JP6203667B2 - 基板液処理装置及び基板液処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板に処理液を供給することにより当該基板に液処理を施す基板液処理装置及び基板液処理方法に関する。
半導体装置の製造においては、半導体ウエハ等の基板にウエットエッチング、洗浄等のさまざまな液処理が施される。このような液処理を行うために、基板液処理装置が用いられる。基板液処理装置は、例えば、基板を水平姿勢に保持して回転させるスピンチャックと、スピンチャックに保持された基板の周囲に設けられて基板から飛散する処理液を受け止める液受けカップと、スピンチャックに保持された基板に処理液を供給するノズルと、ノズルを支持して基板中心部の真上に位置する処理位置と基板上方からの平面視で基板の外側に位置する退避位置との間でノズルを移動させるノズルアームとを有している。ノズルが処理位置にあるときには、ノズルアームは基板の上方に位置して基板の半径方向に延びている(例えば特許文献1を参照)。
上記の形式の基板液処理装置では、通常は、基板の表面近傍の雰囲気をコントロールするため、基板の上方に設置されたFFU(ファンフィルタユニット)により清浄空気のダウンフローが形成されている。液受けカップの内部空間が吸引されているため、ダウンフローは基板の表面近傍を通過しながらカップ内に引き込まれる。この流れにより、基板の表面近傍の雰囲気が清浄に維持され、また基板から飛散した処理液のミストが基板に再付着することが防止ないし抑制されている。
ノズルアームが基板の上方に位置しているとき、上記のダウンフローがノズルアームにより乱される。このような空気流の乱れは半導体デバイスの微細化が一層進んだ場合、あるいは、次世代18インチウエハのような大型の基板に対して処理を行う場合には、上記の空気流の乱れに起因する処理の面内不均一が問題となり得るうるものと考えられる。
この問題を解決するため、基板中心部の上方ではなく、基板上方からの平面視で基板の外側の所定位置にノズルを固定し、このノズルから基板に向けて(例えば基板中心を狙って)処理液を吐出することが考えられる。しかし、このような固定ノズルは基板に向けてしか処理液を吐出することができない。基板液処理装置の実際の運用では、ダミーディスペンスと呼ばれる操作が行われるが、固定ノズルでは基板に向けて処理液を吐出することしかできないため、ダミーディスペンスに対応することができない。また、固定ノズルはスキャン供給(基板上での処理液の供給位置を移動させる動作)を行うことができないため、様々な処理に柔軟に対応することができない。
特開2007−263485号公報
本発明は、基板周囲の気流を乱すことなく基板を処理することができ、かつ、ダミーディスペンス若しくはスキャン供給等の操作に柔軟に対応することができる基板液処理装置及び基板液処理方法を提供することを目的としている。
本発明は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部を回転させる回転駆動部と、前記基板保持部に保持されて回転する基板に供給された後の処理液を受け止めて回収する回収カップと、前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液ノズルと、前記処理液ノズルを保持するノズルアームと、前記処理液ノズルを、前記処理液ノズルが基板の方向を向いた処理位置と、前記処理位置から退避した退避位置との間で移動させるように前記ノズルアームを駆動するノズルアーム駆動機構と、を備え、前記処理位置にあるとき、前記処理液ノズルが前記基板保持部に保持された基板の周縁よりも半径方向外側に位置して基板に向けて処理液を吐出する、基板液処理装置を提供する。
また、本発明は、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部を回転させる回転駆動部と、前記基板保持部に保持されて回転する基板に供給された後の処理液を受け止めて回収する回収カップと、前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液ノズルと、前記処理液ノズルを保持するノズルアームと、前記処理液ノズルを、前記処理液ノズルが基板の方向を向いた処理位置と、前記処理位置から退避した退避位置との間で移動させるように前記ノズルアームを駆動するノズルアーム駆動機構と、前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理ガスノズルと、前記処理ガスノズルを、前記処理ガスノズルが基板の上方に位置する進出位置と、前記処理ガスノズルが基板の周縁より外側に位置する待機位置との間で移動させる処理ガスノズル移動機構と、を備えた基板液処理装置を用いて基板に液処理を施す基板液処理方法において、基板に処理液を供給するときには、前記処理位置にある前記処理液ノズルが前記基板保持部に保持された基板の周縁よりも半径方向外側に位置して基板に向けて処理液を吐出するとともに、前記処理ガスノズルが前記待機位置に位置し、基板に処理ガスを供給するときには、前記処理液ノズルが前記退避位置で退避するとともに、前記処理ガスノズルが前記進出位置に位置して基板に向けて処理ガスを供給する、基板液処理方法を提供する。
