JP6202904B2 - 被検体情報取得装置、レーザ装置およびその制御方法 - Google Patents
被検体情報取得装置、レーザ装置およびその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6202904B2 JP6202904B2 JP2013133908A JP2013133908A JP6202904B2 JP 6202904 B2 JP6202904 B2 JP 6202904B2 JP 2013133908 A JP2013133908 A JP 2013133908A JP 2013133908 A JP2013133908 A JP 2013133908A JP 6202904 B2 JP6202904 B2 JP 6202904B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser
- flash lamp
- output
- input
- control means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 60
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 43
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 26
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 17
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 17
- 239000000523 sample Substances 0.000 claims description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 16
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 5
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 5
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 230000007958 sleep Effects 0.000 description 3
- 229910052724 xenon Inorganic materials 0.000 description 3
- FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N xenon atom Chemical compound [Xe] FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 229910052743 krypton Inorganic materials 0.000 description 1
- DNNSSWSSYDEUBZ-UHFFFAOYSA-N krypton atom Chemical compound [Kr] DNNSSWSSYDEUBZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 239000013081 microcrystal Substances 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000004622 sleep time Effects 0.000 description 1
- 229910052727 yttrium Inorganic materials 0.000 description 1
- VWQVUPCCIRVNHF-UHFFFAOYSA-N yttrium atom Chemical compound [Y] VWQVUPCCIRVNHF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Lasers (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
トリガ回路は、放電していないフラッシュランプに対して、数kVの高い電圧を印加することで電極間の絶縁破壊を発生させ、放電を開始させる回路である。また、シマー回路は、シマー放電(主放電をスムーズに行うための予備放電)を行う電流を供給する回路である。
メイン回路は、フラッシュランプを発光させるためのパルス電流を供給する回路である。シマー放電中に大電流パルスを供給することで、短い応答時間でパルス光を発光させることができる。本明細書では、パルス電流を供給するメイン回路をPFN(Pulse Forming Network)と呼ぶ。
このように、高電圧回路を含む複数の回路ないしシステムが協調して動作する場合、ノイズに起因する異常動作を引き起こさないよう、ノイズ対策を万全にする必要がある。例えば、特許文献2には、高電圧によるノイズによって制御回路が異常動作をするのを防ぐため、電源線にシールドを施し、電源線の間にノイズフィルタを介挿するレーザ装置の構成が開示されている。さらに、信号線の耐ノイズ性を向上させるため、信号線を光ケーブルに置き換える構成が開示されている。
る。
レーザ光を発するレーザ媒質に対する励起光を発生させるフラッシュランプの駆動を行う電源回路を制御するレーザ制御手段と、前記レーザ光が照射されることにより被検体内で発生する音響波を受信する音響波探触子と、前記レーザ制御手段および前記音響波探触子を制御し、前記受信した音響波に基づいて、前記被検体内の情報を取得する測定制御手段と、を有し、前記測定制御手段は、前記フラッシュランプの発光開始時刻および放電開始時刻の少なくとも一方において、前記レーザ制御手段との入出力を停止することを特徴とする。
フラッシュランプから発生した励起光によって発生するレーザ光に関する制御を少なくとも行う周辺回路と、前記フラッシュランプを駆動する電源回路および前記周辺回路を制
御する制御手段と、を有するレーザ装置であって、前記制御手段は、前記フラッシュランプの発光開始時刻において、前記周辺回路との入出力を停止することを特徴とする。
フラッシュランプから発生した励起光によって発生するレーザ光に関する制御を少なくとも行う周辺回路と、前記フラッシュランプを駆動する電源回路および前記周辺回路を制御する制御手段と、を有するレーザ装置であって、前記制御手段は、前記フラッシュランプの放電開始時刻において、前記周辺回路との入出力を停止することを特徴とする。
フラッシュランプから発生した励起光によって発生するレーザ光に関する制御を少なくとも行う周辺回路と、前記フラッシュランプを駆動する電源回路および前記周辺回路を制御する制御手段と、を有するレーザ装置の制御方法であって、前記フラッシュランプの放電開始時刻および発光開始時刻の少なくとも一方において、前記制御手段と前記周辺回路との間の通信を停止することを特徴とする。
また、本発明に係る音響波取得装置は、
レーザ光を発するレーザ媒質に対する励起光を発生させるフラッシュランプの駆動を制御するレーザ制御手段と、前記レーザ光が照射されることにより被検体内で発生する音響波を受信する音響波探触子と、前記レーザ制御手段および前記音響波探触子を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記フラッシュランプに供給される電流が所定の値を超えた場合に、前記レーザ制御手段との入出力を停止することを特徴とする。
<システム構成>
第一の実施形態に係るレーザ装置は、フラッシュランプによってレーザ媒質を励起させ、パルスレーザを生成する装置である。
図1を参照しながら、第一の実施形態に係るレーザ装置100の構成を説明する。
第一の実施形態に係るレーザ装置100は、CPU101、トリガ回路102、シマー回路103、PFN104、フラッシュランプ105、レーザロッド106、メモリ107、表示部108、入力部109を有している。また、チラー回路110、Qスイッチ回路111、光量計回路113を有している。符号112は信号線(バス)である。
レーザロッド106は、レーザ光を発生させる媒質(レーザ媒質)が封入されたロッドである。例えば、レーザ光を発生させる媒質として広く利用されているものに、イットリウムとアルミニウムの複合酸化物からなるYAGがある。YAGは単結晶であってもよいし、セラミックスであってもよい。YAGセラミックスとは、YAG微結晶を固めて作られた多結晶体である。また、レーザロッドは、YAG以外の結晶を用いたものであってもよい。
レーザロッド106の両端には光学研磨されたミラーである共振器が配置されており、励起したレーザ光を増幅させ、射出口から射出できる構成となっている。
フラッシュランプは、ガラス管の中にキセノンやクリプトンなどの不活性ガスを封入し、両端に電極を配置したものである。特に、キセノンガスを封入したキセノンフラッシュランプは、高い輝度を得られるものとして広く利用されている。
シマー回路103は、予め設定された一定の電流(シマー電流)をフラッシュランプ105に流す手段である。シマー電流は、フラッシュランプ105の迅速な発光を実現するために予め流される微弱な電流である。トリガを用いてフラッシュランプを発光させる場合、フラッシュランプにその都度高電圧を印加してイグニッションを行わなければならない。これに対して、一度イグニッションを行った後、シマー電流を流しておけば、フラッシュランプの放電状態を維持することができるため、高電圧を印加せずとも、即座にランプを発光させることができるようになる。この予備放電をシマー放電と呼ぶ。
Qスイッチ回路111は、ジャイアントパルスを得るためのQスイッチを制御する手段である。Qスイッチは、固体レーザにおいて、共振器内の光損失を制御することでパルスの高出力化を図る技術であり、既知のものであるため詳細な説明は省略する。
また、光量計回路113は、射出されたレーザの光量を計測する手段である。
メモリ107は、Qスイッチ回路111や、その他の回路に設定するパラメータを保存する手段であり、典型的にはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)である。メモリ107には、例えばトリガ電圧やパルス間隔など、レーザ
装置の制御に必要な情報が予め記憶されている。
表示部108は、利用者に装置の状態を通知する手段であり、典型的にはLED等のランプや、液晶ディスプレイ等で構成される。
入力部109は、利用者が行った操作を取得する手段であり、典型的にはスイッチやボタンで構成される。入力部109は、利用者から、レーザのイグニッション開始や、レーザ射出の命令を取得することができる。なお、表示部108および入力部109は、タッチパネルディスプレイ等を用いて一体化してもよい。
CPU101は、レーザ装置が有する各回路を制御する制御手段である。CPU101は、I2Cバス112を介して、トリガ回路102、シマー回路103、PFN104、チラー回路110、Qスイッチ回路111、光量計回路113、メモリ107、表示部108、入力部109と接続されている。I2C(Inter-Integrated Circuit)バスとは、組込みシステムで主に用いられているシリアルバスである。
次に、第一の実施形態に係るレーザ装置が行う処理の詳細を、CPU101の処理フローチャートである図2および図3を参照しながら説明する。
レーザ装置の電源が投入されると、まず、イグニッション処理を実行する(ステップS201)。イグニッション処理は、レーザ装置を起動させる処理であり、前述したように、フラッシュランプにトリガ電圧を印加し、放電を開始させた後にシマー放電に移行する処理である。
シマー放電が開始された後は、利用者からの入力があるまで待機する(ステップS202)。そして、入力された内容が、レーザ射出命令であった場合はステップS204に遷移し、終了命令であった場合は終了する。
ステップS204では、指定した数のパルスレーザ(例えば1秒間かけてパルスを20回発光)を射出するレーザ射出処理を行い、その後、ステップS202に戻って再び利用
者からの命令を待つ。
図3は、CPU101が行うイグニッション処理のフローチャートである。イグニッション処理は、利用者が入力部109を通してイグニッション開始を指示すると開始される。
まず、メモリ107から、トリガ回路102に設定する電圧値を読み込む(ステップS301)。
次に、シマー回路103を起動する(ステップS302)。これにより、シマー電流をフラッシュランプに供給する準備が行われる。
次に、入出力可能フラグをOFFにする(ステップS303)。入出力可能フラグとは、周辺回路に対する入出力を許可するフラグである。CPU101は、周辺回路に対して制御を行うためのスレッドを複数持っているが、入出力可能フラグは、全てのスレッドにおいて共有される。すなわち、入出力可能フラグがOFFである場合、CPU101から周辺回路に対して行われる全ての入出力が停止する。
次に、トリガ回路102を起動し、ステップS301で読み込んだ電圧をフラッシュランプに印加する(ステップS304)。
トリガ回路が起動すると、ランプの両電極にかかる電圧が上昇していき、絶縁破壊が起こると電極間で放電が発生する(符号402、本発明における放電開始時刻)。一度絶縁破壊が発生すると、シマー回路103によって電流が維持され、放電が継続する。符号403は、シマー電流が安定した時刻を表す。すなわち、イグニッション処理の完了時刻である。
符号402のタイミングで発生するノイズの影響を回避するためには、当該時刻において、CPUと周辺回路との間で行われる入出力を停止すればよい。本実施形態では、トリガ回路の起動(符号401)から、シマー放電が開始される(符号403)までの期間において、入出力を停止する。入出力の停止期間(本発明における所定の期間)は、少なくとも、放電開始時刻を含んでいればよい。本実施形態では、入出力の停止期間は約15ミリ秒である。なお、ノイズの影響を回避することができれば、当該期間の長さは変更してもよい。
ステップS305では、シマー回路103から送信される、イグニッションの完了通知を待つ。イグニッションの完了通知は、シマー電流が安定した後、もしくは、予め定められたタイムアウト時間後にシマー回路103から送信される。
ステップS306では、CPU101が当該通知を検知して、入出力可能フラグをONにする。
次に、シマー回路103からイグニッション処理の実行結果を取得する(ステップS3
07)。シマー回路103は、シマー電流が正常に流れている場合は真を返し、正常に流れていない場合は偽を返す。この結果、取得した結果が真であった場合は処理を終了させ、偽であった場合は、ステップS303に処理を遷移させ、イグニッション処理をやり直す(ステップS308)。
図5は、CPU101が行うレーザ射出処理のフローチャートである。レーザ射出処理は、利用者が入力部109を通してレーザ射出指示を行った場合に開始される。本実施形態では、発光周波数が20Hzであるパルスレーザを1秒間射出する。
まず、メモリ107から、Qスイッチ回路111に設定する電圧値、およびPFN104に設定する電圧値を読み込む。また、レーザが正常に射出されたかをチェックする際に用いる、光量の適正範囲を読み込む(ステップS501)。
次に、ステップS501で読み込んだ電圧値をQスイッチ回路111に設定する(ステップS502)。
次に、ステップS501で読み込んだ電圧値をPFN104に設定し、PFN104に対して、内蔵されたコンデンサへの充電開始を指示する(ステップS503)。
ステップS504では、PFN104から送信される、充電完了通知を待つ。充電完了通知は、充電が完了した後にPFN104から送信される。
ステップS505では、CPU101が当該通知を検知して、入出力可能フラグをOFFにする。これにより、CPU101から周辺回路に対して行われる全ての入出力が停止する。
図6は、PFN104に内蔵されたコンデンサに蓄えられた電荷、フラッシュランプ105に流れる電流、CPU101の入出力タイミングの関係を表した図である。
符号601は、PFN104が充電を開始するタイミング、すなわち、ステップS503を実行したタイミングを表す。
PFNが充電を開始すると、コンデンサに蓄えられた電荷が上昇していき、規定値になると充電完了となる(符号602)。そして、放電が開始されると(符号603)、フラッシュランプ105が発光する。この際、フラッシュランプ105に流れる電流が急激に変動し、ノイズが発生する。フラッシュランプに大電流が流れるのは、約100マイクロ秒間である。
放電開始のタイミングで発生するノイズの影響を回避するためには、当該時刻において、CPUと周辺回路との間で行われる入出力を停止すればよい。本実施形態では、PFNが放電を開始する直前(符号603)から、放電が完了するまで(符号604)の期間において、入出力を停止する。符号603から符号604までの時間は1ミリ秒である。
なお、符号603で表したタイミングが本発明における発光開始時刻である。
また、本例では、入出力の停止期間を1ミリ秒としたが、ノイズの影響を回避することができれば、時間は変更してもよい。好ましくは、電流が安定するまで入出力を停止するとよい。
ステップS506では、PFN104に対して、コンデンサの放電開始を命令する。
そして、ステップS507で1ミリ秒だけスリープし、その後、入出力可能フラグをONにする(ステップS508)。
次に、光量計回路113を介して、射出されたレーザの光量を取得し(ステップS509)、当該光量が、ステップS501で予め取得した適正範囲にあるかを判断する(ステップS510)。この結果、適正な光量の範囲であった場合はステップS511へ遷移し
、適正範囲外であった場合はステップS512へ遷移する。ステップS512では、表示部108を通して、光量が異常である旨のエラー表示を行う。
ステップS511では、ステップS502からS511までの処理時間が50ミリ秒になるようにウェイトを挿入する。そして、20回分のパルスレーザを射出したかどうか判断し(ステップS513)、完了していたら処理を終了させる。未完了である場合は、処理をステップS502に遷移させ、同様の処理を繰り返す。
図7は、CPU101における定期入出力スレッドの処理フローチャート例である。定期入出力スレッドは、レーザ装置の電源が入っている間、繰り返し実行される。すなわち、図3および図5の処理とは別に、独立したタイミングで実行される。ここでは、チラー回路に対して異常監視を行うスレッドを例に説明するが、他の回路に対する処理と読み替えてもよい。
入出力可能フラグがONであれば、処理はステップS704に進み、チラー回路110からエラーの有無を取得する。そして、ステップS704で取得したエラーの有無に基づき、予め定められたパターンで表示部108に表示を出力し(ステップS705)、処理はステップS702に戻る。
第二の実施形態は、第一の実施形態に係るレーザ装置を、光音響イメージング装置の一部に組み込んだ実施形態である。
光音響イメージング装置とは、被検体に光を照射し、当該光に起因して発生した音響波を解析することで、被検体内部の情報を取得する装置(被検体情報取得装置)である。
パルスレーザ光などの計測光を被検体である生体に照射すると、計測光が被検体内の生体組織で吸収される際に音響波が発生する。光音響イメージング装置では、この音響波(典型的には超音波)を受信し、解析することにより、被検体内部の光学特性に関連した情報を画像化することができる。
レーザ装置100の構成は、入力部109および表示部108を有さないという点を除き、第一の実施形態と同様である。第二の実施形態では、CPU101が本発明におけるレーザ制御手段である。
システム制御装置201とCPU101は、信号線120で接続されており、相互に通信することができる。例えば、システム制御装置201は、レーザ装置(CPU101)に対して、レーザのイグニッション開始や、レーザ射出、レーザ停止の命令を送信することができる。
第二の実施形態では、レーザ装置の制御に関する命令が入力部109ではなくシステム制御装置201から送信されるという点、および、入出力の停止が周辺回路だけでなく、システム制御装置201にも及ぶという点において第一の実施形態と相違する。具体的な例を、レーザ射出処理を挙げて説明する。なお、全体処理およびイグニッション処理についての相違点も同様であるため、当該処理についての説明は省略する。
レーザ射出処理は、システム制御装置201からレーザ射出命令を受信した際に実行が開始される。また、システム制御装置201からレーザ停止命令を受信すると実行を終了する。
また、ステップS810で、システム制御装置201に対して通信許可通知を送信する。通信許可通知は、装置間の通信が可能となった旨を通知する信号である。本実施形態における通信許可通知および通信不可通知は、第一の実施形態における入出力可能フラグと連動しており、そのタイミングは、図4および図6に示したタイミングと同様である。システム制御装置201は、各通知を受信して内部で状態を保持し、現在、通信許可状態であるか、通信不可状態であるかを判断する。
ステップS815では、システム制御装置201からレーザ停止命令を受信したかを判断する。レーザ停止命令を受信していた場合、処理をステップS816に遷移させ、受信していない場合は、処理をステップS802へ遷移させる。ステップS816では、システム制御装置120に対してレーザ発光が停止した旨の通知を送信する。
する命令を送信するものとする。
次に、1秒スリープする(ステップS822)。本実施形態では、パルスレーザ光の発光周波数は20Hzであるため、この間にパルスレーザ光が20回発光する。
そして、ステップS823で、通信許可状態になるまで待つ。なお、すでに通信許可状態である場合は、すぐに次のステップを開始する。
そして、ステップS824で、CPU101に対してレーザ発光を停止する命令を送信し、ステップS825で、CPU101からレーザ発光が停止した旨の通知が送信されるのを待つ。図10の処理は、必要に応じて繰り返される。
また、本実施形態では、スリープ時間を1秒としたが、例えば、システム制御装置が利用者からの入力を受け付けることで、所望の時間だけレーザを射出させるようにしてもよい。また、所望のパターンでレーザを射出させるようにしてもよい。
なお、各実施形態の説明は本発明を説明する上での例示であり、本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更または組み合わせて実施することができる。例えば、本発明は、上記処理の少なくとも一部を含む、被検体情報取得装置やレーザ装置として実施することもできる。また、当該被検体情報取得装置やレーザ装置の制御方法として実施することもできる。また、当該レーザ装置を有する、その他の装置として実施することもできる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
CI(Peripheral Component Interconnect)バスなどを利用してもよい。同様に、信号
線120には、USB(Universal Serial Bus)やローカルエリアネットワークなど、既知の通信路を用いてもよい。
ムを読み込み実行することで前述した実施形態の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。
この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
Claims (16)
- レーザ光を発するレーザ媒質に対する励起光を発生させるフラッシュランプの駆動を行う電源回路を制御するレーザ制御手段と、
前記レーザ光が照射されることにより被検体内で発生する音響波を受信する音響波探触子と、
前記レーザ制御手段および前記音響波探触子を制御し、前記受信した音響波に基づいて、前記被検体内の情報を取得する測定制御手段と、
を有し、
前記測定制御手段は、前記フラッシュランプの発光開始時刻および放電開始時刻の少なくとも一方において、前記レーザ制御手段との入出力を停止する
ことを特徴とする、被検体情報取得装置。 - 前記レーザ制御手段は、前記測定制御手段との入出力を停止する場合に、前記測定制御手段に対して入出力を禁止する命令を送信し、
前記測定制御手段は、前記命令に基づいて、前記フラッシュランプの発光開始時刻および前記放電開始時刻の少なくとも一方を含む所定の期間における入出力を停止する
ことを特徴とする、請求項1に記載の被検体情報取得装置。 - 前記測定制御手段が前記入出力を停止する期間の終期は、前記フラッシュランプに印加されている電圧または前記フラッシュランプに流れている電流が所定値以下となった時刻である
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の被検体情報取得装置。 - 前記フラッシュランプと、前記電源回路と、をさらに有する
ことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の被検体情報取得装置。 - フラッシュランプから発生した励起光によって発生するレーザ光に関する制御を少なくとも行う周辺回路と、
前記フラッシュランプを駆動する電源回路および前記周辺回路を制御する制御手段と、
を有するレーザ装置であって、
前記制御手段は、前記フラッシュランプの発光開始時刻において、前記周辺回路との入出力を停止する
ことを特徴とするレーザ装置。 - 前記電源回路は、
予備放電を行うための電圧を発生させるシマー回路と、
前記フラッシュランプを発光させるためのパルス電流を発生させるパルス回路と、からなり、
前記制御手段が前記入出力を停止する期間の終期は、前記フラッシュランプに流れている電流が所定値以下となった時刻である
ことを特徴とする、請求項5に記載のレーザ装置。 - 前記制御手段は、前記周辺回路との入出力を停止する場合に、前記周辺回路に対して入出力を禁止する命令を送信し、
前記周辺回路は、前記命令に基づいて、前記フラッシュランプの発光開始時刻を含む所定の期間における前記制御手段との入出力を停止する
ことを特徴とする、請求項5または6に記載のレーザ装置。 - フラッシュランプから発生した励起光によって発生するレーザ光に関する制御を少なくとも行う周辺回路と、
前記フラッシュランプを駆動する電源回路および前記周辺回路を制御する制御手段と、
を有するレーザ装置であって、
前記制御手段は、前記フラッシュランプの放電開始時刻において、前記周辺回路との入出力を停止する
ことを特徴とするレーザ装置。 - 前記電源回路は、
予備放電を行うための電圧を発生させるシマー回路と、
前記予備放電を開始させるためのトリガ電圧を発生させるトリガ回路と、からなり、
前記制御手段が前記入出力を停止する期間の終期は、前記フラッシュランプに印加されているトリガ電圧が所定値以下となった時刻である
ことを特徴とする、請求項8に記載のレーザ装置。 - 前記制御手段は、前記周辺回路との入出力を停止する場合に、前記周辺回路に対して入出力を禁止する命令を送信し、
前記周辺回路は、前記命令に基づいて、前記フラッシュランプの放電開始時刻を含む所定の期間における前記制御手段との入出力を停止する
ことを特徴とする、請求項8または9に記載のレーザ装置。 - フラッシュランプから発生した励起光によって発生するレーザ光に関する制御を少なくとも行う周辺回路と、
前記フラッシュランプを駆動する電源回路および前記周辺回路を制御する制御手段と、
を有するレーザ装置の制御方法であって、
前記フラッシュランプの放電開始時刻および発光開始時刻の少なくとも一方において、前記制御手段と前記周辺回路との間の通信を停止する
ことを特徴とする、レーザ装置の制御方法。 - 前記制御手段と前記周辺回路との間の通信を停止する場合に、前記周辺回路に対して入出力を禁止する命令を送信し、
前記周辺回路は、前記命令に基づいて、前記フラッシュランプの発光開始時刻および前記放電開始時刻の少なくとも一方を含む所定の期間における入出力を停止する
ことを特徴とする、請求項11に記載のレーザ装置の制御方法。 - 前記通信を停止する期間の終期は、前記フラッシュランプに印加されている電圧または前記フラッシュランプに流れている電流が所定値以下となった時刻である
ことを特徴とする、請求項11または12に記載のレーザ装置の制御方法。 - レーザ光を発するレーザ媒質に対する励起光を発生させるフラッシュランプの駆動を制御するレーザ制御手段と、
前記レーザ光が照射されることにより被検体内で発生する音響波を受信する音響波探触子と、
前記レーザ制御手段および前記音響波探触子を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記フラッシュランプに供給される電流が所定の値を超えた場合に、前記レーザ制御手段との入出力を停止する
ことを特徴とする、音響波取得装置。 - 前記レーザ制御手段は、前記制御手段との入出力を停止する場合に、前記制御手段に対して入出力を禁止する命令を送信し、
前記制御手段は、前記命令に基づいて、前記フラッシュランプに供給される電流が所定の値を超えた場合における入出力の停止を実行する
ことを特徴とする、請求項14に記載の音響波取得装置。 - 前記制御手段が前記入出力を停止する期間の終期は、前記フラッシュランプに印加されている電圧または前記フラッシュランプに流れている電流が所定値以下となった時刻である
ことを特徴とする、請求項14または15に記載の音響波取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013133908A JP6202904B2 (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | 被検体情報取得装置、レーザ装置およびその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013133908A JP6202904B2 (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | 被検体情報取得装置、レーザ装置およびその制御方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015012011A JP2015012011A (ja) | 2015-01-19 |
JP2015012011A5 JP2015012011A5 (ja) | 2016-08-12 |
JP6202904B2 true JP6202904B2 (ja) | 2017-09-27 |
Family
ID=52304958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013133908A Active JP6202904B2 (ja) | 2013-06-26 | 2013-06-26 | 被検体情報取得装置、レーザ装置およびその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6202904B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6333799B2 (ja) * | 2015-12-04 | 2018-05-30 | ファナック株式会社 | レーザ発振器を制御する制御装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6116646U (ja) * | 1984-07-02 | 1986-01-30 | 本田技研工業株式会社 | ノイズ保護回路 |
EP0713613B1 (en) * | 1993-02-23 | 1999-11-03 | Electro Optic Systems Pty. Limited | Laser adaptable to lightweight construction |
JP3088057B2 (ja) * | 1993-12-22 | 2000-09-18 | ミヤチテクノス株式会社 | フラッシュランプ用トリガ回路 |
JP2012187390A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-10-04 | Fujifilm Corp | 光音響画像生成装置 |
-
2013
- 2013-06-26 JP JP2013133908A patent/JP6202904B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015012011A (ja) | 2015-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9585570B2 (en) | Object information acquiring apparatus and laser apparatus | |
US8761225B2 (en) | Laser apparatus and method of controlling the laser apparatus | |
EP4082461A1 (en) | Method and apparatus for controlling output of radio frequency ablation power, and radio frequency ablation system | |
US10383522B2 (en) | Pulse laser and photoacoustic apparatus | |
JP6219258B2 (ja) | レーザ装置、及び光音響計測装置 | |
JP4137972B2 (ja) | ガス組成異常判断方法及び放電励起ガスレーザ発振器 | |
US9743840B2 (en) | Photoacoustic measurement device and laser light source | |
JP5613251B2 (ja) | Co2ガス放電レーザのための事前イオン化方法 | |
US20090005772A1 (en) | Tissue treatment apparatus | |
JP5260097B2 (ja) | レーザ加工装置 | |
JP2011222586A (ja) | 放電開始を判定する機能を有するガスレーザ発振器 | |
JP6202904B2 (ja) | 被検体情報取得装置、レーザ装置およびその制御方法 | |
EP3185374A1 (en) | Fiber laser device | |
KR20140014573A (ko) | 레이저 발사 시스템의 구동 방법 | |
US9819138B2 (en) | Object information acquiring apparatus, laser apparatus, and medical apparatus | |
US8579836B2 (en) | Treatment apparatus and operation system | |
JP5136786B2 (ja) | レーザ発振装置 | |
JP2005204910A (ja) | 内視鏡装置 | |
JP6755333B2 (ja) | 光音響計測装置 | |
JP5024118B2 (ja) | レーザ発振方法、レーザ、レーザ加工方法、及びレーザ測定方法 | |
JP6250733B2 (ja) | 光音響計測装置及びレーザ装置 | |
JP2016007222A (ja) | 被検体情報取得装置 | |
Allie et al. | Pre-ionization method for CO 2 gas-discharge laser | |
JP2015012011A5 (ja) | ||
WO2019017171A1 (ja) | レーザ装置、レーザ装置の光源の劣化度推定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160624 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160624 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170829 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6202904 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |