JP6194480B2 - 水素生成装置及び燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、脱硫器を備えた水素生成装置及びそれを用いた燃料電池システムに関するものである。
燃料電池システムは、発電部の本体である燃料電池に、水素と酸素との電気化学反応により生じるエネルギーを取り出して発電するシステムである。燃料電池システムは、高効率発電が可能であり、発電運転の際に発生する熱エネルギーを簡単に利用することができるので、高いエネルギー利用効率を実現することが可能な分散型の発電システムとして開発が進められている。
水素生成装置は、例えば、燃料電池へ燃料である水素を供給する装置であり、原料を改質して水素含有ガスを生成するものである。一般的に水素を供給するインフラストラクチャーが整備されていないことが多いため、燃料電池システムには、水と都市ガス、又はLPG等を原料として改質ガス(水素含有ガス)を生成する改質器を備えた水素生成装置が含まれる。
改質器には原料と改質水が供給され、改質反応により水素を含有した改質ガスが生成される。改質反応により生成された改質ガスには、通常、副生成物として一酸化炭素が含まれる。
燃料電池へ供給される改質ガス中に一酸化炭素が含まれると、電池の性能は著しく劣化するため、改質器により生成された改質ガスは一酸化炭素低減器により一酸化炭素を除去される。一酸化炭素低減器はシフト反応により一酸化炭素を低減させる変成部、さらに一酸化炭素を酸化除去させる選択酸化部を備えることが多い。
これらの各反応部には、各反応に適した温度があり、特に、改質部を高温に加熱するため、改質部にはバーナー等の燃焼部が隣接して設けられることが多い。
改質部の触媒として、ルテニウム系触媒と白金・ロジウム系触媒の二つの触媒を用いる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
改質部に流入する原料に窒素分子、アミン等の窒素含有化合物が含まれると、原料の改質時に、改質触媒による生成水素の他に窒素からアンモニアが生成され、燃料電池本体を被毒させる要因となる。
アンモニア生成を抑制させる手段として、白金やロジウムあるいはその両方を担持させた触媒を用いる方法がある。白金・ロジウム系の改質触媒を用いる場合、原料に重質炭化水素が含まれていると、白金・ロジウム系の改質触媒上に炭素が析出し、触媒活性が低下する。一方、ルテニウム系触媒は低温では窒素をアンモニアへ変換しないが、重質炭化水素を改質反応させることができる。
そこで、第1の改質触媒として、ルテニウム系改質触媒を、原料流入側の低温部に配置し、第2の改質触媒として、白金・ロジウム系改質触媒を、第1の改質触媒の下流の高温部に配置する。
ルテニウム系改質触媒により、重質炭化水素をメタンにまで変換した後、白金・ロジウ
ム系改質触媒層を高温域に配置して改質ガスを生成することによって、アンモニアの発生の抑制と白金・ロジウム系改質触媒層での炭素析出の抑制を両立させることができる。
特開2013−137865号公報
しかしながら、従来の水素生成装置では、以下のような課題があった。
すなわち第1の改質触媒であるルテニウム系改質触媒と、第2の改質触媒である白金・ロジウム系改質触媒の2種類の触媒を用いる場合、従来の構成では、特に第2の改質触媒は、改質反応に最適な温度とすることができず、改質反応の活性が低い触媒領域が存在するため、必要な水素生成量を確保するには改質触媒の量を減らすことができず、高価な改質触媒を削減した低コストで小型の水素生成装置を構成することができないという課題を有していた。
第1の改質触媒として、例えば、ルテニウム系触媒、第2の改質触媒として、例えば、白金・ロジウム系触媒を用いる改質器の構成では、第1の改質触媒によるアンモニア生成を抑制するために、第1の改質触媒は低温とし、所定の水素生成量を得るために、第2の改質触媒は高温とすることが望ましい。
第1の改質触媒に適した温度は、例えば、350℃から550℃、より望ましくは、350℃から450℃である。第2の改質触媒に適した温度は、例えば、550℃から650℃、より望ましくは、600℃から650℃である。
高価な改質触媒、特に白金・ロジウム系の第2の改質触媒、を削減し、水素生成装置を低コスト化、小型化するには、第2の改質触媒全体の温度を、改質反応に適した高温の範囲に保持し、少量の改質触媒で原料から所定の水素生成量を得られるようにすることが望ましい。
従来の構成では、第2の改質触媒内の原料流入流出方向の温度差が大きくなり、第2の改質触媒全体を改質反応に最適な温度にすることが困難であった。特に改質触媒量を削減した場合、原料ガスの改質触媒を通過する時間が短くなるため、所定の水素生成量を得るには、改質触媒下流側は触媒を搭載する構造体や触媒の耐久性が問題となる高温の状態として改質反応を促進させなくてはならなかった。
