JP6195215B2 - カップ蓋 - Google Patents

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Description

本発明はカップ蓋に関する。
現在、各種カップ蓋には様々な構造がある。例えば、特許文献1は「フリップ式直飲みカップ」を提示している。当該技術方案において、フリップ式直飲みカップはカップ体とカップ蓋を含み、カップ蓋の下蓋はカップ体に連なっており、下蓋にはカップ体の内壁を密封する内蓋が設けられている。フリップ蓋と下蓋との間には回動軸が設けられており、回動軸には復元バネが設けられている。内蓋には出水口が設けられており、フリップ蓋における押圧蓋は出水口を密封する。フリップ蓋にはラッチとラッチバネが設けられており、下蓋または内蓋にはラッチと係合する係合溝が設けられている。フリップ蓋にはつまみが設けられており、つまみにはカムが接続されている。カムの長端と短端は間欠的にラッチと接触可能である。使用に際して、カップは誤操作によるカップ蓋の開放を効果的に防止できる。しかし、上述の直飲みカップでは、カムの長端と短端を間欠的にラッチと接触させることでカップ蓋の開閉を制御していることから構造が複雑であり、蓋を開放する際に両手で操作する必要があるため使用に不便である。
中国特許第200720302880.3号
本発明は、片手で蓋を開放可能であり、使用に便利なカップ蓋を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術方案を用いる。
カップ体に連なる内蓋を含み、フリップ蓋が出水口を開放または密封するように回動軸周りに回動可能であり、回動軸にはフリップ蓋バネが設けられているカップ蓋において、前記フリップ蓋には係合口が設けられており、内蓋には前後に移動可能な上下のプラスチックリングが設けられており、上下のプラスチックリングにはそれぞれ係合フックが設けられており、係合フックが係合口に係止されるとフリップ蓋が閉止され、上下のプラスチックリングにおける係合フックがすべて係合口から離脱すると、フリップ蓋バネによってフリップ蓋が開放され、上下のプラスチックリングと内蓋との間には弾性復元部材が設けられており、上下のプラスチックリングにおける係合フックは係合口の両側に設けられ、フリップ蓋を開放する場合、上下のプラスチックリングは逆方向に移動する、ことを特徴とする。
本発明は、開放する場合には2本の指で上下のプラスチックリングをそれぞれ押動し、上下のプラスチックリングを逆方向に移動させれば、上下のプラスチックリングにおける係合フックが係合口から離脱して、フリップ蓋バネによりフリップ蓋が開放される、との点で有利である。指を放すと、上下のプラスチックリングは弾性復元部材により元の位置に復元する。閉止する場合にはフリップ蓋を押下すると、係合フックが係合口に係止されてフリップ蓋の閉止が実現される。本発明のカップ蓋は片手によるカップ蓋の開放を容易に実現可能である。上下のプラスチックリングにおける係合フックは係合口の両側に設けられており、一方の係合フックが係合口から離脱しない場合にはフリップ蓋は開放されない。よって、誤操作によるカップ蓋の開放を防止可能となる。さらには、構造が簡略化されており、使用に便利である。
本発明において、前記の係合口と係合フックの間には互いに連携する斜面が設けられている。これは、フリップ蓋を押下して閉止することに寄与する。
本発明において、前記フリップ蓋内には押圧蓋が設けられており、押圧蓋には密封部材が設けられており、密封部材は出水口を密封する。
本発明において、前記弾性復元部材は板バネである。これにより、上下のプラスチックリングが確実に復元されるとともに、構造が簡略化される。
本発明において、前記カップ蓋はさらにカバープレートを含み、カバープレートは内蓋に位置決めされ、内蓋とカバープレートは係合して上下のプラスチックリングを位置決めする。これにより、カップ蓋の構造が簡略化され、製造に便利となる。
本発明において、前記回動軸は回動軸座に位置決めされ、回動軸座はカバープレートに設けられている。これにより、カップ蓋の構造が簡略化され、製造に便利となる。
図1はカップ蓋における閉止時の断面図である。 図2はカップ蓋におけるやや開放時の断面図である。 図3はカップ蓋の部品の分解図である。
図1、図2および図3に示すように、本実施例のカップ蓋はカップ体に連なる内蓋1を含み、フリップ蓋2は出水口4を開放または密封するように回動軸3周りに回動可能であり、回動軸にはフリップ蓋バネ5が設けられている。フリップ蓋には係合口6が設けられており、内蓋には前後に移動可能な上下のプラスチックリング7,8が設けられており、上下のプラスチックリングにはそれぞれ係合フック9が設けられている。係合フック9が係合口6に係止されるとフリップ蓋は閉止される。上下のプラスチックリングにおける係合フック9がすべて係合口から離脱すると、フリップ蓋バネによってフリップ蓋が開放される。上下のプラスチックリングと内蓋との間には弾性復元部材が設けられており、弾性復元部材は板バネ10である。上下のプラスチックリングにおける係合フック9は係合口6の両側に設けられ、フリップ蓋を開放する場合、上下のプラスチックリングは逆方向に移動する。
本実施例において、前記の係合口と係合フックの間には互いに連携する斜面11,12が設けられている。フリップ蓋内には押圧蓋13が設けられており、押圧蓋には密封部材14が設けられており、密封部材14は出水口4を密封する。カップ蓋はさらにカバープレート15を含み、カバープレート15は内蓋1に位置決めされ、内蓋とカバープレートは係合して上下のプラスチックリングを位置決めする。回動軸3は回動軸座16に位置決めされ、回動軸座16はカバープレート15に設けられている。
開放する場合には、2本の指で上下のプラスチックリングをそれぞれ押動し、上下のプラスチックリングを逆方向に移動させれば、上下のプラスチックリングにおける係合フックが係合口から離脱して、フリップ蓋バネによりフリップ蓋が開放される。指を放すと、上下のプラスチックリングは弾性復元部材により元の位置に復元する。閉止する場合にはフリップ蓋を押下すると、係合フックが係合口に係止されてフリップ蓋の閉止が実現される。本発明のカップ蓋は片手によるカップ蓋の開放を容易に実現可能である。上下のプラスチックリングにおける係合フックは係合口の両側に設けられており、一方の係合フックが係合口から離脱しない場合にはフリップ蓋は開放されない。よって、誤操作によるカップ蓋の開放を防止可能となる。さらには、構造が簡略化されており、使用に便利である。
以上の実施例は本発明の一例にすぎず、本発明の主旨に基づき行われる変更は、いずれも本発明の保護の範囲内であると解釈される。

Claims (6)

  1. カップ体に連なる内蓋を含み、フリップ蓋が出水口を開放または密封するように回動軸周りに回動可能であり、前記回動軸にはフリップ蓋バネが設けられているカップ蓋において、
    前記フリップ蓋には係合口が設けられており、前記内蓋には前後に移動可能な上下のプラスチックリングが設けられており、前記上下のプラスチックリングにはそれぞれ係合フックが設けられており、
    前記上下のプラスチックリングにおける前記係合フックがすべて前記係合口に係止されると前記フリップ蓋が閉止され、前記上下のプラスチックリングにおける前記係合フックがすべて前記係合口から離脱すると、前記フリップ蓋バネによって前記フリップ蓋が開放され、前記上下のプラスチックリングと前記内蓋との間には弾性復元部材が設けられており、
    前記上下のプラスチックリングにおける前記係合フックは前記係合口の両側に設けられ、前記フリップ蓋を開放する場合、前記上下のプラスチックリングは逆方向に移動する、ことを特徴とする前記カップ蓋。
  2. 前記係合口と前記係合フックの間には互いに連携する斜面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の前記カップ蓋。
  3. 前記フリップ蓋内には押圧蓋が設けられており、前記押圧蓋には密封部材が設けられており、前記密封部材は前記出水口を密封する、ことを特徴とする請求項1に記載の前記カップ蓋。
  4. 前記弾性復元部材は板バネであることを特徴とする請求項1に記載のカップ蓋。
  5. 前記カップ蓋はさらにカバープレートを含み、前記カバープレートは前記内蓋に位置決めされ、前記内蓋と前記カバープレートは係合して前記上下のプラスチックリングを位置決めする、ことを特徴とする請求項1に記載のカップ蓋。
  6. 前記回動軸は回動軸座に位置決めされ、前記回動軸座は前記カバープレートに設けられている、ことを特徴とする請求項5に記載のカップ蓋。
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