JP6206797B2 - 照明器具 - Google Patents

照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6206797B2
JP6206797B2 JP2013169687A JP2013169687A JP6206797B2 JP 6206797 B2 JP6206797 B2 JP 6206797B2 JP 2013169687 A JP2013169687 A JP 2013169687A JP 2013169687 A JP2013169687 A JP 2013169687A JP 6206797 B2 JP6206797 B2 JP 6206797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
cooling device
light emitting
output
normal range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013169687A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015038833A (ja
Inventor
岸本 晃弘
晃弘 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013169687A priority Critical patent/JP6206797B2/ja
Publication of JP2015038833A publication Critical patent/JP2015038833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6206797B2 publication Critical patent/JP6206797B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来から、発光ダイオードを光源とする照明器具が提供されている。
発光ダイオードは発熱部品であり、且つ、温度が発光効率に与える影響が比較的に大きいので、上記の照明器具は、発光ダイオードを強制空冷する空冷ファンのような冷却装置を備えることが多い(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−146648号公報
発光ダイオードを点灯させる直流電力を生成する電源回路が第1ケースに収納されてなる第1ブロックと、発光ダイオードを保持して冷却装置を取り付けられた灯体とを備える照明器具において、第1ブロックが冷却装置から離間して配置される場合を考える。さらに、冷却装置は発光ダイオードとは電流値等が異なる電力で駆動されるものであって、電源回路から電力を供給されて冷却装置を駆動する冷却装置電源回路が、第1ブロックに設けられて(つまり上記の第1ケースに収納されて)いるとする。
この場合、冷却装置に接続される電線を、発光ダイオードに接続される電線とは別途に、第1ケースから引き出す必要があるから、配線が複雑化してしまう。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、配線の簡略化が可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、固体発光素子を有する灯体と、前記灯体に対して固定されて電力供給を受けて前記固体発光素子を強制的に冷却する冷却装置と、前記灯体から離間して配置され、前記固体発光素子を点灯させる電力を生成する第1ブロックと、前記灯体に固定されるケースを有し、前記第1ブロックから電力を供給されて前記冷却装置を駆動する第2ブロックとを備え、前記第1ブロックは、第1ケーブルを介して前記第2ブロックに電気的に接続され、前記第2ブロックは、前記ケースから引き出される第2ケーブルを介して前記固体発光素子に電気的に接続され、前記第1ブロックから前記固体発光素子への給電は、前記第2ブロックを通じて行われていることを特徴とする。
上記の照明器具において、前記固体発光素子の温度を検出する温度検出素子と、前記温度検出素子によって検出された温度が所定の温度よりも高くなったときに前記第1ブロックから前記固体発光素子への給電を停止させる遮断回路とを備え、前記遮断回路は前記第2ブロックに設けられていることが望ましい。
また、上記の照明器具において、前記冷却装置は前記第2ブロックに一体化されていることが望ましい。
さらに、上記の照明器具において、前記第1ブロックは、前記第1ブロックの出力電圧と出力電流と出力電力とのうち少なくとも一つを検出値として検出する出力検出部と、前記検出値の正常範囲を記憶する記憶部と、前記検出値が前記正常範囲から外れたときに前記第1ブロックの出力を停止させる制御部とを有することが望ましい。
