JP7264155B2 - 音響出力装置 - Google Patents

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Description

本技術は音声を出力するスピーカーを備えた音響出力装置についての技術分野に関する。
頭部に装着されてヘッドホンやイヤホンとして使用されスピーカーから音声の出力が行われる音響出力装置があり、音響出力装置は、近年、室内で使用される態様の他に、室外で使用される態様も増加している。音響出力装置には、内部に音声を出力するスピーカーやスピーカー等の駆動を制御する制御基板等が配置されている。
このような音響出力装置には、スピーカー等が配置されたハウジングに対して回転可能な可動体が設けられているものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された音響出力装置にあっては、ハウジング本体とフロントキャップが結合されてハウジングが構成され、可動体がハウジング本体とフロントキャップに跨がる位置に支持された状態でハウジングに対して回転可能にされている。可動体には突部が設けられており、可動体の突部が耳の耳甲介腔に挿入可能な構成にされている。
特許文献1に記載された音響出力装置においては、可動体のハウジングに対する回転位置に応じて突部の耳に対する接触状態が調整され、音響出力装置の耳に対する装着感を変更することが可能にされている。例えば、突部が対耳輪等の耳の一部に接触されることにより高い装着感が得られ、逆に、突部が耳の一部から離隔して位置されることにより圧迫感の低い装着感が得られる。
特開平7-50892号公報
ところで、特許文献1に記載された音響出力装置1にあっては、可動体がハウジング本体とフロントキャップに跨がる位置に支持された状態でハウジングに対して回転可能にされており、構造が複雑になるおそれがある。
また、上記のような音響出力装置にあっては、耳に装着された状態において安定した装着状態が得られることが望ましい。
そこで、本技術音響出力装置は、上記した問題点を克服し、構造の簡素化を図った上で耳に対する安定した装着状態を確保することを目的とする。
第1に、本技術に係る音響出力装置は、音声を出力するスピーカーと、対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされ、前記ベース体は中心軸を基準として回転されることにより形成される回転面である外周面を有し、前記対向面と前記相対面が前記中心軸に直交する平面に対して傾斜され、前記支点軸の軸方向が前記対向面に直交する方向にされたものである。
これにより、外耳道に挿入されたベース体に対して回転体が対向面又は相対面の中央部に対して変位した位置を支点として回転されることにより耳の一部に接触される。また、対向面と相対面が中心軸に対して傾斜されると共に支点軸の軸方向が対向面に直交する方向にされる。
第2に、本技術に係る別の音響出力装置は、音声を出力するスピーカーと、対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされ、前記ベース体の内部にマイクロフォンが配置され、前記ベース体における前記相対面に対向する部分には前記マイクロフォンへの音声の入力を行うための音声入力孔が形成されたものである。
第3に、本技術に係るまた別の音響出力装置は、音声を出力するスピーカーと、対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされ、それぞれ一部が前記ベース体の内部と前記回転体の内部とに位置されると共に少なくとも電力の供給を行うための接続線が設けられ、前記支点軸が筒状に形成され、前記接続線の一部が前記支点軸に挿通されたものである。
に、上記した音響出力装置においては、前記ベース体に対して回転された前記回転体の少なくとも一部が耳甲介腔に挿入されることが望ましい。
これにより、ベース体が外耳道の開口縁に接触すると共に回転体の少なくとも一部が耳甲介腔に挿入された状態で耳に音響出力装置が装着される。
に、上記した音響出力装置においては、前記ベース体に対して回転された前記回転体の少なくとも一部が対耳輪又は対耳輪下脚に接触されることが望ましい。
これにより、ベース体が外耳道の開口縁に接触すると共に回転体の少なくとも一部が対耳輪又は対耳輪下脚に接触した状態で耳に音響出力装置が装着される。
に、上記した音響出力装置においては、前記対向面と前記相対面が面接触されることが望ましい。
これにより、対向面と相対面の間に隙間が存在しない。
第7に、上記した音響出力装置においては、前記回転体は一端が前記相対面の外周に連続する周面を有し、前記周面が曲面に形成されることが望ましい。
これにより、回転体がベース体に対して回転されたときに曲面に形成された周面が耳の一部に接触されて押し付けられる。
第8に、上記した音響出力装置においては、前記ベース体が前記回転体から離隔するに従って外周の大きさが小さくなる先細りの形状に形成されることが望ましい。
これにより、外耳道の大きさに拘わらずベース体が外耳道に挿入されると共に外耳道の開口縁に接触される。
第9に、上記した音響出力装置においては、前記ベース体が略円錐形状に形成されることが望ましい。
これにより、外耳道の大きさに拘わらずベース体が外耳道に挿入されると共に外耳道の開口縁に接触される。
第10に、上記した音響出力装置においては、前記ベース体における先端側の部分の外面が先端側に凸の曲面形状に形成されることが望ましい。
これにより、外面が先端側に凸の曲面形状に形成された先端側の部分からベース体が外耳道に挿入される。
第11に、上記した音響出力装置においては、前記ベース体は内部が配置空間として形成された筐体と前記筐体における外面の少なくとも一部に密着されたイヤーピースとを有し、前記イヤーピースが弾性変形可能な材料によって形成されることが望ましい。
これにより、弾性変形可能なイヤーピースが外耳道の開口縁に接触される。
第12に、上記した音響出力装置においては、前記イヤーピースには音声出力孔が形成された先端部と前記先端部に連続され筒状に形成された外周部とを有し、前記先端部の厚みが前記外周部の厚みより厚くされることが望ましい。
これにより、イヤーピースの内側に位置された筐体の配置空間を大きくすることが可能になる。
第13に、上記した音響出力装置においては、前記回転体が前記ベース体に対して反対回り方向へ回転可能にされることが望ましい。
これにより、使用者が回転方向を選択して回転体を回転することが可能になる。
第14に、上記した音響出力装置においては、前記回転体の内部には略円柱状の電池と前記電池から電力が供給される制御基板とが配置され、前記電池の軸方向と前記制御基板の向く方向とが前記ベース体と前記回転体の並び方向に一致されることが望ましい。
