JP6204693B2 - 無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

無線基地局及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6204693B2
JP6204693B2 JP2013099723A JP2013099723A JP6204693B2 JP 6204693 B2 JP6204693 B2 JP 6204693B2 JP 2013099723 A JP2013099723 A JP 2013099723A JP 2013099723 A JP2013099723 A JP 2013099723A JP 6204693 B2 JP6204693 B2 JP 6204693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
user terminal
base station
candidate
candidate cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013099723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014220719A (ja
Inventor
真平 安川
真平 安川
和晃 武田
和晃 武田
石井 啓之
啓之 石井
シアン ユン
シアン ユン
ラン チン
ラン チン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2013099723A priority Critical patent/JP6204693B2/ja
Priority to CN201480025534.8A priority patent/CN105191423A/zh
Priority to US14/889,363 priority patent/US9838908B2/en
Priority to PCT/JP2014/061507 priority patent/WO2014181694A1/ja
Publication of JP2014220719A publication Critical patent/JP2014220719A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6204693B2 publication Critical patent/JP6204693B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/20Selecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • H04L43/0876Network utilisation, e.g. volume of load or congestion level
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/0247Traffic management, e.g. flow control or congestion control based on conditions of the access network or the infrastructure network
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/0268Traffic management, e.g. flow control or congestion control using specific QoS parameters for wireless networks, e.g. QoS class identifier [QCI] or guaranteed bit rate [GBR]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/30Flow control; Congestion control in combination with information about buffer occupancy at either end or at transit nodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。LTEではマルチアクセス方式として、下り回線(下りリンク)にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用い、上り回線(上りリンク)にSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとした方式を用いている。
また、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEの後継システムも検討されてきた(例えば、LTEアドバンスト又はLTEエンハンスメントと呼ぶこともある(以下、「LTE−A」という))。LTE−Aシステムでは、半径数キロメートル程度の広範囲のカバレッジエリアを有するマクロセル内に、半径数十メートル程度の局所的なカバレッジエリアを有するスモールセル(例えば、ピコセル、フェムトセルなど)が形成されるHetNet(Heterogeneous Network)が検討されている(例えば、非特許文献2)。
上述のHetNetでは、マクロセル内に複数のスモールセルが配置される。また、無線通信システムにおいては、一般にユーザ分布やトラヒックロードは一定でなく、時間的、あるいは、場所的に変動する。そのため、マクロセル内に多数のスモールセルを配置する場合、スモールセルは、マクロセル内に一様に配置されるのではなく、場所に応じて密度や環境の異なる(sparse and dense)形態で配置されることが想定される。
しかし、マクロセルと比較してスモールセルのカバレッジエリアは小さいため、ユーザ端末の移動速度や通信状態に伴い、各スモールセルのユーザ数やトラヒックロードは変動する。例えば、特定のセルにユーザ数/トラヒックロードが偏る場合には、無線リソースの利用効率(スペクトラム利用効率)が低減し、無線通信システムのスループットが低下するおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、複数のスモールセルが高い密度で配置される場合であっても、無線リソースを有効に利用して無線通信システムのスループットを向上することができる無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる無線基地局は、ユーザ端末の接続セルを制御する無線基地局であって、前記ユーザ端末での受信電力及び/又は受信品質が所定値以上となる1つ以上の候補セルを選択する選択部と、各候補セルについて、利用する周波数帯域を考慮して配下のユーザ端末に送信するデータ量をそれぞれ算出する算出部と、前記1つ以上の候補セルのうち、当該データ量が最も小さい又は所定の値より小さい候補セルを前記ユーザ端末の接続セルとして決定する決定部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数のスモールセルが高い密度で配置される場合であっても、無線リソースを有効に利用して無線通信システムのスループットを向上することができる。
HetNetの概念図である。 各スモールセルに接続するユーザ端末数を説明する図である。 ロードバランシングの概念を説明する図である。 ユーザ端末数を考慮したロードバランシングの一例を示す図である。 ユーザ端末数を考慮したロードバランシングにおいて各セルのバッファに蓄積されている送信データを考慮した場合を説明する図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す図である。 本実施の形態に係るロードバランシングの手順の一例を示すシーケンス図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、HetNetの概念図である。図1に示すように、HetNetは、マクロセルMとスモールセルSとの少なくとも一部が地理的に重複して配置される無線通信システムである。HetNetは、マクロセルMを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)MeNBと、スモールセルSを形成する無線基地局(以下、スモール基地局という)SeNBと、マクロ基地局MeNBとスモール基地局SeNBと通信するユーザ端末UEとを含んで構成される。
