JP2010157402A - 燃料電池用水蒸気改質装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、第1円筒体の周方向中心部にバーナを備え、第1円筒体と第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とし、下部の隙間に改質触媒層を備え、第2円筒体と第3円筒体により周方向に区画された隙間に第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成した円筒型水蒸気改質器と、円筒体内の上部にCO変成触媒層を備え、下部にCO除去触媒層を備え、CO変成触媒層とCO除去触媒層の間に空気供給部を備え、円筒体のうち、CO除去触媒層が位置する外周に水蒸気改質器の予熱層へ供給する原料水予熱管を配置してなる円筒型改質ガス処理器を含む燃料電池用水蒸気改質装置。
【選択図】図1
Description
なお、CO変成触媒を機能させる温度はその有効作動温度のことであるが、本明細書では適宜「適温」との用語で説明している。
前記円筒型水蒸気改質器が、
(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、
(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、
(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、
(a)円筒体内の上部にCO変成触媒層を備え、下部にCO除去触媒層を備えるとともに、前記CO変成触媒層と前記CO除去触媒層の間に空気供給部を備え、
(b)前記円筒体のうち、CO除去触媒層が位置する外周に前記水蒸気改質器の予熱層へ供給する原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなること、を特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置である。
前記円筒型水蒸気改質器が、
(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、
(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、
(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、
(a)第4円筒体と、第4円筒体の外周のうちの下部の外周に当該第4円筒体より径の大きい第5円筒体を同心状に間隔を置いて配置し、
(b)前記第4円筒体内にCO変成触媒層を配置するとともに、第4円筒体と第5円筒体との間にCO除去触媒層を備え、
(c)前記CO変成触媒層と前記CO除去触媒層の間に空気供給部を備えるとともに、前記CO除去触媒層の外周に原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなること、を特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置である。
前記円筒型水蒸気改質器が、
(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、
(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、
(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、
(a)第4円筒体と、第4円筒体の外周のうちの下部の位置の外周に間隔を置いて当該第4円筒体の外周よりも径の大きい第5円筒体を配置するとともに、第5円筒体の外周に間隔を置いて当該第5円筒体の外周よりも径の大きい第6円筒体を配置し、
(b)前記第4円筒体内にCO変成触媒層を配置するとともに、第5円筒体と第6円筒体との間にCO除去触媒層を備え、
(c)前記CO変成触媒層の下部からCO除去触媒層に向けて、前記CO変成触媒層を経たCO変成済み改質ガスの流通部を備えるとともに、当該流通部に空気供給管を配置し、(d)前記第6円筒体の外周に原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなること、を特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置である。
(a)従来の水蒸気改質器とCO変成器とCO除去器をそれぞれ別個に設置したシステムに対して放熱ロスを大幅に低減することができる。
(b)従来のCO変成器とCO除去器を一体化した多重円筒型水蒸気改質器とほぼ同等の熱効率を達成できる。
