JP6197562B2 - イヤホン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、イヤホン装置に関するものである。
図15は、特許文献1に開示された従来のインサイドホン(イヤホン装置)を示す正面図である。図16は、図15に示されたインサイドホンの断面図である。同図に示すインサイドホンは、電気信号を音に変換するドライバーユニット10を有するハウジング2と、このハウジング2の外周に一定角度の範囲で回転可能に設けられたフロントキャップ1と、を備えている。
フロントキャップ1は、音放射方向と反対側に配置されたフロントキャップ8と、音放射方向側に配置されたフロントキャップ9と、が一体固定されて成るものであり、外形形状が一部外方に突出する(凸部に符号Tを付す。)非円形に形成されている。
ハウジング2には、山部と谷部が交互に複数並んだローレット(不図示)が設けられている。フロントキャップ8には、前記ローレットの各谷部に噛み合うリブ15と、リブ15の動きに適度な弾性を与えるための成形バネ16と、が設けられている。フロントキャップ1は、約90度の範囲で回転可能とされており、その範囲でリブ15は前記ローレットの谷部と15回噛み合うように設定されている。
上記構成のインサイドホンは、例えば、図15に示すように使用者の耳Eに装着される。図15中の斜線は、耳Eに保持された部分を表している。すなわち、インサイドホンは、ハウジング2及びフロントキャップ1の一部が使用者の耳Eの耳珠E2に引っ掛かり、かつ、凸部Tが耳甲介E1と対耳珠E3との間に位置することにより使用者の耳Eに保持される。又、使用者の耳のサイズが図15に示す耳Eよりも小さい場合は、フロントキャップ1を図15に示す位置に対して反時計回りに回転させ、凸部Tを対耳輪E4の内側に位置させて使用する。
このようにインサイドホンは、フロントキャップ1がハウジング2に対して回転可能に設けられ、かつ、フロントキャップ1の外形形状が一部外方に突出する非円形に形成されているので、耳の大小に応じ最適な装着感を得ることができると共に、耳が小さい子供などにも装着することができる。
特許第2906432号公報
前述した特許文献1に開示されたインサイドホンは、フロントキャップ9の傾斜角度よりもフロントキャップ8の傾斜角度が大きく形成されているので、フロントキャップ9の耳甲介E1への密着性が良好ではないという問題点があった。
又、上記インサイドホンは、フロントキャップ1がハウジング2に対して着脱不能であるので、当該インサイドホンのような凸部Tが設けられた形状を好まない(耳の形状は、個人差が大きいので)使用者が凸部Tをなくすことができないという問題点があった。又、使用者が耳の大きさに合わせて異なる大きさの凸部Tを付け替えることもできないという問題点があった。
さらに、上記インサイドホンは、ハウジング2に対してフロントキャップ1を回転させるための機械的な回転機構(ローレット、リブ15、成形バネ16等)が必要であるので、コストアップになると共に、回転機構に故障などの不具合が出やすいという問題点があった。
本発明は、このような問題点に対処することを課題の一例とするものである。本発明の目的は、例えば、耳甲介への密着性が良好であり耳から抜け落ち難いイヤホン装置を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のイヤホン装置は、音発生部を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられたイヤホルダと、を少なくとも備え、前記イヤホルダは、前記ハウジングの一部を取り囲むリング部と、前記リング部からその径方向に突出した凸部と、を備え、前記凸部は、前記リング部の音放射方向側の外周部を基端とし当該凸部の先端部に延びた第1傾斜面と、前記リング部の音放射方向と反対側の外周部を基端とし当該凸部の先端部に延びた第2傾斜面と、を有し、音放射方向と垂直方向から見て、前記凸部の先端部は、前記第1傾斜面の基端よりも前記第2傾斜面の基端に近く、前記凸部は前記音放射方向に対して直交する方向に突出し、前記凸部は、使用時に使用者の耳の耳甲介と対耳珠との間に位置することを特徴としている。