以上のように、改質触媒、特に高価な第2の改質触媒量を削減するには、第2の改質部全体の温度を、改質反応に適した高温の範囲に保持し、少量の改質触媒で所定の水素生成量を得られるようにさせる必要があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、高価な改質触媒を削減した、低コストで小型の水素生成装置及びそれを用いた燃料電池システムを提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するために、本発明は、第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に第2の改質触媒層、前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路、前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路を備えた水素生成装置において、改質器は、内筒及び外筒の間の空間で構成され、前記第1燃焼排ガス流路は、燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱交換量が、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱交換量より大きくなるように、または、前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱伝達率が、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱伝達率より大きくなるように、または、前記第2燃焼排ガス流路に流れる前記燃焼排ガスの流速が、前記第1燃焼排ガス流路に流れる前記燃焼排ガスの流速より小さくなるように構成したのである。
これにより、高価な改質触媒の搭載量を削減し、水素生成装置を小型で低コストに構成することができる。また本発明の水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池を備えた燃料電池システムを、小型で低コストにすることができる。
本発明は、従来の水素生成装置に比べ、改質触媒を改質反応に好適な温度に保つことができる。これにより、高価な改質触媒の搭載量を削減し、水素生成装置を小型で低コストに構成することができる。また本発明の水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池を備えた燃料電池システムを、小型で低コストにすることができる。
本発明の実施の形態1における水素生成装置の概略構成図 本発明の実施の形態1の水素生成装置における燃焼排ガスの流れを示す概略図 第1燃焼排ガス流路の断面を示す図2のA1−A2断面図 第2燃焼排ガス流路の断面を示す図2のB1−B2断面図 本発明の実施の形態1の水素生成装置における改質触媒部に流れる原料ガスの温度分布の一例を示す説明図 本発明の実施の形態2における水素生成装置の概略構成図 本発明の実施の形態3における燃料電池システムの構成の一例を示すブロック図
第一の本発明の水素生成装置は、少なくとも可燃ガスを燃焼する燃焼器と、前記燃焼器よって発生する燃焼排ガスを流す燃焼排ガス流路と、前記燃焼排ガス流路と隣接し、前記燃焼排ガス流路の熱により加熱され、原料ガスから改質反応により水素含有ガスを生成する改質器と、前記燃焼器の外側に配置される燃焼筒と、前記燃焼筒の外側に配置される内筒と、前記内筒の外側に配置される外筒と、を備え、前記改質器は、原料ガスを改質する第1の改質触媒層と、前記第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に配置された原料ガスを改質する第2の改質触媒層と、を備え、前記燃焼排ガス流路は、前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路と、前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路と、を備え、前記改質器は、前記内筒及び前記外筒の間の空間で構成され、前記第1燃焼排ガス流路は、前記燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱交換量が、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱交換量より大きくなるよう構成されている。
これにより、第1の改質触媒層へ流入した原料ガスは、燃焼排ガスと第1の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量が多くなるため、第2の改質触媒層への流入部までに第2の改質触媒層での改質反応に適した温度まで大きく昇温する。燃焼排ガスと第2の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量は少ないため、第2の改質触媒層を流通する原料ガスの第2の改質触媒層の流入部から流出部までの温度上昇は小さく、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。