JP6200653B2 - エアーコンプレッサ管理システム及び方法 - Google Patents
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Description
近年のエアーコンプレッサは、耐久性が向上してはいるものの、適切なメンテナンスを怠って長期にわたって使用し続けていると、何らかの不具合が生じて現場にて稼働停止し、作業中止に追い込まれることがある。また、操作ミスなどでエラーが発生し稼働停止したものの、解決方法が分からなくて作業中止に追い込まれる、といったこともある。
よって、従来のようなメンテナンス対応では機器復旧に大幅な時間を要するため、ユーザは代替機器を用意するか、或いは、機器復旧まで作業中止に追い込まれるといった問題があった。
この種の軽微な不具合は、個々の機器状態をメーカ側で正確に把握できれば、電話や電子メールなどを用いた遠隔地からの指示や案内で簡単に復旧できるものも多い。
そのため、エアーコンプレッサの保守管理者からは、エアーコンプレッサから離れた遠隔地からでも個々の機器状態を正確に把握できる手段が望まれていた。
エアーコンプレッサは、釘打ち作業などを要する現場で一般的に用いられることが多いが、このような工事現場の多くはセキュリティが緩く、工事関係者以外の者(例えば窃盗目的の者や不審者)でも比較的容易に出入りできる場合が多い。そのため、持ち運び易くて高価格の作業機器である可搬型のエアーコンプレッサは、窃盗者から特に目を付けられ易く、転売目的での盗難が後を絶たないといった問題があり、これまでに数多くの盗難被害が報告されている。(「持ち運び易い」「高価格」という特徴を備えているため、他の工具類や機器などに比べて盗難被害に遭う確率が著しく高い。)特に、昼休みなどの休憩中や夜間に現場に放置したままにすると、現場周囲のひと気が少なくなることが多いため、盗難確率が極めて高くなるといった問題がある。
例えば、いずれかの作業者が鍵を紛失した場合において、その紛失の事態を放置しておけば、エアーコンプレッサは盗難の危険性に曝されることになる(その鍵を拾得した者による持ち去りの危険性)。
また例えば、いずれかの作業者が退職した場合において、鍵の回収を怠ると、エアーコンプレッサは盗難の危険性に曝されることになる(その退職者による持ち去りの危険性)。
また例えば、いずれかの作業者がスペア鍵を際限なく複製し、他人に供与する可能性も否定できず、その場合には、管理者にとって鍵の所持者を漏れなく把握することが困難となり、もはやセキュリティとしての機能を失っているといえる。
そこで、上述した問題点に鑑み、本発明の目的は、エアーコンプレッサから離れた遠隔地からでも、エアーコンプレッサの状態を正確に把握できるシステム及び方法を提供することにある。
携帯型情報端末と通信するための通信手段を具備し、エアーコンプレッサの状態や管理などに関わる機器情報を該情報端末に送信するエアーコンプレッサと、
エアーコンプレッサと通信するための通信手段と、サーバー装置と通信するための通信手段とを具備し、エアーコンプレッサから受信した前記機器情報をサーバー装置に送信する携帯型情報端末と、
前記情報端末と通信するための通信手段を具備し、該情報端末を介してエアーコンプレッサから受信した前記機器情報を記録するサーバー装置と、
を有するエアーコンプレッサ管理システムによって達成される。
携帯型情報端末からエアーコンプレッサにアクセスするステップと、
前記アクセスでのリクエスト内容に応じて、前記エアーコンプレッサから前記情報端末にレスポンスを送信するとともに、その機器情報を前記情報端末に送信するステップと、
エアーコンプレッサから受信した前記機器情報を情報端末からサーバー装置に送信(転送)するステップと、を含むエアーコンプレッサ管理方法によって達成される。
また、前記レスポンスには、エアーコンプレッサのユーザに対するガイダンス情報が含まれてもよい。
このように機器情報をエアーコンプレッサとサーバー装置との間で共有させることで、例えばメーカなどの保守管理担当者がサーバー装置にアクセスすれば、いつでも、個々のエアーコンプレッサの正確な状態や履歴などを把握できるので、エアーコンプレッサから離れた遠隔地であっても高度の機器管理が可能になる。例えば、サーバー装置経由で把握した正確な機器情報に基づいて、電話や電子メールなどで、適切な対処方法を遠隔地から迅速に案内することが可能になる。
