JP6194028B2 - パンチ - Google Patents
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Description
また、特許文献1に開示されているパンチでは、用紙に綴じ孔をあける際に、収容ケース内に収納した穿孔パンチを収容ケースから引き出す必要があるので、手間がかかって煩雑である。
この発明の他の目的は、穿孔パンチを収納部に収納することができるとともに、収納部に収納した穿孔パンチを収納部から簡単に引き出すことができるパンチを提供することである。
この発明の請求項2に係るパンチが備える複数の穿孔パンチは、それぞれ、被穿孔体に綴じ孔をあける穿孔刃と、穿孔刃に取り付けられるレバーとを有し、ハンドルは、複数の穿孔パンチそれぞれを互いに接続するように、複数の穿孔パンチそれぞれのレバーに取り付けられた、請求項1に記載のパンチである。
この発明の請求項3に係るパンチが備えるハンドルは、複数の穿孔パンチに回転可能に取り付けられ、複数の穿孔パンチそれぞれの収納部に対する第1の回転軸と、複数の穿孔パンチそれぞれのハンドルに対する第2の回転軸とは、複数の穿孔パンチが被穿孔体に綴じ孔をあけたとき、一直線状になる、請求項1または請求項2に記載のパンチである。
この発明の請求項4に係るパンチは、綴じ孔をあけるための穿孔パンチ、穿孔パンチを回転可能に支持することにより、穿孔パンチを出し入れ可能に収納するための収納部、および穿孔パンチを収納部から引き出す方向に付勢する付勢手段を有する、パンチである。
この発明の請求項5に係るパンチが備える穿孔パンチは、被穿孔体に綴じ孔をあけるための穿孔刃を有し、付勢手段は、穿孔刃を、被穿孔体に綴じ孔をあけた位置から穿孔パンチの載置面と直交するに付勢する、請求項4に記載のパンチである。
この発明の請求項6に係るパンチが備える収納部は、穿孔パンチの載置面と直交する方向において、その内部に収納された穿孔パンチを挟持する挟持手段を有する、請求項1ないし請求項5に記載のパンチである。
この発明の請求項7に係るパンチは、複数の穿孔パンチを収納部内に収納された状態に保持するための保持手段、および保持手段によって複数の穿孔パンチを保持した状態を解除するための解除手段をさらに含む、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のパンチである。
また、この発明によれば、穿孔パンチを収納部に収納することができるとともに、収納部に収納した穿孔パンチを収納部から簡単に引き出すことができるパンチが得られる。
以下、この発明の第1の実施の形態に係るパンチについて、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを示す斜視図であり、図1(A)がハウジングから穿孔パンチを引き出した状態を示す図であり、図1(B)がハウジングに穿孔パンチを収納した状態を示す図である。この実施の形態に係るパンチ10は、収納部としてのハウジング20と、用紙などの被穿孔体Pを穿孔するための穿孔パンチ100を構成する二つの穿孔パンチ((一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100R)と、二つの(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rを互いに接続するように固定されたハンドル300とを備える。なお、以下の説明および特許請求の範囲では、方向の表記について、二つの(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rがハウジング20の収納空間22から引き出された状態で、穿孔パンチ100が引き出された側からパンチ10を見たときを正面とする。そして、左右方向とは、二つの(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rを互いに結ぶ方向のことである。前後方向とは、ハウジング20から引き出された状態の(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rが延在する方向のことであり、パンチ10の先端側が手前側であり、ハウジング20側が向こう側である。上下方向とは、左右方向と前後方向の交わる平面(すなわち、パンチ10の載置面)と直交する方向のことである。
図2〜5は、この発明の第1の実施の形態に係るハウジングについて示す図である。図2(A)が平面図であり、図2(B)が底面図である。また、図3(A)が図2に示すIIIA矢視図(すなわち、正面図)であり、図3(B)が図2に示すIIIB矢視図(すなわち、背面図)である。また、図4(A)が図3(A)に示すIVA―IVA断面図であり、図4(B)がIVB―IVB断面図であり、図4(C)がIVC―IVC断面図である。また、図5(A)が図3(A)に示すVA―VA断面図であり、図5(B)がVB―VB断面図であり、図5(C)がVC―VC断面図である。
ハウジング20の底板30は、平面視略長方形状であり、左側の側板50Lの近傍に形成される回転軸取付け孔32Lと、右側の側板50Rの近傍に形成される回転軸取付け孔32Rと、略中央に形成される保持部34とを有する。(一方の)左側の回転軸取付け孔32L及び(他方の)右側の回転軸取付け孔32Rは、それぞれが同様の形状であり、互いに左右対称の位置に形成される。(一方の)左側の回転軸取付け孔32L及び(他方の)右側の回転軸取付け孔32Rは、それぞれに、(一方の)左側の回転軸400L及び(他方の)右側の回転軸400Rそれぞれが上方向にのびるように取り付けられる。左側の回転軸取付け孔32Lに取り付けられる回転軸400Lは、第1の穿孔パンチ100Lをハウジング20に対して回転可能に支持するためのものである。また、右側の回転軸取付け孔32Rに取り付けられる回転軸400Rは、第2の穿孔パンチ100Rをハウジング20に対して回転可能に支持するためのものである。
ハウジング20は、底板30の左右端より立設された側板50を有しており、側板50は、底板30と同じ幅で上方にのびる略長方形状である。側板50は、底板30と同じ幅で上方にのびる略長方形状である。側板50は、穿孔パンチ100を収納するために一定の間隔をおいて左右に分かれた、左側の側板50Lと右側の側板50Rとを備える。左側の側板50Lと、右側の側板50Rとは、ハウジング20の略中央に形成された仕切り板24に関して互いに面対称であり、同様の形状を有する。したがって、ここでは左側の側板50Lについてのみ説明し、右側の側板50Rについては同様となる説明は繰り返さない。側板50Lは、内壁50sに、その上下方向の略中央に平板状の台座52Lがハウジング20の内方に向けて一体的に突設される。台座52Lは、その主面がハウジング20の載置面と平行になるように形成される。具体的には、台座52Lは、その左側面が側板50Lの内壁50sと一体的に形成され、且つその後側面が後述する背板60の内壁と一体的に形成される。また、台座52Lは、その前端辺が、平面視したとき、底板30の前端辺と、回転軸取付け孔32Lとの間を左右方向にのびるように配設される。また、台座52Lは、その右端辺が、平面視したとき、回転軸取付け孔32Lの右側を前後方向にのびるように配設される。そして、台座52Lの前端辺および右端辺で形成される角部の近傍には、上下方向にのびる回転軸400Lが通り抜けるための回転軸取付け孔54Lが形成される。台座52Lの回転軸取付け孔54Lは、平面視したとき、底板30に形成された回転軸取付け孔32Lと重なる位置に形成される。すなわち、底板30に形成された回転軸取付け孔32Lと、台座52Lに形成された回転軸取付け孔54Lとが上下方向に連なった状態になる。また、台座52Lの上面には、後述する付勢手段としてのバネ部材410Lが載置される。