また、上記の照明器具において、前記制御部は、製造後に最初に始動されたときに前記出力検出部によって検出された前記検出値に基づいて前記正常範囲を決定するとともに前記記憶部に記憶することが望ましい。
さらに、上記の照明器具において、前記第2ブロックは、前記第1ブロックから電力を供給されて前記冷却装置の電源を生成する冷却装置電源回路と、前記第1ブロックが電力の出力を開始してから所定の待機時間が経過するまでの期間である冷却装置待機期間中には前記冷却装置電源回路から前記冷却装置への給電を停止させる待機回路とを有し、前記記憶部には、前記正常範囲として、前記冷却装置待機期間中に用いられる第1正常範囲と、前記冷却装置待機期間の終了後に用いられる第2正常範囲とが記憶されていることが望ましい。
本発明によれば、固体発光素子に接続される電線と、冷却装置に接続される電線とが、ともに、灯体に固定された第2ブロックから引き出されることになる。従って、灯体から離間して配置される第1ブロックから固体発光素子に接続される電線と冷却装置に接続される電線とが別途に引き出される場合に比べ、配線の簡略化が可能となる。
本発明の実施形態を示す斜視図である。 同上を示す下面図である。 同上の概略構成を示すブロック図である。 同上の第2ブロックの概略構成を示すブロック図である。 同上の冷却装置電源回路と待機回路とを示す回路ブロック図である。 同上の冷却装置電源回路の別の例を示す回路ブロック図である。 同上の遮断回路を示す回路ブロック図である。 同上の第1ブロックを示す回路ブロック図である。 同上の第1ブロックの出力電流の時間変化を示す説明図である。 同上の制御部の動作を示す流れ図である。 同上の変更例を示す斜視図である。 図11の例の第2ブロックを示す説明図である。
本発明の照明器具は、固体発光素子(発光ダイオードアレイ10)を有する灯体1と、灯体1に対して固定されて電力供給を受けて固体発光素子(発光ダイオードアレイ10)を強制的に冷却する冷却装置2とを備える。また、照明器具は、灯体1から離間して配置され、固体発光素子(発光ダイオードアレイ10)を点灯させる電力を生成する第1ブロック3と、灯体1に固定され、第1ブロック3から電力を供給されて冷却装置2を駆動する第2ブロック4とを備える。第1ブロック3から固体発光素子(発光ダイオードアレイ10)への給電は、第2ブロック4を通じて行われている。
上記の照明器具において、固体発光素子(発光ダイオードアレイ10)の温度を検出する温度検出素子6と、温度検出素子6によって検出された温度が所定の温度よりも高くなったときに第1ブロック3から固体発光素子(発光ダイオードアレイ10)への給電を停止させる遮断回路43とを備え、遮断回路43は第2ブロック4に設けられていることが好ましい。
また、上記の照明器具において、冷却装置2は第2ブロック4に一体化されていることが好ましい。
さらに、上記の照明器具において、第1ブロック3は、第1ブロック3の出力電圧と出力電流と出力電力とのうち少なくとも一つを検出値として検出する出力検出部(電流検出素子CT1,電圧検出部322)と、検出値の正常範囲を記憶する記憶部324と、検出値が正常範囲から外れたときに第1ブロック3の出力を停止させる制御部323とを有することが好ましい。
また、上記の照明器具において、制御部323は、製造後に最初に始動されたときに出力検出部(電流検出素子CT1,電圧検出部322)によって検出された検出値に基づいて正常範囲を決定するとともに記憶部324に記憶することが好ましい。
さらに、上記の照明器具において、第2ブロック4は、第1ブロック3から電力を供給されて冷却装置2の電源を生成する冷却装置電源回路41と、第1ブロック3が電力の出力を開始してから所定の待機時間が経過するまでの期間である冷却装置待機期間中には冷却装置電源回路41から冷却装置2への給電を停止させる待機回路42とを有し、記憶部324には、正常範囲として、冷却装置待機期間中に用いられる第1正常範囲と、冷却装置待機期間の終了後に用いられる第2正常範囲とが記憶されていることが好ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態の照明器具は、図1〜図3に示すように、固体発光素子としての発光ダイオードアレイ10を有する灯体1と、電力供給を受けて発光ダイオードアレイ10を強制的に冷却する冷却装置2とを備える。なお、固体発光素子としては、発光ダイオードアレイ10に代えて、有機EL素子を用いてもよい。また、固体発光素子は、発光ダイオードアレイ10に限らず、単一の発光ダイオードであってもよい。発光ダイオードアレイ10および発光ダイオードは、基板にLEDチップを実装したCOB(CHIP ON BOARD)タイプであってもよい。また、パッケージ基板(図示せず)にLEDチップ(図示せず)を実装したSMD(SURFACE MOUNT DEVICE)タイプのものを基板に実装したものであってもよい。
