JP6199943B2 - 情報盤 - Google Patents

情報盤 Download PDF

Info

Publication number
JP6199943B2
JP6199943B2 JP2015215640A JP2015215640A JP6199943B2 JP 6199943 B2 JP6199943 B2 JP 6199943B2 JP 2015215640 A JP2015215640 A JP 2015215640A JP 2015215640 A JP2015215640 A JP 2015215640A JP 6199943 B2 JP6199943 B2 JP 6199943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front cover
posture
information
board
changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015215640A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017092065A (ja
Inventor
康智 橋本
康智 橋本
季里 小田
季里 小田
好史 野島
好史 野島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inaba Denki Sangyo Co Ltd filed Critical Inaba Denki Sangyo Co Ltd
Priority to JP2015215640A priority Critical patent/JP6199943B2/ja
Publication of JP2017092065A publication Critical patent/JP2017092065A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6199943B2 publication Critical patent/JP6199943B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤に関する。
住宅においてマルチメディア対応を可能とするために、各種情報機器が設置される。このような情報機器としては、インターネット回線用のONUやルータやハブ装置など、電話回線用の電話端子など、テレビジョン放送用のマルチブースターや分配器などがある。
そして、このような情報機器をまとめて収納するための情報盤が知られている(例えば特許文献1,2を参照)。
このような情報盤は、一般的に、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体やこの盤本体の前面開放部に前面カバーなどを備えており、この盤本体の内部に情報機器が収納されている。
情報盤の盤本体の内部には、情報機器と共に当該情報機器に電気を供給するための電源用コンセント構造が設けられる場合がある。このような電源用コンセント構造としては、市販のOAコンセントタップと同様に、盤本体の内部に設けられる長尺のコンセント本体の前面に、情報機器の電源用プラグが差し込まれる3つ以上の電源用プラグ差込部を、コンセント本体の長手方向に沿って直線上に配置されたものがある。そして、情報機器の電源用プラグが電源用コンセント構造の電源用プラグ差込部に差し込まれる形態で、当該電源用コンセント構造から当該情報機器に電気が供給される。
情報盤の盤本体の内部には、情報機器に接続される配線をガイドする配線ガイド構造が設けられる場合がある。このような配線ガイド構造としては、従来、配線を束ねて結束する結束バンドや、配線を内部に収容する配線カバーなどが利用されている。
特開2013−165644号公報 特開2010−104073号公報
各住宅に設置される情報機器の数やサイズは様々である。そのような状況に対応するべく、現在市販されている情報盤では、収納容量の異なる多種多様な型式のものが存在する。しかしながら、多種多様な型式の情報盤を用意することは、製造コストアップや在庫管理の煩雑化等の問題の要因となる。
また、このような問題を回避するべく、大型の情報盤を廃止し、収納容量の増加の要求については住宅に設置する情報盤の数を増やすことで対応することが考えられるが、この場合には、住宅における情報盤の設置スペースの制限や美観の悪化等が問題となる。
更に、盤本体の内部に収納される情報機器の電源用プラグには、比較的大型のACアダプタが用いられていることがある。そのような大型のACアダプタが、盤本体の内部に設けられたコンセント本体の電源用プラグ差込部に差し込まれる場合には、互いに隣接する電源用プラグ同士の干渉が問題となる。よって、情報盤の電源用コンセント構造では、電源用プラグ差込部の離間間隔を大きくするか、若しくは干渉により使用不可の電源用プラグ差込部が存在しても問題が無いように余裕を持った多くの電源用プラグ差込部を備えたものとする必要がある。これにより、電源用コンセント構造の大型化、延いては情報盤の大型化を招くという問題が生じる。
更に、情報盤の配線ガイド構造として結束バンドを利用する場合には、その結束バンドは、結束後には配線の位置や姿勢を自由に変更できなくなることから、配線の敷設作業時においてその配線の取り回しや位置決めを補助して作業効率を向上するには不十分である。また、情報盤の配線ガイド構造として配線カバーを利用する場合には、配線の敷設作業時において配線を配線カバー内に収容する形態で配線の取り回しや位置決めを補助して作業効率を向上できるものの、配線カバーが盤本体の内部において比較的大きな領域を占めるようになり、情報盤の大型化の要因となる。
このような実情に鑑み、本発明の主たる課題は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器が収納可能な情報盤において、住宅に設置される情報機器の数やサイズに柔軟に対応することができる技術を提供する点にある。
また、本発明の更なる課題は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備えた情報盤において、情報機器と共に盤本体の内部に設けられる電源用コンセント構造の小型化を実現可能な技術を提供する点にある。
また、本発明の更なる課題は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備えた情報盤において、情報盤の大型化を招くことなく配線の敷設作業を好適に補助できる配線ガイド構造を実現可能な技術を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され
前記立位姿勢で前記収納量変更用前面カバーを盤本体に保持した状態では、当該立位姿勢の収納量変更用前面カバーにより前面開放部が覆われた盤本体の内部空間に情報機器を設置可能な状態となり、
前記倒伏姿勢で前記収納量変更用前面カバーを盤本体に保持する状態では、盤本体の内部空間から当該倒伏姿勢の収納量変更用前面カバーの上面にわたって機器を設置可能となって、盤本体の収納容量が前記立位姿勢の状態よりも増加させた状態となる点にある。
本構成によれば、立位姿勢で収納量変更用前面カバーを盤本体に保持することで、当該収納量変更用前面カバーで盤本体の前面開放部を覆い、盤本体の内部に収納された情報機器の目隠しを行なって、外部からの美観を向上することができる。更に、立位姿勢で収納量変更用前面カバーを盤本体に保持する場合には、倒伏姿勢で保持する場合と比べて、前面開放部が覆われる分だけ収納容量が小さくなるものの、前方への延出が無い分だけコンパクト化を実現することができ、住宅における情報盤の設置スペースの制限に柔軟に対応することができる。
一方、倒伏姿勢で収納量変更用前面カバーを盤本体に保持することで、立位姿勢で保持する場合と比べて、前面への延出がある分だけ外形寸法が大きくなるものの、当該倒伏姿勢の収納量変更用前面カバーの上面に情報機器を設置する形態で、収納容量の増加の要求に柔軟に対応することができる。
即ち、要求される収納容量が小さい場合には、収納量変更用前面カバーを立位姿勢で盤本体に保持して、コンパクト化や美観の向上を図り、一方、要求される収納容量が大きい場合には、収納量変更用前面カバーを倒伏姿勢で盤本体に保持して、収納容量の増加を図ることができる。
従って、本発明に係る情報盤によれば、収納容量の異なる多種多様な型式を用意することなく、内部に収納される情報機器の数やサイズ等に柔軟に対応することができる。
本発明の第2特徴構成は、上述の第1特徴構成を備えた情報盤であって、前記前面カバーが、前記前面開放部に対して夫々が着脱自在な上側前面カバーと下側前面カバーとに分割され、
前記下側前面カバーが、前記収納量変更用前面カバーとして構成されていると共に、前記倒伏姿勢において前記前面開放部の下側端部から前方に延出する姿勢で前記盤本体に対して保持される点にある。
本構成によれば、上下分割構造を有する前面カバーにおける上側前面カバーについては、収納量変更用前面カバーとして構成された下側前面カバーの盤本体に対する保持姿勢に関係なく、前面開放部に対して着脱自在に構成されている。よって、当該盤本体の内部上側に比較的小型の情報機器を設置する場合には、上側前面カバーを盤本体の前面開放部の上側を覆う姿勢で保持することで、その情報機器の目隠しを行なって、美観を向上することができる。一方、盤本体の内部上側に比較的大きめの情報機器を設置する場合には、上側前面カバーを盤本体から取り外した状態にすることで、その情報機器との干渉を回避して、情報盤の収納容量を拡大することができる。
一方、上下分割構造を有する前面カバーにおける下側前面カバーについては、収納量変更用前面カバーとして構成されているので、内部に収納される情報機器の数やサイズ等に柔軟に対応することができる。更に、倒伏姿勢で盤本体に保持された下側前面カバーが、盤本体の前面開放部の下側端部から前方に延出するので、当該倒伏姿勢の下側前面カバーの上面に設置された情報機器は、盤本体の前面開放部の前方において下側端部を基点にしてそれよりも上方の比較的広い空間において支持されることになる。このことで、比較的背の高い情報機器を倒伏姿勢の下側前面カバーの上面に設置した場合でも、その情報機器の頂部が盤本体の頂部を超えて上に突出することを抑制することができる。
本発明の第3特徴構成は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され、
前記前面カバーが、前記前面開放部に対して夫々が着脱自在な上側前面カバーと下側前面カバーとに分割され、
前記下側前面カバーが、前記収納量変更用前面カバーとして構成されていると共に、前記倒伏姿勢において前記前面開放部の下側端部から前方に延出する姿勢で前記盤本体に対して保持され、
前記下側前面カバーが、前記立位姿勢での下側端部及び左右側端部の夫々から後方に延出して前記前面開放部の側部を覆う延出板部を有し、
前記収納量変更用前面カバーが、前記倒伏姿勢において、前記延出板部の延出方向を上方に向けると共に前記立位姿勢での上側端部を前記盤本体側に向けた姿勢で前記盤本体に対して保持される点にある。
本構成によれば、立位姿勢で下側前面カバーを盤本体に保持したときには目隠しとして機能させると共に、倒伏姿勢で下側前面カバーを盤本体に保持したときには落下防止柵として機能させることができる。
即ち、下側前面カバーを立位姿勢で盤本体に保持する場合には、当該下側前面カバーが有する延出板部が、下側前面カバーの下側端部及び左右側端部の夫々から後方に延出して前面開放部の側部を覆う状態になるので、前面開放部の側方からの目隠しとして機能することになる。
一方、このような延出板部を有する下側前面カバーを、延出板部の延出方向を上方に向けると共に立位姿勢での上側端部を盤本体側に向けた倒伏姿勢で盤本体に保持する場合には、延出板部が、左右側端部及び前側端部から上方に延出し、倒伏姿勢で盤本体に保持された下側前面カバーの上面を盤本体側以外の外周縁部において囲むものとなるので、当該下側前面カバーの上面に設置した情報機器の落下防止柵として機能することになる。
本発明の第4特徴構成は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され、
前記収納量変更用前面カバーが、前記倒伏姿勢において左右側端部の少なくとも一方を側方に拡張自在な側端部拡張機構部を有する点にある。
本構成によれば、収納量変更用前面カバーが側端部拡張機構部を有することで、倒伏姿勢で盤本体に保持した収納量変更用前面カバーの左右側端部のうちの少なくとも一方を側方に拡張することができる。このことで、当該収納量変更用前面カバーの上面の面積を拡張し、当該上面に対して大型又は多くの情報機器を設置することができる。
本発明の第5特徴構成は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され、
前記盤本体が、前後方向の深さを変更可能な深さ変更機構部を有する点にある。
本構成によれば、盤本体が深さ変更機構部を有することで、盤本体の状態を、前後方向の深さを浅くして内部の収納容量を小さくする小容量状態と、前後方向の深さを深くして内部の収納容量を大きくする大容量状態との間で変更することができる。即ち、要求される収納容量が小さい場合には、盤本体を小容量状態として、コンパクト化や美観の向上を図り、一方、要求される収納容量が大きい場合には、盤本体を大容量状態として、収納容量の増加を図ることができる。更に、盤本体は、正面視の寸法を変更することなく、収納容量の要求に対して前後方向の深さのみを変更して対応できるため、住宅における情報盤の設置スペースの制限に対し問題なく対応することができる。
従って、本発明に係る情報盤によれば、収納容量の異なる多種多様な型式を用意することなく、内部に収納される情報機器の数やサイズ等に柔軟に対応することができる。
また、別の構成は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤において、
前記情報機器の電源用プラグが差し込まれる電源用プラグ差込部を有するコンセント本体を前記盤本体の内部に配置してなる電源用コンセント構造であって、
前記コンセント本体が長尺に構成されている共に、その前面に3つ以上の前記電源用プラグ差込部が前記コンセント本体の長手方向に沿って直線上に所定の離間間隔で互いに離間させて配置され、
前記3つ以上の電源用プラグ差込部における複数の離間間隔において、少なくとも一部の離間間隔が他の離間間隔よりも前記コンセント本体の長手方向に沿って広く設定されてい
本構成によれば、干渉が問題となるACアダプタについては、広い方の離間間隔で配置された2つの電源用プラグ差込部のうちの一方側に差し込むことで、当該2つの電源用プラグ差込部の夫々に差し込まれた電源用プラグ同士の干渉を回避することができる。更に、他の離間間隔については比較的狭く設定されているので、コンセント本体の長手方向における長さをできるだけ短くして、電源用コンセント構造の小型化を実現することができる。
更に、通常のACアダプタは、本体部の中心部から偏位した位置に電源用プラグが設けられており、ACアダプタの本体部は電源用プラグを基点として一方側に延出する形状を有する。そして、このようなACアダプタについては、広い方の離間間隔で配置された2つの電源用プラグ差込部のうちの一方側に電源用プラグを差し込むことで、その本体部が当該広い方の離間間隔上のスペースに当接するので、安定した状態で保持することができる。
また、別の構成は、上述の特徴構成を備えた電源用コンセント構造であって、前記電源用プラグ差込部として、一対の電源用栓刃差込口からなる2口式電源用プラグ差込部の複数が前記コンセント本体の長手方向に沿って直線上に所定の第1離間間隔で互いに離間させて配置されていると共に、一対の電源用栓刃差込口と一のアース用栓刃差込口とからなる3口式電源用プラグ差込部が前記2口式電源用プラグ差込部の配置部に対して前記コンセント本体の長手方向に沿って所定の第2離間間隔で離間して配置され、
前記第2離間間隔が前記第1離間間隔よりも前記コンセント本体の長手方向に沿って広く設定されてい
一般的なACアダプタは、一対の電源用栓刃のみを有する2ピン式電源用プラグを備えており、更に、一対の電源用栓刃に加えて一のアース用栓刃を有する3ピン式電源用プラグは、当該ACアダプタと比べて小型のものが多い。
そこで、本構成によれば、3口式電源用プラグ差込部とこれに隣接する2口式電源用プラグ差込部との間の離間間隔である第2離間間隔が、2口式電源用プラグ差込部同士の離間間隔である第1離間間隔よりも広く設定されているので、ACアダプタについては、広い方の離間間隔に隣接する2口式電源用プラグ差込部に2ピン式電源用プラグを差し込むことで、隣接する3口式電源用プラグ差込部に差し込まれる比較的小型の3ピン式電源用プラグとの間の干渉を好適に回避できる。よって、第2離間間隔を第1離間間隔よりも広く設定するにあたり、その差を最小限に抑えて、コンセント本体の長さを一層短くすることができる。
一般的なACアダプタは、電源用プラグを基点として、一対の電源用栓刃の並設方向(一対の電源用栓刃の夫々の配置位置を結ぶ方向)と直行する方向に本体部が延出する所謂縦長形状を有することがある。
このような縦長形状のACアダプタが2ピン式電源用プラグを有する場合には、その2ピン式電源用プラグを差し込む2口式電源用プラグ差込部については、その延出部を2口式電源用プラグ差込部と3口式電源用プラグ差込部との間に形成された幅広スペース上に当接させるべく、一対の電源用栓刃差込口の並設方向をコンセント本体の幅方向(コンセント本体の前面において当該コンセント本体の長手方向と直交する方向)に沿わせた縦向き姿勢とすることが望ましい。
一方、縦長形状のACアダプタが3ピン式電源用プラグを有する場合には、その3ピン式電源用プラグを差し込む3口式電源用プラグ差込部については、隣接する2口式電源用プラグ差込部側に存在する他のACアダプタとの干渉を回避するべく、その本体部がコンセント本体の幅方向に延出するように、一対の電源用栓刃差込口をコンセント本体の長手方向に沿って並設した横向き姿勢とすることが望ましい。尚、このように3口式電源用プラグ差込部を横向き姿勢とし、その3口式電源用プラグ差込部に差し込んだACアダプタの本体部がコンセント本体の幅方向に延出している場合でも、そのACアダプタの3ピン式電源用プラグでは、一対の電源用栓刃に加えてアース用栓刃についてもアース用栓刃差込口に差し込まれているので、当該ACアダプタは安定した状態で保持されることになる。
また、別の構成は、上述の特徴構成を備えた電源用コンセント構造であって、前記コンセント本体の前面において、前記電源用プラグ差込部の夫々の中心部を通る差込部配置中心線が、前記コンセント本体の前面における幅方向の中心部を通る本体中心線に対して前記コンセント本体の幅方向に偏位してい
本構成によれば、上記刺込部配置中心線が上記本体中心線に対してコンセント本体の幅方向に偏位しているので、電源用プラグ差込部に差し込まれる電源用プラグがコンセント本体の幅方向において比較的広い幅を有する場合でも、その電源用プラグがコンセント本体の一側面において側方に突出することを防止できる。よって、盤本体の内部にコンセント本体を設けるにあたり、当該コンセント本体が他の情報機器の邪魔にならないように盤本体の側壁に沿わせて配置することができ、盤本体の内部における情報機器の収納効率を向上することができる。
本発明の第特徴構成は、上述の第1〜第5の何れかの特徴構成を備えた情報盤であって、
前記情報機器の電源用プラグが差し込まれる電源用プラグ差込部を有するコンセント本体を前記盤本体の内部に配置してなる電源用コンセント構造を備え
前記電源コンセント構造が、前記コンセント本体を複数備えると共に、当該複数のコンセント本体のうちの少なくとも2つが外部の商用電源から電気を供給する電気引込線を選択的に接続可能に構成されていると共に、前記電気引込線が接続されたコンセント本体から他のコンセント本体へ電気を分配する電気分配線を備えて構成されている点にある。
本構成によれば、盤本体の内部に複数のコンセント本体を備える場合には、2つ以上のコンセント本体については、外部の商用電源から電気を供給可能な電気引込線を選択的に接続可能に構成されているので、盤本体に対する外部の商用電源の位置関係等を考慮して電気引込線の接続先を選択することができる。
更に、他のコンセント本体については、電気引込線が接続されたコンセント本体から電気分配線を介して電気が供給されるので、結果、商用電源から盤本体の内部に引き込む電気引込線の数が、盤本体の内部に配置するコンセント本体の数より少なくて済み、外部に対する配線のための作業及び構成を簡素化することができる。
また、別の構成は、壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤において、
前記情報機器と共に前記盤本体の内部に設けられ、当該情報機器に接続される配線をガイドする配線ガイド構造であって、
前記配線が敷設される配線敷設面において、当該配線が屈曲する屈曲予定箇所における敷設配線の外縁に沿って凹状に湾曲する湾曲ガイド面部を備え
本構成によれば、盤本体の内部における配線の敷設作業時において、配線の屈曲部を凹状に湾曲する湾曲ガイド面部に当接させることで、当該配線の位置や姿勢が、微調整可能な状態である程度維持されることになる。このことで、配線の取り回しや位置決めを簡単且つ正確に行なうことができる。
更に、配線の敷設作業時において、配線の外縁を湾曲ガイド面に押し当てた状態で当該配線を屈曲させることができるので、配線が屈曲方向とは反対の方向に逃げることが防止され、結果、当該配線が所望の半径よりも小さい半径で屈曲されてしまうことを防止することができる。
また、この一の湾曲ガイド面部に当接される配線が複数の線材からなる場合には、これら複数の線材の束の位置や姿勢を、ある程度纏まった状態で維持しながら調整することができる。
また、湾曲ガイド面部は、配線カバーのように配線を内部に収容するものではなく、配線が屈曲する屈曲予定箇所における敷設配線の外縁に沿って固定される比較的小型の屈曲ガイド部材に形成して、盤本体において比較的小さな領域に納めることができ、結果、この屈曲ガイド部材の設置に伴う情報盤の大型化を回避することができる。
また、別の構成は、上述の特徴構成を備えた配線ガイド構造であって、前記配線敷設面に沿って互いに並行に敷設されて略同じ屈曲方向に屈曲される複数の配線の夫々に対して前記湾曲ガイド面部が設けられ、当該夫々の湾曲ガイド面部のうちの前記屈曲方向側に位置する内側湾曲ガイド面部が、同屈曲方向とは反対側に位置する外側湾曲ガイド面部よりも、前記配線の敷設方向における基端側に偏位して配置されてい
本構成によれば、互いに並行に敷設されて略同じ屈曲方向(互いに並行に敷設された配線が屈曲後に向かう方向)に屈曲される複数の配線の夫々に対して湾曲ガイド面部を設ける場合には、屈曲方向側に位置する内側湾曲ガイド面部を、同屈曲方向とは反対側に位置する外側湾曲ガイド面部よりも、配線の敷設方向(互いに並行に敷設された配線の屈曲前の延出方向)における基端側(屈曲予定箇所側とは反対側)に偏位して配置することが望ましい。このことで、外側湾曲ガイド面部に当接して屈曲する配線と、内側湾曲ガイド面部に当接して屈曲する配線とが、配線敷設面に垂直な正面視において重複することを防止できる。よって、これら配線を、他の情報機器の邪魔になることなく、配線敷設面にできるだけ近い領域に敷設することができ、結果、盤本体の内部における情報機器の収納効率を向上することができる。
情報盤の構成、並びに(a)フルクローズ状態及び(b)フルオープン状態を示す斜視図 収納量変更用前面カバーの保持姿勢変更手順を説明する図 側端部拡張機構部による収納量変更用前面カバーの倒伏姿勢での側端部拡張状態を説明する拡大斜視図 上側前面カバーの盤本体への着脱状態を説明する斜視図 深さ変更機構部による盤本体の前後方向での深さ変更状態を説明する側断面図 盤本体内部における情報機器等の配置例を説明する正面図 盤本体内部における情報機器等の配置例を説明する正面図 情報盤の電源用コンセント構造の構成を示す正面図 情報盤の配線ガイド構造の構成を示す斜視図
本発明に係る情報盤の実施形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態の情報盤1は、図1(a)(b)に示すように、壁面Wに設置されて前方(図1において左下に向かう方向)が開放された直方体箱状の盤本体2を備えており、情報機器Xを収納可能に構成されている。また、盤本体2の前面開放部20には、前面カバー3が設けられている。
具体的に、この情報盤1に収納される情報機器Xとしては、ONUやルータなどのインターネット用通信機器X1(図1(b)参照)やそのインターネット用通信機器X1からの信号を分配するためのハブ装置X2(図6参照)、マルチブースターなどのテレビジョン放送通信機器X4(図7参照)やそのテレビジョン放送通信機器X4からの信号を分配するための分配器X5(図7参照)、その他図示は省略するが電話回線用の通信機器などがある。更に、情報盤1の盤本体2の内部には、これら情報機器Xと共に、当該情報機器Xに電気を供給するための電源用コンセント構造C(図6,7,8参照)や、当該情報機器Xに接続される配線L1,L2をガイドする配線ガイド構造D(図6,7,9参照)が設けられている。
そして、本実施形態の情報盤1は、前面カバー3の構成について特徴を有しており、更に、深さ変更機構部B、電源用コンセント構造C、及び配線ガイド構造Dについても特徴を有する。
以下、これら特徴構成について順に説明する。
〔前面カバー3〕
盤本体2の前面開放部20に設けられた前面カバー3は、前面開放部20の上方側を覆う上側前面カバー3Uと、前面開放部20の下方側を覆う下側前面カバー3Lとに分割され、これら上側前面カバー3Uと下側前面カバー3Lとの夫々が前面開放部20に対して着脱自在に構成されている。そして、この下側前面カバー3Lが後述する収納量変更用前面カバーAとして機能することになる。
先ずは、上側前面カバー3Uの詳細について以下に説明する。
上側前面カバー3Uについては、図1(a)(b)に示すように、収納量変更用前面カバーAとして構成された下側前面カバー3Lの盤本体2に対する保持姿勢に関係なく、前面開放部20に対して着脱自在に構成されている。
よって、当該盤本体2の内部上側に比較的小型の情報機器Xを設置する場合には、上側前面カバー3Uを盤本体2の前面開放部20の上側を覆う姿勢で保持することで、当該情報機器Xの目隠しを行なって、美観を向上することができる。
一方、盤本体2の内部上側に比較的大きめの情報機器Xを設置する場合には、上側前面カバー3Uを盤本体2から取り外した状態にすることで、その情報機器Xとの干渉を回避して、情報盤1の収納容量を拡大することができる。
また、この上側前面カバー3Uは、図4に示すように、盤本体2の前面開放部20の上側に着脱自在に構成されている。尚、本実施形態では、上側前面カバー3Uから盤本体2に向けて突出する複数の係止片38を盤本体2に形成された係止溝39に係止させる形態で、上側前面カバー3Uが盤本体2へ保持されている。尚、かかる上側前面カバー3Uの盤本体2への保持方法については、本実施形態の方法以外にも、ビス止めや接着によるものなど公知の保持方法を採用することもできる。
一方、前面カバー3の少なくとも一部である下側前面カバー3Lについては、後述する収納量変更用前面カバーAとして構成されており、その詳細について以下に説明する。
情報盤1では、収納容量の異なる多種多様な型式を用意することなく、内部に収納される情報機器Xの数やサイズ等に柔軟に対応するために、収納量変更用前面カバーAが、前面開放部20を覆う立位姿勢(図1(a)参照)と前面開放部20を開放し当該前面開放部20から前方に延出して上面に情報機器Xが設置される倒伏姿勢(図1(b)参照)との夫々の姿勢で、盤本体2に対して付け替えて保持可能に構成されている。
尚、図1(a)は、収納容量が最も小さくなる所謂フルクローズ状態での情報盤1の外観を示し、図1(b)は、情報盤1の収納容量が最も大きくなる所謂フルオープン状態での情報盤1の外観を示している。
即ち、図1(a)に示すように、収納量変更用前面カバーAを、前面開放部20を覆う立位姿勢で盤本体2に保持することで、当該収納量変更用前面カバーAで盤本体2の前面開放部20が覆われる。すると、盤本体2の内部に収納された情報機器Xの目隠しを行なうことができ、外部からの美観が向上する。更に、この場合には、後述する倒伏姿勢(図1(b)参照)で保持する場合と比べて、前面開放部20が覆われる分だけ情報機器Xを収納できる収納容量が小さくなるものの、前方への延出が無い分だけ情報盤1の外形寸法がコンパクトになる。このことで、住宅における情報盤1の設置スペースの制限に柔軟に対応することができる。
一方、図1(b)に示すように、収納量変更用前面カバーAを、前面開放部20から前方に延出した倒伏姿勢で盤本体2に保持することで、当該倒伏姿勢の収納量変更用前面カバーAの上面に情報機器Xが設置される。この場合には、前述した立位姿勢(図1(a)参照)で保持する場合と比べて、前面への延出がある分だけ情報盤1の外形寸法が大きくなるものの、当該倒伏姿勢の収納量変更用前面カバーAの上面にONUやルータなどのインターネット用通信機器X1などを設置する形態で、収納容量の増加の要求に柔軟に対応することができる。
収納量変更用前面カバーAとして構成された下側前面カバー3Lについては、図1(b)に示すような倒伏姿勢において、前面開放部20を開放し当該前面開放部20の下側端部から前方に延出する姿勢で盤本体2に対して保持されるように構成されている。
このことで、倒伏姿勢の下側前面カバー3Lの上面に設置された情報機器X(インターネット用通信機器X1など)は、盤本体2の前面開放部20の前方において下側端部を基点にしてそれよりも上方の比較的広い空間において保持されることになる。よって、比較的背の高い情報機器Xを倒伏姿勢の下側前面カバー3Lの上面に設置した場合でも、その情報機器Xの頂部が盤本体2の頂部を超えて上に突出することが抑制される。
倒伏姿勢の倒伏姿勢の下側前面カバー3Lの上面に情報機器Xを設置するにあたり、当該情報機器Xと上側前面カバー3Uとの干渉が問題となる場合には、当該上側前面カバー3Uを盤本体2から取り外しても構わない。
下側前面カバー3Lは、図1(a)に示すような立位姿勢において、盤本体2の前面開放部20を覆う状態の略長方形の前面板部30を有すると共に、その前面板部30の下側端部から後方に延出する下端延出板部31と、左右側端部から後方に延出する側端延出板部32とを有し、これら下端延出板部31と側端延出板部32とは、立位姿勢で下側前面カバー3Lを盤本体2に保持したときには目隠しとして機能させると共に、倒伏姿勢で下側前面カバー3Lを盤本体2に保持したときには落下防止柵として機能させることができる。
即ち、下側前面カバー3Lは、立位姿勢において、前面板部30の下側端部から盤本体2の底面に沿った方向に折り曲げられて下端延出板部31が形成され、前面板部30の左右側端部から盤本体2の両側面に沿った方向に折り曲げられて両側端延出板部32が形成されている。そして、下側前面カバー3Lを立位姿勢で盤本体2に保持した場合、下端延出板部31及び両側端延出板部32は、盤本体2の前面開放部20の側方を覆うものとなり、前面開放部20の側方からの目隠しとして機能することになる。
尚、立位姿勢における前面板部30の上側端部には、このような延出板部が設けられておらず、当該上側端部が直接上側前面カバー3Uの下側端部に隙間無く当接される。
更に、このように下側前面カバー3Lが下端延出板部31と側端延出板部32とを有する場合には、図1(b)に示すような倒伏姿勢において、延出板部31,32の延出方向を上方に向けると共に立位姿勢での上側端部を盤本体2側に向けた姿勢で盤本体2に対して保持される。
以下、このような下側前面カバー3Lの盤本体2に対する倒伏姿勢での保持状態を詳しく説明するために、当該下側前面カバー3Lの立位姿勢から倒伏姿勢への保持姿勢変更の手順について、図2に基づいて説明する。
先ず、図2(a)に示すように、盤本体2に対して立位姿勢で保持されていた下側前面カバー3Lを、当該盤本体2から取り外す。
次に、図2(b)に示すように、その取り外した下側前面カバー3Lの上側端部を前方に向けて倒伏させる形態で、当該下側前面カバー3Lを倒伏姿勢とする。このとき、延出板部31,32の延出方向が上方に向けられることになる。
次に、図2(c)に示すように、その倒伏された下側前面カバー3Lを鉛直軸心周りに180度回転させる。このとき、立位姿勢での下側前面カバー3Lの上側端部が盤本体2側に向けられることになる。
そして、図2(d)に示すように、下側前面カバー3Lをその姿勢のまま盤本体2の前面開放部20の下側端部に当接させて、当該下側前面カバー3Lを盤本体2に保持させる。
図2(c)示す倒伏姿勢において、下側前面カバー3Lの盤本体2側の端部の上面側から盤本体2に向けて突出する突出片35を、図2(d)に示すように、盤本体2の前面開放部20の底面上に載せた状態で、当該突出片35を前面開放部20の底面にビス36により固定する形態で、倒伏姿勢の下側前面カバー3Lが盤本体2へ保持される。
また、この下側前面カバー3Lの突出片35は、図1(a)に示すように、当該下側前面カバー3Lが立位姿勢で盤本体2に保持されている状態において、上側前面カバー3Uの下側縁部の後面側に当接することで、当該下側前面カバー3Lの前方への倒伏が防止されている。また、下側前面カバー3Lが立位姿勢又は倒伏姿勢で盤本体2に保持されている状態において、当該下側前面カバー3Lの下方側から支持するために、盤本体2の前面開放部20の底面には、下側前面カバー3Lを載置可能な状態で前方に突出する突出片37が設けられている。
尚、かかる上側前面カバー3Uの盤本体2への保持方法については、本実施形態の方法以外にも、係止や接着によるものなど公知の保持方法を採用することもできる。