これにより、電池の厚み方向と制御基板の厚み方向とが何れもベース体と回転体の並び方向に一致される。
第15に、上記した音響出力装置においては、前記電池と前記制御基板が対向した状態で位置されることが望ましい。
これにより、ベース体と回転体の並び方向において電池と制御基板が並んで位置される。
第16に、上記した音響出力装置においては、信号の送受信を行うアンテナが設けられることが望ましい。
これにより、外部機器との間での信号の送受信を行うためのケーブルを接続する必要がない。
17に、上記した音響出力装置においては、前記支点軸の軸方向における長さが可変されることが望ましい。
これにより、支点軸の長さを変更してベース体と回転体の距離を変更することが可能になる。
本技術によれば、外耳道に挿入されたベース体に対して回転体が対向面又は相対面の中央部に対して変位した位置を支点として回転されることにより耳の一部に接触されるため、構造の簡素化を図った上で耳に対する安定した装着状態を確保することができる。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
図2乃至図39と共に本技術音響出力装置の実施の形態を示すものであり、本図は、音響出力装置が装着される耳の斜視図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 音響出力装置の斜視図である。 回転体がベース体に対して回転された状態を示す音響出力装置の斜視図である。 回転体がベース体に対して回転された状態を図4とは異なる方向から見た状態で示す音響出力装置の斜視図である。 音響出力装置の正面図である。 音響出力装置の背面図である。 音響出力装置の平面図である。 音響出力装置の底面図である。 音響出力装置の一方の側面図である。 音響出力装置の他方の側面図である。 音響出力装置の断面図である。 音声入力孔の形状の一例を示す側面図である。 音声入力孔の形状の別の一例を示す側面図である。 非回転状態においてベース体が外耳道に挿入された状態を示す図である。 非回転状態においてベース体が外耳道に挿入された状態を図15とは異なる方向から見た状態で示す図である。 回転体がベース体に対して回転された状態を示す断面図である。 回転体がベース体に対して回転され音響出力装置が耳に装着された状態を示す図である。 回転体がベース体に対して回転され音響出力装置が耳に装着された状態を図18とは異なる方向から見た状態で示す図である。 回転体がベース体に対して回転され音響出力装置が耳に装着された状態を図18及び図19とは異なる方向から見た状態で示す図である。 ケーブルが接続された音響出力装置の例を示す断面図である。 ケーブルが接続された音響出力装置において回転体がベース体に対して回転された状態を示す断面図である。 図24乃至図30と共に対向面や支点軸の向きが異なる音響出力装置の各例を示すものであり、本図は、対向面が中心軸に対して直交され支点軸の軸方向が対向面に直交された例を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して直交され支点軸の軸方向が対向面に直交された例において、回転体がベース体に対して回転された状態を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して直交され支点軸の軸方向が中心軸に対して傾斜された例を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して直交され支点軸の軸方向が中心軸に対して傾斜された例において、回転体がベース体から離隔された状態を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して直交され支点軸の軸方向が中心軸に対して傾斜された例において、回転体がベース体に対して回転された状態を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して傾斜され支点軸の軸方向が中心軸に一致された例を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して傾斜され支点軸の軸方向が中心軸に一致された例において、回転体がベース体から離隔された状態を示す正面図である。 対向面が中心軸に対して傾斜され支点軸の軸方向が中心軸に一致された例において、回転体がベース体に対して回転された状態を示す正面図である。 支点軸が対向面の中央部に位置された音響出力装置の例を示す側面図である。 支点軸が対向面の中央部に位置された音響出力装置の例において、回転体がベース体に対して回転された状態を示す側面図である。 支点軸が相対面の中央部に位置された音響出力装置の例を示す側面図である。 支点軸が相対面の中央部に位置された音響出力装置の例において、回転体がベース体に対して回転された状態を示す側面図である。 音響出力装置の斜視図である。 回転体がベース体に対して回転された状態を示す音響出力装置の斜視図である。 回転体がベース体に対して回転された状態を図36とは異なる方向から見た状態で示す音響出力装置の斜視図である。 音響出力装置の正面図である。 回転体がベース体に対して回転された状態を示す音響出力装置の斜視図である。
以下に、本技術音響出力装置を実施するための形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した実施の形態は、本技術音響出力装置をイヤホンに適用したものである。但し、本技術の適用範囲はイヤホンに限られることはなく、ヘッドホン等の他の各種の音響出力装置に広く適用することができる。
<耳の構造>
先ず、音響出力装置が装着される耳の構造について説明する(図1及び図2参照)。
耳100、100は頭部200の一部とされており、それぞれ耳介101、101と頭部200の内部に存在する鼓膜や三半規管や蝸牛等の各部とから成る。頭部200のうち耳介101、101の内側の部分はそれぞれ側頭部201、201であり、耳介101、101はそれぞれ側頭部201、201から左方又は右方に突出されている。
耳介101は内側空間150を有するように全体として略前方に開口された浅い凹状にされ、外周部が耳輪102と称される部分と耳輪102に連続され側頭部201の近傍に位置された耳輪脚103と称される部分とを有している。
耳輪102の内側の部分は凹状の舟状窩104と称され、舟状窩104の内側における下側略半分の部分は凸状の対耳輪105と称される。対耳輪105の上方には対耳輪105に連続して二股状の凸状の部分が存在し、この二股状の部分のうちの外側の部分と内側の部分がそれぞれ対耳輪上脚106と対耳輪下脚107と称される。対耳輪上脚106と対耳輪下脚107の間の部分は凹状の三角窩108と称され、対耳輪105及び対耳輪下脚107の内側の部分は凹状の耳甲介艇109と称される。