(c)前述のように、改質触媒、CO変成触媒、CO除去触媒層のうち、特にCO変成触媒の量が多くなる傾向があるが、多重円筒型水蒸気改質器でCO変成触媒量を多くするためには、CO変成触媒層の管径が大きくなってしまう。その結果として、CO変成触媒層を組み立てる際の溶接線の長さが長くなり、製造コストが高くなっていたが、本発明においては、CO変成触媒層の管径をより小さくできるため、溶接部分を少なくし、また溶接線の長さを短くできるなど、この部分での欠陥リスクを低くでき、水蒸気改質装置の作製作業を簡略化できる。
(d)また、それら(a)〜(c)の結果として、コスト低減を図ることができる。
本発明(1)は、円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置である。そして、
前記円筒型水蒸気改質器が、(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、(a)円筒体内の上部にCO変成触媒層を備え、下部にCO除去触媒層を備えるとともに、前記CO変成触媒層と前記CO除去触媒層の間に空気供給部を備え、(b)前記円筒体のうち、CO除去触媒層が位置する外周に前記水蒸気改質器の予熱層へ供給する原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなることを特徴とする。
円筒型水蒸気改質器Rは、第1円筒体1と第2円筒体2と第3円筒体3とを、順次径を大きくして配置する。それら複数の円筒体のうち、第1円筒体1の周方向中心部に上端からバーナ6を配置する。バーナ6は上蓋兼バーナ取付部材7に設置、固定する。第1円筒体1の下端に底板5を配置する。底板5は第1円筒体1の径に対応する径を持つ円盤である。上蓋兼バーナ取付部材7と第1円筒体1と底板5に囲まれた空間がバーナ6を含む燃焼室Fである。
図1中、円筒型改質ガス処理器Aとして示すとおり、円筒型改質ガス処理器Aは、円筒型水蒸気改質器とは別個に構成し、円筒型水蒸気改質器と並置する。円筒型改質ガス処理器Aは、円筒体19を備え、当該円筒体19内のうち、上部にCO変成触媒層23を備え、下部にCO除去触媒層32を備える。そして、CO変成触媒層23とCO除去触媒層32の間に空気供給部50を備える。円筒体19の上端に上蓋18を備え、上蓋18には円筒型水蒸気改質器Rからの改質ガス導出管17が連結され、導出管17が開口している。
円筒体19のうち、CO除去触媒層32が位置する外周に原料水の螺旋状予熱管38を配置する。図中には螺旋状の予熱管を示しているが、適宜水冷ジャケットのようなものも適用できる。本発明(1)の燃料電池用水蒸気改質装置の作動時に、水供給管37から供給する原料水は予熱管38中を流れながら加熱され、CO除去触媒層32での発生熱により加熱される。図中には、CO除去触媒の周囲のみ熱回収部を構成したものを示しているが、触媒層温度が適温となるように、変成触媒層の周囲にもCO除去触媒層周囲の熱回収部と連通する形で、熱回収部を形成しても良い。加熱により発生した水蒸気は導管39を介して円筒型水蒸気改質器Rにおける予熱層10へ供給される。
本発明(2)は、円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置である。そして、
前記円筒型水蒸気改質器が、(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、(a)第4円筒体と、当該第4円筒体の外周のうちの下部の外周に当該第4円筒体より径の大きい第5円筒体を同心状に間隔を置いて配置し、(b)前記第4円筒体内にCO酸化触媒層を配置するとともに、第4円筒体と第5円筒体との間にCO除去触媒層を備え、(c)前記CO変成触媒層と前記CO除去触媒層の間に空気供給部を備えるとともに、前記CO除去触媒層の外周に原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなることを特徴とする。
図3中、円筒型改質ガス処理器:Bとして示すとおり、円筒型改質ガス処理器Bは、円筒型水蒸気改質器Rとは別個に構成し、円筒型水蒸気改質器と並置する。円筒型改質ガス処理器Bは、第4円筒体201と、当該第4円筒体201の外周のうち、下部の外周に当該第4円筒体201より径の大きい第5円筒体203を同心状に間隔を置いて配置する。
第5円筒体203の外周に原料水の予熱管38を配置する。図中には螺旋状の予熱管を示しているが、適宜水冷ジャケットのようなものも適用できる。本発明(2)の燃料電池用水蒸気改質装置の作動時に、水供給管37から供給する原料水は予熱管38中を流れながら加熱され、CO除去触媒層216での発生熱により加熱される。加熱により発生した水蒸気は導管39を介して円筒型水蒸気改質器Rにおける予熱層10へ供給される。図中には、CO除去触媒の周囲のみ熱回収部を構成したものを示しているが、触媒層温度が適温となるように、変成触媒層の周囲にもCO除去触媒層周囲の熱回収部と連通する形で、熱回収部を形成しても良い。
