JP6195491B2 - 撮像システムおよび撮像システムを有する運転支援システム - Google Patents

撮像システムおよび撮像システムを有する運転支援システム Download PDF

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Description

本発明は、撮像システムおよび撮像システムを有する運転支援システムに関するものである。
特許文献1には、画像再生時に、被写体の細部と周辺状況とが共に確認できるようにすることが記載されている。そのため、特許文献1には、異なる画角で対象物を撮影可能な複数の撮像系と、前記複数の撮像系の画角をそれぞれ変更するための複数のズーム制御回路と、前記複数の撮像系から得られる複数画像を合成するMIX回路と、前記MIX回路により合成された画像を記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から複数画像を読み出して再生する再生信号処理回路と、前記MIX回路により合成された画像及び前記再生信号処理回路により再生された画像を表示する表示装置とを有することが記載されている。
特開2002−152646号公報
車両の運転支援制御などの用途に用いられる車載用の撮像システムにおいては、撮像する対象により異なる画角の画像を取得できることが求められている。
本発明の態様の1つは、長辺方向が鉛直方向に沿って配置される長方形状の撮像面を含む撮像ユニットと、撮像面の短辺方向に対し、第1の画角の第1の画像の水平方向が一致するように第1の画像を撮像面の上側の短辺に沿って結像する第1の光学系であって、第1の画像を含む第1のイメージサークルを結像する第1の光学系と、撮像面の短辺方向に対し、第1の画角とは異なる第2の画角の第2の画像の水平方向が一致するように第2の画像を撮像面の下側の短辺に沿って結像する第2の光学系であって、第2の画像を含む第2のイメージサークルを結像する第2の光学系とを有し、第1の光学系および第2の光学系は、第1の画像が第2のイメージサークルを避けて結像され、第2の画像が第1のイメージサークルを避けて結像されるように配置されている撮像システムである。
この撮像システムにおいては、長方形状の撮像面がその長辺方向が鉛直方向に沿って縦長に配置されている。さらに、第1および第2の光学系は、縦長の撮像面の短辺方向に対して各画像の水平方向が一致するように、各画像を上下各短辺に沿って結像している。すなわち、この撮像システムにおいては、縦長の撮像面を短辺方向(横方向)に利用することにより、各画像が上下各短辺に沿って短辺方向に水平に結像されるようにしている。したがって、縦長の1つの撮像面により画角の異なる2つの水平画像を取得可能な、コンパクトで低コストの撮像システムを提供できる。
第1の光学系は、光軸が撮像面よりも上側の位置に位置するように配置された第1の光学素子と、光路を上側の位置から撮像面の第1の位置へ向けて導く第2の光学素子とを含むことが望ましい。第1の光学系の第1の光学素子を第2の光学系に対し離して配置できる。したがって、互いの光学系の物理的な干渉と、互いの光線の光学的(光路的)な干渉
とを未然に防止できる。
第2の光学系は、光軸が撮像面よりも下側の位置に位置するように配置された第3の光学素子と、光路を下側の位置から撮像面の第2の位置へ向けて導く第4の光学素子とを含むものであってもよい。
第1の光学系および第2の光学系のうち、一方を望遠光学系、他方を広角光学系とした場合、望遠光学系は広角光学系に比べてバックフォーカスが長くなりやすいため、光学系の全長も長大化しやすく、広角光学系の光線が望遠光学系と干渉することによりケラレが発生する可能性がある。このため、この撮像システムを車載用カメラとして用いた場合、第1の光学系は望遠光学系であり、第2の光学系は広角光学系であることが望ましい。一般に車載用カメラにより取得される画像は、路面、車線、前方車両、対向車両、歩行者、道路境界構造物などの情報を含む。したがって、望遠光学系を広角光学系の上側に配置することにより、車両周辺の物体などにより望遠画像の視野が遮られることを抑制できる。さらに、広角光学系を望遠光学系の下側に配置することにより、望遠光学系によりケラレる可能性がある領域を車両上空に限定でき、車両周辺の路面および車線などの領域がケラレることを抑制できる。
第1の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカスタイプの樹脂製の第1の負レンズと、両凸タイプのガラス製の第1の正レンズとから構成され、第2の光学系は、物体側から順に、物体側に凸面を向けたメニスカスタイプの樹脂製の第2の負レンズと、両凸タイプのガラス製の第2の正レンズとから構成され、第1の負レンズの焦点距離f11と、第1の光学系の合成焦点距離ftと、第2の負レンズの焦点距離f21と、第2の光学系の合成焦点距離fwとが以下の条件(1)および(2)を満たすことが望ましい。
3.0<|f11|/ft<10.0 ・・・・・(1)
7.5<|f21|/fw<20.0 ・・・・・(2)
第1の光学系の水平画角θtと、第2の光学系の水平画角θwとが以下の条件(3)および(4)を満たすことが望ましい。
2.5<θw/θt<5.0 ・・・・・(3)
35°<θw<50° ・・・・・(4)