これにより、エアーコンプレッサの現時点での機器状態についての最新の正確な機器情報が常にサーバー装置のデータベースに反映される。つまり、情報端末でエアーコンプレッサを操作するたびに、エアーコンプレッサとサーバー装置が情報端末を介してデータ通信を行い、サーバー装置側で記録された機器情報が自動的にアップデートされることになる。
したがって、サーバー装置にアクセスすれば、いつでも、エアーコンプレッサの最新(現時点または直近)の正確な機器情報を確認できるようになる。
これによって、個々のエアーコンプレッサのユーザに対して、分かり易くて具体的な対処方法を自動的に案内できるので、軽微のエラーなどで保守管理担当者が現場に呼び出される事態が激減し、保守管理担当者の労力が大幅に軽減される。
また、個々のエアーコンプレッサや情報端末に、具体的対処方法を案内するためのデータベースを持たせる必要がないので、エアーコンプレッサや情報端末の構成が複雑化するのを避けることができる。
・エアーコンプレッサから情報端末へ機器情報を送信するための処理、
・情報端末からサーバー装置へ機器情報を送信するための処理、
などを含む情報処理を、例えば一続きの一連の情報処理として自動的に実行する。
この場合、情報端末でエアーコンプレッサにアクセスするたびに、最新の機器情報が、情報端末を介してサーバー装置に自動送信されるので、サーバー装置側ではエアーコンプレッサの現在(または直近)の機器情報を自動的にアップデートすることが可能になる。
このような特徴により、サーバー装置との間での機器情報の共有化が不可能な状態にあるときに、コンプレッサ側の機器情報が際限なく更新されるのを防止できる。
また、サーバー装置との通信ができない場合でも、一定の制限のもとでコンプレッサを使用できるようにすることで、ユーザの作業エリアが制限されるのを回避できる。
例えば、ユーザによる機器使用にあたって直接関係のない情報や、メーカ側の機器開発に有用な情報は、ユーザ側に閲覧させることなく、メーカや保守担当者に限って閲覧できるようにしてもい。また、ユーザには、メンテナンス時期、故障や稼働停止の原因、登録されたセキュリティキーなど、機器の使用にあたって直接関係のある一部の情報に限定して閲覧できるようにしてもよい。
このような特徴により、ユーザにとって不必要な情報を開示することがなくなり、ユーザに混乱を招くことがなくなるとともに、機器の開発や改良に有用なデータが開発関係者の外部へ漏れることを防止できる。
これにより、例えば盗難に遭った場合において、その窃盗者が自己の情報端末でセキュリティ解除を試みたときに、窃盗者の意思に関係なく、その位置情報がサーバー装置に自動的に送信され記録される。
したがって、仮にエアーコンプレッサが持ち去られてセキュリティ解除が試みられた場合でも、サーバー装置側の記録を解析することで、エアーコンプレッサの位置(正確には窃盗者の情報端末の位置)を把握することが可能になる。
また、システムに予めこのような特徴を具備させることで、持ち去りを試みようと考えている者の心理に影響を与え(窃盗を避けた方がよいという心理に陥らせ)、より一層、盗難抑止効果を高めることができる。
したがって、通常の差し込み式の鍵に比べると、携帯型情報端末の紛失・置き忘れ・不携帯の可能性は限りなく低いといえる。
また、仮に、置き忘れや紛失が生じたとしても、情報端末の電話機能(着信音)やGPS機能(現在位置情報)などで、該情報端末の場所を突き止めることができるといったメリットがある。
また、作業員の増員や変更に機敏に対応して、必要数のセキュリティキーを必要な時に簡単に発行させることができる。
また、作業者が自己の情報端末を紛失したり、或いは退職などした場合には、簡単な操作で、管理者の情報端末から特定のセキュリティキー(作業者のセキュリティキー)の無効化を行うことができる。
したがって、多数の作業者のそれぞれに個別にセキュリティキーを割り当てた場合であっても、セキュリティキーを誰に割り当てたかを何時でも簡単に確認でき、また、必要に応じてセキュリティキーの一部又は全部を無効化(登録解除)できるので、エアーコンプレッサのセキュリティが弱体化する虞はない。
また、本発明では、セキュリティキーの発行権限は所定の情報端末を持つ者(例えば管理者)に限られるので、例えば、セキュリティキーを割り当てられた作業者が、当該キーを無断複製するといった事態を防止できる。
