JP6197986B2 - ミスト生成方法およびミスト生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ミスト生成方法およびミスト生成装置に関する。
従来、放電現象を利用して、空間の脱臭と除菌とを行う方法や装置が知られている(特許文献1および特許文献2)。特許文献1には、水を静電霧化することによりラジカルを含む静電微粒子水を生成し、該静電微粒子水を用いて脱臭やウイルスの不活性化を行う方法が開示されている。特許文献2には、水蒸気を放電によりイオン化してラジカルを生成し、装置内の所定箇所にて放出する空気清浄装置が開示されている。
特許第4608513号公報 特開2001−96190号公報
特許文献1に記載の方法において、帯電微粒子水に含まれるラジカルの量を増やす手法として、放電時の入力電力を上げる方法や、複数の放電装置を使用する方法がある。この場合、発生するオゾンの量が増える傾向がある。一方、特許文献2に記載の装置において、水蒸気をイオン化して生成されたラジカルは、反応性が高く寿命が短い。そのため、空間を長時間浮遊しにくく、遠方まで到達しにくい。その結果、特許文献2に記載の装置では、装置内の所定箇所における効果にとどまり、遠方において、充分な除菌や脱臭効果が得られない。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、生成される際にオゾンの発生が抑制されつつ、遠方においても除菌や脱臭効果を充分に発揮し得るミストを生成するためのミスト生成方法およびミスト生成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の一局面のミスト生成方法は、第1のミストを生成するミスト生成工程と、該第1のミストとプラズマとを反応させて、前記第1のミストの粒子径よりも粒子径の小さい第2のミストを生成するプラズマ反応工程と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ミスト生成方法は、第1のミストとプラズマとを反応させて、第1のミストの粒子径よりも粒子径の小さい第2のミストを生成するプラズマ反応工程を備える。第1のミストは、プラズマと反応することにより、オゾンの発生が抑制されつつ、活性成分が含有され得る。また、第2のミストは、第1のミストよりも粒子径が小さいため、広い範囲に拡散しやすい。そのため、第2のミストは、広い空間において充分な除菌や脱臭効果を発揮し得る。
上記構成において、前記ミスト生成工程は、前記第1のミストとガスとを混合する工程を含み、前記プラズマ反応工程は、前記ガスと混合された前記第1のミストを、前記プラズマが発生するプラズマ発生空間を通過させることにより、前記プラズマと反応させる工程を含んでもよい。
上記構成によれば、ミスト生成工程は、第1のミストとガスとを混合する工程を含む。また、プラズマ反応工程は、ガスと混合された第1のミストを、プラズマが発生するプラズマ発生空間を通過させることにより、プラズマと反応させる工程を含む。第1のミストは、ガスと混合されることにより、第1のミストがプラズマ発生空間を通過する際の速度(プラズマとの反応時間)が制御されやすい。そのため、得られる第2のミストの粒子径や生成量は、調整されやすい。また、第1のミストをガスと混合することにより、プラズマ発生空間へ、第1のミストを含むガスを供給することができる。そのため、第1のミストの生成から第2のミストの生成までを一連の工程により連続的に行いやすい。その結果、第2のミストは、短時間で大量に生成され得る。
上記構成において、前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの生成量、または前記第1のミストの粒子径のうち少なくともいずれか一方を制御することにより、前記第2のミストの粒子径を調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第2のミストの粒子径は、ミスト生成工程において、第1のミストの生成量、または第1のミストの粒子径のうち少なくともいずれか一方を制御することにより調整される。その結果、遠方に到達する第2のミストの到達量および第2のミストに含まれる活性成分の量が、より正確に制御され得る。