この撮像システムにおいては、第1の光学系および第2の光学系は第1のイメージサークルと、第2のイメージサークルとが互いに非接触となるように配置されていることが望ましい。第1および第2の光学系の互いの光軸を離しやすく、互いの光学系が干渉することを抑制できる。
この撮像システムにおいては、第1の光学系および第2の光学系は第1のイメージサークルと、第2のイメージサークルとが互いに接するように配置されているものであってもよい。互いの画像が干渉することを抑制しながら各画像の撮像領域を拡大できる。
本発明の他の態様の1つは、上記の撮像システムと、第1の画像および第2の画像を含む画像データに基づいて車両の運転支援制御を行う制御ユニットとを有する運転支援システムである。
第1の実施形態に係る撮像システムを用いた運転支援システムの概要を示す図。 第1の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図2(a)は撮像システムを側方から見た図、図2(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第1の光学系および第2の光学系の水平画角を示す図。 第2の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図4(a)は撮像システムを側方から見た図、図4(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第3の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図5(a)は撮像システムを側方から見た図、図5(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第4の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図6(a)は撮像システムを側方から見た図、図6(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第5の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図7(a)は撮像システムを側方から見た図、図7(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第6の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図8(a)は撮像システムを側方から見た図、図8(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第7の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図9(a)は撮像システムを側方から見た図、図9(b)は撮像面を光軸方向から見た図。 第8の実施形態に係る撮像システムの概略構成を示す図であり、図10(a)は撮像システムを側方から見た図、図10(b)は撮像面を光軸方向から見た図。
図1に、本発明の第1の実施形態に係る撮像システム1を用いた運転支援システム100の概要を示している。この運転支援システム100は、車両90のルームミラー91の裏側に取り付けられた撮像システム(撮像装置、車載カメラ)1と、撮像システム1により取得された画像データに基づいて車両90の運転支援制御を行う制御ユニット80とを備えている。
この撮像システム1は、車両90の進行方向Xの路面、車線(白線)、前方車両、対向車両、歩行者、道路境界構造物などの物体を含む画像(画像情報)を取得し、取得した情報を含む画像データを制御ユニット80に出力する。撮像システム1は、望遠視野の画像(望遠画像、第1の画角の画像)11を結像する第1の光学系(望遠光学系)10と、広角視野の画像(広角画像、第2の画角の画像)21を結像する第2の光学系(広角光学系)20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像面31を含む撮像ユニット(撮像素子、撮像チップ)30とを備えている。望遠光学系10および広角光学系20は、鉛直方向201に並べて配置されている。広角光学系20の上側(上方)201aに配置された望遠光学系10は、比較的狭い視野角(第1の画角)により遠方の車両、たとえば前方車両およびそのテールライトや対向車両およびそのヘッドライトなどと遠方の街灯などとを識別可能な鮮明な望遠画像11として結像する。望遠光学系10の下側(下方)201bに配置された広角光学系20は、広い視野角(第2の画角)により車両90に比較的近い周辺の路面、車線、歩行者などを広角画像21として結像する。この撮像システム1においては、望遠光学系10および広角光学系20により異なる画角の画像を取得できるため、たとえば遠方の前方車両のテールライトと車両周辺の前方車両のテールライトとを同時に検出できる。