灯体1は、発光ダイオードアレイ10を収納及び保持したハウジング11を備える。ハウジング11は、例えばアルミダイカストからなり、軸方向を上下方向に向けて下面が開口した有底円筒形状の本体部111と、本体部111の下端から径方向の外向きに突設された円環形状の鍔部112とを有する。発光ダイオードアレイ10は、本体部111の内底面の中央部に固定される。また、本体部111の内側には、例えば白色であって発光ダイオードアレイ10の光を下方へ配光する球面形状を有する反射部113が設けられている。さらに、本体部111の上面には放熱フィン114が突設されている。また、ハウジング11には、透光性を有する材料(例えばアクリル樹脂)からなり本体部111の下側の開口を覆う透光カバー(図示せず)が取り付けられていてもよい。透光カバーは、発光ダイオードアレイ10の光を拡散させる乳白色のものであってもよいし、透明なものであってもよい。
灯体1は、天井材に設けられた円形状の埋込穴(図示せず)に埋込配設される。天井材は、コンクリート等の造営材との間に隙間(いわゆる配線スペース)を開けて天井面を構成する板材である。そして、ハウジング11の本体部111の径方向の互いに反対側に位置する2か所には、それぞれ板ばねからなる取付ばね12が例えば凹凸係合により固定されている。灯体1は、埋込穴の周囲において鍔部112と取付ばね12との間に天井材が挟まれることで、天井材に対して固定される。また、天井材に対して固定された状態では、本体部111の外周面と埋込穴の内周面との間の隙間は、下方から見て鍔部112によって覆われる。
冷却装置2は、軸方向を上下方向に向けて灯体1の上側に固定された周知の軸流ファンからなり、直流電力で駆動されて発光ダイオードアレイ10を強制空冷する送風機である。なお、冷却装置2としては、モーターによって羽根を回転させることで気流を発生させる軸流ファンや遠心ファンに限られず、例えば圧電素子や静電アクチュエータによる振動で気流を発生させる送風機を用いてもよい。
また、本実施形態は、発光ダイオードアレイ10を点灯させる電力を生成する第1ブロック3と、第1ブロック3の出力を電源として冷却装置2を駆動する冷却装置電源回路41を有する第2ブロック4とを備える。
第1ブロック3は灯体1から離間して配置され、第1ケーブル51を介して第2ブロック4に電気的に接続されている。また、第2ブロック4は、灯体1に設けられた保持台13に固定され、第2ケーブル52を介して灯体1(発光ダイオードアレイ10)に電気的に接続されるとともに、第3ケーブル53を介して冷却装置2に電気的に接続されている。保持台13は、ハウジング11の本体部111の上面の径方向の互いに逆側の端部に固定されてハウジング11よりも上方に突出する2個の腕部131と、腕部131の上端間に架設された胴部132とを有する。第2ブロック4は、胴部132の下面に、例えば貼着やねじ止めといった適宜の手段によって固定されている。
第2ブロック4は、図4に示すように、第1ブロック3の出力電圧を降圧することで冷却装置2の電源を生成する冷却装置電源回路41を有する。
冷却装置電源回路41は、例えば図5に示すように、抵抗R11とツェナーダイオードZD11との直列回路で構成され、このツェナーダイオードZD11のツェナー電圧を出力電圧とする。なお、冷却装置電源回路41は、上記のようにツェナーダイオードZD11を用いる代わりに、図6に示すように周知の3端子レギュレータ410を用いて実現することもできる。3端子レギュレータ410が用いられる場合、入力端間と出力端間とにそれぞれコンデンサが接続される。
なお、冷却装置2が交流モーターや他励式の圧電素子や静電アクチュエータを用いるものである場合、冷却装置電源回路41は交流電力を出力する必要があるが、そのような冷却装置電源回路41は周知技術で実現可能であるので詳細な説明は省略する。
