JP6623630B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関する。
従来、例えば、特開2015−2027号公報に開示されているように、送風用の送風ファンを備えた照明器具が知られている。送風ファンを駆動させることで送風を行うことができ、灯具を冷やすことができる。これにより灯具の発熱を抑えることができ、発熱を抑制できれば灯具の小型化を図ることもできる。この公報にかかる照明器具では、サーミスタを内蔵している。この公報の例えば段落0039〜0046には、サーミスタにより温度検出を行うとともに、サーミスタで検知した温度が予め設定された温度を超えるとLEDへの供給電力を低減する旨の記載がある。
特開2015−2027号公報
何らかの理由により送風ファンが停止すると、灯具に異常発熱が生ずるおそれがある。灯具内の発光素子を保護するためには、異常発熱発生時に速やかな温度保護が求められる。この点、上記従来の技術は、灯具内でサーミスタとLED駆動回路が接続され、LED駆動回路の内部のLED制御回路にサーミスタの出力が伝達されることで、温度上昇に応じてLED供給電力を低減できるようになっている。しかし、この従来技術はそもそも灯具内にLED駆動回路自体を設けることが前提である。その結果、灯具内の部品点数が多くなる傾向にあり、灯具の大型化が避けられないという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ファン停止後の保護動作を実現できる照明器具を提供することを目的とする。
本発明にかかる照明器具は、送風機と、前記送風機の送風を受けることにより冷却される発光素子と、前記発光素子に電流を供給する電源装置と、前記発光素子の温度が予め定めた温度より高い温度となったときに前記発光素子に電流が流れないようにする保護手段と、を備え、前記送風機と前記発光素子との間に設けられ、前記送風機の送風を受けて前記発光素子を冷却する放熱フィンをさらに備え、前記送風機と前記発光素子との間又は前記発光素子の隣に設けられた温度感知手段をさらに含み、前記保護手段は、前記温度感知手段が予め定めた温度より高い温度を感知したときに前記発光素子に流れる電流を遮断し、前記放熱フィンは、前記発光素子が設けられた上面と、前記上面の反対側に設けられ前記送風機の送風口と対向する底面とを備え、前記温度感知手段は、前記放熱フィンの前記上面の側において前記発光素子の隣に設けられ、前記送風機を駆動する駆動回路および前記温度感知手段が実装された回路基板を更に備え、前記回路基板は、前記放熱フィンの前記上面と前記発光素子との間に設けられたものである


本発明によれば、ファンの停止後に、発光素子の温度上昇に応じて電流経路を遮断することが可能となり、ファン停止後の保護動作を実現できる。
本発明の実施の形態にかかる照明器具を示す側面図である。 本発明の実施の形態にかかる照明器具を示す平面図である。 本発明の実施の形態の変形例にかかる照明器具が有する灯具を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例にかかる照明器具が有する灯具を示す平面図である。 ファンを用いない一般的なLED照明用定電流電源を示す回路図である。 本発明の実施の形態にかかる照明器具の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態にかかる照明器具の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態にかかる照明器具の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態にかかる照明器具の回路構成の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態にかかる照明器具の回路構成の一例を示す回路図である。
[装置のハードウェア構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかる照明器具1を示す側面図であり、図2はその平面図である。照明器具1は、灯具100と、この灯具100と配線8を介して電気的に接続された定電流電源装置20とを備えている。灯具100は、送風機30と、送風機30の上方に重ねられた放熱フィン50と、放熱フィン50の上面に固定された回路基板401と、回路基板401の表面に実装されたLEDモジュール10と、を備えている。なお、変形例として、回路基板401の中央部にLEDモジュール10の外形以上の広がりを有する貫通穴が設けられ、この貫通穴からフィン50の上面が露出し、このフィン50の上面にLEDモジュール10が固定されていても良い。定電流電源装置20は、配線8を介して灯具100と電気的に接続されている。定電流電源装置20は、商用電源などの常用電源(図示せず)あるいはバッテリなどの非常用電源に接続して定電流を生成し、送風機30およびLEDモジュール10に対して電力を供給する。
