JP6201619B2 - 3板式光学システム及びプロジェクター - Google Patents
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Description
前記反射型表示素子が、複数のマイクロミラーからなる画像表示面において各マイクロミラー面の傾きがON/OFF制御されて照明光を強度変調することにより画像を形成するデジタル・マイクロミラー・デバイスであり、
ON状態の前記マイクロミラーで反射された投影光は前記色分解合成プリズムに入射し、OFF状態の前記マイクロミラーで反射された不要光は前記色分解合成プリズム内に入射しないように、前記色分解合成プリズムと各反射型表示素子との間に、不要光を投影光から分離させるための距離を確保して、前記色分解合成プリズムに各反射型表示素子を対向して配置されていることを特徴とする。
X3≧{2・Y+X1・(tanα1−tanβ1)+X2・(tanα2−tanβ2)}/(tanβ3−tanα3) …(1)
ただし、
α2=sin-1{(n1/n2)・sinα1}
α3=sin-1{(n2/n3)・sinα2}
β2=sin-1{(n1/n2)・sinβ1}
β3=sin-1{(n2/n3)・sinβ2}
であり、ON状態のマイクロミラーで反射されて投影光として色合成される光をON光とし、OFF状態のマイクロミラーで反射された不要光をOFF光とすると、照明光の光軸とON光の光軸とを含む平面の法線方向から画像表示面を見たとき、
Y:画像表示面の中心から最も離れた画素までの距離、
α1:デジタル・マイクロミラー・デバイスから最も離れた位置でOFF光から分離されるON光の光線が、ON光の光軸に対してなす角度、
β1:デジタル・マイクロミラー・デバイスから最も離れた位置でON光から分離されるOFF光の光線が、ON光の光軸に対してなす角度、
n1:画像表示面とカバーガラスとの間の屈折率、
X1:画像表示面とカバーガラスとの間の距離、
n2:カバーガラスの屈折率、
X2:カバーガラスの厚み、
n3:カバーガラスと色分解合成プリズムとの間の屈折率、
X3:カバーガラスと色分解合成プリズムとの間の距離、
である。
X3≧{2・Y+X1・(tanα1−tanβ1)+X2・(tanα2−tanβ2)}/(tanβ3−tanα3) …(1)
ただし、
α2=sin-1{(n1/n2)・sinα1}
α3=sin-1{(n2/n3)・sinα2}
β2=sin-1{(n1/n2)・sinβ1}
β3=sin-1{(n2/n3)・sinβ2}
であり、ON状態のマイクロミラーで反射されて投影光L2として色合成される光をON光とし、OFF状態のマイクロミラーで反射された不要光をOFF光L3とすると、照明光L1の光軸AX1(すなわち照明光学系12の光軸)とON光L2の光軸AX2(すなわち投影光学系LNの光軸)とを含む平面の法線方向から画像表示面DSを見たとき、
Y:画像表示面DSの中心から最も離れた画素までの距離、
α1:デジタル・マイクロミラー・デバイスDPから最も離れた位置でOFF光L3から分離されるON光L2の光線L2aが、ON光L2の光軸AX2に対してなす角度、
β1:デジタル・マイクロミラー・デバイスDPから最も離れた位置でON光L2から分離されるOFF光L3の光線L3aが、ON光L2の光軸AX2に対してなす角度、
n1:画像表示面DSとカバーガラスCGとの間の屈折率、
X1:画像表示面DSとカバーガラスCGとの間の距離、
n2:カバーガラスCGの屈折率、
X2:カバーガラスCGの厚み、
n3:カバーガラスCGと色分解合成プリズムPBとの間の屈折率、
X3:カバーガラスCGと色分解合成プリズムPBとの間の距離、
である。
空気換算長(mm):
光学システムPU0 …{(25.5+59.5)/1.5168}+(1+4)≒61
光学システムPU2 …(60.7/1.5168)+21≒61
面積(mm2):
光学システムPU0 …(P1,P2,P3)=(1131,712,678)
光学システムPU2 …(P1,P2,P3)=(668,404,416)
高さh(mm):
光学システムPU0 …h=110
光学システムPU2 …h=70
体積(mm3):
光学システムPU0 …277386
光学システムPU2 …163753
{(277386−163753)/277386}×100≒40.9%
Y=5.832mm,α1=10.21°,β1=41.79°,
n1=1.0,n2=1.487,n3=1.0,
X1=0.5mm,X2=3.0mmとしたとき、
α2=6.85°,α3=10.21°,
β2=26.63°,β3=41.79°となる。
{2・Y+X1・(tanα1−tanβ1)+X2・(tanα2−tanβ2)}/(tanβ3−tanα3)={2・5.832+0.5・(tan10.21°−tan41.79°)+3.0・(tan6.85°−tan26.63°)}/(tan41.79°−tan10.21°)=14.24
したがって、カバーガラスCGから色分解合成プリズムPBまでの距離X3は、14.24mm以上あればよいことが分かる。
Y=11.944mm,α1=8.38°,β1=43.62°,
n1=1.0,n2=1.487,n3=1.0,
X1=0.5mm,X2=3.0mmとしたとき、
α2=5.62°,α3=8.38°,
β2=27.64°,β3=43.62°となる。
{2・Y+X1・(tanα1−tanβ1)+X2・(tanα2−tanβ2)}/(tanβ3−tanα3)={2・11.944+0.5・(tan8.38°−tan43.62°)+3.0・(tan5.62°−tan27.64°)}/(tan43.62°−tan8.38°)=27.57
したがって、カバーガラスCGから色分解合成プリズムPBまでの距離X3は、27.57mm以上必要であることから、図3に示す光学システムPU0では条件式(1)を満たさないことが分かる。
LN 投影光学系
PU0,PU1,PU2 光学システム
DP デジタル・マイクロミラー・デバイス(反射型表示素子)
D1 第1のデジタル・マイクロミラー・デバイス(反射型表示素子)
D2 第2のデジタル・マイクロミラー・デバイス(反射型表示素子)
D3 第3のデジタル・マイクロミラー・デバイス(反射型表示素子)
DS 画像表示面
MR マイクロミラー
XR 回転軸
ES 短辺
EL 長辺
PA TIRプリズム
PB 色分解合成プリズム
P1 第1プリズム
P2 第2プリズム
P3 第3プリズム
C1 第1ダイクロイックコーティング
C2 第2ダイクロイックコーティング
SL 傾斜面
L1 照明光
L2 ON光(投影光,必要光)
L3 OFF光(不要光)
AX1 照明光の光軸
AX2 ON光の光軸
AX3 OFF光の光軸
SP 不要光分離空間
SC スクリーン
11 光源
12 照明光学系
13 制御部
14 アクチュエータ
AX 光軸
Claims (7)
- 複数の反射型表示素子と、少なくとも3つのプリズムからなる色分解合成プリズムと、を備え、前記色分解合成プリズムで照明光を色分解し、その色分解により得られた照明光で各反射型表示素子の画像表示面を照明し、照明された各反射型表示素子からの反射光のうち画像投影に用いられる投影光を前記色分解合成プリズムで色合成する3板式の画像投影用光学システムであって、
前記反射型表示素子が、複数のマイクロミラーからなる画像表示面において各マイクロミラー面の傾きがON/OFF制御されて照明光を強度変調することにより画像を形成するデジタル・マイクロミラー・デバイスであり、
ON状態の前記マイクロミラーで反射された投影光は前記色分解合成プリズムに入射し、OFF状態の前記マイクロミラーで反射された不要光は前記色分解合成プリズム内に入射しないように、前記色分解合成プリズムと各反射型表示素子との間に、不要光を投影光から分離させるための距離を確保して、前記色分解合成プリズムに各反射型表示素子を対向して配置されていることを特徴とする光学システム。 - 以下の条件式(1)を満たすことを特徴とする請求項1記載の光学システム;
X3≧{2・Y+X1・(tanα1−tanβ1)+X2・(tanα2−tanβ2)}/(tanβ3−tanα3) …(1)
ただし、
α2=sin-1{(n1/n2)・sinα1}
α3=sin-1{(n2/n3)・sinα2}
β2=sin-1{(n1/n2)・sinβ1}
β3=sin-1{(n2/n3)・sinβ2}
であり、ON状態のマイクロミラーで反射されて投影光として色合成される光をON光とし、OFF状態のマイクロミラーで反射された不要光をOFF光とすると、照明光の光軸とON光の光軸とを含む平面の法線方向から画像表示面を見たとき、
Y:画像表示面の中心から最も離れた画素までの距離、
α1:デジタル・マイクロミラー・デバイスから最も離れた位置でOFF光から分離されるON光の光線が、ON光の光軸に対してなす角度、
β1:デジタル・マイクロミラー・デバイスから最も離れた位置でON光から分離されるOFF光の光線が、ON光の光軸に対してなす角度、
n1:画像表示面とカバーガラスとの間の屈折率、
X1:画像表示面とカバーガラスとの間の距離、
n2:カバーガラスの屈折率、
X2:カバーガラスの厚み、
n3:カバーガラスと色分解合成プリズムとの間の屈折率、
X3:カバーガラスと色分解合成プリズムとの間の距離、
である。 - 前記画像表示面の長辺側から照明光を入射させることができる構成を有することを特徴とする請求項1又は2記載の光学システム。
- 照明光と投影光との分離を全反射と透過により行う面が、前記色分解合成プリズムの投影側に配置されないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学システム。
- 照明光が、前記色分解合成プリズムに入射する前に、全反射面を有する1つの三角柱プリズムを経由することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光学システム。
- 前記色分解合成プリズムが、各反射型表示素子から射出した投影光が入射するプリズム面と隣り合うように、不要光の光路を確保するための傾斜面を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学システム。
- 3板式のプロジェクターであって、画像を表示する3つの反射型表示素子と、光源と、その光源からの光を集光する照明光学系と、その照明光学系からの光を前記反射型表示素子に導く請求項1〜6のいずれか1項に記載の光学システムと、前記反射型表示素子に表示された画像をスクリーン面に拡大投影する投影光学系と、を備えたことを特徴とするプロジェクター。
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JP2013218171A JP6201619B2 (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 3板式光学システム及びプロジェクター |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013218171A JP6201619B2 (ja) | 2013-10-21 | 2013-10-21 | 3板式光学システム及びプロジェクター |
Publications (2)
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