対耳輪105の下側に連続する部分は側頭部201側に稍膨出され、対耳珠110と称される部分である。対耳珠110に対向する側頭部201側の部分は対耳珠110側に稍膨出された耳珠111と称され、耳輪102の下側に連続する下端部が耳垂112と称される。
対耳珠110と耳珠111の間の部分には外耳道113の入口である外耳孔113aが存在し、外耳道113は鼓膜や三半規管等に連通されている。耳介101の内側空間150のうち、対耳輪105と対耳輪下脚107と耳輪脚103によって囲まれた空間、即ち、耳甲介艇109の前側の空間は耳甲介腔114と称され、外耳道113の外耳孔113aに連通されている。内側空間150のうち耳甲介腔114の下側に連続しU字状に開いた空間は珠間切痕115と称される空間である。
耳介101の内側空間150は耳甲介腔114と珠間切痕115と外耳道113の外耳孔113a付近の空間とを含み、舟状窩104、対耳輪105、対耳輪上脚106、対耳輪下脚107、三角窩108、対耳珠110及び耳珠111の前側の空間をも含む空間である。
<音響出力装置の構成>
次に、音響出力装置1、1の構成について説明する(図3乃至図12参照)。音響出力装置1、1は一方が左の耳100用として使用され他方が右の耳100用として使用される。但し、何れか一方の音響出力装置1を使用して音声の聞き取りを行ってもよい。
音響出力装置1は少なくとも一部が耳100の外耳道113に挿入されるベース体2とベース体2に対して回転可能な回転体3とを備えている。
尚、以下の音響出力装置1の構成は、特段の説明がない限り、回転体3がベース体2に対して回転される前の非回転状態において説明する。また、ベース体2と回転体3は所定の方向において並んで位置されるが、以下の説明においては、ベース体2と回転体3の並び方向を左右方向として前後上下左右の方向を示すものとする。但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
音響出力装置1は全体として軸方向が左右方向にされた略円錐形状に形成されている。
ベース体2は軸方向が左右方向にされた略円錐形状に形成され、例えば、金属材料や樹脂材料によって形成された筐体4と、例えば、シリコンやゴムやウレタン等の弾性変形可能な材料によって形成されたイヤーピース5とを有している。
ベース体2は、円錐形状の底面に相当する平面が対向面2aとして形成され、円錐の側面に相当する面が外周面2bとして形成されている。外周面2bは、仮想の中心軸P(図6及び図12参照)を含む平面上の直線を、中心軸Pを基準として回転されることにより形成される回転面とされ、対向面2aから離隔するに従って径が小さくなるように形成されている。中心軸Pは軸方向が左右方向とされ、ベース体2と回転体3の並び方向に一致されている。ベース体2における外周面2bの対向面2aと反対側の一端に連続する面は、対向面2aと反対側に凸の曲面に形成され、この曲面が先端面2cとして形成されている。先端面2cは、例えば、略半球状に形成されている。
筐体4は左右方向において一方に開口された椀状のケース部6とケース部6の開口を閉塞するカバー部7とが結合されて成り略円錐状に形成されている(図12参照)。筐体4の内部空間は配置空間4aとして形成されている。
ケース部6は左右方向における一方へ行くに従って小径となる筒状の周状部8と周状部8の小径側の一端に連続する略半球状の端部9とから成る。周状部8には結合孔8a、8a、・・・が形成されている。端部9には音声出力孔9a、9aが形成され、音声出力孔9a、9aは、例えば、円弧状に形成されている。
カバー部7は円板状の孔形成部10と孔形成部10の外周部からケース部6側に突出された環状部11とから成る。
孔形成部10は中心軸Pに対して傾斜されている。孔形成部10の外周寄りの位置には軸支持孔10aが形成されている。従って、軸支持孔10aは中心軸Pに対して変位した位置に形成されている。孔形成部10には複数の音声入力孔10b、10b、・・・が形成されている。
音声入力孔10b、10b、・・・は全体として一定以上の開口率が確保されていれば任意の形状に形成することが可能になる。音声入力孔10bは、例えば、円形状に形成されていてもよく(図13参照)、例えば、円弧状に形成されていてもよい(図14参照)。
尚、音響出力装置1においては、後述するように、回転体3がベース体2に対して回転されることにより、閉塞されていた音声入力孔10b、10b、・・・が開放されるため、一定以上の開口率とは回転体3のベース体2に対する回転により開放された音声入力孔10b、10b、・・・の開口率である。
環状部11はケース部6の周状部8に結合されている。
筐体4はカバー部7の少なくとも一部がイヤーピース5から回転体3側に突出された状態にされている(図12参照)。
イヤーピース5は筐体4におけるケース部6の全体を外側から覆う状態で配置され内面がケース部6の外面に密着されている。イヤーピース5は左右方向において一方に開口され、左右方向における一方へ行くに従って小径となる筒状の外周部12と外周部12の小径側の一端に連続する略半球状の先端部13と外周部12から内側に突出された結合用突部14、14、・・・とから成る。
イヤーピース5は先端部13の厚みが外周部12の厚みより厚くされている。従って、イヤーピース5において外周部12の厚みが先端部13の厚みより薄くされるため、イヤーピース5の内側に位置された筐体4の配置空間4aを大きくすることが可能になり、配置空間4aに配置される各部の十分なスペースを確保した上で音響出力装置1の小型化を図ることができる。
先端部13には音声出力孔13a、13aが形成され、音声出力孔13a、13aは、例えば、円弧状に形成されている。
結合用突部14には他の部分より径が大きくされた係合部14aが設けられている。
イヤーピース5は結合用突部14、14、・・・がそれぞれケース部6の結合孔8a、8a、・・・に挿入され、挿入時に弾性変形された係合部14a、14a、・・・が周状部8の内面側に達したときに弾性復帰されることにより結合孔8a、8a、・・・の内側開口縁に係合される。このように係合部14a、14a、・・・がそれぞれ結合孔8a、8a、・・・の内側開口縁に係合されることにより、イヤーピース5が筐体4に結合される。
尚、筐体4とイヤーピース5は、例えば、成形用金型のキャビティに筐体4を配置した状態でイヤーピース5の基材となる溶融材料をキャビティに充填する所謂インサート成形等の他の方法によって一体に形成されていてもよい。
筐体4とイヤーピース5がベース体2として一体に形成されることにより、音響出力装置1における部品点数の削減及びベース体2の強度の向上を図ることができる。
イヤーピース5が筐体4に結合された状態において、筐体4の音声出力孔9a、9aとイヤーピース5の音声出力孔13a、13aとがそれぞれ一致される。
上記のように構成されたベース体2において、カバー部7における孔形成部10の外面が対向面2aとされ、イヤーピース5における外周部12の外面が外周面2bとされ、イヤーピース5における先端部13の外面が先端面2cとされる。
回転体3は軸方向が左右方向にされた略円柱形状に形成され、例えば、金属材料や樹脂材料によって形成されている。
回転体3は、円柱形状において対向面2a側の面が相対面3aとして形成され、円柱の側面に相当する面が周面3bとして形成されている。周面3bは中心軸Q(図6及び図12参照)を含む平面上の直線を中心軸Qを基準として回転されることにより形成される回転面とされ、相対面3aから離隔するに従って径が大きくなるように形成されている。周面3bの中心軸Qに対する傾斜角度は外周面2bの中心軸Pに対する傾斜角度と同じにされている。回転体3は、円柱形状において相対面3aと反対側の面が円形状の底面3cとして形成されている。
回転体3は、相対面3aの外径が対向面2aの外径と同じか対向面2aの外径より稍大きくされ、相対面3aから底面3cへ行くに従って径が大きくなるように形成されている。従って、回転体3はベース体2より外径が大きくされている。
回転体3は左右方向においてベース体2側に開口された箱状のハウジング部15とハウジング部15の開口を閉塞する蓋部16とが結合されて成る(図12参照)。回転体3の内部空間は部品配置空間3dとして形成されている。
ハウジング部15は左右方向においてベース体2側へ行くに従って小径となる筒状の周面部17と周面部17の大径側の一端に連続する平板状の底部18とから成る。
蓋部16は円板状のベース部19とベース部19の外周部から周面部17側に突出された環状の立上部20とから成る。
ベース部19は中心軸Qに対して傾斜されている。ベース部19の中心軸Qに対する傾斜角度は、ベース体2における孔形成部10の中心軸Pに対する傾斜角度と同じにされている。ベース部19の外周寄りの位置には軸支持孔19aが形成されている。従って、軸支持孔19aは中心軸Qに対して変位した位置に形成されている。立上部20はハウジング部15の周面部17に結合されている。
上記のように構成された回転体3において、蓋部16におけるベース部19の外面が相対面3aとされ、ハウジング部15における周面部17の外面が周面3bとされ、ハウジング部15における底部18の外面が底面3cとされる。
音響出力装置1にあっては、ベース体2における外周面2bの中心軸Pに対する傾斜角度と回転体3における周面3bの中心軸Qに対する傾斜角度とが同じにされ、ベース体2における対向面2aの中心軸Pに対する傾斜角度と回転体3における相対面3aの中心軸Qに対する傾斜角度とが同じにされている。また、ベース体2の対向面2aと回転体3の相対面3aとが面接触されている。
ベース体2における筐体4の軸支持孔10aと回転体3の軸支持孔19aとには支点軸21が挿通されている。支点軸21は略円筒状に形成され、軸方向が対向面2aと相対面3aに直交する向きにされている。支点軸21は回転体3のベース体2に対する回転支点とされており、中心軸P及び中心軸Qに対して変位した位置(偏心位置)、即ち、対向面2aの中央部(中心部)と相対面3aの中央部(中心部)に対して変位した位置に存在する。
従って、回転体3はベース体2に対し、中心軸P及び中心軸Qに対して変位した位置に存在する支点軸21を支点として回転され、このとき面接触されている対向面2aと相対面3aが摺動される。
回転体3がベース体2に対して回転される前の非回転状態においては、中心軸Pと中心軸Qが一直線上に位置されている。また、非回転状態においては、ベース体2の対向面2aと回転体3の相対面3aとが面接触された状態で筐体4に形成された音声入力孔10b、10b、・・・が回転体3によって閉塞されている。
筐体4の配置空間4aにはスピーカー22とマイクロフォン23が配置されている。スピーカー22としては、例えば、ダイナミック型のスピーカーが用いられていてもよく、バランスドアーマチュア型のスピーカーが用いられていてもよい。マイクロフォン23はスピーカー22より音声入力孔10b、10b、・・・側に配置されている。
回転体3の部品配置空間3dには電池(バッテリー)24と制御基板25が配置されている。電池24としては、例えば、略円柱状の所謂ボタン型が用いられている。制御基板25は、例えば、スピーカー22から出力される音声信号に関する各種の制御やマイクロフォン23に入力される音声信号に関する各種の制御や電池24の充電容量に関する制御等を行う機能を有している。電池24と制御基板25は左右方向において対向した状態で位置され、例えば、電池24が制御基板25よりベース体2側に位置されている。
電池24の軸方向と制御基板25の向く方向とはベース体2と回転体3の並び方向である左右方向に一致されている。
従って、電池24の厚み方向と制御基板25の厚み方向が何れもベース体2と回転体3の並び方向に一致されるため、ベース体2と回転体3の並び方向において音響出力装置1の小型化を図ることができる。
また、上記したように、電池24と制御基板25が左右方向において対向した状態で位置されている。
従って、ベース体2と回転体3の並び方向において電池24と制御基板25が並んで位置されるため、ベース体2と回転体3の並び方向に直交する方向において回転体3の小型化を図った上でベース体2と回転体3の並び方向における音響出力装置1の小型化を図ることができる。
ベース体2又は回転体3の内部には図示しないアンテナが配置されている。アンテナは、例えば、一部が制御基板25に接続されており、無線通信等により、携帯機器等の通信装置を含む各種の外部機器との間での信号の送受信を行う機能を有している。尚、通信装置とアンテナの間の通信方式としては、例えば、Bluetooth(商標)方式の近接無線通信方式が用いられていてもよく、また、Wi-Fi(商標)(Wireless Fidelity)方式等が用いられていてもよい。
このように音響出力装置1においては、信号の送受信を行うアンテナが設けられているため、外部機器との間での信号の送受信を行うためのケーブルを接続する必要がなく、回転体3のベース体2に対する回転に対してケーブルが干渉することがなく、回転体3のベース体2に対する回転を円滑に行うことができる。
電池24とスピーカー22、マイクロフォン23及び制御基板25とは接続線26、26、・・・によって接続され、制御基板25は電池24及び接続線26、26を介してスピーカー22とマイクロフォン23に接続されている。従って、スピーカー22、マイクロフォン23及び制御基板25には接続線26、26、・・・を介して電池24から電力が供給される。
電池24とスピーカー22及びマイクロフォン23とを接続する接続線26、26は、一部が支点軸21に挿通されている。
従って、一部が支点軸21に挿通された接続線26、26によってスピーカー22及びマイクロフォン23と制御基板25が接続されるため、接続線26、26をベース体2の内部と回転体3の内部との間に挿通させる専用の部品が不要になり、音響出力装置1の部品点数の削減による製造コストの低減を図ることができる。
また、接続線26、26が支点軸21によって保護されるため、接続線26、26の断線を防止することもできる。
<音響出力装置の耳への装着>
以下に、音響出力装置1の耳100への装着時における動作について説明する(図15乃至図20参照)。尚、以下には、例として、左の耳100への装着時における動作について説明する。
先ず、音響出力装置1の非回転状態において、ベース体2におけるイヤーピース5の先端部13側の部分を外耳道113に挿入する(図15及び図16参照)。耳100は、一般に、外耳道113の外耳孔113a付近の開口縁が縦長の略楕円形にされているため、イヤーピース5が外耳道113に挿入されると、イヤーピース5が少なくとも2点(図16の点A及び点B)において外耳道113の開口縁に接触される。
従って、音響出力装置1はイヤーピース5が少なくとも2点において外耳道113の開口縁に接触されることにより、耳100に保持され、音響出力装置1が耳100から脱落し難い状態になる。
尚、イヤーピース5を外耳道113に挿入するときには、支点軸21が中心軸P、Qより上方に位置されていることが望ましい。
このとき回転体3は、少なくとも一部が耳甲介腔114に挿入され、周面3bが対耳珠110又は耳珠111の少なくとも一方に接触されるか、耳100の何れの部分にも接触されない状態になる。また、このとき音響出力装置1は非回転状態にあるため、ベース体2の対向面2aと回転体3の相対面3aとが面接触された状態で筐体4に形成された音声入力孔10b、10b、・・・が回転体3によって閉塞されている。
次に、回転体3をベース体2に対して回転する(図17乃至図20参照)。回転体3のベース体2に対する回転は、例えば、回転体3がベース体2に対して前方から上方に変位する方向へ行う。このとき、上記したように、回転体3はベース体2より外径が大きくされているため、使用者はベース体2より大径の回転体3に指を宛がって回転することになり、回転体3を指で把持し易く、回転体3の良好な回転操作性を確保することができる。
回転体3がベース体2に対して回転されると、回転体3は対耳珠110と耳珠111から離隔されていき、少なくとも一部が耳甲介腔114に挿入された状態で周面3bが対耳輪105の前縁又は対耳輪下脚107の前縁に少なくとも一点(図18及び図20の点C)で接触して押し当てられる。
従って、音響出力装置1はベース体2が耳100に少なくとも2点(点A及び点B)で接触すると共に回転体3が耳100に少なくとも1点(点C)で接触するため、合計で少なくとも3点で接触して耳100に対して安定した状態で装着される。
回転体3がベース体2に対して回転されるときには、回転体3によって閉塞されていた音声入力孔10b、10b、・・・が開放されていく(図17参照)。
従って、回転体3のベース体2に対する回転に応じて音声入力孔10b、10b、・・・が開閉されるため、非回転状態において音声入力孔10b、10b、・・・から水分や塵埃が侵入せず、音響出力装置1における防水性及び防塵性の向上を図ることができる。
尚、音響出力装置1が耳100に装着された状態においては、全体が耳介101の内側に位置されることが望ましい(図19参照)。音響出力装置1の全体が耳100の内側に位置されることにより、装着された状態において音響出力装置1が耳100から外側に突出せず、手や指が音響出力装置1に接触し難く音響出力装置1が耳100から脱落し難いと共に耳100に対する安定した装着状態を確保することができる。
上記のように音響出力装置1が耳100に装着された状態において、例えば、通信装置から送信された音楽データ(音声信号)がアンテナによって受信され、受信された音楽データが制御基板25によって制御され音声としてスピーカー22から出力される。スピーカー22から出力された音声は音声出力孔9a、9aと音声出力孔13a、13aから外耳道113を通って鼓膜に到達する。
尚、音響出力装置1、1が左の耳100と右の耳100にそれぞれ装着された状態においては、一方の音響出力装置1のアンテナで受信した信号が他方の音響出力装置1のアンテナに送信されてステレオモードでの音声の出力が可能とされる。但し、通信装置から送信された音楽データ(音声信号)が双方の音響出力装置1、1のアンテナによってそれぞれ受信される構成にすることも可能である。
また、スピーカー22から音声が出力されるときには、マイクロフォン23に音声入力孔10b、10ba、・・・から外部の音声が入力され、騒音として入力された音声をキャンセルするノイズキャンセリング機能が実行される。ノイズキャンセリング機能は、例えば、外部の音声におけるノイズが検出され、検出された各ノイズが最小になるように使用者に知覚させるノイズキャンセリング信号が制御基板25によって生成されることにより行われる。
<まとめ>
以上に記載した通り、音響出力装置1にあっては、少なくとも一部が外耳道113に挿入されるベース体2と、ベース体2に対して回転可能な回転体3と、回転体3のベース体2に対する回転支点となる支点軸21とを備え、回転体3がベース体2に対して対向面2aの中央部に対して変位した位置又は相対面3aの中央部に対して変位した位置を支点として回転可能にされ、ベース体2が外耳道113に挿入された状態においてベース体2に対して回転された回転体3が耳100の一部に接触される。
従って、外耳道113に挿入されたベース体2に対して回転体3が対向面2a又は相対面3aの中央部に対して変位した位置を支点として回転されることにより耳100の一部に接触されるため、構造の簡素化を図った上で耳100に対する安定した装着状態を確保することができる。
また、ベース体2に対して回転された回転体3の少なくとも一部が耳甲介腔114に挿入される。
従って、ベース体2が外耳道113の開口縁に接触すると共に回転体3の少なくとも一部が耳甲介腔114に挿入された状態で耳100に音響出力装置1が装着されるため、音響出力装置1の耳100からの突出量が少ない状態で耳100に対する安定した装着状態を確保することができる。
さらに、ベース体2に対して回転された回転体3の少なくとも一部が対耳輪105又は対耳輪下脚107に接触される。
従って、ベース体2が外耳道113の開口縁に接触すると共に回転体3の少なくとも一部が対耳輪105又は対耳輪下脚107に接触した状態で耳100に音響出力装置1が装着されるため、ベース体2の耳100に対する接触位置と回転体3の耳100に対する接触位置とが離隔し、耳100に対する安定した装着状態を確保することができる。
また、対向面2aと相対面3aがそれぞれ中心軸P、Qに直交する平面に対して傾斜され、支点軸21の軸方向が対向面2aに直交する方向にされている。
従って、対向面2aと相対面3aが中心軸P、Qに対して傾斜されると共に支点軸21の軸方向が対向面2aに直交する方向にされるため、回転体3がベース体2に対して回転されたときに回転体3が耳甲介腔114に挿入され易くなり、音響出力装置1の耳100に対する一層安定した装着状態を確保することができる。
さらにまた、対向面2aと相対面3aが面接触されているため、対向面2aと相対面3aの間に隙間が存在せず、音響出力装置1の小型化を図ることができると共に対向面2aと相対面3aの間に水分や塵埃が侵入し難くなり音響出力装置1における防水性及び防塵性の向上を図ることができる。
また、回転体3の周面3bが曲面に形成されているため、回転体3がベース体2に対して回転されたときに曲面に形成された周面3bが耳100の一部に接触されて押し付けられ、装着された状態における回転体3の耳100に対する良好な接触状態を確保することができる。
さらに、ベース体2が回転体3から離隔するに従って外形の大きさが小さくなる先細りの形状に形成されている。
従って、先細りの形状に形成されたベース体2が外耳道113に挿入されるため、外耳道113の大きさに拘わらずベース体2が外耳道113に挿入されると共に外耳道113の開口縁に接触され、外耳道113の大きさに拘わらず音響出力装置1の安定した装着状態を確保することができる。
また、外耳道113の大きさに拘わらずベース体2が外耳道113に挿入されるため、外耳道113の大きさに応じて大きさの異なるイヤーピースに交換する必要がなく、音響出力装置1の使い勝手の向上を図ることができる。
さらにまた、ベース体2が略円錐形状に形成されている。
従って、外耳道113の大きさに拘わらずベース体2が外耳道113に挿入されると共に外耳道113の開口縁に接触され、外耳道113の大きさに拘わらず音響出力装置1を確実に耳100に装着することができると共に一層安定した装着状態を確保することができる。
また、ベース体2における先端部13の外面が先端側に凸の曲面形状に形成されているため、外面が先端側に凸の曲面形状に形成された先端部13からベース体2が外耳道113に挿入され、ベース体2を外耳道113に円滑に挿入することができる。
さらに、ベース体2は内部が配置空間4aとして形成された筐体4と筐体4における外面の少なくとも一部に密着されたイヤーピース5とを有し、イヤーピース5が弾性変形可能な材料によって形成されている。
従って、弾性変形可能なイヤーピース5が外耳道113の開口縁に接触されるため、装着された状態におけるベース体2の耳100に対する良好な接触状態を確保することができる。
尚、回転体3はベース体2に対して反対回り方向(両方向)へ回転可能にされている。
従って、使用者が回転方向を選択して回転体3を回転することが可能になるため、左の耳100に音響出力装置1を装着する場合と右の耳100に音響出力装置1を装着する場合とにおいてベース体2の回転方向を反対方向にすることができ、音響出力装置1を左の耳100と右の耳100の双方に同じ装着状態で装着することができ使い勝手の向上を図ることができる。
また、左の耳100用の音響出力装置1と右の耳100用の音響出力装置1を共用することが可能になり、音響出力装置1における汎用性の向上を図ることができる。
但し、音響出力装置1においては、回転体3がベース体2に対して一方のみに回転可能な構成にされていてもよい。この場合には、予め、左の耳100用の音響出力装置1と右の耳100用の音響出力装置1とを用い、左の耳100用の音響出力装置1における回転体3がベース体2に対して一方へ回転されて左の耳100に装着され、右の耳100用の音響出力装置1における回転体3がベース体2に対して他方へ回転されて右の耳100に装着される。
<音響出力装置の他の例>
上記には、アンテナを有する音響出力装置1を例として示したが、例えば、音響出力装置1に代えて、アンテナが設けられていない構成の音響出力装置1Aを用いることが可能である(図21及び図22参照)。
音響出力装置1Aにはケーブル30が接続されており、音響出力装置1Aにはケーブル30を介して電力の供給や信号の送受信が行われる。音響出力装置1Aには、例えば、ベース体2の内部にマイクロフォン23が配置され、回転体3の内部にスピーカー22と端子部31が配置され、ケーブル30が端子部31に接続されている。端子部31とスピーカー22及びスピーカー22とマイクロフォン23はそれぞれ接続線26、26によって接続されている。
尚、音響出力装置1Aにおいては、スピーカー22とマイクロフォン23がともにベース体2の内部に配置されていてもよく、また、スピーカー22とマイクロフォン23がともに回転体3の内部に配置されていてもよい。
音響出力装置1Aにおいては、ケーブル30を介して電力の供給や信号の送受信が行われるため、内部に電池と制御基板が設けられていなくてもよい。従って、音響出力装置1Aにおいては、部品点数の削減及び構造の簡素化を図ることが可能になると共にベース体2と回転体3の内部に配置される各部の配置スペースが小さくて済み小型化を図ることも可能である。
また、ケーブル30が分岐され左の耳100用と右の耳100用の音響出力装置1A、1Aにそれぞれケーブル30の一端部が接続される構成にした場合には、左の耳100用の音響出力装置1Aと右の耳100用の音響出力装置1Aとがケーブル30を介して連結されるため、音響出力装置1A、1Aの紛失を低減することが可能になる。
<音響出力装置における対向面と相対面と支点軸の向きの例>
上記には、対向面2aと相対面3aがそれぞれ中心軸P、Qに対して傾斜され支点軸21の軸方向が対向面2aと相対面3aに直交する方向にされた音響出力装置1の例を示したが、対向面2aと相対面3aと支点軸21の軸方向とは、以下のような向きにされていてもよい(図23乃至図30参照)。
例えば、対向面2aと相対面3aが中心軸P、Qに対して直交する方向にされ、支点軸21の軸方向が対向面2aと相対面3aに対して直交する方向にされた音響出力装置1Bを構成することが可能である(図23及び図24参照)。
音響出力装置1Bにおいては、対向面2aと相対面3aが中心軸P、Qに対して直交する方向にされているため、ベース体2の配置空間4aと回転体3の部品配置空間3dとの形状が簡素になり、配置空間4aと部品配置空間3dに配置される各部に関する配置の自由度が高くなり、設計の自由度の向上及び小型化を図ることが可能になる。
また、例えば、対向面2aと相対面3aが中心軸P、Qに対して直交する方向にされ、支点軸21の軸方向が中心軸P、Qに対して傾斜する方向にされた音響出力装置1Cを構成することが可能である(図25乃至図27参照)。
音響出力装置1Cにおいては、支点軸21の軸方向における長さが可変とされ、回転体3のベース体2に対する回転は、非回転状態において支点軸21の長さが長くされて回転体3がベース体2から支点軸21の軸方向において離隔された状態で行われる(図26及び図27参照)。
音響出力装置1Cにおいては、支点軸21の軸方向における長さが可変にされているため、支点軸21の長さを変更してベース体2と回転体3の距離を変更することが可能になり、回転体3のベース体2に対する回転を円滑に行うことができる。
さらに、例えば、対向面2aと相対面3aが中心軸P、Qに対して傾斜され、支点軸21の軸方向が中心軸P、Qと同じ方向にされた音響出力装置1Dを構成することが可能である(図28乃至図30参照)。
音響出力装置1Dにおいては、支点軸21の軸方向における長さが可変とされ、回転体3のベース体2に対する回転は、非回転状態において支点軸21の長さが長くされて回転体3がベース体2から支点軸21の軸方向において離隔された状態で行われる(図29及び図30参照)。
音響出力装置1Dにおいては、支点軸21の軸方向における長さが可変にされているため、支点軸21の長さを変更してベース体2と回転体3の距離を変更することが可能になり、回転体3のベース体2に対する回転を円滑に行うことができる。
また、対向面2aと相対面3aの中心軸P、Qに対する傾斜角度に拘わらず回転体3のベース体2に対する回転が可能になり、設計の自由度の向上を図ることができる。
尚、上記した音響出力装置1C、1Dにおいては、支点軸21の軸方向における長さが可変にされ回転体3がベース体2から支点軸21の軸方向において離隔される例を示したが、支点軸21の軸方向における長さが一定にされ回転体3が支点軸21に対して支点軸21の軸方向へ移動されて回転体3がベース体2から支点軸21の軸方向において離隔される構成にされてもよい。
<その他>
上記には、支点軸21が対向面2aの中央部(中心部)と相対面3aの中央部(中心部)に対して変位した位置(偏心位置)に存在する例を示したが、支点軸21は対向面2aの中央部又は相対面3aの中央部の何れか一方に対して変位した位置に存在してもよい(図31乃至図34参照)。
例えば、支点軸21は、対向面2aの中央部に存在するが、相対面3aの中央部には存在しない構成がある(図31及び図32参照)。ベース体2と回転体3の形状は任意であるが、例えば、対向面2aが楕円形状等の非円形状にされ、相対面3a(底面3c)が楕円形状等の非円形状にされ、回転体3のベース体2に対する回転に応じて回転体3のベース体2に対する突出量や突出位置が変化され、回転体3を耳100の一部に接触させることが可能になる。
また、例えば、支点軸21は、相対面3aの中央部に存在するが、対向面2aの中央部には存在しない構成がある(図33及び図34参照)。ベース体2と回転体3の形状は任意であるが、例えば、対向面2aが円形状に形成され、相対面3a(底面3c)が楕円形状等の非円形状にされ、回転体3のベース体2に対する回転に応じて回転体3のベース体2に対する突出量や突出位置が変化され、回転体3を耳100の一部に接触させることが可能になる。
図35乃至図39に、音響出力装置1の各向きにおける各状態を示す。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
音声を出力するスピーカーと、
対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、
少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、
前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、
前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされた
音響出力装置。
(2)
前記ベース体に対して回転された前記回転体の少なくとも一部が耳甲介腔に挿入される
前記(1)に記載の音響出力装置。
(3)
前記ベース体に対して回転された前記回転体の少なくとも一部が対耳輪又は対耳輪下脚に接触される
前記(1)又は前記(2)に記載の音響出力装置。
(4)
前記ベース体は中心軸を基準として回転されることにより形成される回転面である外周面を有し、
前記対向面と前記相対面が前記中心軸に直交する平面に対して傾斜され、
前記支点軸の軸方向が前記対向面に直交する方向にされた
前記(1)から前記(3)の何れかに記載の音響出力装置。
(5)
前記対向面と前記相対面が面接触された
前記(1)から前記(4)の何れかに記載の音響出力装置。
(6)
前記ベース体の内部にマイクロフォンが配置され、
前記ベース体における前記相対面に対向する部分には前記マイクロフォンへの音声の入力を行うための音声入力孔が形成された
前記(1)から前記(5)の何れかに記載の音響出力装置。
(7)
前記回転体は一端が前記相対面の外周に連続する周面を有し、
前記周面が曲面に形成された
前記(1)から前記(6)の何れかに記載の音響出力装置。
(8)
前記ベース体が前記回転体から離隔するに従って外周の大きさが小さくなる先細りの形状に形成された
前記(1)から前記(7)の何れかに記載の音響出力装置。
(9)
前記ベース体が略円錐形状に形成された
前記(8)に記載の音響出力装置。
(10)
前記ベース体における先端側の部分の外面が先端側に凸の曲面形状に形成された
前記(8)又は前記(9)に記載の音響出力装置。
(11)
前記ベース体は内部が配置空間として形成された筐体と前記筐体における外面の少なくとも一部に密着されたイヤーピースとを有し、
前記イヤーピースが弾性変形可能な材料によって形成された
前記(1)から前記(10)の何れかに記載の音響出力装置。
(12)
前記イヤーピースには音声出力孔が形成された先端部と前記先端部に連続され筒状に形成された外周部とを有し、
前記先端部の厚みが前記外周部の厚みより厚くされた
前記(11)に記載の音響出力装置。
(13)
前記回転体が前記ベース体に対して反対回り方向へ回転可能にされた
前記(1)から前記(12)の何れかに記載の音響出力装置。
(14)
前記回転体の内部には略円柱状の電池と前記電池から電力が供給される制御基板とが配置され、
前記電池の軸方向と前記制御基板の向く方向とが前記ベース体と前記回転体の並び方向に一致された
前記(1)から前記(13)の何れかに記載の音響出力装置。
(15)
前記電池と前記制御基板が対向した状態で位置された
前記(14)に記載の音響出力装置。
(16)
信号の送受信を行うアンテナが設けられた
前記(1)から前記(15)の何れかに記載の音響出力装置。
(17)
それぞれ一部が前記ベース体の内部と前記回転体の内部とに位置されると共に少なくとも電力の供給を行うための接続線が設けられ、
前記支点軸が筒状に形成され、
前記接続線の一部が前記支点軸に挿通された
前記(1)から前記(16)の何れかに記載の音響出力装置。
(18)
前記支点軸の軸方向における長さが可変される
前記(1)から前記(17)の何れかに記載の音響出力装置。
100…耳、105…対耳輪、107…対耳輪下脚、113…外耳道、114…耳甲介腔、115…珠間切痕、1…音響出力装置、2…ベース体、2a…対向面、2b…外周面、3…回転体、3a…相対面、3b…周面、4…筐体、4a…配置空間、5…イヤーピース、10b…音声入力孔、12…外周部、13…先端部、21…支点軸、22…スピーカー、23…マイクロフォン、24…電池、25…制御基板、26…接続線、1A…音響出力装置、1B…音響出力装置、1C…音響出力装置、1D…音響出力装置

Claims (17)

  1. 音声を出力するスピーカーと、
    対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、
    少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、
    前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、
    前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされ
    前記ベース体は中心軸を基準として回転されることにより形成される回転面である外周面を有し、
    前記対向面と前記相対面が前記中心軸に直交する平面に対して傾斜され、
    前記支点軸の軸方向が前記対向面に直交する方向にされた
    音響出力装置。
  2. 音声を出力するスピーカーと、
    対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、
    少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、
    前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、
    前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされ、
    前記ベース体の内部にマイクロフォンが配置され、
    前記ベース体における前記相対面に対向する部分には前記マイクロフォンへの音声の入力を行うための音声入力孔が形成された
    音響出力装置。
  3. 音声を出力するスピーカーと、
    対向面を有し少なくとも一部が耳の外耳道に挿入されるベース体と、
    少なくとも一部が前記対向面に対向する相対面を有し前記ベース体に対して回転可能な回転体と、
    前記対向面の中央部に対して変位する位置又は前記相対面の中央部に対して変位する位置の少なくとも一方の位置に存在し前記回転体の前記ベース体に対する回転支点とされる支点軸とを備え、
    前記ベース体が外耳道に挿入された状態において前記ベース体に対して回転された前記回転体が耳の一部に接触可能にされ、
    それぞれ一部が前記ベース体の内部と前記回転体の内部とに位置されると共に少なくとも電力の供給を行うための接続線が設けられ、
    前記支点軸が筒状に形成され、
    前記接続線の一部が前記支点軸に挿通された
    音響出力装置。
  4. 前記ベース体に対して回転された前記回転体の少なくとも一部が耳甲介腔に挿入される
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  5. 前記ベース体に対して回転された前記回転体の少なくとも一部が対耳輪又は対耳輪下脚に接触される
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  6. 前記対向面と前記相対面が面接触された
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  7. 前記回転体は一端が前記相対面の外周に連続する周面を有し、
    前記周面が曲面に形成された
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  8. 前記ベース体が前記回転体から離隔するに従って外周の大きさが小さくなる先細りの形状に形成された
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  9. 前記ベース体が略円錐形状に形成された
    請求項8に記載の音響出力装置。
  10. 前記ベース体における先端側の部分の外面が先端側に凸の曲面形状に形成された
    請求項8に記載の音響出力装置。
  11. 前記ベース体は内部が配置空間として形成された筐体と前記筐体における外面の少なくとも一部に密着されたイヤーピースとを有し、
    前記イヤーピースが弾性変形可能な材料によって形成された
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  12. 前記イヤーピースには音声出力孔が形成された先端部と前記先端部に連続され筒状に形成された外周部とを有し、
    前記先端部の厚みが前記外周部の厚みより厚くされた
    請求項11に記載の音響出力装置。
  13. 前記回転体が前記ベース体に対して反対回り方向へ回転可能にされた
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  14. 前記回転体の内部には略円柱状の電池と前記電池から電力が供給される制御基板とが配置され、
    前記電池の軸方向と前記制御基板の向く方向とが前記ベース体と前記回転体の並び方向に一致された
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  15. 前記電池と前記制御基板が対向した状態で位置された
    請求項14に記載の音響出力装置。
  16. 信号の送受信を行うアンテナが設けられた
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
  17. 前記支点軸の軸方向における長さが可変される
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の音響出力装置。
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