JP6198661B2 - 監視システム及び監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、上位の監視装置と下位の計測機器間の通信により上位の監視装置でデータの管理、運営を行なう監視システム及び監視方法に関する。特に、本発明は、計測機器内に絶対寿命時刻を記録しておき、当該絶対時刻を用いて、上位の監視装置と下位の計測機器間の通信により上位の監視装置でデータの管理、運営を行なう監視システム及び監視方法に関する。
本願明細書において、「寿命」とは機器が正常に動作する期間、例えば10年という時間的長さを意味するものであり、「絶対寿命時刻」とは、機器が正常に動作する状態を終了する絶対時刻、例えば2023年3月14日0:00という絶対的時刻を意味するものである。ここで基準とする時刻は協定世界時(UTC)に限るものではなく、一般的に通用している時刻を基準とするものでよい。
監視システムは、計測機器を建屋の各計測箇所に設置してマルチドロップ方式にてネットワークを構築し、上位装置からの要求に対し計測機器が応答することでデータを収集している。計測機器は増設や寿命により交換することが可能である。マルチドロップ方式のネットワークであり、一部の計測機器が故障や異常が発生した際、すべての計測機器の通信に影響を与える。
このため、例えば、特許文献1には、計測機器の寿命を管理する手段として、標準時の現在時刻を取得する現在時刻取得部と、電気製品の寿命をあらかじめ記憶する記憶部と、前記現在時刻取得部が取得した標準時刻と前記寿命とを比較し、前記標準時刻が前記寿命を超えていると判断した場合、寿命到達信号を出力する制御部とを備え、電気製品が寿命に到達したときには、その動作を確実に制限するようにした寿命管理装置が提案されている。この寿命管理装置は、時計機能を使用して機器の稼働時間を記憶し、記憶した時間に応じて寿命到達を出力する技術である。
また、特許文献2には、通信制御によって、通信回線を介して送信される信号を一定時間、受信できなかったことに応じて、通信回線との接続を遮断するよう制御し、自己診断により当該ネットワーク装置の通信機能が正常であると診断した場合、遮断されている通信回線との接続を回復させるよう制御し、自己診断により通信機能が正常でないと診断した場合、通信回線との接続を遮断したままとするように制御する遠隔監視制御システムが提案されている。この遠隔監視制御システムは、ネットワーク異常が発生した際、一定時間をカウントし、ネットワークから遮断し、自己の通信状態を検出し異常がない場合は、ネットワークに再接続する技術である。
特開2011−185547号公報 特開2009−159080号公報
監視システムで使用している計測機器は、寿命故障が発生した際、ネットワークの信号に影響を与えしまい、正常な計測機器の通信に影響を与えてしまう。監視システムに使用する計測機器寿命により故障した際、正常な計測機器の通信に影響を与えない事と寿命が近づいた事と寿命となった事を使用者へ通知することが必要となっていた。特許文献1では、電気製品の寿命を管理する寿命管理装置が標準時の現在時刻と製品の寿命の時刻を比較し、寿命時刻を超えていると判断した場合、寿命到達信号を出力することが出来るが、実際の寿命がきた際には、判断部が動作することができないため、判断処理を行う事が出来ないという問題がある。また、特許文献2では、ネットワークを一定時間毎に監視しているため、ネットワーク異常が発生した際、一定時間後ネットワークから機器を遮断し自身の通信波形を診断することができるが、寿命となった場合は判定ができず遮断することができない。また、機器起動後に一定の時間を待ってからの遮断するため、本来未接続状態にしなければならない際にはタイムラグが生じる。加えて、故意にネットワークを外した際、または上位の監視装置を故意的に停止した際、遮断、接続をくり返す処理となり、本来行わなければならない処理を行えない、という課題を有していた。
このような課題に鑑み、本発明は、寿命が近づいた際には上位装置にその内容を通知することができ、寿命となっても正常な計測機器の通信に影響を与えることなく、寿命前にネットワークの異常があった場合でも、自身の通信状態を監視し、かつ、周辺の通信状態を監視することができる監視システム及び監視方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために、本発明の監視システムは、複数の計測機器と、該複数の計測機器の状態を監視する監視装置とをマルチドロップ方式のネットワークで接続し、前記複数の計測機器の上位に位置する前記監視装置からの要求に対し、前記複数の計測機器の夫々が応答することで当該応答した計測機器の夫々の情報を収集する監視システムであって、