ハウジング20は、底板30より立設され、側板50の側板50Lと側板50Rとの間に架け渡された背板60を有している。背板60は、底板30と同じ幅で側板50と同じ高さ(すなわち、上下方向の寸法)を有する略々長方形状である。ハウジング20の背板60は、内壁に、上述したように、その左端辺における上下方向の略中央から、平面視したとき、回転軸取付け孔32Lの右側まで左右方向にのびる台座52Lの後側面が一体的に形成される。また、背板60の内壁における台座52Lの右側には、後述するバネ部材410Lの下方延在部414Lを位置決めするための位置決め部62Lが突設される。位置決め部62Lは、台座52Lの右側面の上端から右方向にのびる下方位置決め部64Lと、下方位置決め部64Lの上方に下方位置決め部64Lに沿って右方向にのびる上方位置決め部66Lとからなる。下方位置決め部64Lの上面と、台座52Lの上面とは、上下方向において、同じ位置になるように形成される。すなわち、後述するバネ部材410Lの下方延在部414Lは、下方位置決め部64Lと上方位置決め部66Lとの間に配設されることによって位置決めされる。また、ハウジング20の背板60の内壁には、その右端辺60Rの近傍にも、前記した左側の台座52Lおよび位置決め部62Lと同様の構造を有する台座52R、位置決め部62Rが突設される。台座52Lと台座52Rとは、ハウジング20の略中央に形成された仕切り板24に関して互いに面対称である。また、位置決め部62Lと位置決め部62Rについても、ハウジング20の略中央に形成された仕切り板24に関して互いに面対称である。したがって、ここでは同様となるため、台座52Rおよび位置決め部62Rの説明を繰り返さない。
ハウジング20は、背板60の上端より向こう側に向けて突設され、側板50の側板50Lと側板50Rとの間に架け渡された天板80を有している。天板80は、側板50と同じ幅で、背板60と同じ長さを有する略々長方形状である。天板80は、その左端辺の近傍に、前端辺から後方に向けて抉るように形成された切欠部88Lと、切欠部88Lと同様の形状を有し、切欠部88Lと左右対称の位置に形成された切欠部88Rとを有する。切欠部88Lと切欠部88Rとは、穿孔パンチ100の第1の穿孔パンチ100Lと第2の穿孔パンチ100Rとの間隔に対応した間隔をおいて、天板80の前端辺より内側に向けて切り欠けた平面視略円弧状の空間を形成する。なお、ここでは左側の切欠部88Lについてのみ説明し、右側の切欠部88Rについての同様となる説明は繰り返さない。
第1の実施の形態に係る穿孔パンチ100は、一度に二つの綴じ孔を穿孔するために、二つの綴じ孔の間隔に対応した間隔をおいて、ハウジング20に取り付けられた、左側の第1の穿孔パンチ100Lと右側の第2の穿孔パンチ100Rとを有している。穿孔パンチ100は、穿孔用孔118を有する土台110、土台に対して変位可能に設けられたレバー170、レバーに取り付けられた穿孔刃450、および穿孔刃が土台110の穿孔用孔118から離れるようにレバー170を付勢するためのバネ部材410を有し、土台110およびレバー170が、ハウジング20の収納空間22に対して回転可能に支持される。穿孔パンチ100は、ハウジング20の収納空間22から引き出し、穿孔パンチ100の土台110のダイと穿孔刃450との間に被穿孔体Pを配置し、バネ部材410の弾圧力に抗してレバー170を押すと穿孔刃450が被穿孔体Pを貫通して土台110の穿孔用孔118に入れることによって、被穿孔体Pを穿孔をする。穿孔パンチ100は、ハウジング20の収納空間22内に収納されたり収納空間22から引き出されたりするように、収納空間22に対して、回転軸400を中心に回転可能に支持されている。
(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rをまとめて穿孔パンチ100として説明する。
図6および図7は、この発明の第1の実施の形態に係る土台について示す図である。図6(A)が平面図であり、図6(B)が右側面図である。また、図7は、図6(A)に示すVII−VII断面図である。第1の実施の形態に係る土台110は、その上面に被穿孔体Pが載置されるベース部112と、レバー170が取り付けられるレバー取付け部130と、ベース部112とレバー取付け部130とを一体的に接続し、且つ回転軸400が取り付けられる回転軸取付け部160とを有する。
ベース部112は、前後方向にのび、その上面に被穿孔体Pが載置される平板状のベース天部114と、ベース天部114の左端辺から下方向にのびる板状ベース側部124Lと、ベース天部114の右端辺から下方向にのびるベース側部124Rとを有する。
ベース天部114は、その上面が平面状に被穿孔材Pを水平に載置できるように平面状形成されている。ベース側部124Lとベース側部124Rとは、左右対称で、上下方向の高さが同一で、同一の高さで穿孔時に接地するように形成されている。
また、回転軸取付け部160が、ベース部112の後方をカバーするように一体的に形成される。すなわち、土台110のベース部112は、正面から見たとき、前方および下方の開放された略逆U字形状である。
レバー取付け部130は、ベース部112の上方においてベース部112の一部を覆うように形成され、その底面が、ベース天部114の上面と対向するように形成される。レバー取付け部130の底面と、ベース天部114の上面とは、上下方向に所定の距離だけ離れて平行に対向する。すなわち、レバー取付け部130の底面と、ベース天部114の上面との間には前後方向にのびる間隙が形成される。
この間隙は、被穿孔材Pを穿孔するための被穿孔材Pを穿孔する穿孔体差し込み間隙を構成している。
レバー取付け部130は、ベース部112のベース天部114の前端縁より後方に位置しており、ベース部112のベース天部114はレバー取付け部130の前端縁より手前側が解放されている。
被穿孔体Pは、この穿孔体差し込み間隙に挿し込まれるようにして、ベース天部114の上面に載置される。レバー取付け部130は、その左右方向の寸法(すなわち、幅方向の寸法)が、上述したベース部112のそれよりも小さく形成される。そして、レバー取付け部130は、平面視したとき、ベース部112の左右方向における中央を前後方向にのびるように形成される。レバー取付け部130は、その前面が、ベース部112の前面よりも後方に位置するように形成される。レバー取付け部130は、前方から順に、前後方向摺動受け部132と、上下方向摺動受け部142と、根元接続部152とを有する。前後方向摺動受け部132、上下方向摺動受け部142および根元接続部152は、一体的に形成される。
レバー取付け部130の前後方向摺動受け部132は、前後方向摺動受け底板134と、前後方向摺動受け底板134の左端辺から立ち上がる前後方向摺動受け側板136Lと、前後方向摺動受け底板134の右端辺から立ち上がる前後方向摺動受け側板136Rと、前後方向摺動受け底板134の後端辺から立ち上がる前後方向摺動受け背板とを有する。すなわち、前後方向摺動受け部132は、その前方および上方の開放された略箱型の形状を有し、正面から見ると、略U字形状である。なお、前後方向摺動受け背板は、上下方向摺動受け前板144でもある。
レバー取付け部130の上下方向摺動受け部142は、上下方向摺動受け前板144と、上下方向摺動受け背板146と、左側の上下方向摺動受け側板148Lと、右側の上下方向摺動受け側板148Rとを有する。すなわち、上下方向摺動受け部142は、上下方向に貫通した孔を有する略円筒状に形成される。この上下方向に貫通した孔を穿孔刃移動空間150とする。この穿孔刃移動空間150の内部を穿孔刃450が上下方向に移動する。穿孔刃移動空間150は、上述したベース天部114の上面に形成される穿孔用孔118の真上に形成される。
レバー取付け部130の根元接続部152は、根元接続底板154と、根元接続底板154の左端辺から立ち上がる根元接続側板156Lと、根元接続底板154の右端辺から立ち上がる根元接続側板156Rと、根元接続底板154の前端辺から立ち上がる根元接続前板とを有する。すなわち、根元接続部152は、その後方および上方の開放された略箱型の形状を有し、背面から見ると、略U字形状である。なお、根元接続部152の根元接続前板は、上下方向摺動受け部142の上下方向摺動受け背板146でもある。根元接続底板154は、その後端部が、回転軸取付け部160の上面の前端部と一体的に形成される。
回転軸取付け部160は、ベース部112の後方にのびるようにベース部112と連続して形成されており、略直方体の形状を有する。回転軸取付け部160は、ベース部112のベース側部124L及びベース側部124Rに続く側部を備え、その側部は、ベース側部124L及びベース側部124Rの下端縁に連側する下端縁を備える。回転軸取付け部160の底面には、その前端辺から後端辺の近傍まで前後方向にのびる凹部162が形成される。凹部162の上壁には、その前方部の左右方向の両端辺それぞれに、上下方向にのびる平面視略矩形状の(一方の)左側の矩形穴164L及び(他方の)右側の矩形穴164Rが形成される。また、凹部162の上壁には、(一方の)左側の矩形穴164L及び(他方の)右側の矩形穴164Rの後方に、回転軸取付け部160の上面まで貫通する平面視略円形状の回転軸取付け孔166が形成される。この回転軸取付け孔166に、回転軸400が通される。回転軸取付け部160の前面の上方部分に、上述したベース部112の後端部およびレバー取付け部130の後端部が一体的にされる。
図8および図9は、この発明の第1の実施の形態に係るレバーについて示す図である。図8(A)が平面図であり、図8(B)が右側面図である。また、図9は、図8(A)に示すIX−IX断面図である。第1の実施の形態に係るレバー170は、レバー天板172と、レバー天板172の左端辺から垂れ下がるレバー側板182Lと、レバー天板172の右端辺から垂れ下がるレバー側板182Rと、レバー天板の前端辺から垂れ下がるレバー前板188と、レバー天板172の後端辺から垂れ下がり、平面視略円弧状のレバー背板192とを有する。すなわち、レバー170は、その下方が開放された略箱型の形状を有する。レバー天板172は、その後方端に円筒状のハンドル取付け部174が突設される。このハンドル取付け部174のハンドル取付け軸孔178に、後述するハンドル300に形成されるハンドル突部392が嵌合される。
図10は、この発明の第1の実施の形態に係る雄シャフトを示す図である。図10(A)が底面図であり、図10(B)が側面図である。また、図11は、この発明の第1の実施の形態に係る雌シャフトを示す図である。図11(A)が底面図であり、図11(B)が側面図であり、図11(C)が図11(A)に示すXIC−XIC断面図である。支点シャフト420Fおよび穿孔刃支持シャフト420Sは、互いに同じ構造を有する。具体的には、支点シャフト420Fおよび穿孔刃支持シャフト420Sは、一対の雄シャフト430および雌シャフト440から構成される。雄シャフト430は、略円板状の雄頭部432と、雄頭部432の一方の主面の略中央から軸方向にのびる雄主軸部434とを有する。雄頭部432の他方の主面は、雄主軸部434がのびる方向と反対側に湾曲して突出するように形成される。
レバー170は、ハウジング20の収納空間22から穿孔パンチ100を被穿孔材Pに穿孔するために取り出したときにおいては、その端縁が上方に上がり、傾斜するように、土台110のレバー取付け部130に取り付けられている。
図12は、この発明の第1の実施の形態に係る穿孔刃について示す図である。図12(A)が平面図、図12(B)が(A)に示すXIIB矢視図、図12(C)が(A)に示すXIIC矢視図である。穿孔刃450は、軸方向の寸法を有する略円柱形状である。穿孔刃450は、その下端に二股状の刃部452を有する。また、穿孔刃450の側面には、その上方部に、軸方向と直行する方向に貫通する平面視円形状のシャフト取付け孔454が形成される。シャフト取付け孔454は、二股の刃部452が並ぶ方向にのびて形成される。
土台110のレバー取付け部130に、下方の開放されたレバー170をかぶせるようにして嵌め込む。このとき、レバー取付け部130に形成された前後方向摺動切欠き138と、レバー170に形成された前側のシャフト取付け孔184との位置を合わせ、且つレバー取付け部130に形成された上下方向摺動切欠き149と、レバー170に形成された後側のシャフト取付け孔184との位置を合わせた状態にして嵌め込む。
図13および図14は、この発明の第1の実施の形態に係るダストボックスについて示す図である。図13(A)が平面図であり、図13(B)が右側面図である。また、図14が図13(A)に示すXIV−XIV断面図である。ダストボックス210は、穿孔の際に生じる紙屑などを収納するためのものである。第1の実施の形態に係るダストボックス210は、可撓性を有する物質で形成される。ダストボックス210は、前後方向にのびるダストボックス底板212を有する。ダストボックス底板212には、その後方部に、厚み(すなわち、上下方向の寸法)が小さくなったヒンジ部214が形成される。
図15は、この発明の第1の実施の形態に係る回転軸について示す図である。図15(A)が平面図であり、図15(B)が側面図である。第1の実施の形態に係る回転軸400は、略円板状の回転頭部402と、回転頭部402の一方の主面の略中央から軸方向にのびる回転主軸部404とを有する。回転頭部402の他方の主面は、回転主軸部404がのびる方向と反対側に湾曲して突出するように形成される。回転主軸部404の先端の近傍には、周方向にわたって周方向凹部406が形成される。この周方向凹部406に、後述する留めリング460が取り付けられる。
図16は、この発明の第1の実施の形態に係る留めリングについて示す図である。図16(A)が平面図であり、図16(B)が側面図である。留めリング460は、上述した回転軸400を固定するためのものである。留めリング460は、両面が略平板状に形成される。留めリング460は、その縁部の一部から中心方向に向かって幅寸法が小さくなるように形成された挿入切欠き部462と、留めリング460の略中央に挿入切欠き部462と一体的に形成された略円形状の軸留め切欠き部464とを有する。
付勢手段としてのバネ部分410は、穿孔パンチ100を穿孔時から常態時に戻すための付勢手段であるとともに、穿孔パンチ100をハウジング20に収納した状態から、穿孔するためにハウジング20から穿孔パンチ100を構成する第1の穿孔パンチ100Lと第2の穿孔パンチ100Rとを同時に、中央から両側に開くために旋回するための付勢手段である。
まず、上述したように、土台110にレバー170およびダストボックス210を取り付ける。次に、土台110の後端部である回転軸取付け部160およびダストボックス210のヒンジ部214の後方部分を、ハウジング20の底板30と台座52の間に挿入する。このとき、底板30に形成された回転軸取付け孔32と、ダストボックス210に形成された回転軸取付け孔222と、土台110に形成された回転軸取付け孔166と、台座52に形成された回転軸取付け孔54とが上下方向に連なるようにして挿入する。そして、この上下方向に連なった回転軸取付け孔32,回転軸取付け孔222,回転軸取付け孔166及び回転軸取付け孔54に回転軸400の回転主軸部404を挿入する。このように回転軸400が挿入されると、回転主軸部404は、その先端が台座52の上面よりも上方に位置するようになる。