また、第1燃焼排ガス流路は、燃焼筒及び内筒の間の空間で構成され、燃焼筒の端部は、第2の改質触媒層の第1の改質触媒層側の端部に対して内筒を介して対向するように構成されたことにより、第2燃焼排ガス流路の断面積は第1燃焼排ガス流路より広くなるため、第2燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスの流速は、第1燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスの流速より遅くなる。流体と壁面との熱交換量に比例する熱伝達率は流れが速く乱れるほど大きくなり、さらに熱交換量は熱伝達率に比例するため、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。さらに、燃焼器および燃焼排ガス流路、改質器を円筒形状により構成することにより、周方向に均一な温度分布とすることができる。
第二の本発明の水素生成装置は、少なくとも可燃ガスを燃焼する燃焼器と、前記燃焼器よって発生する燃焼排ガスを流す燃焼排ガス流路と、前記燃焼排ガス流路と隣接し、前記燃焼排ガス流路の熱により加熱され、原料ガスから改質反応により水素含有ガスを生成する改質器と、前記燃焼器の外側に配置される燃焼筒と、前記燃焼筒の外側に配置される内筒と、前記内筒の外側に配置される外筒と、を備え、前記改質器は、原料ガスを改質する第1の改質触媒層と、前記第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に配置された原料ガスを改質する第2の改質触媒層と、を備え、前記燃焼排ガス流路は、前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路と、前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路と、を備え、前記改質器は、前記内筒及び前記外筒の間の空間で構成され、前記第1燃焼排ガス流路は、前記燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱伝達率が、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱伝達率より大きくなるよう構成されている。
これにより、燃焼排ガスと第1の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量は、熱交換量は熱伝達率に比例するため、燃焼排ガスと第2の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量より大きくなる。これにより、第二の本発明は、第一の本発明と同様に、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。また、第1燃焼排ガス流路は、燃焼筒及び内筒の間の空間で構成され、燃焼筒の端部は、第2の改質触媒層の第1の改質触媒層側の端部に対して内筒を介して対向するように構成されたことにより、第2燃焼排ガス流路の断面積は第1燃焼排ガス流路より広くなるため、第2燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスの流速は、第1燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスの流速
より遅くなる。流体と壁面との熱交換量に比例する熱伝達率は流れが速く乱れるほど大きくなり、さらに熱交換量は熱伝達率に比例するため、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。さらに、燃焼器および燃焼排ガス流路、改質器を円筒形状により構成することにより、周方向に均一な温度分布とすることができる。
第三の本発明の水素生成装置は、少なくとも可燃ガスを燃焼する燃焼器と、前記燃焼器によって発生する燃焼排ガスを流す燃焼排ガス流路と、前記燃焼排ガス流路と隣接し、前記燃焼排ガス流路の熱により加熱され、原料ガスから改質反応により水素含有ガスを生成する改質器と、前記燃焼器の外側に配置される燃焼筒と、前記燃焼筒の外側に配置される内筒と、前記内筒の外側に配置される外筒と、を備え、前記改質器は、原料ガスを改質する第1の改質触媒層と、前記第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に配置された原料ガスを改質する第2の改質触媒層と、を備え、前記燃焼排ガス流路は、前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路と、前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路と、を備え、前記改質器は、前記内筒及び前記外筒の間の空間で構成され、前記第1燃焼排ガス流路は、前記燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、前記第2燃焼排ガス流路に流れる前記燃焼排ガスの流速が、前記第1燃焼排ガス流路に流れる前記燃焼排ガスの流速より小さくなるよう構成されている。
これにより、燃焼排ガスと第1の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量は、流体と壁面との熱交換量に比例する熱伝達率は流れが速く乱れるほど大きくなり、さらに熱交換量は熱伝達率に比例するため、燃焼排ガスと第2の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量より大きくなる。これにより、第三の本発明は、第一の本発明と同様に、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。また、第1燃焼排ガス流路は、燃焼筒及び内筒の間の空間で構成され、燃焼筒の端部は、第2の改質触媒層の第1の改質触媒層側の端部に対して内筒を介して対向するように構成されたことにより、第2燃焼排ガス流路の断面積は第1燃焼排ガス流路より広くなるため、第2燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスの流速は、第1燃焼排ガス流路を流れる燃焼排ガスの流速より遅くなる。流体と壁面との熱交換量に比例する熱伝達率は流れが速く乱れるほど大きくなり、さらに熱交換量は熱伝達率に比例するため、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。さらに、燃焼器および燃焼排ガス流路、改質器を円筒形状により構成することにより、周方向に均一な温度分布とすることができる。
第四の本発明の水素生成装置は、第一から第三のいずれかの本発明の水素生成装置の構成において、前記第1燃焼排ガス流路の第1の改質触媒層と隣接する部分の長さは、前記第2燃焼排ガス流路の第2の改質触媒層と隣接する部分の長さより長くなるよう構成されている。
これにより、第1燃焼排ガス流路の第1の改質触媒層と隣接する部分の長さが長い程、伝熱面積が大きくなるため、燃焼排ガスと第1の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量を多くすることができ、燃焼排ガスと第1の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量は、燃焼排ガスと第2の改質触媒層を流れる原料ガスとの熱交換量より大きくすることができる。これにより、第四の本発明は、第一の本発明と同様に、第2の改質触媒層を流れる原料ガスを改質反応に適した高温な状態にすることができる。
の本発明の燃料電池システムは、第一から第のいずれかの本発明の水素生成装置と、前記水素生成装置より供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池とを備える燃料電池システムである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同じ参照符号を付し、その説明を省略する。
なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における水素生成装置の概略構成図である。
図1に示すように、水素生成装置100は、第1の底板7を備えた内筒6と、内筒6の外側に第2の底板9を備えた中筒8と、外筒底板16を備えた外筒15が配置されており、内筒6と中筒8と外筒15とが略同心円状に配置されている。
内筒6と中筒8との間で形成される空間に、第1の改質触媒層1、第2の改質触媒層2(これらを以下、改質触媒部20という)が、原料の流れる順に配置される。中筒8と外筒15との間で形成される空間に、変成部25および選択酸化部26が配置される。
中心に配置されたバーナー5の外側には燃焼筒30が配置され、燃焼筒端部30aの上下位置は、第1の改質触媒層1と第2の改質触媒層2の間と略一致するように配置される。バーナー5と対向する位置にある第1の底板7には、断熱材40を配置している。
次に、水素生成装置100の基本的な構成とガスの流れについて説明する。
水素生成装置100は、水供給経路11から供給される水を蒸発させるとともに、原料と混合、予熱する予熱部23を備える。
また、原料供給経路10から供給される原料と、水蒸気との改質反応を進行させる改質触媒部20と、改質触媒部20で生成した改質ガス中の一酸化炭素と水蒸気とを変成反応させて、改質ガスの一酸化炭素濃度を低減させる変成部25を有している。
また、変成部25を通過した後の水素含有ガス中に残留する一酸化炭素を、空気供給部19から変成部25を通過した後の水素含有ガスに供給される空気を用いて、主に酸化させて除去する選択酸化部26を有している。
水素生成装置100によって生成された水素含有ガスは、導出部12を介して、外部に設置される燃料電池等に供給される。
原料供給経路10には、原料供給部が接続されている。原料供給経路から供給される原料は、炭化水素等の少なくとも炭素及び水素元素から構成される有機化合物を含む原料であればよく、例えば、メタンを主成分とする都市ガス、天然ガス、LPGなどである。