また、本発明では、管理者や作業者の各情報端末に個別にセキュリティキーを発行し割り当てるようになっており、作業者間で同じ鍵を使いまわすことがないので、それに起因するセキュリティの弱体化を防止できる。
本発明のエアーコンプレッサ管理システム(以下、「管理システム」と略称)の概略構成を図1に示す。
この出願において「管理者」とは、コンプレッサの所有者や、コンプレッサ及び/又はそのセキュリティの管理者など、コンプレッサについて何らかの管理権限を有する者が該当する。「作業者」とは、例えば、管理者の管理下にある者や、管理者の許可又は指示のもとコンプレッサを使用する者、或いは、単なる使用者などが該当する。
携帯型情報端末の概略構成を図2に示す。
管理者端末には、コンプレッサの制御装置を操作できる権限のセキュリティキー(以下「管理者キー」と略称)が発行され、割り当てられている。
作業者端末には、コンプレッサの制御装置の操作範囲が制限された権限のセキュリティキー(以下「作業者キー」と略称)が発行され、割り当てられている。
コンプレッサの概略構成を図2に示す。
機器情報とは、コンプレッサの状態・設定・履歴など、当該機器に関連する様々な情報である。具体的にはこの機器情報には、主として、個体情報、メンテナンス情報、セキュリティ情報などが含まれ、さらに、これらの情報は、それぞれ次の(1)〜(3)に挙げるような情報を含んで構成される。
・コンプレッサの識別情報
・コンプレッサの稼働時間
・コンプレッサの使用履歴
・コンプレッサの情報処理履歴
・今回通信での情報処理内容
・コンプレッサのアラーム情報(何らかの不具合が発生した場合に、その内容や原因を
知らせる情報)
・コンプレッサのアラーム履歴(不具合発生の履歴)
などを含む。
コンプレッサのメンテナンス履歴(修理履歴)などを含む。
・コンプレッサへのアクセスログ
・セキュリティのON/OFF状態
・セキュリティ設定の有効/無効
・登録された有効なセキュリティキーの識別情報
・セキュリティキーに対応する情報端末の識別情報
などを含む。
・ 発行されたセキュリティキーをエアーコンプレッサに登録するための処理、
・ 登録された発行済みセキュリティキーの全部又は一部を無効化するための処理、
・ エアーコンプレッサのセキュリティを一時的に解除状態にするための処理、
・ 一時的に解除されたセキュリティを再設定するための処理、
・ エアーコンプレッサのセキュリティを無効化するための処理、
・ 無効化されたセキュリティを有効化するための処理、
などを実行することが該当する。
管理サーバーの概略構成を図3に示す。
このガイダンス情報とは、コンプレッサや情報端末の操作者に対する具体的な案内であって、故障、誤操作、作業環境に起因する稼働停止など、様々な事態を想定して予め用意された情報である。
ガイダンス情報の具体例としては、例えば、
・ メンテナンスの時期が到来したことを知らせる案内、
・ 必要なメンテナンス内容を知らせる案内、
・ コンプレッサに故障が生じた場合における、故障内容や個別具体的な対処方法を知
らせる案内、
・ 作業現場環境が原因でコンプレッサが停止した場合における、その原因や個別具体
的な対処方法を知らせる案内、
・ 操作ミスが原因でコンプレッサにアラームが生じた場合における、その原因や個別
具体的な対処方法を知らせる案内、
などが挙げられる。
次に、上記構成のシステムを用いたコンプレッサ管理方法の概要について説明する。本発明のコンプレッサ管理方法の概要を図4に示す。
ここでいう「リクエスト」とは、セキュリティキーの発行の要求、セキュリティ解除の要求、セキュリティ設定変更の要求、機器情報の送信要求など、コンプレッサに対する何らかの情報処理の要求である。
ここでいう「レスポンス」とは、要求された処理完了を情報端末に知らせる通知など、レスポンスに対応する何らかの返答に関する情報である。
このように機器情報を管理サーバーに送信することで、コンプレッサと管理サーバーとの間で最新の機器情報を共有できる。
また、機器情報と併せて情報端末の位置情報を管理サーバーに送信することで、アクセス時における情報端末の位置を記録することが可能になる。
ここでいう「レスポンス」とは、要求された処理完了を情報端末に知らせる通知など、レスポンスに対応する何らかの返答に関する情報である。また、情報端末を介して受信した機器情報の内容によっては、このレスポンスには、例えば、ユーザ(情報端末又はエアーコンプレッサの操作者)に対するガイダンス情報が含まれてもよい。