本発明の第1の実施例にかかるイヤホン装置の正面図である。 図1に示されたイヤホン装置の側面図である。 図1に示されたイヤホン装置の平面図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 図1に示されたイヤホルダの音放射方向側を示す斜視図である。 図1に示されたイヤホルダの音放射方向側を示す背面図である。 図1に示されたイヤホルダの音放射方向と反対側を示す斜視図である。 図1に示されたイヤホルダの音放射方向と反対側を示す正面図である。 図1に示されたイヤホルダの平面図である。 図7中のB−B線に沿った断面図である。 図1に示されたイヤホルダの寸法関係を説明するための説明図である。 図1に示されたイヤホン装置の使用方法を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施例にかかるイヤホン装置の側面図である。 図13に示されたイヤホルダの音放射方向と反対側を示す正面図である。 従来のインサイドホンを示す正面図である。 図15に示されたインサイドホンの断面図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかるイヤホン装置は、音発生部を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられたイヤホルダと、を少なくとも備えている。前記イヤホルダは、前記ハウジングの一部を取り囲むリング部と、前記リング部からその径方向に突出した凸部と、を備えている。前記凸部は、前記リング部の音放射方向側の外周部を基端とし当該凸部の先端部に延びた第1傾斜面と、前記リング部の音放射方向と反対側の外周部を基端とし当該凸部の先端部に延びた第2傾斜面と、を有している。前記凸部の先端部は、音放射方向と垂直方向から見て、前記第1傾斜面の基端よりも前記第2傾斜面の基端に近い。
又、前記第1傾斜面側の基端と前記凸部の先端部とを結ぶ平均傾斜角度は、前記第2傾斜面側の基端と前記凸部の先端部とを結ぶ平均傾斜角度よりも大きい。
こうすることで、第1傾斜面の傾斜角度が第2傾斜面の傾斜角度よりも大きくなって、第1傾斜面の耳甲介への密着性が良好となるので、イヤホン装置が耳から抜け落ち難い。
又、前記イヤホルダは、前記ハウジングに対して着脱可能な構成であっても良い。こうすることで、凸部のある形状を好まない使用者が凸部を取り外してイヤホン装置を使用することができる。又、使用者が自身の耳の大きさに合わせて異なる大きさの凸部を有するイヤホルダに付け替えることもできる。
又、前記第2傾斜面には、識別マークが形成されていても良い。こうすることで、使用者がイヤホルダを逆向きにハウジングに装着し、イヤホルダの耳甲介への密着性が悪くなるのを防止することができる。
さらに、前記識別マークは、前記第2傾斜面に凸状又は凹状に形成されていても良い。こうすることで、視覚が不自由な使用者が指の感覚などで識別マークを識別することができる。
さらに、前記識別マークは、前記凸部の音放射方向から見た外形と略相似形である凹状に形成されていても良い。こうすることで、イヤホルダの強度を良好に保つことができる。
さらに、前記識別マークは、凹状に形成され、その深さが、前記凸部の音放射方向の厚みの半分以下に形成されていても良い。こうすることで、イヤホルダの強度を良好に保つことができる。
又、前記イヤホルダは、前記リング部の中心を軸として前記ハウジングに対して回転可能な構成であっても良い。こうすることで、使用者が自身の耳の大きさや形状に合わせて最適な位置に凸部を位置付けることができ、イヤホン装置が耳からより一層抜け落ち難くなる。
さらに、前記イヤホルダは、前記ハウジングの外面と前記リング部の内面との静止摩擦によって、当該ハウジングに対して保持される構成であっても良い。こうすることで、ある程度の力を加えるとイヤホルダはハウジングに対して回転する。よって、ハウジングに対してイヤホルダを回転させるための機械的な回転機構が不要となり、コストアップを抑えられると共に、機械的な故障などの不具合を生じ難くできる。
又、前記凸部は、当該イヤホン装置の使用時に使用者の耳の耳甲介と対耳珠との間に位置する構成であっても良い。こうすることで、イヤホン装置が耳からより一層抜け落ち難くなる。
又、前記凸部は、音放射方向側から見た形状が、前記凸部の先端部を頂点とし、前記リング部の外周部の一部を底辺とする略三角形であっても良い。
さらに、前記凸部は、音放射方向側から見た形状が、前記凸部の先端部を頂点とし、前記リング部の外周部の一部を底辺とする略二等辺三角形であっても良い。
又、前記イヤホルダは、当該イヤホン装置の右耳用と左耳用とで同形であっても良い。こうすることで、右耳用と左耳用とでイヤホルダを共通使用することができ、製造工程でコストダウンを図ることが可能となる。
