JP6196847B2 - 防已含有組成物 - Google Patents
防已含有組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6196847B2 JP6196847B2 JP2013178836A JP2013178836A JP6196847B2 JP 6196847 B2 JP6196847 B2 JP 6196847B2 JP 2013178836 A JP2013178836 A JP 2013178836A JP 2013178836 A JP2013178836 A JP 2013178836A JP 6196847 B2 JP6196847 B2 JP 6196847B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bowie
- mass
- extract
- vitamin
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Description
また本発明者は、ボウイ(防已)に加えて、さらにアスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上(以下、アスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上を総称して、アスパラギン酸又はその塩等ということもある)を含有せしめて保存した際にも、固化等の配合変化が生じることを確認し、保存に際して安定な状態が保たれにくくなることが判明した。
また、本発明は、ボウイ(防已)又はその抽出物に加えて、上記アスパラギン酸又はその塩等を含有せしめた医薬組成物の安定化手段を提供することを課題とする。
また本発明者は、鋭意検討したところ、ボウイ(防已)又はその抽出物と、アスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上に加えて、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩を共存せしめれば、ボウイ(防已)又はその抽出物とアスパラギン酸又はその塩等に由来する固化等の事象の発生が抑制され安定化できることを見出し、本発明を完成した。
また、本発明は、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩を有効成分とするボウイ(防已)又はその抽出物含有組成物の保存安定化剤を提供するものである。
さらに、本発明は、ボウイ(防已)又はその抽出物と、アスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上と、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩とを含有する組成物を提供するものである。
さらに、本発明は、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩を有効成分とする、ボウイ(防已)又はその抽出物とアスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上とを含有する組成物の保存安定化剤を提供するものである。
したがって、本発明によれば、ボウイ(防已)又はその抽出物を含有する安定な組成物を提供できる。また、ボウイ(防已)又はその抽出物とコンドロイチン硫酸エステル又はその塩との組み合わせは優れた鎮痛効果を示す。
また、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩は、ボウイ(防已)又はその抽出物と、アスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上に由来する保存時における固化等を抑制しこれを安定化する作用を有する。
したがって、本発明によれば、ボウイ(防已)又はその抽出物とアスパラギン酸又はその塩等の有する効能・効果を十分発揮し得る安定な組成物を提供できる。また、ボウイ(防已)とコンドロイチン硫酸エステル又はその塩との組み合わせは優れた鎮痛効果を示し、さらにはアスパラギン酸又はその塩等の優れた効能・効果をも発揮するものであって、優れた組成物を提供できる。
また、別の態様の本発明の組成物は、ボウイ(防已)又はその抽出物と、アスパラギン酸又はその塩等と、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩とを含有するものである。
以下、本発明で用いられるボウイ(防已)又はその抽出物、アスパラギン酸又はその塩等、及びコンドロイチン硫酸エステル又はその塩について説明する。
ボウイ(防已)は、オオツヅラフジ(Sinomenium acutum Rehder et Wilson(Menispermaceae)のつる性の茎及び根茎である(非特許文献1)。また、ボウイ(防已)は、必要に応じてその形態を調節することができ、小片、小塊に切断若しくは破砕、又は粉末に粉砕して用いてもよい。例えば、ボウイを粉末としたものを「ボウイ末」という。
なお、ボウイ(防已)の抽出物は、上述の公知の方法に基づき製することができるが、市販品を用いることもできる。
<アスパラギン酸又はその塩>
本発明において、「アスパラギン酸」としては、L−アスパラギン酸、D−アスパラギン酸のいずれをも用いることができ、さらに、これらの混合物を用いてもよい。本発明においては、L−アスパラギン酸が好ましい。
本発明において、「アスパラギン酸又はその塩」とは、「アスパラギン酸及びその塩よりなる群から選ばれる1種以上」を意味するものであり、アスパラギン酸のフリー体、アスパラギン酸のカリウム塩、アスパラギン酸のカルシウム塩及びアスパラギン酸のマグネシウム塩よりなる群から選ばれる1種以上が好ましく、アスパラギン酸のカリウム塩及びアスパラギン酸のマグネシウム塩よりなる群から選ばれる1種以上がより好ましく、アスパラギン酸のカリウム塩及びアスパラギン酸のマグネシウム塩の混合物がさらに好ましく、アスパラギン酸のカリウム塩及びアスパラギン酸のマグネシウム塩の等量混合物(アスパラギン酸カリウム・マグネシウム等量混合物)が特に好ましい。これらのアスパラギン酸やその塩は公知の化合物であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。
また、アスパラギン酸又はその塩とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対しアスパラギン酸又はその塩が、0.1〜10質量部が好ましく、0.1〜5質量部がより好ましく、0.5〜3質量部がさらに好ましい。
本発明において、「グルコサミン又はその誘導体」としては、グルコサミン、グルコサミンの誘導体のほかに、これらの塩も挙げられる。グルコサミンの誘導体としては、N−アセチルグルコサミン、N−メチル−L−グルコサミン等が挙げられる。グルコサミン又はその誘導体は、D体、L体又はDL体のいずれであってもよい。
グルコサミン又はその誘導体の塩としては、上記「グルコサミン又はその誘導体」の酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、酪酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等のモノカルボン酸塩;フマル酸塩、マレイン酸塩等の多価カルボン酸塩;乳酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、マロン酸塩等のオキシカルボン酸塩;メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、トシル酸塩等の有機スルホン酸塩;塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、臭化水素酸塩、リン酸塩等の無機酸塩等が挙げられる。本発明においては、グルコサミン塩酸塩、グルコサミン硫酸塩が好ましいものとして挙げられる。
これらのグルコサミン又はその誘導体は公知の化合物であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。
また、グルコサミン又はその誘導体とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対しグルコサミン又はその誘導体が、0.001〜60質量部が好ましく、0.005〜45質量部がより好ましく、0.01〜35質量部がさらに好ましい。
本発明において「ビタミンB群」としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB3、ビタミンB5、ビタミンB6、ビタミンB7、ビタミンB9及びビタミンB12が挙げられ、これらは単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、ビタミンB1とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対しビタミンB1が、0.001〜3質量部が好ましく、0.005〜2質量部がより好ましく、0.01〜1質量部がさらに好ましい。
また、ビタミンB2とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB2が、0.00001〜0.1質量部が好ましく、0.00005〜0.05質量部がより好ましく、0.0001〜0.05質量部がさらに好ましい。
また、ビタミンB3とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB3が、0.0001〜0.5質量部が好ましく、0.0005〜0.3質量部がより好ましく、0.001〜0.3質量部がさらに好ましい。
また、ビタミンB5とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB5が、0.0001〜1質量部が好ましく、0.0005〜0.5質量部がより好ましく、0.001〜0.25質量部がさらに好ましい。
また、ビタミンB6とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB6が、0.0001〜1質量部が好ましく、0.0005〜0.5質量部がより好ましく、0.001〜0.25質量部がさらに好ましい。
本発明の組成物におけるビタミンB7の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状、組成物の投与方法等に応じて適宜選択可能である。例えば、経口投与用の組成物の場合、1日当たりビタミンB7を1〜5000μg程度、より好適には5〜1000μg程度、特に好適には10〜500μg程度服用できる量を含有せしめることができる。
また、ビタミンB7の含有量としては、本発明の組成物の全質量に対し、0.00001〜0.5質量%が好ましく、0.00005〜0.1質量%がより好ましく、0.0001〜0.05質量%が特に好ましい。
また、ビタミンB7とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB7が、0.0000001〜0.005質量部が好ましく、0.0000005〜0.001質量部がより好ましく、0.000001〜0.0005質量部がさらに好ましい。
本発明の組成物におけるビタミンB9の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状、組成物の投与方法等に応じて適宜選択可能である。例えば、経口投与用の組成物の場合、1日当たりビタミンB9を0.05〜50mg程度、より好適には0.25〜10mg程度、特に好適には0.5〜5mg程度服用できる量を含有せしめることができる。
また、ビタミンB9の含有量としては、本発明の組成物の全質量に対し、0.001〜5質量%が好ましく、0.005〜1質量%がより好ましく、0.01〜0.5質量%がさらに好ましい。
また、ビタミンB9とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB9が、0.00001〜0.05質量部が好ましく、0.00005〜0.01質量部がより好ましく、0.0001〜0.005質量部がさらに好ましい。
また、ビタミンB12とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB12が、0.00000001〜0.005質量部が好ましく、0.00000005〜0.001質量部がより好ましく、0.0000001〜0.0005質量部がさらに好ましい。
本発明において、ビタミンB群における2種以上の成分を組成物中に含む場合、ビタミンB群の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状、組成物の投与方法等に応じて適宜選択可能である。例えば、経口投与用の組成物の場合、1日当たりビタミンB群を0.0001〜3500mg程度、より好適には0.001〜1000mg程度、さらに好適には0.005〜500mg程度服用できる量を含有せしめることができる。
本発明においては、ビタミンB群を組成物全質量に対して0.1〜20質量%含有するのが好ましく、0.5〜15質量%含有するのがより好ましく、1〜10質量%含有するのがさらに好ましい。
また、ビタミンB群とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンB群が、0.001〜10質量部が好ましく、0.005〜5質量部がより好ましく、0.01〜1質量部がさらに好ましい。
本発明において、「ビタミンE」には、d−α−トコフェロール、l−α−トコフェロール及びそれらの混合物(dl−α−トコフェロール)そのもののほか、それらの誘導体(トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールコハク酸エステル、トコフェロールニコチン酸エステルなど)及びそれらの塩(カルシウム塩などのアルカリ土類金属塩など)も包含され、本発明においては、これらを単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。本発明においては、d−α−トコフェロールコハク酸エステル、dl−α−トコフェロールコハク酸エステル、dl−α−トコフェロールコハク酸エステルカルシウム、d−α−トコフェロール酢酸エステル、dl−α−トコフェロール酢酸エステル、d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール及びdl−α−トコフェロールニコチン酸エステルよりなる群から選ばれる1種以上が好ましく、dl−α−トコフェロールコハク酸エステルカルシウムがさらに好ましい。これらのビタミンEは公知の化合物であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。
本発明の組成物におけるビタミンEの含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状、組成物の投与方法等に応じて適宜選択可能である。例えば、経口投与用の組成物の場合、1日当たりビタミンEを1〜3000mg程度、より好適には2〜600mg程度、特に好適には5〜300mg程度服用できる量を含有せしめることができる。
また、ビタミンEとボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ビタミンEが、0.0001〜5質量部が好ましく、0.0005〜1質量部がより好ましく、0.001〜0.5質量部がさらに好ましい。
本発明において、「ガンマーオリザノール」とは、イネ(Oryza sativa L.)の種皮等から得られ、主としてトリテルペンアルコールのフェルラ酸(3−メトキシ−4−ヒドロキシ桂皮酸)エステルからなるものである。本発明において、ガンマーオリザノールの原料、精製方法、製造方法等は特に限定されないが、医薬部外品原料規格2006に記載のガンマーオリザノールが好ましい。ガンマーオリザノールは公知の成分であり、市販のものを用いてもよく、また、公知の方法により製造することも可能である。
また、ガンマーオリザノールの含有量としては、本発明の組成物の全質量に対し、0.01〜5質量%が好ましく、0.05〜2.5質量%がより好ましく、0.1〜1質量%がさらに好ましい。
また、ガンマーオリザノールとボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、ガンマーオリザノールが、0.0001〜0.5質量部が好ましく、0.0005〜0.1質量部がより好ましく、0.001〜0.05質量部がさらに好ましい。
本発明で用いられるコンドロイチン硫酸エステル又はその塩としては、コンドロイチン硫酸エステルのほか、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、マンガン等のアルカリ金属、アルカリ土類金属や遷移金属等の金属塩;アンモニウム塩等のコンドロイチン硫酸エステルの塩が挙げられる。塩としては、アルカリ金属塩が好ましく、中でもナトリウム塩が特に好ましい。
なお、コンドロイチン硫酸エステルは特に限定されないが、例えば、コンドロイチン硫酸A、デルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸C、コンドロイチン硫酸D、コンドロイチン硫酸E等が挙げられる。
コンドロイチン硫酸エステル又はその塩としては、日本薬局方外 医薬品規格 2002に掲載されている「コンドロイチン硫酸ナトリウム」が特に好ましい。
また、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩とボウイ(防已)又はその抽出物との含有量の質量比としては、ボウイ(防已)又はその抽出物1質量部に対し、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩が、0.01〜10質量部が好ましく、0.01〜5質量部がより好ましく、0.1〜4質量部がより好ましく、1〜4質量部がさらに好ましい。
試料として、原生薬ボウイ(防已)500質量部から40質量部として抽出したボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)を用いた。この乾燥エキス剤1質量部をガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例1)。
また、上記ボウイ乾燥エキス剤1.15質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム(株式会社マルハニチロ製;製品名 局外規コンドロイチン硫酸ナトリウム)3.85質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例1)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表1に示した。
一方、ボウイ乾燥エキス剤及びコンドロイチン硫酸ナトリウムを混合物の状態で保存すると、その状態に変化は生じなかった(実施例1)。
これにより、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩は、ボウイ(防已)又はその抽出物の保存安定性改善に寄与することが判明した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)3.12質量部及びベンフォチアミン(米沢浜理薬品工業株式会社製;製品名 ベンフォチアミン)1.88質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例2)。
また、ボウイ乾燥エキス剤3.03質量部、ベンフォチアミン1.83質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム10.14質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例2)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、ベンフォチアミン145質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例3)。
また、ボウイ乾燥エキス剤3.3質量部、トコフェロールコハク酸エステルカルシウム0.75質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム10.95質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例4)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表2に示した。
一方、ボウイ乾燥エキス剤、ベンフォチアミンに加えて、コンドロイチン硫酸ナトリウムを混合したものは、その状態に変化が生じなかった(実施例2及び3)。
したがって、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、ボウイ(防已)抽出物とベンフォチアミンの配合変化を抑制することが判明した。
一方、ボウイ乾燥エキス剤、トコフェロールコハク酸エステルカルシウムに加えて、コンドロイチン硫酸ナトリウムを混合したものは、その状態に変化が生じなかった(実施例4)。
したがって、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、ボウイ(防已)抽出物とトコフェロールコハク酸エステルカルシウムの配合変化を抑制することが判明した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)2.2質量部及びグルコサミン塩酸塩(甲陽ケミカル株式会社製;製品名 コーヨーグルコサミンMG)2.8質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例5)。
また、ボウイ乾燥エキス剤2.28質量部、グルコサミン塩酸塩0.12質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム7.6質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例5)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表3に示した。
一方、ボウイ乾燥エキス剤、グルコサミン塩酸塩に加えて、コンドロイチン硫酸ナトリウムを混合したものは、その状態に変化が生じなかった(実施例5)。
したがって、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、ボウイ(防已)抽出物とグルコサミン塩酸塩の配合変化を抑制することが判明した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びシアノコバラミン(DSMニュートリションジャパン株式会社製;製品名 シアノコバラミン)0.06質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例6)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、シアノコバラミン0.06質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例6)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びL−アスパラギン酸マグネシウム・カリウム(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 L−アスパラギン酸マグネシウム・カリウム)400質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例7)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、L−アスパラギン酸マグネシウム・カリウム400質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例7)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びパントテン酸カルシウム(第一ファインケミカル株式会社製;製品名 パントテン酸カルシウム)30質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例8)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、パントテン酸カルシウム30質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例8)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びガンマ−オリザノール(株式会社岡安商店製;製品名ガンマ−オリザノール)10質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例9)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、ガンマ−オリザノール10質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例9)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びリボフラビン(BASFジャパン株式会社製;製品名 V.B2(BASF))12質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例10)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、リボフラビン12質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例10)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びピリドキシン塩酸塩(BASFジャパン株式会社製;製品名 V.B6塩酸塩)50質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例11)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、ピリドキシン塩酸塩50質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例11)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
試験例1と同様のボウイ乾燥エキス剤(アルプス薬品工業株式会社製;製品名 ボウイ乾燥エキス)240質量部及びニコチン酸アミド(ロンザジャパン株式会社製;製品名 ニコチン酸アミド)60質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(参考例12)。
また、ボウイ乾燥エキス剤240質量部、ニコチン酸アミド60質量部及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を混合してガラス瓶に入れ、60℃で保存した(実施例12)。
保存開始直後及び1週間後のガラス瓶内各々の状態を評価し、結果を表4に示した。
一方、シアノコバラミン、L−アスパラギン酸マグネシウム・カリウム、パントテン酸カルシウム、ガンマ−オリザノール、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩及びニコチン酸アミドのうちいずれかとボウイ乾燥エキスに加えて、コンドロイチン硫酸ナトリウムを混合したものは、その状態に変化が生じなかった(実施例6〜12)。
したがって、コンドロイチン硫酸ナトリウムは、ボウイ(防已)抽出物とシアノコバラミン、L−アスパラギン酸マグネシウム・カリウム、パントテン酸カルシウム、ガンマ−オリザノール、リボフラビン、ピリドキシン塩酸塩及びニコチン酸アミドのうちいずれかとの配合変化を抑制することが判明した。
本発明の組成物に含まれるボウイ(防已)又はその抽出物、及びコンドロイチン硫酸ナトリウム又はその塩の鎮痛効果について、検討した。
被験薬物であるボウイ乾燥エキス剤(試験例1と同じもの)及びコンドロイチン硫酸ナトリウムを所定の濃度(w/v)になるように20w/v%酵母液に懸濁させて、検体1〜3を調製した。
一晩絶食した5週齢のSlc:Wistar/ST雄性ラットを1群5匹に群分けし、各群ラットの右後肢足の疼痛閾値をPressure Analgesy Meterで測定した後、右後肢足蹠に20w/v%酵母液を0.1mL皮下投与して炎症を惹起させた。検体1〜3を群分けしたラットの炎症惹起部位に惹起と同時に投与して、この後5時間の疼痛閾値を測定した。結果を表5に示した。
検体1:コンドロイチン硫酸ナトリウム1w/v%懸濁液
検体2:ボウイ乾燥エキス3w/v%懸濁液
検体3:コンドロイチン硫酸ナトリウム1w/v%+ボウイ乾燥エキス3w/v%懸濁液
一方、コンドロイチン硫酸ナトリウムとボウイ乾燥エキスを組み合わせた投与群(検体3)は、疼痛閾値の低下を有意に抑制した。
したがって、ボウイ(防已)又はその抽出物とコンドロイチン硫酸エステル又はその塩との組み合わせは、優れた鎮痛作用を示すことが判明した。
ボウイ乾燥エキス剤240質量部(原生薬換算で3000質量部)、コンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部、結晶セルロース216質量部、クロスポビドン192質量部及びステアリン酸マグネシウム20質量部を混合した。次いで、混合物にヒドロキシプロピルセルロース72質量部を溶解したエタノール溶液を噴霧して練合し、整粒して、打錠用顆粒を得た。得られた打錠用顆粒を打錠して、6錠中、ボウイ乾燥エキス240mg、コンドロイチン硫酸ナトリウム800mgを服用可能な錠剤を得た。
ヒプロメロース80質量部、200質量部のマグロゴール6000、含水二酸化ケイ素10質量部を精製水243.2質量部に溶解させ、これに酸化チタン10質量部を分散させて、フィルムコーティング液を調製した。コーティング装置を用いて、前述のコーティング液を噴霧し、製造例1で得た錠剤(素錠)に10mgのフィルム層を有するフィルムコーティング錠を得た。
コンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部を1560質量部に変えた以外は、製造例1と同様にして、6錠中、ボウイ乾燥エキス240mg、コンドロイチン硫酸ナトリウム800mgを服用可能な錠剤を得た。
製造例2と同様にして、製造例3で得た錠剤(素錠)に10mgのフィルム層を有するフィルムコーティング錠を得た。
ボウイ乾燥エキス剤240質量部(原生薬換算で3000質量部)、ベンフォチアミン145.2質量部、コンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部、シアノコバラミン0.063質量部、グルコサミン塩酸塩1000質量部を混合した。次いで、混合物にヒドロキシプロピルセルロース72質量部を溶解したエタノール溶液を噴霧して練合して、造粒物を得た。得られた造粒物にトコフェロールコハク酸エステルカルシウム55.4質量部、結晶セルロース216質量部、クロスポビドン192質量部及びステアリン酸マグネシウム30質量部を混合して、打錠用顆粒を得た。得られた打錠用顆粒を打錠して、6錠中、ボウイ乾燥エキス240mg及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800mgを服用可能な錠剤を得た。
製造例2と同様にして、製造例5で得た錠剤(素錠)に10mgのフィルム層を有するフィルムコーティング錠を得た。
ボウイ乾燥エキス剤240質量部(原生薬換算で3000質量部)、ベンフォチアミン145.2質量部、コンドロイチン硫酸ナトリウム800質量部、シアノコバラミン0.063質量部、グルコサミン塩酸塩500質量部、ヘプロニカート100質量部を混合した。次いで、混合物にヒドロキシプロピルセルロース72質量部を溶解したエタノール溶液を噴霧して練合して、造粒物を得た。得られた造粒物にトコフェロールコハク酸エステルカルシウム55.4質量部、結晶セルロース216質量部、クロスポビドン192質量部及びステアリン酸マグネシウム30質量部を混合して、打錠用顆粒を得た。得られた打錠用顆粒を打錠して、6錠中、ボウイ乾燥エキス240mg及びコンドロイチン硫酸ナトリウム800mgを服用可能な錠剤を得た。
製造例2と同様にして、製造例7で得た錠剤(素錠)に10mgのフィルム層を有するフィルムコーティング錠を得た。
また、ボウイ(防已)又はその抽出物、及びコンドロイチン硫酸エステル又はその塩を含有する組成物は、優れた鎮痛作用を有するものであり、医薬組成物として優れたものである。
Claims (5)
- ボウイ(防已)又はその抽出物と、アスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上と、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩とを含有し、剤形が固形製剤である組成物。
- ボウイ(防已)又はその抽出物を、1日あたり、原生薬換算して0.1〜50g服用できる量を含有するものである請求項1に記載の組成物。
- ボウイ(防已)又はその抽出物が、ボウイ乾燥エキス剤である請求項1又は2に記載の組成物。
- コンドロイチン硫酸エステル又はその塩を、1日あたり、5〜5000mg服用できる量を含有するものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- ボウイ(防已)又はその抽出物と、アスパラギン酸又はその塩、グルコサミン又はその誘導体、ビタミンB群、ビタミンE及びガンマーオリザノールからなる群より選ばれる1種以上とを含有し、剤形が固形製剤である組成物の保存安定化剤であって、コンドロイチン硫酸エステル又はその塩を有効成分とする保存安定化剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013178836A JP6196847B2 (ja) | 2012-08-30 | 2013-08-30 | 防已含有組成物 |
Applications Claiming Priority (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012190142 | 2012-08-30 | ||
JP2012190118 | 2012-08-30 | ||
JP2012190108 | 2012-08-30 | ||
JP2012190142 | 2012-08-30 | ||
JP2012190118 | 2012-08-30 | ||
JP2012190108 | 2012-08-30 | ||
JP2012237984 | 2012-10-29 | ||
JP2012237994 | 2012-10-29 | ||
JP2012237984 | 2012-10-29 | ||
JP2012238004 | 2012-10-29 | ||
JP2012238004 | 2012-10-29 | ||
JP2012237994 | 2012-10-29 | ||
JP2013178836A JP6196847B2 (ja) | 2012-08-30 | 2013-08-30 | 防已含有組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014111564A JP2014111564A (ja) | 2014-06-19 |
JP6196847B2 true JP6196847B2 (ja) | 2017-09-13 |
Family
ID=51169002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013178836A Active JP6196847B2 (ja) | 2012-08-30 | 2013-08-30 | 防已含有組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6196847B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014214141A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 興和株式会社 | 防已含有組成物 |
JP2014221725A (ja) * | 2013-05-13 | 2014-11-27 | 興和株式会社 | 防已含有組成物 |
CN111093667A (zh) * | 2017-07-11 | 2020-05-01 | 武田消费保健株式会社 | 配合维生素b1类的固体制剂 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4555407B2 (ja) * | 1998-05-06 | 2010-09-29 | 伊那食品工業株式会社 | 用時調製漢方・生薬製剤 |
JP4674955B2 (ja) * | 2000-11-10 | 2011-04-20 | ロート製薬株式会社 | アミノ糖含有製剤 |
JP2003300883A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-10-21 | Takeda Chem Ind Ltd | フィルムコーティング錠 |
JP2005154281A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Ominedo Yakuhin Kogyo Kk | 関節障害予防及び治療用医薬組成物 |
JP5023546B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2012-09-12 | ゼリア新薬工業株式会社 | 経口固形製剤 |
JP6042696B2 (ja) * | 2011-10-31 | 2016-12-14 | 興和株式会社 | 防已含有組成物 |
-
2013
- 2013-08-30 JP JP2013178836A patent/JP6196847B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014111564A (ja) | 2014-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6375037B2 (ja) | 生薬等含有医薬組成物(肆) | |
JP6042696B2 (ja) | 防已含有組成物 | |
CA2888302C (en) | Compositions comprising s-adenosylmethionine and a gallic acid ester | |
NZ620887A (en) | A novel formulation of diclofenac | |
EP2702989A1 (en) | Stable pharmaceutical composition | |
JP6196847B2 (ja) | 防已含有組成物 | |
JP2014214141A (ja) | 防已含有組成物 | |
JP5388602B2 (ja) | 抗肥満用医薬組成物 | |
JP2014221725A (ja) | 防已含有組成物 | |
JP5961034B2 (ja) | 安定化方法 | |
JP2014221726A (ja) | 防已含有組成物 | |
TW200824676A (en) | Cardiovascular drug | |
JP2010260808A (ja) | 肌状態改善用経口医薬組成物 | |
JP2005154281A (ja) | 関節障害予防及び治療用医薬組成物 | |
JP2011068647A (ja) | アスパラギン酸又はその塩含有固形製剤 | |
JP2009173603A (ja) | 漢方薬およびパンテチン類を含有する錠剤 | |
JP2013032407A (ja) | 関節痛治療または予防用組成物 | |
JP2018076312A (ja) | アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリン及びショウガ由来成分を含有する医薬組成物 | |
JP5241127B2 (ja) | 鎮痛用組成物 | |
JP7133982B2 (ja) | 錠剤組成物 | |
JP5114394B2 (ja) | 疲労回復のための医薬 | |
Asaab | Development of composition and technology of tablets with Rhodiola rosea extract | |
JP2012051911A (ja) | 鎮痛製剤 | |
JP2011068614A (ja) | ビタミン製剤 | |
JP2014133769A (ja) | 関節痛治療または予防用組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160825 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170808 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170821 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6196847 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |