JP2016122915A - 外耳道装着型イヤホンマイク - Google Patents

外耳道装着型イヤホンマイク Download PDF

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Abstract

【課題】外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、筐体を大型化することなく生体音と外部環境音とを収音可能とする。
【解決手段】筐体12内に、マイクロホンユニット14と共にスピーカユニット20が配置された構成とする。その際、筐体12の後端部に、筐体12の内部空間Cをその外部空間に連通させる開口部12Bcが形成された構成とする。また、マイクロホンユニット14の構成として、第1および第2収音孔24a、24bが形成された構成とした上で、その第1収音孔24aを筐体12の音導孔12aに連通させるとともに、その第2収音孔24bを筐体12の開口部12Bcに連通させた構成とする。これにより、単一のマイクロホンユニット14において第1収音孔24aから生体音を収音するとともに第2収音孔24bから外部環境音を収音することを可能し、従来のように2つのマイクロホンユニットを用いる必要性をなくす。
【選択図】図1

Description

本願発明は、外耳道に装着した状態で使用される外耳道装着型イヤホンマイクに関するものであり、特に生体音の収音に適した外耳道装着型イヤホンマイクに関するものである。
従来より、例えば「特許文献1」に記載されているように、心拍音等の生体音を収音するように構成された外耳道装着型イヤホンマイクを備えた医療機器や健康管理機器が知られている。
この「特許文献1」にも記載されているように、一般に外耳道装着型イヤホンマイクは、筐体内にマイクロホンユニットとスピーカユニットとが収容された構成となっている。
「特許文献2」には、このような外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、その筐体内に、上記マイクロホンユニットに相当する内部マイクロホンの他に、外部環境音を収音するための外部マイクロホンが収容された構成が記載されている。その際、内部マイクロホンは外耳道の奥側へ向けて配置されており、外部マイクロホンは外耳道の出口側へ向けて配置されている。
特表2012−508605号公報 特許第3957636号公報
上記「特許文献1」に記載された外耳道装着型イヤホンマイクのように、筐体内にマイクロホンユニットと共にスピーカユニットが収容された構成とすることにより、スピーカユニットから出力される音楽等を楽しみながらあるいはこれを活用しながらマイクロホンユニットによって生体音の収音を行うことが可能となる。
このような外耳道装着型イヤホンマイクに対して、上記「特許文献2」に記載されているような構成を付加すれば、生体音と共に外部環境音を収音することが可能となる。
しかしながら、これを実現するためには2つのマイクロホンユニット(すなわち内部マイクロホンおよび外部マイクロホン)が必要となるので、これらを収容する筐体が大型化してしまうこととなる。したがって、外耳道装着型イヤホンマイクとしては、外耳道への装着性が悪くなってしまい、長時間の使用には適さないものとなってしまう。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、筐体を大型化することなく生体音と外部環境音とを収音することができる外耳道装着型イヤホンマイクを提供することを目的とするものである。
本願発明は、筐体の後端部に開口部を形成した上で、マイクロホンユニットのハウジングに2つの収音孔を形成し、その一方を開口部に連通させることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る外耳道装着型イヤホンマイクは、
前端部に音導孔が形成された筐体と、この筐体に収容されたマイクロホンユニットおよびスピーカユニットと、を備えてなる外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、
上記マイクロホンユニットが、ダイヤフラムと、このダイヤフラムの両側に正面空間および背面空間を形成するように構成されたハウジングとを備えており、
上記ハウジングに、上記正面空間および上記背面空間の各々を該ハウジングの外部空間に連通させる第1および第2収音孔が形成されており、
上記筐体の後端部に、該筐体の内部空間を該筐体の外部空間に連通させる開口部が形成されており、
上記マイクロホンユニットが、上記第1収音孔を上記音導孔に連通させるとともに上記第2収音孔を上記開口部に連通させた状態で配置されており、
上記スピーカユニットが、該スピーカユニットの放音孔を上記音導孔に連通させた状態で配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「外耳道装着型イヤホンマイク」は、筐体の前端部に装着されたイヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用される構成となっていてもよいし、筐体自体の前端部を外耳道に挿入した状態で使用される構成となっていてもよい。