そのための一つの方法として、前記イヤホルダは、前記リング部の中心と前記凸部の先端部とを通り、かつ、音放射方向と平行な面を対称面として面対称の形状であっても良い。
又、前記ハウジングの前記音発生部には、音を発するスピーカ装置が備えられていても良い。
さらに、前記ハウジングには、前記イヤホルダに遮蔽されない位置に前記スピーカ装置の振動板と音響的に連通している音響特性調整孔が形成されていても良い。こうすることで、振動板を良好に作動させることができる。
その他、前記ハウジングには、前記イヤホルダに遮蔽される位置に前記スピーカ装置の振動板と音響的に連通している音響特性調整孔が形成されていても良い。その場合、前記リング部の前記ハウジングとの当接部に、前記音響特性調整孔を密閉することを防止するリブが設けられていても良い。こうすることで、振動板を良好に作動させることができる。
又、前記ハウジングには、イヤチップが取り付けられていても良い。こうすることで、イヤホン装置が耳からより一層抜け落ち難くなると共にイヤホン装置による耳の密閉性を向上させることができる。
本発明の第1の実施例にかかるイヤホン装置を、図1〜12を参照して説明する。
図1〜4に示すイヤホン装置101は、後述する音声処理装置と共に聴音補助器を構成するものである。このイヤホン装置101は、音発生部102及びマイクロホン106を収容したハウジング103と、コード105と、ハウジング103に取り付けられ、使用者の耳に保持されるイヤホルダ104及びイヤチップ107と、を備えている。
又、図1〜4に示すイヤホン装置101は使用者の左耳に装着されるものであり、該イヤホン装置101は、コード105により図示しない右耳用のイヤホン装置と接続されている。このように本実施例では左耳用のイヤホン装置101と右耳用のイヤホン装置とが対で設けられているが、本発明のイヤホン装置は、左右一方の耳に装着されるものが単独で設けられていても良い。
コード105は、コード保持部108を介して第2のハウジング103bから引き出されており、その端部には、図示しない音声処理装置に接続される接続端子が設けられている。このコード105は、音発生部102と前記音声処理装置とマイクロホン106とを電気的に接続するものである。前記音声処理装置は、イヤホン装置101と電気的に接続されてマイクロホン106が集音した音声信号を処理(増幅又は減衰を含む)して音発生部102に出力する音声信号処理回路と、該音声信号処理回路を収容した筐体と、を備えている。
本実施例ではイヤホン装置101が聴音補助器に用いられるものであることから、マイクロホン106を備えているが、本発明のイヤホン装置においてはマイクロホンは必須の構成ではない。例えば、本発明のイヤホン装置は、オーディオ機器などに接続され、該オーディオ機器から出力される音声信号を音波に変換して使用者の耳に伝えるために用いられるものであっても良く、そのような場合にはマイクロホンを備える必要はない。
ハウジング103は、図2,4に示すように、音発生部102を収容した第1のハウジング103aと、マイクロホン106を収容した第2のハウジング103bと、を備えている。音発生部102は、主にスピーカ装置で構成されている。スピーカ装置は、周知のボイスコイル、振動板、磁気回路を備えている。
第1のハウジング103aは、音発生部102を収容した円筒状の収容部130と、収容部130から円筒状に延び、音発生部102からの音波が放射される管部131と、を備えている。又、本実施形態の収容部130は断面形状が正円であるが、本発明においては、前記収容部は断面形状が楕円であっても良いし、その他の形状であっても良い。この収容部130には、前記スピーカ装置の振動板と音響的に連通している音響特性調整孔132(図2に示す。)が形成されている。また、図4中の矢印Sは、音発生部102からの音放射方向を表している。第2のハウジング103bは、収容部130の管部131が設けられた側と反対側から音放射方向と交差する方向に延びている。又、管部131の延びる方向は、スピーカ装置の音放射方向すなわち音放射方向Sと平行ではなく多少の角度を成していても良い。
イヤチップ107は、シリコーンゴムで構成されており、管部131の外周に取り付けられている。又、イヤチップ107は、シリコーンゴム以外の弾性変形可能な材料で構成されていても良い。このイヤチップ107は、イヤホン装置101の使用時にその一部又は全部が使用者の耳の外耳道孔に挿入されることにより使用者の耳に保持される。このイヤチップ107を設けることにより、イヤホン装置101の耳への保持力を向上させることができると共にイヤホン装置101による耳の密閉性を向上させることができるが、本発明のイヤホン装置においては、イヤチップ107は必須の構成ではなく、必要に応じて適宜設ければ良い。