図18および図19は、この発明の第1の実施の形態に係るハンドルについて示す図である。図18(A)が平面図であり、図18(B)が正面図であり、図18(C)が底面図である。また、図19は、(A)が図18(B)に示すIXXA−IXXA断面図、(B)が図18(C)に示すIXXB−IXXB断面図である。第1の実施の形態に係るハンドル300は、ABS樹脂などの合成樹脂により形成されることが好ましい。ハンドル300は、(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rそれぞれを穿孔操作するためのものである。
ハンドル300は、左右方向にのびる平面視略矩形状のハンドル天板310と、ハンドル天板310の左端辺から垂れ下がる一方の左側のハンドル側板330Lと、ハンドル天板310の右端辺から垂れ下がる一方の右側のハンドル側板330Rと、ハンドル天板310の前端辺から垂れ下がるハンドル前板350と、ハンドル天板310の後端辺から垂れ下がるハンドル背板370とを有する。
図20および図21は、この発明の第1の実施の形態に係るスイッチについて示す図である。図20(A)が平面図であり、図20(B)が(A)に示すXXB矢視図(すなわち、正面図)である。また、図21は、図21(B)に示すXXI−XXI断面の拡大図である。
スイッチ240は、ABS樹脂などの合成樹脂により形成されることが好ましい。スイッチ240は、図1(B)に示すようにハウジング20に収納された(一方の)第1の穿孔パンチ100L及び(他方の)第2の穿孔パンチ100Rをワンタッチで図1(A)に示すように引き出された状態に切り替えるためのものである。
スイッチ240は、上下方向にのびる板状のスイッチ板部242と、スイッチ板部242の左端辺における上下方向の略中央に上下方向にのびるように突設された左側のスライド突部244Lと、左側のスライド突部244Lと同じ形状を有し、スライド突部244Lと左右対称の位置に形成されるスライド突部244Rと、スイッチ板部242の下端辺から立ち上がるように形成されたスイッチ下端突部250と、スイッチ板部242の上端辺から立ち上がるように形成されたスイッチ上端突部260とを有する。左側のスライド突部244L、右側のスライド突部244R、スイッチ下端突部250およびスイッチ上端突部260は、すべて、スイッチ板部242から前方向に突出するように形成される。
穿孔パンチ100は、ハウジング20に回転可能に支持されることにより、図1(A)に示す引き出された状態と、図1(B)に示す収納された状態とを切り替えることができる。図22は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチがハウジングに収納されて保持された状態を示す断面図である。
穿孔パンチ100がハウジング20の収納空間22に収納された状態では、土台110のベース側部124Rの前方部に形成された嵌合凹部126Rと、ダストボックス210の前方部分の右側凹部とが連なることにより形成された被保持部230に、舌状部36の上面36iに突設された突部38が係合する。このようにして、穿孔パンチ100が、ハウジング20の収納空間22に保持される。
図23は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングに保持された穿孔パンチを解除する様子を示す断面図である。スイッチ240の上端を押下することにより、穿孔パンチ100がハウジング20の収納空間22に保持された状態を解除することができる。具体的には、スイッチ240の上端を押下すると、スイッチ下端長手方向突部254が、ハウジング20に形成された舌状部36の後方部を下方に撓ませる。こうすることにより、穿孔パンチ100の底面に形成された被保持部230と、舌状部36に突設された突部38との係合がはずれる。
図24は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを側面視したときの断面図であり、穿孔パンチが引き出された状態で、レバーが略上方に付勢された状態の図である。図25は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを側面視したときの断面図であり、穿孔パンチが引き出された状態で、レバーが穿孔した位置にあるときの図である。図26は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを平面視したときの断面図であり、穿孔パンチが引き出された状態を示す図である。図27は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを平面視したときの断面図であり、穿孔パンチがハウジングに収納された状態を示す図である。図28は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを正面からみたときの図である。図29は、この発明の第1の実施の形態に係るパンチを正面からみたときの断面図である。
上述したように、穿孔パンチ100L,100Rは、スイッチ210の上端を押下するのみで(すなわち、ワンタッチで)、ハウジング20に収納された状態から引き出された状態に切り替えることができる。さらに、穿孔パンチ100L,100Rそれぞれは、一つのハンドル300によって接続されている。したがって、一つのハンドル300を略下方に押すのみで、穿孔パンチ100L,100Rそれぞれに被穿孔体Pに対する穿孔を行わせることができる。
続いて、図30〜43を参照しながら、この発明の第2の実施の形態に係るパンチについて説明する。第2の実施の形態に係るパンチは、ハウジングに収納された状態の穿孔パンチを指などで押し出すことにより、ハウジングから引き出された状態に切り替えるための構造を有する。第2の実施の形態に係るパンチは、このような構造を除いて、上述した第1の実施の形態に係るパンチ10と同様の構造を有する。したがって、同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
図30〜33は、この発明の第2の実施の形態に係るハウジングを示す図であり、(A)が平面図であり、(B)が底面図である。また、図31(A)が図30に示すXXXIA矢視図(すなわち、正面図)であり、図31(B)が図30に示すXXXIB矢視図(すなわち、背面図)である。また、図32は、図31(A)に示すXXXII―XXXII断面図である。また、図33(A)は、図31(A)に示すXXXIIIA―XXXIIIA断面図であり、図33(B)は、図31(A)に示すXXXIIIB―XXXIIIB断面図である。
底板30は、平板状に形成され、左側の側板50Lの近傍に形成される回転軸取付け孔32Lと、右側の側板50Rの近傍に形成される回転軸取付け孔32Rとを有する。すなわち、この実施の形態に係るハウジング20の底板30には、第1の実施の形態に係る底板30に形成された保持部34が形成されない。
左側の側板50Lおよび右側の側板50Rは、ハウジング20の略中央に形成される仕切り板24に関して、互いに面対称である。したがって、ここでは左側の側板50Lについてのみ説明し、右側の側板50Rについての同様となる説明は繰り返さない。側板50Lの内壁の上下方向における略中央には、左右方向にのびるように台座52Lが突設される。なお、この台座52Lは、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
この実施の形態に係るハウジング20の背板60には、第1の実施の形態に係る背板60に形成された位置決め部62およびスイッチ取付け部70が形成されない。この実施の形態に係る背板60は、その略中央を前後方向に貫通するように形成されるプッシュ孔522と、その内壁に後方向に凹むように形成された4つのシャフト頭嵌入部524FL,シャフト頭嵌入部524SL,シャフト頭嵌入部524FR及びシャフト頭嵌入部524SRと、側板50Lおよび側板50Rそれぞれの近傍に形成された(一方の)左側の穿孔パンチ固定部526L及び(他方の)右側の穿孔パンチ固定部526Rとを有する。
プッシュ孔522は、上下方向において、その略中央が、第1の穿孔パンチ100Lおよび第2の穿孔パンチ100Rが有する支点シャフト420Fの中心と同じ位置になるように形成される。プッシュ孔522は、正面から見たとき、背板60の左右方向における略中央を左右方向にのび、その両端部が円弧状に形成される。プッシュ孔522は、たとえば、ユーザーがその背面(すなわち、ハウジング20の背板60の外壁側)から指を通して、ハウジング20に収納された状態の第1の穿孔パンチ100L、および第2の穿孔パンチ100Rをハウジング20の収納空間22から押し出すために形成される。したがって、プッシュ孔522は、その大きさが、人の指を貫通させるのに十分であることが好ましい。
シャフト頭嵌入部524FL,524SLそれぞれは、ハウジング20の収納空間22Lに収納された状態の第1の穿孔パンチ100Lの支点シャフト420F、穿孔刃支持シャフト420Sそれぞれの雄頭部432(または雌頭部442)を嵌入させるために形成される。また、同様に、シャフト頭嵌入部524FR,524SRそれぞれは、ハウジング20の収納空間22Rに収納された状態の第2の穿孔パンチ100Rの支点シャフト420F、穿孔刃支持シャフト420Sそれぞれを嵌入させるために形成される。
左側の穿孔パンチ固定部526Lは、ハウジング20の背板60における左側の側板50Lの近傍に形成される。また、右側の穿孔パンチ固定部526Rは、ハウジング20の背板60における右側の側板50Rの近傍に形成される。左側の穿孔パンチ固定部526L、右側の穿孔パンチ固定部526Rは、互いに鏡映されたような同様の形状を有し、左右対称の位置に形成される。したがって、ここでは、左側の穿孔パンチ固定部526Lについてのみ説明し、右側の穿孔パンチ固定部526Rについての同様となる説明は繰り返さない。
図34および図35は、この発明の第2の実施の形態に係る土台について示す図である。図34(A)が平面図であり、図34(B)が右側面図である。また、図35は、図34(A)に示すXXXV−XXXV断面図である。第2の実施の形態に係る土台110は、土台後端突部542および土台バネ部材嵌入突部544を除いて、上述した第1の実施の形態に係る土台110と同様の構造を有する。したがって、ここでは、土台後端突部542および土台バネ部材嵌入突部544についてのみ説明し、その他の構成の同様となる説明は繰り返さない。
図36および図37は、この発明の第2の実施の形態に係るレバーについて示す図である。図36(A)が平面図であり、図36(B)が右側面図である。また、図37は、図36(A)に示すXXXVII−XXXVII断面図である。第2の実施の形態に係るレバー170は、レバーバネ部材嵌入突部564を除いて、上述した第1の実施の形態に係るレバー170と同様の構造を有する。したがって、ここでは、レバーバネ部材嵌入突部564についてのみ説明し、その他の構成の同様となる説明は繰り返さない。
図38は、この発明の第2の実施の形態に係るバネ部材について示す図である。図38(A)が平面図であり、図38(B)が正面図である。第2の実施の形態に係る付勢手段としてのバネ部材410は、下端延在部414および上端延在部416が形成されないことを除いて、上述した第1の実施の形態のバネ部材410と同様の構造を有する。すなわち、この実施の形態に係るバネ部材410は、軸方向にのびる主巻き部412のみからなり、主巻き部412は、その軸孔であるバネ軸孔418を有する。
図39および図40は、第2の実施の形態に係るパンチ10の穿孔態様を説明するための側面から見たときの断面図である。図39は、レバー170が略上方に付勢された状態を示す断面図であり、図40は、レバー170を略下方に押下して被穿孔体Pに穿孔した状態を示す断面図である。まず、この実施の形態に係る回転軸400は、上述した第1の実施の形態に係る回転軸400の構造とは異なり、支点シャフト420Fまたは穿孔刃支持シャフト420Sと同様の構造である。すなわち、この実施の形態に係る回転軸400は、その雌頭部442を上方に位置させて上下方向にのびるように取り付けられた雌シャフト440と、この雌シャフト440の雄シャフト嵌合穴446にその雄主軸部434を嵌合され、上下方向にのびるように取り付けられた雄シャフト430とから構成される。また、上述したように、ハウジング20から引き出された状態のとき、この実施の形態に係る穿孔パンチ100は、その土台後端突部542が、ハウジング20の背板60に形成される穿孔パンチ固定凹部530に嵌合することにより、固定される。
図41は、この発明の第2の実施の形態に係るパンチを平面視したときの断面図であり、穿孔パンチが引き出された状態を示す断面図である。図42は、この発明の第2の実施の形態に係るパンチを平面視したときの断面図であり、穿孔パンチがハウジングに収納された状態を示す断面図である。また、ハウジング20の収納空間22Lから引き出された状態の第1の穿孔パンチ100Lが、ハウジング20に収納されるとき、まず、第1の穿孔パンチ100Lに形成された土台後端突部542が、背板60に形成された穿孔パンチ固定舌状部528の前面に形成された穿孔パンチ固定凹部530との嵌合を外され、穿孔パンチ固定舌状部528Lの前面に接触し、穿孔パンチ固定舌状部528を後方に撓ませながら左方向に移動する。次に、第1の穿孔パンチ100Lに形成された土台後端突部542は、側板50Lに形成された突部摺動凹部502内を摺動し、ハウジング20に収納された状態となる。
続いて、この発明の変形例に係るパンチについて説明する。なお、この変形例に係るパンチは、3つまたは4つの穿孔パンチが配設されることを除いて、上述した第1の実施の形態に係るパンチまたは第2の実施の形態に係るパンチと同様の構造を有する。したがって、同一部分には同じ参照番号を付し、同様となる説明は繰り返さない。
図44(A)に示すように、この発明の第1の変形例に係るパンチ10は、ハウジング20の左側に配設される第1の穿孔パンチ100Lと、右側に配設される第2の穿孔パンチ100Rと、左右方向において、第1の穿孔パンチ100Lおよび第2の穿孔パンチ100Rの間に配設される第3の穿孔パンチ100Tとを有する。ハウジング20の左側の収納空間22Lの左方に第1の穿孔パンチ100Lが配設される。また、ハウジング20の右側の収納空間22Rの右方に第2の穿孔パンチ100Rが配設され、且つ左方に第3の穿孔パンチ100Tが配設される。そして、ハウジング20の左側の収納空間22Lの右方には、等間隔用空間600が形成される。この等間隔用空間600を形成することにより、第1の穿孔パンチ100L,第2の穿孔パンチ100R、第3の穿孔パンチ100Tによって、被穿孔体Pに互いに等間隔の3つの綴じ孔をあけることができる。なお、右側の収納空間22Rの左方を等間隔用空間600としてもよい。
図44(B)に示すように、この発明の第2の変形例に係るパンチ10は、ハウジング20の左側に配設される第1の穿孔パンチ100Lと、右側に配設される第2の穿孔パンチ100Rと、左右方向において、第1の穿孔パンチ100Lおよび第2の穿孔パンチ100Rの間に配設される第3の穿孔パンチ100Tとを有する。ハウジング20の左側の収納空間22Lに第1の穿孔パンチ100Lが配設され、ハウジング20の右側の収納空間22Rに第2の穿孔パンチ100Rが配設され、且つハウジング20の中央の収納空間22Cに第3の穿孔パンチ100Tが配設される。収納空間22L,22R,22Cは、第1〜第3の穿孔パンチ100L,100R,100Tとほぼ同じ大きさ(体積)に形成される。すなわち、この第2の変形例に係るパンチ10は、上述した第1の変形例に係るパンチ10のような等間隔用空間600が形成されない。したがって、よりコンパクトに穿孔パンチ100をハウジング20に収納することができる。
図45(A)に示すように、この発明の第3の変形例に係るパンチ10は、ハウジング20の左側に配設される第1の穿孔パンチ100Lと、右側に配設される第2の穿孔パンチ100Rと、第1の穿孔パンチ100Lの右方に隣接して配設される第3の穿孔パンチ100Tと、第2の穿孔パンチ100Rの左方に隣接して配設される第4の穿孔パンチ100Fとを有する。また、第3の穿孔パンチ100Tと、第4の穿孔パンチ100Fとの間に、等間隔用空間600が形成される。なお、等間隔用空間600を空間とせず、直方体形状の物体とするようにしてもよい。こうすることにより、パンチ10の強度を強めることができる。
図45(B)に示すように、この発明の第4の変形例に係るパンチ10は、ハウジング20の左側に配設される第1の穿孔パンチ100Lと、右側に配設される第2の穿孔パンチ100Rと、第1の穿孔パンチ100Lの右方に隣接して配設される第3の穿孔パンチ100Tと、第2の穿孔パンチ100Rの左方に隣接して配設される第4の穿孔パンチ100Fとを有する。また、第3の穿孔パンチ100Tと、第4の穿孔パンチ100Fとの間に、等間隔用空間600が形成される。すなわち、この第4の変形例に係るパンチ10は、上述した第3の変形例に係るパンチ10のような等間隔用空間600が形成されない。したがって、よりコンパクトに穿孔パンチ100をハウジング20に収納することができる。
図46に示すように、この発明の第5の変形例に係るパンチ10は、上述した第3の変形例に係るパンチ10のハンドル300が2つに分かれている。すなわち、この発明の第5の変形例に係るパンチ10は、左側に取り付けられる第1のハンドル300Lと、右側に取り付けられる第2のハンドル300Rとを有する。第1のハンドル300Lは、第1の穿孔パンチ100Lと、第3の穿孔パンチ100Tとを接続するように取り付けられ、第1の穿孔パンチ100Lと、第3の穿孔パンチ100Tとを同時に穿孔操作するためのものである。第2のハンドル300Rは、第2の穿孔パンチ100Rと、第4の穿孔パンチ100Fとを接続するように取り付けられ、第2の穿孔パンチ100Rと、第4の穿孔パンチ100Fとを同時に穿孔操作するためのものである。このように、少なくとも2つの穿孔パンチを接続するハンドルを複数設けてもよい。
以下、この発明の第3の実施の形態に係るパンチについて、図面を参照しながら説明する。この実施の形態に係るパンチ10は、収納部としてのハウジング20と、用紙などの被穿孔体Pに綴じ孔を形成するための第1の穿孔パンチ100L及び第2の穿孔パンチ100Rと、第1の穿孔パンチ100L及び第2の穿孔パンチ100Rを互いに接続するように固定されたハンドル300と、スイッチ240とを備える。なお、以下の説明において、ハウジング20に収納された第1の穿孔パンチ100L(及び第2の穿孔パンチ100R)を引き出された側から見たときを正面視とし、ハウジング20に取り付けられたスイッチ240の側から見たときを背面視とする。また、左右方向とは、第1の穿孔パンチ100Lと第2の穿孔パンチ100Rとを互いに結ぶ方向(すなわち、ハンドル300が延在する方向)のことであり、前後方向とは、ハウジング20から引き出された第1の穿孔パンチ100L(及び第2の穿孔パンチ100R)が延出する方向のことであり、上下方向とは、左右方向及び前後方向の交わる平面(すなわち、パンチ10の載置面に平行な面)に直交する方向のことである。
図47〜59は、この実施の形態に係るハウジングについて示す図である。図47は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングを示す平面図である。図48は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングを示す底面図である。図49は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングを示す正面図である。図50は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングを示す背面図である。図51は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLI−LI断面図である。図52は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLII−LII断面図である。図53は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLIII−LIII断面図である。図54は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図53に示すLIV部の拡大図である。図55は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLV−LV断面図である。図56は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLVI−LVI断面図である。図57は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLVII−LVII断面図である。図58は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLVIII−LVIII断面図である。図59は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングの図49に示すLII−LII断面図である。
ハウジング20の底板30は、左右方向に延在する略長方形状であり、左側板50Lの近傍に形成される左回転軸取付け孔32Lと、右側板50Rの近傍に形成される右回転軸取付け孔32Rと、左右方向において略中央に形成される仮固定部34とを有する。左回転軸取付け孔32Lは、第1の穿孔パンチ100Lを回転可能に支持するための回転軸400を底板32に取り付けるために形成される。左回転軸取付け孔32Lは、底面視(及び平面視)略円形状である。右回転軸取付け孔32Rは、ハウジング20の左右方向における略中央を前後方向に延びるように配設された仕切り板24に関して、左回転軸取付け孔32Lと面対称である。したがって、ここでは同様となる説明を繰り返さない。
ハウジング20の左側板50Lと右側板50Rとは、ハウジング20の略中央に形成された仕切り板24に関して互いに面対称であり、同様の形状を有する。したがって、ここでは左側板50Lについてのみ説明し、右側板50Rについての同様となる説明は繰り返さない。左側板50Lの内壁50sの上下方向の略中央には、略平板状の台座52Lが突設される。台座52Lは、付勢手段としてのバネ部材410Lを載置するために設けられる。台座52Lは、ハウジング20の底板30(および天板80)と平行になるように配設される。また、台座52Lは平面視略四角形状であり、その左端縁が左側板50Lの内壁50sと一体的に形成され、且つその後端縁が背板60の内壁60sと一体的に形成される。そして、台座52Lは、平面視したとき、その前端縁が底板30の前端縁と回転軸取付け孔32Lとの間を左右方向に延びるように形成され、且つその右端縁が回転軸取付け孔32Lの右側を前後方向に延びるように形成される。そして、台座52Lの前端縁と右端縁とにより形成される角部の近傍には、回転軸400Lが通り抜けるための回転軸取付け孔54Lが形成される。回転軸取付け孔54Lは、平面視したとき、底板30に形成された回転軸取付け孔32Lと重なるように形成される。すなわち、台座52Lの回転軸取付け孔54Lと、底板30の回転軸取付け孔32Lとは、左右方向と前後方向が交わる面において同じ位置に形成される。
背板60は、ハウジング20の略中央に形成された仕切り板24に関して面対称である。したがって、ここでは特に必要な場合を除き、背板60の左側部分の構造についてのみ説明し、右側部分の同様となる説明は繰り返さない。ハウジング20の背板60の内壁の左側部分には、上記したように、台座52Lの後端縁が一体的に形成される。位置決め部62Lは、台座52Lの右端縁の上端から右方向に延びるように形成された下方位置決め部64Lと、下方位置決め部64Lの上方に下方位置決め部64Lに沿って右方向に延びるように形成された上方位置決め部66Lとを有する。後述するバネ部材410Lの下方延在部414Lは、下方位置決め部64Lと上方位置決め部66Lとの間に配設されることによって位置決めされる。下方位置決め部64Lの上面と、台座52Lの上面とは、上下方向において同じ位置になるように形成される。下方位置決め部64Lは、その前端縁の左右方向の略中央よりもやや左側板50Lに近い部分に前方へと突出する左突起部59Lを有する。左突起部59Lの上面は、下方位置決め部64Lの他の部分の上面とフラットになるように一体的に形成される。下方位置決め部64Lは、その左端部から左突起部59Lの右端部までの上下方向の寸法が、左突起部59Lの右端部よりも右側の部分のそれよりも大きくなるように形成される。
ハウジング20の天板80は、仕切り板24に関して面対称である。したがって、ここでは天板80の左側の構成についてのみ説明し、右側の同様となる説明は繰り返さない。天板80の前端縁には、左端縁の近傍から後方に向けて抉るように形成された切欠部88Lが形成される。切欠部88Lは、天板80の前端縁から後方にのびる矩形状の部分と、矩形状の部分の後端に一体的に形成された半円状の部分とからなる。切欠部88Lの半円状の部分は、その中心が、平面視したとき、上述した底板30に形成された回転軸取付け孔32L、および台座52Lに形成された回転軸取付け孔54Lと同じ位置になるように形成される。すなわち、底板30の回転軸取付け孔32Lと、台座52Lの回転軸取付け孔54Lと、天板80の切欠部88Lとが上下方向に連なった態様となる。天板80の切欠部88Lの右端縁と、天板80の前端縁とで形成される角部には、突部82Lが突設される。なお、この実施の形態に係る突部82Lの左右方向の寸法は、上記した第1および第2の実施の形態に係るパンチ10の突部82Lよりも大きく形成される。
第3の実施の形態に係るパンチ10は、一度に二つの綴じ孔を穿孔するために、ハウジング20の左側部分に出し入れ可能に取り付けられた第1の穿孔パンチ100Lと、右側部分に出し入れ可能に取り付けられた第2の穿孔パンチ100Rとを備える。なお、第1の穿孔パンチ100Lと、第2の穿孔パンチ100Rとは、ハウジング20に形成された仕切り板24に関して面対称であり、同様の構造を有する。したがって、以下の説明では特に必要な場合を除き、第1の穿孔パンチ100Lについてのみ説明し、第2の穿孔パンチ100Rについての同様となる説明は繰り返さない。
図60は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチの土台を示す平面図である。図61は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチの土台を示す側面図である。図62は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチの土台の図60に示すLXII−LXII断面図である。この実施の形態に係る土台110は、被穿孔体Pが載置されるベース部112と、レバー170が取り付けられるレバー取付け部130と、ベース部112とレバー取付け部130とを一体的に接続し、且つ回転軸400が取り付けられる回転軸取付け部160とを有する。
ベース部112は、正面から見たとき、前方および下方の開放された略逆U字形状である。すなわち、ベース部112は、前後方向にのび、その上面に被穿孔体Pが載置される平板状のベース天部114と、ベース天部114の左端縁から下方向へと延びる板状のベース側部124Lと、ベース天部114の右端縁から下方向へと延びるベース側部124Rとを有する。ベース天部114の上面は、用紙などの被穿孔材Pを安定して載置できるように平坦に形成される。ベース天部114の内壁の前端縁の近傍には、ダストボックス210を嵌合する際に雄部材となる嵌合雄板116が左右方向に延びて突設される。また、ベース天部114の略中央には、平面視略円形状の穿孔用孔118が形成される。上下動する穿孔刃450が穿孔用孔118を通り抜けることにより、ベース天部114の上面に載置された被穿孔材Pに穿孔することができる。また、被穿孔材Pを穿孔した際に生じる紙屑が、ベース天部114の上面から穿孔用孔118を通り抜け、下方に配設されたダストボックス210へと落下する。
レバー取付け部130は、ベース部112の上方に形成される。レバー取付け部130の底面は、ベース天部114の上面と上下方向に所定の距離だけ離間して平行に対向する。すなわち、レバー取付け部130の底面と、ベース天部114の上面との間には前後方向に延びる間隙が形成される。レバー取付け部130の前端面は、ベース部112の前端面よりも後方に位置するように形成される。また、レバー取付け部130は、その左右方向の寸法(すなわち、幅方向の寸法)が、ベース部112のそれよりも小さく形成される。そして、レバー取付け部130は、平面視したとき、ベース部112の左右方向における中央を前後方向にのびるように形成される。レバー取付け部130は、その前端部から後端部へと向かう順に、前後方向摺動受け部132と、上下方向摺動受け部142と、根元接続部152とを有する。前後方向摺動受け部132、上下方向摺動受け部142および根元接続部152は一体的に形成される。
前後方向摺動受け部132は、前方および上方が開放された略箱型の形状を有し、正面から見ると、略U字形状である。すなわち、レバー取付け部130の前後方向摺動受け部132は、前後方向摺動受け底板134と、前後方向摺動受け底板134の左端縁から立ち上がる前後方向摺動受け側板136Lと、前後方向摺動受け底板134の右端縁から立ち上がる前後方向摺動受け側板136Rと、前後方向摺動受け底板134の後端縁から立ち上がる前後方向摺動受け背板とを有する。なお、前後方向摺動受け背板は、後述する上下方向摺動受け前板144でもある。
レバー取付け部130の上下方向摺動受け部142は、上下方向に貫通した平面視略円形状の孔を有する。上下方向摺動受け部142は、平面視略円弧状の上下方向摺動受け前板144と、平面視略円弧状の上下方向摺動受け背板146と、左側の上下方向摺動受け側板148Lと、右側の上下方向摺動受け側板148Rとを有する。この上下方向に貫通した孔を穿孔刃移動空間150とする。穿孔刃移動空間150の内部を穿孔刃450が上下方向に移動する。穿孔刃移動空間150は、上述したベース天部114の上面に形成された穿孔用孔118の真上に形成される。
レバー取付け部130の根元接続部152は、その後方および上方の開放された略箱型の形状を有し、背面側から見ると、略U字形状である。すなわち、根元接続部152は、根元接続底板154と、根元接続底板154の左端縁から立ち上がる根元接続側板156Lと、根元接続底板154の右端辺から立ち上がる根元接続側板156Rと、根元接続底板154の前端縁から立ち上がる根元接続前板とを有する。なお、根元接続部152の根元接続前板は、上下方向摺動受け部142の上下方向摺動受け背板146でもある。根元接続底板154は、その後端部が、回転軸取付け部160の上面の前端部と一体的に形成される。