このように倒伏姿勢で下側前面カバー3Lを盤本体2に保持することで、当該下側前面カバー3Lの下端延出板部31と両側端延出板部32とが、倒伏姿勢の前面板部30の左右側端部及び前側端部から上方に延出するものとなり、倒伏姿勢で盤本体2に保持された下側前面カバー3Lの上面を、盤本体2側以外の外周縁部において囲むものとなり、倒伏姿勢の下側前面カバー3Lの上面に載置された情報機器Xの落下を防止するための落下防止柵として機能することになる。
収納量変更用前面カバーAとして構成された下側前面カバー3Lには、図1(b)に示すような倒伏姿勢で盤本体2に保持された状態において、左右側端部3Lsを側方に拡張自在な側端部拡張機構部Eが設けられている。
即ち、図3に示すように、下側前面カバー3Lは、幅方向において中央部3Lcと左右側端部3Lsとの3つの部位に分割されており、当該中央部3Lcに対し左右側端部3Lsが側端部拡張機構部Eを介して連結されている。そして、この側端部拡張機構部Eは、図3(b)に示すように、左右側端部3Lsに固定されて中央部3Lc側に向けて延出する帯状の舌片部33と、中央部3Lcに固定され左右側端部3Lsから延出する舌片部33が挿入されて当該舌片部33を延出方向において摺動自在に保持する保持溝部34で構成されている。
このような側端部拡張機構部Eを設けることにより、下側前面カバー3Lを倒伏姿勢で盤本体2に保持した場合において、図3(a)に示すように、中央部3Lcと左右側端部3Lsとを近接させて、情報機器Xが設置される上面の面積を縮小する収縮状態と、図3(b)に示すように、中央部3Lcと左右側端部3Lsとを離間させて、情報機器Xが設置される上面の面積を拡大する伸張状態とで、下側前面カバー3Lの幅を変更することができる。このことで、倒伏姿勢の下側前面カバー3Lの上面に設置する情報機器Xの数やサイズが小さい場合には、当該下側前面カバー3Lの幅を短くして、情報盤1のコンパクト化を図り、一方、同上面に設置する情報機器Xの数やサイズが大きい場合には、当該下側前面カバー3Lの幅を長くして、情報盤1の収納容量の増加を図ることができる。
〔深さ変更機構部B〕
以下、本実施形態の情報盤1に設けられている深さ変更機構部Bについて詳述する。
図5に示すように、情報盤1において、収納容量の異なる多種多様な型式を用意することなく、内部に収納される情報機器Xの数やサイズ等に柔軟に対応するために、盤本体2は、前後方向の深さを変更可能な深さ変更機構部Bを有する。
即ち、盤本体2が深さ変更機構部Bを有することで、盤本体2の状態を、前後方向の深さを浅くして内部の収納容量を小さくする小容量状態(図1(a),図5(a)参照)と、前後方向の深さを深くして内部の収納容量を大きくする大容量状態(図1(b),図5(b)参照)との間で変更することができる。
そして、このような深さ変更機構部Bを有することにより、盤本体2は、正面視の寸法を変更することなく、収納容量の要求に対して前後方向の深さのみを変更して対応できることになる。
深さ変更機構部Bの詳細構成について更に説明を加えると、盤本体2は、前面が開放され内部に情報機器X(図6,7参照)が収納される直方体箱状の内箱体22と、当該内箱体22を外囲する前後が開放された直方体筒状の外枠体21とから構成されている。そして、内箱体22を外枠体21に内挿された状態で前後にスライドさせる形態で、当該外枠体21及び内箱体22からなる盤本体2の前後方向の深さを変更することができる。
内箱体22の側壁の複数個所には、前後方向に長尺のスライド溝24が開口形成されており、このスライド溝24を挟んで外枠体21に設けられた雌ネジ部(図示省略)に螺合可能な固定ネジ23が設けられている。
更に、スライド溝24には長手方向に沿ってメモリが付されており、当該メモリ上において固定ネジ23を所定位置で締め付け固定することで、盤本体2の深さが所定の深さに固定されることになる。
尚、図6及び図7には、このような深さ変更機構部Bにより盤本体2を大容量状態とした場合において、当該盤本体2の内部に収納した情報機器X等の配置例を示す。この配置例では、大容量状態の盤本体2で、図7に示すように、最も背面側にある内箱体22の底面22aには、左右両端には後述する電源用コンセント構造Cのコンセント本体40が夫々配置され、中央側スペースの左側には、マルチブースターなどのテレビジョン放送通信機器X4が設けられ、中央側スペースの右側には、当該テレビジョン放送通信機器X4からの信号を分配するための2つの分配器X5が、左右及び上下に互いに偏位した状態で設けられている。一方、図6に示すように、内箱体22の背面22aに対し、前方側に平行に嵩上げ固定された支持板面60には、インターネット用通信機器X1(図1(b)参照)からの信号を分配するための2つのハブ装置X2が上下に並設されている。また、内箱体22の背面22aの上部には、情報機器Xに接続される配線L1,L2を盤本体2内に引き込むための開口部22b、及び、電源コンセント構造Cに接続される電気引込線47を盤本体2内に引き込むための開口部22cが形成されている。
〔電源用コンセント構造C〕
以下、本実施形態の情報盤1に設けられている電源用コンセント構造Cについて詳述する。
電源用コンセント構造Cは、図6〜8に示すように、情報盤1に収納された情報機器Xに電気を供給するためのものであって、情報機器Xと共に盤本体2の内部に設けられる長尺のコンセント本体40を備える。そして、このコンセント本体40の前面には、情報機器Xの電源用プラグ(図示省略)が差し込まれる3つ以上の電源用プラグ差込部41,42が、コンセント本体40の長手方向に沿って直線上に所定の離間間隔で互いに離間させて配置されている。
尚、本実施形態において、電源用コンセント構造Cは、図6,7に示すように、盤本体2の内部(内箱体22の内部)において、2種のコンセント本体40、具体的には上下方向を長手方向とした姿勢で正面視左側の側壁面に添わせて配置された第1コンセント本体40Aと、同じく上下方向を長手方向とした姿勢で正面視右側の側壁面に添わせて配置された第2コンセント本体40Bとが設けられている。
更に、本実施形態では、2つのコンセント本体40A,40Bを備えるにあたり、夫々のコンセント本体40A,40Bが、外部の商用電源(図示省略)から電気を供給する電気引込線47を選択的に接続可能に構成されており、本実施形態では、第1コンセント本体40Aに電気引込線47が接続されている。更に、この電気引込線47が接続された第1コンセント本体40Aから他の第2コンセント本体40Bへ電気を分配する電気分配線48が設けられている。
即ち、第1コンセント本体40Aへは、電気引込線47を通じて商用電源側から電気が供給され、第2コンセント本体40Bへは、電気分配線48を通じて第1コンセント40A側から電気が供給されることになる。
電気引込線47は、第1コンセント本体40Aの頂部に接続され、内箱体22の背面22aにおいて第1コンセント本体40Aの上部側に形成された開口部22c(図6,7において左側の開口部22c)を通じて外部から内箱体22の内部に引き込まれる。
一方、電気分配線48は、夫々のコンセント本体40A,40Bの底部間に接続され、内箱体22の下方側に設けられた空間に敷設される。
内箱体22の内部下方部には、逆L字状の断面を水平方向に延出してなるカバー62が設けられており、このカバー62内に電気分配線48が収容されている。そして、このカバー62の上面側の隔壁62aにより、電気分配線48が敷設されている空間が、その空間の上方側にある情報機器Xの設置空間に対して隔離されている。これにより、隔壁62aの上方側の空間に設置される情報機器Xやそれに接続される配線L1,L2に対し、隔壁62aの下方側の空間に敷設される電気分配線48の干渉を防止することができる。更には、電気分配線48に電気が通流することにより発生する電磁波を、カバー62の主に隔壁62aにより遮蔽することで、その上方側にある情報機器X等に対する上記電磁波による悪影響を抑制することができる。
更に、この電源用コンセント構造Cでは、第1コンセント本体40A側のみに電気引込線47を接続可能とするのではなく、第2第1コンセント本体40B側にも電気引込線47を接続可能に構成されているので、盤本体2に対する外部の商用電源の位置関係等を考慮して、電気引込線47の接続先を選択できる。
尚、第2第1コンセント本体40B側に電気引込線47を接続する場合には、電気引込線47は、第2コンセント本体40Bの頂部に接続され、内箱体22の背面22aにおいて第2コンセント本体40Aの上部側に形成された開口部22c(図6,7において右側の開口部22c)を通じて外部から内箱体22の内部に引き込まれる。
尚、本実施形態では、2つのコンセント本体40A,40Bを備える構成を説明したが、これらコンセント本体40A,40Bに別のコンセント本体を追加して、3つ以上のコンセント本体を備えても構わない。この場合、追加のコンセント本体については、電気引込線47が接続されたコンセント本体に対し、電気分配線を介して電気を分配することができ、例えば、これら3つ以上のコンセント本体を電気分配線により直列状態で連接することができる。
そして、夫々のコンセント本体40において、図8に示すように、3つ以上の電源用プラグ差込部41,42における複数の離間間隔p1,p2において、少なくとも一部の離間間隔p2が他の離間間隔P1よりもコンセント本体40A,40Bの長手方向に沿って広く設定されている。
詳しくは、第1コンセント本体40A及び第2コンセント本体40Bの夫々において、3つの電源用プラグ差込部41が直線上に互いに等しい狭い方の離間間隔である第1離間間隔p1で配置されている。これに対し、別の1つの電源用プラグ差込部42が、上記3つの電源用プラグ差込部41のうちの最下部にあるものに対し、下方向に上記離間間隔p1よりも大きい広い方の離間間隔である第2離間間隔p2を隔てた位置に配置されている。
よって、情報機器Xの比較的大型のACアダプタXa,Xbを、第2離間間隔p2で配置された2つの電源用プラグ差込部41,42のうちの一方側に差し込むことで、当該2つの電源用プラグ差込部41,42の夫々に差し込まれた電源用プラグ同士の干渉が回避される。更に、他の第1離間間隔p1については比較的狭く設定されているので、コンセント本体40の長手方向における長さができるだけ短くなり、電源用コンセント構造Cの小型化が実現されている。
第1コンセント本体40Aに設けられた4つの電源用プラグ差込部41,42Aは何れも、一対の電源用栓刃差込口41a,42aからなる2口式電源用プラグ差込部として構成されている。
一方、第2コンセント本体40Bに設けられた4つの電源用プラグ差込部41,42Bのうち、狭い方の第1離間間隔p1で配置された3つの電源用プラグ差込部41は、上記と同様の2口式電源用プラグ差込部として構成されているが、最下部の2口式電源用プラグ差込部41に対し下方向に広い方の第2離間間隔p2を隔てた位置に配置された電源用プラグ差込部42Bについては、一対の電源用栓刃差込口42aと一のアース用栓刃差込口42bとからなる3口式電源用プラグ差込部として構成されている。
また、第1コンセント本体40A及び第2コンセント本体40Bにおいて、2口式電源用プラグ差込部41,42Aは、何れも、一対の電源用栓刃差込口41a,42aの並設方向をコンセント本体40Aの幅方向(コンセント本体40A,40Bの前面において当該コンセント本体40A,40Bの長手方向と直交する方向)に沿わせた縦向き姿勢で設けられている。
このことで、図8(a)(b)において、広い方の第2離間間隔p2の上側に位置する2口式電源用プラグ差込部41に差し込まれたACアダプタXaのように、当該ACアダプタXaが、電源用プラグを基点として一対の電源用栓刃(図示省略)の並設方向(一対の電源用栓刃の夫々の配置位置を結ぶ方向)と直行する方向に延出する所謂縦長形状の本体部を有する場合でも、その本体部が広い方の第2離間間隔p2上のスペースに当接することで、安定した状態で保持されることになる。
一方、第2コンセント本体40Bにおいて、3口式電源用プラグ差込部42Bは、一対の電源用栓刃差込口42aを第2コンセント本体40Bの長手方向に沿って並設した横向き姿勢で設けられている。
このことで、図8(b)において、広い方の第2離間間隔p2の下側に位置する3口式電源用プラグ差込部42Bに差し込まれたACアダプタXbのように、当該ACアダプタXaが、電源用プラグを基点として一対の電源用栓刃(図示省略)の並設方向(一対の電源用栓刃の夫々の配置位置を結ぶ方向)と直行する方向に延出する所謂縦長形状の本体部を有する場合でも、その本体部が第2コンセント本体40Bの幅方向に延出するようになるので、隣接する2口式電源用プラグ差込部41側に存在する他のACアダプタXaとの干渉が回避されることになる。
尚、このように3口式電源用プラグ差込部42Bを横向き姿勢とし、その3口式電源用プラグ差込部42Bに差し込んだACアダプタXbの本体部が第2コンセント本体40Bの幅方向に延出している場合でも、そのACアダプタXbの3ピン式電源用プラグでは、一対の電源用栓刃に加えてアース用栓刃についてもアース用栓刃差込口42bに差し込まれているので、当該ACアダプタXbは安定した状態で保持されることになる。
更に、電源用コンセント構造Cでは、コンセント本体40の前面において、前記電源用プラグ差込部41,42の夫々の中心部を通る差込部配置中心線45が、コンセント本体40の前面における幅方向の中心部を通る本体中心線46に対してコンセント本体40の幅方向に偏位している。
具体的には、図6,7及び図8(a)に示すように、盤本体2の内部において左側の側壁面に添わせて配置された第1コンセント本体40Aでは、差込部配置中心線45が本体中心線46に対して右方向、即ち盤本体2の内部において左側の側壁面から遠ざかる方向に偏位している。一方、図6,7及び図8(b)に示すように、盤本体2の内部において右側の側壁面に添わせて配置された第2コンセント本体40Bでは、差込部配置中心線45が本体中心線46に対して左方向、即ち盤本体2の内部において右側の側壁面から遠ざかる方向に偏位している。
このように、差込部配置中心線45がコンセント本体40の本体中心線46に対して幅方向に偏位していることで、電源用プラグ差込部41,42に差し込まれる電源用プラグがコンセント本体40の幅方向において比較的広い幅を有する場合でも、その電源用プラグがコンセント本体40の一側面において側方に突出することが防止されている。
〔配線ガイド構造D〕
以下、本実施形態の情報盤1に設けられている配線ガイド構造Dについて詳述する。
配線ガイド構造Dは、図6及び図7に示すように、情報機器Xと共に盤本体2の内部に設けられ、当該情報機器Xに接続されるLANケーブルや同軸ケーブルなどの配線L1,L2等をガイドするものとして構成されている。そして、盤本体2の内部において、開口部22bを介して引き込まれた配線L1,L2が敷設される配線敷設面Lwにおいて、当該配線L1,L2が屈曲する屈曲予定箇所における敷設配線L1,L2の外縁に沿って凹状に湾曲する湾曲ガイド面部51aを備える。
尚、本実施形態において、上記配線敷設面Lwは、テレビジョン放送通信機器X4が設けられた内箱体22の背面22a(図7参照)や、ハブ装置X2が設けられた支持板面60(図6参照)を示す。
このように配線ガイド構造Dを構成することで、図6,7に示すように、盤本体2の内部における配線L1,L2の敷設作業時において、当該配線L1,L2の屈曲部を凹状に湾曲する湾曲ガイド面部51aに当接させることで、当該配線の位置や姿勢が、微調整可能な状態である程度維持されることになる。このことで、配線L1,L2の取り回しや位置決めを簡単且つ正確に行なわれることになる。
更に、配線L1,L2の敷設作業時において、配線L1,L2を屈曲させる場合には、屈曲対象の配線L1,L2が反発力によりい外方(屈曲方向とは反対の方向)に逃げて、比較的小さい半径でU字状に屈曲されてしまう可能性がある。そこで、本実施形態では、配線L1,L2の外縁を湾曲ガイド面51aに押し当てた状態で当該配線L1,L2を屈曲させることができるので、配線L1,L2が屈曲方向とは反対の方向に逃げることが防止される。結果、屈曲対象の配線L1,L2が所望の半径よりも小さい半径で屈曲されてしまうことが防止される。
また、この湾曲ガイドに当接される配線L1,L2が複数の線材からなる場合には、これら複数の線材の束の位置や姿勢が、ある程度纏まった状態で維持されながら調整される。
この湾曲ガイド面部51aは、図9にも示すように、配線L1,L2が屈曲する屈曲予定箇所における敷設配線L1,L2の外縁に沿って固定される比較的小型の屈曲ガイド部材50に形成されている。
即ち、この屈曲ガイド部材50は、配線敷設面Lwに対して貼設されてビス止めや接着等により固定される支持板部52と、その支持板部52に連接し配線敷設面Lwから離間する方向に突出する湾曲状のガイド部51とからなる。そして、このガイド部51の一方側の面が、上記湾曲ガイド面部51aとして機能する。
図6に示すように、ハブ装置X2が設けられた支持板面60を配線敷設面Lwとした場合において、当該支持板面60に沿って互いに並行に敷設されて略同じ屈曲方向に屈曲されるLANケーブルなどの複数の配線L1a,L1bの夫々に対して、湾曲ガイド面部51aa,51abが設けられている。