本発明によれば、処理位置において処理液ノズルが基板保持部に保持された基板の周縁よりも半径方向外側に位置しているため、処理液ノズル及びノズルアームが基板周囲の気流を乱すことを防止または低減することができる。また、ノズルアームが可動であるため、処理液ノズルを様々な場所に移動させることができ、ダミーディスペンス若しくはスキャン動作等の操作に柔軟に対応することができる。
本発明の一実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す平面図である。 基板処理システムに含まれる処理ユニットの構成を示す縦断面図である。 図2に示す処理ユニットの平面図である。 俯仰各調整機構の構成を示す図であって、(a)は平面図、(b)は断面図である。 液受け部材の構成を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は断面図である。 ノズルアームを対向配置した変形実施形態を示す平面図である。 2つのノズルアームで共用される液受け部材の構成を示す斜視図である。 ノズルアームを対向配置した他の変形実施形態を示す平面図である。 2つのノズルアームで共用される液受け部材の他の構成を示す斜視図である。 処理液のスキャン供給について説明する概略平面図である。 処理液ノズルをノズルアームに進退可能に取り付けた変形実施形態を示す概略平面図である。
図1は、本実施形態に係る基板処理システムの概略構成を示す図である。以下では、位置関係を明確にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を規定し、Z軸正方向を鉛直上向き方向とする。
図1に示すように、基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、処理ステーション3とを備える。搬入出ステーション2と処理ステーション3とは隣接して設けられる。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部11と、搬送部12とを備える。キャリア載置部11には、複数枚のウエハWを水平状態で収容する複数のキャリアCが載置される。
搬送部12は、キャリア載置部11に隣接して設けられ、内部に基板搬送装置13と、受渡部14とを備える。基板搬送装置13は、ウエハWを保持する基板保持機構を備える。また、基板搬送装置13は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、基板保持機構を用いてキャリアCと受渡部14との間でウエハWの搬送を行う。
処理ステーション3は、搬送部12に隣接して設けられる。処理ステーション3は、搬送部15と、複数の処理ユニット16とを備える。複数の処理ユニット16は、搬送部15の両側に並べて設けられる。
搬送部15は、内部に基板搬送装置17を備える。基板搬送装置17は、ウエハWを保持する基板保持機構を備える。また、基板搬送装置17は、水平方向および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能であり、基板保持機構を用いて受渡部14と処理ユニット16との間でウエハWの搬送を行う。
処理ユニット16は、基板搬送装置17によって搬送されるウエハWに対して所定の基板処理を行う。
また、基板処理システム1は、制御装置4を備える。制御装置4は、たとえばコンピュータであり、制御部18と記憶部19とを備える。記憶部19には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部18は、記憶部19に記憶されたプログラムを読み出して実行することによって基板処理システム1の動作を制御する。
なお、かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御装置4の記憶部19にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、たとえばハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカードなどがある。
上記のように構成された基板処理システム1では、まず、搬入出ステーション2の基板搬送装置13が、キャリア載置部11に載置されたキャリアCからウエハWを取り出し、取り出したウエハWを受渡部14に載置する。受渡部14に載置されたウエハWは、処理ステーション3の基板搬送装置17によって受渡部14から取り出されて、処理ユニット16へ搬入される。
処理ユニット16へ搬入されたウエハWは、処理ユニット16によって処理された後、基板搬送装置17によって処理ユニット16から搬出されて、受渡部14に載置される。そして、受渡部14に載置された処理済のウエハWは、基板搬送装置13によってキャリア載置部11のキャリアCへ戻される。
次に、処理ユニット16の構成について図2〜図4を参照して説明する。
図2に示すように、処理ユニット16は、チャンバ20と、基板保持機構30と、処理流体供給部40と、回収カップ50とを備える。