上記構成において「前端部」等の方向性を示す用語は、外耳道装着型イヤホンマイクを構成する各部材相互間の位置関係を明確にするために便宜上用いたものであって、これにより外耳道装着型イヤホンマイクを実際に使用する際の方向性が限定されるものではない。
上記「開口部」の具体的な形状や筐体の後端部における具体的な形成位置は特に限定されるものではない。
上記マイクロホンユニットの「第1収音孔」を「音導孔」に連通させる(すなわち空間的に繋げる)ための具体的な構成および「第2収音孔」を「開口部」に連通させるための具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記スピーカユニットの「放音孔」を「音導孔」に連通させるための具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記構成に示すように、本願発明に係る外耳道装着型イヤホンマイクは、筐体内にマイクロホンユニットと共にスピーカユニットが配置された構成となっているが、この筐体の後端部にはその内部空間をその外部空間に連通させる開口部が形成されており、また、マイクロホンユニットはその第1収音孔を筐体の音導孔に連通させるとともにその第2収音孔を筐体の開口部に連通させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、単一のマイクロホンユニットにおいて第1収音孔から生体音を収音するとともに第2収音孔から外部環境音を収音することが可能となる。したがって、従来のように2つのマイクロホンユニットを用いる必要性がなくなり、これにより筐体が大型化してしまうのを未然に防止することができる。
このように本願発明によれば、外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、筐体を大型化することなく生体音と外部環境音とを収音することができる。
そして、このように生体音と共に外部環境音を収音可能とすることにより、外耳道装着型イヤホンマイクに補聴器や外部環境音モニタとしての機能を持たせることが可能となる。また、筐体を小型に維持することができるので、外耳道への装着性を確保することができ、これにより外耳道装着型イヤホンマイクを長時間の使用に適したものとすることができる。
その際、生体音は低周波帯域の音響信号として検出されるので、マイクロホンユニットによって収音された音響信号をローパスフィルタを通すことによってこれを検出することができる。一方、外部環境音は高周波帯域の音響信号として検出されるので、マイクロホンユニットによって収音された音響信号をハイパスフィルタを通すことによってこれを検出することができる。
本願発明に係る外耳道装着型イヤホンマイクは、筐体内にマイクロホンユニットと共にスピーカユニットが配置された構成となっているので、スピーカユニットから出力される音楽等を楽しみながらあるいはこれを活用しながらマイクロホンユニットによって生体音の収音を行うことも可能である。
上記構成において、筐体内に、第2収音孔からマイクロホンユニットに収音された音響信号を増幅してスピーカユニットへ出力する増幅器が配置された構成とすれば、外耳道装着型イヤホンマイクを補聴器や外部環境音モニタにより適したものとすることができる。
上記構成において、マイクロホンユニットがスピーカユニットよりも後方側に配置された構成とすれば、マイクロホンユニットとスピーカユニットとが従来のように並列に配置されているとした場合に比して、マイクロホンユニットのサイズを小さくすることなく筐体の外径を小さくすることができる。そしてこれにより、マイクロホンユニットの感度低下を未然に防止して、生体音および外部環境音の収音性能を維持することができる。また、筐体の外径を小さくすることにより、外耳道への装着性をより高めることができる。
上記構成において、筐体内の前端部にガスケットが配置されるとともに、このガスケットに筐体の内部空間をその音導孔に連通させる第1および第2貫通孔が形成された構成とした上で、マイクロホンユニットのハウジングにその第1収音孔を囲むように形成された第1収音ノズルが取り付けられ、この第1収音ノズルに前後方向に延びる第1筒状部材の後端部が連結され、この第1筒状部材の前端部が第1貫通孔に挿入された構成とする一方、スピーカユニットにその放音孔を囲むように形成された放音ノズルが取り付けられ、この放音ノズルが第2貫通孔に挿入された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、ガスケット、第1収音ノズルおよび第1筒状部材により、マイクロホンユニットの第1収音孔を筐体の音導孔に確実に連通させることができ、また、ガスケットおよび放音ノズルにより、スピーカユニットの放音孔を筐体の音導孔に確実に連通させることができる。
その上で、第1筒状部材の前端部が第1貫通孔に挿入されるとともにその後端部が第1収音ノズルに連結されていることにより、第1筒状部材の内部空間を、スピーカユニットから出力される音響信号をマイクロホンユニットの収音孔に到達させにくくするためのローパスフィルタの構成要素として機能させることができ、これにより生体音に対する収音性能を高めることができる。その際、第1筒状部材の長さおよび内径を適宜調整することによって音圧感度の微調整を行うことも容易に可能となる。