図1に示すように、マクロセルMでは、例えば、800MHzや2GHzなど、相対的に低い周波数帯のキャリア(以下、低周波数帯キャリアという)F1が用いられる。一方、多数のスモールセルSでは、例えば、3.5GHzなど、相対的に高い周波数帯のキャリア(以下、高周波数帯キャリアという)F2が用いられる。なお、800MHzや2GHz、3.5GHzはあくまでも一例である。マクロセルMのキャリアとして、3.5GHzが用いられてもよいし、スモールセルSのキャリアとして、800MHzや2GHz、800MHzや2GHz、1.7GHz等が用いられてもよい。
このように、LTE−A(Rel.12以降)の無線通信システムとして、スモールセルSとマクロセルMが異なる周波数を適用するシナリオ(Separate frequency)が検討されている。この場合、異なる周波数を用いるマクロセルMとスモールセルSを、CA(キャリアアグリゲーション)により同時に使用することも想定される。なお、本実施の形態は、スモールセルSとマクロSが同一周波数を利用する無線通信システムに対しても適用可能である。
一般に、無線通信システムにおいて、ユーザ分布やトラヒックロードは一定でなく、時間的、あるいは、場所的に変動する。そのため、マクロセルM内に多数のスモールセルSを配置する場合、図1に示すように、場所に応じて密度や環境の異なる(sparse and dense)形態で、スモールセルを配置することが想定される。
例えば、ユーザ端末が多く集まる駅やショッピングモール等の局所的な高トラヒックエリアには、スモールセルSの配置密度を高くすること(Dense small cell)が考えられる。一方で、ユーザ端末が集まらない場所には、スモールセルSの配置密度を低くして(Sparse small cell)通信を行うことが考えられる。
しかし、設置場所の制約等により、実際にトラヒックが集中する場所にスモールセルを設定できるとは限らない。つまり、スモールセルを高密度に配置する通信システムでは、実際のスモールセル分布とトラヒック分布にずれが生じ、結果的にトラヒックの偏りが生じてしまう。また、所定エリア(特定のスモールセル)においてトラヒックの偏りが生じると、無線リソースの利用効率(スペクトラム利用効率)が低減し、ユーザスループットの最適化が図れなくなる。
図2は、高密度に配置された各スモールセルSに接続するユーザ端末数の一例を示している。図2Aは、各スモールセルSに対してユーザ端末数が均一に分散される理想的な場合を示している。しかし、スモールセルSのカバレッジエリアは小さいため、実際には各ユーザ端末の移動や通信状態に応じて各スモールセルSのユーザ端末数は不均一となる(図2B参照)。
そのため、このようなトラヒックが偏る環境においては、トラヒックが集中するスモールセルにおけるトラヒック負荷(Traffic load)を、周辺の低トラヒックエリアにオフロードさせる技術(Load balancing/shifting)が有効となる。例えば、図3に示すように、ユーザ端末が集中するスモールセル2の一部のユーザ端末を、ユーザ端末数が少ないスモールセル3に接続させること(オフロード)が考えられる。以下に、ユーザ端末数を考慮してロードバランシングを行う場合について、図4を参照して説明する。
一般的に、ユーザ端末が接続するセルを選択する場合には、各無線基地局からの参照信号の受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)や受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)を用いて行う。なお、ここでいうセルの選択とは、初期接続時のセル選択だけでなく、マクロ基地局に接続しているユーザ端末が、キャリアアグリゲーション(CA)として設定(configure)するスモールセルを選択する場合も含む。
ユーザ端末の接続先としては、通常、受信電力(RSRP)や受信品質(RSRQ)(以下、単に「受信電力」とも記す)の最も高いセルが選択される。一方で、トラヒックの偏りを考慮してロードバランシングを行う場合には、1番高い受信電力(RSRP)から所定値(例えば、XdB)以内に収まる受信電力に対応したスモールセルの中で、ユーザ端末数が少ないスモールセルを選択することが考えられる。
例えば、図4に示す場合、受信電力が最も高いスモールセル#1と、受信電力が当該スモールセル#1の受信電力からXdB以内となるスモールセル#2が接続候補セルとして選択される。そして、スモールセル#1とスモールセル#2に対して接続されるユーザ端末数を考慮して接続セルを選択する。ここでは、スモールセル#1と比較してスモールセル#2に接続するユーザ端末数が少ないため、ユーザ端末の接続先としてスモールセル#2が選択される。これにより、所定の受信品質を満たすと共に、スモールセル間で接続ユーザ端末数を分散することが可能となる。
しかしながら、本発明者等は、現実のトラヒック量はユーザ端末数と異なる点に着目し、上記図4に示すようにユーザ端末数を複数のセル間で均一にする方法では、トラヒック量の均一化が十分でないことを見出した。例えば、図5に示すように、Cell#1に接続するユーザ端末数が2(ユーザ端末#0、#1)、Cell#2に接続するユーザ端末数が1(ユーザ端末#2)であり、ユーザ端末#2に対して容量が大きいデータを送信する場合を想定する。
この場合、ユーザ端末数に基づいてロードバランシングを行うと、配下の端末数が少ないCell#2がユーザ端末の接続セルとして選択される。しかし、Cell#1と比較してCell#2の方がバッファに蓄積されているデータ量が大きいため、トラヒックの均一化の観点からは、接続するユーザ端末数が多いCell#1に接続した方がロードバランシングの効果が得られることとなる。
そこで、本発明者等は、候補セルに接続するユーザ端末数でなく、接続候補セルのバッファに残存するデータ量(候補セルに接続するユーザ端末に送信するデータ量)を考慮して、ユーザ端末の接続セルを決定することによりロードバランシングを行うことを着想した。また、本発明者等は、接続候補セルのバッファに残存するデータ量に加えて、候補セルの隣接セルにおける過去のトラヒックロードを考慮したSINRに基づいて算出した見込みスループットに基づいて、ユーザ端末の接続セルを決定することを着想した。
以下に、本実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の態様)
第1の態様では、ユーザ端末が接続可能な候補セルのバッファに残存するデータ量(候補セル配下のユーザ端末に送信するデータ量)に基づいて、当該ユーザ端末の接続セルを決定する場合について説明する。
複数のセル(例えば、スモールセル)が密に配置されたエリアにおいて、ユーザ端末は複数のセルから送信される下りリンク信号を受信する。そこで、第1の態様では、ユーザ端末と所定の受信電力及び/又は受信品質以上で接続可能な候補セルを選択すると共に、候補セルの中でバッファに残存するデータ量の小さいセルをユーザ端末の接続セルとして選択する。以下に、ユーザ端末が接続するセルの選択方法の一例について説明する。
図6は、本実施の形態における無線通信システムの一例を示す図である。図6の無線通信システムは、それぞれスモールセルを形成する複数のスモール基地局(ここでは、無線基地局#1〜#3)を備えている。無線基地局#1に対してユーザ端末1a〜1cが接続され、無線基地局#2に対してユーザ端末2aが接続され、無線基地局#3に対してユーザ端末3a、3bが接続されている。また、図6の無線通信システムは、無線基地局#1〜#3のいずれかに接続しようとするユーザ端末5aと、当該ユーザ端末5aの接続先を決定する集約ノードと、を含んで構成されている。
