JP6197157B1 - 一輪運搬車 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には図10に示すように、作業者はタイヤのホイール103に形成されている貫通穴104にシャフト105を通し、シャフトの左右からナット106を通し、図11に示すようにナットを工具107でホイールに固定する。この際にナットを強く締めすぎるとタイヤが回らなくなるため、適度な強さで締める必要がある。
図12(a)に示すようにフレームには凹部108を備えるシャフト取付プレート109が取り付けられている。作業者は図12(b)に示すようにシャフトを凹部に嵌め込み、シャフトの左右からナット110を通し、図13に示すようにナットを工具107でホイールに固定することでタイヤの装着が完了する。
また、従来はシャフトをプレートの凹部に嵌め込む構造になっており、タイヤの前後方向の取り付け位置を変えることができないため、重量物を運搬する際に作業者に過度の負担がかかるという問題がある。
そこで、例えば特許文献1にはタイヤの後方の左右に補助輪を設けることで、重量物を運搬する際に三輪車として使用できる一輪運搬車が開示されている。
すなわち、補助輪の分だけ重量が増加するため、軽量物を運搬する際など補助輪を使用しない場合には作業者の負担が増えるという問題がある。
また、前記凹部が前後方向にのびる長穴であることを特徴とする。
また、シャフト取付プレートの凹部を長穴にすることで、運搬物の重量に応じてタイヤの取付け位置を変えることができる。つまり、荷物が重量物の場合は持ち手から荷受台までの距離を短くできるので使用者の腕に掛かる負担が小さくなり、荷物が軽量物の場合は持ち手から荷受台までの距離が長くできるので一輪運搬車の直進安定性を向上させることができる。
図1〜図3に示すように一輪運搬車1はフレーム10の上部に荷受台11を備えており、フレーム10の後部に持ち手12と支持脚13を備えている。また、フレーム10の前部にシャフト取付プレート14を備えており、シャフト取付プレート14の凹部15にシャフト16を固定することでタイヤ17をフレーム10に取り付ける構造になっている。
雄ねじシャフト20は雄ねじ21、規制プレート22、移動プレート23及びレバー24を備える。
雄ねじ21は雄ねじシャフト20の一方の端部に形成されている。
規制プレート22は、雄ねじシャフト20の外周面から径方向外側に拡がる板状の部材である。規制プレート22はフレーム10に取り付けられた状態のタイヤホイール18が軸方向(左右方向)へ移動しないようにその動きを規制するために設けられる。
移動プレート23は貫通穴を有しており、貫通穴に雄ねじシャフト20を通すことで雄ねじシャフト20の表面を軸方向へ移動自在になっている。移動プレート23の内面側にゴム等の弾性材23aを取り付けるのが好ましい。
円形部24aは雄ねじシャフト20の端部においてその中心から離れた位置で軸支されており、操作部24bを水平面内で移動させると円形部24aは偏心しながら回転する。したがって、円形部24aの側面と接触する位置に移動プレート23を配置しておけば、操作部24bの移動により偏心しながら回転する円形部24aによって移動プレート23を軸方向内側に移動させることができる。
雌ねじ31は雌ねじシャフト30の一方の端部に形成されている。雄ねじ21と雌ねじ31とを同軸上で螺合することで雄ねじシャフト20と雌ねじシャフト30とが連結されて一本のシャフト16が形成される。
雌ねじシャフト30の規制プレート32、移動プレート33及びレバー34等については雄ねじシャフト20と同様のため説明を省略する。
図4に示すように、タイヤ17はタイヤホイール18に装着されており、作業者はタイヤホイール18の中央に形成されている貫通穴18aに対して左右から雄ねじシャフト20と雌ねじシャフト30を挿入する。
次に、図5に示すように作業者は雄ねじ21と雌ねじ31を螺合することで雄ねじシャフト20と雌ねじシャフト30とを連結して一本のシャフト16を形成する。この状態では左右の規制プレート22,32がタイヤホイール18の近傍に位置するため、タイヤホイール18の軸方向への移動が規制される。
作業者は、荷受台11に載せる荷物が重量物の場合は図1に示すようにシャフト16を長穴の後端に移動させ、軽量物の場合は図2に示すようにシャフト16を長穴の前端に移動させる。この状態では移動プレート23,33とシャフト取付プレート14との間に隙間Sが空いた状態になっている。長穴の前端及び後端が僅かに下方に向かって傾斜することで、シャフト16が前端及び後端から抜け出し難くなるため、一輪運搬車1の使用中にシャフト16がフレーム10から外れてしまう事態を抑制できる。
シャフト16をフレーム10から取外す際には操作部24bを後方に移動させればよい。
1 一輪運搬車
10 フレーム
11 荷受台
12 持ち手
13 支持脚
14 シャフト取付プレート
15 凹部
16 シャフト
17 タイヤ
18 タイヤホイール
18a 貫通穴
20 雄ねじシャフト
21 雄ねじ
22 規制プレート
23 移動プレート
23a 弾性材
24 レバー
24a 円形部
24b 操作部
30 雌ねじシャフト
31 雌ねじ
32 規制プレート
33 移動プレート
34 レバー
100 一輪運搬車
101 タイヤ
102 フレーム
103 ホイール
104 貫通穴
105 シャフト
106 ナット
107 工具
108 凹部
109 シャフト取付プレート
110 ナット
Claims (2)
- タイヤホイールに通されたシャフトをフレームに取付けられたシャフト取付プレートの凹部に嵌め込んで固定する一輪運搬車において、
前記シャフトは、端部に雄ねじを有する雄ねじシャフトと、端部に雌ねじを有する雌ねじシャフトとが同軸上で螺合されて成るものであり、
前記雄ねじシャフト及び前記雌ねじシャフトの各々は、外周面から径方向外側に拡がることで軸方向への前記タイヤホイールの移動を規制する規制プレートと、軸方向に移動自在な移動プレートと、前記移動プレートを軸方向内側に押し付けるためのレバーとを備えており、
前記シャフトが前記凹部に嵌め込まれた状態で、前記レバーによって前記移動プレートが前記シャフト取付プレートに押し付けられることで、前記シャフトが前記フレームに固定されることを特徴とする一輪運搬車。 - 前記凹部が前後方向にのびる長穴であることを特徴とする請求項1に記載の一輪運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042476A JP6197157B1 (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 一輪運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017042476A JP6197157B1 (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 一輪運搬車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6197157B1 true JP6197157B1 (ja) | 2017-09-20 |
JP2018144679A JP2018144679A (ja) | 2018-09-20 |
Family
ID=59895595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017042476A Active JP6197157B1 (ja) | 2017-03-07 | 2017-03-07 | 一輪運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6197157B1 (ja) |
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-
2017
- 2017-03-07 JP JP2017042476A patent/JP6197157B1/ja active Active
Patent Citations (7)
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JP2018144679A (ja) | 2018-09-20 |
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