JP6201843B2 - リチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法 - Google Patents
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Description
予め、イオン交換水に、ポリアクリル酸(分散剤)、塩化スズ(II)(SnCl2)及び塩化コバルト(II)(CoCl2))を加えて撹拌溶解し、濃度35質量%の塩酸を加えてpHを1.0に調整することにより、スズイオン及びコバルトイオンを含む金属塩水溶液を調製しておいた。また5質量%のCNF分散液を28質量%のアンモニア水溶液に混合してファイバ分散液を調製しておいた。更に、イオン交換水に、塩化クロム(III)(CrCl3)を加えて撹拌溶解し、この水溶液中のクロムイオンを金属亜鉛(Zn)還元法により3価から2価に還元して、全クロムイオン中にモル比で99%の2価クロムイオンを含むクロム溶液(還元剤水溶液)を調製しておいた。
CNFの含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して1.0質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
CNFの含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して5.0質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。なお、この負極活物質において、複合粒子の平均粒径は0.1μmであった。
CNF含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して10.0質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。なお、この負極活物質において、複合粒子の平均粒径は10μmであった。
CNF含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して15.0質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
CNF含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して20.0質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
CNF含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して0.5質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
CNF含有割合をスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対して30.0質量%としたこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子を合成した後で、この複合粒子にCNFを混合したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
実施例1〜6及び比較例1〜3の負極活物質を用いて負極を作製し、これらの負極を用いて半電池を組んで充放電試験を行い、1回目放電容量及び50回目(51サイクル目)の寿命特性をそれぞれ測定した。具体的には、負極を次のようにして作製した。先ず、負極活物質4gに、アセチレンブラック(導電助剤)0.5gと、ポリフッ化ビニリデン(結着剤)0.5gと、n−メチルピロリジノン(溶媒)5gとをあわとり練太郎(シンキー社製のミキサの商品名)にて混合しスラリーを調製した。次に、このスラリーをアプリケータで銅箔に活物質密度が5mg/cm2となるように塗布し、乾燥した。更にこの塗膜を乾燥した銅箔を圧延した後に、縦及び横がそれぞれ3cmである正方形状に切断して、負極を作製した。また、半電池の対極及び参照極として、リチウム金属(Li)をそれぞれ用い、電解液として、1M濃度で六フッ化リン酸リチウム(LiPF6)を溶解した炭酸エチレン(EC:エチレンカーボネート)と炭酸ジエチル(DEC:ジエチルカーボネート)の等体積溶媒を用いた。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が5原子%であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が10原子%であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。なお、この負極活物質において、複合粒子の平均粒径は0.1μmであった。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が30原子%であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が40原子%であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。なお、この負極活物質において、複合粒子の平均粒径は10μmであった。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が3原子%であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が45原子%であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子のスズ(Sn)とコバルト(Co)の合計量に対してコバルト(Co)の含有割合が20原子%であり、複合粒子の中心から外面にかけて組成の偏りがなく、略均一の組成であったこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
実施例7〜10及び比較例4〜6の負極活物質を用いて、上記比較試験1と同様に、1回目放電容量及び寿命特性をそれぞれ測定した。これらの結果を、コバルト(Co)の含有割合及び複合粒子の構造とともに、表2に示す。なお、表2には、実施例2も記載した。
複合粒子の合成工程で塩化クロム(III)(CrCl3)を、負極活物質中のクロム(Cr)の含有割合が質量換算で0.005%になるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。なお、この負極活物質において、複合粒子の平均粒径は0.1μmであった。
複合粒子の合成工程で塩化クロム(III)(CrCl3)を、負極活物質中のクロム(Cr)の含有割合が質量換算で0.1%になるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子の合成工程で塩化クロム(III)(CrCl3)を、負極活物質中のクロム(Cr)の含有割合が質量換算で1.0%になるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。なお、この負極活物質において、複合粒子の平均粒径は10μmであった。
複合粒子の合成工程で塩化亜鉛(II)(ZnCl2)を、負極活物質中の亜鉛(Zn)の含有割合が質量換算で5ppmになるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子の合成工程で塩化亜鉛(II)(ZnCl2)を、負極活物質中の亜鉛(Zn)の含有割合が質量換算で25ppmになるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子の合成工程で塩化亜鉛(II)(ZnCl2)を、負極活物質中の亜鉛(Zn)の含有割合が質量換算で50ppmになるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子の合成工程で塩化クロム(III)(CrCl3)を、負極活物質中のクロム(Cr)の含有割合が質量換算で1.5%になるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
複合粒子の合成工程で塩化亜鉛(II)(ZnCl2)を、負極活物質中の亜鉛(Zn)の含有割合が質量換算で75ppmになるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして負極活物質を作製した。
実施例11〜18の負極活物質を用いて、上記比較試験1と同様に、1回目放電容量及び寿命特性をそれぞれ測定した。これらの結果を、負極活物質中のクロム(Cr)及び亜鉛(Zn)の含有割合とともに、表3に示す。
11 複合粒子
12 カーボンナノファイバ(CNF)
Claims (2)
- スズイオンとコバルトイオンを含む金属塩水溶液を調製する工程と、
カーボンナノファイバをアンモニア水に分散させたファイバ分散液を調製する工程と、
前記スズイオン及び前記コバルトイオンの酸化還元電位より低い電位を有する還元剤を含む還元剤水溶液を調製する工程と、
前記金属塩水溶液に前記ファイバ分散液及び前記還元剤水溶液を同時に混合する工程と
を含み、
前記スズイオン及び前記コバルトイオンを前記カーボンナノファイバの共存下で還元することにより負極活物質を作製するリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法。 - 前記還元剤水溶液が、全クロムイオン中にモル比で70%以上の2価クロムイオンを含むクロム水溶液である請求項1記載のリチウムイオン二次電池用負極活物質の製造方法。
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