JP2007281711A - イヤーモールド型送受話器及び無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のイヤーモールド型送受話器は外部騒音によるノイズ低減効果が小さく明瞭度に欠けるものであった。本発明は、周囲騒音にも拘わらずSN特性に優れた送話機能(マイクロホン機能)を備えたイヤーモールド型送受話器とそれを使用した無線通信装置を提供する。
【解決手段】外耳道挿入部又は外耳道開口部を覆う部分を備え、内部をシリコン樹脂等で充填したイヤーモールド部内部に、レシーバ兼用音声マイクとノイズ集音用マイクとを収納し、両者の信号を混合してノイズ成分を抑圧し、高SN比の音声信号を取り出す。またそのような送受話器を用いて無線通信装置を構成する。
【選択図】図3

Description

本発明はイヤーモールド型送受話器及び無線通信装置に関し、詳細には、外耳道に挿入して使用する受話器としてのイヤホンに骨伝導マイク等の送話器を一体に組み込んだイヤーモールド型送受話器、及び、それを使用した無線通信装置に関するものである。
無線通信システムには、一般大衆が使用する携帯電話のように送信と受信が同時に行われる複信方式(デュプレクス方式:Duplex)と、タクシー無線や業務用無線のように送信と受信を交互に切替えて通信する単信方式(シンプレクス方式:Simplex)の他、受信動作は連続して行われるが送信はプレススイッチを操作している間のみ動作する半複信方式(ハーフデュプレクス方式:Half Duplex)がある。ここでは、プレススイッチを操作したとき送信動作を行う単信方式と半複信方式を合わせて、プレストーク方式と云う。これらの無線通信方式は、夫々使用目的に応じて使い分けられるが、例えば半複信方式は、工場、建設現場、航空機関連業務、消防業務等において広く使用されており、特に、指揮管理するコマンダーとその指示に従って作業を行う複数のオペレータの立場が明確な作業・業務においては、複信方式より交信が分離されるので通信管制上使い勝手が優れている場合が多く、また大規模な設備投資(インフラ)が必要ではない点で経済的である。
ところで、種々の業務に使用される無線通信において、工事現場や航空機整備場等の騒音が著しい場所での送受話器としては、周囲の騒音がマイクをマスクせず明瞭度を保って送話音を伝達できること、同時に受信機出力を明確に通信者(操作者)に伝達する必要があることから、従来から種々の工夫が施された特殊なものが使用されている。
例えば、図6は特許文献1に開示されたイヤーモールド型送受話器に組み込まれた加速度型振動ピックアップの構造を示す図である。この例では、外耳道に挿入して使用するイヤーピース60内に、圧電振動部材からなる振動ピックアップ61をその振動方向が外耳道と直行するようにバネ材62等によって中空保持状態で配置され、振動に伴って発生する電気信号を引き出し線63を介して外部の増幅器に導くように構成されている。この構造によれば通信者の会話音声が骨伝導により前記イヤーピース60の振動ピックアップ61に伝達されるので、マイクとして使用することができる。当該公報には、同時にイヤホン(受話器)をイヤーピースに組み込んでもよい旨の記載があるが具体的な構成については言及がない。この構造によれば操作者の耳を聴覚障害防止用イヤーパット等の密閉式ヘッドホンで保護することも可能である。
また、特許文献2には、同様にイヤホンと一体にマイクロホンを組み込んだ送受一体電気音響変換装置の引っ張りや捻れ等の外力による機械的破壊やリード線の断線を防止する手段が開示されている。
更に、特許文献3には、外耳道にイヤホンの端部を挿入する煩わしさを回避するために、外耳道に挿入せずに外耳孔を覆うタイプの骨伝導イヤホンマイクが提案されている。この例では、図7に示すようにイヤホン65の内部に、骨伝導振動のピックアップ感度を高めるために骨伝導マイク66には圧電部材からなる振動部材を複数配置したもので、更に、受話音を聞くためのスピーカ67を一体に収納し、信号ケーブル68を介して外部装置と連結したものである。
また、特許文献4には、図8に示すように、外耳挿入部の突起部70を備えたイヤホン71の内部に、振動板72とその側面に取り付けた中空コイル73を備え、そのコイルの中空部に永久磁石74をコアとして配置したイヤホン構造物であり、これを受話器(イヤホン)と送話器(マイク)機能の両者として使用する例が示されている。このようなイヤホンは双方向性をもったマイク・イヤホンとして機能することは従来からよく知られているが、この例では、電気的フィードバックのない2線4線変換回路を組み合わせ、該回路の動作によってマイク機能とイヤホン(受話)機能とを同時に機能させるようにしている。
また、特許文献5には、送受話器一体型のイヤーモールド型ではないが、骨伝導マイクの周波数特性を改善し、違和感のない音声出力を得る手段として、図9に示すように、骨伝導マイク85と概骨伝導マイク85の出力信号を増幅器86で増幅後、イコライザ87で周波数特性を調整するものである。該イコライザ87は、外部コンデンサマイク88の出力を同様のレベルに増幅器89で増幅し、該信号と前記骨伝導マイク出力とを比較制御器90において比較し、両方のマイク出力信号の周波数特性がほぼ同じになるようにイコライザ87を手動によって調整するものである。この手段によれば、一般的に籠もった不明瞭な音声となる傾向にある骨伝導マイク出力信号の周波数特性を矯正し、明瞭度を向上したマイク出力信号を無線通信機等の外部回路91に供給することができる。
特開昭51−94218号公報 特開平11−196484号公報 開特平9−331591号公報 開特2001−197163公報 開特2002−125298公報
しかしながら、上述した従来の手段では、いずれも外部騒音の混入を防止しながら、受信音声を的確に伝達する機能としては不十分であり、SN比が大きく改善されていないことは共通した欠点であった。即ち、前記図6の特許文献1に示されたものでは、密閉型送受話器として有用では有るが、外部騒音ノイズの除去機能がない。図7に示した前記特許文献3では、長時間使用しても違和感ない構造とする上では有用であるが、同様に外部騒音ノイズの除去機能が十分ではない。図8に示した前記特許文献4では、骨伝導マイクの周波数特性改善効果は期待できるが、同様に外部騒音ノイズの除去機能がない。図9に示した前記特許文献5記載のものは、一つのイヤホンを送話器として使用する機能として有用であるが、同様に外部騒音ノイズの除去機能がない。なお、図示を省略したが、前記特許文献2は構造に関するもので、ノイズ低減に関する記載がない。
このように従来の手段では、いずれも外部騒音ノイズを低減するものではなく、明瞭度を犠牲にしたものとなっていた。
本発明は、このような従来のイヤーモールド型送受話器の問題を解決するためになされたものであって、周囲騒音の混入を大幅に低減し、SN特性に優れた送話機能(マイクロホン)を備えたイヤーモールド型送受話器を提供すると共に、それを使用した無線通信装置を提供することを目的としている。
本発明では、上記目的を達成するために、請求項1記載のイヤーモールド型送受話器は、外耳道に通じる通孔を有する外耳道挿入部又は外耳道開口部を覆う部分を備え内部をシリコン樹脂等の弾性材で充填されたイヤーモールド部と、該イヤーモールド部内であって前記通孔又は外耳道開口にマイク音声入出口を位置して配置したレシーバ兼用音声マイクと、前記イヤーモールド部内に配置したノイズ集音用マイクと、前記レシーバ兼用音声マイクと前記ノイズ集音用マイク夫々に付加された入出力用信号線とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のイヤーモールド型送受話器において、前記ノイズ集音用マイクに、前記イヤーモールド部内部に形成した中空ダクト部を近接配置することによって、前記レシーバ兼用音声マイクにピックアップされるノイズに近似したノイズ信号がピックアップされるように構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載のイヤーモールド型送受話器において、前記レシーバ兼用音声マイクに付加した入出力切替部と、該入出力切替部を介して出力される前記レシーバ兼用音声マイク出力信号から前記ノイズ集音用マイク出力を減算処理することによって前記レシーバ兼用音声マイク出力に含まれるノイズ信号を低減するノイズサプレッサ部とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のイヤーモールド型送受話器において、前記レシーバ兼用音声マイクを骨伝導マイクとレシーバとに置換すると共に、前記入出力切替部を除去したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、無線通信装置に関するもので、前記請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のイヤーモールド型送受話器に、送信回路と受信回路とアンテナとを接続したことを特徴とする。
本発明は以上のように構成するので、請求項1記載のイヤーモールド型送受話器は、外耳道挿入部又は外耳道開口部を覆う部分を備え、内部をシリコン樹脂等の弾性材で充填されたイヤーモールド部内部に、レシーバ兼用音声マイクとノイズ集音用マイクとを収納し、前記レシーバ兼用音声マイクは前記外耳道挿入部に設けた通孔又は外耳道開口部に面して配置したので、前記レシーバ兼用音声マイクには骨伝道による通信者の会話音声と周囲のノイズとの両方がピックアップされ、前記ノイズ集音用マイクにはノイズは同様にピックアップされる。従って、これら二つのマイクの出力信号を混合することによってノイズ成分を互いに相殺するように処理すれば、ノイズが低減された高いSN比の音声信号をピックアップすることが可能となる。なお、ノイズ集音用マイクにピックアップされる通信者の会話音声成分がレシーバ兼用音声マイクよりも小さくなるようにすることが好ましい。
請求項2記載の発明では、請求項1記載のイヤーモールド型送受話器において、前記ノイズ集音用マイクに、前記イヤーモールド部内部に形成した中空ダクト部を近接配置することによって、前記レシーバ兼用音声マイクにピックアップされるノイズに近似したノイズ信号がピックアップされるように構成したので、二つのマイクに含まれるノイズ成分が似通ったものとなり、互いに相殺処理すればノイズ低減効果が向上する。
請求項3記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載のイヤーモールド型送受話器において、前記レシーバ兼用音声マイクに付加した入出力切替部と、該入出力切替部を介して出力される前記レシーバ兼用音声マイク出力信号から前記ノイズ集音用マイク出力を減算処理することによって前記レシーバ兼用音声マイク出力に含まれるノイズ信号を低減するノイズサプレッサ部とを備えたので、必要な減算処理をイヤーモールド部に一体に組み込み、送受話器として完成したものとすることが可能となる。従って、必要な電源として小型電池を収納すれば、従来の送受話器に交換して本発明の送受話器を使用する上で便利である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のイヤーモールド型送受話器において、前記レシーバ兼用音声マイクを骨伝導マイクとレシーバとに置換すると共に、前記入出力切替部を除去したので、プレス信号を供給することなく受話音声と送話音声とを分離可能となる。
請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のイヤーモールド型送受話器に、送信回路と受信回路とアンテナとを接続したので、例えばワイヤレス送受話器として使用可能となり、比較的近距離通信を行う工事現場や航空機整備等の業務では、本発明の無線通信機で十分に実用可能である。特に、小型に構成できるので、聴覚保護用の密閉用ヘッドホンに容易に組み込み可能であり、極めて便利である。また、騒音の有無に拘わらず、例えば補聴器のように外耳道内部に収容可能な程度に超小型に構成すれば、無線通信機装着を第三者に気づかれることがないので、警察業務等や警備業務等に便利であろう。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される技術用語、構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明に係る無線通信装置の概要ブロック図である。この例に示す無線通信装置は、本発明に係るイヤーモールド型送受話器1と、無線通信機部2と、アンテナ3と、プレス信号供給ライン4とを備え、前記無線通信装置2は、ゲイン・パス切替部5と、ノイズサプレッサ部6と、送信回路7と、受信回路8とを備えて構成されている。各部の詳細と具体例は後述するが、この例に示す無線通信装置の特徴は、前記イヤーモールド型送受話器1からの出力信号、具体的には周囲ノイズ集音出力及び、骨伝導音声出力と周囲ノイズとの混合出力信号10を前記ゲイン・パス切替部を介してノイズサプレッサ部6に供給すると共に、前記受信回路8からの復調音声信号11をゲイン・パス切替部5を介して前記イヤーモールド送受話器1のイヤホン部に供給するものである。
図2は本発明に係るイヤーモールド送受話器1の内部概要構造の一例を示す断面構成図である。この例に示すイヤーモールド送受話器1は、シリコン樹脂等で通常のイヤホンのような形状に整形したイヤーモールド部20の内部に、レシーバ兼用音声マイク21と、本発明において付加したノイズ集音用マイク22とを備え、更に、前記ノイズ集音用マイク22には当該ノイズ集音用マイク22と前記レシーバ兼用音声マイク21とを連結するように中空ダクト23を設ける。
なお、前記レシーバ兼用音声マイク21とノイズ集音用マイク22とはほぼ同じ構造のもので構わないが、ノイズ集音用マイク22は後述するようにレシーバ兼用音声マイク21に混入する周囲騒音ノイズ成分をキャンセルするための信号をピックアップするので、その目的に沿うように外耳道や骨伝導によって伝達される音声信号は極力ピックアップせず、専ら周囲ノイズ成分をピックアップするように構成し、又は配置する。一方、前記レシーバ兼用音声マイク21は、受信回路出力を供給して通信者に伝達するスピーカとして機能し、同時に通信者の会話音声の骨伝導振動をピックアップし、電気信号に変換して出力するように機能させるので、夫々その目的に沿うように配置することが肝要である。例えば、前記イヤーモールド部20は送信者の外耳道を覆い外部と遮音可能な大きさの胴部24と、その一方面に外耳道に挿入可能な太さの突出部25が付加されており、その突出部25の中心に受話音を伝達できるように外耳道にほぼ平行するような通孔26を備え、その通孔26の奥端であって、前記外耳道突出部25と外耳道を覆う胴部24との連結部近傍に前記レシーバ兼用音声マイク21を配置している。レシーバ兼用音声マイク21はこの位置に配置されているので、当該イヤーモールド送受話器1を装着したとき外耳道の外部開放端に近接した状態になるので、通信者の会話音声の骨伝導振動をピックアップし易くなる。これに対し前記ノイズ集音用マイク22は、通信者の会話音声の骨伝導振動が伝わり難いように極力イヤーモールド部20の内部に位置するほうが好ましい。なお、ノイズ集音用マイク22からレシーバ兼用音声マイク21との間に配置した中空ダクト23は、集音の効率を高め、ノイズ成分がレシーバ兼用音声マイク21と同じようにピックアップできるように付加したものであり、使用するマイクの構造、あるいは当該イヤーモールド部の構造や外耳道挿入部の形状等に応じて適宜、長さや中空の大きさを設定する。
図2に示した構造において、前記レシーバ兼用音声マイク21とノイズ集音用マイク22には、ほぼ同じようにノイズ信号が発生し、且つ、通信者の会話音声信号はできる限り前記レシーバ兼用音声マイク21の方が大きく、ノイズ集音用マイクにはできる限り少ないほうが好ましい。但し、骨伝導による音声信号の伝達には個人差やイヤーモールド送受話器1の装着具合等によっても様子が変るので、出力信号レベルの変動等を含めて補正手段を併用することが好ましいであろう。なお、前記レシーバ兼用音声マイク21とノイズ集音用マイク22には、夫々において音響信号を電気信号に変換して外部に導き出す信号線27、28が付加され、前記図1のゲイン・パス切替部5に接続されている。
このように構成したイヤーモールド送受話器1では、これを通信者の外耳道に挿入して使用するとき、前記レシーバ兼用音声マイク21には、周囲ノイズと通信者の会話に伴う振動が骨伝導音声として伝達され、電気信号に変換されて信号線27によって前記図1のゲイン・パス切替部5に導かれる。一方、前記ノイズ集音用マイク22では、主として周囲ノイズ信号が電気信号に変換され信号線28を介して前記図1のゲイン・パス切替部5に導かれる。
図3は前記図1のゲイン・パス切替部5の具体的構成例を示すブロック図であり、前記イヤーモールド部20の信号線27が接続される入出力切替スイッチ部30と、該入出力切替スイッチ30の送話信号出力端31に接続された送信信号増幅器(T・AMP)32と、そのアナログ信号をデジタル信号に変換する第一のA/D変換器33と、前記イヤーモールド部20の他方の信号線28が接続されるノイズ増幅器(N・AMP)34と、その出力をデジタル信号に変換する第二のA/D変換器35とを備えて構成されている。なお、前記入出力切替スイッチ30は、図示を省略した制御器等から供給される送信機を起動させるプレス信号(PTT信号)が供給され、この信号によってスイッチが受話音端子36に切替えられて、受信の際は前記図1の受信回路8から供給される受信復調信号(受話音声)が前記イヤーモールド部20のレシーバ兼用音声マイク21に伝達され、その電気信号が音響化されて通信者の耳に届けられる。一方、プレス信号が発生すると、前記入出力切替スイッチ30は送話信号出力端31に接続され、レシーバ兼用の音声マイクとして機能するレシーバ兼用音声マイク21からの信号がノイズ増幅器32、第一A/D変換器33を経て、デジタル信号処理プロセッサ37に供給され、そのノイズサプレッサ機能によって後述する処理が行われ、通信者の会話音声信号に混入する周囲騒音に起因するノイズが抑圧されて、高いSN比の送話信号が前記図1の送信回路7に供給される。
図4は前記ノイズサプレッサ部6の構成例を示すブロック図である。この例では、一般的によく知られているLMS(Least Mean Square:最小二乗法)による適応型ノイズサプレッションを用いた場合を説明する。即ち、前記ノイズ集音用マイク22の出力はノイズ成分が多く含まれているので、これをLMSブロック40に入力し、信号自体はFIR(Finite Impulse Response Filter:有限インパルス応答フィルタ)に入力し、LMSブロック40ではFIRフィルタの計数を適宜変更する。一方、レシーバ兼用音声マイク21から供給された信号には周囲のノイズと通信者の会話信号とが混合されたものであるので、この信号から減算器42において前記FIRフィルタ41の出力信号を減算するとノイズ成分が減少し、信号レベルが小さくなりノイズ成分が最小になるようにノイズサプレッション処理が行われる。このようにノイズ成分が最小になるように処理された後の音声信号が送信回路7に供給され、ノイズが少なく明瞭度が向上した音声信号が送信機の変調信号となる。
図5は、本発明の他の実施態様例の無線通信装置の要部を示すブロック図である。この例では、ノイズ集音用マイク50と、骨伝導マイク51と、レシーバ用スピーカ又は受話用レシーバ52とを備え、前記二つのマイク50、51の出力を夫々増幅器53、54及びA/D変換器55、56を介してデジタル信号処理プロセッサ37によるノイズサプレッサ6に供給し、レシーバ用スピーカ又は受話用レシーバ52によって受信音声を通信者に伝達するように構成したものである。この例の特徴は、送話器出力信号を発生するために前記二つのマイク50、51を使用し、一方には通信者の会話信号を主としてピックアップするように、また他方のマイクロホンには専ら周囲ノイズがピックアップできるようにし、受信音声伝達用には別途レシーバやスピーカを用意したものである。なお、この例において、少なくとも前記ノイズ集音用マイク50と骨伝導マイク51はシリコン樹脂等のイヤーモールドに一体に組み込むが、同時に前記レシーバ用スピーカ又は受話用レシーバ52も一緒にモールドしてもよい。この例では、受話音(受信機の復調信号)が送話用マイクのどちらにも供給されないので送信と受信の切替えスイッチが不要となり、そのぶん構成や制御が簡便になると云う効果がある。また、受信機能が常時働き、プレススイッチを操作したときのみ送信機が動作するハーフデュープレックス方式の無線通信機においては、常時受信信号が発生するものもあるので、それらに用いるものとして適している。なお、送信と受信信号の切替スイッチを除去するための他の方法として例えば、前記特許文献4(特開2001−197163)に開示されたように、2線4線変換回路を使用して受話音声が送話出力としてフィードバックしないように構成することも可能であろう。
以上、本発明のイヤーモールド型送受話器とそれを使用した無線通信装置の実施例を説明したが、本発明の実施に際してはこれらに限定する必要はなく、種々変形が可能である。例えば、図3に示す構成の一部又は全部を、騒音遮音用のヘッドホンタイプの送受話器に組み込むことができる。また、これらの回路をICチップ化すれば、前記イヤーモールド型送受話器1の中に一体に組み込むことも可能である。イヤーモールド一体型では、例えばワイヤレス方式の送受話器として使用し、遠距離通信用の無線通信機本体と当該ワイヤレス方式の送受話器との間で、送信用音声信号と受信用音声をワイヤレス方式で送受信すれば、送受話器と無線装置本体との間の信号線が不要となり作業し易くなる効果の他、信号線を介して混入する新たな雑音の発生が皆無となるので、更に、明瞭度を向上する上で有用である。更に、ワイヤレス送受話器として使用するときの無線通信媒体としては、電磁波に限らず、人体を伝搬媒体とした超音波による通信や赤外線による通信等、種々のものが知られているので、種々選択が可能である。また、以上の説明ではノイズキャンセルを電気信号処理で行う例を示したが、これに限らずイヤーモールド内に機械的にノイズをキャンセルする機構を組み込むこともできるし、電気式及び機械式の両者を併用することもできる。機械式ノイズキャンセル構造は、一つのマイクに異なる方向に複数の孔をあけて異なるパスのノイズ音声を取り込み、それらが互いにキャンするようにしたものも実現されているので併用することも可能であろう。
また、電気的ノイズキャンセル手段としては上述した2パス方式以外にも1パス方式のノイズキャンセル手段が知られているので、それに変更することも可能である。本発明出願人は、上述した2パス方式でのノイズキャンセル後1パス方式のノイズキャンセル手段を併用したところ、大きなノイズ抑圧効果が得られることを確認済みであり、周囲ノイズが音声信号レベルより大きな場合においても、明瞭な送受話が可能である結果が得られている。
なお、本発明において使用するノイズ集音用マイクやレシーバ兼用マイクの構造、更にはそれらの配置は、従来技術として説明したように種々の形式のものが使用可能であり、また、両者の構造を互いに異なるものを選択することもできる。イヤーモールド部の形状も上記実施例に限らない。特許文献3に記載されたように、長時間外耳道に挿入することを避ける場合は、外耳道開口部を覆う形式のものでも良い。
更に、従来技術として掲げた前記各公報に記載された手段を適宜組み合わせることもできる。例えば特許文献5に記載されているようなコンデンサマイクの比較的音質の良いマイク出力の周波数特性と同じようにイコライザで補正することによって音質向上を図ることは明瞭度を向上する上で有用であろう。このとき、イヤーモールド部にはイコライザ機能のみを搭載し、工場出荷時等に前記イコライザの補正特性を調整する方法であってもよいし、あるいは、DSP等のデジタル処理では比較用のコンデンサマイクがなくても周波数特性を補正する処理は比較的容易に可能であろう。
本発明に係る無線通信装置の一実施態様例を示すブロック構成図である。 本発明に係る送受話器の一実施態様例を示す断面構成図である 本発明に係る無線通信装置の具体的実施態様例を示す要部ブロック構成図である。 本発明に係る無線通信装置のノイズサプレッサ部の一実施態様例を示す要部ブロック構成図である。 本発明に係る無線通信装置の他の実施態様例を示す要部ブロック図である。 従来のイヤーモールド型送受話器の要部構成図を示す断面図である。 従来のイヤーモールド型送受話器の要部構成図を示す断面図である。 従来のイヤーモールド型送受話器の要部構成図を示す断面図である。 従来の送受話器の回路構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 イヤーモールド型送受話器、2 無線通信機部、3 アンテナ、4 プレス信号供給ライン、5 ゲイン・パス切替部、6 ノイズサプレッサ部、7 送信回路、8 受信回路、20 イヤーモールド部、21 レシーバ兼用音声マイクマイク、22、50 ノイズ集音用マイク、23 中空ダクト、24 胴部、25 突出部、26 通孔、27、28 信号線、30 入出力切替スイッチ、31 送話信号出力端、32 送信信号増幅機(T・AMP)、33、35、55、56 A/D変換器、34 ノイズ増幅器(N・AMP)、36 受話音端子、37 デジタル信号処理プロセッサ、40 LMSブロック、41 FIRフィルタ、42 減算器、51、66 骨伝導マイク、52 レシーバ用スピーカ、53、54 増幅器、60 イヤーピース、61 振動ピックアップ、62 バネ材、63 引き出し線、65、71 イヤホン、67 スピーカ、68 信号ケーブル、70 外耳挿入部、72 振動板、73 コイル、74 永久磁石、86、89 アンプ、87 イコライザ、90 比較制御器、91 外部装置。

Claims (5)

  1. 外耳道に通じる通孔を有する外耳道挿入部又は外耳道開口部を覆う部分を備え内部をシリコン樹脂等の弾性材で充填されたイヤーモールド部と、該イヤーモールド部内であって前記通孔又は外耳道開口にマイク音声入出口を位置して配置したレシーバ兼用音声マイクと、前記イヤーモールド部内に配置したノイズ集音用マイクと、前記レシーバ兼用音声マイクと前記ノイズ集音用マイク夫々に付加された入出力用信号線と、を備えたことを特徴とするイヤーモールド型送受話器。
  2. 前記ノイズ集音用マイクに、前記イヤーモールド部内部に形成した中空ダクト部を近接配置することによって、前記レシーバ兼用音声マイクマイクにピックアップされるノイズに近似したノイズ信号がピックアップされるように構成したことを特徴とする請求項1記載のイヤーモールド型送受話器。
  3. 前記レシーバ兼用音声マイクに付加した入出力切替部と、該入出力切替部を介して出力される前記レシーバ兼用音声マイク出力信号から前記ノイズ集音用マイク出力を減算処理することによって前記レシーバ兼用音声マイク出力に含まれるノイズ信号を低減するノイズサプレッサ部とを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のイヤーモールド型送受話器。
  4. 前記レシーバ兼用音声マイクを骨伝導マイクとレシーバとに置換すると共に、前記入出力切替部を除去したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項記載のイヤーモールド型送受話器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のイヤーモールド型送受話器に、送信回路と受信回路とアンテナとを接続したことを特徴とする無線通信装置。
JP2006103544A 2006-04-04 2006-04-04 イヤーモールド型送受話器及び無線通信装置 Active JP4811094B2 (ja)

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