また、予熱部23は、導出部12及び変成部25、選択酸化部26と片側壁面を同一にして、導出部12、変成部25、選択酸化部26を流れる水素含有ガス、変成部25、選択酸化部26に設けられる触媒と熱交換可能なように構成されている。
また、水素生成装置100は、改質触媒部20における改質反応に必要な反応熱を供給するためのバーナー5を内筒6の内側に備えている。改質触媒部20と予熱部23は、バーナー5で発生された燃焼排ガスから、内筒6の壁面を介して熱が供給される構成となっている。
燃焼排ガス流路50は、燃焼筒30の下部の燃焼筒端部30aと断熱材40と内筒6の間の空間に第2の改質触媒層2と接する第2燃焼排ガス流路50bと、燃焼筒30と内筒6との空間に、第1の改質触媒層1に隣接する第1燃焼排ガス流路50aとから形成される。
燃焼排ガスはバーナー5から燃焼筒30の内部を通り、第2燃焼排ガス流路50bへ流入し、高温状態で内筒6の下部と第1の底板7にあたり、内筒6を介して第2の改質触媒層2と熱交換した後、第1燃焼排ガス流路50aへ流入し、内筒6を介して第1の改質触媒層1および予熱部23と熱交換した後、燃焼排ガス排気口51から水素生成装置100の外部へ排気される。
次に、改質触媒部20の構成について詳細に説明する。
改質触媒部20は、第1の改質触媒層1および第2の改質触媒層2から構成され、原料を改質して水素含有ガスを生成する第1の改質触媒および第2の改質触媒が充填されている。
第1の改質触媒としては、ルテニウム系触媒やニッケル系触媒などが例示されるが、これらの触媒は、原料に窒素分子、アミン等の窒素含有化合物が含まれると、原料の改質時に、第1の改質触媒による生成水素と窒素からアンモニアが生成される。
アンモニアの生成は、温度が高い程、増加する傾向を示す。アンモニアは燃料電池性能を低下させる要因となるため、第1の改質触媒層1に充填する第1の改質触媒の使用温度には上限がある。例えば、ルテニウム系触媒の場合、上限は550℃程度である。
第2の改質触媒としては、原料に窒素分子、アミン等の窒素含有化合物が含まれていても、アンモニアの生成を抑制することが可能な触媒であること、特に、第1の改質触媒よりも高温、例えば、550℃以上、でアンモニア生成を抑制することが可能な触媒であることが望ましい。
第2の改質触媒によるアンモニア生成量は、水素生成装置の下流に設置される燃料電池等がアンモニアにより被毒されるのを抑制できる量以下であることが望ましい。具体的には、白金・ロジウム系触媒などが例示される。これにより、第2の改質触媒層2は、改質性能が高い高温域での使用が可能となる。
なお、第1の改質触媒は、重質炭化水素をメタンにまで変換するとともに改質反応により水素含有ガスを生成する機能を有していることが望ましい。ここで、重質炭化水素は、少なくとも2個の炭素原子を含む炭化水素化合物として定義される。
これにより、高温で使用される第2の改質触媒に重質炭化水素により炭素析出が起こる
ことを抑制でき、かつ、窒素を含む原料であってもアンモニア生成を抑制できる。
第1の改質触媒層1に適した温度は、アンモニア生成を抑制するため、例えば、350℃から550℃の範囲となる。第2の改質触媒層2に適した温度は、改質反応は上限温度に近い温度領域が多いほど改質反応は進むため、例えば、550℃から650℃の範囲である。
また、改質反応が進み化学的平衡に達している場合、改質ガスの水素生成量は温度により決まり、高温である程水素生成量は多くなる。このため、改質触媒層出口温度は、例えば、650℃程度の高温となることが望ましい。
水素生成装置100のバーナー5から排出される燃焼排ガスと、改質触媒部20の作用を以下に説明する。図2は、本発明の実施の形態1における燃焼排ガスの流れを示す概略図である。
図2に例示すように、下向きに火炎を形成するように備えられたバーナー5により放出された高温の燃焼排ガスは、燃焼筒30の内側を下向きに通過した後、燃焼筒端部30aと断熱材40と第2の改質触媒層2と接する内筒6の間の空間、第2燃焼排ガス流路50bに流入する。
断熱材40は内筒6および第1の底板7の過度な温度上昇、例えば、700℃以上による熱変形を抑制するために配置される。第2の改質触媒層2と接する第2燃焼排ガス流路50b内で、燃焼排ガスは流れの向きを下向きから上向きへと変え、燃焼筒30及び第1の改質触媒層1と接する内筒6の間の空間で構成され第1燃焼排ガス流路50aを通り、外部へ排気される。
図2に例示するように、燃焼筒端部30aの上下位置は第1の改質触媒層1と第2の改質触媒層2の間と略一致するように構成されている。
図3は第1燃焼排ガス流路50aの断面を示す図2のA1−A2断面図、図4は第2燃焼排ガス流路50bの断面を示す図2のB1−B2断面図である。
図3に示すように、第1の改質触媒層1に隣接する第1燃焼排ガス流路50aは内筒6と燃焼筒30の間の空間に構成される。図4に示すように、第2の改質触媒層2に隣接する第2燃焼排ガス流路50bは内筒6の内側の空間に構成される。
第2燃焼排ガス流路50bの断面積は第1燃焼排ガス流路50aの断面積より大きいため、第2燃焼排ガス流路50bを流れる燃焼排ガスの流速は、第1燃焼排ガス流路50aを流れる燃焼排ガスの流速より遅くなるため、第1燃焼排ガス流路50a内の燃焼排ガスと内筒6の第2の改質触媒層2と接する部分付近との熱伝達率は、第2燃焼排ガス流路50b内の燃焼排ガスと内筒6の第1の改質触媒層1と接する部分付近との熱伝達率より小さくなる。
高温の燃焼排ガスから改質触媒層を流れる原料ガスへの熱交換量は、熱伝達率が大きくなると大きくなるので、燃焼排ガスから第1の改質触媒層1を流れる原料ガスへの熱交換量は、燃焼排ガスから第2の改質触媒層2を流れる原料ガスへの熱交換量よりも大きい。
高温の燃焼排ガスから触媒層を流れる原料ガスへの熱交換量が大きいと流通する原料ガスの温度上昇幅が大きくなるので、第1の改質触媒層1を流通する原料ガスの温度上昇幅は、第2の改質触媒層2を流通する原料ガスの温度上昇幅よりも大きくなる。
つまり、第1の改質触媒層1では、原料ガスへの加熱量が大きいため、原料ガスの流れ方向の距離が短くても低温で第1の改質触媒層1に流入した原料ガスは、大きく温度上昇し、改質反応速度が低い低温領域は少なくなるので、第1の改質触媒層1の触媒量を少なくできる。
さらに、第1の改質触媒層1の出口での原料ガスの温度が高くなるため、第2の改質触媒層2へ流入する原料ガスの温度は高くなり、第2の改質触媒層2を流通する原料ガスの温度上昇幅は小さいので、第2の改質触媒層2を流通する原料ガスの入口から出口までの温度を改質反応に適した温度にすることができるので、第2の改質触媒層2の触媒量を少なくできる。
図5は本発明の実施の形態1における改質触媒部に流れる原料ガスの温度分布の一例である。
例えば、350℃に予熱された原料ガスは、第1の改質触媒層1に流入し、第1の改質触媒層1を通過する間に燃焼排ガスと熱交換し、第1の改質触媒層1と第2の改質触媒層2との境界で、例えば、550℃に昇温する。
第1の改質触媒層1から第2の改質触媒層2へ流入した原料ガスは、第2の改質触媒層2を通過する間の燃焼排ガスとの熱交換量は少ないため、第2の改質触媒層2の流入部から流出部までの原料ガスの温度上昇は小さく、例えば、650℃で、第2の改質触媒層2を流出する。第2の改質触媒層2を流れる原料ガスの温度は、改質反応に適した高温な状態、例えば、550℃から650℃となる。
以上のように、燃焼排ガスと第1の改質触媒層1を流れる原料ガスとの熱交換量を燃焼排ガスと第2の改質触媒層2を流れる原料ガスとの熱交換量より大きくすることにより、第1の改質触媒および第2の改質触媒の温度を改質反応に適した温度となり、少ない改質触媒量で所定の水素生成量を確保することができるため、小型で低コストな水素生成装置を得ることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における水素生成装置について、図6を用いて説明する。図6は本発明の実施の形態2における水素生成装置の概略構成図である。
実施の形態2は、図1に示した実施の形態1と同じ構成の水素生成装置において、実施の形態1と同様に水素を生成するものである。なお、図6において、前述の実施の形態1と同じ構成要素には同じ符号を付与している。
実施の形態2と実施の形態1との違いは、第1燃焼排ガス流路50aの第1の改質触媒層1と隣接する部分の長さは、前記第2燃焼排ガス流路50bの第2の改質触媒層2と隣接する部分の長さより、長くなるよう構成されている点である。
実施の形態2では、第1の改質触媒層1と第2の改質触媒層2の原料ガスの流通方向に垂直な断面の断面積を変え、第2の改質触媒層2より第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向に垂直な断面の断面積を小さくし、第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向の長さを第2の改質触媒層2の原料ガスの流通方向の長さより長くしている。
これにより、第1燃焼排ガス流路50aの第1の改質触媒層1と隣接する部分は、前記第2燃焼排ガス流路50bの第2の改質触媒層2と隣接する部分より、長くなる。
以上により、燃焼排ガスと内筒6の第1の改質触媒層1に接する部分での伝熱面積が広くなり、伝熱面積が広くなるほど熱交換量は多くなるため、燃焼排ガスと第1の改質触媒層1に流れる原料ガスとの熱交換量は、燃焼排ガスと第2の改質触媒層2に流れる原料ガスとの熱交換量より多くすることができる。
高温の燃焼排ガスから改質触媒層を流れる原料ガスへの熱交換量が大きいと流通する原料ガスの温度上昇幅が大きくなるので、第1の改質触媒層1を流通する原料ガスの温度上昇幅は、第2の改質触媒層2を流通する原料ガスの温度上昇幅よりも大きくなる。
つまり、第2の改質触媒層2より第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向に垂直な断面の断面積を小さくして、第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向の長さを第2の改質触媒層2の原料ガスの流通方向の長さより長くして第1の改質触媒層1を流通する原料ガスへの加熱量を大きくする。
第1の改質触媒層1を流通する原料ガスへの加熱量は大きいため、低温で第1の改質触媒層1に流入した原料ガスは大きく温度上昇し、改質反応速度が低い低温領域は少なくなり、また、第2の改質触媒層2より第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向に垂直な断面の断面積を小さくしているので原料ガスの流通方向の長さが長くても、第1の改質触媒層1の触媒量を少なくできる。
さらに、第1の改質触媒層1の出口での原料ガスの温度が高くなるため、第2の改質触媒層2へ流入する原料ガスの温度は高くなり、第2の改質触媒層2を流通する原料ガスの温度上昇幅は小さいので、第2の改質触媒層2を流通する原料ガスの入口から出口までの温度を改質反応に適した温度にすることができるので、第2の改質触媒層2の触媒量を少なくできる。
以上のように、第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向の長さを第2の改質触媒層2の原料ガスの流通方向の長さより長くして、燃焼排ガスと第1の改質触媒層1を流れる原料ガスとの熱交換量を燃焼排ガスと第2の改質触媒層2を流れる原料ガスとの熱交換量より大きくすることにより、第1の改質触媒および第2の改質触媒の温度を改質反応に適した温度となり、少ない改質触媒量で所定の水素生成量を確保することができるため、低コストで水素生成装置を得ることができる。
なお、実施の形態2における、第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向の長さは、第1の改質触媒層1と第2の改質触媒層2の原料ガスの流れ方向に垂直な断面の断面積を変え、第1の改質触媒層1の断面積を第2の改質触媒層2の断面積より小さくして、第1燃焼排ガス流路50aの第1の改質触媒層1と隣接する部分は、前記第2燃焼排ガス流路50bの第2の改質触媒層2と隣接する部分より、長くしているが、第1の改質触媒および第2の改質触媒の貴金属担持量による触媒性能の調整や、反応に寄与しないアルミナなどを第1の改質触媒に混合する等により、第1の改質触媒層1の原料ガスの流通方向の長さを長くなるように調整し、第1燃焼排ガス流路50aの第1の改質触媒層1と隣接する部分は、前記第2燃焼排ガス流路50bの第2の改質触媒層2と隣接する部分より、長くしてもよい。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における燃料電池システムについて、図7を用いて説明する。図7は実施の形態3における燃料電池システムの一例を示すブロック図である。
図7に示すように、実施の形態3に係る燃料電池システム500は、水素生成装置10
0と、水素生成装置100から供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池400を備える。
水素生成装置100は、これまでに実施の形態1〜2で述べたいずれかの水素生成装置である。燃料電池400は、水素含有ガスを用いて発電する燃料電池であれば、固体高分子型燃料電池、固体酸化物型燃料電池など、いずれの燃料電池でも構わない。
以上により、小型で低コストな水素生成装置を用いた燃料電池システムを得ることができる。
以上のように、本発明の水素生成装置は、高価な改質触媒の搭載量を最小限に抑えることができるため、家庭用燃料電池コージェネレーションシステム等の小型で低コストが求められる用途の水素生成装置及び燃料電池システムに好適に用いることができる。
1 第1の改質触媒層
2 第2の改質触媒層
5 バーナー
6 内筒
7 第1の底板
8 中筒
9 第2の底板
10 原料供給経路
11 水供給経路
12 導出部
15 外筒
16 外筒底板
19 空気供給部
20 改質触媒部
23 予熱部
25 変成部
26 選択酸化部
30 燃焼筒
30a 燃焼筒端部
40 断熱材
50 燃焼排ガス流路
50a 第1燃焼排ガス流路
50b 第2燃焼排ガス流路
51 燃焼排ガス排気口
100 水素生成装置
400 燃料電池
500 燃料電池システム

Claims (5)

  1. 少なくとも可燃ガスを燃焼する燃焼器と、
    前記燃焼器によって発生する燃焼排ガスを流す燃焼排ガス流路と、
    前記燃焼排ガス流路と隣接し、前記燃焼排ガス流路の熱により加熱され、原料ガスから改質反応により水素含有ガスを生成する改質器と、
    前記燃焼器の外側に配置される燃焼筒と、
    前記燃焼筒の外側に配置される内筒と、
    前記内筒の外側に配置される外筒と、
    を備え、
    前記改質器は、
    原料ガスを改質する第1の改質触媒層と、
    前記第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に配置された原料ガスを改質する第2の改質触媒層と、
    を備え、
    前記燃焼排ガス流路は、
    前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路と、
    前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路と、
    を備え、
    前記改質器は、前記内筒及び前記外筒の間の空間で構成され、
    前記第1燃焼排ガス流路は、前記燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、
    前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、
    前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱交換量が、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱交換量より大きくなるよう構成された、
    水素生成装置。
  2. 少なくとも可燃ガスを燃焼する燃焼器と、
    前記燃焼器によって発生する燃焼排ガスを流す燃焼排ガス流路と、
    前記燃焼排ガス流路と隣接し、前記燃焼排ガス流路の熱により加熱され、原料ガスから
    改質反応により水素含有ガスを生成する改質器と、
    前記燃焼器の外側に配置される燃焼筒と、
    前記燃焼筒の外側に配置される内筒と、
    前記内筒の外側に配置される外筒と、
    を備え、
    前記改質器は、
    原料ガスを改質する第1の改質触媒層と、
    前記第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に配置された原料ガスを改質する第2の改質触媒層と、
    を備え、
    前記燃焼排ガス流路は、
    前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路と、
    前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路と、
    を備え、
    前記改質器は、前記内筒及び前記外筒の間の空間で構成され、
    前記第1燃焼排ガス流路は、前記燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、
    前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、
    前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱伝達率が、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層側の壁面と前記燃焼排ガスとの熱伝達率より大きくなるよう構成された、
    水素生成装置。
  3. 少なくとも可燃ガスを燃焼する燃焼器と、
    前記燃焼器によって発生する燃焼排ガスを流す燃焼排ガス流路と、
    前記燃焼排ガス流路と隣接し、前記燃焼排ガス流路の熱により加熱され、原料ガスから改質反応により水素含有ガスを生成する改質器と、
    前記燃焼器の外側に配置される燃焼筒と、
    前記燃焼筒の外側に配置される内筒と、
    前記内筒の外側に配置される外筒と、
    を備え、
    前記改質器は、
    原料ガスを改質する第1の改質触媒層と、
    前記第1の改質触媒層の原料ガスの流れの下流側に配置された原料ガスを改質する第2の改質触媒層と、
    を備え、
    前記燃焼排ガス流路は、
    前記第1の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第1燃焼排ガス流路と、
    前記第2の改質触媒層と隣り合う部分に配置された第2燃焼排ガス流路と、
    を備え、
    前記改質器は、前記内筒及び前記外筒の間の空間で構成され、
    前記第1燃焼排ガス流路は、前記燃焼筒及び前記内筒の間の空間で構成され、
    前記燃焼筒の端部は、前記第2の改質触媒層の前記第1の改質触媒層側の端部に対して前記内筒を介して対向するように構成され、
    前記第2燃焼排ガス流路に流れる前記燃焼排ガスの流速が、前記第1燃焼排ガス流路に流れる前記燃焼排ガスの流速より小さくなるよう構成された、
    水素生成装置。
  4. 前記第1燃焼排ガス流路の前記第1の改質触媒層との隣接部の長さは、前記第2燃焼排ガス流路の前記第2の改質触媒層との隣接部の長さより長くなるよう構成された、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の水素生成装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載の水素生成装置と、
    前記水素生成装置から供給される水素含有ガスを用いて発電する燃料電池と、
    を備えた燃料電池システム。
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