JP6202852B2 - 物干装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物(支柱、建物の壁面、ベランダの手摺等)に取り付け、物干し竿を掛け渡して使用する物干装置に関する。
従来、この種の物干装置として、例えば特許文献1に開示されているように、前面が開口した筺体を有し建築物に固着される支持体と、竿掛部が設けられた腕杆とを備え、腕杆が支持体の筺体に回動可能かつ摺動可能に取り付けられた物干装置があった。支持体は、筺体内部に引掛部が設けられ、筺体の底面に通過孔が設けられ、筺体の左右側面の間に軸杆が架設され、筺体の前面側に上側案内部及び下側案内部が対設けられている。腕杆は、基端部に掛合部及び抜止片が設けられ、側縁部に所定の摺動部が設けられている。腕杆は、抜止片が支持体の軸杆から離脱して通過孔内を通過可能に配された状態で、摺動部が支持体の上側案内部及び下側案内部に案内されて、上下方向にスライド可能になる。また、腕杆は、抜止部が支持体の軸杆に当接する位置に配され、その当接部分を軸にして腕杆を回動させる操作が行われると、掛合部が支持体の引掛部に係合し、抜止部が軸杆に係合して抜け止めされ、傾倒状態に保持される。
また、特許文献2に開示されているように、取付具を介して建築物に固着される支柱と、支柱に回動可能かつ摺動可能に取り付けられた腕杆と、支柱の上端部に取り付けられる蓋具とで構成された物干装置があった。腕杆は、側縁に突条部が設けられ、突条部の基端部に所定の抜止部及び案内突起が設けられ、案内突起の表面が合成樹脂製になっている。支柱は、押し出し材から形成され、腕杆の案内突起を摺動可能に案内するガイド部が設けられている。蓋具は、上部に腕杆の突条部を摺動可能に案内するガイド部が設けられ、略扇状に内方に突出するストッパが設けられ、所定の受止突起が設けられ、ガイド部に合成樹脂製の案内カバーが設けられている。腕杆は、抜止部が支柱のガイド部内に収容された状態で、突条部が蓋具のガイド部に案内され、案内突起が支柱のガイド部に案内されて、上下方向にスライド可能になる。また、腕杆は、抜止部及び案内突起が支柱のガイド部から外れ、抜止部がストッパに当接する位置に配された状態で、抜止部をストッパから離間させながら(又はストッパの略扇状の表面を摺動させながら)腕杆を傾ける操作が行われると、腕杆の基端部が蓋具内の角部及び受止突起に係止され、支柱に対して傾倒状態に保持される。
特開昭62−114600号公報 特開平10−295996号公報
特許文献1の物干装置の場合、支持体は、形状が複雑であり、腕杆を傾倒状態に保持する際に各部に大きなストレスが生じることから、通常、金属のダイキャスト成形品が用いられており、コストの面で問題になる。また、支持体の外形が腕杆の基端部が収まる程度に小さく、腕杆の摺動部を案内する上側案内部と下側案内部との間隔が短いので、使用者が不慣れだと、腕杆が傾いて上手くスライドできないという問題が生じる。さらに、金属製の腕杆と支持体とが擦れることによって不快な摩擦音が発生するという問題もあった。
特許文献2の物干装置の場合も、蓋具は、形状が複雑であり、腕杆を傾倒状態に保持する際に大きなストレスが生じることから、通常、金属のダイキャスト成形品が用いられ、コストの面で問題になる。また、腕杆を回動させる操作を行うとき、回動軸となる部分がないので、使用者が不慣れだと、腕杆を上手く回動させて保持させることができないという問題が生じる。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、竿受部を有した可動式のアームの操作が容易で、摩擦音も少なく、安価に製作できる物干装置を提供することを目的とする。
本発明は、建築物に取り付けられる長尺のポールと、前記ポールにスライド及び回動自在に取り付けられ竿受部を有するアームと、前記ポールの先端部に取り付けられた樹脂ガイド部材とで構成され、前記アームは、板状の本体と、前記本体の長手方向の側縁に沿って設けられ前記本体の表裏から前記本体の厚み方向に突出する一対の突条部と、前記アームの基端部側の前記突条部に設けられ前記本体の側縁に形成された円弧状の切り欠きによるストッパ受け部を有した抜止部と、前記突条部の前記基端部側に設けられ前記本体の表裏から前記厚み方向に突出し、前記厚み方向の突出高さが前記突条部の突出高さよりも高い一対の案内突起と、前記アームの前記基端部に設けられた円弧状の切り欠きによる係合受け部とを備え、前記ポールは、長尺の金属製の押出形材により形成されたフレーム材と、前記フレーム材の側面に長手方向に沿って形成された溝であってその開口部が溝幅よりも幅狭に形成されたスライド溝と、前記フレーム材の先端部に設けられ前記アームの前記基端部を収容可能な収容空間と、前記収容空間内に互いに所定間隔を隔てて取り付けられたストッパ部材と係合部材を備え、前記ストッパ部材及び前記係合部材は、前記フレーム材に固定された金属製の部材であり、前記樹脂ガイド部材は、前記突条部を摺動可能に案内するガイド部を備え、前記アームは、前記抜止部が前記スライド溝内にゆとりをもって収容された状態でスライド可能になり、前記一対の案内突起が前記スライド溝の内側で摺動可能に案内され、前記突条部が前記樹脂ガイド部材の前記ガイド部の内側で摺動可能に案内されて、前記フレーム材の長手方向にスライドし、前記抜止部が前記ストッパ部材の側周面に当接するとともに前記突条部が前記ガイド部の外に位置した状態で回動可能になり、前記ストッパ部材と前記前記抜止部との当接部分を軸にして回動させると、前記係合受け部が前記収容空間内を回動して前記係合部材に係合することによって前記アームの回動が停止し、前記フレーム材に対して前記アームが傾倒状態に保持される物干装置である。
前記ポールには、前記スライド溝の内側面から内向きに突出し、その表面が樹脂に覆われたストッパ部が設けられ、前記アームは、前記基端部が前記スライド溝内を前記収容空間から離れる方向にスライドすると、前記抜止部が前記ストッパ部の樹脂部分に当接した状態で係止される。
前記アームの前記一対の案内突起は、金属製の前記本体に固定された樹脂成形体により形成されていてもよい。
また、建築物に固定される建築物固定部と、前記ポールの長手方向の複数の位置に固定可能なポール固定部とを有するベースを備え、前記ポールは、前記ベースを介して前記建築物に取り付けられる構造でもよい。
本発明の物干装置は、竿受部を有したアームがスライド及び回動自在にポールに保持され、不使用時にはアームをポール近傍にコンパクトに収めることができる。しかも、アームをスライド及び回動させる操作が容易で、金属同士が擦れる不快な摩擦音も発生しにくい。
また、アームを支持するポールは、金属押出形材に簡単な追加工を施すことで容易に製作できる構造であり、樹脂ガイド部材も通常の射出成型によって容易に製作できるシンプルな構造なので、金属のダイキャスト成形品等を使用することなく安価に製作することができる。
本発明の物干装置の一実施形態が建築物に取り付けられたときの外観を示す図であって、アームをポール近傍に収めた状態を示す正面図(a)、アームが上方にスライドした状態を示す正面図(b)、アームが傾倒して保持されている状態を示す正面図(c)である。 この実施形態の物干装置のアームを示す平面図(a)、正面図(b)である。 図2のA1-A1断面図(a)、A2-A2断面図(b)である。 図2のA3部の拡大正面図(a)、A4-A4断面図(b)である。 この実施形態の物干装置のポールを示す正面図(a)、右側面図(b)、B1-B1断面図(c)、B2-B2断面図(d)である。 この実施形態の物干装置のベースを示す正面図(a)、右側面図(b)である。 この実施形態の樹脂ガイド部材の正面図(a)、右側面図(b)、左側面図(c)、平面図(d)、底面図(e)、C1-C1断面図(f)である。 この実施形態の物干装置のアーム及びポールの部分を示す図であって、アームを納めた状態を示す正面図である。 図8のD1-D1断面図(a)、D2-D2断面図(b)、D3-D3断面図(c)である。 この実施形態の物干装置のアーム及びポールの部分を示す図であって、アームを上方にスライドした状態を示す拡大正面図(a)、縦断面図(b)である。 この実施形態の物干装置のアーム及びポールの部分を示す図であって、アームが傾倒して保持されている状態を示す拡大正面図(a)、縦断面図(b)である。
以下、本発明の物干装置の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の物干装置10は、図1に示すように、基端部12から離れた位置に複数の竿受部14が設けられたアーム16と、アーム16をスライド自在及び回動自在に保持する長尺のポール18と、ポール18の先端部に固定された樹脂ガイド部材20とを備え、ポール18がベース22を介して建築物Kに取り付けられている。物干装置10は、使用しないときは、アーム16を縦にしてポール18近傍に収めることができる。アーム16を上方にスライドさせた後、基端部12を軸にして回動させると、アーム16が傾倒状態に保持されて使用可能な状態になる。以下、各部材の構造について、アーム16、ポール18、ベース22、樹脂ガイド部材20の順に説明する。
アーム16は、図2に示すように、金属製の細長い板状の本体24を備え、基端部12から離れた位置に複数の竿受部14(貫通孔)が形成されている。本体24の長手方向の一方の側縁には、図3に示すように、本体24の表裏から本体24の厚み方向に突出する一対の突条部26が設けられている。突条部26は、少なくとも一方の側縁に沿って設けられればよく、例えばアーム16のように、突条部26を本体24の反対側の側縁まで延長し、デザイン性を持たせてもよい。以下、突条部26を延長した部分を延長部28とし、突条部26と区別する。
突条部26の基端部12側の位置に、本体4の側縁から本体4の表裏面に沿った方向に突出した抜止部30が設けられている。抜止部30は、図4に示すように、長方形状に突出し、竿受部14側の側面に円弧状に切り欠かれたストッパ受け部30aが形成されている。
突条部26の基端部12側の近傍に、本体4の表裏から本体24の厚み方向に突出する一対の案内突起32が設けられている。案内突起32は、ここでは、硬質の合成樹脂で成る樹脂成形体34の一部であり、樹脂成形体34は、本体4の基端部1に設けられた図示しない段付き孔に表裏から一対に差し込まれ、連結具36で強固に連結され、本体4と一体になっている。案内突起32は、表面が樹脂で覆われた突起であればよく、例えば、金属製の本体4の一部を突出させ、その突出部分に樹脂製のキャップを嵌め込んだ構造にしてもよい。案内突起32の突出高さは、突条部26の、本体24の厚み方向の突出高さよりも高い。
抜止部30のストッパ受け部30aと反対側の近傍に、抜止部30の側面の根元部分を円弧状に切り欠いた係合受け部38が設けられている。係合受け部38及び上記のストッパ受け部30aについては、後で詳しく説明する。
ポール18は、図5に示すように、アルミニウム等の金属製の押出形材から形成されたフレーム材40を備え、フレーム材40の一方の側面にスライド溝42が設けられている。スライド溝42は、断面形状がほぼ四角形に形成され、開口部の幅が溝内の幅より狭く形成されている。以下、開口部より幅広の溝内空間を幅広部42aと称する。
フレーム材40の一端部には、アーム16の基端部12を収容可能な収容空間40aが設けられている。収容空間40aは、スライド溝42の端部とその端部のスライド溝42の底面42bの一部を除去した空間により形成されている。収容空間40aには、スライド溝42の幅広部42aを横切るように、ストッパ部材である金属製のストッパピン44が取り付けられている。ストッパピン44の径は、上記アーム16のストッパ受け部30aの内径とほぼ等しい。さらに収容空間40aには、ストッパピン44から離れた位置であって、スライド溝42の除去された底面42bの裏側の空間を横切るように、係合部材である金属製の係合ピン46が取り付けられている。係合ピン46の径は、上記アーム16の係合受け部38の内径とほぼ等しい。
フレーム材40の他端部寄りの位置に、スライド溝42の底面42bから内向きに突出するストッパ部48が設けられている。ストッパ部48は、例えば、硬質の合成樹脂を成形した樹脂ブロックを底面42bにネジ固定して設けられる。ストッパ部48は、表面が樹脂に覆われた突起等であればよく、例えば、金属ブロックを底面42bにネジ固定し、その突出部分に樹脂製のキャップを嵌め込んだ構造でもよい。
フレーム材40のスライド溝42と対向する側面に、後述するベース22のポール固定部22bと摺動可能に係合するベース係合部50が設けられている。
ベース22は、図6に示すように、アルミニウム等の金属の押出形材から形成されている。一方の側面に建築物固定部22aが設けられ、建築物Kの壁面に当接させてネジ締め等で固定できる構造になっている。建築物固定部22aと対向する側面にはポール固定部22bが設けられ、ポール18に固定できる構造になっている。ポール固定部22bは、ポール18のベース係合部50に摺動可能に係合し、図示しない所定の固定機構によって、フレーム材40の長手方向の任意の位置に固定できる構造になっている。
樹脂ガイド部材20は、硬質の合成樹脂を一体成形したものであり、図7に示すように、フレーム材40の先端部側の端面を塞ぐ蓋部52を有し、蓋部52の中央部分に4つのネジ孔52aが形成され、蓋部52の側端部に一対の側壁片54が立設されている。蓋部52の側壁片54がない側端部には、平面視で奥側を幅広に形成した形状のガイド部56が設けられている。ガイド部56は、ポール18に取り付けた状態で、スライド溝42の幅広部42aに収まる大きさである。
次に、組み立てられた物干装置10の内部構造と動作を説明する。物干装置10は、建築物Kに取り付けてアーム12をポール18の近傍に収めると、図8の状態になる。アーム16は、基端部12がポール18の中央部よりも下寄りの位置に保持され、先端部がポール18に取り付けた樹脂ガイド部材20を超えて上方に突出している。
樹脂ガイド部材20を取り付けた部分の内部構造は、図9(a)のように表され、樹脂ガイド部材22は、ポール18のフレーム材40の端面を覆って外周面に係合し、ガイド部56がスライド溝42の内側に配置され、4つのネジ孔52aにネジ58を差し込んでフレーム材40に締め付け固定されている。アーム16は、突条部26がガイド部56の内側に摺動可能に収容され、それ以外の本体24の部分は、スライド溝42の開口から外側に突出している。
ベース22にポール18を取り付けた部分の内部構造は、図9(b)のように表され、アーム16は、ベース係合部50がベース22のポール固定部22bに摺動可能に係合し、図示しない固定機構により固定されている。突条部26は、ポール18の幅広部42a内にゆとりをもって(周囲に触れないように)収容され、それ以外の本体24の部分が、スライド溝42の開口から外側に突出している。
アーム16の基端部12がある部分の内部構造は、図9(c)のように表され、アーム16は、抜止部30がポール18の幅広部42a内にゆとりをもって(周囲に触れないように)収容され、抜止部30が想像線で表したストッパ48の上に係止されることによって、全体が支持されている。一対の案内突起32は、幅広部42aの内側に摺動可能に収容され、それ以外の樹脂製形体34及び本体24の部分は、スライド溝42の開口から外側に突出している。
したがって、使用者がアーム16を上向きに動かすと、アーム16は、突条部26の先端部寄りの部分が樹脂ガイド部材20のガイド部56の内側を摺動し、基端部12の案内突起32がポール18の幅広部42aの内側を摺動して、フレーム材40の長手方向にスライドすることができる。アーム16がスライドするとき、図9から分かるように、アーム16、ポール18及び樹脂ガイド部材20が摺接する部分は、いずれも金属と樹脂が接する形になるので、金属同士が擦れ合う不快な摩擦音が発生しない。
アーム16を上向きにスライドして、基端部12がポール18上端に達すると、図10(a)の状態になる。アーム16が上向きにスライドすると、図10(b)に示すように、抜止部30のストッパ受け部30aがストッパピン44に当接することによって停止する。このとき、抜止部30及び案内突起32は、ポール18の幅広部42aから出て、広い収容空間40a内に配されている。また、突条部26が、ポール18のスライド溝42及び樹脂ガイド部材20のガイド部56から出て、ポール18及び樹脂ガイド部材20の外に配されている。したがって、アーム16は、ストッパ受け部30aとストッパピン44の当接部分を軸にして、建築物Kから離れる向きに回動可能な状態になる。
次に、アーム16を回動させる操作が行われると、図11(b)に示すように、アーム16の抜止部30及び係合受け部38が収容空間40a内を回動し、係合受け部38が係合ピン46の位置に達して停止する。そして、アーム16は、係合受け部38が係合ピン46に係合し、ストッパピン44が抜止部30に係合して抜け止めされ、フレーム材40に対して傾倒状態に保持され、物干し竿を架け渡して使用できる状態になる。
物干装置10を使用した後、アーム18を縦にしてポール18近傍に収めるときは、上記と逆の動作を行う。
以上説明したように、物干装置10は、アーム16がスライド自在かつ回動自在にポール18に保持され、不使用時にはアームをポール近傍にコンパクトに収めることができる。しかも、アーム16は、スライドするとき、十分離れた2箇所(基端部12の案内突起32と、突条部26の基端部から離れた部分)が摺動可能に案内され傾きにくいので、不慣れな使用者でもスムーズにスライドさせることができる。また、金属同士が擦れる不快な摩擦音も発生しない。アーム16を回動させるときも、一定の回動軸が形成されるので、操作が簡単である。
また、各部材の構造がシンプルなので、それぞれ安価に製作することができる。例えば、ポール18の場合、長尺の金属押出形材を切断し、ストッパピン44、係合ピン46及びストッパ部48を取り付け、必要に応じて所定の広さの収容空間40aを確保する加工を行うだけでよいので、従来のダイキャスト成形等の方法に比べて安価に製作できる。樹脂ガイド部材20についても、構造がシンプルで、特別な強度も不要なので、一般的な射出成形によって安価に製作することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、フレーム材の長さや太さ、アームの竿受部の形状や数、使用時のアーム角度の設定など、自由に変更することができる。
また、ストッパ部材及び係合部材は、フレーム材の内側に架設された円柱状の金属製のピンが好ましく、ピンの端部を固定する構造は自由に設定できる。
また、ベースの建築物固定部は、建築物の構造(傾斜した平面、ベランダの手摺など)に合わせて変更することができる。また、建築物にポールを直接取り付け可能であれば、ベースを省略してもよい。
10 物干装置
12 基端部
14 竿受部
16 アーム
18 ポール
20 樹脂ガイド部材
22 ベース
22a 建築物固定部
22b ポール固定部
24 本体
26 突条部
30 抜止部
30a ストッパ受け部
32 案内突起
34 樹脂成形体
38 係合受け部
40 フレーム材
40a 収容空間
42 スライド溝
42a 幅広部
44 ストッパピン
46 係合ピン
48 ストッパ部
56 ガイド部

Claims (3)

  1. 建築物に取り付けられる長尺のポールと、前記ポールにスライド及び回動自在に取り付けられ竿受部を有するアームと、前記ポールの先端部に取り付けられた樹脂ガイド部材とで構成され、
    前記アームは、板状の本体と、前記本体の長手方向の側縁に沿って設けられ前記本体の表裏から前記本体の厚み方向に突出する一対の突条部と、前記アームの基端部側の前記突条部に設けられ前記本体の側縁に形成された円弧状の切り欠きによるストッパ受け部を有した抜止部と、前記突条部の前記基端部側に設けられ前記本体の表裏から前記厚み方向に突出し、前記厚み方向の突出高さが前記突条部の突出高さよりも高い一対の案内突起と、前記アームの前記基端部に設けられた円弧状の切り欠きによる係合受け部とを備え、
    前記ポールは、長尺の金属製の押出形材により形成されたフレーム材と、前記フレーム材の側面に長手方向に沿って形成された溝であってその開口部が溝幅よりも幅狭に形成されたスライド溝と、前記フレーム材の先端部に設けられ前記アームの前記基端部を収容可能な収容空間と、前記収容空間内に互いに所定間隔を隔てて取り付けられたストッパ部材と係合部材を備え、前記ストッパ部材及び前記係合部材は、前記フレーム材に固定された金属製の部材であり、
    前記樹脂ガイド部材は、前記突条部を摺動可能に案内するガイド部を備え、
    前記アームは、前記抜止部が前記スライド溝内にゆとりをもって収容された状態でスライド可能になり、前記一対の案内突起が前記スライド溝の内側で摺動可能に案内され、前記突条部が前記樹脂ガイド部材の前記ガイド部の内側で摺動可能に案内されて、前記フレーム材の長手方向にスライドし、前記抜止部の前記ストッパ受け部が前記ストッパ部材の側周面に当接するとともに前記突条部が前記ガイド部の外に位置した状態で回動可能になり、前記ストッパ部材と前記ストッパ受け部との当接部分を軸にして回動させると、前記係合受け部が前記収容空間内を回動して前記係合部材の側周面に係合することによって前記アームの回動が停止し、前記ストッパ部材と前記ストッパ受け部が当接するとともに、前記係合部材と前記係合受け部が係合することにより、前記フレーム材に対して前記アームが傾倒状態に保持されることを特徴とする物干装置。
  2. 前記アームの前記一対の案内突起は、金属製の前記本体に固定された樹脂成形体により形成されている請求項1記載の物干装置。
  3. 建築物に固定される建築物固定部と、前記ポールの長手方向の複数の位置に固定可能なポール固定部とを有するベースを備え、
    前記ポールは、前記ベースを介して前記建築物に取り付けられる請求項1又は2記載の物干装置。
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