また、第2ブロック4は、電源がオンされてから所定の待機時間が経過するまでの期間(以下、「冷却装置待機期間」と呼ぶ。)には冷却装置2への給電を停止させる待機回路42を有する。具体的には、待機回路42は、図5に示すように、冷却装置電源回路41の高電圧側の出力端(ツェナーダイオードZD11のカソード)にエミッタを接続されコレクタを冷却装置2に接続されたPNP型の第1トランジスタQ11を有する。第1トランジスタQ11のベースは、抵抗R12とNPN型の第2トランジスタQ12とを介して、冷却装置電源回路41の低電圧側の出力端(ツェナーダイオードZD11のアノード)に接続されている。さらに、待機回路42は、冷却装置待機期間中には第2トランジスタQ12をオフし、冷却装置待機期間の終了後に第2トランジスタQ12をオンする遅延回路420を有する。すなわち、冷却装置待機期間中には第2トランジスタQ12がオフされることで第1トランジスタQ11がオフされて冷却装置2への給電が停止され、冷却装置待機期間の終了時に第2トランジスタQ12がオンされることで冷却装置2への給電が開始される。上記のような遅延回路420は周知技術で実現可能であるので、詳細な説明は省略する。
また、本実施形態は、発光ダイオードアレイ10に近接配置されて発光ダイオードアレイ10の温度を検出する温度検出素子6を備える。さらに、第2ブロック4には、温度検出素子6によって検出された温度が所定の基準温度よりも高いときに第1ブロック3から発光ダイオードアレイ10への給電を停止させる遮断回路43が設けられている。遮断回路43と温度検出素子6とを互いに電気的に接続する電線は、第2ケーブル52に含まれる。
具体的に説明すると、温度検出素子6はNTCサーミスタからなり、図7に示すように、第1ブロック3の出力端間に抵抗R24に直列に接続される。遮断回路43は、温度検出素子6の両端電圧を反転入力端子に入力され、所定の基準電圧Vr1を非反転入力端子に入力されたコンパレータCP1を備える。すなわち、発光ダイオードアレイ10の温度が上昇して温度検出素子6の両端電圧が基準電圧Vr1を下回ったときに、異常な高温であると判定され、コンパレータCP1の出力がHレベルとなる。基準電圧Vr1は、検出された温度が上記の基準温度であるときの温度検出素子6の両端電圧である。基準電圧Vr1は、例えば、冷却装置電源回路41の出力電圧を、シャントレギュレータにより変換(降圧)することで生成される。
また、遮断回路43は、エミッタを第1ブロック3の高電圧側の出力端に接続され、コレクタを発光ダイオードアレイ10のアノード側に接続されたPNP型の第1トランジスタQ21を備える。さらに、遮断回路43は、第1トランジスタQ21のベースに一端が接続された抵抗R21と、この抵抗R21の他端にカソードが接続されたツェナーダイオードZD21とを備える。また、遮断回路43は、ツェナーダイオードZD21のアノードにコレクタを接続されてエミッタを第1ブロック3の低電圧側の出力端(グランド)に接続されたNPN型の第2トランジスタQ22を備える。さらに、遮断回路43は、第1ブロック3の出力端間に接続された抵抗R22とNPN型の第3トランジスタQ23との直列回路を備える。第3トランジスタQ23のコレクタは抵抗R23を介して第2トランジスタQ22のベースに接続され、第3トランジスタQ23のベースは抵抗R25を介してコンパレータCP1の出力端子に接続されている。
遮断回路43の動作を説明する。基準電圧Vr1に応じた所定の基準温度と比較して、温度検出素子6によって検出された温度が低いときには、コンパレータCP1の出力がLレベルとなって第3トランジスタQ23がオフされる。このとき、第2トランジスタQ22がオン状態となることで第1トランジスタQ21がオン状態となるから、第1ブロック3から発光ダイオードアレイ10への給電はオンされる。
また、上記の基準温度と比較して、温度検出素子6によって検出された温度が高いときには、コンパレータCP1の出力がHレベルとなって第3トランジスタQ23がオンされる。このとき、第2トランジスタQ22がオフ状態となることで第1トランジスタQ21がオフ状態となるから、第1ブロック3から発光ダイオードアレイ10への給電はオフ(遮断)される。
第1ブロック3は、外部の交流電源7から入力された交流電力を適宜電圧の直流電力に変換して出力するAC−DCコンバータからなる電源回路が、例えば金属板からなるケースに収納されたものである。上記の電源回路は、図8に示すように、上記の交流電力を全波整流するダイオードブリッジDBと、ダイオードブリッジDBの直流出力を昇圧するブーストコンバータ31と、ブーストコンバータ31の出力を降圧するバックコンバータ32とを備える。このバックコンバータ32の出力が、第1ブロック3の出力として第2ブロック4に入力される。また、第1ブロック3は、電線(図示せず)が接続される端子台33を有しており、上記の交流電源7とダイオードブリッジDBとの電気的な接続は、上記の端子台に接続される電線を介して達成される。上記のような端子台33は例えば速結端子のような周知の端子装置を用いて実現可能である。
ブーストコンバータ31は、力率改善回路や昇圧型チョッパ回路などとも呼ばれる周知の回路であるので詳細な説明は省略する。