撮像ユニット30は、望遠画像11および広角画像21を撮像する縦長の撮像面31を備えている。典型的な撮像ユニット30は、望遠画像11および広角画像21を電気信号(画像データ)に変換可能なCCD(モノクロCCD)、CMOSセンサーなどである。制御ユニット80は、撮像システム1により取得された画角の異なる2つの画像データに基づいて、車両90の運転者を支援する各種制御機能を含む。制御ユニット80は、CPUやメモリなどのコンピュータとして汎用的な資源を含み、RAMなどのメモリに格納されたプログラム(プログラム製品)により運転支援制御の各種機能が実現される。本例の制御ユニット80は、望遠画像データ11dに基づいて車両90の進行方向(前方)Xの光量(前方光量)を検出し、広角画像データ21dに基づいて車両90の周辺の光量(周辺光量)を検出することにより、車両90のヘッドライト(前照灯)92の発光強度を自動的に制御する機能(オートライト制御機能)81を含む。なお、制御ユニット80は、ロービームおよびハイビームを切り替え制御する機能、雨滴を検出することによりワイパーの駆動を切り替え制御する機能(オートワイパー制御機能)、路面の湿潤状態や上限速度表示(停止表示)、障害物、歩行者などの情報を検出することにより車両90の運転者に対して音声や画像表示により注意を促す機能などを含んでいてもよい。
図2に、撮像システム1の概略構成を示しており、図2(a)は撮像システム1を側方から見た図、図2(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム1は、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
上側201aの望遠光学系10は、全体が2枚のレンズにより構成された光学レンズ系であり、光軸方向200の物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S11を向けたメニスカスタイプの樹脂製の負レンズ(第1の負レンズ)L11と、両凸タイプのガラス製の正レンズ(第1の正レンズ)L12とから構成されている。本例の光軸方向200は、鉛直方向201に対し垂直な水平方向と一致している。
下側201bの広角光学系20は、全体が2枚のレンズにより構成された光学レンズ系であり、光軸方向200の物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S21を向けたメニスカスタイプの樹脂製の負レンズ(第2の負レンズ)L21と、両凸タイプのガラス製の正レンズ(第2の正レンズ)L22とから構成されている。負レンズL21の物体側200aには、望遠画像11および広角画像21の明るさをほぼ等しくするために絞りStが配置されている。正レンズL12および正レンズL22の像側200bには、カバーガラスCGを挟んで撮像ユニット30が配置されている。望遠光学系10は広角光学系20よりもレンズ全長が長く、負レンズL11は負レンズL21よりも物体側200aにせり出すように配置されている。撮像ユニット30は、鉛直方向201に対して長辺方向30xが沿う(一致する)ように縦置きに配置された長方形状(縦長長方形状)の撮像面31を備えている。
望遠光学系(第1の光学系)10は、撮像面31の下側201bの短辺(下端縁)42よりも上側201aの短辺(上端縁)41に近接配置された第1の光軸15と、光軸15に対して軸対称な円形の結像領域を形成する第1のイメージサークル60とを備えている。望遠光学系10は、イメージサークル60の外周円(外周縁、円周縁)60aが撮像面31の上側201aの二隅(二角)46および47に外接するように撮像面31に対して配置されている。したがって、イメージサークル60は、その一部が撮像面31の上端縁41と短辺方向30yの両側(左右両側)の長辺(左端縁)43および長辺(右端縁)44とからはみ出すように結像されている。このため、撮像面31の上端縁41がイメージサークル60の外周縁60aの内側に配置されることにより、撮像面31の上端縁41に沿って望遠画像11を結像できる。したがって、撮像面31の短辺方向30yに対して望遠画像11の水平方向11xを一致させることができる。撮像面31に結像された望遠画像11は、上端縁41を長辺とする横長長方形状の第1の領域61と、第1の領域61に対して下側201bに接続された半月形(弓形、ドーム形)状の第2の領域62とを含む。このため、望遠画像11から第1の領域61を選択することにより、上端縁41を長辺とする横長長方形状の望遠水平画像11aを取得できる。
広角光学系(第2の光学系)20は、撮像面31の上端縁41よりも下端縁42に近接配置された第2の光軸25と、光軸25に対して軸対称な円形の結像領域を形成する第2のイメージサークル70とを備えている。第2のイメージサークル70および第1のイメージサークル60の大きさはほぼ等しい。広角光学系10は、イメージサークル70の外周円(外周縁、円周縁)70aが撮像面31の下側201bの二隅(二角)48および49に外接するように撮像面31に対して配置されている。したがって、イメージサークル70は、その一部が撮像面31の下端縁42、左端縁43および右端縁44とからはみ出すように結像されている。このため、撮像面31の下端縁42がイメージサークル70の外周縁70aの内側に配置されることにより、撮像面31の下端縁42に沿って広角画像21を結像できる。したがって、撮像面31の短辺方向30yに対して広角画像21の水平方向21xを一致させることができる。撮像面31に結像された広角画像21は、下端縁42を長辺とする横長長方形状の第1の領域71と、第1の領域71に対して上側201aに接続された半月形状の第2の領域72とを含む。このため、広角画像21から第1の領域71を選択することにより、下端縁42を長辺とする横長長方形状の広角水平画像21aを取得できる。
この撮像システム1においては、縦置きの撮像面31を短辺方向(横方向)30yに利用することにより、縦長の撮像面31から横長でアスペクト比が等しい望遠水平画像11aおよび広角水平画像21aを取得できる。したがって、縦長の1つの撮像面31により、画角の異なる2つの水平画像11aおよび21aを取得可能な、コンパクトで低コストの撮像システム1を提供できる。さらに、第1および第2の光学系10および20は、互いのイメージサークル60および70が非接触となるように互いの光軸15および25を離して配置されている。このため、互いの光学系10および20が干渉することを抑制できる。さらに、望遠光学系10が広角光学系20よりも高い位置に配置されているため、路面に近い位置の物体などが映り込み、望遠画像11の視野が遮られることを抑制できる。さらに、広角光学系20が望遠光学系10の下側201bに配置されているため、上側201aの望遠光学系10によりケラレる可能性がある領域を空などの車両上空に限定でき、車両周辺の路面などの領域が望遠光学系10によりケラレることを抑制できる。
さらに、この撮像システム1においては、撮像面31の上端縁41がイメージサークル60の内側に配置され、撮像面31の下端縁42がイメージサークル70の内側に配置されている。このため、2つのイメージサークル60および70の画像の全てを取得する場合と比べて撮像面31の長辺方向30xのサイズを小型化(短縮化)できる。さらに、この撮像システム1においては、撮像面31の2隅46および47がイメージサークル60の外周縁60aに内接するように配置され、撮像面31の2隅48および49がイメージサークル70の外周縁70aに内接するように配置されている。このため、撮像面31の4隅46〜49により2つのイメージサークル60および70から画角の異なる2つの画像11および21を切り取ることができる。したがって、長辺方向30xに小型化された撮像面31の長辺方向30xの両端縁41および42と4隅46〜49を利用することにより、小型でありながら撮像面31の利用効率(撮像効率)が高い撮像システム1を提供できる。
この撮像システム1においては、負レンズL11の焦点距離f11と、望遠光学系10の合成焦点距離ftと、負レンズL21の焦点距離f21と、広角光学系20の合成焦点距離fwとが以下の条件(1)および(2)を満たすように設計されている。
3.0<|f11|/ft<10.0 ・・・・・(1)
7.5<|f21|/fw<20.0 ・・・・・(2)
この撮像システム1においては、条件(1)により、負レンズL11のパワーを望遠光学系10の全体のパワーに対して弱くし、条件(2)により、負レンズL21のパワーを広角光学系20の全体のパワーに対してさらに弱くすることにより、車載用カメラとして要求される温度環境下において諸収差が良好に補正された望遠画像11および広角画像21を結像できる。条件(1)の上限は、8.0であることが望ましく、6.0であることがさらに望ましい。また、条件(1)の下限は、4.0であることが望ましい。条件(2)の上限は、15.0であることが望ましく、10.0であることがさらに望ましい。また、条件(2)の下限は、8.5であることが望ましい。
図3に、望遠光学系10および広角光学系20の水平画角を示している。この撮像システム1においては、望遠光学系10の水平画角θtと、広角光学系20の水平画角θwとが以下の条件(3)および(4)を満たすように設計されている。
2.5<θw/θt<5.0 ・・・・・(3)
35°<θw<50° ・・・・・(4)
この撮像システム1においては、望遠光学系10の水平画角θtが14.5°、広角光学系20の水平画角θwが40°に設計されている。
なお、この撮像システム1においては、負レンズL11および負レンズL21を共通の形状とすることもできる。また、絞りStは負レンズL21および正レンズL22の間や正レンズL22の像側200bに配置することもでき、望遠光学系10においても広角光学系20と同様の位置に絞りを配置してもよい。以降の実施形態においても同様である。
図4に、第2の実施形態に係る撮像システム2の概略構成を示しており、図4(a)は撮像システム2を側方から見た図、図4(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム2も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。なお、上記の実施形態と共通の構成については、共通の符号を付して説明を省略する。以降の実施形態においても同様である。
上側201aの望遠光学系10は、全体が3枚のレンズにより構成された光学レンズ系であり、光軸方向200の物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S11を向けたメニスカスタイプのガラス製の正レンズL11と、物体側200aに凸面S13を向けたメニスカスタイプの樹脂製の正レンズL12と、像側200bに凸面S16を向けたメニスカスタイプの樹脂製の負レンズL13とから構成されている。
下側201bの広角光学系20は、全体が3枚のレンズにより構成された光学レンズ系であり、光軸方向200の物体側200aから像側200bに向けて順に、像側200bに凸面S22を向けたメニスカスタイプの樹脂製の正レンズL21と、両凸タイプのガラス製の正レンズL22と、両凹タイプの樹脂製の負レンズL23とから構成されている。負レンズL13および負レンズL23の像側200bには、カバーガラスCGを挟んで縦長長方形状の撮像面31が配置されている。この撮像システム2においても、縦置きの撮像面31を短辺方向(横方向)30yに利用することにより、縦長の撮像面31から横長でアスペクト比が等しい望遠水平画像11aおよび広角水平画像21aを取得できる。
この撮像システム2においては、ガラス製の正レンズL11および正レンズL22のそれぞれの焦点距離fgと、樹脂製の正レンズL12および正レンズL21のそれぞれの焦点距離fppと、樹脂製の負レンズL13および負レンズL23のそれぞれの焦点距離fpnと、望遠光学系10および広角光学系20のそれぞれの合成焦点距離fとが以下の条件(5)および(6)を満たすように設計されている。
0<|fpn|/fpp<0.6 ・・・・・(5)
1.50<(fg/f)+(|fpn|/fpp)<1.65 ・・・・・(6)
この撮像システム2においては、条件(5)により、樹脂製の正レンズL12およびL21のそれぞれのパワーを樹脂製の負レンズL13およびL23のそれぞれのパワーに対して弱くし、条件(6)により、望遠光学系10および広角光学系20のそれぞれの全体のパワーをガラス製の正レンズL11およびL22のそれぞれのパワーに対して弱くすることにより、車載用カメラとして要求される温度環境下において諸収差がさらに良好に補正された望遠画像11および広角画像21を結像できる。条件(5)の上限は、0.5であることが望ましく、0.4であることがさらに望ましい。また、条件(5)の下限は、0.1であることが望ましい。条件(6)の上限は、1.63であることが望ましく、1.60であることがさらに望ましい。また、条件(6)の下限は、1.53であることが望ましく、1.55であることがさらに望ましい。したがって、縦長の1つの撮像面31により、諸収差が良好に補正された2つの水平画像11aおよび21aを取得可能な、コンパクトで高性能な撮像システム2を提供できる。
図5に、第3の実施形態に係る撮像システム3の概略構成を示しており、図5(a)は撮像システム3を側方から見た図、図5(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム3も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
この撮像システム3においては、上側201aのイメージサークル60の円周縁60aと下側201bのイメージサークル70の円周縁70aとが互いに接するように、望遠光学系10および広角光学系20が撮像面31に対して配置されている。さらに、上下のイメージサークル60および70の大きさ(直径)はほぼ等しい。このため、イメージサークル60および70を、互いのイメージサークル60および70が干渉しない範囲で最大化できる。したがって、縦長の1つの撮像面31により撮像される望遠画像11および広角画像21のサイズを拡大できる。この撮像システム3においては、下端縁42を長辺とする横長長方形状の第1の領域71と、第1の領域71に対して上側201aに接続された半月形状の第2の領域72とを含む広角画像21を取得している。このため、第1の領域71よりも上側201aに広がった第2の領域72により、いっそう車両に近い範囲の路面や車線などの画像データを取得できる。したがって、縦長の1つの撮像面31により、画像サイズを均等に大型化した2つの水平画像11aおよび21aを取得可能な撮像システム3を提供できる。
図6に、第4の実施形態に係る撮像システム4の概略構成を示しており、図6(a)は撮像システム4を側方から見た図、図6(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム4も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
この撮像システム4においても、上側201aのイメージサークル60の円周縁60aと下側201bのイメージサークル70の円周縁70aとが互いに接するように、望遠光学系10および広角光学系20が撮像面31に対して配置されている。撮像システム4においては、イメージサークル60の大きさがイメージサークル70の大きさよりも大きくなるように形成されている。このため、望遠画像11のサイズを広角画像21のサイズに比べて大型化でき、さらに、広角画像21よりも縦長の望遠画像11を取得できる。したがって、いっそう広い範囲の高精細な望遠画像11を取得できる。さらに、この撮像システム4においては、広角光学系20が望遠光学系10の下側201bに配置されており、互いのイメージサークル60および70が干渉しない範囲で上側201aのイメージサークル60を大型化している。このため、イメージサークル60を大型化するために望遠光学系10のレンズ全長をいっそう長大化したり、望遠光学系10のレンズ径を大型化したりしても、上側201aの望遠光学系10によりケラレる可能性がある領域を空などの比較的重要でない領域に限定できる。したがって、縦長の1つの撮像面31により、高画質な望遠画像11と路面領域のケラレを抑制した広角画像21とを取得可能な撮像システム4を提供できる。
図7に、第5の実施形態に係る撮像システム5の概略構成を示しており、図7(a)は撮像システム5を側方から見た図、図7(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム5も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
この撮像システム5においては、上側201aのイメージサークル60と下側201bのイメージサークル70とが重なるように、すなわち互いの円周縁60aおよび70aが交わるように、望遠光学系10および広角光学系20が撮像面31に対して配置されている。このため、イメージサークル60の半月形状の第2の領域62とイメージサークル70の半月形状の第2の領域72とが重なった第3の領域50が形成されている。この撮像システム5においては、第3の領域50を避けるようにそれぞれの第1の領域61および71を選択することにより、縦長の撮像面31から長方形状の望遠水平画像11aおよび広角水平画像21aを取得できる。このため、互いの第1の領域(撮像領域)61および71に干渉しない範囲でイメージサークル60および70を大型化できる。したがって、イメージサークル60および70のサイズに対して撮像面31のサイズを相対的に小型化できる。さらに、この撮像システム5においても、広角光学系20が望遠光学系10の下側201bに配置されているため、上側201aの望遠光学系10によりケラレる可能性がある領域を空などの領域に限定でき、実用上の弊害を抑制できる。したがって、さらに小型で撮像面31により、画角の異なる2つの水平画像11aおよび21aを取得可能な、いっそう低コストの撮像システム5を提供できる。
図8に、第6の実施形態に係る撮像システム6の概略構成を示しており、図8(a)は撮像システム6を側方から見た図、図8(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム6も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
望遠光学系10は、物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S11を向けた平凸タイプの正レンズL11と、両凹タイプの負レンズL12と、両凸タイプの正レンズL13と、第1の光学ユニット(第2の光学素子)110とから構成されている。第1の光学ユニット110の像側200bにはカバーガラスCGを挟んで縦長長方形状の撮像面31が配置されている。望遠光学系10の各レンズ(第1の光学素子)L11〜L13は撮像面31に対し、光軸15が撮像面31の上端縁41よりも上側201aの位置Paに位置するように配置されている。なお、本明細書において、上側201aの位置Paとは撮像面31の真上および斜め上方を含む概念である。
広角光学系20は、物体側200aから像側200bに向けて順に、両凹タイプの負レンズL21と、両凸タイプの正レンズL22と、2枚貼合の接合レンズ(バルサムレンズ)LBと、両凸タイプの正レンズL25とから構成されている。接合レンズLBは、物体側200aから順に配置された、両凸タイプの正レンズL23と、両凹タイプの負レンズL24とから構成されている。接合レンズLBの物体側200aには絞りStが配置されている。
第1の光学ユニット(第2の光学素子)110は、全体が2枚のミラー(平面鏡)M1およびM2により構成された反射光学系であり、望遠光学系10のレンズ(第1の光学素子)L11〜L13を通過した中心軸光(光軸)15を下方201bへ向けて直角に曲げる第1の反射面111と、第1の反射面111により曲げられた光軸15を撮像面31の第1の位置P1へ向けて直角に曲げる第2の反射面112とから構成されている。この撮像システム6においては、望遠光学系10の光路を撮像面31の上端縁41よりも上側201aの位置Paから撮像面31の第1の位置P1へ向けてクランク状に折り曲げて導くことができる。したがって、撮像面31の鉛直方向201の距離d1を長くする(変える)ことなく、距離d1に対し、望遠光学系10および広角光学系20の間隔(光軸15および25の間の距離)d2を長く(広く)できる。このため、撮像面31を長手方向に大型化することなく、望遠光学系10を広角光学系20に対し鉛直方向201に離して配置できる。したがって、望遠光学系10のレンズと広角光学系20のレンズとが物理的に干渉して配置できない、あるいは、望遠光学系10の光路と広角光学系20の光路とが光学的に干渉する(重なる)といった問題を未然に防止することができる。
さらに、この撮像システム6においては、バックフォーカスが長くなりやすい望遠光学系10の最も像側200bに第1の光学ユニット110が配置されている。このため、望遠光学系10のバックフォーカスを、撮像面31に対し垂直な水平方向200だけでなく、撮像面31に対し平行な鉛直方向201に配置できる。したがって、望遠光学系10を広角光学系20に対し遠ざけるとともに、望遠光学系10を撮像面31に対し近付けて配置できる。このため、撮像面31の鉛直方向201のサイズを小型化したまま、望遠光学系10の水平方向200の光路長を広角光学系10の水平方向200の光路長と同程度に短縮化できる。このため、光線のケラレを抑制可能で、かつ全体が水平方向200にコンパクトにレイアウトされた撮像システム6を提供できる。
図9に、第7の実施形態に係る撮像システム7の概略構成を示しており、図9(a)は撮像システム7を側方から見た図、図9(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム7も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
望遠光学系10は、物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S11を向けたメニスカスタイプの正レンズL11と、物体側200aに凸面S13を向けたメニスカスタイプの負レンズL12と、物体側200aに凸面S15を向けた平凸タイプの正レンズL13と、第1の光学ユニット(第2の光学素子)110とから構成されている。第1の光学ユニット110の像側200bにはカバーガラスCGを挟んで縦長長方形状の撮像面31が配置されている。望遠光学系10の各レンズ(第1の光学素子)L11〜L13は撮像面31に対し、光軸15が撮像面31の上端縁41よりも上側201aの位置Paに位置するように配置されている。
広角光学系20は、物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S21を向けたメニスカスタイプの負レンズL21と、両凸タイプの正レンズL22と、両凸タイプの正レンズL23と、両凹タイプの負レンズL24と、両凸タイプの正レンズL25とから構成されている。正レンズL23の物体側200aには絞りStが配置されている。
第1の光学ユニット(第2の光学素子)110は、側方視平行四辺形状(台形状)のプリズム(ロンボイドプリズム)Pr1により構成された反射光学系であり、望遠光学系10のレンズ(第1の光学素子)L11〜L13を通過した中心軸光(光軸)15を下方201bへ向けて直角に曲げる第1の反射面111と、第1の反射面111により曲げられた光軸15を撮像面31の第1の位置P1へ向けて直角に曲げる第2の反射面112とから構成されている。
この撮像システム7においても、望遠光学系10の光路を撮像面31の上端縁41よりも上側201aの位置Paから撮像面31の第1の位置P1へ向けてクランク状に折り曲げて導くことができる。このため、撮像面31を長手方向に大型化することなく、望遠光学系10を広角光学系20に対し鉛直方向201に離して配置できる。この望遠光学系10においては、正レンズL13の像側200bにガラス製のプリズムPr1を配置することによりバックフォーカスを長くすることができる。したがって、互いの光学系10および20の間隔d2を広く確保しやすく、望遠光学系10を構成するレンズの有効径を大きくした場合であっても光学系同士の干渉や光線のケラレを抑制できる。さらに、この撮像システム7においては、2つの反射面111および112が形成されたプリズムPr1を配置することにより光軸15を撮像面31の第1の位置P1に精度よく導くことができる。したがって、2枚のミラーを用いて互いの反射面が光軸15を直角に2回折り曲げるように組み込む場合と比べて位置合わせが容易で製造効率を向上できる。
図10に、第8の実施形態に係る撮像システム8の概略構成を示しており、図10(a)は撮像システム8を側方から見た図、図10(b)は撮像面31を光軸方向200から見た図である。この撮像システム8も、鉛直方向201に並列に配置された望遠光学系10および広角光学系20と、望遠画像11および広角画像21を撮像する撮像ユニット30とを備えている。
望遠光学系10は、撮像システム7と共通の構成であるため、説明を省略する。望遠光学系10の各レンズ(第1の光学素子)L11〜L13は撮像面31に対し、光軸15が撮像面31の上端縁41よりも上側201aの位置Paに位置するように配置されている。
広角光学系20は、物体側200aから像側200bに向けて順に、物体側200aに凸面S21を向けたメニスカスタイプの負レンズL21と、像側200bに凸面S24を向けた平凸タイプの正レンズL22と、像側200bに凸面S26を向けた平凸タイプの正レンズL23と、両凹タイプの負レンズL24と、両凸タイプの正レンズL25と、第2の光学ユニット(第4の光学素子)120とから構成されている。正レンズL23の物体側200aには絞りStが配置されている。第2の光学ユニット120の像側200bにはカバーガラスCGを挟んで縦長長方形状の撮像面31が配置されている。広角光学系20の各レンズ(第3の光学素子)L21〜L25は撮像面31に対し、光軸25が撮像面31の下端縁42よりも下側201bの位置Pbに位置するように配置されている。なお、本明細書において、下側201bの位置Pbとは撮像面31の真下および斜め下方を含む概念である。
第1の光学ユニット(第2の光学素子)110は、プリズムPr1により構成された反射光学系であり、撮像システム7と共通の構成であるため、説明を省略する。第2の光学ユニット(第4の光学素子)120は、プリズムPr1を上下反転させた形状のプリズム(ロンボイドプリズム)Pr2により構成された反射光学系であり、広角光学系20のレンズ(第3の光学素子)L21〜L25を通過した中心軸光(光軸)25を上方201aへ向けて直角に曲げる第1の反射面121と、第1の反射面121により曲げられた光軸25を撮像面31の第2の位置P2へ向けて直角に曲げる第2の反射面122とから構成されている。この広角光学系20においては、正レンズL25の像側200bにガラス製のプリズムPr2を配置することによりバックフォーカスを長くすることができる。このため、互いの光学系10および20の水平方向200の光路長を揃えやすい。
この撮像システム8においては、望遠光学系10の光路を撮像面31の上端縁41よりも上側201aの位置Paから撮像面31の第1の位置P1へ向けてクランク状に折り曲げて導くことができ、さらに、広角光学系20の光路を撮像面31の下端縁42よりも下側201bの位置Pbから撮像面31の第2の位置P2へ向けてクランク状に折り曲げて導くことができる。したがって、撮像面31の長手方向の距離d1に対し、望遠光学系10および広角光学系20の間隔d2をさらに広げることができる。このため、イメージサークル60および70を大型化させた場合であっても、一方の光学系の光線が他方の光学系によりケラレることを確実に抑制できる。さらに、互いのプリズムPr1およびPr2は上下に180°反転させた配置となっているため、一方の光学系の光線が他方の光学系の側のプリズムと干渉することも抑制できる。したがって、プリズムPr1の下端部および/またはプリズムPr2の上端部をカットする必要がなく、製造効率を向上できる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に規定されたものを含む。たとえば、撮像面31の上端縁41および下端縁42は、イメージサークル60および70の少なくとも内側に配置されていればよく、上端縁41および下端縁42の一部がイメージサークル60および70からはみ出ていてもよい。すなわち、イメージサークル60は、外周縁60aが撮像面31の2隅46および/または47に外接していなくてもよく、イメージサークル70は、外周縁70aが撮像面31の2隅48および/または49に外接していなくてもよい。また、本発明に係る撮像システムは車載用に限定されず、種々の用途に用いることができる。
1、2、3、4、5、6、7、8 撮像システム
10 第1の光学系、 20 第2の光学系、 30 撮像ユニット、 31 撮像面
100 運転支援システム

Claims (9)

  1. 長辺方向が鉛直方向に沿って配置される長方形状の撮像面を含む撮像ユニットと、
    前記撮像面の短辺方向に対し、第1の画角の第1の画像の水平方向が一致するように前記第1の画像を前記撮像面の上側の短辺に沿って結像する第1の光学系であって、前記第1の画像を含む第1のイメージサークルを結像する第1の光学系と、
    前記撮像面の短辺方向に対し、前記第1の画角とは異なる第2の画角の第2の画像の水平方向が一致するように前記第2の画像を前記撮像面の下側の短辺に沿って結像する第2の光学系であって、前記第2の画像を含む第2のイメージサークルを結像する第2の光学系とを有し、前記第1の光学系および前記第2の光学系は、前記第1の画像が前記第2のイメージサークルを避けて結像され、前記第2の画像が前記第1のイメージサークルを避けて結像されるように配置されている撮像システム。
  2. 請求項1において、
    前記第1の光学系は、光軸が前記撮像面よりも上側の位置に位置するように配置された第1の光学素子と、
    光路を前記上側の位置から前記撮像面の第1の位置へ向けて導く第2の光学素子とを含む、撮像システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記第2の光学系は、光軸が前記撮像面よりも下側の位置に位置するように配置された第3の光学素子と、
    光路を前記下側の位置から前記撮像面の第2の位置へ向けて導く第4の光学素子とを含む、撮像システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記第1の光学系は望遠光学系であり、前記第2の光学系は広角光学系である、撮像システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記第1の光学系は、物体側から順に、前記物体側に凸面を向けたメニスカスタイプの樹脂製の第1の負レンズと、両凸タイプのガラス製の第1の正レンズとから構成され、
    前記第2の光学系は、物体側から順に、前記物体側に凸面を向けたメニスカスタイプの樹脂製の第2の負レンズと、両凸タイプのガラス製の第2の正レンズとから構成され、
    前記第1の負レンズの焦点距離f11と、前記第1の光学系の合成焦点距離ftと、前記第2の負レンズの焦点距離f21と、前記第2の光学系の合成焦点距離fwとが以下の条件を満たす、撮像システム。
    3.0<|f11|/ft<10.0
    7.5<|f21|/fw<20.0
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記第1の光学系の水平画角θtと、前記第2の光学系の水平画角θwとが以下の条件を満たす、撮像システム。
    2.5<θw/θt<5.0
    35°<θw<50°
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第1の光学系および前記第2の光学系は、前記第1のイメージサークルと、前記第2のイメージサークルとが互いに非接触となるように配置されている、撮像システム。
  8. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記第1の光学系および前記第2の光学系は、前記第1のイメージサークルと、前記第2のイメージサークルとが互いに接するように配置されている、撮像システム。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の撮像システムと、
    前記第1の画像および前記第2の画像を含む画像データに基づいて車両の運転支援制御を行う制御ユニットとを有する運転支援システム。
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