本発明(3)は、円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置である。そして、
前記円筒型水蒸気改質器が、(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、(a)第4円筒体と、第4円筒体の外周のうちの下部の位置の外周に間隔を置いて当該第4円筒体の外周よりも径の大きい第5円筒体を配置するとともに、第5円筒体の外周に間隔を置いて当該第5円筒体の外周よりも径の大きい第6円筒体を配置し、(b)前記第4円筒体内にCO変成触媒層を配置するとともに、第5円筒体と第6円筒体との間にCO除去触媒層を備え、(c)前記CO変成触媒層の下部からCO除去触媒層に向けて、前記CO変成触媒層を経たCO変成済み改質ガスの流通部を備えるとともに、当該流通部に空気供給管を配置し、(d)第6円筒体の外周に原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなることを特徴とする。
図4中、円筒型改質ガス処理器:Cとして示すとおり、円筒型改質ガス処理器Cは、円筒型水蒸気改質器Rとは別個に構成し、円筒型水蒸気改質器と並置する。円筒型改質ガス処理器Cは、第4円筒体201と、当該第4円筒体201の外周のうちの下部の位置の外周に間隔を置いて当該第4円筒体201の外周よりも径の大きい第5円筒体202を同心状に配置するとともに、第5円筒体202の外周に間隔を置いて当該第5円筒体202の外周よりも径の大きい第6円筒体203を同心状に配置する。
第6円筒体203の外周に原料水の予熱管38を配置する。図中には螺旋状の予熱管を示しているが、適宜水冷ジャケットのようなものも適用できる。本発明(4)の燃料電池用水蒸気改質装置の作動時に、水供給管37から供給する原料水は予熱管38中を流れながら加熱され、CO除去触媒層216での発生熱により加熱される。加熱により生成した水蒸気は導管39を介して円筒型水蒸気改質器Rにおける予熱層10へ供給される。図中には、CO除去触媒の周囲のみ熱回収部を構成したものを示しているが、触媒層温度が適温となるように、変成触媒層の周囲にもCO除去触媒層周囲の熱回収部と連通する形で、熱回収部を形成しても良い。
前記円筒型改質ガス処理器Aや、前記円筒型改質ガス処理器Bにおいても、外周に電気ヒーターを配置し、水蒸気改質装置の起動時に、それをオンにしてCO変成触媒層と共に、CO除去触媒層も加熱することができるが、電気ヒーターを断熱材で覆ったとしても、発熱の一部は放熱となってしまい、有効に利用できていなかった。それに対して、円筒型改質ガス処理器Cにおいては、第4円筒体201と第5円筒体202とは間隔を置いて配置するが、第4円筒体201と第5円筒体202との間に電気ヒーター221を配置してもよい。このようにすることで、電気ヒーター221の発熱を、放熱ロスを極力少なくし、有効に利用することができる。
本発明の水蒸気改質装置においては、CO変成触媒層を高温CO変成触媒層と低温CO変成触媒層の積層、もしくはそれぞれ単独で構成することができる。積層構造を図1〔本発明(1)〕で言えば、CO変成触媒層23の上下幅のうち上部を高温CO変成触媒層とし、下部を低温CO変成触媒を配置する。高温CO変成触媒は少なくとも350℃以上で連続して使用でき、その例としてはPt系やFe/Cr系、Fe/Al系などが使用できる。
実験例1は、図3に示す本発明(2)の円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置について、各部位における温度分布に係る実験を行った。図3の構造の水蒸気改質器を作製し、作動して、各水蒸気改質器における各部位における温度を計測し、各部位における温度分布の状態を観察した。
実験例2は、図4に示す本発明(3)の円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置について、各部位における温度分布に係る実験を行った。図4の構造の水蒸気改質器を作製し、作動して、各水蒸気改質器における各部位における温度を計測し、各部位における温度分布の状態を観察した。改質触媒、CO変成触媒、CO除去触媒は実験例1と同じである。
なお、実験例2では、電気ヒーターは起動時の触媒層内における結露防止の目的で作動させるのみで、定常時においては作動させていない。
4、104 輻射筒
5 第1円筒体1の底板
6 バーナ
7 上蓋兼バーナ取付台
8、141 燃焼排ガス排出管
10 原燃料及び水蒸気の予熱層
11、115 螺旋状棒材
13、116 改質触媒層
15 第3円筒体3の底板
16、120 改質ガス流路
37、142 原料水導入管
38 原料水の螺旋状予熱管
39 水蒸気供給管
40、143 原燃料導入管
41、144 空気供給管
45、145 改質ガス導出管
201〜203 第4円筒体〜第6円筒体
23、208 CO変成触媒層
32、216 CO除去触媒層
221 電気ヒーター
Claims (5)
- 円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置であって、
前記円筒型水蒸気改質器が、
(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、
(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、
(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、
(a)円筒体内の上部にCO変成触媒層を備え、下部にCO除去触媒層を備えるとともに、前記CO変成触媒層と前記CO除去触媒層の間に空気供給部を備え、
(b)前記円筒体のうち、CO除去触媒層が位置する外周に前記水蒸気改質器の予熱層へ供給する原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなること、を特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置。 - 円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置であって、
前記円筒型水蒸気改質器が、
(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、
(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、
(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、
(a)第4円筒体と、第4円筒体の外周のうちの下部の外周に当該第4円筒体より径の大きい第5円筒体を同心状に間隔を置いて配置し、
(b)前記第4円筒体内にCO変成触媒層を配置するとともに、第4円筒体と第5円筒体との間にCO除去触媒層を備え、
(c)前記CO変成触媒層と前記CO除去触媒層の間に空気供給部を備えるとともに、前記CO除去触媒層の外周に原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなること、を特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置。 - 円筒型水蒸気改質器と円筒型改質ガス処理器を別個に備えてなる燃料電池用水蒸気改質装置であって、
前記円筒型水蒸気改質器が、
(a)同心状に間隔を置いて配置した順次径の大きい第1円筒体、第2円筒体及び第3円筒体からなる複数の円筒体と、前記第1円筒体の周方向中心部に上端から配置されたバーナを備え、
(b)前記第1円筒体と前記第2円筒体により周方向に区画された隙間のうち、上部の隙間を原燃料と原料水との混合流の予熱層とするとともに、下部の隙間に改質触媒層を備え、
(c)前記第2円筒体と前記第3円筒体により周方向に区画された隙間に当該第2円筒体の下端で反転させた改質ガス流路を構成してなり、
前記円筒型改質ガス処理器が、
(a)第4円筒体と、第4円筒体の外周のうちの下部の位置の外周に間隔を置いて当該第4円筒体の外周よりも径の大きい第5円筒体を配置するとともに、第5円筒体の外周に間隔を置いて当該第5円筒体の外周よりも径の大きい第6円筒体を配置し、
(b)前記第4円筒体内にCO変成触媒層を配置するとともに、第5円筒体と第6円筒体との間にCO除去触媒層を備え、
(c)前記CO変成触媒層の下部からCO除去触媒層に向けて、前記CO変成触媒層を経たCO変成済み改質ガスの流通部を備えるとともに、当該流通部に空気供給管を配置し、(d)前記第6円筒体の外周に原料水の予熱管を配置してなり、
且つ、前記円筒型水蒸気改質器の改質ガス流路と前記CO変成触媒層との間に改質ガス導管を配置してなること、を特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置。 - 請求項3の燃料電池用水蒸気改質装置において、前記第4円筒体と前記第5円筒体との間のうち、前記第4円筒体の外周に電気ヒーターを配置してなることを特徴とする燃料電池用水蒸気改質装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用円筒型水蒸気改質装置において、前記水蒸気改質器における第1円筒体の内部に輻射筒を備えることを特徴とする燃料電池用円筒型水蒸気改質装置。
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