前記複数の計測機器は、
電圧の異なる第1の電源部、第2の電源部と
記第1の電源部の電源を受けて動作する時計機能、通信接続制御回路及び前記第1の電源部よりも低い前記第2の電源部の電源を受けて動作する中央演算部、通信回路、通信接続回路、を備え、前記時計機能は、絶対寿命時刻を記憶する絶対寿命時刻記憶部を備え、
前記中央演算部は、前記絶対寿命時刻記憶部から絶対寿命時刻を取得し、当該絶対寿命時刻に応じて前記通信接続制御回路へ制御信号を出力する機を有し、
前記通信接続制御回路は、物理接続部、接続切替部を含み、前記通信接続回路は、前記接続切替部の動作によって接続、未接続を切り替える通信物理接続部を含み、
前記計測機器は、
前記絶対寿命時刻の時刻前において、
前記時計機能からの時計制御信号で前記物理接続部を接続に制御する手段、
前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御する手段、
前記通信物理接続部を接続に制御する手段、を含み、
前記絶対寿命時刻の時刻後において、
前記時計機能からの時計制御信号前記物理接続部を未接続に制御する手段、
前記中央演算部からの制御信号前記物理接続部を未接続に制御する手段、を含み、
前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を未接続に制御して、前記物理接続部及び前記通信物理接続部の未接続状態を維持できるように構成し、
前記計測機器の計測機器自身の通信信号に異常がある場合は、
前記通信物理接続部を未接続状態のままとし、
前記通信信号に異常がない場合は、
前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を接続状態に制御して、前記計測機器から前記通信物理接続部を介して前記監視装置に寿命時刻情報を通知することができるように構成し、
電源を投入したとき、前記第1の電源部が低下し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを下回った場合、前記計測機器の動作を停止し、当該計測機器の消費電流を抑え、
前記第1の電源部が上昇し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを上回った場合、前記計測機器の動作を開始する
ことを特徴とする。
また、本発明の監視システムの前記通信接続制御回路における前記物理接続部は、前記時計機能の時計制御信号、前記中央演算部の制御信号により動作し、前記接続切替部は、前記中央演算部の制御信号を優先するか前記時計機能の時計制御信号を優先するかを切り替える機能を有し、前記中央演算部が動作していない場合は、前記時計制御信号による物理接続を優先する。
また、本発明の監視システムの前記複数の計測機器は、更に、前記通信回路の後段に通信確認機能、を備え、前記通信確認機能は、前記計測機器の計測機器自身の通信信号が正しいかを判定すことを特徴とする。
また、本発明の監視方法は、複数の計測機器と、当該複数の計測機器の状態を監視する監視装置とをマルチドロップ方式のネットワークで接続し、前記複数の計測機器の上位に位置する前記監視装置からの要求に対し、前記複数の計測機器が応答することで当該応答した計測機器の夫々の情報を収集し、前記複数の計測機器が、電圧の異なる第1の電源部、第2の電源部と、前記第1の電源部の電源を受けて動作する時計機能、物理接続部、接続切替部を含む通信接続制御回路及び前記第1の電源部よりも低い前記第2の電源部の電源を受けて動作する中央演算部、通信回路、通信物理接続部を含む通信接続回路を備え、前記時計機能は、絶対寿命時刻を記憶する絶対寿命時刻記憶部を備えた監視システムにおける監視装置の稼働状態を監視する監視方法において、
前記計測機器は、
前記時計機能の絶対寿命時刻記憶部から絶対寿命時刻を取得し、当該絶対寿命時刻に応じて前記通信接続制御回路へ制御信号を出力するステップと、
前記絶対寿命時刻の時刻前において、
前記時計機能からの時計制御信号で前記物理接続部を接続に制御するステップと、
前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御するステップと、
前記通信物理接続部を接続に制御するステップと、を含み、
前記絶対寿命時刻の時刻後において、
前記時計機能からの時計制御信号前記物理接続部を未接続に制御するステップと、
前記中央演算部からの制御信号前記物理接続部を未接続に制御するステップと、
前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を未接続に制御して、前記物理接続部及び前記通信物理接続部の未接続状態を維持するステップと、
前記計測機器の計測機器自身の通信信号に異常がある場合は、
前記通信物理接続部を未接続状態のままとし、
前記通信信号に異常がない場合は、
前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を接続状態に制御するステップと、
前記計測機器から前記通信物理接続部を介して前記監視装置に寿命時刻情報を通知するステップと、
を有し、
電源を投入したとき、前記第1の電源部が低下し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを下回った場合、前記計測機器の動作を停止し、当該計測機器の消費電流を抑え、前記第1の電源部が上昇し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを上回った場合、前記計測機器の動作を開始する
ことを特徴とする。
また、本発明の監視方法は、前記接続切替部を制御するステップは、前記中央演算部の制御信号を優先するか前記時計機能の時計制御信号を優先するかを切り替えるステップであり、前記中央演算部が動作していない場合は、前記時計制御信号による物理接続を優先する
ことを特徴とする。
本発明によれば、寿命が近づいた際には監視装置にその内容を通知することができ、寿命となっても正常な計測機器の通信に影響を与えることがない。寿命前にネットワークの異常があった場合でも、自身の通信状態を監視することだけでなく周辺の通信状態を監視することができる。寿命時刻後は、自身の通信状態を監視し正常であればネットワークへ接続することができ、定期的に自身の通信状態をメンテナンスすることができる。また、監視装置からの通信が定時刻にこない場合、異常を検知し周辺に通知することができる。
本発明の計測機器の構成図である。 本発明の計測機器の通信部の構成図である。 本発明の電源投入時の動作を示すフローチャートである。 本発明の寿命時間検出の動作を示すフローチャートである。 本発明の寿命時間検出の動作を示すフローチャートである。 本発明のメンテナンス時の動作を示すフローチャートである。 本発明のシステム構成を示す全体概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例について詳述する。
本発明は、図7に示すように、複数の計測機器100と、該計測機器100の状態を監視する監視装置700とをマルチドロップ方式のネットワーク703で接続し、前記監視装置700からの要求に対し計測機器100が応答することで計測機器100の情報を収集するシステムである。
図1を参照して各計測機器100の構成について説明する。計測機器100は第1の電源部101、第2の電源部102、中央演算部(CPU)103、通信回路105、通信接続回路107、通信確認機能106を備えている。前記第1及び第2の電源部101,102の入力は同じ箇所からとり、同一のタイミングで第1及び第2の電源部101,102が起動する。また、第1及び第2の電源部101,102の出力電圧値は、第の電源部102のほうが第の電源部101よりも低い。そして、時計機能104と通信接続制御回路108は第1の電源部101を電源とし、中央演算部(CPU)103、通信回路105、通信接続回路107、通信確認機能106は第2の電源部102を電源とする。
時計機能104は、絶対寿命時刻を記憶する絶対寿命時刻部104A(寿命時刻記憶手段)を備えている。ここでいう「絶対寿命時刻」とは、計測機器100が正常に動作する状態を終了する絶対時刻、例えば2023年3月14日0:00という絶対寿命時刻を意味し、各計測機器100毎に予め設定され、これを絶対寿命時刻部104Aに記憶し、前記中央演算部(CPU)103は、絶対寿命時刻部104Aから絶対寿命時刻111を取得し、その絶対寿命時刻に応じて通信接続制御回路108に制御信号112を出力する機能を有し、通信回路105は、中央演算部(CPU)103と通信接続回路107との間に接続され、中央演算部103が動作状態にあり、通信接続回路107が接続状態にあるとき、通信接続回路107へ通信回路信号(図2参照)を伝送する機能を備える。また、通信接続制御回路108は、CPU制御信号112を優先するか時計制御信号113を優先するかを切り替える機能を備えている。また、図1において106は通信回路106の出力側に接続され、計測機器100自身の通信信号が正しいか判定するための通信確認機能、109は通信端子である。