イヤホルダ104は、シリコーンゴムで構成されており、収容部130の外周に取り付けられている。又、イヤホルダ104は、シリコーンゴム以外の弾性変形可能な材料で構成されていても良い。イヤホルダ104は、音放射方向とその反対側に貫通する環状のリング部140と、リング部140からその径方向に突出した凸部141と、を一体に備えている。凸部141は、図5〜8に示すように、音放射方向側から見た形状が、凸部141の先端部142を頂点とし、リング部140の外周部の一部を底辺とする略二等辺三角形である。又、本実施形態の凸部141は、音放射方向側から見た形状が略二等辺三角形であるが、本発明においては、前記凸部は音放射方向側から見た形状が略正三角形であっても良いし、三辺の長さが全て異なる略三角形であっても良いし、その他の形状であっても良い。
このイヤホルダ104は、図12に示すように、イヤホン装置101の使用時にリング部140の一部が使用者の耳Eの耳珠E2に引っ掛かり、かつ、凸部141が耳甲介E1と対耳珠E3との間に位置することにより使用者の耳Eに保持される。このように、凸部141が耳甲介E1と対耳珠E3との間に位置することにより、イヤホン装置101がより一層耳Eから抜け落ち難くなる。
又、凸部141は、図9,10に示すように、リング部140の音放射方向側(イヤチップ107側)の外周部を基端143aとし当該凸部141の先端部142に延びた第1傾斜面143と、リング部140の音放射方向と反対側(第2のハウジング103b側)の外周部を基端144aとし当該凸部141の先端部142に延びた第2傾斜面144と、を有している。第1傾斜面143は、図12に示すように、使用者の耳Eの耳甲介E1に接触する面であり、第2傾斜面144は、使用者の耳Eの対耳珠E3に接触する面である。
さらに、凸部141の先端部142は、図11(a)に示すように、音放射方向と垂直方向から見て、第1傾斜面143の基端143aよりも第2傾斜面144の基端144aに近い。この構成により、第1傾斜面143の傾斜角度が第2傾斜面144の傾斜角度よりも大きくなる。本明細書において「第1傾斜面143の傾斜角度」とは、図11(b)に示すように、音放射方向と垂直方向から見て、基端143aと先端部142とを結んだ仮想線と基端143aを通る音放射方向に垂直な仮想線とが成す角度θ1と定義する。又、「第2傾斜面144の傾斜角度」とは、図11(b)に示すように、音放射方向と垂直方向から見て、基端144aと先端部142とを結んだ仮想線と基端144aを通る音放射方向に垂直な仮想線とが成す角度θ2と定義する。又、θ1は第1傾斜面143側の基端143aと前記凸部141の先端部142とを結ぶ平均傾斜角度、θ2は第2傾斜面144側の基端144aと前記凸部141の先端部142とを結ぶ平均傾斜角度と定義することができる。この場合、第1傾斜面143側の基端143aと凸部141の先端部142とを結ぶ平均傾斜角度は、第2傾斜面144側の基端144aと凸部141の先端部142とを結ぶ平均傾斜角度よりも大きいと言える。この構成により、第1傾斜面143の耳甲介E1への密着性が良好となるので、イヤホン装置101が耳から抜け落ち難くなる。
又、イヤホルダ104は、弾性変形可能なシリコーンゴムで構成されていることから、力を加えて弾性変形させることでハウジング103に対して着脱可能である。このため、凸部141のある形状を好まない使用者がイヤホルダ104ごと凸部141を取り外してイヤホン装置101を使用することができる。又、凸部141の大きさが異なる複数種のイヤホルダ104が用意されておれば、使用者が自身の耳の大きさに合わせて最適な大きさの凸部141を有するイヤホルダ104を容易にハウジング103に付け替えることができる。
さらに、イヤホルダ104は、ハウジング103の外面とリング部140の内面との静止摩擦によってハウジング103に対して保持されており、ある程度の力を加えることによりリング部140の中心を軸としてハウジング103に対して回転させることができる。このため、使用者が自身の耳の大きさや形状に合わせて最適な位置に凸部141を位置付けることができ、イヤホン装置101がより一層耳から抜け落ち難くなる。このようなイヤホルダ104を備えたイヤホン装置101は、ハウジング103に対してイヤホルダ104を回転させるための機械的な回転機構が不要であるので、コストアップを抑えられると共に、機械的な故障などの不具合を生じ難くできる。
又、使用者がイヤホルダ104を逆向きにハウジング103に装着することを防止するために、第2傾斜面144には識別マーク146が形成されている。このようにイヤホルダ104の誤装着を防止できることにより、イヤホルダ104の耳甲介E1への密着性が悪くなるのを防止することができる。本実施形態の識別マーク146は、凸部141の音放射方向から見た外形と略相似形である略二等辺三角形の凹状に形成されている。又、識別マーク146の深さは、凸部141の音放射方向の厚み(基端143aから基端144aまでの厚みとする。)の半分以下に形成されている。このように識別マーク146を構成することにより、イヤホルダ104の強度を良好に保つことができる。
上述した構成の識別マーク146の他、本発明の識別マークは凸状に形成されていても良い。このように識別マークを凸状又は凹状とすることにより、視覚が不自由な使用者が指の感覚などで識別マークを識別することができる。その他、本発明の識別マークは着色によるものでも良いし、凸部141の相似形に限らず如何なる形状であっても良い。
又、上述したイヤホルダ104は、左耳用のイヤホン装置101の構成部品であるが、右耳用のイヤホン装置にもこのイヤホルダ104と同じものが用いられている。このように、右耳用と左耳用とでイヤホルダ104を共通使用することで、製造工程でコストダウンを図ることが可能となる。なお、右耳用と左耳用とで共通使用を可能とするために、本実施形態のイヤホルダ104は、リング部140の中心と凸部141の先端部142とを通り、かつ、音放射方向と平行な面を対称面として面対称の形状となっている。
又、上述した音響特性調整孔132(図2に示す。)は、第1のハウジング103aにおけるイヤホルダ104に遮蔽される位置に形成されている。このため、リング部140における第1のハウジング103aとの当接部には、音響特性調整孔132を密閉することを防止するリブ145が複数設けられている。図7,10に示すように、各リブ145は、リング部140の一方の開口部側から他方の開口部側に延びている。また、複数のリブ145は、リング部140の周方向に間隔をあけて配置されていると共にリング部140の全周に亘って配置されている。このことにより、イヤホルダ104が如何なる位置に回転移動した場合でも、音響特性調整孔132が密閉されることがなく、前記スピーカ装置の振動板を良好に作動させることができる。
本実施例によれば、凸部141の先端部142が、音放射方向と垂直方向から見て、第1傾斜面143の基端143aよりも第2傾斜面144の基端144aに近く、第1傾斜面143の傾斜角度が第2傾斜面144の傾斜角度よりも大きく形成されているので、第1傾斜面143の耳甲介E1への密着性が良好となり、イヤホン装置101が耳から抜け落ち難くなる。
次に、本発明の第2の実施例にかかるイヤホン装置を、図13〜14を参照して説明する。なお、前述した第1の実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のイヤホン装置201は、図13に示すように、ハウジング203におけるイヤホルダ204に遮蔽されない位置に、前記スピーカ装置の振動板と音響的に連通している音響特性調整孔232が形成されている。このことにより、前記振動板を良好に作動させることができる。詳細には、第2のハウジング103bの上面部に音響特性調整孔232が形成されている。
又、音響特性調整孔232がホルダ204に遮蔽されない位置に形成されていることから、図14に示すように、イヤホルダ204には、第1の実施形態で説明したリブ145が設けられていない。本実施形態のイヤホン装置201は、音響特性調整孔232の位置と、イヤホルダ204にリブ145が設けられていないこと以外は、第1の実施形態のイヤホン装置101と同一構成である。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に
限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施する
ことができる。
101,201 イヤホン装置
102 音発生部
103,203 ハウジング
104,204 イヤホルダ
140 リング部
141 凸部
142 先端部
143 第1傾斜面
144 第2傾斜面

Claims (17)

  1. 音発生部を有するハウジングと、前記ハウジングに取り付けられたイヤホルダと、を少なくとも備え、
    前記イヤホルダは、前記ハウジングの一部を取り囲むリング部と、前記リング部からその径方向に突出した凸部と、を備え、
    前記凸部は、前記リング部の音放射方向側の外周部を基端とし当該凸部の先端部に延びた第1傾斜面と、前記リング部の音放射方向と反対側の外周部を基端とし当該凸部の先端部に延びた第2傾斜面と、を有し、
    音放射方向と垂直方向から見て、前記凸部の先端部は、前記第1傾斜面の基端よりも前記第2傾斜面の基端に近く、
    前記凸部は前記音放射方向に対して直交する方向に突出し、
    前記凸部は、使用時に使用者の耳の耳甲介と対耳珠との間に位置する
    ことを特徴とするイヤホン装置。
  2. 前記イヤホルダは、前記ハウジングに対して着脱可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のイヤホン装置。
  3. 前記第2傾斜面には、識別マークが形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のイヤホン装置。
  4. 前記イヤホルダは、前記リング部の中心を軸として前記ハウジングに対して回転可能である
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のイヤホン装置。
  5. 前記イヤホルダは、前記ハウジングの外面と前記リング部の内面との静止摩擦によって、当該ハウジングに対して保持される
    ことを特徴とする請求項4に記載のイヤホン装置。
  6. 前記凸部の音放射方向側から見た形状は、前記凸部の先端部を頂点とし、前記リング部の外周部の一部を底辺とする略三角形である
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のイヤホン装置。
  7. 前記凸部の音放射方向側から見た形状は、前記凸部の先端部を頂点とし、前記リング部の外周部の一部を底辺とする略二等辺三角形である
    ことを特徴とする請求項に記載のイヤホン装置。
  8. 前記イヤホルダは、当該イヤホン装置の右耳用と左耳用とで同形である
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のイヤホン装置。
  9. 前記イヤホルダは、前記リング部の中心と前記凸部の先端部とを通り、かつ、音放射方向と平行な面を対称面として面対称の形状である
    ことを特徴とする請求項に記載のイヤホン装置。
  10. 前記ハウジングの前記音発生部には、音を発するスピーカ装置が備えられている
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載のイヤホン装置。
  11. 前記ハウジングには、前記イヤホルダに遮蔽されない位置に前記スピーカ装置の振動板と音響的に連通している音響特性調整孔が形成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載のイヤホン装置。
  12. 前記ハウジングには、前記イヤホルダに遮蔽される位置に前記スピーカ装置の振動板と音響的に連通している音響特性調整孔が形成されており、
    前記リング部の前記ハウジングとの当接部には、前記音響特性調整孔を密閉することを防止するリブが設けられている
    ことを特徴とする請求項10に記載のイヤホン装置。
  13. 前記識別マークは、前記第2傾斜面に凸状又は凹状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のイヤホン置。
  14. 前記識別マークは、前記凸部の音放射方向から見た外形と略相似形である凹状に形成されている
    ことを特徴とする請求項13に記載のイヤホン置。
  15. 前記識別マークは、凹状に形成され、その深さが、前記凸部の音放射方向の厚みの半分以下に形成されている
    ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載のイヤホン装置。
  16. 前記第1傾斜面側の基端と前記凸部の先端部とを結ぶ平均傾斜角度は、前記第2傾斜面側の基端と前記凸部の先端部とを結ぶ平均傾斜角度よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のイヤホン装置。
  17. 前記ハウジングには、イヤチップが取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1〜16の何れか1項に記載のイヤホン装置。
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