上記構成において、マイクロホンユニットのハウジングに、第2収音孔を囲むように形成された第2収音ノズルが取り付けられるとともに、この第2収音ノズルに前後方向に延びる第2筒状部材の前端部が連結された構成とした上で、この第2筒状部材の後端部が筐体の開口部に挿入された構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第2収音ノズルおよび第2筒状部材により、マイクロホンユニットの第2収音孔と筐体の開口部とを確実に連通させることができる。そしてこれにより、マイクロホンユニットの第1収音孔からの生体音の収音機能に影響を及ぼすことなく、外部環境音の収音を行うことが容易に可能となる。
本願発明の一実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイクを示す側断面図 上記外耳道装着型イヤホンマイクにおけるマイクロホンユニットの構成を詳細に示す側断面図 上記外耳道装着型イヤホンマイクの構成を示すブロック図 上記マイクロホンユニットによって収音された音響信号の波形の具体例を示す図 上記実施形態の第1変形例を示す、図1と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図1と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10を示す側断面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、前端部(図1において右端部)に音導孔12aが形成された筐体12と、この筐体12に収容されたマイクロホンユニット14およびスピーカユニット20と、筐体12の前端部に装着されたイヤーチップ16とを備えた構成となっている。
この外耳道装着型イヤホンマイク10は、そのイヤーチップ16を外耳道に装着した状態で、心拍音や脈拍音等の生体音を収音するために用いられるようになっている。
筐体12は、前方部材12Aと後方部材12Bとが接合された構成となっている。これら前方部材12Aおよび後方部材12Bは、いずれもアルミニウムや硬質樹脂等の硬質材料で構成されている。
前方部材12Aは、前方へ向けて径が小さくなるように形成されており、その前端壁12Aaの中央部には、前方へ突出する小径円筒部12Abが形成されている。上記音導孔12aは、この小径円筒部12Abに形成されており、また、上記イヤーチップ16は、この小径円筒部12Abに装着されている。
この前方部材12Aの後端面12Acは、円環状に形成されている。また、この前方部材12Aの内周面12Adは、後方へ向けて2段階で径が大きくなる円筒面で構成されている。
後方部材12Bは、前後方向に延びる有底円筒状の部材として構成されており、その後端部が後端壁12Bbとして構成されている。この後方部材12Bの前端面12Baは、前方部材12Aの後端面12Acの外周縁部に当接した状態で、溶着や接着等によって全周にわたってシールされている。
筐体12の内部空間Cの前端部には、円筒状の外周面を有するガスケット18が配置されている。このガスケット18は、シリコーン樹脂やラバー等の軟質材料で構成されている。そして、このガスケット18は、その外周面を前方部材12Aの内周面12Adの小径部に後方側から嵌め込むようにした状態で、その前端面が前方部材12Aの前端壁12Aaに当接する位置まで挿入されている。
このガスケット18は、前半部が円筒状に形成されるとともに後半部が円柱状に形成されており、その後半部の中央には円形の断面形状で前後方向に延びる第1および第2貫通孔18a、18bが上下方向に間隔をおいて形成されている。そして、これら第1および第2貫通孔18a、18bにより、筐体12の内部空間Cを音導孔12aに連通させるようになっている。
筐体12の内部空間Cにおいて、マイクロホンユニット14はスピーカユニット20よりも後方側に配置されている。また、この内部空間Cにおけるスピーカユニット20よりも後方側には、信号処理回路ユニット60がマイクロホンユニット14と並んで配置されており、さらにその後方側にはバッテリ70が配置されている。
信号処理回路ユニット60は、アンテナ機能を備えており、スマートフォン等の外部機器(図示せず)と送受信を行い得るように構成されている。この信号処理回路ユニット60は後方部材12Bに支持されている。
バッテリ70は、マイクロホンユニット14、スピーカユニット20および信号処理回路ユニット60に給電するように構成されている。このバッテリ70は後方部材12Bに支持されている。
スピーカユニット20は、バランスドアーマチャ型スピーカであって、ハウジング52内に図示しないダイヤフラムおよび駆動ユニットが収容された構成となっている。
ハウジング52は、前後方向に長い略直方体の外形形状を有しており、その前端面の下端部には放音孔52aが形成されている。そして、このハウジング52の前端部には、放音孔52aを囲むように形成された放音ノズル54が溶接等によって取り付けられている。また、このハウジング52の後部には、スピーカユニット20を信号処理回路ユニット60に電気的に接続するための1対の端子部20aが配置されている。
スピーカユニット20は、その放音ノズル54の先端部をガスケット18の第2貫通孔18bに後方側から挿入した状態で位置決めされている。そして、このスピーカユニット20においては、信号処理回路ユニット60からの信号電流に応じた音波を発生させ、この音波を放音孔52aおよび第2貫通孔18bを介して音導孔12aへ放射するようになっている。
このスピーカユニット20の位置決めに関しては、放音ノズル54の先端部をガスケット18の第2貫通孔18bに挿入することのみによって行うようにしてもよいし、ハウジング52と後方部材12Bの内周面との間にスペーサ(図示せず)を配置して周方向の複数箇所において支持する構造等を追加して行うようにしてもよい。
筐体12の内部空間Cにおいて、スピーカユニット20の下方には、前後方向に延びる第1筒状部材28Aが配置されている。この第1筒状部材28Aは、アルミニウムや硬質樹脂等の硬質材料で構成されていてもよいし、シリコーン樹脂やラバー等の軟質材料で構成されていてもよい。この第1筒状部材28Aの前端部は、ガスケット18の第1貫通孔18aに挿入されている。この第1筒状部材28Aは、スピーカユニット20よりも後方まで延びるように形成されている。
マイクロホンユニット14は、ダイヤフラム22と、このダイヤフラム22の前後両側に正面空間Cfおよび背面空間Crを形成するように構成されたハウジング24とを備えている。
ハウジング24には、正面空間Cfおよび背面空間Crの各々を該ハウジング24の外部空間に連通させる第1収音孔24aおよび第2収音孔24bが形成されている。このハウジング24の前面には、第1収音孔24aを囲むように形成された第1収音ノズル26Aが溶接等によって取り付けられている。また、このハウジング24の後面には、第2収音孔24bを囲むように形成された第2収音ノズル26Bが溶接等によって取り付けられている。
マイクロホンユニット14は、前後方向と直交する鉛直面に沿って配置されており、その第1収音ノズル26Aにおいて第1筒状部材28Aの後端部に連結されている。この連結は、第1収音ノズル26Aの先端部を第1筒状部材28Aの後端部に挿入することによって行われている。
筐体12の後方部材12Bには、その後端壁12Bbに円形の開口部12Bcが形成されている。この開口部12Bcは、ガスケット18に形成された第1貫通孔18aと同心となる位置関係で形成されており、かつ第1貫通孔18aと同一の断面形状を有している。
筐体12の内部空間Cにおけるマイクロホンユニット14の後方には、前後方向に延びる第2筒状部材28Bが配置されている。この第2筒状部材28Bは、第1筒状部材28Aと同一材料で構成されており、かつ第1筒状部材28Aと同一の断面形状を有している。この第2筒状部材28Bは、その前端部においてマイクロホンユニット14の第2収音ノズル26Bに連結されている。この連結は、第2収音ノズル26Bの先端部を第2筒状部材28Bの前端部に挿入することによって行われている。この第2筒状部材28Bの後端部は、後端壁12Bbの開口部12Bcに挿入されている。
なお、マイクロホンユニット14ならびに第1および第2筒状部材28A、28Bの位置決めに関しては、第1収音ノズル26Aの先端部を第1筒状部材28Aの後端部に挿入するとともに第1筒状部材28Aの前端部をガスケット18の第1貫通孔18aに挿入し、かつ、第2収音ノズル26Bの先端部を第2筒状部材28Bの前端部に挿入するとともに第2筒状部材28Bの後端部を後端壁12Bbの開口部12Bcに挿入することのみによって行うようにしてもよいし、ハウジング24と後方部材12Bの内周面との間にスペーサ(図示せず)を配置して周方向の複数箇所において支持する構造等を追加して行うようにしてもよい。
イヤーチップ16は、シリコーンゴム等の軟質材料で構成されている。
このイヤーチップ16の中心部には、該イヤーチップ16を前後方向に貫通する貫通孔16aが形成されている。この貫通孔16aは、イヤーチップ16が小径円筒部12Abに装着された状態で音導孔12aに連通するようになっている。この貫通孔16aは、音導孔12aよりも小さい径で形成されている。
このイヤーチップ16は、後方側へ向けて略パラボラ状に広がる前後2つのフランジ部16A、16Bを備えている。その際、前方側のフランジ部16Aよりも後方側のフランジ部16Bの方が大きい径で形成されている。これによりイヤーチップ16を外耳道に装着したとき、前後2つのフランジ部16A、16Bが外耳道の壁面に密着して、外耳道内に外耳道壁と鼓膜とイヤーチップ16とによって密閉された空間を形成するようになっている。
この密閉された外耳道内には心拍や脈拍等による外耳道壁および鼓膜の振動が心拍音や脈拍音等として放射されるが、外耳道装着型イヤホンマイク10においては、この心拍音や脈拍音等を生体音としてマイクロホンユニット14で収音するようになっている。
図2は、マイクロホンユニット14の構成を詳細に示す側断面図である。
同図に示すように、マイクロホンユニット14は、小型のエレクトレットコンデンサマイクロホンであって、正面視においてφ5〜10mm程度の円形の外形形状を有するとともに1〜3mm程度の厚みを有している。
このマイクロホンユニット14においては、ダイヤフラム22が、支持リング32、背面電極板34、スペーサ36、導通部材38、絶縁部材40およびインピーダンス変換素子42と共に、ハウジング24に収容された構成となっている。
ハウジング24は、導電性カバー44と回路基板46とによって構成されている。
導電性カバー44は、正面視において円形の外形形状を有するキャップ状の部材であって、金属板にプレス加工を施すことにより形成されている。一方、回路基板46は、正面視において導電性カバー44の内径よりもやや小さい外径の円形形状を有しており、導電性カバー44の前面壁と平行に配置されている。導電性カバー44における周面壁の後端部には、内周側へ折れ曲がるようにして延びる環状折曲部44aが延長形成されており、この環状折曲部44aにおいて回路基板46にカシメ固定されている。
ハウジング24の第1収音孔24aは、導電性カバー44における前面壁の中央部に形成されている。また、ハウジング24の第2収音孔24bは、回路基板46に形成されている。これら第1収音孔24aおよび第2収音孔24bは、いずれも円形形状を有しており、第2収音孔24bの方が第1収音孔24aよりも小さい径で形成されている。なお、これら第1収音孔24aおよび第2収音孔24bは、それぞれ複数の小孔で形成された構成とすることも可能である。
第1収音ノズル26Aの先端部には、円形の開口部26Aaが形成されている。第2収音ノズル26Bは第1収音ノズル26Aと同様の構成を有している。
ダイヤフラム22は、高分子フィルムの前面に金属蒸着膜が形成された構成となっており、その中心部には気圧調整用の微小孔22aが形成されている。このダイヤフラム22は、その外周縁部において支持リング32に支持されている。この支持リング32は、金属製の薄板で構成されており、円環状に形成されている。ダイヤフラム22は、この支持リング32の後面に張設固定(すなわちテンションをかけた状態で接着等により固定)されている。
背面電極板34は、正面視において、支持リング32の外周面よりもひと回り小さい円形の外形形状を有しており、ダイヤフラム22の後方に近接して配置されている。この背面電極板34は、金属板で構成された電極板本体の前面にエレクトレット層34aが配置された構成となっている。このエレクトレット層34aは、電極板本体の前面に形成された絶縁膜に所定のチャージ電圧で分極処理を施すことによって生成されており、これにより所定の表面電位が付与されている。この背面電極板34には、その周方向の複数箇所に、該背面電極板34を前後方向に貫通する貫通孔34bが形成されている。
スペーサ36は、円環状に形成された樹脂製の薄板で構成されており、ダイヤフラム22と背面電極板34との間に配置されている。そして、このスペーサ36を介してダイヤフラム22と背面電極板34のエレクトレット層34aとが平行に対向配置されることにより、コンデンサ部が構成されるようになっている。
回路基板46は、背面電極板34の後方に配置されている。この回路基板46の前後両面には、図示しない導電層がそれぞれ所定のパターンで形成されている。この回路基板46の後面には、マイクロホンユニット14を信号処理回路ユニット60に電気的に接続するための1対の端子部14aが形成されている。
インピーダンス変換素子42は、回路基板46の前面に搭載されている。その際、このインピーダンス変換素子42は、第2収音孔24bの形成位置から外れた位置に配置されている。
導通部材38は、略円筒状の部材であって、回路基板46と背面電極板34との間に配置された状態で、両者間の導通を図るようになっている。
絶縁部材40は、環状の部材であって、背面電極板34および導通部材38と導電性カバー44の周面壁との間に配置された状態で、両者間の絶縁を図るようになっている。
上述したように、導電性カバー44は、その環状折曲部44aにおいて回路基板46にカシメ固定されているが、このカシメ固定により、導電性カバー44と回路基板46の後面に形成された導電層との導通を図るようになっている。
図3は、外耳道装着型イヤホンマイク10の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、この外耳道装着型イヤホンマイク10においては、マイクロホンユニット14で収音された音響信号(すなわち第1収音孔24aから収音された生体音の音響信号および第2収音孔24bから収音された外部環境音の音響信号)が信号処理回路ユニット60に入力されるようになっている。
この信号処理回路ユニット60は、並列に配置されたローパスフィルタ62およびハイパスフィルタ64と、ハイパスフィルタ64に接続された増幅器66とを備えた構成となっている。
この信号処理回路ユニット60においては、マイクロホンユニット14から入力された音響信号を、ローパスフィルタ62に通すことにより低周波帯域の音響信号である生体音を検出するとともに、ハイパスフィルタ64に通すことにより高周波帯域の音響信号である外部環境音を検出するようになっている。
ローパスフィルタ62で検出された生体音の音響信号は、外部機器に送信され、この外部機器において波形分析が行われることにより、その分析結果が健康状態の管理に活用されるようになっている。
一方、ハイパスフィルタ64で検出された外部環境音の音響信号は、増幅器66で増幅された後、スピーカユニット20へ出力され、このスピーカユニット20から音波として外耳道内へ放射されることにより、周囲状況の把握に活用されるようになっている。
図4は、マイクロホンユニット14によって収音された音響信号の波形の具体例を示す図である。
図4(a)に示す波形は、ローパスフィルタ62において検出された低周波帯域の音響信号の波形である。この波形は、第1収音孔24aから収音された生体音(具体的には心拍音)の波形であって、1〜3Hz程度の周期的な波形となっている。
図4(b)に示す波形は、ハイパスフィルタ64において検出された高周波帯域の音響信号の波形である。この波形は、第2収音孔24bから収音された外部環境音(具体的には話し声)の波形であって、不規則的な波形となっている。
次に本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、筐体12内にマイクロホンユニット14と共にスピーカユニット20が配置された構成となっているが、この筐体12の後端部にはその内部空間Cをその外部空間に連通させる開口部12Bcが形成されており、また、マイクロホンユニット14はその第1収音孔24aを筐体12の音導孔12aに連通させるとともにその第2収音孔24bを筐体12の開口部12Bcに連通させた状態で配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、単一のマイクロホンユニット14において第1収音孔24aから生体音を収音するとともに第2収音孔24bから外部環境音を収音することが可能となる。したがって、従来のように2つのマイクロホンユニットを用いる必要性がなくなり、これにより筐体12が大型化してしまうのを未然に防止することができる。
このように本実施形態によれば、外耳道装着型イヤホンマイク10において、筐体12を大型化することなく生体音と外部環境音とを収音することができる。
そして、このように生体音と共に外部環境音を収音可能とすることにより、外耳道装着型イヤホンマイク10に補聴器や外部環境音モニタとしての機能を持たせることが可能となる。また、筐体12を小型に維持することができるので、外耳道への装着性を確保することができ、これにより外耳道装着型イヤホンマイク10を長時間の使用に適したものとすることができる。
その際、生体音は低周波帯域の音響信号として検出されるので、マイクロホンユニット14によって収音された音響信号をローパスフィルタ62を通すことによってこれを検出することができ、一方、外部環境音は高周波帯域の音響信号として検出されるので、マイクロホンユニット14によって収音された音響信号をハイパスフィルタ64を通すことによってこれを検出することができる。なお、ローパスフィルタ62およびハイパスフィルタ64の各々のカットオフ周波数は、外耳道装着型イヤホンマイク10の使用環境に応じて適宜設定することが可能である。
また、本実施形態に係る外耳道装着型イヤホンマイク10は、筐体12内にマイクロホンユニット14と共にスピーカユニット20が配置された構成となっているので、スピーカユニット20から出力される音楽等を楽しみながらあるいはこれを活用しながらマイクロホンユニット14によって生体音の収音を行うことも可能である。その際、例えば工場や工事現場等においては、離れた位置からの作業指示等を、信号処理回路ユニット60の通信機能を利用してスピーカユニット20から出力させるようにすることも可能である。
本実施形態においては、筐体12内に、第2収音孔24bからマイクロホンユニット14に収音された音響信号を増幅してスピーカユニット20へ出力する増幅器66が配置されているので、外耳道装着型イヤホンマイク10を補聴器や外部環境音モニタにより適したものとすることができる。
また本実施形態においては、マイクロホンユニット14がスピーカユニット20よりも後方側に配置されているので、マイクロホンユニット14とスピーカユニット20とが従来のように並列に配置されているとした場合に比して、マイクロホンユニット14のサイズを小さくすることなく筐体12の外径を小さくすることができる。そしてこれにより、マイクロホンユニット14の感度低下を未然に防止して、生体音および外部環境音の収音性能を維持することができる。また、筐体12の外径を小さくすることにより、外耳道への装着性をより高めることができる。
さらに本実施形態においては、筐体12内の前端部にガスケット18が配置されるとともに、このガスケット18に筐体12の内部空間Cを音導孔12aに連通させる第1および第2貫通孔18a、18bが形成されており、その上で、マイクロホンユニット14のハウジング24にその第1収音孔24aを囲むように形成された第1収音ノズル26Aが取り付けられており、この第1収音ノズル26Aに前後方向に延びる第1筒状部材28Aの後端部が連結されており、この第1筒状部材28Aの前端部が第1貫通孔18aに挿入されており、一方、スピーカユニット20にその放音孔52aを囲むように形成された放音ノズル54が取り付けられており、この放音ノズル54が第2貫通孔18bに挿入されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、ガスケット18、第1収音ノズル26Aおよび第1筒状部材28Aにより、マイクロホンユニット14の第1収音孔24aを音導孔12aに確実に連通させることができ、また、ガスケット18および放音ノズル54により、スピーカユニット20の放音孔52aを音導孔12aに確実に連通させることができる。
その上で、第1筒状部材28Aの前端部が第1貫通孔18aに挿入されるとともにその後端部が第1収音ノズル26Aに連結されていることにより、第1筒状部材28Aの内部空間を、スピーカユニット20から出力される音響信号をマイクロホンユニット14の第1収音孔24aに到達させにくくするためのローパスフィルタの構成要素として機能させることができ、これにより生体音に対する収音性能を高めることができる。その際、第1筒状部材28Aの長さおよび内径を適宜調整することによって音圧感度の微調整を行うことが容易に可能となる。しかも、この第1筒状部材28Aと第2貫通孔18bとの間には、筐体12の音導孔12aおよびガスケット18の内部空間という容量の大きい空間が形成されているので、ローパスフィルタとしての機能を高めることができる。
本実施形態においては、マイクロホンユニット14のハウジング24に、第2収音孔24bを囲むように形成された第2収音ノズル26Bが取り付けられるとともに、この第2収音ノズル26Bに前後方向に延びる第2筒状部材28Bの前端部が連結されており、この第2筒状部材28Bの後端部が筐体12の開口部12Bcに挿入されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第2収音ノズル26Bおよび第2筒状部材28Bにより、マイクロホンユニット14の第2収音孔24bと筐体12の開口部12Bcとを確実に連通させることができる。そしてこれにより、マイクロホンユニット14の第1収音孔24aからの生体音の収音機能に影響を及ぼすことなく、外部環境音の収音を行うことが容易に可能となる。
上記実施形態においては、マイクロホンユニット14が前後方向と直交する鉛直面に沿って配置されているものとして説明したが、前後方向と直交する鉛直面に対して傾斜した平面に沿って配置された構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、マイクロホンユニット14がエレクトレットコンデンサマイクロホンである場合について説明したが、これ以外のマイクロホン(例えばダイヤフラムの背面空間に収音孔が形成された動電型マイクロホン)を採用することも可能である。
上記実施形態においては、スピーカユニット20がバランスドアーマチャ型スピーカである場合について説明したが、これ以外のスピーカ(例えば動電型スピーカ)を採用することも可能である。
上記実施形態においては、第2筒状部材28Bの前端部がマイクロホンユニット14の第2収音ノズル26Bに連結されるとともにその後端部が筐体12の開口部12Bcに挿入されているものとして説明したが、これら第2筒状部材28Bおよび第2収音ノズル26Bの一方または双方が存在しない構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、筐体12内にアンテナ機能を備えた信号処理回路ユニット60とバッテリ70とが収容されているものとして説明したが、筐体12から外部に引き出されたケーブルを介して信号処理回路ユニット60が外部機器や電源と接続された構成を採用することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図5は、本変形例に係る外耳道装着型イヤホンマイク110を示す、図1と同様の図である。
同図に示すように、この外耳道装着型イヤホンマイク110の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、上記実施形態のような第2筒状部材28Bを備えておらず、また、筐体112の後方部材112Bの構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例の筐体112も、上記実施形態の筐体12の音導孔12aと同様の音導孔112aが形成されており、その後方部材112Bの後端壁112Bbに円形の開口部112Bcが形成されている。この開口部112Bcは、ガスケット18に形成された第1貫通孔18aと同心となる位置関係で形成されている。
そして、この後方部材112Bには、開口部112Bcから前方へ向けて延びる筒状部112Bdが形成されている。この筒状部112Bdの内径は、第1筒状部材28Aの内径と同一の値に設定されている。そして、この筒状部112Bdの前端部にマイクロホンユニット14の第2収音ノズル26Bが連結されている。この連結は、第2収音ノズル26Bの先端部を筒状部112Bdの前端部に挿入することによって行われている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本変形例の構成を採用することにより、外耳道装着型イヤホンマイク110の部品点数を削減することができるとともに、マイクロホンユニット14の支持をより確実に行うことができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る外耳道装着型イヤホンマイク210を示す、図1と同様の図である。
同図に示すように、この外耳道装着型イヤホンマイク210の基本的な構成は上記第1変形例の場合と同様であるが、上記第1変形例のような第1筒状部材28Aを備えておらず、また、第1収音ノズル226Aおよびガスケット218の構成が上記第1変形例の場合と異なっている。
すなわち、本変形例のガスケット218は、その第1貫通孔218aの径が、上記第1変形例のガスケット18の第1貫通孔18aの径に比して小さい値に設定されている。
また、本変形例の第1収音ノズル226Aは、上記第1変形例の第1収音ノズル26Aに比して前方へ向けて筒状に長く延びており、その先端部がガスケット218の第1貫通孔218aに後方側から挿入されている。
なお、ガスケット218の構成は、その第1貫通孔218a以外の部分に関しては上記第1変形例のガスケット18と同様であって、上記第1変形例の第2貫通孔18bと同様の第2貫通孔218bを有している。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記第1変形例と同様の作用効果を得ることができる。
また、本変形例の構成を採用することにより、外耳道装着型イヤホンマイク210の部品点数をさらに削減することができるとともに、マイクロホンユニット14の支持をより一層確実に行うことができる。
本変形例の構成に対して、その第2収音ノズル26Bについても、上記第1変形例の第2収音ノズル26Bに比して後方へ向けて筒状に長く延びる構成とするとともに、後方部材112Bの筒状部112Bdが短尺に形成された構成とした上で、この筒状部112Bdの前端部に第2収音ノズル26Bの先端部が挿入された構成、あるいは、筒状部112Bdを廃止し、開口部112Bcに第2収音ノズル26Bの先端部が直接挿入された構成とすることも可能である。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210 外耳道装着型イヤホンマイク
12、112 筐体
12a、112a 音導孔
12A 前方部材
12Aa 前端壁
12Ab 小径円筒部
12Ac 後端面
12Ad 内周面
12B、112B 後方部材
12Ba 前端面
12Bb、112Bb 後端壁
12Bc、26Aa、112Bc 開口部
14 マイクロホンユニット
14a、20a 端子部
16 イヤーチップ
16a、34b 貫通孔
16A、16B フランジ部
18、218 ガスケット
18a、218a 第1貫通孔
18b、218b 第2貫通孔
20 スピーカユニット
22 ダイヤフラム
22a 微小孔
24、52 ハウジング
24a 第1収音孔
24b 第2収音孔
26A、226A 第1収音ノズル
26B 第2収音ノズル
28A 第1筒状部材
28B 第2筒状部材
32 支持リング
34 背面電極板
34a エレクトレット層
36 スペーサ
38 導通部材
40 絶縁部材
42 インピーダンス変換素子
44 導電性カバー
44a 環状折曲部
46 回路基板
52a 放音孔
54 放音ノズル
60 信号処理回路ユニット
62 ローパスフィルタ
64 ハイパスフィルタ
66 増幅器
70 バッテリ
112Bd 筒状部
C 内部空間
Cf 正面空間
Cr 背面空間

Claims (5)

  1. 前端部に音導孔が形成された筐体と、この筐体に収容されたマイクロホンユニットおよびスピーカユニットと、を備えてなる外耳道装着型イヤホンマイクにおいて、
    上記マイクロホンユニットが、ダイヤフラムと、このダイヤフラムの両側に正面空間および背面空間を形成するように構成されたハウジングとを備えており、
    上記ハウジングに、上記正面空間および上記背面空間の各々を該ハウジングの外部空間に連通させる第1および第2収音孔が形成されており、
    上記筐体の後端部に、該筐体の内部空間を該筐体の外部空間に連通させる開口部が形成されており、
    上記マイクロホンユニットが、上記第1収音孔を上記音導孔に連通させるとともに上記第2収音孔を上記開口部に連通させた状態で配置されており、
    上記スピーカユニットが、該スピーカユニットの放音孔を上記音導孔に連通させた状態で配置されている、ことを特徴とする外耳道装着型イヤホンマイク。
  2. 上記筐体内に、上記第2収音孔から上記マイクロホンユニットに収音された音響信号を増幅して上記スピーカユニットへ出力する増幅器が配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
  3. 上記マイクロホンユニットが、上記スピーカユニットよりも後方側に配置されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
  4. 上記筐体内の前端部にガスケットが配置されており、
    このガスケットに、上記筐体の内部空間を上記音導孔に連通させる第1および第2貫通孔が形成されており、
    上記ハウジングに、上記第1収音孔を囲むように形成された第1収音ノズルが取り付けられており、
    この第1収音ノズルに、前後方向に延びる第1筒状部材の後端部が連結されており、
    この第1筒状部材の前端部が上記第1貫通孔に挿入されており、
    上記スピーカユニットに、該スピーカユニットの放音孔を囲むように形成された放音ノズルが取り付けられており、
    この放音ノズルが上記第2貫通孔に挿入されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
  5. 上記ハウジングに、上記第2収音孔を囲むように形成された第2収音ノズルが取り付けられており、
    この第2収音ノズルに、前後方向に延びる第2筒状部材の前端部が連結されており、
    この第2筒状部材の後端部が上記開口部に挿入されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の外耳道装着型イヤホンマイク。
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