上記構成において、前記プラズマ反応工程は、前記プラズマの強度、前記プラズマ発生空間を通過する前記第1のミストの速度、前記ガスと前記プラズマとの反応性からなる群から選択される少なくとも1つを制御することにより、前記第2のミストの粒子径を調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第2のミストの粒子径は、プラズマの強度、プラズマ発生空間を通過する第1のミストの速度、ガスとプラズマとの反応性からなる群から選択される少なくとも1つを制御することにより調整される。その結果、遠方に到達する第2のミストの到達量および第2のミストに含まれる活性成分の量が、より正確に制御され得る。
上記構成において、前記ミスト生成工程は、前記第2のミストの粒子径を1nm以上100nm以下に調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第2のミストの粒子径は、1nm以上100nm以下に調整される。この場合、第2のミストは、適切に空間を浮遊し得る。その結果、たとえば、大気の移動に伴って、容易に遠方まで拡散し得る。
上記構成において、前記プラズマ反応工程は、前記第2のミストの粒子径を1nm以上100nm以下に調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第2のミストの粒子径は、1nm以上100nm以下に調整される。この場合、第2のミストは、適切に空間を浮遊し得る。その結果、たとえば、大気の移動に伴って、容易に遠方まで拡散し得る。
上記構成において、前記プラズマ反応工程は、前記第1のミストを、一対の電極間に生じる放電によって発生する前記プラズマに曝すことにより、該プラズマと反応させる工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第1のミストは、一対の電極間に生じる放電によって発生するプラズマに曝されることにより、プラズマと反応する。この場合、第1のミストは、プラズマと充分に反応し、活性成分を多く含有する第2のミストとなる。また、第1のミストは、プラズマと効率よく反応するため、少ないプラズマ発生量で充分な活性成分を含む第2のミストが得られる。その結果、プラズマを発生させる際に要する消費電力が、軽減され得る。
上記構成において、前記プラズマ反応工程は、前記プラズマ発生空間を通過する際の、前記ガスと混合された前記第1のミストの速度を0.1L/分以上20L/分以下に調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、プラズマ発生空間を通過する際の、ガスと混合された第1のミストの速度は、0.1L/分以上20L/分以下に調整される。この場合、第1のミストは、適切な通過速度でプラズマ発生空間を通過するため、充分な活性成分を含有する第2のミストが得られる。充分な活性成分を含む第2のミストは、粘性が適切に調整され、蒸発速度が抑制される。その結果、第2のミストは、遠方に到達しやすく、除菌や脱臭効果を充分に発揮し得る。
上記構成において、前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの生成量を1μL/分以上100μL/分以下に調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第1のミストの生成量は、1μL/分以上100μL/分以下に調整される。この場合、第1のミストは、生成量が適切であるため、プラズマと混合された際に、個々の第1のミストと反応するプラズマの量が適切に調整され得る。その結果、充分な量の活性成分を含む第2のミストが効率よく得られる。
上記構成において、前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの粒子径を100nm以上10μm以下に調整する工程を含んでもよい。
上記構成によれば、第1のミストの粒子径は、100nm以上10μm以下に調整される。この場合、第1のミストは、プラズマと反応する際に、該プラズマと接触する面積が適切に調整され得る。その結果、適切な量の活性成分を含む第2のミストが得られる。
本発明の他の一局面のミスト生成装置は、第1のミストを生成するミスト発生装置と、前記第1のミストが通過するプラズマ発生部を有するプラズマ発生装置と、を備え、該プラズマ発生装置は、前記プラズマ発生部において発生するプラズマと、前記第1のミストとを反応させて、前記第1のミストよりも粒子径の小さい第2のミストを生成することを特徴とする。
上記構成によれば、ミスト生成装置は、第1のミストを生成するミスト発生装置と、第1のミストが通過するプラズマ発生部を有するプラズマ発生装置とを備える。プラズマ発生装置は、プラズマ発生部において発生するプラズマと、第1のミストとを反応させて、第1のミストよりも粒子径の小さい第2のミストを生成する。第1のミストは、プラズマと反応することにより、オゾンの発生が抑制されつつ、活性成分が含有され得る。また、第1のミストは、プラズマと反応して、より粒子径の小さい第2のミストとなる。第2のミストは、第1のミストよりも粒子径が小さいため、遠方に到達しやすい。そのため、第2のミストは、遠方において除菌や脱臭効果を充分に発揮し得る。