集約ノードは、ユーザ端末5aの接続を決定する基地局であればよく、例えば、上記図1におけるマクロ基地局や、複数のスモール基地局を集約して制御する無線基地局とすることができる。各無線基地局#1〜#3と集約ノードとは、X2シグナリングや光ファイバ等の有線接続、又は無線接続により情報の伝達を行うことができる。
ユーザ端末5aは、無線基地局#1〜#3から送信される下りリンク信号(例えば、下り参照信号)の受信電力(RSRP)や受信品質(RSRQ)について、集約ノードに送信する。集約ノードは、各無線基地局のセルに対する受信電力に関する情報(RSRP、RSRQ等)に基づいて、ユーザ端末5aが接続する候補セルを選択する。
候補セルとしては、ユーザ端末5aにおける受信電力が所定値以上となるセルを選択することができる。例えば、ユーザ端末5aでの受信電力が最も高くなるセルと、当該最も高い受信電力から所定値(例えば、XdB)以内の受信電力となるセルを候補セルとして選択する。なお、候補セルは、ユーザ端末側で決定してもよいし、ユーザ端末から各セルの受信電力に関する情報が通知された集約ノード側で決定してもよい。
次に、集約ノードは、各候補セルが利用する周波数帯域を考慮して、単位周波数帯域当たりにおける各候補セルのバッファに残存するデータ量を計算する。周波数帯域を考慮するのは、各候補セルが異なる周波数帯域(キャリア、CC)を利用する場合にも対応するためである。なお、各候補セルのバッファに残存するデータ量に関する情報は、各候補セルから集約ノードに通知することができる。
また、バッファに残存する合計データ量とは、各候補セルが配下のユーザ端末に送信するデータ量に相当する。バッファ内の合計データ量は、瞬時値でもよいし、所定期間の平均値としてもよい。
集約ノードは、データ量の小さい候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定する。また、受信電力が高い候補セルのデータ量から検索し、当該データ量が所定の値(例えば、各無線基地局の合計データ量を平均した値)より小さい場合、当該候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定し、大きい場合は次に受信電力が高い候補セルに対して同様の操作を繰り返し行っても良い。さらに、以上の繰り返し操作において候補セルが見つからない場合、受信電力が最も高い候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定しても良い。例えば、集約ノードは、下記の式(1)を利用して各候補セルのデータ量を算出することができる。
Figure 0006204693
このように、第1の態様では、各候補セルに接続するユーザ端末数でなく、単位周波数帯域当たりにおける各候補セルのバッファに残存するデータ量を考慮して、ロードバランシングを行う。したがって、図6において、従来のようにユーザ端末数に基づいてロードバランシングを行う場合には、接続するユーザ端末数が少ないCell#2がユーザ端末の接続セルとして選択されていたが、本実施の形態では、各セルのバッファのデータ量を考慮して決定する。これにより、複数のスモールセルが高い密度で配置される場合であっても、無線リソースを有効に利用して無線通信システムにおけるスループットを向上することができる。
<複数CC適用時>
次に、各セルにおいて複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いる場合に、ユーザ端末が接続するセル及びCCを決定する方法の一例について説明する。なお、以下の説明では、図6における無線基地局#1〜#3が、それぞれ複数のCC(例えば、3つのCC)を用いる場合を想定する。もちろん本実施の形態はこれに限られない。
各候補セルで複数CCを用いると共にCC毎にユーザ端末に最適な接続セルを選択する場合(基地局間CA)、集約ノードは、CC毎に単位周波数帯域当たりにおける各候補セルのバッファに残存するデータ量を計算する。これにより、集約ノードは、各CCにおける候補セルのデータ量に基づいて、CC毎にユーザ端末5aが接続する最適なセルを決定することが可能となる。
具体的に、集約ノードは、ユーザ端末での受信電力が所定値以上となる候補セルに対して、CC毎にデータ量の計算を行う。具体的に、集約ノードは、下記の式(2)を利用して各候補セルのデータ量をCC毎に算出することができる。例えば、CC数が3(CC1〜CC3)の場合には、各CC1〜CC3について、各候補セルのバッファに残存するデータ量について単位周波数帯域当たりのデータ量を計算する。なお、ここでは、各セルで利用するCCは、同一チャネルである場合を想定している。
Figure 0006204693
集約ノードは、上記式(2)を用いてCC毎に計算した各候補セルのバッファに残存するデータ量を用いて、各CCにおいて最もデータ量が小さくなる候補セルをユーザ端末5aの接続セルとしてそれぞれ決定する。また、各CCにおいて、受信電力が高い候補セルのデータ量から検索し、当該データ量が所定の値(例えば、各無線基地局の合計データ量を平均した値)より小さい場合、当該候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定し、大きい場合は次に受信電力が高い候補セルに対して同様の操作を繰り返し行っても良い。さらに、以上の繰り返し操作において候補セルが見つからない場合、受信電力が最も高い候補セルを、当該CCにおけるユーザ端末5aの接続セルとして決定しても良い。これにより、集約ノードは、候補セルに接続するユーザ端末数でなく、接続候補セルのバッファに残存するデータ量を考慮して、CC毎にユーザ端末が接続する最適なセルを決定することができる。
一方で、各候補セルで複数のCCを利用する際にCC共通のスケジューラを用いる場合(基地局内CA)、集約ノードは、各CCにおける各候補セルのバッファに残存するデータ量の合計値が最も小さい候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定することができる。なお、この場合、ユーザ端末5aがサポートするCC数(CCu)分だけバッファのデータ量を加算する。
例えば、ユーザ端末5aがサポートするCC数(例えば、CCu=2)が、各候補セルで適用されるCC数(例えば、CCcell=3)より少ない場合(CCu<CCcell)には、集約ノードは、CCuに基づいてCCcellにおけるバッファのデータ量の加算を行う。具体的に、集約ノードは、以下の式(3)を用いて、取り得る組合せに対してバッファのデータ量の合計(ここでは、2CCの合計)を求める。なお、CCu=2、CCcell=3の場合には、3通り(=32)となる。
Figure 0006204693
集約ノードは、各候補セルのバッファに残存するデータ量として、CC1+CC2、CC1+CC3、CC2+CC3を考慮する。そして、2CCの合計値が最も小さい候補セルを、ユーザ端末5aが接続するセルとして決定することができる。
このように、ユーザ端末がサポートするCC数と、各セルが利用するCCとの関係を考慮して、各セルのバッファに残存するデータ量の合計値を計算することにより、ユーザ端末に対して最適な接続セルを決定することが可能となる。
(第2の態様)
第2の態様では、ユーザ端末が接続可能な候補セルに対する見込みのスループットを算出し、当該見込みのスループットが最大となるようにユーザ端末が接続するスモールセル(あるいはキャリア)を決定する場合について説明する。
上述したように、複数のセル(例えば、スモールセル)が密に配置されるエリアでは、ユーザ端末は複数のセル(候補セル)から送信される信号を受信する。そこで、第2の態様では、ユーザ端末に対する各候補セルの受信電力(RSRP)や受信品質(RSRQ)(以下、単に「受信電力」とも記す)を用いて、各候補セルのSINRを算出する。また、SINRの算出において、各候補セル以外の他セル(当該候補セルに隣接するセル)のトラヒックロードを考慮する。
そして、各候補セルのSINRから各候補セルの見込みスループットを算出すると共に、各候補セルのバッファに残存するデータ量を考慮した見込みスループットを計算して、ユーザ端末が接続するセルを決定する。以下に、ユーザ端末が接続するセルの選択方法の一例について説明する。
図7Aは、本実施の形態における無線通信システムの一例を示す図である。図7Aの無線通信システムは、上記図6で示した無線通信システムと同じ構成であるため説明を省略する。以下に、図7Bを参照して、集約ノードがユーザ端末5aの接続セルを決定する手順の一例について説明する。