次に通信接続制御回路108と通信接続回路107の詳細について図2を参照して説明する。通信接続制御回路108は物理接続部203と接続切替部204とから成り、物理接続部203は時計制御信号113によって動作する場合とCPU制御信号112によって動作する場合がある。また、接続切替部204は、CPU制御信号112を優先するか時計制御信号113を優先するかを切り替える機能を備える。この処理については図4のフローチャートで詳述する。また、通信接続回路107は前記接続切替部204の動作によって接続、未接続を切り替える通信物理接続部209を備える。また、機器には自身の通信信号が正しいか判定するための通信確認機能106を備えている。なお、図2において208は通信回路信号を示す。
次に監視システムの動作について説明する。図5は、電源を投入した時の第1及び第2の電源部101,102の出力電圧の電圧波形を示しており、図5において500は第2の電源部102の出力電圧の波形、501は第1の電源部101の出力電圧の波形を示している。第1及び第2の電源部101,102の入力が一緒で有ることから同一のタイミングで電圧レベルが上昇する。図5に示すように、第1の電源部101より第2の電源部102の出力電圧の方が低いため、第2の電源部102の波形500が第1の電源部101の波形501よりも先に通常レベルに達する。その後、第1の電源部101の波形501が通常レベルに達する。計測機器の寿命が近づくと、波形503のように第1の電源部101の波形501の電圧レベルが落ちてくる。そしていずれ、第1の電源部101の波形501の電圧レベルが、中央演算部(CPU)103のリセットレベルを下回るようになる。中央演算部(CPU)103のリセットレベルを下回ると図5において符号504に示すように、計測機器100動作を停止する。計測機器100が動作停止する事により計測機器100内の消費電流が抑えられ、第1の電源部101の電圧レベルが再度上昇する。第1の電源部101の電圧レベルが上昇すると計測機器100が動作を開始することにより、消費電流が増え再度第1の電源部101のレベルが減少し、いずれリセットレベルを下回る。寿命となるとこの動作を繰り返し、計測機器100は動作、停止をくり返す。
次に図3のフローチャートを参照して電源投入時の動作について説明する。まず、第2の電源部102が通常レベルに達していない場合、ステップ300に示すように、第2の電源部102が起動完了するまで、待ち状態となり、計測機器100は動作しない。第2の電源部102が通常レベルまで達すると、ステップ301に示すように時計機能104、通信接続制御回路108が動作を開始する。その後、時計制御信号113が出力し、処理を開始する(ステップ302)。次に、第1の電源部101が通常レベルまで達するかを判定し、第1の電源部101の起動完了するまで待機する(ステップ303)。第1の電源部101が起動すると中央演算部(CPU)103が動作を開始する(ステップ304)。その後、リセットが発生するか判定する(ステップ305)。リセットが発生する場合は、ステップ303の処理までもどり、第1の電源部101が動作を開始するまで待機する。リセットが発生しない場合は、通信回路105、通信接続回路107、通信確認機能106が動作を開始する(ステップ306)。
次に図4のフローチャートを参照して絶対寿命時刻前の動作について説明する。まず、計測機器100毎に設定した絶対寿命時刻が過ぎたか判定する(ステップ400)。この判定は、絶対寿命時刻部104Aが行い、中央演算部(CPU)103は介在しない。つまり、中央演算部(CPU)103が動作しなくても、絶対寿命時刻部104Aの時計制御信号113で、通信接続制御回路108の物理接続部203を制御することができることになる。また、接続切替部204は、CPU制御信号112がない場合、時計制御信号113の物理接続を優先する構成となっている。絶対寿命時刻前は、物理接続部203が常に接続状態となるように制御する(ステップ409)。次に接続切替部204をCPU制御信号112で中央演算部(CPU)103から直接制御する(ステップ407)。接続切替部204は、CPU制御信号112を優先とするか、時計制御信号113を優先とするかを切り替える機能であり、中央演算部(CPU)103が動作していない場合は、時計制御信号113による物理接続203が優先される。次に、通信物理接続部209を接続する(ステップ408)。これにより、寿命時刻前は、通信物理接続部209は、時計制御信号113によって接続状態となるが、CPU制御信号112によって、未接続にも出来る構成となっている。
絶対寿命時刻後の処理について説明すると、CPU制御信号112が動作する状態の動作について説明する。まず、絶対寿命時刻が過ぎたか判定し(ステップ400)、絶対寿命時刻が過ぎたと判定された場合、ステップ401の処理へ移行する。ステップ401にあるように、時計制御信号113で物理接続部203を常に未接続状態に制御する。これにより、通信物理接続部209は、時計制御信号113により常に未接続状態となる。ただし、CPU制御信号112が動作できるため、CPU制御信号112で物理接続部203を常に未接続状態に制御する処理が動作し(ステップ402)、ステップ402,403,404の処理へ移行する。ステップ402,403,404では、時計制御信号113で未接続にした通信物理接続部209を、CPU制御信号112で未接続にするよう、切り替えている。次にステップ405で通信確機能106を動作させる処理をおこない、ステップ406により自身の通信信号に異常がないか判定する。判定に異常がある場合は(ステップ406においてNO)、通信物理接続部209は未接続状態のままとして処理が終了となる。通信信号に異常がない場合は(ステップ406においてYES)、接続切替部204をCPU制御信号112で直接制御し(ステップ407)、通信物理接続部209を接続状態とする(ステップ408)。これにより、寿命時刻を過ぎた場合、通信物理接続部209は未接続状態となるが、中央演算部(CPU)103が動作しており、通信信号に異常がない場合(YES)は、通信物理接続部209を接続状態とし、通信物理接続部209が接続状態にあるとき、計測装置100は、上位の監視装置700(図7参照)に寿命時刻情報を通知することができる(ステップ410)。
次に図4のステップ400での判定において絶対寿命時刻が過ぎたと判定され、CPU制御信号112が動作しない状態、すなわち、計測機器100が寿命を迎えた状態の処理について説明する。この寿命時刻が過ぎたかを判定する処理は、時計機能104の絶対寿命時刻部104Aが行う。中央演算部(CPU)103は介在しないため、寿命を迎えた場合でも動作可能である。次に、ステップ401にあるように、時計制御信号113は、物理接続203常に未接続状態に制御する。これにより、通信物理接続部209は、時計制御信号113により常に未接続状態となる。次に、ステップ402においてCPU制御信号112で物理接続部203を未接続に制御する処理を行おうとするが、中央演算部(CPU)103が動作しないため、この処理で動作が停止することとなる。寿命間近の場合、動作、停止をくり返すが、ステップ402の処理が動き始めた事により、中央演算部(CPU)103が動作を停止するため、接続状態まで処理が進むことがない。これにより、計測装置100は、寿命を迎えた後、中央演算部(CPU)103が動作できない状態、動作停止をくり返す場合でも、ネットワーク未接続状態を維持することができる。
次に、メンテナンス動作について、図6を用いて説明する。計測機器100は、寿命を時刻により管理するため監視装置700の通信時刻を避けて、自分が管理している時刻でメンテナンスを開始することができる。まず、中央演算部(CPU)103が、監視装置700の通信時刻か確認する(ステップ600)。監視装置700の通信時刻ではない場合に定期的にメンテナンスとして、通信波形を確認する。監視装置700の通信時刻に到達しない場合(ステップ600においてNO)、CPU制御信号112で物理接続部203を未接続に制御し(ステップ601)、接続切替部204をCPU制御信号112でCPUから直接制御する(ステップ602)。次に、通信物理接続部209を未接続に中央演算部(CPU)103で、ネットワークを未接続状態にする(ステップ603)。さらに、メンテナンスとして、通信確認機能106を動作させる処理を行い(ステップ604)、通信信号に異常を判定する(ステップ605)。この判定は、通信波形を確認することによって行われる。波形に異常がない場合は、ステップ606、607、608の処理を行い、ネットワークへ再接続する。すなわち、ステップ605に判定により、通信波形に異常があった場合は、接続切替部204をCPU制御信号112で直接制御し(ステップ407)、通信物理接続部209を接続状態とする(ステップ608)が、CPU制御信号112により、ネットワーク未接続状態を維持する(ステップ609)。このようなメンテナンス動作は、寿命時刻前、寿命時刻後どちらでも動作する。
次に図7を用いて、周辺の異常確認動作を説明する。700は監視装置、701は監視装置のインターフェイスユニットであり、監視装置700はつながったスレーブである複数の計測機器100に対して、定時刻に通信信702を出力し、定時刻に通信を行う。定時刻の通信信702に対し、計測機器100は、応答信号をかえす。各計測機器100は、内部に絶対寿命時刻部104Aを有しているため、上位の監視装置700からの通信時刻かどうか判断することができる。定時刻に監視装置700から通信信702が来ない場合の原因は、監視装置700が停止または異常が発生している、計測機器100が故障している事が考えられる。よって、定時刻に監視装置700からの通信が来ない時、図6に示すメンテナンスの動作処理を行う。メンテナンス動作を行う事で、自身の機能が正常か判断し、判断結果を計測機器100内の接点で出力する。この動作をすると、接点出力していない計測機器100が故障していることとなり、問題となっている計測機器100を即座に見つけることができる。また、すべての計測機器100が出力している場合は、上位の監視装置700が異常という判断をすることができ、異常個所を即座に決定することが出来る。時計機能を機器に有することで、監視装置の指示がなくてもスレーブ単体の判断で、ネットワークの異常を通知することが可能である。
以上のように、本発明によれば、寿命が近づいた際には監視装置700にその内容を通知することができ、寿命となっても正常な計測機器100の通信に影響を与えることがない。寿命前にネットワークの異常があった場合でも、計測機器100自身の通信状態を監視することだけでなく周辺の通信状態を監視することができる。さらに、寿命時刻後は、計測機器100自身の通信状態を監視し、正常であればネットワークへ接続することができ、定期的に自身の通信状態をメンテナンスすることができる。また、監視装置700からの通信が定時刻にこない場合、異常を検知し周辺に通知することができる。
100 計測機器
101 第1の電源部(計機能、通信接続制御回路の電源部)
102 第の電源部(中央演算部、通信回路、通信接続回路、通信確認機能の電源部)
103 中央演算部(CPU)
104 時計機能
104A 絶対寿命時刻部(絶対寿命時刻記憶手段)
700 監視装置
703 ネットワーク

Claims (5)

  1. 複数の計測機器と、該複数の計測機器の状態を監視する監視装置とをマルチドロップ方式のネットワークで接続し、前記複数の計測機器の上位に位置する前記監視装置からの要求に対し、前記複数の計測機器の夫々が応答することで当該応答した計測機器の夫々の情報を収集する監視システムであって、
    前記複数の計測機器は、
    電圧の異なる第1の電源部、第2の電源部と
    記第1の電源部の電源を受けて動作する時計機能、通信接続制御回路及び前記第1の電源部よりも低い前記第2の電源部の電源を受けて動作する中央演算部、通信回路、通信接続回路、を備え、前記時計機能は、絶対寿命時刻を記憶する絶対寿命時刻記憶部を備え、
    前記中央演算部は、前記絶対寿命時刻記憶部から絶対寿命時刻を取得し、当該絶対寿命時刻に応じて前記通信接続制御回路へ制御信号を出力する機を有し、
    前記通信接続制御回路は、物理接続部、接続切替部を含み、前記通信接続回路は、前記接続切替部の動作によって接続、未接続を切り替える通信物理接続部を含み、
    前記計測機器は、
    前記絶対寿命時刻の時刻前において、
    前記時計機能からの時計制御信号で前記物理接続部を接続に制御する手段、
    前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御する手段、
    前記通信物理接続部を接続に制御する手段、を含み、
    前記絶対寿命時刻の時刻後において、
    前記時計機能からの時計制御信号で前記物理接続部を未接続に制御する手段、
    前記中央演算部からの制御信号前記物理接続部を未接続に制御する手段を含み、
    前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を未接続に制御して、前記物理接続部及び前記通信物理接続部の未接続状態を維持できるように構成し、
    前記計測機器の計測機器自身の通信信号に異常がある場合は、
    前記通信物理接続部を未接続状態のままとし、
    前記通信信号に異常がない場合は、
    前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を接続状態に制御して、前記計測機器から前記監視装置に寿命時刻情報を通知することができるように構成し、
    電源を投入したとき、前記第1の電源部が低下し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを下回った場合、前記計測機器の動作を停止し、当該計測機器の消費電流を抑え、
    前記第1の電源部が上昇し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを上回った場合、前記計測機器の動作を開始する
    ことを特徴とする監視システム。
  2. 請求項1記載の監視システムにおいて、
    前記通信接続制御回路における前記物理接続部は、前記時計機能の時計制御信号、前記中央演算部の制御信号により動作し、前記接続切替部は、前記中央演算部の制御信号を優先するか前記時計機能の時計制御信号を優先するかを切り替える機能を有し、前記絶対寿命時刻の時刻前において、前記中央演算部が動作していない場合は、前記時計制御信号による物理接続を優先する
    ことを特徴とする監視システム。
  3. 請求項1記載の監視システムにおいて、
    前記複数の計測機器は、更に、前記通信回路の後段に通信確認機能、
    を備え、
    前記通信確認機能は、前記計測機器の計測機器自身の通信信号が正しいかを判定す
    とを特徴とする監視システム。
  4. 複数の計測機器と、当該複数の計測機器の状態を監視する監視装置とをマルチドロップ方式のネットワークで接続し、前記複数の計測機器の上位に位置する前記監視装置からの要求に対し、前記複数の計測機器が応答することで当該応答した計測機器の夫々の情報を収集し、前記複数の計測機器が、電圧の異なる第1の電源部、第2の電源部と、前記第1の電源部の電源を受けて動作する時計機能、物理接続部、接続切替部を含む通信接続制御回路及び前記第1の電源部よりも低い前記第2の電源部の電源を受けて動作する中央演算部、通信回路、通信物理接続部を含む通信接続回路を備え、前記時計機能は、絶対寿命時刻を記憶する絶対寿命時刻記憶部を備えた監視システムにおける監視装置の稼働状態を監視する監視方法において、
    前記計測機器は、
    前記時計機能の絶対寿命時刻記憶部から絶対寿命時刻を取得し、当該絶対寿命時刻に応じて前記通信接続制御回路へ制御信号を出力するステップと、
    前記絶対寿命時刻の時刻前において、
    前記時計機能からの時計制御信号で前記物理接続部を接続に制御するステップと、
    前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御するステップと、
    前記通信物理接続部を接続に制御するステップと、を含み、
    前記絶対寿命時刻の時刻後において、
    前記時計機能からの時計制御信号前記物理接続部を未接続に制御するステップと、
    前記中央演算部からの制御信号前記物理接続部を未接続に制御するステップと、
    前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を未接続に制御して、前記物理接続部及び前記通信物理接続部の未接続状態を維持するステップと、
    前記計測機器の計測機器自身の通信信号に異常がある場合は、
    前記通信物理接続部を未接続状態のままとし、
    前記通信信号に異常がない場合は、
    前記中央演算部からの制御信号で前記接続切替部を制御し、前記通信物理接続部を接続状態に制御するステップと、
    前記通信物理接続部が接続状態にあるとき、前記計測機器から前記監視装置に寿命時刻情報を通知するステップと、
    を有し、
    電源を投入したとき、前記第1の電源部が低下し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを下回った場合、前記計測機器の動作を停止し、当該計測機器の消費電流を抑え、前記第1の電源部が上昇し、当該第1の電源部の電圧が前記中央演算部の動作レベルを上回った場合、前記計測機器の動作を開始する
    ことを特徴とする監視方法。
  5. 請求項4記載の監視方法において、
    前記接続切替部を制御するステップは、前記中央演算部の制御信号を優先するか前記時計機能の時計制御信号を優先するかを切り替えるステップであり、前記絶対寿命時刻の時刻前において、前記中央演算部が動作していない場合は、前記時計制御信号による物理接続を優先する
    ことを特徴とする監視方法。
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