本発明によれば、生成される際にオゾンの発生が抑制されつつ、遠方においても除菌や脱臭効果を充分に発揮し得るミストを生成するためのミスト生成方法およびミスト生成装置が提供される。
ミスト生成方法の概略的なフローチャートである。 ミスト生成装置の全体構成を示す斜視図である。 ミスト生成装置の模式図である。 一対の電極と電圧印加装置との構成を説明する斜視図である。 一対の電極と電圧印加装置との構成を説明する概略図である。 原料ミストの生成量と、機能性ミストの粒子径との関係を示す概略的なグラフである。 原料ミストの粒子径と、機能性ミストの粒子径との関係を示す概略的なグラフである。 ガス通過工程における空気の導入方向を説明する斜視図である。 ガス通過工程における空気の導入方向を説明する概略図である。 プラズマ電力と、機能性ミストの粒子径との関係を示す概略的なグラフである。 原料ミストの速度と、機能性ミストの粒子径との関係を示す概略的なグラフである。 空気とプラズマとの反応性と、機能性ミストの粒子径との関係を示す概略的なグラフである。 機能性ミスト生成部が備える一対の電極の別例の概略図である。
以下、本発明のミスト生成方法の実施形態が、図面を参照して説明される。図1は、本実施形態のミスト生成方法の概略的なフローチャートである。
ステップS110は、原料ミストを生成する工程である。原料ミストは、所定の粒子径(平均粒子径)を有する液体である。液体としては、水が例示される。原料ミストは、第1のミストとして例示される。ステップS110は、第1のミストを生成するミスト生成工程として例示される。
ステップS120は、ステップS110において得られた原料ミストとプラズマとを反応させて、該原料ミストの粒子径よりも粒子径の小さい機能性ミストを生成する工程である。機能性ミストには、プラズマにより生成される活性成分が含有される。機能性ミストは、第2のミストとして例示される。ステップS120は、第1のミストとプラズマとを反応させて、第1のミストの粒子径よりも粒子径の小さい第2のミストを生成するプラズマ反応工程として例示される。
これらのステップは、たとえば、以下に示されるミスト生成装置10により実行され得る。
図2は、ミスト生成装置10の全体構成を示す斜視図である。図3は、ミスト生成装置10の模式図である。図2および図3を参照して、ミスト生成装置10の全体構成が説明される。ミスト生成装置10は、原料ミスト生成部20と、機能性ミスト生成部30と、ガス流路40と、制御装置50とを主に備える。
ガス流路40は、内部に空気が流れる流路を備える管状部材である。ガス流路40は、第1ガス流路41と、第2ガス流路42と、第3ガス流路43とからなる。第1ガス流路41は、一方の端部に流路内に空気70を流入するためのガス流入口41aを備える。第1ガス流路41の他方の端部は、原料ミスト生成部20と接続される。第2ガス流路42は、原料ミスト生成部20と機能性ミスト生成部30とを接続する。第3ガス流路43の一方の端部は、機能性ミスト生成部30と接続される。第3ガス流路43は、他方の端部に機能性ミスト73を放出する放出口43aを備える。ガス流入口41aの近傍には、通風ファン60が配置されている。通風ファン60は、ガス流路40内に空気70を導入し、該空気70を、原料ミスト生成部20に送る。矢印A1は、空気70の進行方向を示している。なお、空気70を導入して原料ミスト生成部20に送る方法は特に限定されず、通風ファン60に代えて、たとえばポンプを用いてもよい。また、原料ミスト71を自然拡散により機能性ミスト生成部30に導入する場合には、通風ファン60は省略される。空気70は、ガスとして例示される。なお、使用されるガスは空気に限定されず、後述する機能性ミスト生成部30においてプラズマを発生させることのできるガスであればよい。このようなガスとしては、空気70以外に、窒素と酸素とが適宜混合された気体が例示される。また、たとえば圧力容器に封入された圧縮空気、圧縮窒素または圧縮酸素を、ガス流入口41aよりガス流路40内に導入してもよい。
原料ミスト生成部20は、原料ミスト71を生成する装置であり、上記したステップS110を実行する。原料ミスト生成部20は、混合室21と、超音波霧化装置(図示せず)とを備える。
混合室21は、原料ミスト71と空気70とを混合させるための空間を規定する。混合室21は、第1ガス流路41および第2ガス流路42と連通している。そのため、ガス流入口41aより流入された空気70は、第1ガス流路41を進行し、混合室21に導入される。
超音波霧化装置は、超音波霧化により原料ミスト71を生成し、該原料ミスト71を混合室21に導入する装置である。超音波霧化装置は、液体(たとえば水)に超音波振動を与えて霧化する方法(超音波霧化)により、所定の粒子径を有する原料ミスト71を生成する。超音波霧化に利用される超音波の周波数は、適切に選択される。超音波霧化装置により生成された原料ミスト71は、混合室21に導入される。混合室21において、空気70と原料ミスト71とは混合される。参照符号72は、原料ミスト71が混合された空気を示している。
空気72は、第2ガス流路42を進行し、機能性ミスト生成部30に導入される。
原料ミスト生成部20は、第1のミストを発生するミスト発生装置として例示される。なお、原料ミスト71を生成する装置としては、特に限定されず、超音波霧化装置に代えて、たとえば、弾性表面波が伝播している基板表面に液体を供給して該液体を霧化する装置(弾性表面波霧化装置)を用いてもよい。
機能性ミスト生成部30は、機能性ミスト73を生成する装置であり、上記したステップS120を実行する。機能性ミスト生成部30は、プラズマ反応室31と、一対の電極80と、該電極80に接続される電圧印加装置とを備える(図4参照)。一対の電極80は、プラズマ反応室31内に設けられる。
プラズマ反応室31は、空気72とプラズマとを反応させるための空間を規定する。プラズマ反応室31は、第2ガス流路42および第3ガス流路43と連通している。そのため、空気72は、第2ガス流路42を進行し、プラズマ反応室31に導入される。
図4は、一対の電極80と電圧印加装置との構成を説明する斜視図である。図5は、一対の電極80と電圧印加装置84との構成を説明する概略図である。図4および図5を参照して、一対の電極80と、該電極80間に形成されるプラズマ発生空間が説明される。電極80の周囲には、原料ミスト71を含んだ空気72が導入される。電圧印加装置84は、一対の電極80間に高電圧を印加する。高電圧が印加される場合、一対の電極80間に放電が生じ、プラズマが発生する。参照符号83は、プラズマが発生している空間(プラズマ発生空間)を示している。プラズマ発生空間83は、電極80の周囲に形成される。プラズマは、電極80間の電界強度の強い場所ほど安定に、強い励起状態で形成される。このとき、空気72中の窒素や酸素、水素、水蒸気を原料として、活性成分(たとえばヒドロキシラジカル、スーパーオキサイドラジカル、一酸化窒素ラジカル)が生成される。また、空気72に含まれる原料ミスト71は、放電により生じたプラズマと反応し、表面が活性化されるとともに、微細化される。プラズマと反応する場合、オゾンの発生は、抑制される。微細化された水は、活性成分が含有され、機能性ミスト73となる。機能性ミスト73の粒子径は、原料ミスト71の粒子径よりも小さい。機能性ミスト73は、第3ガス流路43を進行し、放出口43aより放出される。機能性ミスト73の粒子径は、原料ミスト71の粒子径よりも小さいため、遠方に到達しやすい。そのため、機能性ミスト73は、遠方において除菌や脱臭効果を充分に発揮し得る。プラズマ反応室31は、第1のミストが通過するプラズマ発生部として例示される。機能性ミスト生成部30は、プラズマ発生部を有するプラズマ発生装置、または、プラズマと、第1のミストとを反応させて、第1のミストよりも粒子径の小さい第2のミストを生成するプラズマ発生装置として例示される。
なお、プラズマを発生させる方法は、電圧印加装置84を使用する方法に限定されない。プラズマを発生させる他の方法としては、高周波を用いて放電させる方法、周波数を増大させた数百MHz以上数GHz以下のマイクロ波を用いて放電させる方法が例示される。高周波を用いて放電させる方法によれば、放電により生じるプラズマ発生空間内のイオンの運動距離が小さくなり、プラズマ発生空間における電離イオンの量が増大する。その結果、安定したプラズマ発生空間を形成でき、原料ミスト71を安定して反応させることができる。また、マイクロ波を用いて放電させる方法によれば、イオンだけでなく電子の運動距離も短くなるため、より密度が高く、活性成分の量が多いプラズマ発生空間を形成でき、原料ミスト71を活性成分を含ませやすい。
また、ガス流路40は必須ではなく、適宜省略し得る。すなわち、第1ガス流路41は、原料ミスト生成部20の一部に、空気70を導入するガス流入口を設ける場合に省略し得る。第2ガス流路42は、原料ミスト生成部20と機能性ミスト生成部30とを直接接続する場合に省略し得る。第3ガス流路43は、機能性ミスト生成部30の一部に、機能性ミスト73を放出する放出口を設ける場合に省略し得る。