本発明に用いるLEDの構造には特に限定はないが、図1に示す照明器具1では、一例としてCOB(チップ・オン・ボード)タイプのLEDモジュールをLEDモジュール10に用いている。図2の平面図には、COBの電極と回路基板401とを接続するワイヤを図示している。なお、LED素子は、無機半導体材料からなる素子に限られず、いわゆるOLED(有機EL素子とも称される)であってもよい。
放熱フィン50は、上面と底面とを備えている。放熱フィン50の上面にはLEDモジュール10を実装した回路基板401が設けられており、放熱フィン50の底面には送風機30が取り付けられており、底面は送風機30の送風口と対向するようになっている。
回路基板401は、放熱フィン50の上面とLEDモジュール10との間に設けられている。回路基板401が送風機30とLEDモジュール10との間に設けられることで、図2に示すようにサーミスタ42の位置は放熱フィン50の上面側においてLEDモジュール10の隣となる。
送風機30は、内部の電動モータ(図示せず)により羽(図示せず)を回転させることで気流を生成する。送風機30は、放熱フィン50を向く側に開口した送風口(図示せず)を有している。送風機30、LEDモジュール10、およびサーミスタ42の位置関係を見ると、サーミスタ42は、送風機30の送風口よりもLEDモジュール10の近くに位置している。放熱フィン50は、送風機30からの送風を受けることで冷やされる。回路基板401が冷やされることで、LEDモジュール10が間接的に放熱フィン50による冷却を受けることができる。
回路基板401には制御回路40が実装されている。制御回路40は、送風機30を駆動する駆動回路および「温度感知手段」を含んでいる。温度感知手段は、温度に応じて出力信号を変化させる各種の手段、あるいは温度を感知して作動する各種の手段を使用することができる。温度感知手段としては、例えば、後述する図6、図7、図9、および図10の回路図に示すように例えばPTCサーミスタなどのサーミスタ42を用いることもでき、後述する図8の回路図に示すように温度ヒューズ45を用いることもできる。制御回路40は、サーミスタ42が予め定めた温度より高い温度を感知したときに、LEDモジュール10に流れる電流が遮断されるように構成されている。具体的な回路構成例は、後ほど図6などで説明する。
図3は、本発明の実施の形態の変形例にかかる照明器具が有する灯具102を示す断面図である。具体的には、図3に示すように、放熱フィン50が下面に凹部51を備え、この凹部51の底面に回路基板401が取り付けられても良い。送風機30の送風口と回路基板401との間に隙間を設けつつ送風機30および放熱フィン50で回路基板401を挟むように、送風機30の側端部が凹部51の側面と固定されている。送風機30は、放熱フィン50の底面側に向かって、回路基板401に当たるように送風する。図3の配置によれば、送風機30および回路基板401を、灯具100の外部から見えないように放熱フィン50内部に隠すことができる。
温度感知手段は、放熱フィン50の凹部51における底面に取り付けられることで、送風機30と放熱フィン50の間に設けられている。このような場合にも、送風機30が止まったときの温度変化の影響が温度感知手段付近に速やかに現れるので、異常発熱を速やかに検知することができる。
サーミスタ42および温度ヒューズ45などの温度感知手段は、できるだけLEDモジュール10と熱的に近い位置に設けることが望ましい。熱的に近い位置に設けるためには、温度感知手段とLEDモジュール10との間で、それらの物理的距離をなるべく小さくしても良く、それらの熱伝達経路における熱抵抗をなるべく小さくするように温度感知手段とLEDモジュール10の間に介在する部品等の熱抵抗を低くするなどの方法がある。例えば金属製の放熱フィン50は熱抵抗が低いので、例えば図3のように温度感知手段とLEDモジュール10の間に放熱フィン50が介在していても熱的には近距離といえる。