b)最初にコンプレッサにアクセスした時点から、数回(例えば5回の稼働)に限って自由に稼働できるようにする。当該回数を超えると、管理サーバーとの通信圏内にある情報端末からアクセスがあるまで、コンプレッサは稼働不能になる。
c)通信圏外の情報端末が特定の端末(例えば管理者端末)である場合に限って、当該コンプレッサを自由に稼働できるようにする。この情報端末以外の他の端末からアクセスがあった場合には、管理サーバーとの通信圏内にある情報端末からのアクセスでない限り、コンプレッサの稼働は許可されない。
本発明によれば、コンプレッサと管理サーバーが直接通信しないにもかかわらず、両者間で該コンプレッサの機器情報を共有できる。
コンプレッサ及び管理サーバーで記録された機器情報は、例えば、上述した管理者端末や作業者端末を用いてアクセスすることで、その情報内容を閲覧することができる。また、管理サーバーで記録された機器情報は、コンプレッサの機器開発担当者やメンテナンス担当者など、当該コンプレッサの保守や改良・開発に関わる者の端末(以下「メーカ端末」と略称)で閲覧することもできる。ここでいう「閲覧」には、情報端末のディスプレイに機器情報の内容を表示する処理が含まれる。
図5A及び図5Bは、管理者端末に対するセキュリティキーの発行とその登録をする際の処理例を示すフローチャートである。
図6A及び図6Bは、作業者端末に対するセキュリティキーの発行とその登録をする際の処理例を示すフローチャートである。
図7A及び図7Bは、作業者端末を用いてコンプレッサのセキュリティを解除する際の処理例を示すフローチャートである。
図8A及び図8Bは、コンプレッサの使用終了後において、作業者がそのセキュリティ設定を再びON状態に戻す際の処理例を示すフローチャートである。この処理は、情報端末からコンプレッサに対するリクエストが「セキュリティ再設定のリクエスト」に変わっている点を除いて、図7A及び図7Bに示すセキュリティ解除処理とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
図9A及び図9Bは、コンプレッサにメンテナンスが必要になった場合の処理例を示すフローチャートである。
このガイダンス情報とは、当該コンプレッサのユーザに対する具体的な案内であって、故障、誤操作、作業環境に起因する稼働停止など、様々な事態を想定して予め用意された多種多様な情報である。
ガイダンス情報の具体例としては、例えば、
・ メンテナンスの時期が到来したことを知らせる案内、
・ 必要なメンテナンス内容を知らせる案内、
・ コンプレッサに故障が生じた場合における、故障内容や個別具体的な対処方法を知
らせる案内、
・ 作業現場環境が原因でコンプレッサが停止した場合における、その原因や個別具体
的な対処方法を知らせる案内、
・ 操作ミスが原因でコンプレッサにアラームが生じた場合における、その原因や個別
具体的な対処方法を知らせる案内、
などが挙げられる。
図10A及び図10Bは、コンプレッサに故障や誤操作などの不具合が生じた場合の処理例を示すフローチャートである。
・ 故障に起因して稼働不能に陥った場合に、その故障の具体的な不具合内容や原因を示
す情報、
・ 現場での使用環境に起因して稼働停止(オーバーヒートや低電圧などに起因する停止
など)に陥った場合に、その事実と原因を知らせる情報、
・ 使用者の誤操作が原因で稼働不能に陥った場合に、その事実と原因を知らせる情報、
などが挙げられる。
そこで、本発明では、故障などの不具合内容を7セグメントディスプレイに簡易表示することに加えて、次に述べるとおり、その事態の解決につながる個別具体的な対処方法(ガイダンス情報)を、ユーザの情報端末に表示することで、ユーザ自身による対処と問題解決を可能としている。その具体的な処理の流れは次の通りである。
上述した各実施形態は、情報端末が管理サーバーとの通信圏内にあることを前提として説明したが、移動体通信の基地局が少ない地域(例えば山間部や人口の少ないエリアなど)に作業現場がある場合には、コンプレッサと管理サーバーとの間での機器情報の共有化が妨げられる。そこで本発明では、そのような通信不能エリアでの作業もあり得ると想定し、その場合には次に例示するような方法で情報処理を実行する。
(1)通信圏外の情報端末から最初にコンプレッサにアクセスした時点から、数時間以内(例えば24時間以内)に限って自由に稼働できるにようにする。当該時間を経過すると、管理サーバーとの通信圏内にある情報端末からアクセスがあるまで、当該コンプレッサは稼働不能になる。
(2)最初にコンプレッサにアクセスした時点から、数回(例えば5回の稼働)に限って自由に稼働できるようにする。当該回数を超えると、管理サーバーとの通信圏内にある情報端末からアクセスがあるまで、コンプレッサは稼働不能になる。
(3)通信圏外の情報端末が特定の端末(例えば管理者端末)である場合に限って、当該コンプレッサを自由に稼働できるようにする。この情報端末以外の他の端末からアクセスがあった場合には、管理サーバーとの通信圏内にある情報端末からのアクセスでない限り、コンプレッサの稼働は許可されない。
上記のような特徴により、管理サーバーとの機器情報の共有化が不可能な状態にあるときに、コンプレッサ側の機器情報が際限なく更新されるのを防止できる。また、管理サーバーとの通信ができない場合においても、一定の制限モードのもとでコンプレッサを使用できるようにすることで、ユーザの作業エリアが制限されるのを回避できる。
Claims (9)
- 機器情報を記録可能なエアーコンプレッサと、サーバー装置と、前記エアーコンプレッサ及び前記サーバー装置のそれぞれと通信可能な携帯型情報端末と、を含むエアーコンプレッサ管理システムを用いたエアーコンプレッサ管理方法であって、
携帯型情報端末からエアーコンプレッサにアクセスするステップと、
前記アクセスでのリクエスト内容に応じて、前記エアーコンプレッサから前記情報端末にレスポンスを送信するとともに、その機器情報を該情報端末に送信するステップと、
エアーコンプレッサから受信した前記機器情報を情報端末からサーバー装置に送信するとともに、該情報端末の位置情報をサーバー装置に送信するステップと、
を含んでおり、情報端末を介して、エアーコンプレッサとサーバー装置との間で前記機器情報の全部又は一部を共有する、ことを特徴とするエアーコンプレッサ管理方法。 - 受信した機器情報の内容に応じたレスポンスをサーバー装置から情報端末に送信するステップ、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のエアーコンプレッサ管理方法。
- 前記レスポンスには、エアーコンプレッサのユーザに対するガイダンス情報が含まれることを特徴とする請求項2に記載のエアーコンプレッサ管理方法。
- 携帯型情報端末とエアーコンプレッサとの間の通信は近距離無線通信により実行され、
携帯型情報端末とサーバー装置との間の通信はインターネットを介した通信により実行される、ことを特徴とする請求項1に記載のエアーコンプレッサ管理方法。 - 前記のすべてのステップを含む情報処理を一連の情報処理として自動的に実行する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエアーコンプレッサ管理方法。
- 情報端末が通信圏内にない場合に該コンプレッサの稼働に制限を課すことを特徴とする請求項1に記載のエアーコンプレッサ管理方法。
- 請求項1に記載の方法で用いるシステムであって、
機器情報を記録可能なエアーコンプレッサと、サーバー装置と、前記エアーコンプレッサ及び前記サーバー装置のそれぞれと通信可能な携帯型情報端末と、を含んでおり、情報端末を介して、エアーコンプレッサとサーバー装置との間で前記機器情報の全部又は一部を共有するように構成されたことを特徴とするエアーコンプレッサ管理システム。 - 請求項1に記載の方法で用いるシステムであって、
携帯型情報端末と通信するための通信手段を具備し、エアーコンプレッサの状態や管理、履歴に関わる機器情報を該情報端末に送信する、エアーコンプレッサと、
エアーコンプレッサと通信するための通信手段と、サーバー装置と通信するための通信手段とを具備し、エアーコンプレッサから受信した前記機器情報をサーバー装置に送信する携帯型情報端末と、
前記情報端末と通信するための通信手段を具備し、該情報端末を介してエアーコンプレッサから受信した前記機器情報を記録するサーバー装置と、
を有することを特徴とするエアーコンプレッサ管理システム。 - 前記情報端末は機器情報の少なくとも一部を閲覧できるように構成されている、ことを特徴とする請求項7又は8に記載のエアーコンプレッサ管理システム。
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