図3に戻り、制御装置50は、原料ミスト生成部20と、機能性ミスト生成部30と、通風ファン60とを制御する装置である。制御装置50は、たとえば、図示しないCPU(Central Processing Unit)、所定の制御プログラムが記憶された不揮発性のROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)を主に含む。たとえば制御装置50により通風ファン60の風量が制御される場合、プラズマ発生空間83を通過する原料ミスト71の速度が調整される。たとえば制御装置50により原料ミスト生成部20の出力が制御される場合、原料ミスト71の発生量や、原料ミスト71の粒子径が調整される。たとえば制御装置50により機能性ミスト生成部30の出力が制御される場合、プラズマの強度や、プラズマ発生空間83へのガスの導入方向、機能性ミスト73の粒子径が制御される。原料ミスト生成部20、機能性ミスト生成部30および通風ファン60は、原料ミスト71よりも粒子径の小さい機能性ミスト73を得るために、適切に制御される。
(ステップS110の詳細)
ミスト生成方法の説明に戻り、ステップS110において、原料ミスト71は、たとえば、上記した原料ミスト生成部20により生成される。また、ステップS110は、原料ミスト生成部20により生成された原料ミスト71を空気70と混合する工程(ガス混合工程)を含む。原料ミスト71と空気70との混合は、たとえば、混合室21において、ガス流入口41aより導入された空気70に、原料ミスト71を放出することにより行われる。ガス混合工程は、第1のミストとガスとを混合する工程として例示される。原料ミスト71は、空気70と混合されることにより、原料ミスト71がプラズマ発生空間83を通過する際の速度(プラズマとの反応時間)が制御されやすい。そのため、得られる機能性ミスト73の粒子径や生成量は、調整されやすい。また、原料ミスト71を空気70と混合することにより、プラズマ発生空間83へ、空気72を供給しやすい。そのため、原料ミスト71の生成から機能性ミスト73の生成までを一連の工程により連続的に行いやすい。その結果、機能性ミスト73は、短時間で大量に生成され得る。
また、ステップS110において、たとえば、(1)制御装置50による制御を受けて、原料ミスト71の生成量を制御する工程(生成量調整工程)、(2)制御装置50による制御を受けて、原料ミスト71の粒子径を制御する工程(第1粒子径調整工程)のうち、少なくとも1つの工程を採用することにより、ステップS120において生成される機能性ミスト73の粒子径を調整することができる。粒子径が調整された機能性ミスト73は、含まれる活性成分の量が適切に制御され、かつ、遠方に到達しやすい。
(1)生成量調整工程
生成量調整工程は、制御装置50による制御を受けて、原料ミスト71の生成量を制御する工程である。原料ミスト71の生成量は、たとえば、超音波霧化装置(図示せず)により原料ミスト71を生成する場合には、超音波振動が与えられる水の供給量を調整することにより制御される。図6は、原料ミスト71の生成量と、機能性ミスト73の粒子径との関係を示す概略的なグラフである。原料ミスト71の生成量が多くなる場合、個々の原料ミスト71と反応するプラズマの量や、個々の原料ミスト71に含有される活性成分の量が減る。そのため、得られる機能性ミスト73の粒子径は、小さくなる。生成量調整工程は、第1のミストの生成量を制御することにより、第2のミストの粒子径を調整する工程として例示される。
原料ミスト71の生成量としては、特に限定されないが、1μL/分以上100μL/分以下に調整されることが好ましい。原料ミスト71の生成量がこの範囲内にある場合、原料ミスト71は、生成量が適切であるため、ステップS120においてプラズマと混合された際に、個々の原料ミスト71と反応するプラズマの量が適切に調整され得る。その結果、充分な量の活性成分を含む第2のミストが効率よく得られる。この場合、生成量調整工程は、第1のミストの生成量を1μL/分以上100μL/分以下に調整する工程として例示される。
(2)第1粒子径調整工程
第1粒子径調整工程は、制御装置50による制御を受けて、原料ミスト71の粒子径を制御する工程である。原料ミスト71の粒子径は、たとえば、超音波霧化装置により原料ミスト71を生成する場合には、超音波の周波数を調整することにより制御される。図7は、原料ミスト71の粒子径と、機能性ミスト73の粒子径との関係を示す概略的なグラフである。原料ミスト71の粒子径が大きくなる場合、プラズマ空間83において活性化される表面積が大きくなり、含有される活性成分が多くなる。そのため、得られる機能性ミスト73の粒子径は、大きくなる。第1粒子径調整工程は、第1のミストの粒子径を制御することにより、第2のミストの粒子径を調整する工程として例示される。
原料ミスト71の粒子径(平均粒子径)としては、特に限定されないが、100nm以上10μm以下に調整されることが好ましい。原料ミスト71の粒子径がこの範囲内にある場合、原料ミスト71は、プラズマと反応する際に、該プラズマと接触する面積が適切に調整され得る。その結果、適切な量の活性成分を含む第2のミストが得られる。なお、原料ミスト71の粒子径は、たとえば、レーザー回折式粒度分布測定装置(スプレーテック、スペクトリス(株)製)を使用して適切に測定される。この場合、第1粒子径調整工程は、第1のミストの粒子径を100nm以上10μm以下に調整する工程として例示される。
これらの工程により調整される機能性ミスト73の粒子径は、原料ミスト71の粒子径よりも小さければよく、特に限定されない。たとえば、機能性ミスト73の粒子径は、1nm以上100nm以下に調整される。なお、機能性ミスト73の粒子径は、たとえば、微分型電気移動度測定装置(Differential Mobility Analyzer:DMA)を使用して適切に測定される。粒子径が上記範囲に調整された機能性ミスト73は、長時間にわたって空間を浮遊し、広範囲に拡散し得る。その結果、機能性ミスト73は、たとえば、大気の移動に伴って、容易に遠方まで拡散し得る。(1)生成量調整工程および(2)第1粒子径調整工程は、第2のミストの粒子径を1nm以上100nm以下に調整する工程として例示される。
(ステップS120の詳細)
ステップS120において、機能性ミスト73は、たとえば、上記したプラズマ発生装置により生成される。また、ステップS120は、空気72を、プラズマ発生空間83を通過させることにより、該プラズマと反応させる工程(ガス通過工程)を含む。ガス通過工程は、一対の電極80の周囲に形成されたプラズマ発生空間83に、空気72を曝すことにより行われる。
図8は、ガス通過工程における空気72の導入方向を説明する斜視図である。図9は、ガス通過工程における空気72の導入方向を説明する概略図である。図8および図9を参照して、プラズマ発生空間83に導入される空気72の導入方向が説明される。電圧印加装置84により一対の電極80(第1電極81および第2電極82)間に電圧が印加される場合、第1電極81の先端81aと、第2電極82の先端82aとの間に放電が生じる。該放電により、電極80周囲の空気72が電離し、プラズマが発生する。プラズマは、上記のとおり、電極80間の電界強度の強い場所ほど安定に、強い励起状態で形成される。そのため、プラズマの強度は、先端81aと先端82aとを結ぶ電極80間において特に強く、該電極80間から放射状に離れるに従って弱くなる。すなわち、プラズマ発生空間83は、一対の電極80の周囲に略楕円球状に形成される。この場合、空気72は、プラズマと充分に反応するように、プラズマ発生空間83の広がりに沿って導入される。矢印A2は、プラズマ発生空間83の広がりに沿って導入される空気72の導入方向を示している。その結果、活性成分を多く含有する第2のミストが得られる。また、原料ミスト71は、プラズマと効率よく反応するため、少ないプラズマ発生量で充分な活性成分を含む機能性ミスト73が得られる。したがって、プラズマを発生させる際に要する消費電力が、軽減され得る。ガス通過工程は、ガスと混合された第1のミストを、プラズマが発生するプラズマ発生空間83を通過させることにより、プラズマと反応させる工程、および、第1のミストを一対の電極80間に生じる放電によって発生するプラズマに曝すことにより、プラズマと反応させる工程として例示される。なお、空気72をプラズマ発生空間83に導入する方向は特に限定されず、プラズマ発生空間83の広がりに沿った方向(矢印A2で示される方向)に代えて、いずれの方向から導入してもよい。
また、ステップS120において、たとえば、(3)制御装置50による制御を受けて、プラズマの強度を制御する工程(プラズマ強度調整工程)、(4)制御装置50による制御を受けて、プラズマ発生空間83を通過する原料ミスト71の速度を制御する工程(通過速度調整工程)、(5)制御装置50による制御を受けて、空気72とプラズマとの反応性を制御する工程(反応性調整工程)のうち、少なくとも1つの工程を採用することにより、機能性ミスト73の粒子径を、原料ミスト71の粒子径よりも小さく調整することができる。粒子径が調整された機能性ミスト73は、含まれる活性成分の量が適切に制御され、かつ、遠方に到達しやすい。
(3)プラズマ強度調整工程
プラズマ強度調整工程は、制御装置50による制御を受けて、プラズマの強度を制御する工程である。機能性ミスト73の粒子径は、たとえば、プラズマ電力を増減させることにより制御される。図10は、プラズマ電力と、機能性ミスト73の粒子径との関係を示す概略的なグラフである。プラズマ電力が大きくなる場合、活性成分が多く生じる。該活性成分は、原料ミスト71に含有される。そのため、得られる機能性ミスト73の粒子径は、大きくなる。プラズマ強度調整工程は、プラズマの強度を制御することにより、第2のミストの粒子径を調整する工程として例示される。
(4)通過速度調整工程
通過速度調整工程は、制御装置50による制御を受けて、プラズマ発生空間83を通過する原料ミスト71の速度を制御する工程である。機能性ミスト73の粒子径は、たとえば、通風ファン60の出力を増減させることにより制御される。図11は、原料ミスト71の速度と、機能性ミスト73の粒子径との関係を示す概略的なグラフである。原料ミスト71の速度が大きくなる場合、原料ミスト71は、プラズマ発生空間83に曝される時間は短くなる。そのため、原料ミスト71には、活性成分が含まれにくい。その結果、得られる機能性ミスト73の粒子径は、小さくなる。通過速度調整工程は、プラズマ発生空間83を通過する第1ミストの速度を制御することにより、第2のミストの粒子径を調整する工程として例示される。
原料ミスト71の速度としては、特に限定されないが、0.1L/分以上20L/分以下に調整されることが好ましい。原料ミスト71の速度がこの範囲内にある場合、原料ミスト71は、適切な速度でプラズマ発生空間83を通過する。そのため、充分な活性成分を含有する機能性ミスト73が得られる。充分な活性成分を含む機能性ミスト73は、粘性が適切に調整され、蒸発速度が抑制される。その結果、機能性ミスト73は、遠方に到達しやすく、除菌や脱臭効果を充分に発揮し得る。この場合、通過速度調整工程は、プラズマ発生空間83を通過する際の、ガスと混合された第1のミストの速度を0.1L/分以上20L/分以下に調整する工程として例示される。
(5)反応性調整工程
反応性調整工程は、制御装置50による制御を受けて、空気72とプラズマとの反応性を制御する工程である。機能性ミスト73の粒子径は、プラズマ発生空間83を通過する際のプラズマ強度の強さや、通過するプラズマ空間の距離により変化する。空気72がプラズマ空間を通過する位置や角度を調整することにより制御される。図12は、空気72とプラズマとの反応性と、機能性ミスト73の粒子径との関係を示す概略的なグラフである。空気72とプラズマとの反応性が大きくなる場合、活性成分が多く生じる。該活性成分は、原料ミスト71に含有される。そのため、得られる機能性ミスト73の粒子径は、大きくなる。反応性調整工程は、ガスとプラズマとの反応性を制御することにより、第2のミストの粒子径を調整する工程として例示される。
これらの工程により調整される機能性ミスト73の粒子径は、原料ミスト71の粒子径よりも小さければよく、特に限定されない。たとえば、機能性ミスト73の粒子径は、1nm以上100nm以下に調整される。粒子径が上記範囲に調整された機能性ミスト73は、長時間にわたって空間を浮遊し、広範囲に拡散し得る。その結果、機能性ミスト73は、たとえば、大気の移動に伴って、容易に遠方まで拡散し得る。(3)プラズマ強度調整工程、(4)通過速度調整工程および(5)反応性調整工程は、第2のミストの粒子径を1nm以上100nm以下に調整する工程として例示される。
<本実施形態のミスト生成方法が奏する特有の効果>
本実施形態のミスト生成方法は、上記したステップS110において生成された原料ミスト71は、ステップS120においてプラズマと反応することにより、オゾンの発生が抑制されつつ、活性成分が含有され得る。また、機能性ミスト73は、原料ミスト71よりも粒子径が小さいため、短時間で広い範囲に拡散しやすい。そのため、機能性ミスト73は、広い空間において充分な除菌や脱臭効果を短時間で発揮し得る。
(その他の実施形態)
本発明が実施形態により説明されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば以下のような実施形態がある。
図13は、上記実施形態の機能性ミスト生成部30が備える一対の電極80の別例(電極90)の概略図である。上記した実施形態では、互いの先端(先端81aおよび先端82a)が対向する一対の電極80を例示した(図4参照)。これに代えて、本発明では、図13に示されるように、略棒状の放電電極91と該放電電極91に対向する円環状の対向電極92とを主に含む一対の電極90を採用してもよい。電極90間に電圧が印加される場合、プラズマは、放電電極91の先端において強い励起状態で発生する。すなわち、放電電極91と対向電極92との間には、電界強度にばらつきが生じている。この場合、空気72は、放電電極91から対向電極92の方向(矢印A3)へ導入されることが好ましい。これにより、プラズマ発生空間83aに向けて誘導される原料ミスト71の量が増える。その結果、より低電力で、原料ミスト71に充分な活性成分を含有させることができる。
本発明のミスト生成方法およびミスト生成装置は、生成される際にオゾンの発生が抑制されつつ、遠方においても除菌や脱臭効果を充分に発揮し得るミストを生成するためのミスト生成方法およびミスト生成装置の用途に好適である。
10 ミスト生成装置
20 原料ミスト生成部
30 機能性ミスト生成部
40 ガス流路
50 制御装置
60 通風ファン
71 原料ミスト
73 機能性ミスト
83 プラズマ発生空間

Claims (10)

  1. 第1のミストを生成するミスト生成工程と、
    該第1のミストとプラズマとを反応させて、前記第1のミストの粒子径よりも粒子径の小さい第2のミストを生成するプラズマ反応工程と、を備え、
    前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの粒子径を制御する段階と、前記第1のミストとガスとを混合する工程と、を含み、
    前記プラズマ反応工程は、前記ガスが混合された前記第1のミストを、一対の電極間に生じる放電によって発生する前記プラズマに曝すことにより、該プラズマと反応させる工程を含み、
    前記一対の電極は、放電電極と、該放電電極に対向する対向電極と、を含み、
    前記ガスが混合された前記第1のミストは、前記プラズマに向けて前記放電電極から前記対向電極の方向へ導入される
    ミスト生成方法。
  2. 前記プラズマ反応工程は、前記ガスと混合され前記第1のミストを、前記プラズマが発生するプラズマ発生空間を通過させることにより、前記プラズマと反応させる工程を含む、請求項1記載のミスト生成方法。
  3. 前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの生成量を制御することにより、前記第2のミストの粒子径を調整する工程を含む、請求項1記載のミスト生成方法。
  4. 前記プラズマ反応工程は、前記プラズマ発生空間を通過する前記第1のミストの速度及び前記ガスと前記プラズマとの反応性のうち少なくとも1つを制御することにより、前記第2のミストの粒子径を調整する工程を含む、請求項2記載のミスト生成方法。
  5. 前記ミスト生成工程は、前記第2のミストの粒子径を1nm以上100nm以下に調整する工程を含む、請求項3記載のミスト生成方法。
  6. 前記プラズマ反応工程は、前記第2のミストの粒子径を1nm以上100nm以下に調整する工程を含む、請求項4記載のミスト生成方法。
  7. 前記プラズマ反応工程は、前記プラズマ発生空間を通過する際の、前記ガスと混合された前記第1のミストの速度を0.1L/分以上20L/分以下に調整する工程を含む、請求項4記載のミスト生成方法。
  8. 前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの生成量を1μL/分以上100μL/分以下に調整する工程を含む、請求項3記載のミスト生成方法。
  9. 前記ミスト生成工程は、前記第1のミストの粒子径を100nm以上10μm以下に調整する工程を含む、請求項3記載のミスト生成方法。
  10. 第1のミストを生成するミスト発生装置と、
    前記第1のミストが通過するプラズマ発生部を有するプラズマ発生装置と、
    前記第1のミストの粒子径を制御する制御装置と、を備え、
    前記ミスト発生装置は、前記第1のミストにガスを混合し、
    前記プラズマ発生装置は、放電電極と、該放電電極に対向する対向電極とからなる一対の電極を含み、前記一対の電極間において発生するプラズマと、前記ガスが混合された前記第1のミストとを反応させて、前記第1のミストよりも粒子径の小さい第2のミストを生成し
    前記ガスが混合された前記第1のミストは、前記プラズマに向けて前記放電電極から対向電極の方向へ導入される
    ミスト生成装置。
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