図4は、本発明の実施の形態の変形例にかかる照明器具が有する灯具202を示す平面図である。図4では、SMDタイプのLEDモジュール111を用いている。この変形例では、放熱フィン50の上面に、回路基板414が固定される。回路基板414は、制御回路40の一部もしくは全部と、複数のSMD111とが実装されている。複数のSMD111が直列接続されてLEDモジュール回路110が構成される。なお、SMD111の接続は直列接続に限定されず、変形例として複数のSMD111が並列接続されていてもよく、直列接続と並列接続とが混在した直並列接続であってもよい。制御回路40は、回路基板414上においてLEDモジュール111の隣に設けられている。制御回路40の一部を回路基板414に設けた場合には、残りの回路を他の回路基板に形成して例えば図3に示すよう放熱フィン50内部に取り付けても良い。
以上説明した図1〜4にかかる構成によれば、温度感知手段を、送風機30よりもLEDモジュール10、111に近い場所に配置することができる。送風機30が停止したときに、LEDモジュール10、111の温度上昇を温度感知手段によって速やかに感知することができる。従って、送風機30が止まってLEDモジュール10、111を冷却する機能が低下してしまったときに、温度保護を確実かつ速やかに施すことができる。また、サーミスタ42を用いることで、LEDモジュール10、111でどの程度の温度上昇が起きているかを検知できるので、異常発熱に伴うLEDモジュール10、111の故障を防ぐように、精度良く温度保護を行うことができる。
[回路構成]
以下、図5〜図10を用いて、照明器具1の回路構成を説明する。各回路図では、定電流電源装置20と灯具100とが配線8を用いて、正極接続点2aおよび負極接続点2bを介して接続されている。
図5は、ファンを用いない一般的なLED照明用定電流電源を示す回路図である。図5に示す回路は、ランプオープン検出のための過電圧検出回路を備えている。図5の比較例では、制御回路40および送風機30が設けられていない。定電流電源装置20は、LEDモジュール10に定電流を供給する定電流回路21と、灯具100の負荷電圧を抵抗分圧で検知する抵抗R1,R2と、過電圧保護回路22と、を備えている。抵抗R1,R2で分圧された電圧OVPが過電圧保護回路22に入力されている。過電圧保護回路22は、定電流回路21の後段に配置されており、出力電圧(つまりLEDモジュール10の負荷電圧)が予め定めた過電圧値を超えると定電流電源装置20の出力を停止する。
図6〜図10は、本発明の実施の形態にかかる照明器具1の回路構成の一例を示す回路図である。図6は、実施の形態における基本回路構成を示しており、図7、8、10には制御回路40の変形例がそれぞれ記載され、図9には、定電流電源装置20の変形例が記載されている。これらの回路を、上述した灯具100、102、202に適用することができる。
まず図6の回路を説明すると、図6の回路では、図5の比較例の回路と異なり、灯具100側に制御回路40が追加されている。制御回路40は、LEDモジュール10のプラスマイナス電極両端に接続されたDC/DCコンバータ41を備える。DC/DCコンバータ41は、LEDモジュール10の両端電圧から送風機30を駆動するためのDC電圧を生成する。LEDモジュール10のマイナス(カソード)電極と負極接続点2bとの間には、スイッチング素子43が直列接続される。
サーミスタ42の一端は、送風機30とDC/DCコンバータ41の出力端との接続点に接続している。サーミスタ42の他端は、調整抵抗44を介して負極接続点2bに電気的に接続している。サーミスタ42の他端と調整抵抗44の接続点は、スイッチング素子43の制御端子(ゲート)に接続している。スイッチング素子43の制御端子には、サーミスタ42と調整抵抗44とでDC/DCコンバータ41の出力を分圧した電圧(言い換えるとサーミスタ42と調整抵抗44の接続点電圧)が印加され、この接続点電圧に応じてスイッチング素子43がオン/オフを切替える動作を行う。LED点灯中に送風機30が停止し、LEDモジュール10の温度が上昇すると、サーミスタ42の温度も上昇する。サーミスタ42の温度上昇に伴ってサーミスタ42の抵抗が大きくなると、制御端子に印加される電圧が下がるので、スイッチング素子43がオフとなる。
実施の形態では一例としてスイッチング素子43をNチャネルMOSFETとしている。スイッチング素子43がオフとなれば、LEDモジュール10のマイナス(カソード)電極と負極接続点2bとの間を電気的に遮断することができる。その結果、電流の経路が遮断されるので、LEDモジュール10に電流が流れなくなる。この場合、定電流制御を行っているので定電流電源装置20の出力電圧が上昇していく。やがて過電圧保護回路22が過電圧を検知すると、定電流電源装置20の出力が停止される。これらの動作より、LED点灯中に送風機30が停止しても、灯具100が異常発熱し続けないようにすることができる。また、後述する図8の回路(温度ヒューズ45)と異なり、スイッチング素子43のオンオフを切替えることで、異常発熱時に電流経路を遮断するとともに電流経路の導通と遮断を可逆的に切替えることができる。
なお、サーミスタ42が冷えて再びスイッチング素子43がオンの状態となったとしても、再度サーミスタ42が過熱されてスイッチング素子43はオフとなるので、灯具100が異常発熱し続けることがない。
図10に示すように、制御回路側に過電圧保護素子120(一例としては定電圧ダイオード)を用いるように、制御回路40を変形した制御回路440を用いてもよい。特に、定電流電源装置20に過電圧保護回路22がない場合、LEDモジュール10が異常発熱した際にスイッチング素子43がオフとなると定電流電源装置20は、所定電流を流そうとするために、出力電圧を上昇させることとなるが、この状態で、LEDモジュール10の温度が下がり、スイッチング素子43がオンとなるとLEDモジュール10に定格電圧よりも高い電圧が印加される恐れがある。しかしながら、LEDモジュール10に並列に過電圧保護素子120を設けることによって、定電流電源装置20の出力電圧は、過電圧保護素子120によって、所定電圧より高い電圧とならないように制御するので、スイッチング素子43がオンとなっても、LEDモジュール10に定格電圧を超える過電圧が印加されることがなく、LEDモジュール10を保護することができる。なお、過電圧保護素子120にツェナーダイオードを用い、このツェナーダイオードをサーミスタ42に近接配置させると、ツェナーダイオードに流れる電力損失による熱で、サーミスタ42を加熱することができ、スイッチング素子43をオフ状態にし続けることができる。
図7に示すようにコンパレータCP1を含む制御回路140を設けても良い。スイッチング素子43に例えばMOS−FETを用いる場合には、ゲート端子に係るゲート電圧がオン電圧近傍であるとき、MOS−FETが能動領域で動作するので、MOS−FETのドレイン−ソース間に流れる電流をMOS−FETが制限する場合があり、このとき、MOS−FETが発熱する恐れがある。そのような状態を避け、MOS−FETをスイッチとして機能させるために、図7に示すように、コンパレータを使用するとよい。
コンパレータCP1の正極入力には、DC/DCコンバータ41の出力電圧を抵抗R11、R12で分圧した電圧が入力される。コンパレータCP1の負極入力は、調整抵抗R15の一端とサーミスタ42の一端との接続点に接続している。調整抵抗R15の他端はDC/DCコンバータ41の出力端子とファン30との接続点に接続しており、DC/DCコンバータ41の出力電圧が調整抵抗15に印加される。サーミスタ42の他端は負極接続点2bに接続している。コンパレータCP1の出力が、スイッチング素子43の制御端子に印加される。なお、コンパレータCP1の出力と正極入力との間は、抵抗R14を介して接続されている。
また、調整抵抗R13、R14を調整して、コンパレータCP1の閾値にヒステリシス特性を持たせてもよい。コンパレータCP1の閾値にヒステリシス特性を持たせることによって、スイッチング素子42のオン/オフを繰り返さないようにすることができ、LEDモジュール10の点滅動作を防止できる。
スイッチング素子43はコンパレータCP1の出力電圧によって制御されるので、スイッチング素子43は、サーミスタ42と調整抵抗R15とでDC/DCコンバータ41の出力を分圧した電圧に応じてオン/オフ動作することができる。これにより、図6と同様の回路動作が行われる。すなわち、LEDモジュール10の温度が上昇すればサーミスタ42の温度も上昇し、サーミスタ42の抵抗が大きくなり、スイッチング素子43がオフすれば、LEDモジュール10に電流が流れないので定電流電源装置20の出力電圧が上昇していき、やがて過電圧が検知されると出力が停止する。
サーミスタの種類ごとに温度−抵抗特性は異なるものの、サーミスタ42と調整抵抗R15の接続点電圧がサーミスタ42の感知温度に対して変化する点は共通している。この接続点電圧の大きさに基づいて、温度に応じて送風機30を制御しても良い。スイッチング素子43をオフとすべき閾値温度を「第1温度」とした場合に、サーミスタ42で感知した温度が第1温度未満の場合に送風機30の動作を停止させてもよく、感知温度が第1温度以上かつ予め定めた「第2温度」以下の範囲内である場合には送風機30を作動させるようにしてもよい。サーミスタ42で感知した温度が第1温度未満のときには、LEDモジュール10の温度が低く冷却がそれほど必要ないので、送風機30を停止させてもよい。これにより送風機30の動作による音を抑制することができ、消費電力の削減につなげることもできる。また、第1温度以上かつ第2温度以下の温度範囲内では、感知温度に応じて送風機30の回転速度を可変に調整するようにしてもよい。例えばサーミスタ42の感知温度が高いほど接続点電圧が下がるのであれば、接続点電圧が低いほど送風機30の回転速度を増大させるようにDC/DCコンバータ41の出力を増加させてもよい。これにより、サーミスタ42の感知温度が高いほど、送風機30の送風量を増大させることができる。この制御を実現するために、例えばDC/DCコンバータ41の出力制御回路に対してサーミスタ42と調整抵抗R15の接続点電圧をフィードバックしても良い。
なお、実施の形態で用いるサーミスタ42(PTCサーミスタ)に代えて、これとは温度−抵抗特性が逆のサーミスタ(すなわちNTC、CTR等)を本実施の形態の回路に使用してもよい。その場合には、サーミスタ42と調整抵抗R15の位置を逆にしたうえで、サーミスタ42をNTC、CTR等のサーミスタとすればよい。
図8に示す回路構成を用いても良い。図8に示す制御回路240は、サーミスタ42、スイッチング素子43、および調整抵抗44に代えて、温度ヒューズ45を使用している点で、図6の制御回路40と異なっている。この温度ヒューズ45が、上記本発明における「温度感知手段」として機能する。温度ヒューズ45は、スイッチング素子43と同様に、LEDモジュール10に流れる電流の経路に直列に設けられている。温度ヒューズ45も、できるだけLEDモジュール10と熱的に近い位置が望ましい。これにより、異常発熱を感知したときに、直ちに且つ安全に電流経路を遮断することができる。
図9に示す回路構成を用いても良い。図9の制御回路340は、図6の制御回路40とは異なり、DC/DCコンバータ41(つまり送風機30の電源)に供給する電源を、定電流回路21(LEDモジュール10に供給する電流ライン)ではなく、別途設けた制御電源で定電圧回路24から供給するようにしている。この場合には、さらに制御電源用の配線を用いて制御電源接続点2cを介して定電流電源装置20と灯具100とを接続する。このようにすることで、DC/DCコンバータ41および送風機30の動作に使用される電流量の変化によらず、定電流回路21は、LEDモジュール10に所望の電流を供給させることができる。
(実施の形態に含まれる他の技術的思想に基づく照明器具)
上述した実施の形態にかかる照明器具は、定電流回路、発光素子の温度上昇に応じて電流経路を電気的に遮断する手段、および過電圧検出回路を備えており、これにより「ファン停止後に過電圧保護回路を利用した温度保護が可能となる」という利点を有している。しかしながら、上述した実施の形態には、灯具内における送風機、発光素子、および温度感知手段の位置関係を工夫することで異常発熱の発生に応じた温度保護を確実かつ速やかに施すことができるという技術的思想に基づく他の新規な照明器具も含まれている。この新規な照明器具は、「ファン停止後に過電圧保護回路を利用した温度保護が可能となる」という効果を有する上記実施の形態とは独立に、単独で実施されてもよい。具体的には、この他の新規な照明器具は「送風機と、前記送風機の上方に重ねられて前記送風機の送風を受ける放熱フィンと、前記放熱フィンの上方に設置され前記放熱フィンによる冷却を受ける発光素子と、前記送風機と前記発光素子との間又は前記発光素子の隣に設けられた温度感知手段と、を備えた灯具と、前記灯具と電気的に接続し、前記送風機および前記発光素子に対して電源を供給する電源装置と、を備え、前記温度感知手段が予め定めた温度より高い温度を感知したときに前記発光素子に流れる電流を遮断する」という構成を備えるものとして提供されてもよい。
特開2015−2027号公報の図4および段落0044によれば、サーミスタ(符号46)は送風ファン(符号26)の外枠よりも外周側で、かつ、空気吹き出し口よりもLED基板(符号5)から離れた位置に配置されており、サーミスタに送風ファンが形成する気流が直接吹き付けられることがない旨の記載がある。実際に、図4によれば、サーミスタが、送風ファンの底部付近に設けられており、LED基板から最も離れた位置にある。特開2015−2027号公報では、送風機が生成する気流の影響を避けるために、サーミスタをLED基板から離れた位置に設けている。つまり、位置関係としては、特開2015−2027号公報の図3、図4および図7からわかるとおり、LED基板、放熱フィン、放熱フィンの凹部中に設けられた送風ファン(送風機)、サーミスタ、回路基板、という順番でこれらの構造が重ねられている。LED点灯中に、送風機の故障もしくは異物が入るなどして、送風ファンの回転が止まることが想定される。この場合、送風機による冷却効果が突然に失われるので、LEDあるいは内部回路の発熱により灯具が高温となる。このような突然の温度上昇を迅速かつ確実に検知し、温度保護を行いたいという要求がある。上記特開2015−2027号公報にかかる技術では、LEDからサーミスタの位置が離れており、送風ファン停止に伴う突然の温度上昇を即時に検知することが難しいという問題があった。
この点、ここで説明している他の新規な照明器具によれば、温度感知手段を送風機よりも発光素子に近い場所に配置することができる。従って、送風機が止まって発光素子を冷却する機能が低下してしまったときに、異常発熱の発生に応じた温度保護を確実かつ速やかに施すことができる。この照明器具においては電源装置の回路方式が特に限定されず、定電流制御、定電圧制御、定電力制御の何れが適用されてもよい。また上述した本発明にかかる照明器具とは異なり、ここで説明している他の新規な照明器具では、過電圧保護回路を設けることは好ましいものの、必須構成ではない。また、放熱フィン、発光素子、および温度感知手段の構成及び位置関係、ならびにこれに回路基板が追加されたときの構成及び位置関係については、上述した実施の形態における放熱フィン50、LED10モジュール10、111、サーミスタ42、温度ヒューズ45、および回路基板401、414の構成及び位置関係と同様の変形が可能である。
1 照明器具、2a 正極接続点、2b 負極接続点、2c 制御電源接続点、8 配線、10、111 LEDモジュール、20 定電流電源装置、21 定電流回路、22 過電圧保護回路、24 定電圧回路、30 送風機、40、140、240、340、440 制御回路、41 DC/DCコンバータ、42 サーミスタ、43 スイッチング素子、0044 段落、44、R15 調整抵抗、45 温度ヒューズ、50 放熱フィン、51 凹部、100、102、202 灯具、110 LEDモジュール回路、120 過電圧保護素子、401、414 回路基板

Claims (3)

  1. 送風機と、前記送風機の送風を受けることにより冷却される発光素子と、前記発光素子に電流を供給する電源装置と、前記発光素子の温度が予め定めた温度より高い温度となったときに前記発光素子に電流が流れないようにする保護手段と、を備え、
    前記送風機と前記発光素子との間に設けられ、前記送風機の送風を受けて前記発光素子を冷却する放熱フィンをさらに備え、
    前記送風機と前記発光素子との間又は前記発光素子の隣に設けられた温度感知手段をさらに含み、
    前記保護手段は、前記温度感知手段が予め定めた温度より高い温度を感知したときに前記発光素子に流れる電流を遮断し、
    前記放熱フィンは、前記発光素子が設けられた上面と、前記上面の反対側に設けられ前記送風機の送風口と対向する底面とを備え、
    前記温度感知手段は、前記放熱フィンの前記上面の側において前記発光素子の隣に設けられ、
    前記送風機を駆動する駆動回路および前記温度感知手段が実装された回路基板を更に備え、
    前記回路基板は、前記放熱フィンの前記上面と前記発光素子との間に設けられた照明器具。
  2. 送風機と、前記送風機の送風を受けることにより冷却される発光素子と、前記発光素子に電流を供給する電源装置と、前記発光素子の温度が予め定めた温度より高い温度となったときに前記発光素子に電流が流れないようにする保護手段と、を備え、
    前記送風機と前記発光素子との間に設けられ、前記送風機の送風を受けて前記発光素子を冷却する放熱フィンをさらに備え、
    前記送風機と前記発光素子との間又は前記発光素子の隣に設けられた温度感知手段をさらに含み、
    前記保護手段は、前記温度感知手段が予め定めた温度より高い温度を感知したときに前記発光素子に流れる電流を遮断し、
    前記放熱フィンは、前記発光素子が設けられた上面と、前記上面の反対側に設けられ前記送風機の送風口と対向する底面を備え、
    前記温度感知手段は、前記底面に取り付けられることで、前記送風機と前記放熱フィンの間に設けられた照明器具。
  3. 前記送風機を駆動する駆動回路および前記温度感知手段が実装された回路基板を更に備え、
    前記放熱フィンは、前記底面に凹部を備え、
    前記凹部の底に前記回路基板が取り付けられ、
    前記送風機は、前記放熱フィンとともに前記回路基板を挟むように前記凹部の側面に固定された請求項に記載の照明器具。
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