チャンバ20は、基板保持機構30と処理流体供給部40と回収カップ50とを収容する。チャンバ20の天井部には、FFU(Fan Filter Unit)21が設けられる。FFU21は、チャンバ20内に清浄気体(例えば清浄空気)のダウンフローを形成する。
基板保持機構30は、保持部(基板保持部)31と、支柱部32と、駆動部(回転駆動部)33とを備える。本実施形態では、保持部31は、円板状のプレート31aと、プレート31aに取り付けられた複数の把持爪31bを有するメカニカルチャックとして構成されている。保持部31は、ウエハWを水平に保持する。支柱部32は、鉛直方向に延在する部材であり、その先端部において保持部31を水平に支持する。駆動部33は、支柱部32を鉛直軸まわりに回転させるとともに、支柱部32を昇降させることができる。かかる基板保持機構30は、駆動部33を用いて支柱部32を回転させることによって支柱部32に支持された保持部31を回転させ、これにより、保持部31に保持されたウエハWを回転させる。
また、駆動部33は、保持部31を、ウエハWを処理するための処理位置(図2に示された位置)と、処理位置の上方にある受渡位置(図示せず)との間で昇降させる機能も有している。受渡位置にある保持部31と、処理ユニット16内に進入した基板搬送装置17のウエハ保持具(図2には図示せず)との間で、ウエハWの受け渡しを行うことができる。
処理流体供給部40は、処理流体、例えば、薬液、リンス液等の処理液、乾燥用ガス等の処理ガスをウエハWに供給する。処理流体供給部40については、後に詳述する。
回収カップ50は、保持部31を取り囲むように配置され、保持部31の回転によってウエハWから飛散する処理液を捕集する。回収カップ50の上端部中央にはウエハWの直径より大きい直径を有する開口51が設けられている。
回収カップ50内に流体通路52が形成されている。流体通路52は、回収カップ50の底部に接続された排気路53に通じている。排気路53には、例えば3つの開閉弁を含む切替機構54が設けられており、切替機構54を切り換えることにより、排気路53が、基板処理システム1が設置されている半導体製造工場に設けられた酸排気系、アルカリ排気系及び有機排気系のいずれか一つに接続される。
流体通路52内の雰囲気は排気路53を介して常時吸引されるため、FFU21から下向きに流出した清浄空気は、開口51を介して(詳細には開口51を画定する回収カップ50の上面の内周縁51aとウエハWの外周縁との間の隙間を介して)流体通路52に流入し、流体通路52内を排気路53に向かって流れる(図2の矢印Faを参照)。また、ウエハWが回転しているときには、ウエハW周囲の空気がウエハWに引きずられることにより、ウエハWの上方の空間に旋回流(図2の矢印Fbを参照)が発生する。
処理流体供給部40から回転するウエハWに供給された処理液は、遠心力によりウエハWの外方に飛散する。飛散した処理液は、回収カップ50の液受け面55に受け止められ、流体通路52内を流下し、排液路58に排出される。排出路58には、例えば3つの開閉弁を含む切替機構57が設けられており、切替機構57を切り換えることにより、排出路58が、半導体製造工場に設けられた酸廃液系、アルカリ廃液系及び有機廃液系のいずれか一つに接続される。
次に、処理流体供給部40の構成について図2〜図4を参照して詳細に説明する。
処理流体供給部40は、3つのノズルアーム410,410,420を有している。図2には、ノズルアーム410のみが表示されている。
ノズルアーム410の先端部には、処理液を供給するための一つまたは複数の処理液ノズル412が設けられている。処理液には、例えば、酸性薬液、アルカリ性薬液、有機系薬液、リンス液(純水)等が含まれる。図示例では、一つのノズルアーム410に3つずつ処理液ノズル412が設けられている。
ノズルアーム410の基端部はサーボモータ413の回転軸(図示せず)、あるいはサーボモータにより回転駆動される別の回転軸に取り付けられている。サーボモータ413を駆動することにより、ノズルアーム410はその基端部にある鉛直方向の旋回軸線411周りに旋回することができる。
上記旋回により、ノズルアーム410は、処理位置と、退避位置との間を移動することができる。図3中左上に示したノズルアーム410について、処理位置が実線で示され、退避位置が鎖線で示されている。ノズルアーム410が処理位置に位置しているときに、平面視で、各処理液ノズル412の射線412aがウエハWの中心Wcを通過するように、各処理液ノズル412がノズルアーム410に設置されていることが好ましい。「射線」とは、各処理液ノズル412から吐出される処理液の進路であり、平面視において、各処理液ノズル412の吐出口の軸線の延長に一致する。
ノズルアーム410が処理位置に位置しているときに、各処理液ノズル412の先端は、平面視(図3を参照)で、保持部31に保持されたウエハWの周縁よりも少なくとも外側に位置している。このようにすれば、ウエハWの回転に伴い生じる旋回流が処理液ノズル412及びノズルアーム410により乱されることが抑制される。また、回収カップに流入するFFU21からの清浄空気の流れが処理液ノズル412及びノズルアーム410により乱されることも抑制されるという効果が得られる。さらには、処理液ノズル412からの処理液の吐出を停止した後に、当該処理液ノズル412から処理液がウエハW上に直接垂れ落ちることがなくなる。
好ましくは、ノズルアーム410が処理位置に位置しているときに、各処理液ノズル412の先端(すなわち吐出口)は、平面視で、回収カップ50の上部の開口51を画定する内周縁51aよりも外側に位置している。このようにすれば、上記効果に加えて、回収カップに流入するFFU21からの清浄空気の流れがノズルにより妨げられることは殆ど無くなるという効果が得られる。
より好ましくは、ノズルアーム410が処理位置に位置しているときに、各処理液ノズル412の先端は、平面視で、回収カップ50の上面のうちの傾斜面56(この傾斜面は半径方向外側にゆくに従って低くなるように傾斜している)上に位置している(図示例ではこのようになっている。)。このようにすれば、上記効果に加えて、処理液ノズル412からの液だれが生じても、垂れ落ちた処理液がウエハW側に向かうことはないという効果が得られる。
なお、図2においては、各処理液ノズル412を斜め方向から見ているため、各処理液ノズル412の先端が内周縁51aよりも内側に位置しているように見えるが、実際の位置関係は図3に示した通りである。
各処理液ノズル412は、好ましくは、ウエハWの中心Wcに向けて処理液を略水平に吐出する。処理液ノズル412から吐出される処理液の水平面に対する角度(俯角または仰角)は、その処理液ノズル412の高さ位置、その処理液ノズル412のウエハ中心Wcからの距離(ウエハサイズに依存する)、並びにその処理液ノズル412から吐出される処理液の流量に応じて、その処理液ノズルから吐出される処理液がウエハWの中心付近に落下するように設定され、例えば±15度(水平方向を0度とする)の範囲内の適当な角度(この程度の角度範囲は「略水平」に該当するものとする)に設定される。なお、上記の角度は、処理液が吐出口から出た瞬間の角度を意味し、処理液ノズル412の吐出口の軸線が水平面となす角度、すなわち仰俯角(俯角または仰角)に相当する。なお、ウエハWの表面に落下したときの液跳ねを防止する観点からは、処理液ノズル412から水平方向またはやや下向きに処理液を吐出することが好ましい。なお、俯角または仰角は上述のように15度以下が好ましいが、これには限定されず、15度より大きくても構わない。
処理液ノズルから吐出される処理液がウエハWの中心Wc付近に落下するように調整できるようにするため、処理液ノズル412は、仰俯角調整機構を介してノズルアーム410に取り付けることが好ましい。
仰俯角調整機構の一例について、図4を参照して説明する。なお、ノズルアーム410の外形は、図2、図3、図5に示すように概ね直方体形状である、これはノズルアーム410の外側がカバーで覆われているためである。図4には、このカバーを取り外した状態のノズルアーム410の先端部が示されている。
仰俯角調整機構は、ノズルアーム本体414に取り付けられたピン415(枢軸)と、ピン415上に回動可能に取り付けられた一つまたは複数(ここではノズルと同数の3つ)のノズルホルダ416を有している。1つのノズルホルダ416は一つの処理液ノズル412を保持している。
ノズルアーム本体414から、概ね鉛直方向にねじ保持部414aが立ち上がっている。ねじ保持部414aには、ねじ417のねじ軸417aの太さよりやや大きい幅を有する鉛直方向に延びるスリット414bが形成されている。ねじ保持部414aの一側にねじ417の頭部417bが位置し、ねじ保持部414aの他側にねじ軸417aに螺合するナット418が位置する。ねじ417のねじ軸417aは、ノズルホルダ416に形成された雌ねじ部416aにも螺合している。
ナット418を緩めてねじ保持部414aから離した状態で、ねじ417を回すと、ねじ軸417aと雌ねじ部416aとの間の螺合長さ(ねじの噛み合い長さ)が変化する。螺合長さを適当に調整した後、ナット418を締めると、水平方向のピン415を中心として回転自在のノズルホルダ416が前記螺合長さに対応する角度で傾く。これにより、処理液ノズル412の上下方向の向き(俯仰角)を調整することができる。ねじ軸417aが水平面に対して傾斜した状態でもねじ417の頭部417bがねじ保持部414aに問題無く着座するように、ねじ保持部414aの頭部417bに対向する面の上部は傾斜または湾曲している。
仰俯角調整機構の構成は上記に限定されるものではなく、処理液ノズル412の仰俯角調整を可能な任意の構成を採用することができる。なお、図4に示した仰俯角調整機構は、俯角側のみ(処理液ノズル412が水平から下向きとなる傾斜角度範囲)を調整できるようになっているが、仰角側(処理液ノズル412が水平から上向きとなる傾斜角度範囲)も調整できるようにしてもよいことは勿論である。また、仰俯角調整をアクチュエータを用いて行う仰俯角調整機構を採用することも可能である。
処理ユニット16の実際の運用では、ダミーディスペンスと呼ばれる操作が行われる。「ダミーディスペンス」とは、ウエハWの無い位置にノズルから液を供給することを意味し、例えば、ノズルに繋がる配管を温める(冷やす)こと、供給開始直後に温度または組成が安定していない処理液を安定するまでの間廃棄することなどを目的として行われる。
上記の退避位置においてダミーディスペンスを行うために、処理ユニット16に液受け部材60が設けられている。液受け部材60は、略水平方向に処理液を吐出する処理液ノズル412からの処理液を受けるのに適した形態を有している。
図5に示すように、液受け部材60は、全体として略直方体形状の本体61を有している。本体61の前面62には、水平方向に延びるスリット63が形成されている。ノズルアーム410を旋回させて退避位置に位置させることにより(図2も参照)、ノズルアーム410に支持された処理液ノズル412の先端部をスリット63内に位置させることができる。
本体61には、スリット63の奥の壁面(鉛直面)64に開口する1つまたは複数(図示例ではノズルと同数の3つ)の液受け通路65が形成されている。各液受け通路65は、奥にゆくに従って低くなるように傾斜している。液受け通路65を本体61にドリル等の工具で穿つ際に、スリット63の下側の壁面66が一緒に削除されており、壁面66には液受け通路65に接続される凹所67が形成されている。凹所67の表面は液受け通路65の表面と連続する共通の円筒面上に位置している。従って、凹所67は奥にゆくに従って低くなるように傾斜している。
処理液ノズル412がスリット63内の所定位置に位置しているとき、処理液ノズル412から略水平方向に勢いよく吐出された処理液は、そのまま液受け通路65内に入る。また、処理液ノズル412から処理液が垂れ落ちた場合には、その処理液は凹所67に落ち、その後、液受け通路65内に入る。液受け通路65及び凹所67は、奥(ノズルアーム410から遠い側)にゆくに従って低くなるように傾斜しているので、処理液ノズル412から出た処理液が、本体61のノズルアーム410の方を向いた面(すなわち本体61の前面)にあるスリット63の前面開口部を通って、あるいは本体61の前面と直交する2つの側面にあるスリット63の側面開口部を通って、スリット63内から流出することはない。液受け通路65内に入った処理液は、当該処理液の種類に対応した工場廃液系に排出される。
液受け部材60は1つのブロックから削り出して製作してもよいが、他の製造方法により製作することもできる。例えば、液受け部材60を方向68(図5(a)を参照)に複数のピースに分割して、各ピースに液受け通路65、スリット63等に対応する形状を彫り込んだ後に、ピースを互いに貼り合わせることにより、液受け部材60を製作することができる。
前述したように、処理流体供給部40には、図2には図示されておらず図3にのみ示されているノズルアーム420も含まれる。ノズルアーム420は、先端部に処理ガスノズル422を保持している。
ノズルアーム420の基端部はサーボモータ423の回転軸(図示せず)、あるいはサーボモータにより回転駆動される別の回転軸に取り付けられている。サーボモータ423を駆動することにより、ノズルアーム420はその基端部にある鉛直方向の旋回軸線421周りに旋回することができる。
上記旋回により、ノズルアーム420及び処理ガスノズル422は、図3に示された待機位置から、ノズルアーム420に保持された処理ガスノズル422がウエハWの中心Wcの真上に位置するような位置(進出位置)まで移動することができる。処理ガスノズル422は、例えば真下に向けて、処理ガス例えば乾燥時にウエハW近傍に低湿度低酸素濃度の雰囲気を形成するための窒素ガスを吐出することができる。
処理ユニット16にて行われる処理について以下に簡単に説明する。
基板搬送装置17(図1参照)により処理ユニット16内にウエハWが搬入され、保持部31に保持され、図2、図3に示すような状態になったものとする。チャンバ20及び回収カップ50内には先に説明したように矢印Faで示す清浄空気の流れが形成されている。
そして、基板保持機構30により保持されたウエハWを回転させる。これによりウエハWの上方に矢印Fbで概略的に示した旋回流も形成される。この状態で、ノズルアーム410を処理位置に移動し、複数の処理液ノズル412から選択された処理液ノズルから処理に必要な処理液をウエハWの中心Wc付近に向けて吐出する。ウエハWの中心Wc付近に落下した処理液は遠心力によりウエハWの外方に広がり、ウエハWの表面全域が処理液の液膜に覆われる。この状態を所定時間継続することによりウエハに所定の液処理が施される。
必要に応じて、他の処理液ノズル412からも上記と同様にしてウエハWに別の処理液を供給する。最後に、リンス液吐出用の処理液ノズル412から上記と同様にしてウエハWにリンス用の処理液としての純水を供給し、ウエハWにリンス処理を施す。その後、リンス液の供給を停止し、ノズルアーム420を駆動して処理ガスノズル422をウエハWの真上に位置させて、処理ガスノズル422から窒素ガスをウエハWの中心部に供給するとともに、ウエハWの回転速度を増して、ウエハWの乾燥を行う。このとき、ノズルアーム420を駆動することにより、処理ガスノズル422の位置を徐々に半径方向外側にずれしていってもよい。
上記実施形態によれば、処理液ノズル412がウエハWに処理液を供給しているときに、処理液ノズル412及びノズルアーム410の両方がウエハWの上方にないため、ウエハWの近傍に生じる気流(Fa,Fb)を処理液ノズル412及びノズルアーム410が乱すことが抑制される。このため気流の乱れに起因する処理結果の面内不均一の発生を防止することができる。
また、処理液ノズル412が処理位置と退避位置との間で移動可能であるので、処理液ノズル412を退避位置に位置させることにより、退避位置に設けられている設備に応じて、処理液のダミーディスペンス或いは処理液ノズル412の洗浄等の作業を行うことができる。この作業により保持部31により保持されたウエハWに悪影響を及ぼす恐れはない。
また、処理液ノズル412が移動可能であるため、保持部31に保持されたウエハWの中心部付近に処理液が落下するようにした状態から処理液ノズル412を所定量移動させることにより、ウエハW上への処理液の落下位置(半径方向位置)を、例えばウエハWの中心Wcから周縁へ、周縁から中心へと移動させることが可能である。すなわち、処理液のいわゆる「スキャン供給」を行うことも可能である。
上記のスキャン操作を行う時などに、ウエハWの中心Wcから外れた位置に処理液を落下させる場合には、図10に示すように、ノズルアーム410の旋回角度位置を適宜調整することにより、ウエハWの回転方向Rに沿って処理液を落下させるように処理液を供給する(すなわち図10の範囲SAに処理液を落下させる)こともでき、また、回転方向Rに逆らうように処理液を落下させるように処理液を供給する(すなわち図10の範囲SBに処理液を落下させる)こともできる。
この場合、処理液ノズル412から薬液を供給するときは、ウエハW回転方向Rに沿うように処理液を供給することが好ましい。そうすれば、薬液がウエハWに着液した時に液跳ねが生じにくくなるため、周辺部材の汚染を防止ないし低減することができる。一方、処理液ノズル412から純水等のリンス液を供給するときは、ウエハW回転方向Rに逆らうように処理液を供給することが好ましい。そうすれば、リンス液とウエハの衝突エネルギーが比較的大きくなるため、残存薬液の置換効率すなわちリンス効率を向上させることができる。
また、上記実施形態によれば、液処理の実行中に処理液ノズル412の真上に位置させないようにしたことの副次的効果として、ノズルアーム410の長さを従来の半分程度に短縮することができる。このため、チャンバ20内のスペースに余裕ができるので、例えば、図6に示すように、カップの一側に2本のノズルアーム410を対向配置することができる。これに伴い、例えば図2右側のノズルアーム410を廃止して、処理ユニット16をコンパクトに構成することができる。
また、上記実施形態によれば、ノズルアーム410の長さを上述のように非常に短くできるため、2つ以上のノズルアーム410及びこれらノズルアーム410にそれぞれ設けられた処理液ノズル412が互いに干渉(衝突)させることなく、2つ以上のノズルアーム410にそれぞれ設けられた処理液ノズル412を同時にウエハWの方向に向けておくことができる。このため、1つのノズルアーム410の処理液ノズル412からウエハWに処理液を供給している状態から、他のノズルアーム410の処理液ノズル412からウエハWに他の処理液を供給している状態に切り換えるとき、処理液がウエハWに供給されない状態になることがない。このため、(それが望ましくない場合に)ウエハWの表面が周辺雰囲気に露出することを確実に回避することができる。
また、2つ以上のノズルアーム410にそれぞれ設けられた処理液ノズル412を同時にウエハWの方向に向けておくことができるので、処理の面内均一性を向上させるために(特にウエットエッチング処理において有効)、ウエハW表面の異なる位置(例えばウエハ中心とウエハ周縁付近)に、1つのノズルアーム410の処理液ノズル412及び他のノズルアーム410の処理液ノズル412から同時に同じ処理液を供給することも可能である。このような操作を従来装置で実行すれば2つのノズルアームが同時にウエハWの上方に位置して、ダウンフローを比較的大きく乱してしまうが、上記実施形態によれば、ダウンフローを乱すことなく上記の操作を行うことができる。
この場合、図5に示す液受け部材60を、図7に示すような2本のノズルアーム410で共用できる液受け部材60’に置き換えることが好ましい。これにより、処理ユニット16を、よりコンパクトに構成することができる。
図7に示す液受け部材60’は、図5に示す液受け部材60の右側の構造を、左右対称となるように左側にも設けたものに相当する。図7に示す液受け部材60’では、互いに対向する右側の液受け通路65と左側の液受け通路65とが途中で合流している。一方の側の液受け通路65内に向けて処理液ノズル412から吐出された処理液が反対側の液受け通路65から飛び出さないように、互いに対向する液受け通路65が合流する付近に、処理液ノズル412から吐出された処理液を衝突させるための垂れ下がった遮蔽壁69が設けられている。
図7において互いに対向する処理液ノズル412は、混じり合っても支障のない処理液をそれぞれが供給することが好ましい。そのようにノズルアーム410に処理液ノズル412を配置できない場合には、例えば図7で左側の手前にある液受け通路65と右側奥にある液受け通路65とを連絡するように、液受け部材60’内に入り組んだ液受け通路65を形成することもできる。
また、図8に示すように、2本のノズルアーム410が整列したときに両ノズルアーム410の処理液ノズル412が(図6に示すように互いに正面で向き合うのではなく)互いに横方向に少しずつずれた位置に互い違いに並ぶようにしてもよい。この場合、図9に示すように、処理液ノズル412の配置に対応して、互い違いに液受け通路65が設けられた液受け部材60”を用いることができる。この場合、各液受け通路65は、対応する処理液ノズル412の専用のものとなるので、処理液同士の混合の可否について考慮する必要は無い。
また、上記実施形態では、処理液ノズル412はノズルアーム410に固定されていたが、これに限定されるものではなく、図11に示すように、処理液ノズル412がノズルアーム410に対して進退できるようにしてもよい。図11において、3つの処理液ノズル412のうちの中央の1つが前進位置に位置し、両脇の2つが後退位置に位置している状態が示されている。図11ではノズルアーム410が(処理液ノズル412も)処理位置にあり、このときに処理液ノズル412をノズルアーム410に対して前進させて前進位置に位置させると、処理液ノズル412の先端すなわち処理液ノズル412の吐出口は、回収カップ50の上部開口51を画定する内周縁51aよりも半径方向内側であってかつウエハWの外周縁よりも半径方向外側に位置するようになる。
このようにすることにより、処理液ノズル412の吐出口からウエハWの中心Wc(すなわち処理液の着液目標地点)までの距離が短くなるため、着液時の液跳ねが生じ難くなる。また、処理液ノズル412から処理液の液垂れが生じたとしても(特に処理液の吐出を停止した直後に)、当該処理液は回収カップ50内にそのまま落下し、回収される。このため回収カップ50の上面を処理液で汚染することを防止することができる。なお、全ての処理液ノズル412をノズルアーム410に対して進退可能とする必要はない。例えば、リンス液として純水を吐出する処理液ノズルは、後退位置に固定されていてもよい。
処理液ノズル412をノズルアーム410に対して進退させる処理液ノズル移動機構500が図11に概略的に示されている。図11では、中央の処理液ノズル412に対応する処理液ノズル移動機構500のみが示されており、他の処理液ノズル412に対応するものの記載は省略している。処理液ノズル移動機構500は、ボールねじ、あるいはストッパ付きエアシリンダ等のリニアアクチュエータにより構成することができる。リニアアクチュエータの固定部501がノズルアーム410に固定され、可動部502が処理液ノズル412に固定される。処理液ノズル412には、処理液ノズル412の移動を許容しうる処理液供給管例えばフレキシブルチューブ503を介して処理液を供給することができる。リニアアクチュエータの動作に伴い生じ得るパーティクルがウエハW周囲に飛散することを防止するために、リニアアクチュエータの周囲を適当なシールド(図示せず)で囲むことが好ましい。
また、上記実施形態では、処理液ノズル412を保持するノズルアーム410が鉛直軸線周りに旋回する形式のものであったが、これに限定されるものではなく、ガイドレールに沿って水平方向に並進運動する形式のものであってもよい。
また、上記実施形態では、基板は半導体ウエハW(シリコン基板)であったが、これに限定されるものではなく、他の半導体基板、ガラス基板、セラミック基板であってもよい。
W 基板
31 基板保持部(保持部)
33 回転駆動部
50 回収カップ
51 回収カップの上部開口
51a 上部開口の内周縁
60,60’,60”液受け部材
410 ノズルアーム
412 処理液ノズル
413 ノズルアーム駆動機構(サーボモータ)
422 処理ガスノズル
423 処理ガスノズル移動機構(サーボモータ)
500 処理液ノズル移動機構

Claims (11)

  1. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を回転させる回転駆動部と、
    前記基板保持部に保持されて回転する基板に供給された後の処理液を受け止めて回収する回収カップと、
    前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液ノズルと、
    前記処理液ノズルを保持するノズルアームと、
    前記処理液ノズルを、前記処理液ノズルが基板の方向を向いた処理位置と、前記処理位置から退避した退避位置との間で移動させるように前記ノズルアームを駆動するノズルアーム駆動機構と、
    前記退避位置にある前記処理液ノズルから略水平方向に吐出される処理液を受ける液受け部材と、
    を備え、
    前記処理位置にあるとき、前記処理液ノズルが前記基板保持部に保持された基板の周縁よりも半径方向外側に位置して基板に向けて処理液を吐出する、基板液処理装置。
  2. 前記処理位置にあるとき、前記基板保持部に保持された基板の中心部付近に処理液が落下するように前記処理液ノズルから処理液が吐出される、請求項1記載の基板液処理装置。
  3. 前記処理位置にある前記処理液ノズルは、前記回収カップの上方に位置している、請求項1記載の基板液処理装置。
  4. 前記処理液ノズルは、前記処理液ノズルから吐出される処理液の俯仰角を微調整するための俯仰角調整機構を介して前記ノズルアームに取り付けられている、請求項1記載の基板液処理装置。
  5. 前記ノズルアーム駆動機構は、前記基板保持部に保持された基板の外側に設定された鉛直方向の旋回軸線を中心として前記ノズルアームを旋回させるように構成されている、請求項1記載の基板液処理装置。
  6. 1つのノズルアームに複数の処理液ノズルが設けられている、請求項1記載の基板液処理装置。
  7. 前記処理液ノズルを前進位置と後退位置との間で前記ノズルアームに対して進退させる処理液ノズル移動機構をさらに備え、前記ノズルアーム駆動機構が前記ノズルアームに保持された前記処理液ノズルを基板の方向に向いた処理位置に位置させ、かつ、前記処理液ノズル移動機構が前記処理液ノズルを前進位置に位置させているときに、前記処理液ノズルの吐出口が、前記回収カップの上部開口を画定する内周縁よりも半径方向内側であってかつ前記基板保持部により保持された基板の外周縁よりも半径方向外側に位置する、請求項1記載の基板液処理装置。
  8. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を回転させる回転駆動部と、
    前記基板保持部に保持されて回転する基板に供給された後の処理液を受け止めて回収する回収カップと、
    前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液ノズルと、
    前記処理液ノズルを保持するノズルアームと、
    前記処理液ノズルを、前記処理液ノズルが基板の方向を向いた処理位置と、前記処理位置から退避した退避位置との間で移動させるように前記ノズルアームを駆動するノズルアーム駆動機構と、
    前記処理位置にあるとき、前記処理液ノズルが前記基板保持部に保持された基板の周縁よりも半径方向外側に位置して基板に向けて処理液を吐出し、
    前記ノズルアームは少なくとも2つ設けられ、これら2つのノズルアームが退避位置にあるときに両ノズルアームに設けられた処理液ノズルが互いに対向する、基板液処理装置。
  9. 前記退避位置にある前記2つのノズルアームの間に設けられ、前記2つのノズルアームにそれぞれ保持された処理液ノズルから略水平方向に吐出される処理液を受ける1つの共通の液受け部材をさらに備えた、請求項記載の基板液処理装置。
  10. 前記基板保持部に保持された基板に処理ガスを供給する処理ガスノズルと、
    前記処理ガスノズルを、前記処理ガスノズルが基板の上方に位置する進出位置と、前記処理ガスノズルが基板の周縁より外側に位置する待機位置との間で移動させる処理ガスノズル移動機構と、
    基板に処理液を供給するときに、前記処理ガスノズルが前記待機位置に位置し、基板に処理ガスを供給するときに前記処理ガスノズルが前記進出位置に位置するように前記処理ガスノズル移動機構を制御する制御部と、
    をさらに備えた、請求項1からのうちのいずれか一項に記載の基板液処理装置。
  11. 基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部を回転させる回転駆動部と、
    前記基板保持部に保持されて回転する基板に供給された後の処理液を受け止めて回収する回収カップと、
    前記基板保持部に保持された基板に処理液を供給する処理液ノズルと、
    前記処理液ノズルを保持するノズルアームと、
    前記処理液ノズルを、前記処理液ノズルが基板の方向を向いた処理位置と、前記処理位置から退避した退避位置との間で移動させるように前記ノズルアームを駆動するノズルアーム駆動機構と、
    前記基板保持部に保持された基板に処理ガスを供給する処理ガスノズルと、
    前記処理ガスノズルを、前記処理ガスノズルが基板の上方に位置する進出位置と、前記処理ガスノズルが基板の周縁より外側に位置する待機位置との間で移動させる処理ガスノズル移動機構と、
    前記退避位置にある前記処理液ノズルから略水平方向に吐出される処理液を受ける液受け部材と、
    を備えた基板液処理装置を用いて基板に液処理を施す基板液処理方法において、
    基板に処理液を供給するときには、前記処理位置にある前記処理液ノズルが前記基板保持部に保持された基板の周縁よりも半径方向外側に位置して基板に向けて処理液を吐出するとともに、前記処理ガスノズルが前記待機位置に位置し、
    基板に処理ガスを供給するときには、前記処理液ノズルが前記退避位置で退避するとともに、前記処理ガスノズルが前記進出位置に位置して基板に向けて処理ガスを供給し、このとき、前記退避位置にある前記処理液ノズルから吐出されるか垂れ落ちた処理液が前記液受け部材に受け止められる、基板液処理方法。
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