JP2007041405A - レンズ駆動モジュール及びカメラモジュール - Google Patents

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進 小棚木
Akira Kume
章 久米
Haruhiko Hasegawa
春彦 長谷川
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Abstract

【課題】 リードスクリュウを用いてレンズ群(バレル)を移動させる場合であっても、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができるレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールとする。
【解決手段】 第1モータ23及び第2モータ24の駆動により第1可動レンズ群12及び第2可動レンズ群13を往復移動させる第1送りねじ軸6、第2送りねじ軸7を備え、駆動力を伝える第1入力歯車27、第2入力歯車28の一部を平面視面内で第1の固定レンズ群5及び第2の固定レンズ群2の光軸側に重ね、リードスクリュウを用いてレンズ群(バレル)を移動させる場合であっても、モジュール全体の平面スペースを少なくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電子機器、例えばカード形デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されて、フォーカシングやズーミングを行うために用いられるレンズ駆動モジュール及びこの装置を備えて構成されるカメラモジュールに関する。
従来、ズーム機構を有したカメラをコンパクトにするために、モータと歯車列及びカム筒を用いて鏡筒(レンズ群)を光軸方向に移動させることが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、歯車列を介してリードスクリュウにモータの駆動力を伝達し、リードスクリュウの回転により送りナットを介してレンズ群(バレル)を光軸方向に往復移動させる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、カム筒を用いて鏡筒(レンズ群)を光軸方向に移動させる技術では、レンズの外径より外側にカム筒を配置するため、鏡筒が大きくなってしまう。また、リードスクリュウを用いた場合、バレルの外側に上下変換機構(送りナット)を設け、歯車列によりリードスクリュウに駆動力を伝達しているため、バレルの径よりも大きなスペースを必要としコンパクト化を阻害する虞があった。
特開平9−329733号公報 特開2002−214509号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、リードスクリュウを用いてレンズ群(バレル)を移動させる場合であっても、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができるレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、少なくとも2群以上のレンズ群と、少なくとも1つのモータと、少なくとも1群のレンズ群を光軸方向に往復移動させる送りねじ軸と、モータの出力を送りねじ軸に伝達する歯車列とを備え、いずれかのレンズ群の光路開口と歯車列の少なくとも1つの歯車が光軸に交差する投影面内で一部が重なっていることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第1の態様では、レンズ群の開口に重なる状態で歯車を光軸中心方向に配置することができるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、更に、レンズ群の位置を検出する位置検出手段と、レンズ群の往復移動のみを許容する回動規制手段と、レンズ群を光軸方向の一方向に付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第2の態様では、回動が規制された状態で往復移動するレンズ群の位置を検出することができると共に、レンズ群の移動のがたつきを抑制することができる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、モータは複数設けられ、一つのモータで一つのレンズ群を移動させることでズーム用とズーム及びフォーカス用とを独立に駆動することを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第3の態様では、それぞれのレンズ群を個々に独立したモータで動作させるため、最適なズーミング及びフォーカシングが可能になり、それぞれのモータ出力を伝達する歯車もモータと同じ数ありそれぞれの歯車がレンズ群の開口に重なるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
本発明の第4の態様は、第1〜第3のいずれかの態様において、モータによりレンズ群を移動範囲内で移動させた場合に、レンズ群がモジュール外形より突出しないことを特徴とするレンズ駆動装置にある。
第4の態様では、レンズ群はレンズ駆動モジュール内で動作するようになる。
本発明の第5の態様は、第1〜第4のいずれかの態様において、被写体に一番近いレンズ群と被写体から一番遠いレンズ群の間に投影面内で一部が重なる歯車を配したことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第5の態様では、光軸に沿った方向の断面でレンズ群に重ならない位置に歯車を配置することで、光軸中心方向に歯車を配置することができるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
本発明の第6の態様は、第1〜第4のいずれかの態様において、モータによるレンズ群の移動範囲外に投影面内で一部が重なる歯車を配したことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第6の態様では、光軸に沿った方向の断面でレンズ群に重ならない位置に歯車を配置することで、光軸中心方向に歯車を配置することができるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
本発明の第7の態様は、第1〜第4のいずれかの態様において、モータによるレンズ群の移動範囲内に投影面内で一部が重なる歯車を配したことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第7の態様では、レンズ群の移動範囲内であってもレンズ群の形状を逃がす形状にし、光軸に沿った方向の断面でレンズ群に重ならない位置に歯車を配置することで、光軸中心方向に歯車を配置することができるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
本発明の第8の態様は、第2の態様において、少なくとも動作するレンズ群と他のレンズ群との間に付勢手段を設けたことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第8の態様では、動作するレンズ群のがたつきを抑えて精度よく動作させることができる。
本発明の第9の態様は、第2または第8の態様において、レンズ群の光路開口の外周に付勢手段を設けたことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第9の態様では、レンズ群の光路に影響がない状態で歯車との干渉がない位置でレンズ群のがたつきを抑制することができる。
本発明の第10の態様は、第2または第8の態様において、回動規制手段はレンズ群のホルダを貫通するガイドシャフトであり、ガイドシャフトに付勢手段を設けたことを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第10の態様では、レンズ群の光路に影響がない状態で歯車との緩衝がない位置でレンズ群のがたつきを抑制することができる。
本発明の第11の態様は、第8または第9のいずれかの態様において、付勢手段は圧縮コイルばねであることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第11の態様では、圧縮コイルばねによりラジアル方向のがたつきも抑制することができる。
本発明の第12の態様は、第10の態様において、ガイドシャフトは少なくとも2本設けられ、それぞれに付勢手段としてコイルばねが設けられ、少なくとも2本のコイルばねは逆巻きのコイルばねが用いられていることを特徴とするレンズ駆動モジュールにある。
第12の態様では、レンズ群の光路に影響がない状態で歯車との緩衝がない位置でレンズ群のがたつきを抑制することができ、逆巻きのコイルばねによりラジアル方向のがたつきも抑制することができる。
本発明の第13の態様は、第1〜第12のいずれかの態様のレンズ駆動モジュールに撮像素子を備えたことを特徴とするカメラモジュールにある。
第13の態様では、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができるカメラモジュールとすることができる。
本発明の第14の態様は、第13の態様のカメラモジュールを備えたことを特徴とする電子機器にある。
第14の態様では、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができるカメラモジュールを備えた電子機器とすることができる。
本発明のレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールは、リードスクリュウを用いてレンズ群(バレル)を移動させる場合であっても、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができるレンズ駆動モジュール及びカメラモジュールとなる。
図1には本発明の第1実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成、図2には図1中のII−II線矢視、図3には図1中のIII−III線矢視、図4にはレンズホルダと位置検出手段との関係、図5にはガイドシャフトとレンズ群との関係を表すカメラモジュールの断面を示してある。
図1乃至図6に示したカメラモジュールは、携帯電話のカメラ、PCのカメラ等としてスペースに限りがある部位に適用して好適である。
図1に示すように、カメラモジュールを構成するベース1には第2の固定レンズ群2が設けられ、第2の固定レンズ群2の後面(図中下側)には撮像素子(CCDカメラ等)3が設けられている。ベース1には第2の固定レンズ群2の上方を覆うカバー4が取り付けられ、第2の固定レンズ群2を挟んで撮像素子3と対向する位置のカバー4には第1の固定レンズ群5が取り付けられている。
第1の固定レンズ群5及び第2の固定レンズ群2の光路開口の両外側におけるカバー4の内部には、ベース1及びカバー4に亘りレンズ群の光軸方向(図中上下方向)に延びるリードスクリュウとしての第1送りねじ軸6及び第2送りねじ軸7が回転自在に支持されている。第1送りねじ軸6のねじ部8には第1可動レンズホルダ9が螺合し、第2送りねじ軸7のねじ部10には第2可動レンズホルダ11が螺合している。第1可動レンズホルダ9には第1可動レンズ群12が保持され、第2可動レンズホルダ11には第2可動レンズ群13が保持されている。
つまり、第1送りねじ軸6及び第2送りねじ軸7が回転することにより、第1可動レンズホルダ9及び第2可動レンズホルダ11がそれぞれ独立して上下方向に往復移動し、第1可動レンズ群12及び第2可動レンズ群13が第1の固定レンズ群5及び第2の固定レンズ群2の間で独立して任意の位置に動作されるようになっている。これにより、ズーミング及びズーミングとフォーカシングを独立して行うことができる。
また、上記のレンズ群の上下方向への往復運動において、モータによりレンズ群を移動範囲内で移動させた場合に、レンズ群がモジュール外形より突出することが無いように構成されている。
図2乃至図5に示すように、ベース1及びカバー4側(後述するモータ押え板)に亘り第1ガイド軸15及び第2ガイド軸16が設けられている。第1可動レンズホルダ9にはガイド板17、18が設けられ、第2可動レンズホルダ11にはガイド板19、20が設けられている。第1可動レンズホルダ9のガイド板17には貫通孔17aが設けられ、ガイド板18には貫通孔18aが設けられている。
そして、ガイド板17の貫通孔17aには第1ガイド軸15が貫通し、ガイド板18の貫通孔18aには第2ガイド軸16が貫通している。同様に、第2可動レンズホルダ11のガイド板19、20には貫通孔が設けられ、それぞれ第1ガイド軸15及び第2ガイド軸16が貫通している。
つまり、第1ガイド軸15及び第2ガイド軸16、ガイド板17、18により、第1可動レンズホルダ9及び第2可動レンズホルダ11の上下方向のみの往復移動を許容し、回転方向の移動を規制している(回転規制手段)。
一方、図5に示すように、第1可動レンズホルダ9と第2可動レンズホルダ11の間には付勢手段としての圧縮コイルばね35が設けられ、圧縮コイルばね35はレンズ群の光路開口の外周側に位置している。圧縮コイルばね35により第1可動レンズホルダ9と第2可動レンズホルダ11が互いに離反する方向に付勢され、がたつきが抑制された状態になっている。このため、第1可動レンズホルダ9と第2可動レンズホルダ11を精度良く移動させることができる。また、レンズ群の光路開口の外周側に位置する径の圧縮コイルばね35を用いたことにより、回転方向にも付勢力が働き、第1可動レンズホルダ9と第2可動レンズホルダ11のラジアル方向のがたつきも抑制することができる。
また、図5に示すように、第1ガイド軸15に圧縮コイルばね36を設けると共に、第2ガイド軸16に圧縮コイルばね37を設け、ガイド板17、19及びガイド板18、20を介して第1可動レンズホルダ9と第2可動レンズホルダ11を互いに離反する方向に付勢してがたつきを抑制することも可能である。この場合、圧縮コイルばね36、37を互いに逆巻きのばねにすることで、第1可動レンズホルダ9と第2可動レンズホルダ11のラジアル方向のがたつきも抑制することができる。
また、図示は省略したが、第1ガイド軸15と第2ガイド軸16の外側に亘り一つの圧縮コイルばねを設けることも可能である。また、第1可動レンズホルダ9とモータ押え板21との間、第2可動レンズホルダ11とベース1との間に圧縮コイルばねを介在させることも可能である。何れの場所に付勢手段を設けても、がたつきを抑制することができ、また、レンズ群の光路開口から外れた位置に付勢手段を設けることにより撮像に影響を及ぼすことがない。
図2乃至図4に示すように、第1可動レンズホルダ9には第1遮蔽部41が取り付けられ、ベース1側(カバー4側)には第1遮蔽部41が通過する第1検知部42(例えば、フォトインタラプタ)が設けられている。第1検知部42の位置で第1遮蔽部41を検知することで、第1可動レンズホルダ9の所定位置(例えば、原点位置)が検出される。また、第2可動レンズホルダ11には第2遮蔽部43が取り付けられ、ベース1側(カバー4側)には第2遮蔽部43が通過する第2検知部44(例えば、フォトインタラプタ)が設けられている。第2検知部44の位置で第2遮蔽部43を検知することで、第2可動レンズホルダ11の所定位置(例えば、原点位置)が検出される。
図1乃至図3に示すように、第1送りねじ軸6の側部におけるベース1とカバー4の間には、モータ押え板21及びモータ固定板22を介して第1モータ23が取り付けられている。また、第2送りねじ軸7の側部におけるベース1とカバー4の間には、モータ押え板21及びモータ固定板22を介して第2モータ24が取り付けられている。第1モータ23は第1送りねじ軸6の駆動回転、即ち、第1可動レンズ群12の往復移動を行う駆動源であり、第2モータ24は第2送りねじ軸7の駆動回転、即ち、第2可動レンズ群13の往復移動を行う駆動源である。
第1モータ23の下端の出力軸には第1駆動ピニオン25が固定され、第2モータ24の下端の出力軸には第2駆動ピニオン26が固定されている。一方、第1送りねじ軸6の下端には第1入力歯車27が一体に設けられ、第2送りねじ軸7の下端には第2入力歯車28が一体に設けられている。第1駆動ピニオン25と第1入力歯車27の間には輪列受31を介して第1中間歯車29が回転自在に設けられ、第1中間歯車29は第1駆動ピニオン25及び第1入力歯車27に噛み合っている。また、第2駆動ピニオン26と第2入力歯車28の間には輪列受32を介して第2中間歯車30が回転自在に設けられ、第2中間歯車30は第2駆動ピニオン26及び第2入力歯車28に噛み合っている。
つまり、第1モータ23の駆動により、第1駆動ピニオン25、第1中間歯車29を介して第1入力歯車27に回転力が伝達され、第1送りねじ軸6が回転する。第1送りねじ軸6の回転により第1可動レンズホルダ9が第1ガイド軸15、第2ガイド軸16に沿って往復移動し、第1可動レンズ群12が所定の位置に移動する。第1可動レンズホルダ9の移動は第1検知部42により第1遮蔽部41を検知することにより制御される。
また、第2モータ24の駆動により、第2駆動ピニオン26、第2中間歯車30を介して第2入力歯車28に回転力が伝達され、第2送りねじ軸7が回転する。第2送りねじ軸7の回転により第2可動レンズホルダ11が第1ガイド軸15、第2ガイド軸16に沿って往復移動し、第2可動レンズ群13が所定の位置に移動する。第2可動レンズホルダ11の移動は第2検知部44により第2遮蔽部43を検知することにより制御される。
本願発明のレンズ駆動モジュールにおいては、第1送りねじ軸6及び第2送りねじ軸7に回転力を伝達する歯車列のうち第1入力歯車27及び第2入力歯車28が、少なくとも1群のレンズ群である第1の固定レンズ群5及び第2の固定レンズ群2の光路開口と光軸に直交する投影面内(平面視面内)で一部が重なった状態に配置されている。第1入力歯車27及び第2入力歯車28は第1可動レンズ群12及び第2可動レンズ群13の光路には重なっておらず、撮像素子3での撮像には影響がない状態になっている。そして、第1の固定レンズ群5及び第2の固定レンズ群2の光路開口と光軸に直交する投影面内(平面視面内)で一部が重なる第1入力歯車27及び第2入力歯車28は、第1送りねじ軸6及び第2送りねじ軸7の下端にあるため、第1可動レンズホルダ9(第1可動レンズ群12)及び第2可動レンズホルダ11(第2可動レンズ群13)の可動範囲外となっている。
このため、被写体に一番近い第1の固定レンズ群5と被写体から一番遠い第2の固定レンズ群2との間で、第1可動レンズ群12及び第2可動レンズ群13の可動範囲外の平面視面内で一部が重なる第1入力歯車27及び第2入力歯車28が設けられたので、光軸中心方向に歯車を配置することができるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
また、第1可動レンズホルダ9(第1可動レンズ群12)及び第2可動レンズホルダ11(第2可動レンズ群13)をそれぞれ移動させる第1モータ23及び第2モータ24を備えたので、一つのモータで一つのレンズ群を移動させることができ、ズーム用とズーム用及びフォーカス用とを独立に駆動して、最適なズーミング及びフォーカシングが可能になり、それぞれのモータ出力を伝達する歯車もモータと同じ数ありそれぞれの歯車がレンズ群の開口に重なるため、モジュール全体の平面スペースを少なくすることができる。
尚、第1可動レンズ群12及び第2可動レンズ群13の可動範囲内に歯車列の一部を配置することも可能である。この場合、歯車列を逃がす形状の逃がし部位を第1可動レンズホルダ9及び第2可動レンズホルダ11設けることで対処することができる。また、上述した実施形態例は、固定レンズ群を2群備えると共に移動レンズ群を2群備え、移動レンズ群を動作させるモータを2つ設けた例を挙げて説明したが、レンズ群は一つの固定レンズ群と移動レンズ群を合わせて少なくとも2群以上のレンズ群を有し、少なくとも一つのモータを備えて移動レンズ群を移動させる構成であれば適用することができる。
上述したカメラモジュールのブロック構成を図6に示してある。
図に示すように、レンズ駆動モジュール51は、第1可動レンズホルダ9、第2可動レンズホルダ11、駆動ピニオン、中間歯車、入力歯車等で構成されるレンズ駆動機構52、53、第1検知部42、第2検知部44、第1モータ23、第2モータ24等で構成されている。制御ブロック54にはモータドライバ55、56が備えられ、それぞれ第1モータ23、第2モータ24に駆動指令が出力される。CPUやメモリを備えた制御部57には撮像素子3からの信号が信号処理部58で処理されて送られ、モータドライバ55、56及び表示部59に出力される。
図7、図8に基づいて他の実施形態例に係るカメラモジュールを説明する。図7、図8には本発明の他の実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成を示してある。尚、図1に示した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省略してある。
図7に示したカメラモジュールは、図1に示したカメラモジュールにおける第1中間歯車29及び第2中間歯車30に代えて第1減速歯車61及び第2減速歯車62を備えた構成となっている。その他の構成は図1に示したカメラモジュールと同一である。
第1減速歯車61及び第2減速歯車62を備えたことにより、大きな駆動トルクが得られる。このため、小さな駆動力で第1可動レンズ群12及び第2可動レンズ群13を移動させることができる。
図8に示したカメラモジュールは、第1モータ23、第2モータ24の出力軸を上側に配置し、駆動伝達の歯車列を第1の固定レンズ群2の近傍に配置した構成となっている。
歯車列を第1の固定レンズ群2側に配置したことにより、ベース1の周囲のスペースが広くなり、撮像素子3の配置等、ベース1側の設計の自由度を高くすることができる。
本発明は、携帯電子機器、例えばカード形デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などに搭載されて、フォーカシングやズーミングを行うために用いられるレンズ駆動モジュール及びこの装置を備えて構成されるカメラモジュールの産業分野で利用することができる。
本発明の一実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成図である。 図1中のII−II線矢視図である。 図1中のIII−III線矢視図である。 レンズホルダと位置検出手段との関係を表す概略構成図である。 ガイドシャフトとレンズ群との関係を表すカメラモジュールの断面図である。 カメラモジュールのブロック構成図である。 本発明の他の実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成図である。 本発明の他の実施形態例に係るレンズ駆動モジュールを備えたカメラモジュールの全体構成図である。
符号の説明
1 ベース
2 第2の固定レンズ群
3 撮像素子
4 カバー
5 第1の固定レンズ群
6 第1送りねじ軸
7 第2送りねじ軸
8、10 ねじ部
9 第1可動レンズホルダ
11 第2可動レンズホルダ
12 第1可動レンズ群
13 第2可動レンズ群
15 第1ガイド軸
16 第2ガイド軸
17、18、19、20 ガイド板
21 モータ押え板
22 モータ固定板
23 第1モータ
24 第2モータ
25 第1駆動ピニオン
26 第2駆動ピニオン
27 第1入力歯車
28 第2入力歯車
29 第1中間歯車
30 第2中間歯車
31、32 輪列受
35、36,37 圧縮コイルばね
41 第1遮蔽部
42 第1検知部
43 第2遮蔽部
44 第2検知部
51 レンズ駆動モジュール
52、53 レンズ駆動機構
54 制御ブロック
55、56 モータドライバ
57 制御部
58 信号処理部
59 表示部
61 第1減速歯車
62 第2減速歯車

Claims (14)

  1. 少なくとも2群以上のレンズ群と、
    少なくとも1つのモータと、
    少なくとも1群のレンズ群を光軸方向に往復移動させる送りねじ軸と、
    モータの出力を送りねじ軸に伝達する歯車列とを備え、
    いずれかのレンズ群の光路開口と歯車列の少なくとも1つの歯車が光軸に交差する投影面内で一部が重なっている
    ことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  2. 請求項1において、更に、
    レンズ群の位置を検出する位置検出手段と、
    レンズ群の往復移動のみを許容する回動規制手段と、
    レンズ群を光軸方向の一方向に付勢する付勢手段とを備えた
    ことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  3. 請求項1または2において、
    モータは複数設けられ、一つのモータで一つのレンズ群を移動させることでズーム用とズーム及びフォーカス用とを独立に駆動することを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、モータによりレンズ群を移動範囲内で移動させた場合に、レンズ群がモジュール外形より突出しないことを特徴とするレンズ駆動装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    被写体に一番近いレンズ群と被写体から一番遠いレンズ群の間に投影面内で一部が重なる歯車を配したことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  6. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    モータによるレンズ群の移動範囲外に投影面内で一部が重なる歯車を配したことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  7. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    モータによるレンズ群の移動範囲内に投影面内で一部が重なる歯車を配したことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  8. 請求項2において、
    少なくとも動作するレンズ群と他のレンズ群との間に付勢手段を設けたことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  9. 請求項2または8において、
    レンズ群の光路開口の外周に付勢手段を設けたことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  10. 請求項2または8において、
    回動規制手段はレンズ群のホルダを貫通するガイドシャフトであり、ガイドシャフトに付勢手段を設けたことを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  11. 請求項8または9のいずれかにおいて、
    付勢手段は圧縮コイルばねであることを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  12. 請求項10において、ガイドシャフトは少なくとも2本設けられ、それぞれに付勢手段としてコイルばねが設けられ、少なくとも2本のコイルばねは逆巻きのコイルばねが用いられていることを特徴とするレンズ駆動モジュール。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のレンズ駆動モジュールに撮像素子を備えたことを特徴とするカメラモジュール。
  14. 請求項13に記載のカメラモジュールを備えたことを特徴とする電子機器。
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