まず、ユーザ端末5aは、候補セルを形成する無線基地局#1〜#3から送信される下りリンク信号(例えば、下り参照信号)の受信電力に関する情報(RSRP、RSRQ等)を集約ノードへ送信する(ステップ10)。また、各候補セルから集約ノードに対して、各セルで過去に観測したトラヒックロードや、各候補セルのバッファに残存するデータ量(各候補セル配下のユーザ端末に送信するデータ量)に関する情報を通知してもよい。
候補セルとしては、ユーザ端末5aが下りリンク信号を受信可能な全てのセルを選択してもよいし、上記第1の態様と同様に、ユーザ端末5aにおける受信電力が所定値以上となるセルを選択することができる。なお、候補セルは、ユーザ端末側で決定してもよいし、ユーザ端末から各セルの受信電力に関する情報が通知される集約ノード側で決定してもよい。
集約ノードは、ユーザ端末5aや各候補セルから受信した情報に基づいて、各候補セルに対するSINRを算出する(ステップ11)。この際、ある候補セルのSINRを算出する際に、当該候補セル以外の他の候補セル(隣接セル)におけるトラヒックロードを考慮して計算を行う。例えば、無線基地局#1が形成する候補セル#1のSINRを計算する場合には、無線基地局#2が形成する候補セル#2と無線基地局#3が形成する候補セル#3における過去に観測した平均のトラヒックロードを考慮する。
集約ノードは、下記の式(4)を利用して各候補セルのSINRを算出することができる。
Figure 0006204693
例えば、候補セル#1のSINRを算出する場合には、当該候補セル#1の受信電力(RSRPcell)と、他の候補セル#2、#3の受信電力(RSRPNeighbor1、PNeighbor2)と、他の候補セル#2、#3の過去のトラヒックロード(α、α)を用いる。
なお、式(4)において、他の候補セルの過去の平均のトラヒックロードを示すα(ここでは、α、α)は、他の候補セル間のトラヒックロードの相対関係を示す値であれば特に限定されない。例えば、集約ノードは、他の候補セル(隣接セル)の過去の平均のトラヒックロードの総量を1として、候補セルのトラヒックロードの値に応じてα(0〜1)を決定することができる。なお、過去に観測した平均のトラヒックロードは、過去の所定期間における各候補セルのトラヒックロードをそれぞれ平均化した値とすることができる。
次に、集約ノードは、ステップ11で求めたSINRに基づいて各候補セルの見込みスループットを算出する(ステップ12)。例えば、SINRと当該候補セルの周波数帯域(BW)に基づいて見込みスループットを算出する。具体的に、集約ノードは、下記の式(5)を利用して各候補セルの見込みスループットを算出することができる。
Figure 0006204693
次に、集約ノードは、ステップ12で求めた見込みスループットを用いて、各候補セルのバッファに残存する合計データ量を考慮した見込みスループット(以下、「見込みスループットメトリック」とも記す)を計算する(ステップ13)。バッファに残存する合計データ量とは、各候補セルが配下のユーザ端末に送信するデータ量に相当する。また、バッファ内の合計データ量は、瞬時値でもよいし、所定期間の平均値としてもよい。
集約ノードは、下記の式(6)を利用して各候補セルのスループットのメトリックを算出することができる。
Figure 0006204693
例えば、候補セル#1のSINRを算出する場合には、当該候補セル#1の配下のユーザ端末1a〜1bに送信すべきデータ量(Datacell_UE#1a、Datacell_UE#1b、Datacell_UE#1c)を考慮する。上記式(6)の送信すべきデータ量を考慮した見込みスループットメトリックの値が大きいセル程、現実のトラヒック量が少なく且つ所定の受信品質でユーザ端末と接続可能なセルとなる。
また、上記式(6)において、補正項をβcell=1、γcell=0とした場合、βcell/(Datacell_UE#0+Datacell_UE#1+・・・+γcell)の項は0から無限大の値をとり得るため、上記式(6)を用いたセル選択において、見込みスループットRcellより送信すべきデータ量の影響の方が支配的になる。一方、補正項をβcell=1、γcell=1とした場合、βcell/(Datacell_UE#0+Datacell_UE#1+・・・+γcell)の項は0から1の値をとり得るため、上記式(6)を用いたセル選択において、送信すべきデータ量より見込みスループットRcellの影響の方が支配的になる。
集約ノードは、各候補セルに対して上記式(6)を用いて見込みスループットメトリックを計算した後、当該見込みスループットメトリックの大きい候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定する(ステップ14)。その後、ユーザ端末5aに対して、接続セルに関する情報を上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)等を用いて通知し(ステップ15)、ユーザ端末5aと接続セルで通信を開始する(ステップ16)。
このように、候補セルに接続するユーザ端末数でなく、候補セルのバッファに残存するデータ量を考慮した見込みスループットを考慮してロードバランシングを行うことより、複数のスモールセルが高い密度で配置される場合であっても、無線リソースを有効に利用して無線通信システムにおけるスループットを向上することができる。
<複数CC適用時>
次に、各セルにおいて複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いる場合に、ユーザ端末が接続するセルを決定する方法の一例について説明する。なお、以下の説明では、図7Aにおける無線基地局#1〜#3が、それぞれ複数のCC(例えば、3つのCC)を用いる場合を想定する。もちろん本実施の形態はこれに限られない。
各候補セルで複数CCを用いると共にCC毎にユーザ端末に最適な接続セルを選択する場合(基地局間CA)、集約ノードは、CC毎に各候補セルの見込みスループットを算出する。そして、集約ノードは、各CCにおける候補セルのバッファに残存する合計データ量を考慮した見込みスループットメトリックを計算する。各CCについて、各候補セルの見込みスループットメトリックを計算することにより、集約ノードは、CC毎にユーザ端末が接続する最適なセルを決定することが可能となる。
具体的に、集約ノードは、ユーザ端末や各候補セルから受信した情報に基づいてCC毎に各候補セルのSINRを算出する。この際、集約ノードは、SINRを算出する候補セル以外の他の候補セルについてトラヒックロードを考慮して計算する。
集約ノードは、下記の式(7)を利用して各候補セルのSINRをCC毎に算出することができる。例えば、CC数が3(CC1〜CC3)の場合には、各CC1〜CC3について、各候補セルのSINRを算出する。なお、ここでは、各セルで利用するCCは、同一チャネルである場合を想定している。
Figure 0006204693
次に、集約ノードは、上記式(7)で求めたSINRを用いて各候補セルの見込みスループットをCC毎にそれぞれ算出する。この際、各CCで利用する周波数帯域(又はRB数)を考慮する。具体的に、集約ノードは、下記の式(8)を利用して各候補セルの見込みスループットをCC毎に算出することができる。例えば、CC数が3(CC1〜CC3)の場合には、各CC1〜CC3について、各候補セルの見込みスループットを算出する。
Figure 0006204693
次に、集約ノードは、上記式(8)で求めた見込みスループットを用いて、各候補セルのバッファに残存する合計データ量を考慮した見込みスループットメトリックをCC毎に計算する。具体的に、集約ノードは、下記の式(9)を利用して各候補セルの見込みスループットメトリックをCC毎に計算することができる。例えば、CC数が3(CC1〜CC3)の場合には、各CC1〜CC3について、各候補セルの見込みスループットメトリックを算出する。
Figure 0006204693
集約ノードは、上記式(9)を用いてCC毎に各候補セルの見込みスループットメトリックを計算し、各CCにおいて最も見込みスループットメトリックが大きくなる候補セルをユーザ端末5aの接続セルとしてそれぞれ決定する。これにより、集約ノードは、候補セルに接続するユーザ端末数でなく、接続候補セルのバッファに残存するデータ量を考慮した見込みスループットに基づいて、CC毎にユーザ端末が接続する最適なセルを決定することができる。
一方で、各候補セルで複数のCCを用いる際にCC共通のスケジューラを用いる場合(基地局内CA)、集約ノードは、各CCにおける見込みスループットメトリックの合計値が最も高い候補セルをユーザ端末5aの接続セルとして決定することができる。この場合、ユーザ端末5aがサポートするCC数(CCu)分だけ見込みスループットメトリックを加算する。
例えば、ユーザ端末5aがサポートするCC数(例えば、CCu=2)が、各候補セルで適用されるCC数(例えば、CCcell=3)より少ない場合(CCu<CCcell)には、集約ノードは、CCuに基づいてCCcellにおける見込みスループットメトリックの加算を行う。具体的に、集約ノードは、以下の式(10)を用いて、取り得る組合せに対して見込みスループットメトリックの合計(ここでは、2CCの合計)を求める。なお、CCu=2、CCcell=3の場合には、3通り(=32)となる。
Figure 0006204693
集約ノードは、各候補セルの見込みスループットメトリックとして、CC1+CC2、CC1+CC3、CC2+CC3を考慮する。そして、2CCの合計値が最も高い候補セルを、ユーザ端末5aが接続するセルとして決定することができる。
このように、ユーザ端末がサポートするCC数と、各セルが利用するCCとの関係を考慮して、各候補セルの見込みスループットメトリックの合計値を計算することにより、ユーザ端末に対して最適な接続セルを決定することが可能となる。
<変形例>
なお、本実施の形態の特徴の一つは、ユーザ端末5aが接続するセル選択の基準として、各セル及びCC等の割当て頻度を考慮することである。したがって、上記説明では、各候補セルの見込みスループットを、各無線基地局のバッファに残存するデータ量で正規化する場合を示したが、本実施の形態はこれに限られない。
例えば、各候補セルにおける見込みスループットメトリックは、下記式(11)、式(12)に示すように定義することができる。なお、式(11)は上記式(6)を一般化した式に相当し、式(12)は上記式(9)、式(10)を一般化した式に相当する。つまり、式(6)、式(9)、式(10)は、式(11)、式(12)において、χcell=1/data量とした場合に相当する。
Figure 0006204693
Figure 0006204693
χcellとしては、「1/data量」の他に、「候補セルやCCのバッファ(buffer)にデータがある場合の割当て頻度(例えば、リソース利用率でも良い)を一定期間平均した値」、「1/セル選択時、あるいは一定期間バッファにdataがあるユーザ端末数(UE数)」又は「セルの平均UEスループット」等を用いてもよい。なお、平均UEスループットは、ユーザuの瞬時スループットを下記の式(13)で近似し、当該近似した値を平均した値とすることができる。
Figure 0006204693
なお、第2の態様だけでなく、第1の態様においても、無線基地局のバッファに残存するデータ量でなく、上記「候補セルやCCのバッファ(buffer)にデータがある場合の割当て頻度(例えば、リソース利用率でも良い)を一定期間平均した値」、「1/セル選択時、あるいは一定期間バッファにdataがあるユーザ端末数(UE数)」又は「セルの平均UEスループット」等を考慮して、ユーザ端末の接続セルを決定してもよい。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムについて、詳細に説明する。この無線通信システムでは、上述の第1、第2の態様に係るユーザ端末の接続セル決定方法が適用される。
図8は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図8に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム或いは、SUPER 3Gが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、LTEシステムのシステム帯域幅を1単位とする複数の基本周波数ブロック(コンポーネントキャリア)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)が適用することができる。また、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、FRA(Future Radio Access)と呼ばれても良い。
図8に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続すること(dual connectivity)ができる。この場合、ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA(キャリアアグリゲーション)により同時に使用することが想定される。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrier等と呼ばれる)を用いて通信が行なわれる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz等)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。ユーザ端末20と無線基地局12間のキャリアタイプとしてニューキャリアタイプ(NCT)を利用してもよい。無線基地局11と無線基地局12(又は、無線基地局12間)は、有線接続(Optical fiber、X2インターフェース等)又は無線接続されている。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB、マクロ基地局、集約ノード、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、RRH(Remote Radio Head)、マイクロ基地局、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。
ここで、図8に示す無線通信システムで用いられる通信チャネルについて説明する。下りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有されるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)と、下りL1/L2制御チャネル(PDCCH、PCFICH、PHICH、拡張PDCCH)とを有する。PDSCHにより、ユーザデータ及び上位制御情報が伝送される。PDCCH(Physical Downlink Control Channel)により、PDSCHおよびPUSCHのスケジューリング情報等が伝送される。PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)により、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)により、PUSCHに対するHARQのACK/NACKが伝送される。また、拡張PDCCH(EPDCCH)により、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報等が伝送されてもよい。このEPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重される。
上りリンクの通信チャネルは、各ユーザ端末20で共有される上りデータチャネルとしてのPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、上りリンクの制御チャネルであるPUCCH(Physical Uplink Control Channel)とを有する。このPUSCHにより、ユーザデータや上位制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、ACK/NACK等が伝送される。
図9は、本実施の形態に係る無線基地局10(無線基地局11及び12を含む)の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下りリンクの制御チャネルの信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
また、ベースバンド信号処理部104は、報知チャネルにより、ユーザ端末20に対して、当該セルにおける通信のための制御情報を通知する。当該セルにおける通信のための情報には、例えば、上りリンク又は下りリンクにおけるシステム帯域幅等が含まれる。また、ユーザ端末が無線基地局11と無線基地局12の双方に接続する場合(dual connection)、集約ノードとして機能する無線基地局11からユーザ端末へ上位レイヤシグナリンを介して、接続セルに関する情報を通知することができる。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上りリンクによりユーザ端末20から無線基地局10に送信されるデータについては、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力されたベースバンド信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図10は、本実施の形態に係る無線基地局11(マクロ基地局又は集約ノード)が有するベースバンド信号処理部104の主な機能構成図である。
図10に示すように、無線基地局11が有するベースバンド信号処理部104は、候補セル選択部301と、算出部302と、接続セル決定部303と、接続セル通知部304と、を少なくとも含んで構成されている。
候補セル選択部301は、ユーザ端末が接続しようとする候補セルを選択する。例えば、上記図8において、無線基地局11に接続しているユーザ端末20が、さらに複数の無線基地局12(スモール基地局)のいずれかに接続する(CAを行う)場合、当該ユーザ端末20の接続候補となる無線基地局12(候補セル)を選択する。
上記第1の態様を適用する場合、候補セル選択部301は、ユーザ端末20における受信電力が所定値以上となるセルを候補セルとして選択することができる。例えば、ユーザ端末20での受信電力が最も高くなるセルと、当該最も高い受信電力から所定値(例えば、XdB)以内の受信電力となるセルを候補セルとして選択する。上記第2の態様を適用する場合、候補セル選択部301は、ユーザ端末20における受信電力が所定値以上となるセル、又はユーザ端末20が下りリンク信号を受信可能な全てのセルを候補セルとして選択することができる。
なお、候補セル選択部301は、ユーザ端末20側で選択された候補セルに関する情報に基づいて候補セルを特定してもよいし、ユーザ端末20から通知された各セルの受信電力に関する情報に基づいて候補セルを決定してもよい。
算出部302は、各候補セルについて、単位周波数帯域当たりにおける各候補セルのデータ量、他の候補セルのトラヒックロードを考慮したSINR、利用する周波数帯域を考慮した見込みスループットと、各候補セルが配下のユーザ端末に送信するデータ量を考慮した見込みスループットメトリック等を算出する。
上記第1の態様を適用する場合、算出部302は、各候補セルが利用する周波数帯域を考慮して、単位周波数帯域当たりにおける各候補セルのバッファに残存するデータ量を計算する(上記式(1)〜(3)等)。
一方で、上記第2の態様を適用する場合、算出部302は、各候補セルの受信電力等と、他の候補セルにおけるトラヒックロードを考慮して、各候補セルのSINRを算出する(上記式(4)、(7)等)。また、算出部302は、算出したSINRと候補セルの周波数帯域(BW)に基づいて見込みスループットを算出する(上記式(5)、(8)等)。また、算出部302は、各候補セルのバッファに残存する合計データ量を考慮した見込みスループットメトリックを算出する(上記式(6)、(9)、(10)等)。
接続セル決定部303は、算出部302での計算結果に基づいて、ユーザ端末20が接続するセル(無線基地局12)を決定する。上記第1の態様を適用する場合、接続セル決定部303は、データ量の小さいセルをユーザ端末20の接続セルとして決定する。また、上記第2の態様を適用する場合、接続セル決定部303は、見込みスループットメトリックの大きい候補セルをユーザ端末20の接続セルとして決定する。
接続セル通知部304は、接続セル決定部303で決定した結果に基づいて、ユーザ端末20に対する接続セルに関する情報の通知を制御する。
このように、各候補セルに接続するユーザ端末数でなく、単位周波数帯域当たりにおける各候補セルのバッファに残存するデータ量を考慮して、ロードバランシングを行うことにより、複数のスモールセルが高い密度で配置される場合であっても、無線リソースを有効に利用することができる。
図11は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部(受信部)203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下りリンクのデータについては、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換されてベースバンド信号に変換される。このベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部204でFFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下りリンクのデータの内、下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ (Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図12は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204の主な機能構成図である。図12に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、受信電力/受信品質測定部401と、接続セル選択部402と、を少なくとも有している。なお、上述したように、ベースバンド信号処理部204は、再送制御の送信処理、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等を行う機能部も有している。
受信電力/受信品質測定部401は、各無線基地局12(候補セル)から送信される下りリンク信号(下り参照信号)の受信電力(RSRP)や受信品質(RSRQ)を測定する。受信電力/受信品質測定部401で測定された受信電力に関する情報(RSRP、RSRQ)は、送受信部203を介して無線基地局11に通知される。
接続セル選択部402は、無線基地局11から通知された接続セルに関する情報に基づいて、当該ユーザ端末20が接続する無線基地局12を選択する。なお、接続セルは、無線基地局11における接続セル決定部303で決定されたセルであり、例えば、ユーザ端末20における受信電力及び/又は受信品質が所定値以上であり、且つ単位周波数帯域あたりにおいて配下のユーザ端末に送信するデータ量が小さい候補セルとなる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。例えば、上述した複数の態様を適宜組み合わせて適用することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…無線基地局(マクロ基地局)
12、12a、12b…無線基地局(スモール基地局)
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…候補セル選択部
302…算出部
303…接続セル決定部
304…接続セル通知部
401…受信電力/受信品質測定部
402…接続セル選択部

Claims (9)

  1. ユーザ端末の接続セルを制御する無線基地局であって、
    前記ユーザ端末での受信電力及び/又は受信品質が所定値以上となる1つ以上の候補セルを選択する選択部と、
    各候補セルについて、利用する周波数帯域を考慮して配下のユーザ端末に送信するデータ量をそれぞれ算出する算出部と、
    前記1つ以上の候補セルのうち、当該データ量が最も小さい又は所定の値より小さい候補セルを前記ユーザ端末の接続セルとして決定する決定部と、を有することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記選択部は、前記ユーザ端末での受信電力及び/又は受信品質が最も高くなるセルと、当該最も高い受信電力及び/又は受信品質から所定値以内の受信電力及び/又は受信品質となるセルを、前記1つ以上の候補セルとして選択することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記算出部は、以下の式(1)を用いて各候補セルに対応するデータ量を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
    Figure 0006204693
  4. 各候補セルにおいて複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いる場合に、前記算出部は、CC毎に各候補セルに対応するデータ量を計算し、CC毎に前記ユーザ端末が接続するセルを決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線基地局。
  5. ユーザ端末の接続セルを制御する無線基地局であって、
    前記ユーザ端末に接続可能となる1つ以上の候補セルについて、当該候補セル以外の他の候補セルの平均のトラヒックロードと、各候補セルの受信電力及び/又は受信品質とに基づいてSINRを算出すると共に、算出したSINR及び候補セルが利用する周波数帯域に基づいて見込みスループットを算出する算出部と、
    前記1つ以上の候補セルのうち、各候補セルが配下のユーザ端末に送信するデータ量を考慮した見込みスループットである見込みスループットメトリック最も大きい候補セルを前記ユーザ端末の接続セルとして決定する決定部と、を有することを特徴とする無線基地局。
  6. 前記算出部は、各候補セルの前記見込みスループットメトリックとして、前記見込みスループットを各候補セルが配下のユーザ端末に送信するデータ量で正規化した値を算出することを特徴とする請求項5に記載の無線基地局。
  7. 前記算出部は、各候補セルのSINRを以下の式(4)を用いて算出、前記見込みスループットを以下の式(5)を用いて算出し、前記見込みスループットメトリックを以下の式(6)を用いて算出することを特徴とする請求項6に記載の無線基地局。
    Figure 0006204693
    Figure 0006204693
    Figure 0006204693
  8. 各候補セルにおいて複数のコンポーネントキャリア(CC)を用いる場合に、前記算出部は、CC毎のSINR及び見込みスループットを算出し、CC毎の見込みスループットメトリックを算出することを特徴とする請求項5に記載の無線基地局。
  9. ユーザ端末と、前記ユーザ端末の接続セルを制御する無線基地局との無線通信方法であって、
    前記無線基地局は、前記ユーザ端末での受信電力及び/又は受信品質が所定値以上となる1つ以上の候補セルを選択する工程と、
    各候補セルについて、利用する周波数帯域を考慮して配下のユーザ端末に送信するデータ量をそれぞれ算出する工程と、
    前記1つ以上の候補セルのうち、当該データ量が最も小さい又は所定の値より小さい候補セルを前記ユーザ端末の接続セルとして決定する工程と、を有することを特徴とする無線通信方法。
JP2013099723A 2013-05-09 2013-05-09 無線基地局及び無線通信方法 Expired - Fee Related JP6204693B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013099723A JP6204693B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 無線基地局及び無線通信方法
CN201480025534.8A CN105191423A (zh) 2013-05-09 2014-04-24 无线基站、用户终端以及无线通信方法
US14/889,363 US9838908B2 (en) 2013-05-09 2014-04-24 Radio base station, user terminal and radio communication method
PCT/JP2014/061507 WO2014181694A1 (ja) 2013-05-09 2014-04-24 無線基地局、ユーザ端末及び無線通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013099723A JP6204693B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 無線基地局及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014220719A JP2014220719A (ja) 2014-11-20
JP6204693B2 true JP6204693B2 (ja) 2017-09-27

Family

ID=51867176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013099723A Expired - Fee Related JP6204693B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 無線基地局及び無線通信方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9838908B2 (ja)
JP (1) JP6204693B2 (ja)
CN (1) CN105191423A (ja)
WO (1) WO2014181694A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6334868B2 (ja) * 2013-08-30 2018-05-30 株式会社Nttドコモ 無線基地局
JP6414073B2 (ja) * 2013-11-28 2018-10-31 日本電気株式会社 無線通信端末、プログラム、及びセル選択方法
CN104717270B (zh) * 2013-12-17 2019-08-23 腾讯科技(深圳)有限公司 实现服务接入的分配方法和系统
KR101582598B1 (ko) * 2014-07-31 2016-01-05 에스케이텔레콤 주식회사 단말장치 및 단말장치의 동작 방법
WO2016163277A1 (ja) * 2015-04-07 2016-10-13 株式会社Nttドコモ 通信制御装置および通信制御方法
JP6676453B2 (ja) * 2016-04-20 2020-04-08 株式会社Nttドコモ 情報処理装置
US9756518B1 (en) * 2016-05-05 2017-09-05 Futurewei Technologies, Inc. Method and apparatus for detecting a traffic suppression turning point in a cellular network
CN108064050B (zh) * 2016-11-05 2021-05-14 华为技术有限公司 配置方法及装置
KR101813699B1 (ko) 2016-12-19 2017-12-29 수원대학교산학협력단 소형셀 네트워크에서의 에너지 효율적인 연결 제어 방법
US10506608B1 (en) * 2017-02-20 2019-12-10 Sprint Spectrum L.P. Selective distribution of MIMO layers among carriers
WO2021027783A1 (zh) 2019-08-14 2021-02-18 华为技术有限公司 分配射频资源的方法、装置、设备、系统和存储介质
US11224013B2 (en) * 2020-03-16 2022-01-11 At&T Intellectual Property I, L.P. Facilitation of idle mode cell reselection for 5G or other next generation network
US11463901B2 (en) 2020-05-07 2022-10-04 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatuses and methods to facilitate load-aware radio access network resource allocations
US11290917B2 (en) * 2020-05-07 2022-03-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Apparatuses and methods for estimating throughput in accordance with quality of service prioritization and carrier aggregation to facilitate network resource dimensioning
JP7245273B2 (ja) * 2021-03-19 2023-03-23 本田技研工業株式会社 通信制御装置、移動体、通信制御方法、及びプログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI109513B (fi) * 1997-05-13 2002-08-15 Nokia Corp Solun kuormitukseen perustuva kanavanvaihto matkaviestinjärjestelmässä
JP2003018647A (ja) * 2001-06-28 2003-01-17 Mitsubishi Electric Corp 無線通信システムの基地局
JP2005341432A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Ntt Docomo Inc 周波数選択装置、移動通信システムおよびマルチバンド制御方法
JP4427415B2 (ja) * 2004-08-05 2010-03-10 株式会社日立コミュニケーションテクノロジー ハンドオフ制御方法、無線制御局及び無線基地局
JP2008258971A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Ntt Docomo Inc 基地局及び移動局
JP5285941B2 (ja) * 2008-03-27 2013-09-11 京セラ株式会社 無線通信システム、無線基地局および無線通信方法
JP4901800B2 (ja) * 2008-04-14 2012-03-21 株式会社日立製作所 無線端末および基地局制御局ならびに無線通信システムにおけるハンドオフ制御方法
CN102045795B (zh) * 2009-10-15 2015-05-06 华为技术有限公司 一种从目标基站获取信息的方法及装置
JP5123985B2 (ja) * 2010-05-13 2013-01-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局及び移動通信方法
CN102469543B (zh) * 2010-11-05 2015-09-16 中兴通讯股份有限公司 接纳控制方法、装置及系统
CN102223666A (zh) * 2011-06-03 2011-10-19 电信科学技术研究院 一种基于优先级的测量上报方法和设备
US9420508B2 (en) * 2011-08-25 2016-08-16 Kyocera Corporation Communication system, base station and communication control method

Also Published As

Publication number Publication date
CN105191423A (zh) 2015-12-23
US9838908B2 (en) 2017-12-05
US20160119816A1 (en) 2016-04-28
JP2014220719A (ja) 2014-11-20
WO2014181694A1 (ja) 2014-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6204693B2 (ja) 無線基地局及び無線通信方法
JP7183047B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
JP6239756B2 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2018043560A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018025908A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018173163A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2019239583A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018128187A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2017164220A1 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2018167958A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018147346A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP6096142B2 (ja) ユーザ端末、基地局及び無線通信方法
JP6161347B2 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
WO2018198342A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP7013382B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
JP6289818B2 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JP7001681B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム
WO2018021203A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018203379A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018128181A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
JPWO2017217456A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2018207372A1 (ja) ユーザ端末及び無線通信方法
WO2017150448A1 (ja) ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法
JP7144420B2 (ja) 端末、無線通信方法及びシステム
JP6938505B2 (ja) 端末、無線通信方法、基地局及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6204693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees