JP6199502B2 - ズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6199502B2
JP6199502B2 JP2016551471A JP2016551471A JP6199502B2 JP 6199502 B2 JP6199502 B2 JP 6199502B2 JP 2016551471 A JP2016551471 A JP 2016551471A JP 2016551471 A JP2016551471 A JP 2016551471A JP 6199502 B2 JP6199502 B2 JP 6199502B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens barrel
zoom lens
optical axis
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016551471A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016051617A1 (ja
Inventor
小林 英雄
英雄 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Publication of JPWO2016051617A1 publication Critical patent/JPWO2016051617A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6199502B2 publication Critical patent/JP6199502B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/14Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses adapted to interchange lenses

Description

本発明は、複数の可動レンズユニットをそれぞれ保持し、光軸に沿って前後移動可能に支持する複数のレンズ枠を収容するズームレンズ鏡胴およびこのズームレンズ鏡胴をそれぞれ備える交換レンズ並びにテレビカメラ装置に関するものである。
従来、映像や動画を撮影するテレビカメラ装置には、焦点距離が変更可能なレンズ鏡胴が設けられており、レンズ鏡胴は、フォーカスレンズ群やズームレンズ群を含む複数の光学系と、光学系をそれぞれ支持する複数の支持枠とを有している。この支持枠は光軸に沿って前後移動可能に支持されていて、支持枠を機械的に光軸方向に駆動させることで焦点距離の変更すなわちズーミングを可能にしている。
一方、近年、映像や動画において、解像度(画素数)が高い映像、例えば8Kシステムと呼ばれるスーパーハイビジョン(SHV)のような超高精細映像や4Kシステムと呼ばれるデジタルシネマのような高精細映像が急速に普及しつつある。上記8Kシステムや4Kシステムの映像は、従来のハイビジョン(HV)映像の4倍ないし16倍の画素数を有しており、上記8Kシステムや4Kシステムの映像を撮影するためのテレビカメラ装置に使用されるテレビレンズには、高い収差精度が必要となる。高い収差精度を得るためには、ズーミングに伴うフォーカシングが必要となり、ズームレンズ群を被写体距離に応じて補正する必要がある。またマニュアルでのズーミングに追従するために、高速でのフォーカシングも求められている。
そこで、特許文献1には、フォーカスレンズを備えたレンズ群ユニットが光軸方向に機械的に駆動される際に、被写体距離が実質的に一定に保たれるように、上記レンズ群ユニットに対してフォーカスレンズを光軸方向に駆動するための電磁アクチュエータを備えたレンズ鏡胴が開示されている。この電磁アクチュエータには、電流を流すためのコイルと、コイルを挟んで対向するように配置され、コイルの周辺に磁場を形成する2つのマグネットとで形成されたリニアモータが使用されている。
また、鏡胴を光軸に沿って前後方向に移動させる駆動機構として、リニアモータを使用したレンズ鏡胴としては、特許文献2に、固定鏡筒に固定側コイル、第2の可動鏡筒に可動側コイル、第1の可動鏡筒にマグネットをそれぞれ設けて、固定側コイルによって第1の可動鏡筒およびマグネットを光軸に沿って前後移動させるとともに、可動側コイルによって第2の可動鏡筒を光軸に沿って移動させることにより、マグネットの光軸方向の寸法を短縮し、沈胴状態における鏡筒の光軸方向の寸法を短縮することができるようにしたレンズ鏡筒が開示されている。
また、特許文献3には、移動可能なレンズの保持枠の外周にマグネットを設け、このマグネットに対応するコイルを固定側である鏡筒の内周に設けることにより、可動側から配線を引き出す必要がなく、配線による制限を受けずに小型のVCM(ボイスコイルモータ)を鏡筒内部で構成できるようにしたレンズ鏡胴が開示されている。
特開2010−224526号公報 特開2006−343470号公報 特開2005−49729号公報
しかしながら、高い収差精度を得るべくズーミングに伴ってフォーカシングを行うときに、複数のレンズ群を光軸に沿って前後に独立して動かすためには複数のリニアモータが必要となるが、複数のリニアモータを光軸に沿って並べて配置すると、レンズ鏡胴の光軸方向の寸法が大きくなってしまい、単に光軸方向に垂直な方向に並べて配置しただけでは、レンズ鏡胴の径方向の一部が極端に太くなってしまう虞がある。
また、近年、レンズ群を駆動制御するための着脱式の駆動部は、様々な仕様のレンズ鏡胴に共通して使用できる構成となっている。しかしながらレンズ鏡胴が大型化してしまうと、上記駆動部を共通して使用することが困難になってしまう。
なお、上記特許文献1〜3においては、複数のレンズ群を光軸に沿って前後にそれぞれ独立して動かすための複数のリニアモータの配置方法については言及されていない。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、ズーミングに伴ってフォーカシングを行うためのズームレンズ鏡胴において、ズームレンズ鏡胴の大型化を抑制したズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置を提供することにある。
本発明のズームレンズ鏡胴は、複数の可動レンズユニットをそれぞれ保持し、光軸に沿って前後移動可能に支持する複数のレンズ枠を収容するズームレンズ用鏡胴であって、
複数のレンズ枠が互いに隣接する第1のレンズ枠と第2のレンズ枠とを備え、
第1のレンズ枠と第2のレンズ枠をズーミングに伴うフォーカシングのためにそれぞれ同時に独立に前後移動させる複数の第1のリニアモータと複数の第2のリニアモータとを備え、
複数の第1のリニアモータと複数の第2のリニアモータが、光軸に対して垂直な面内に、かつ光軸を中心とする同一円周上で交互に配置されるものである。
なお、本発明において、「光軸に対して垂直な面内に配置」は、必ずしもリニアモータの光軸方向の前後の端面が同一面内にある場合に限られない。例えば複数のリニアモータがそれぞれ異なる仕様のものであり、外形が異なっている場合には、各リニアモータの光軸方向の中心位置が同一面内にあるようにしてもよいし、各リニアモータの光軸方向の前端面または後端面が同一面内にあるようにしてもよい。また各リニアモータの光軸方向の1/2〜2/3の範囲が、光軸に対して垂直な面方向で重なるようにしてもよい。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、第1のリニアモータよりも、第2のリニアモータの数が少なく、
第1のリニアモータが同一円周上で等間隔に配置され、
第2のリニアモータが、第1のリニアモータ間の中間位置に配置されてもよい。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、可動レンズユニットの光軸方向の位置を検出する位置検出部を備え、
位置検出部の両側に、第1のリニアモータが隣接して配置されることが好ましい。
なお本発明において、「位置検出部の両側に、第1のリニアモータが隣接して配置される」は、位置検出部が、第1のリニアモータ間で、かつ第2のリニアモータが配置されていない位置に配置されることを意味する。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、第1のリニアモータと第2のリニアモータの出力が同じであってもよい。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、第1のリニアモータが第2のリニアモータよりも出力が小さいものであってもよい。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、第1のリニアモータが第2のリニアモータよりも出力が大きいものであってもよい。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、第2のリニアモータを2個備えていてもよい。
また、本発明のズームレンズ鏡胴は、第1のリニアモータを3個備えていてもよい。
本発明による交換レンズは、本発明のズームレンズ鏡胴を備えている。
本発明によるテレビカメラ装置は、本発明のズームレンズ鏡胴を備えている。
本発明のズームレンズ鏡胴によれば、複数の可動レンズユニットをそれぞれ保持し、光軸に沿って前後移動可能に支持する複数のレンズ枠を収容するズームレンズ用鏡胴であって、複数のレンズ枠をズーミングに伴うフォーカシングのためにそれぞれ前後移動させる複数のリニアモータを備え、複数のリニアモータが、光軸を中心とする同一円周上で、かつ光軸に対して垂直な面内に配置されるので、ズームレンズ鏡胴の大型化を抑制することができる。
また、本発明の交換レンズによれば、上記本発明のズームレンズ鏡胴を備えているので、ズーミングに伴うフォーカシングを行うことにより高い収差精度を実現し、かつズームレンズ鏡胴の大型化を抑制することにより、交換レンズの大型化を抑制することができる。従来、複数の仕様の交換レンズにおいて、レンズ群を駆動制御するための着脱式の駆動部を共通して使用しているが、本発明の交換レンズは大型化を抑制可能にしたことにより、高い収差精度を実現しつつ、さらに従来使用されている駆動部を共通して使用することができる。
また、本発明のテレビカメラ装置によれば、上記本発明のズームレンズ鏡胴を備えているので、ズームレンズ鏡胴の大型化が抑制されることにより、テレビカメラ装置に装着されたテレビレンズの大型化も抑制することができる。従来、複数の仕様のテレビカメラ装置のテレビレンズにおいて、レンズ群を駆動制御するための着脱式の駆動部を共通して使用しているが、本発明のテレビカメラ装置のテレビレンズは大型化を抑制可能にしたことにより、高い収差精度を実現しつつ、さらに従来使用されている駆動部を共通して使用することができる。
本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴を使用したテレビカメラ装置の一実施の形態の全体を示す図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴を使用した交換レンズの一実施の形態の全体を示す図である。 図2の交換レンズのレンズ構成を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴の斜視図である。 図4のズームレンズ鏡胴の鏡胴本体を外した斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴の正面図である。 図6のズームレンズ鏡胴の鏡胴本体を外した正面図である。 図4のズームレンズ鏡胴の光軸に沿った断面図である。 VCMの動きを説明する図(その1)である。 VCMの動きを説明する図(その2)である。 VCMの配置の一例を示す図である。 GMRの検出方法を説明する図である。 図4のズームレンズ鏡胴の制御方法を説明する図である。
以下、本発明のレンズ鏡胴の好ましい実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴を使用したテレビカメラ装置の一実施の形態、図2は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴を使用した交換レンズの一実施の形態、図3は、図2の交換レンズのレンズ構成を説明する図、図4、図6はそれぞれ本発明の一実施の形態に係るズームレンズ鏡胴の斜視図、正面図、図5、図7は、それぞれ図4、図6のズームレンズ鏡胴の鏡胴本体を外した斜視図、正面図、図8は図4のズームレンズ鏡胴の光軸における断面図である。
図1に示すように、テレビカメラ装置1は、テレビカメラ装置本体10、テレビカメラ装置本体10の前面の略中央のレンズ装着部11に着脱可能に取り付られたテレビレンズ20、テレビカメラ装置本体10の斜め上の前方に接続されたファインダ装置12、テレビレンズ20の側方に着脱可能に取り付けられ、把持部20Aを有する駆動部30とを備えている。
撮影者Pは、例えば、テレビカメラ装置本体10を右肩に担ぎ、駆動部30の把持部20Aを右手で把持してテレビカメラ装置1を固定して、ファインダ装置12のファインダを右目で覗きながら、後述する駆動部30のズームやフォーカスやアイリスなどを調整し、被写体を撮影する。
テレビカメラ装置1に取り付けられたテレビレンズ20は様々な仕様のテレビカメラ装置本体に取り付けられる交換レンズであり、以下、交換レンズ20として説明する。
本実施形態の交換レンズ20は、図2に示すように、後述する鏡胴23の基部に設けられ、テレビカメラ装置本体10のレンズ装着部11に係合させることによってテレビカメラ装置本体10に着脱可能に固定されるレンズマウント21と、テレビカメラ装置本体10に接続する接続ケーブル22と、光学系を収容した鏡胴23とを備えている。鏡胴23の外周には、鏡胴23に収容されている光学系を駆動制御する駆動部30が着脱可能にねじ止めされている。
駆動部30は、様々な仕様の交換レンズに対応可能なように、予め定められた位置に鏡胴23への取付用のねじ孔30aが設けられており、ねじ孔30aにねじを挿入して鏡胴23に取り付けられる。駆動部30の外表面には、後述するフォーカスレンズおよびズームレンズの移動、アイリスの開閉をオートまたはマニュアルに選択可能な選択スイッチ31、ズームを調整するためのシーソースイッチ32、撮影された映像をファインダ装置12のファインダで再生できるRETボタン33、等の各種の操作スイッチ(以下、操作部301(図13)という)が設けられている。
鏡胴23の外周には、フォーカスを調整するためのフォーカスリング23a、ズームを調整するためのズームリング23b、アイリスを調整するためのアイリスリング23cが、鏡胴23に収納された光学系の光軸まわりに回転可能に設けられている。フォーカスリング23a、ズームリング23bの回転に連動して、フォーカスレンズ、ズームレンズがそれぞれカム機構によって機械的に駆動することにより光軸に沿って前後移動されてフォーカスおよびズームが調整される。また、アイリスリング23cの回転に連動して、アイリスを構成する複数の絞り羽根が開閉されてアイリスが調整される。
駆動部30は、図示は省略するが、モータ、モータの回転トルクを操作リング(フォーカスリング23a、ズームリング23b、アイリスリング23c)に伝達する減速機構、操作リングに係合し、その操作リングの回転角度を検出するポテンショメータ、ポテンショメータによって検出される回転角度に基づいてモータを駆動制御する制御部302(図13)、制御部302の制御に基づいて各種モータに電流を供給する電流出力部303(図13)を含んで構成されている。なお、モータ、減速機構およびポテンショメータは操作リング毎に設けられる。
駆動部30の選択スイッチ31がオートに選択されてズームが調整される際には、シーソースイッチ32が撮影者Pによって操作され、その操作量に応じてズームリング23bの回転角度を指示する指令信号が駆動部30の制御部302に入力される。制御部302は、ポテンショメータによって検出されるズームリング23bの回転角度が、上記の指令信号に対応した回転角度に達するまでモータを駆動することにより、ズームリング23bは所望の回転角度に設定され、ズームが調整される。
駆動部30によるフォーカスやアイリスの調整についても、フォーカスリング23aやアイリスリング23cの回転角度を指示する指令信号が外部(例えば、テレビカメラ装置本体10に設けられるオートフォーカス制御部や自動露出制御部など)から駆動部30の制御部302に入力される。制御部302は、ポテンショメータによって検出されるフォーカスリング23aやアイリスリング23cの回転角度が、上記の指令信号に対応した回転角度に達するまでモータを駆動する。
駆動部30の選択スイッチ31がマニュアルに選択されているときには、撮影者Pが手動で操作リングを回転させることにより、フォーカス、ズームおよびアイリスが調整される。
鏡胴23に収容されている光学系は、被写体側すなわち前側(図3の左側)から順に、固定レンズ系24、フォーカスレンズ系25、第1のズームレンズ系26、第2のズームレンズ系27、トラッキング光学系29に大別される。
固定レンズ系24は、1つ以上のレンズで構成されたレンズ群であり、レンズは保持枠に保持されて、この保持枠は鏡胴23に対して固定されている。
フォーカスレンズ系25は、ピントを合わせる被写体距離、すなわち、焦点位置を調整するフォーカシングを行うための光学系であり、光軸に沿って前後移動可能に支持された第1のフォーカスレンズ群F1と第2のフォーカスレンズ群F2とで構成されている。第1、第2のフォーカスレンズ群F1,F2の各々の群の1つ以上のレンズはそれぞれ保持枠(図示せず)に保持されており、上述したフォーカスリング23aが回転されると、この保持枠が鏡胴23に対して光軸に沿って機械的に回転移動するように構成されている。
第1のズームレンズ系26および第2のズームレンズ系27は、焦点距離(ズーム倍率)を調整するための光学系であり、第1のズームレンズ系26は光軸に沿って前後移動可能に支持された第1のズームレンズ群Z1と第2のズームレンズ群Z2、第2のズームレンズ系27は光軸に沿って前後移動可能に支持された第3のズームレンズ群Z3と第4のズームレンズ群Z4でそれぞれ構成されている。第1、第2のズームレンズ群Z1,Z2の各々の群の1つ以上のレンズはそれぞれ保持枠に保持されており、上述したズームリング23bが回転されると、この保持枠が鏡胴23に対して光軸に沿って機械的に回転移動するように構成されている。
第3、第4のズームレンズ群Z3,Z4の各々の群の1つ以上のレンズはそれぞれ後述する第3、第4のレンズ枠45−3,45−4(本発明の第1、第2のレンズ枠にそれぞれ相当する)に保持されており、第3、第4のレンズ枠45−3,45−4は後述するズームレンズ鏡胴40の第3、第4のズームレンズ鏡胴41,42に、それぞれ光軸に沿って前後移動可能に収容されて、上述したズームリング23bが回転されると、この第3、第4のズームレンズ鏡胴41,42が鏡胴23に対して光軸に沿って機械的に回転移動するように構成されている。なおズームレンズ鏡胴40については、後で詳細に説明する。
第2のズームレンズ系27は、第3のズームレンズ群Z3と第4のズームレンズ群Z4との間にアイリス28が設けられており、アイリス28は、光量調整のために絞り羽根を開閉動作させて開口径を変化させる。アイリス28は、上述したアイリスリング23cが回転されると、絞り羽根が開閉されてアイリスが調整されるように構成されている。
トラッキング光学系29は、像を結像させるための光学系であり、1つ以上のレンズで構成されたレンズ群であって、レンズはそれぞれ保持枠に保持されて、この保持枠はトラッキング光学系バックフォーカス調整等のために光軸に沿って機械的に回転移動するように構成されている。
なお、上述した保持枠や第3、第4のズームレンズ鏡胴41,42を、鏡胴23に対して光軸に沿って機械的に回転移動させる機構については、従来から使用されている機構を用いることができる。
ここで、本明細書において、可動レンズユニットとは、1つの駆動機構によって移動されるレンズ、あるいは、一体にまたは連動して移動するレンズ群を意味し、本実施形態の交換レンズ20においては、第1、第2のフォーカスレンズ群F1,F2、第1、第2、第3、第4のズームレンズ群Z1,Z2,Z3,Z4及びトラッキング光学系29を構成するレンズ群が可動レンズユニットに相当する。
次に、本発明に係る一実施の形態のズームレンズ鏡胴40について、以下、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のズームレンズ鏡胴40は、図4,図5に示すように、上述した第2のズームレンズ系27を収容するものであり、第3のズームレンズ群Z3を保持する第3のレンズ枠45−3を収容する第3のズームレンズ鏡胴41と、第4のズームレンズ群Z4を保持する第4のレンズ枠45−4を収容する第4のズームレンズ鏡胴42とを備えている。なお、本実施形態においては、図8に示すように、第3のレンズ枠45−3が、第3のズームレンズ群Z3としてレンズL3を保持し、第4のレンズ枠45−4が、第4のズームレンズ群Z4として被写体側(図8中左側)からレンズL4−1、レンズL4−2の2枚のレンズを保持するものとする。また第3のズームレンズ鏡胴41は第4のズームレンズ鏡胴42よりも光軸方向の長さが短くなっている。
第3、第4のレンズ枠45−3,45−4は、円状の開口を有する筒状に形成されており、光軸に沿って互いに隣接して設置されている。第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周には、図5,図7に示すように、第3のVCM(ボイスコイルモータ)46−3(本発明の第2のリニアモータに相当する)が2つ、第4のVCM46−4(本発明の第1のリニアモータに相当する)が3つの合計5つのVCM46が配置されている。第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周においては、等間隔に6等分された区画のうち5つの区画に光軸に沿った溝部46aが形成されており、この5つ溝部46aにそれぞれVCM46が装着される。
上記のように第3のVCM46−3と第4のVCM46−4は、第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周上に設けられた溝部46aに装着されるので、第3のVCM46−3と第4のVCM46−4は光軸を中心とする同一円周上に配置されることになりズームレンズ鏡胴40の径が大きくなるのを防止することができる。
第3、4のVCM46−3,46−4は、第1、第2、第3、第4のズームレンズ群Z1,Z2,Z3,Z4がそれぞれ光軸に沿って前後移動するズーミングをしたときに、鏡胴23に収容されたレンズ光学系の収差精度を高くするために、第3、第4のズームレンズ群Z3,4をそれぞれ保持する第3,第4のレンズ枠45−3,45−4を被写体距離に応じてそれぞれ独立に光軸に沿って前後移動させるフォーカシングを行うためのものである。本実施形態のように、隣り合うズームレンズ群すなわち第3、第4のズームレンズ群Z3,4をズーミングに伴うフォーカシングの際に前後移動させるようにしたことにより、ズームレンズ鏡胴40の光軸方向が大きくなるのを抑制することができる。
ここで図9、図10にVCM46の動きを説明する図を、図11にVCM46の配置の一例をそれぞれ示す。VCM46は図9、図10に示すように、ヨーク461とマグネット47と、コイル48とを備えている。ヨーク461は、ステンレス製の部材で断面が長方形の筒状に形成されている。ヨーク461は、図5に示すように、互いに対向する広い面を有する一対の広板461aの一方が、長辺が光軸に対して平行になるようにして、第3のズームレンズ鏡胴41と第4のズームレンズ鏡胴42に亘って固定され、一対の広板461aの他方は第3、第4のレンズ枠45−3,45−4に形成された溝部46aの底面と予め定められた所定の間隔を空けて設置される。
第3のVCM46−3と第4のVCM46−4のヨーク461の広板461aは、全て同じ形状に形成されていて、それぞれ広板461aの光軸方向の端部を光軸に対して垂直な同一面上に位置させて第3のズームレンズ鏡胴41と第4のズームレンズ鏡胴42に固定する。
これにより、第3のVCM46−3と第4のVCM46−4は、光軸方向において一定の距離内に収まるように配置されることになるので、ズームレンズ鏡胴40が光軸方向に大きくなるのを抑制することができる。
また、ヨーク461の互いに対向する狭い面を有する一対の狭板の一方、本実施形態においては、被写体側(図4,5中の手前側)に位置する狭板は、取り外し可能な開閉扉462になっていて、この開閉扉462を開けることにより、後述するコイル48が広板461aに挿入できるように構成されている。
図5、図9、図10に示すように、ヨーク461の第3、第4のレンズ枠45−3,45−4側に位置する広板461aには、それぞれ長手方向に沿って巻線が巻回されて形成されるコイル48が設けられており、コイル48の第3、第4のレンズ枠45−3,45−4側の外面は第3、第4のレンズ枠45−3,45−4に固着されている。また第3、第4のズームレンズ鏡胴41,42側に位置する広板461aの内面にはネオジウム系磁石で形成された厚さが2mm程度の板状のマグネット47が貼着されている。
コイル48は、図9、図10に示すように広板461aの長手方向の長さよりも短い幅で形成されており、コイル48は広板461aの長手方向において前後移動可能になるよう広板461aと隙間を有して巻線が巻回されている。マグネット47は広板461aの長手方向の幅と同じ幅を有し、広板461aの長手方向に沿った長さよりも若干短めの長さで形成されていて、S極とN極が各1mm程度となるように着磁されており、広板461aに貼着される側がS極、コイル48側がN極になるように設置される。なおマグネット47とコイル48との間には、隙間を設けている。
上記のように構成されたVCM46は、被写体側から見て、すなわち図5、図6中手前側から見て時計回りにコイル48に電流Iを流すと、マグネット47によって発生する磁界Bの方向はN極から出てS極に向かう方向なので、図9に示すように、フレミングの左手の法則からコイル48は図9の右方向すなわち図5、図6中において奥側(像側)に向かう方向に移動する。また、図5、図6中手前側から見て反時計回りにコイル48に電流Iを流すと、マグネット47によって発生する磁界Bの方向はS極から出てN極に向かう方向なので、図10に示すように、フレミングの左手の法則からコイル48は図9の左方向すなわち図5、図6中において手前側(被写体側)に向かう方向に移動する。
なお、駆動部30に設けられた電流出力部303から各コイル48に制御部302の制御に基づいた電流が供給されることで、各コイル48は通電に応じた移動を行うことができ、コイル48が上述したように広板461aに沿って前後移動するときには、コイル48に固着された第3,第4のレンズ枠45−3,45−4も光軸に沿って前後に移動される。コイル48においては、広板461aの長手方向の長さに対してコイル48の幅が小さいとコイル48の移動距離が長くなり、コイル48の幅が大きいとコイル48の移動距離は短くなる。本実施形態では、図8に示すように、第3のVCM46−3のコイル48の光軸方向の幅が第4のVCM46−4のコイル48よりも小さいので、第3のレンズ枠45−3は第4のレンズ枠45−4よりも光軸方向の移動可能な範囲が長くなる。
第3、4のVCM46−3,46−4は、第3,第4のレンズ枠45−3,45−4をそれぞれ独立に光軸に沿って前後に移動させるものであり、光軸を中心とする同一円周上すなわち第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周上に交互に配置されている。
第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周においては、等間隔に6等分された区画のうちVCM46が装着される溝部46aが形成された5つの区画を除く1つの区画、つまり第4のVCM46−4の間で、かつ第3のVCM46−3が配置されていない区画には、後述する第3、第4の位置検出部51−3,51−4を設置するために光軸方向に沿って凹部46bが第3、第4のレンズ枠45−3,45−4に亘って形成されている。第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の凹部46bには、この凹部46bの底面から外方に向かって、後述する主軸43が挿通する主軸孔46cを備えた凸部46d−3,46d−4がそれぞれ光軸方向に沿って形成されている。主軸43は、第3,第4のレンズ枠45−3,45−4の光軸方向の移動をガイドするための軸であり、この主軸43は第3のズームレンズ鏡胴41と第4のズームレンズ鏡胴42に亘って固定されている。
また図11に示すように、後述する第3、第4の位置検出部51−3,51−4と光軸Lを挟んで対向する位置の、第3のVCM46−3と第4のVCM46−4の間にはそれぞれ第3,第4のレンズ枠45−3,45−4の光軸方向の移動をガイドするための副軸44が設けられており、この副軸44は主軸43と同様に第3のズームレンズ鏡胴41と第4のズームレンズ鏡胴42に亘って固定されている。また第3,第4のレンズ枠45−3,45−4にはそれぞれ副軸44に対応する位置に副軸44が挿通する図示しない挿通孔が設けられている。従って第3、4のVCM46−3,46−4によって第3,第4のレンズ枠45−3,45−4が光軸に沿ってそれぞれ独立に前後移動するときには主軸43及び副軸44にガイドされて移動する。なお、図4〜図7には便宜上一方の副軸44しか記載されていない。
図11に示すように、3つの第4のVCM46−4は、光軸Lを中心とした同一円周上にそれぞれ120度の間隔で、すなわち等間隔に配置されている。2つの第3のVCM46−3は、光軸Lを中心とした同一円周上で、かつ第4のVCM46−4間の中間位置に配置されている。つまり2つの第3のVCM46−3は、光軸Lを中心とした同一円周上に120度の間隔で配置されている。
複数のVCM46の配置のバランスが悪いと、各VCM46が移動させるレンズ枠を含む可動部の重心が光軸からずれてしまい、第3のレンズ枠45−3や第4のレンズ枠45−4が傾いてしまうことがあり、第3のレンズ枠45−3や第4のレンズ枠45−4が傾いたまま動いてしまうと、振動が発生し、第3のレンズ枠45−3や第4のレンズ枠45−4の光軸に沿った前後移動の安定性が悪くなり、作動音が大きくなってしまう場合がある。また第3のレンズ枠45−3や第4のレンズ枠45−4の光軸に沿った前後移動の安定性が悪いと停止精度も悪くなり、高速でのフォーカシングが困難になる。
本実施形態のズームレンズ鏡胴40は、上述したように、第3、第4のVCM46−3,46−4がバランスよく配置されているので、第3のレンズ枠45−3と第4のレンズ枠45−4は光軸に沿って安定して前後移動することができる。これにより作動音が静かで、かつ停止精度が高く、高速でのフォーカシングに対応することが可能となる。
なお、本実施形態においては、第3のズームレンズ群Z3のレンズおよび第3のレンズ枠45−3を含む可動部の重量は約30g、第4のズームレンズ群Z4のレンズおよび第4のレンズ枠45−4を含む可動部の重量は約60gとする。そして第3、第4のズームレンズ群Z3,Z4の可動部はそれぞれ約9mmのストロークを約0.2秒で動かせるように、第3、第4のVCM46−3,46−4の仕様が設計されている。本実施形態では第3のVCM46−3の出力が第4のVCM46−4の出力よりも小さいものとなっている。
また第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周においては、等間隔に6等分された区画のうちVCM46が装着される溝部46aが形成された5つの区画を除く1つの区画、つまり第4のVCM46−4の間で、かつ第3のVCM46−3が配置されていない区間(図11中の光軸Lの上方向の空間)に、第3,第4のレンズ枠45−3,45−4の光軸方向の位置、すなわち第3、第4のズームレンズ群Z3,Z4の位置をそれぞれ検出する第3、第4の位置検出部51−3,51−4が配置されている。なお図11においては、便宜上、第3、第4の位置検出部51−3,51−4を横に並んで配置したが、実際には、図5に示すように第3のズームレンズ群Z3側、すなわち手前側に第3の位置検出部51−3、第4のズームレンズ群Z4側、すなわち奥側に第4の位置検出部51−4がそれぞれ光軸に平行な方向に沿って配置されている。
第3、第4の位置検出部51−3,51−4を上記のように配置することにより、第3、第4の位置検出部51−3,51−4はVCM46から一定の間隔を有して配置されることになるので、VCM46で発生する磁気の影響による誤作動が生じるのを防止することができ、第3、第4の位置検出部51−3,51−4の位置検出精度を高くすることができる。また第3、第4の位置検出部51−3,51−4はVCM46と同じく、第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周上に配置されるので、第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の外周の空間を有効に使用することができてズームレンズ鏡胴40の径が大きくなるのを防止することができる。
第3、第4の位置検出部51−3,51−4は、図5、図11に示すようにGMR(giant magnetoresistance;巨大磁気抵抗効果:本発明の位置検出部に相当する)センサ49とセンサマグネット50とを備えている。ここで図12にGMRの検出方法を説明する図を示す。センサマグネット50は、図12に示すように細長く形成されており、S極とN極とが所定のピッチで長手方向に交互に着磁されていて、図5に示すように凸部46d−3,46d−4の上面に、凸部46d−3,46d−4の長手方向に沿って固定されている。
GMRセンサ49は、センサマグネット50に近接するように第3、第4のズームレンズ鏡胴41,42の内周面にそれぞれ固定されている。センサマグネット50が第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の移動に伴って光軸方向に前後に移動すると、GMRセンサ49は、磁気を検知して磁気の変化に応じた信号(図12の下方参照)を制御部302に出力する。制御部302はGMRセンサ49から出力された信号に基づいて第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の光軸方向の位置を算出する。
次に、図13に図4のズームレンズ鏡胴40の制御方法を説明する図を示す。図13に示すように、駆動部30の操作部301からの指令を制御部302が受け取り、制御部302は操作部301からの指令に基づいて第3、第4のVCM46−3,46−4へ供給する電流量を演算して電流出力部303に出力する。電流出力部303は制御部302からの出力に基づいた電流を第3、第4のVCM46−3,46−4へそれぞれ供給する。電流が供給された第3、第4のVCM46−3,46−4は、上述したように第3,第4のレンズ枠45−3,45−4を光軸に沿ってそれぞれ前後移動させ、第3,第4の位置検出部51−3,51−4が第3,第4のレンズ枠45−3,45−4の光軸方向の位置を検出して、制御部302へ出力する。制御部302は、第3,第4の位置検出部51−3,51−4からの出力に基づいて、被写体距離が一定に保たれるように第3、第4のVCM46−3,46−4へ供給する電流量を演算して電流出力部303に出力する。本実施形態のズームレンズ鏡胴40は以上のようにして制御される。
本実施形態のズームレンズ鏡胴40によれば、複数のVCM46が、光軸を中心とする同一円周上で、かつ光軸に対して垂直な面内に配置されるので、ズームレンズ鏡胴40の大型化を抑制することができる。
また、本実施形態の交換レンズ20によれば、上記ズームレンズ鏡胴40を備えているので、ズーミングに伴うフォーカシングを行うことにより高い収差精度を実現し、かつズームレンズ鏡胴40の大型化を抑制することにより、交換レンズ20の大型化も抑制することができる。交換レンズ20の大型化を抑制することにより、高い収差精度を実現しつつ、さらに従来使用されているレンズ群を駆動制御するための着脱式の駆動部を共通して使用することができる。
また、本実施形態のテレビカメラ装置1によれば、上記ズームレンズ鏡胴40を備えているので、ズームレンズ鏡胴40の大型化が抑制されることにより、テレビカメラ装置1に装着されたテレビレンズの大型化も抑制することができる。テレビレンズの大型化を抑制することにより、高い収差精度を実現しつつ、さらに従来使用されているレンズ群を駆動制御するための着脱式の駆動部を共通して使用することができる。
なお上記実施形態のズームレンズ鏡胴40は、図8に示すように、第3のレンズ枠45−3を収容する第3のズームレンズ鏡胴41と第4のレンズ枠45−4を収容する第4のズームレンズ鏡胴42とを別体に構成したが、本発明はこれに限られるものではなく、1つのズームレンズ鏡胴の中で第3、第4のレンズ枠45−3,45−4を移動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、位置検出部としてGMRセンサを使用したが、本発明はこれに限られるものではなく、第3、第4のレンズ枠45−3,45−4の位置を検出できるセンサであればよい。例えばMR(magnetoresistance;磁気抵抗効果)センサ等を使用してもよい。
また、上記実施形態のズームレンズ鏡胴40においては、第3のVCM46−3を2つ、第4のVCM46−4を3つ備えるものとしたが、本発明はこれに限られるものではなく、第3のVCM46−3と第4のVCM46−4とを同じ数にしてもよいし、第4のVCM46−4を第3のVCM46−3よりも多くしてもよい。第3のVCM46−3と第4のVCM46−4の出力や可動部の重量を考慮して適宜変更することができる。
なお例えば、第3のVCM46−3を2つ、第4のVCM46−4を4つ備えた場合には、第4のVCM46−4を、光軸を中心とする同一円周上に等間隔で配置し、第3のVCM46−3を第4のVCM46−4間の中間位置で、かつ光軸を挟んで互いに対向する位置に配置することによりバランスのよい配置となる。この場合、第4のVCM46−4間でかつ第3のVCM46−3が配置されていない区画は2つ存在することになるが、位置検出部はどちらに配置してもよい。
例えば、上記実施形態と同様に第3のズームレンズ群Z3のレンズおよび第3のレンズ枠45−3を含む可動部の重量が、第4のズームレンズ群Z4のレンズおよび第4のレンズ枠45−4を含む可動部の重量よりも軽い場合、第3のVCM46−3と第4のVCM46−4の出力が同じときには、第3のVCM46−3の数を第4のVCM46−4の数よりも少なくすることができる。また、第3のVCM46−3の出力が第4のVCM46−4の出力よりも大きい場合には、第3のVCM46−3の数を第4のVCM46−4の数よりも少なくすることができる。
また、上記実施形態のズームレンズ鏡胴40は、交換レンズ20やテレビカメラ装置1のテレビレンズに使用できるものとしたが、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、交換レンズを使用するデジタルカメラ、カメラ付携帯電話およびカメラ付携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistant)等にも使用することができる。
本発明のズームレンズ鏡胴およびこのズームレンズ鏡胴を使用した交換レンズ、ビデオカメラ装置は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。

Claims (10)

  1. 複数の可動レンズユニットをそれぞれ保持し、光軸に沿って前後移動可能に支持する複数のレンズ枠を収容するズームレンズ用鏡胴であって、
    前記複数のレンズ枠が互いに隣接する第1のレンズ枠と第2のレンズ枠とを備え、
    前記第1のレンズ枠と前記第2のレンズ枠をズーミングに伴うフォーカシングのためにそれぞれ同時に独立に前後移動させる複数の第1のリニアモータと複数の第2のリニアモータとを備え、
    前記複数の第1のリニアモータと前記複数の第2のリニアモータが、前記光軸に対して垂直な面内に、かつ前記光軸を中心とする同一円周上で交互に配置されるズームレンズ鏡胴。
  2. 前記第1のリニアモータよりも、前記第2のリニアモータの数は少なく、
    前記第1のリニアモータが前記同一円周上で等間隔に配置され、
    前記第2のリニアモータが、前記第1のリニアモータ間の中間位置に配置される請求項1記載のズームレンズ鏡胴。
  3. 前記可動レンズユニットの光軸方向の位置を検出する位置検出部を備え、
    該位置検出部の両側に、前記第1のリニアモータが隣接して配置される請求項記載のレンズ鏡胴。
  4. 前記第1のリニアモータと前記第2のリニアモータの出力が同じである請求項1〜3いずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴。
  5. 前記第1のリニアモータが前記第2のリニアモータよりも出力が小さい請求項1〜3いずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴。
  6. 前記第1のリニアモータが前記第2のリニアモータよりも出力が大きい請求項1〜3いずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴。
  7. 前記第2のリニアモータを2個備えている請求項1〜6いずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴。
  8. 前記第1のリニアモータを3個備えている請求項1〜7のいずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴。
  9. 請求項1〜8いずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴を備えた交換レンズ。
  10. 請求項1〜8いずれか1項に記載のズームレンズ鏡胴を備えたテレビカメラ装置。
JP2016551471A 2014-09-30 2015-04-06 ズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置 Active JP6199502B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014200847 2014-09-30
JP2014200847 2014-09-30
PCT/JP2015/001912 WO2016051617A1 (ja) 2014-09-30 2015-04-06 ズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016051617A1 JPWO2016051617A1 (ja) 2017-07-13
JP6199502B2 true JP6199502B2 (ja) 2017-09-20

Family

ID=55629699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016551471A Active JP6199502B2 (ja) 2014-09-30 2015-04-06 ズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9798104B2 (ja)
JP (1) JP6199502B2 (ja)
CN (1) CN106716212B (ja)
WO (1) WO2016051617A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11112681B2 (en) 2018-10-12 2021-09-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6635356B2 (ja) * 2017-01-24 2020-01-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
JP2019095487A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd レンズ装置、撮像装置、及び移動体
CN112166359B (zh) * 2018-06-29 2022-07-19 富士胶片株式会社 镜头镜筒
JP7023912B2 (ja) 2019-10-18 2022-02-22 キヤノン株式会社 光学機器

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3801502B2 (ja) * 2001-11-13 2006-07-26 日本政策投資銀行 レンズ駆動装置
JP2005049729A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Sony Corp 光学レンズ装置およびこれを用いた電子機器
JP4499448B2 (ja) * 2004-03-04 2010-07-07 シコー株式会社 レンズ駆動装置
KR100681589B1 (ko) * 2004-02-18 2007-02-09 가부시끼가이샤시코기껜 렌즈 구동장치
JP4613703B2 (ja) 2005-06-08 2011-01-19 ソニー株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
JP2007041405A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Seiko Instruments Inc レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール
JP2006243769A (ja) * 2006-06-16 2006-09-14 Sony Corp レンズ鏡筒
JP2009251474A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Sony Corp レンズユニット及び撮像装置
US8077412B2 (en) 2009-02-27 2011-12-13 Panasonic Corporation Lens barrel and imaging device
JP2013037085A (ja) * 2011-08-04 2013-02-21 Tamron Co Ltd ズームレンズ
JP2016515714A (ja) * 2013-03-15 2016-05-30 デジタルオプティクス コーポレーション エムイーエムエス 小型memsアクチュエータアセンブリ
TWI544723B (zh) 2013-11-29 2016-08-01 台灣東電化股份有限公司 電磁驅動模組及應用該電磁驅動模組之鏡頭裝置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11112681B2 (en) 2018-10-12 2021-09-07 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel
US11619863B2 (en) 2018-10-12 2023-04-04 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel

Also Published As

Publication number Publication date
US20170192196A1 (en) 2017-07-06
WO2016051617A1 (ja) 2016-04-07
JPWO2016051617A1 (ja) 2017-07-13
CN106716212A (zh) 2017-05-24
CN106716212B (zh) 2018-04-20
US9798104B2 (en) 2017-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6199502B2 (ja) ズームレンズ鏡胴および交換レンズ並びにテレビカメラ装置
US9625735B2 (en) Image stabilizer, lens apparatus, and image pickup apparatus
US11592644B2 (en) Optical device and imaging apparatus with position sensors and coil motors
US11971602B2 (en) Lens barrel and imaging device
JP4888129B2 (ja) レンズ鏡筒およびデジタルカメラ
JP2012078450A (ja) 振れ補正装置、レンズ鏡筒、及び光学機器
JP2003295249A5 (ja)
JP5436014B2 (ja) 像振れ補正装置
JP2011154365A (ja) レンズ駆動装置、レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2007171299A (ja) レンズ鏡胴
US9223146B2 (en) Optical apparatus and image-pickup apparatus including the same
JP2006010991A (ja) レンズ駆動装置、該レンズ駆動装置を備えた撮影装置、及びレンズ鏡筒
JP2012083604A (ja) 手ブレ補正装置、鏡胴及び撮像装置
JP4743875B2 (ja) 光学機器
JP2010276842A (ja) 像振れ補正装置
JPH11109212A (ja) リヤフォーカス式ズームレンズ装置
WO2020003941A1 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2018066915A (ja) レンズ鏡筒
WO2020008589A1 (ja) 光学ユニット及び内視鏡
JP2010152220A (ja) 光学防振装置及び光学機器
JP6271907B2 (ja) レンズ鏡筒、光学機器および撮像装置
JP2015082084A (ja) 光学機器
JP2015011036A (ja) レンズ鏡筒、及び撮像装置
JP2016033560A (ja) 像ぶれ補正装置を有する光学機器
JP2014119481A (ja) 光量調節装置、光学機器およびそれを備えた撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170329

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170329

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170329

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20170523

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6199502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250