バックコンバータ32は、カソードがブーストコンバータ31の高電圧側の出力端に接続されたダイオードD1を備える。また、ダイオードD1のアノードとブーストコンバータ31の低電圧側の出力端との間には、スイッチング素子Q1と抵抗R1との直列回路が接続されている。スイッチング素子Q1は例えばnチャネル型のMOSFETからなる。さらに、ダイオードD1のカソードとバックコンバータ32の高電圧側の出力端との間にはインダクタL1が接続され、バックコンバータ32の低電圧側の出力端とダイオードD1のアノードとの間には電流検出素子CT1が接続されている。電流検出素子CT1は、バックコンバータ32の出力電流(以下、単に「出力電流」と呼ぶ。)を検出するものである。電流検出素子CT1としては、抵抗を用いて実現してもよいし、カレントトランスを用いて実現してもよい。
また、バックコンバータ32は、抵抗R1の両端電圧(すなわちスイッチング素子Q1に流れる電流)と、電流検出素子CT1によって検出された出力電流とに応じて、スイッチング素子Q1をオンオフ駆動する駆動部321を有する。具体的には例えば、駆動部321は、スイッチング素子Q1をオンした後、抵抗R1の両端電圧が所定の第1閾値まで上昇したときにスイッチング素子Q1をオフする。また、駆動部321は、スイッチング素子Q1がオフされている期間中に、出力電流が所定の第2閾値まで低下したときに、スイッチング素子Q1をオンする。これにより、出力電流は、上記の第1閾値や第2閾値に応じた一定程度に維持される。
さらに、バックコンバータ32は、バックコンバータ32の出力電圧(以下、単に「出力電圧」と呼ぶ。)を検出する電圧検出部322と、駆動部321を制御する制御部323とを備える。電圧検出部322は、例えば分圧抵抗を用いて実現することができる。また、制御部323はデジタル回路であり、バックコンバータ32は、電圧検出部322の出力をA/D変換して制御部323に入力する第1A/D変換部325と、電流検出素子CT1の出力をA/D変換して制御部323に入力する第2A/D変換部326とを有する。また、バックコンバータ32は、不揮発性メモリからなり出力電力の正常範囲が記憶される記憶部324を有する。制御部323は、各A/D変換部325,326の出力から第1ブロック3の出力電力を演算し、得られた出力電力が上記の正常範囲から外れたときに異常が発生したと判定する。そして、異常が発生したと判定されると、制御部323は、駆動部321を停止(つまりスイッチング素子Q1をオフ状態に維持)させることで、第1ブロック3の出力を停止させる。つまり、電流検出素子CT1と電圧検出部322とが出力検出部を構成している。駆動部321と制御部323と各A/D変換部325,326とは1チップに集積化されていてもよい。
また、第1ブロック3は、図9に示すように、電源がオンされたタイミングt0から待機時間Twが経過するまでの期間中(つまり、冷却装置2が動作しない冷却装置待機期間中)には、待機時間Twの経過後よりも出力電流を少なくする。具体的には、電源がオンされてから待機時間Twが経過したタイミングt1で、例えば上記の第1閾値が大きくされる。
さらに、本実施形態では冷却装置電源回路41が発光ダイオードアレイ10に並列に接続されていることにより、発光ダイオードアレイ10に一定電流を供給するための第1ブロック3の出力電流は、冷却装置2が動作するか否かで変化する。従って、出力電流や出力電力の正常範囲も、冷却装置待機期間中と冷却装置待機期間の終了後とで異なる。そこで、記憶部324には、冷却装置待機期間中に正常範囲として用いられる第1正常範囲と、冷却装置待機期間の終了後に正常範囲として用いられる第2正常範囲とが記憶されている。
さらに、制御部323は、製造後に最初に電源がオンされたときの検出値に基づいて、各正常範囲を決定するとともに記憶部324に記憶する。具体的には、記憶部324には、製造後に電源がオンされたか否かを示すフラグFが記憶されている。このフラグFの値は、製造時には0とされていて、各正常範囲が決定されたときに1とされる。
図10に示すように、電源がオンされて始動する(S1)と、制御部323は、まず、上記のフラグFが1か否かを判定する(S2)。
フラグFが1でなかった場合(S2でN)、つまり製造後の最初の電源オンであって正常範囲が未定の場合、制御部323は、まず、第1正常範囲を決定する(S3)。具体的には、制御部323は、各A/D変換部325,326を介して得られた出力電流と出力電圧とから検出値としての出力電力を得て、得られた出力電力を含む所定範囲を第1正常範囲とする。第1正常範囲は、例えば、得られた検出値の1.2倍を上限値とし、得られた検出値の0.8倍を下限値とするような範囲とされる。さらに、制御部323は、待機時間の経過後(つまり冷却装置待機期間の終了後であり、S4でY)、第1正常範囲の決定時と同様に検出値を得て第2正常範囲を決定し、フラグFを1とする(S5)。その後、制御部323は、検出値(出力電力)を得るとともに得られた検出値が第2正常範囲内か否かを判定する動作(S6)を、得られた検出値が第2正常範囲内である(S6でY)限りにおいて定期的に繰り返す。得られた検出値が第2正常範囲外であった場合(S6でN)、制御部323は駆動部321を停止させることで第1ブロック3の出力を停止させる(S7)。
フラグFが1であった場合(S2でY)、つまり正常範囲が決定済みの場合、待機時間が経過するまでは、制御部323は、検出値を得るとともに得られた検出値が第1正常範囲内か否かを判定する動作を定期的に繰り返す(S8,S9)。ここで、得られた検出値が第1正常範囲外であった場合(S8でN)、制御部323は第1ブロック3の出力を停止させる(S7)。また、得られた検出値が第1正常範囲外とならないまま、待機時間が経過した(つまり冷却装置待機期間が終了した)場合(S9でY)、制御部323は、第1正常範囲に代えて第2正常範囲を用いる動作に移行する(S6)。
上記のような制御部323による第1ブロック3の出力の停止は、第1ブロック3の後段で断線や短絡が発生した場合のほか、遮断回路43による遮断が行われた場合にも行われる。
上記構成によれば、発光ダイオードアレイ10に接続される第2ケーブル52と、冷却装置2に接続される第3ケーブル53とが、ともに、灯体1に固定される第2ブロック4から引き出されている。これにより、冷却装置電源回路41や待機回路42が第1ブロック3に設けられる場合に比べ、第3ケーブル53を短くすることができるから、配線の簡略化が可能となる。
また、灯体1に設けられる温度検出素子6の出力に応じて動作する遮断回路43が第2ブロック4に設けられているので、遮断回路43が第1ブロックに設けられる場合に比べ、温度検出素子6から遮断回路43への配線が短縮される。
さらに、温度検出素子6によって異常な高温が検出されたときや、検出値が正常範囲内にないときに、発光ダイオードアレイ10への給電が停止されるので、発光ダイオードアレイ10への給電が停止されない場合に比べて安全性が向上する。
また、正常範囲(第1正常範囲及び第2正常範囲)が、最初に電源がオンされたときの検出値に基づいて決定されるので、正常範囲を、発光ダイオードアレイ10の特性のばらつきに応じた適切な範囲とすることができる。
なお、図11に示すように、冷却装置2は第2ブロック4に一体化されていてもよい。具体的には、図12に示すように、冷却装置電源回路41と待機回路42と遮断回路43とが実装されたプリント配線板44が収納されたケース40に、冷却装置2を収納する。ケース40には冷却装置2による気流を通過させるための適宜の穴が設けられる。上記のようなケース40は金属板で形成されていてもよいし、樹脂で形成されていてもよい。上記のように冷却装置2を第2ブロック4に一体化すれば、冷却装置2と第2ブロック4とを互いに接続する第3ケーブル53を第2ブロック4の外に設ける必要がないから、配線をさらに簡略化することができる。
また、制御部323が用いる検出値としては、第1ブロック3の出力電力に代えて、第1ブロック3の出力電流や出力電圧を用いてもよい。本実施形態のように冷却装置電源回路41が発光ダイオードアレイ10に並列に接続される場合、発光ダイオードアレイ10に一定の電流を供給するために第1ブロック3が出力すべき電圧は冷却装置2が動作中か否かで変化しない。従って、検出値として出力電圧が用いられる場合における正常範囲としては、冷却装置待機期間中と冷却装置待機期間の終了後とで同じものを用いることができる。また、冷却装置電源回路41が発光ダイオードアレイ10に直列に接続される場合であって検出値として出力電流が用いられる場合にも、冷却装置待機期間中と冷却装置待機期間の終了後とで正常範囲を互いに共通とすることができる。
または、制御部323が、検出値として出力電流と出力電圧と出力電力とのうちの複数を用い、検出値のいずれかが正常範囲外となったときに第1ブロック3の出力を停止させるようにしてもよい。この場合、正常範囲は検出値毎に個別に決定及び記憶される。
さらに、冷却装置2のモーターの回転数を検出する回転数検出部を設けるとともに、遮断回路43が、上記の回転数検出部によって検出された回転数が所定の正常範囲内にないときにも発光ダイオードアレイ10への給電を停止させるようにしてもよい。上記のような回転数検出部は、例えば、冷却装置2のモーターが所定量だけ回転する毎にパルスを出力するインクリメンタル方式のロータリーエンコーダと、このロータリーエンコーダが出力したパルスを計数するカウンタとを用いて、周知技術で実現可能であるので、詳細な説明は省略する。また、上記の回転数検出部と遮断回路43とを互いに電気的に接続する電線は、第3ケーブル53に含まれる。
1 灯体
2 冷却装置
3 第1ブロック
4 第2ブロック
6 温度検出素子
10 発光ダイオードアレイ(固体発光素子)
41 冷却装置電源回路
42 待機回路
43 遮断回路
322 電圧検出部(出力検出部)
323 制御部
324 記憶部
CT1 電流検出素子(出力検出部)

Claims (6)

  1. 固体発光素子を有する灯体と、
    前記灯体に対して固定されて電力供給を受けて前記固体発光素子を強制的に冷却する冷却装置と、
    前記灯体から離間して配置され、前記固体発光素子を点灯させる電力を生成する第1ブロックと、
    前記灯体に固定されるケースを有し、前記第1ブロックから電力を供給されて前記冷却装置を駆動する第2ブロックとを備え、
    前記第1ブロックは、第1ケーブルを介して前記第2ブロックに電気的に接続され、
    前記第2ブロックは、前記ケースから引き出される第2ケーブルを介して前記固体発光素子に電気的に接続され、
    前記第1ブロックから前記固体発光素子への給電は、前記第2ブロックを通じて行われていることを特徴とする照明器具。
  2. 前記固体発光素子の温度を検出する温度検出素子と、
    前記温度検出素子によって検出された温度が所定の温度よりも高くなったときに前記第1ブロックから前記固体発光素子への給電を停止させる遮断回路とを備え、
    前記遮断回路は前記第2ブロックに設けられていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記冷却装置は前記第2ブロックに一体化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明器具。
  4. 前記第1ブロックは、前記第1ブロックの出力電圧と出力電流と出力電力とのうち少なくとも一つを検出値として検出する出力検出部と、前記検出値の正常範囲を記憶する記憶部と、前記検出値が前記正常範囲から外れたときに前記第1ブロックの出力を停止させる制御部とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記制御部は、製造後に最初に始動されたときに前記出力検出部によって検出された前記検出値に基づいて前記正常範囲を決定するとともに前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項4記載の照明器具。
  6. 前記第2ブロックは、前記第1ブロックから電力を供給されて前記冷却装置の電源を生成する冷却装置電源回路と、前記第1ブロックが電力の出力を開始してから所定の待機時間が経過するまでの期間である冷却装置待機期間中には前記冷却装置電源回路から前記冷却装置への給電を停止させる待機回路とを有し、
    前記記憶部には、前記正常範囲として、前記冷却装置待機期間中に用いられる第1正常範囲と、前記冷却装置待機期間の終了後に用いられる第2正常範囲とが記憶されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の照明器具。
JP2013169687A 2013-08-19 2013-08-19 照明器具 Active JP6206797B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169687A JP6206797B2 (ja) 2013-08-19 2013-08-19 照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013169687A JP6206797B2 (ja) 2013-08-19 2013-08-19 照明器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015038833A JP2015038833A (ja) 2015-02-26
JP6206797B2 true JP6206797B2 (ja) 2017-10-04

Family

ID=52631805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013169687A Active JP6206797B2 (ja) 2013-08-19 2013-08-19 照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6206797B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6823917B2 (ja) * 2015-07-31 2021-02-03 アール・ビー・コントロールズ株式会社 Led照明装置
JP6623630B2 (ja) * 2015-09-08 2019-12-25 三菱電機株式会社 照明器具
JP2019052590A (ja) * 2017-09-15 2019-04-04 ミネベアミツミ株式会社 ファン装置、およびそれを用いた照明装置
JP7006342B2 (ja) * 2018-02-09 2022-01-24 三菱電機株式会社 照明装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959330B2 (en) * 2007-08-13 2011-06-14 Yasuki Hashimoto Power LED lighting assembly
JP5632664B2 (ja) * 2010-06-29 2014-11-26 パナソニック株式会社 半導体発光素子の点灯装置およびそれを用いた照明器具
US8911117B2 (en) * 2011-07-26 2014-12-16 Mike Hulsman LED lighting apparatus with a high efficiency convective heat sink

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015038833A (ja) 2015-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6206797B2 (ja) 照明器具
JP5152698B2 (ja) 発光素子ランプ及び照明装置
JP2010040222A (ja) 照明装置
US20160192456A1 (en) Driving circuits and methods for controlling light source
JP6068888B2 (ja) 放熱ランプ装置
JP2010062349A (ja) Led駆動回路
JP2014220162A (ja) 照明用光源、及び機能付加装置
JP2010192406A (ja) Led点灯装置
US20200408223A1 (en) Ceiling fan
JP5410906B2 (ja) 照明装置
EP3298323B1 (en) Lighting device comprising a split lighting engine
JP6489523B2 (ja) 固体発光素子モジュールおよび照明セット
JP2018166068A (ja) 点灯装置、前照灯装置、及び車両
JP2011003398A (ja) 口金付ランプおよび照明器具
CA2786252C (en) Electric axial-flow fan having turbine type waterproof enclosure
JP2015165127A (ja) 天井扇風機
US9273862B2 (en) LED light dedusting/cooling system
EP2587116A1 (en) Lamp unit and luminaire
JP5467791B2 (ja) Led照明装置およびled発光装置
US20180063909A1 (en) Power supply device, solid-state light-emitting element lighting device, lamp, automotive lamp, vehicle, and method for controlling power converters
US20160334091A1 (en) Led lighting apparatus
JP6098209B2 (ja) Led点灯装置、led電球及びledモジュール基板
JP6435793B2 (ja) 制御装置、及び照明装置
JP2011253698A (ja) ランプ
JP5392476B2 (ja) 電球形ledランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150312

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170403

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170825

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6206797

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151