そして、当該夫々の湾曲ガイド面部51aa,51abのうちの屈曲方向側(図6において上側)に位置する内側湾曲ガイド面部51abが、同屈曲方向とは反対側に位置する外側湾曲ガイド面部51aaよりも、配線L1の敷設方向における基端側(図6において右側)に偏位して配置されている。尚、配線L1a,L1bの屈曲方向とは、当該配線L1a,L1bが屈曲後に向かう方向(図6では上方向)を示しており、配線L1a,L1bの敷設方向とは、該配線L1a,L1bの屈曲前の延出方向(図6では左右方向)を示している。
内側湾曲ガイド面部51abが外側湾曲ガイド面部51aaよりも配線L1a,L1bの敷設方向における基端側(図6において右側)に偏位して配置されているので、外側湾曲ガイド面部51aaに当接して屈曲する配線L1aと、内側湾曲ガイド面部51abに当接して屈曲する配線L1bとが、配線敷設面Lwである支持板面60に垂直な正面視において重複することが防止されている。よって、これら配線L1a,L1bは、他の情報機器Xの邪魔になることなく、支持板面60にできるだけ近い領域に敷設されることになり、結果、盤本体2の内部における情報機器Xの収納効率の向上が図られている。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態の情報盤1では、前面カバー3を上側前面カバー3Uと下側前面カバー3Lとに分割した構成を採用したが、一体に構成された前面カバーや、別の形態で分割された前面カバーを採用しても構わない。また、上記実施形態では、下側前面カバー3Lを収納量変更用前面カバーAとして機能させるように構成したが、上側前面カバー3Uなどの他の形態の前面カバーを収納量変更用前面カバーとして機能させるように構成しても構わない。
(2)上記実施形態の情報盤1では、収納量変更用前面カバーAとして機能する下側前面カバー3Lを、図1(b)等に示すような倒伏姿勢において前面開放部20の下側端部から前方に延出する姿勢で盤本体2に対して保持するように構成したが、当該収納量変更用前面カバーAを、倒伏姿勢において盤本体2に別の位置に保持するように構成しても構わない。
(3)上記実施形態の情報盤1では、収納量変更用前面カバーAとして機能する下側前面カバー3Lに、図1(a)等に示すような立位姿勢での下側端部及び左右側端部の夫々から後方に延出して前面開放部20の側部を覆う延出板部31,32を設けたが、例えば、この延出板部31,32のうちの両側端延出板部32を省略して倒伏姿勢で前方に配置される下端延出板部31のみを設けるなどのように、当該延出板部を一部又は全部を適宜改変又は省略しても構わない。
(4)上記実施形態の情報盤1では、収納量変更用前面カバーAとして機能する下側前面カバー3Lに、図1(b)等に示すような倒伏姿勢で盤本体2に保持された状態において、左右側端部3Lsを側方に拡張自在な側端部拡張機構部Eを設けたが、例えば、この下側前面カバー3Lの一方側の側端部のみに側端部拡張機構部Eを設けるなどのように、側端部拡張機構部Eを適宜改変又は省略しても構わない。
(5)上記実施形態の情報盤1では、盤本体2に前後方向の深さを変更可能な深さ変更機構部Bを、盤本体2において内箱体22を外枠体21に内挿された状態で前後にスライドさせる形態で、当該外枠体21及び内箱体22からなる盤本体2の前後方向の深さを変更するように構成したが、例えば、互いにスライド自在な複数の外枠体を設けることで広範囲で深さを変更可能とするなどのように、この深さ変更機構部Bを適宜改変又は省略しても構わない。
(6)上記実施形態の電源用コンセント構造Cでは、上下方向を長手方向として配置されたコンセント本体40において、3つ以上の電源用プラグ差込部41,42における複数の離間間隔p1,p2のうち少なくとも一部の離間間隔p2を他の離間間隔p1よりも広く設定するにあたり、最も下方側に位置する離間間隔を広い方の離間間隔として設定したが、最も上方側などの別の位置にある離間間隔を広い方の離間間隔として設定しても構わない。
(7)上記実施形態の電源用コンセント構造Cでは、第2コンセント本体40Bにおいて広い方の第2離間間隔p2の下方に隣接する電源用プラグ差込部42Bのみを、3口式電源用プラグ差込部として構成したが、それ以外の一又は複数の電源用プラグ差込部を3口式電源用プラグ差込部として構成しても構わない。
また、2口式電源用プラグ差込部41,42Aについては縦向き姿勢とし、3口式電源用プラグ差込部42Bについては横向き姿勢としたが、これらの姿勢は適宜改変しても構わない。
(8)上記実施形態の電源用コンセント構造Cでは、コンセント本体40の前面において、差込部配置中心線45を本体中心線46に対してコンセント本体40の幅方向に偏位させたが、これら差込部配置中心線45と本体中心線46とを一致させて、コンセント本体40の本体中心線46に沿って電源用プラグ差込部41,42を配置しても構わない。
1 情報盤
2 盤本体
3 前面カバー
3L 下側前面カバー
3Ls 左右側端部
3U 上側前面カバー
20 前面開放部
22a 背面(配線敷設面)
31 下端延出板部(延出板部)
32 側端延出板部(延出板部)
40 コンセント本体
40A 第1コンセント本体
40B 第2コンセント本体
41 (2口式)電源用プラグ差込部
41a 電源用栓刃差込口
42 電源用プラグ差込部
42A (2口式)電源用プラグ差込部
42B (3口式)電源用プラグ差込部
42a 電源用栓刃差込口
42b アース用栓刃差込口
45 差込部配置中心線
46 本体中心線
51a 湾曲ガイド面部
51aa 外側湾曲ガイド面部
51ab 内側湾曲ガイド面部
60 支持板面(配線敷設面)
A 収納量変更用前面カバー
B 変更機構部
C 電源用コンセント構造
D 配線ガイド構造
E 側端部拡張機構部
Lw 配線敷設面
L1,L2 配線
W 壁面
X 情報機器
p1 (第1)離間間隔
p2 (第2)離間間隔

Claims (6)

  1. 壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
    前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され
    前記立位姿勢で前記収納量変更用前面カバーを盤本体に保持した状態では、当該立位姿勢の収納量変更用前面カバーにより前面開放部が覆われた盤本体の内部空間に情報機器を設置可能な状態となり、
    前記倒伏姿勢で前記収納量変更用前面カバーを盤本体に保持する状態では、盤本体の内部空間から当該倒伏姿勢の収納量変更用前面カバーの上面にわたって機器を設置可能となって、盤本体の収納容量が前記立位姿勢の状態よりも増加させた状態となる情報盤。
  2. 前記前面カバーが、前記前面開放部に対して夫々が着脱自在な上側前面カバーと下側前面カバーとに分割され、
    前記下側前面カバーが、前記収納量変更用前面カバーとして構成されていると共に、前記倒伏姿勢において前記前面開放部の下側端部から前方に延出する姿勢で前記盤本体に対して保持される請求項1に記載の情報盤。
  3. 壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
    前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され、
    前記前面カバーが、前記前面開放部に対して夫々が着脱自在な上側前面カバーと下側前面カバーとに分割され、
    前記下側前面カバーが、前記収納量変更用前面カバーとして構成されていると共に、前記倒伏姿勢において前記前面開放部の下側端部から前方に延出する姿勢で前記盤本体に対して保持され、
    前記下側前面カバーが、前記立位姿勢での下側端部及び左右側端部の夫々から後方に延出して前記前面開放部の側部を覆う延出板部を有し、
    前記収納量変更用前面カバーが、前記倒伏姿勢において、前記延出板部の延出方向を上方に向けると共に前記立位姿勢での上側端部を前記盤本体側に向けた姿勢で前記盤本体に対して保持される情報盤。
  4. 壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
    前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され、
    前記収納量変更用前面カバーが、前記倒伏姿勢において左右側端部の少なくとも一方を側方に拡張自在な側端部拡張機構部を有する情報盤。
  5. 壁面に設置されて前方が開放された箱状の盤本体を備え、情報機器を収納可能な情報盤であって、
    前記盤本体の前面開放部に設けられた前面カバーを備えると共に、当該前面カバーの少なくとも一部が、前記盤本体に対する保持姿勢を、前記前面開放部を覆う立位姿勢と前記前面開放部を開放し当該前面開放部から前方に延出して上面に前記情報機器が設置可能な倒伏姿勢との間で変更自在な収納量変更用前面カバーとして構成され、
    前記盤本体が、前後方向の深さを変更可能な深さ変更機構部を有する情報盤。
  6. 前記情報機器の電源用プラグが差し込まれる電源用プラグ差込部を有するコンセント本体を前記盤本体の内部に配置してなる電源用コンセント構造を備え、
    前記電源コンセント構造が、前記コンセント本体を複数備えると共に、当該複数のコンセント本体のうちの少なくとも2つが外部の商用電源から電気を供給する電気引込線を選択的に接続可能に構成されていると共に、前記電気引込線が接続されたコンセント本体から他のコンセント本体へ電気を分配する電気分配線を備えて構成されている請求項1〜5の何れか1項に記載の情報盤。
JP2015215640A 2015-11-02 2015-11-02 情報盤 Active JP6199943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215640A JP6199943B2 (ja) 2015-11-02 2015-11-02 情報盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215640A JP6199943B2 (ja) 2015-11-02 2015-11-02 情報盤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017092065A JP2017092065A (ja) 2017-05-25
JP6199943B2 true JP6199943B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=58771818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015215640A Active JP6199943B2 (ja) 2015-11-02 2015-11-02 情報盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6199943B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6796451B2 (ja) * 2016-10-31 2020-12-09 河村電器産業株式会社 情報分電盤用箱体
JP7109248B2 (ja) * 2018-05-07 2022-07-29 河村電器産業株式会社 情報分電盤用箱体
JP7404610B2 (ja) * 2019-07-30 2023-12-26 サン電子株式会社 情報分電盤

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59180477U (ja) * 1983-05-17 1984-12-01 三菱電機株式会社 野外移動用の電子機器収納用シエルタ構造
JP2001085860A (ja) * 1999-09-10 2001-03-30 Fujitsu Ltd 電子機器の筐体構造
JP3818424B2 (ja) * 2000-03-23 2006-09-06 横河電機株式会社 ドア枠体及び収納体
JP2002164668A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 操作パネルの高さ調節装置
JP4447832B2 (ja) * 2002-11-11 2010-04-07 東光電気株式会社 キャビネットケースおよびキャビネット
TW200847557A (en) * 2007-05-21 2008-12-01 sheng-xing Liao Carrier for receptacles
TW200910711A (en) * 2007-08-17 2009-03-01 sheng-xing Liao Cocket architecture
JP5288547B2 (ja) * 2008-10-21 2013-09-11 旭化成ホームズ株式会社 機器収納装置
JP5616772B2 (ja) * 2010-12-20 2014-10-29 パナソニック株式会社 マルチメディア情報盤
JP5891457B2 (ja) * 2012-03-09 2016-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 マルチメディア情報盤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017092065A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970003177B1 (ko) 모듈을 호환할 수 있는 배전 시스템
TWI286858B (en) High density front access device
US6875051B2 (en) Electrical power distribution device
US8287292B2 (en) One touch pivoting expandable power and data center
US8295036B2 (en) Expandable power and data center with latching mechanism
CA2611904C (en) One touch pivoting expandable power and data center
JP6199943B2 (ja) 情報盤
US9325130B2 (en) Distributor having a power connection with a plug
TWM449433U (zh) 理線固定架及其殼小節
US20110242754A1 (en) Docking Station
BR112012007107B1 (pt) Sistema de distribuição de energia internacional para energizar diferentes tipos de receptáculos de saída, e sistema de distribuição de energia elétrica para energizardiferentes tipos de receptáculos de saída
US8696371B2 (en) Conduit grounding clip
US20160109038A1 (en) Cable holder and image forming apparatus incorporating the cable holder
US20150111403A1 (en) Adjustable flat wire raceway
KR101200287B1 (ko) 멀티탭
KR101412835B1 (ko) 전자기기 거치식 멀티 충전기
US7910831B2 (en) Method and apparatus for high-density power distribution unit with integrated cable management
JP2010122527A (ja) スプリッタモジュール
JP2010122595A (ja) スプリッタモジュール
TWI392138B (zh) 連接器系統
TWI783771B (zh) 管槽系統、附設有隔板的管槽系統及管槽
TWI795212B (zh) 伺服器機箱以及匯流排模組
CN219959707U (zh) 一种配电箱排线装置
JP7404610B2 (ja) 情報分電盤
KR101903694B1 (ko) 멀티 탭이 분리가능하게 장착되는 전선정리 함

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170221

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170221

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6199943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250