦抵抗によって締め付けトルクを高くすることができる。また、高くなった締め付けトルクについては、ねじ21と取り付け部材12との接触部の摩擦抵抗に起因するため、被締結部材13の締結箇所の間の硬度の差に関わらず、各締結箇所における適正な締め付けトルクの範囲の差を小さくすることができる。したがって、適正な締め付けトルクの範囲の設定を容易に行うことができる。
このような構成のねじの締結構造11によれば、締め付けトルクの設定範囲を広げたり、設定された締め付けトルクの精度を緩和させることができるため、締め付け工具の選定に裕度を持たせることができる。また、被締結部材13の締結箇所の間の硬度の差があったとしても、同じ締め付けトルクの範囲の設定でねじの締め付けを行うことができる。このような構成は、結果として、高速回転の締め付け工具を用いた締め付けや、効率的な締め付けを行うことができ、生産性の向上に繋がることとなる。
これについて説明する。図3は、図1および図2に示すねじの締結構造11における締め付けトルクとドリルドライバの回転数との関係を示すグラフである。図3に示すグラフは、図12に示すグラフに対応する。図3においては図12と同様に、グラフの上側が、高い締め付けトルクを示し、グラフの右側が、速い回転数を示す。また、グラフの太線27aが、節がある部分の場合であり、グラフの細線27bが、節がない部分の場合である。
図3および図12を参照して、被締結部材13において節がある部分の場合と節がない部分の場合とで、グラフの形状自体は似ている。そして、節が無い部分の場合には、全体的に締め付けトルクが低くなる傾向である。しかし、図12に示す場合と比較して、締め付けトルクの値自体は全体的に高くなっている。また、節がある部分の適正な締め付けトルクの範囲と、節がない部分の適正な締め付けトルクの範囲とは、ある程度の領域28で、重なり合う。このような状況においては、この重なり合った領域28を適正な締め付けトルクの範囲と設定することができる。すなわち、このような範囲の締め付けトルクとすれば、節がある場合にも、節がない場合にも、適正な締め付けトルクで締め付けることができる。
ここで、図10に示すねじの締結構造と図1に示すねじの締結構造において、締め付けの最大トルクを測定した。測定については、被締結部材となる垂木に対してねじを1/4回転ずつ締め込み、その間の最大トルクを計測した。取り付け部材としては、3.2mmの厚みの金属板(PL)を用い、被締結部材としては、ホワイトウッドを用いた。それぞれ試験体を3つ準備し、これらの平均をとった。図10に示すねじの締結構造においては、最大トルクとして、平均23kgf(キログラム重)・cmであった。これに対し、図1に示すねじの締結構造においては、最大トルクとして、平均36kgf・cmであった。この結果からも、締め付けトルクが高くなっていることが把握できる。また、図1に示すねじの締結構造について、引張応力の値、およびせん断応力の値の低下も見られず、締結力が十分であった。
以上より、このような構成によれば、ねじによって取り付け部材を被締結部材に締結する際に、高速回転の締め付け工具を用いた作業効率の向上を図ると共に、高い締め付けトルクを確保することができ、かつ、適正な締め付けトルクの範囲の設定を容易に行うことができる。
なお、角部26a、26bの板厚方向の位置については、できるだけ上側、すなわち、上側の面14aに近い側となることが好ましい。テーパ状の穴壁面16は、上側の面14aに向かって広がっている形状であるため、角部26a、26bを上側の面14aに近くすることにより、ねじ21と取り付け部材12との接触する領域を広くすることができる。したがって、締め付けトルクを高くすることができる。
なお、上記の実施の形態においては、図1および図2中の角度Bで示す穴壁面16の傾斜の角度は、60°となるように構成することとしたが、これに限らず、穴壁面の傾斜の角度を他の角度、例えば、45°となるよう構成してもよい。
図4は、この場合におけるねじの締結構造の一部を示す断面図であり、図1に相当する図である。なお、図4等以下に示す実施形態において、ねじ21や被締結部材13等、図1に示す実施形態と同じ構成である場合には、同一の符号を付して、それらの説明を省略する。
図4を参照して、この発明の他の実施形態に係るねじの締結構造31は、板状の取り付け部材32と、取り付け部材32が締結される被締結部材13と、取り付け部材32を被締結部材13に締結させるねじ21とを備える。
板状の取り付け部材32は、薄い平板状であって、板厚方向に貫通する貫通穴33が設けられている。貫通穴33を構成する穴壁面34は、取り付け部材32の板厚方向に対して傾斜して延びるテーパ状の第一の穴壁面35aと、取り付け部材32の板厚方向に対して平行な方向に延びる第二の穴壁面35bとから構成されている。第一の穴壁面35aが、ねじ21の頭部23側、すなわち、取り付け部材32の一方側となる上側の面36a側に位置し、第二の穴壁面35bが、ねじ21の軸部22側、すなわち、取り付け部材32の他方側となる下側の面36b側に位置する。第一の穴壁面35aおよび第二の穴壁面35bは、板厚方向の中央部分で連なった構成である。穴壁面34は、板厚方向に垂直な方向に延びる座面25bに対してテーパ状に延びる形状を含む形状である。すなわち、座面25bは、真直ぐに延びる形状であり、穴壁面34は、真直ぐに延びる形状に対してテーパ状に延びる形状を含む形状である。具体的には、穴壁面34のうちの第二の穴壁面35bは、真直ぐに延びる形状であり、穴壁面34のうちの第一の穴壁面35aは、真直ぐに延びる形状に対してテーパ状に延びる形状である。ここで、第一の穴壁面35aの傾斜の角度、すなわち、図4中の角度Bで示す他方側の面36bと第一の穴壁面35aとのなす角度は、45°となるように構成されている。このように構成することとしてもよい。この場合、座面25bを構成する角部37a、37bにおいて、第一の穴壁面35aに楔状に食い込むこととなる。なお、図4中の角度Bで示す第一の穴壁面35aのテーパの角度は、90°となるよう構成されている。
また、以下に示す実施形態であってもよい。図5は、この発明のさらに他の実施形態に係るねじの締結構造41の一部を示す概略断面図であり、図2に相当する図である。図5を参照して、ねじの締結構造41は、板状の取り付け部材42と、取り付け部材42が締結される被締結部材13と、取り付け部材42を被締結部材13に締結させるねじ43とを備える。取り付け部材42には、貫通穴44が設けられている。貫通穴44は、丸穴状である。貫通穴44を構成する穴壁面45は、取り付け部材42の板厚方向に対して傾斜して延びるテーパ状である。穴壁面45の傾斜の角度、すなわち、取り付け部材42の他方側の面46bと穴壁面45とのなす角度は、図5中の角度Bで示される。
また、ねじ43は、雄ねじが設けられた軸部47、および軸部47の一方端部に設けられた頭部48を含む構成であり、いわゆる皿頭形状である。すなわち、頂面49aは平らな形状であり、座面49bは、テーパ状である。頂面49aは、取り付け部材42の一方側の面46aから突出していない構成である。座面49bの傾斜の角度、すなわち、頂面49aと座面49bとのなす角度は、図5中の角度Bで示される。そして、角度Bと角度Bとの関係においては、角度B、角度B共に鋭角であって、角度B>角度Bとなるように構成されている。このように構成することとしてもよい。この場合、座面49bを構成する角部50a、50b、具体的には、座面49bと頂面49aとから構成される角部50a、50bが、穴壁面45に楔状に食い込むこととなる。この場合も、角部50a、50bの板厚方向の位置については、できるだけ上側、すなわち、頂面49aに近い側となることが好ましい。
また、以下に示す実施形態であってもよい。図6は、この発明のさらに他の実施形態に係るねじの締結構造51の一部を示す概略断面図であり、図2および図5に相当する図である。図6を参照して、ねじの締結構造51は、板状の取り付け部材52と、取り付け部材52が締結される被締結部材13と、取り付け部材52を被締結部材13に締結させる皿頭を含むねじ43とを備える。ねじ43については、図5に示す実施形態におけるねじ43と同じ構成である。取り付け部材52には、貫通穴53が設けられている。貫通穴53は、取り付け部材52を板厚方向に真直ぐに貫通するように設けられている。貫通穴53を構成する穴壁面54は、取り付け部材52の板厚方向に対して平行な方向に延びる形状である。貫通穴53は、丸穴状である。この場合、取り付け部材52のこのように構成することとしてもよい。ここで、取り付け部材52は、ねじ43よりも硬度が高い材料で構成されている。この場合、穴壁面54を構成する角部55a、55b、具体的には、穴壁面54と取り付け部材52の上側の面56から構成される角部55a、55bが、座面49bに楔状に食い込むこととなる。
また、以下に示す実施形態であってもよい。図7は、この発明のさらに他の実施形態に係るねじの締結構造61の一部を示す概略断面図であり、図2、図5、および図6に相当する図である。図7を参照して、ねじの締結構造61は、板状の取り付け部材62と、取り付け部材62が締結される被締結部材13と、取り付け部材62を被締結部材13に締結させる皿頭を含むねじ43とを備える。ねじ43については、図5に示す実施形態におけるねじ43と同じ構成である。取り付け部材62には、貫通穴63が設けられている。貫通穴63は、取り付け部材62を板厚方向に貫通するように設けられている。ここで、貫通穴63は、大径部64aと小径部64bとを有する構成である。径が図7中の長さLで示される比較的径の大きい大径部64aは、皿頭状の頭部48を受け入れる大きさである。径が図7中の長さLで示される比較的径の小さい小径部64bは、軸部47を受け入れる大きさである。大径部64aを構成する第一の穴壁面65a、小径部64bを構成する第二の穴壁面65bは共に、取り付け部材52の板厚方向に対して平行な方向に延びる形状である。そして、第一の穴壁面65aと第二の穴壁面65bとは、板厚方向に垂直な方向に真直ぐに延びる第三の穴壁面65cによって連なった構成である。また、取り付け部材62は、ねじ43よりも硬度が高い材料で構成されている。このように構成することとしてもよい。この場合、第二の穴壁面65bと第三の穴壁面65cとの交わる部分となる角部66a、66bが、穴壁面65b、65cが座面49bに楔状に食い込むこととなる。
なお、上記した取り付け部材については、例えば、屋根パネルを取り付ける屋根パネル固定金物が挙げられる。図8および図9は、取り付け部材としての屋根パネル固定金物71の外観を示す図である。図8は、屋根パネル固定金物を側面から見た場合に相当し、図9は、図8に示す屋根パネル固定金物を正面から見た場合に相当する。なお、図9は、図8における矢印IXで示す方向から見た図である。
図8および図9を参照して、屋根パネル固定金物71の構成について、簡単に説明する。屋根パネル固定金物71は、それぞれ所定の形状に加工された第一の金属板72a、および第二の金属板72bを備える構成である。第一の金属板72aと第二の金属板72bとは、スプリングワッシャー73を介在させて板厚方向に部分的に重ねた状態で、ねじ74により固定されている。ねじ74の端部75は、かしめられている。また、ねじ74と第二の金属板72bとの間には、平ワッシャー76が設けられている。
第一の金属板72aには、4つの貫通穴77a、77b、77c、77dが設けられている。この4つの貫通穴77a〜77dの形状は、図1に示す取り付け部材12に設けられた貫通穴15の形状と同じである。このような屋根パネル固定金物71が、ねじの締結構造における取り付け部材として適用される。
以上より、このような構成のねじの締結構造によれば、ねじによって取り付け部材を被締結部材に締結する際に、高速回転の締め付け工具を用いた作業効率の向上を図ると共に、高い締め付けトルクを確保することができ、かつ、適正な締め付けトルクの範囲の設定を容易に行うことができる。
なお、上記の実施の形態においては、被締結部材について、雌ねじを設けることとしたが、これに限らず、比較的柔らかい材料である場合等、予め雌ねじを設けない構成としてもよい。
また、上記の実施の形態においては、被締結部材の材質は、木材としたが、これに限らず、プラスチック、窯業系サイディング、セメント、およびアルミニウムのうちの少なくともいずれか一つであるよう構成してもよい。
なお、上記の実施の形態においては、なべ頭のねじや皿頭のねじ等を用いることとしたが、これに限らず、本願発明の構成を具備するものであれば、種々の形状のねじ、例えば、トラム頭ねじ等を用いることもできる。
なお、上記の実施の形態においては、ねじの締結構造は、ねじと、取り付け部材と、被締結部材とを備える構成としたが、これに限らず、被締結部材を備えない構成としてもよい。また、板状の取り付け部材に設けられた貫通穴についても、貫通しない構成としてもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るねじの締結構造は、ねじによる締結作業の効率化が要求される場合において、有効に利用される。
11,31,41,51,61 ねじの締結構造、12,32,42,52,62 取り付け部材、13 被締結部材、14a,14b,18,36a,36b,46,56 面、15,33,44,53,63,77a,77b,77c,77d 貫通穴、16,34,35a,35b,45,54,65a,65b,65c 穴壁面、17a,17b 境界、19 雌ねじ、21,43,74 ねじ、22,47 軸部、23,48 頭部、24 雄ねじ、25a,49a 頂面、25b,49b 座面、26a,26b,37a,37b,50a,50b,55a,55b,66a,66b 角部、27a,27b 線、28 領域、64a 大径部、64b 小径部、71 屋根パネル固定金物、72a,72b 金属板、73 スプリングワッシャー、75 端部、76 平ワッシャー。

Claims (3)

  1. 住宅または家屋を構成する躯体側に設けられた木材である被締結部材に、ねじによって金属製の取り付け部材を固定するためのねじの締結構造であって、
    前記ねじは、雄ねじが設けられた軸部、および前記軸部の一方端部に設けられた頭部を含み、
    前記取り付け部材は、前記ねじの軸部を貫通させるテーパ状の穴を有する板状部材であり、
    前記ねじの頭部の座面とこの座面に対向する前記穴の壁面とは、傾斜して交差する位置関係にあり、
    前記取り付け部材は、前記ねじの頭部を構成する材料よりも硬度が低い材料で構成されており
    前記座面の角部が、前記穴壁面に楔状に食い込んでいる、ねじの締結構造。
  2. 前記座面および前記穴壁面の双方が、テーパ状に延びる形状を含む、請求項に記載のねじの締結構造。
  3. 前記座面が、前記取り付け部材の板厚方向に対して垂直な方向に延びる形状である、請求項1に記載のねじの締結構造。
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