回転軸取付け部160は、ベース部112の後端部に一体的に形成され、略直方体形状である。回転軸取付け部160は、ベース部112のベース側部124L及びベース側部124Rに続く側部を備え、その側部は、ベース側部124L及びベース側部124Rの下端縁に連続する下端縁を備える。回転軸取付け部160の底面には、その前端縁から後端辺の近縁まで前後方向にのびる凹部162が形成される。凹部162の上壁には、その前方部の左右方向の両端辺それぞれに、上下方向にのびる平面視略矩形状の左側の矩形穴164L及び右側の矩形穴164Rが形成される。また、凹部162の上壁には、左側の矩形穴164L及び右側の矩形穴164Rの後方に、回転軸取付け部160の上面まで貫通する平面視略円形状の回転軸取付け孔166が形成される。この回転軸取付け孔166に、回転軸400が通される。回転軸取付け部160の前面の上方部分が、上記したベース部112の後端部およびレバー取付け部130の後端部と一体的に形成される。
図63は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチのレバーを示す平面図である。図64は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチのレバーを示す側面図である。図65は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチのレバーを示す底面図である。図66は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチのレバーの図63に示すLXVI−LXVI断面図である。図67は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチのレバーの図64に示すLXVII−LXVII断面図である。
図68は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハンドルを示す平面図である。図69は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハンドルを示す正面図である。図70は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハンドルを示す底面図である。図71は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハンドルを示す図69のLXXI−LXXI断面図である。図72は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハンドルを示す図70のLXXII−LXXII断面図である。
図73は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるスイッチを示す平面図である。図74は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるスイッチを示す正面図である。図75は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるスイッチを示す側面図である。図76は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるスイッチを示す図74のLXXVI−LXXVI断面図である。
図77は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるダストボックスを示す平面図である。図78は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるダストボックスを示す側面図である。図79は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるダストボックスを示す図77のLXXIX−LXXIX断面図である。
付勢手段としてのバネ部分410は、穿孔パンチ100を穿孔時から常態時に戻すための付勢手段であるとともに、穿孔パンチ100をハウジング20に収納した状態から、穿孔するためにハウジング20から穿孔パンチ100を構成する第1の穿孔パンチ100Lと第2の穿孔パンチ100Rとを同時に、中央から両側に開くために旋回するための付勢手段である。
この実施の形態に係る他の構成、すなわち、回転軸400、留めリング460、支点シャフト420F、穿孔刃支持シャフト420S、および穿孔刃450は、上記した第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
上記した構成要素により、この実施の形態に係るパンチ10を組み立てる手順について説明する。
上述したように、土台110にレバー170を取付ける。また、土台110の下方からダストボックス210を取り付ける。次に、土台110の後端部である回転軸取付け部160およびダストボックス210のヒンジ部214の後方部分を、ハウジング20の底板30と台座52の間に挿入する。このとき、底板30に形成された回転軸取付け孔32と、ダストボックス210に形成された回転軸取付け孔222と、土台110に形成された回転軸取付け孔166と、台座52に形成された回転軸取付け孔54とが上下方向に連なるようにして挿入する。そして、この上下方向に連なった回転軸取付け孔32,回転軸取付け孔222,回転軸取付け孔166及び回転軸取付け孔54に回転軸400の回転主軸部404を挿入する。このように回転軸400が挿入されると、回転主軸部404は、その先端が台座52の上面よりも上方に位置するようになる。
図82は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチの穿孔パンチがハウジングに収納された状態を示す正面図である。図83は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチの穿孔パンチがハウジングに収納された状態を示す背面図である。
図84は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチの穿孔パンチがハウジングに収納された状態における左右方向に沿った断面図である。図85は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチの穿孔パンチがハウジングに収納された状態における左右方向に沿った断面図である。図86は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチの上下方向に沿った断面図であり、バネ部材および回転軸のハウジングへの取り付け態様を示す図である。図87は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備える穿孔パンチがハウジングに収納されて保持された状態を示す断面図である。図88は、この発明の第3の実施の形態に係るパンチが備えるハウジングに収納されて保持された穿孔パンチを解除する様子を示す断面図である。
つづいて、第1の穿孔パンチ100L及び第2の穿孔パンチ100Rを、ハウジング20の手前側に引き出された状態から、ハウジング20に収納された状態に切り替える手順について説明する。まず、左側のバネ部材410L及び右側のバネ部材410Rの略上方の付勢力に抗って、ハンドル300を略下方に移動させる。このとき、土台110と、レバー170とが、互いに略平行に上下方向に重なった状態となるまでハンドル300を略下方に移動させる。また、このとき、二つのレバー170それぞれの後方端部に突設されたハンドル取付け部174が、ハウジング20の天板80の前端辺に形成された左側の切欠部88L及び右側の切欠部88Rそれぞれを下方から上方に向けて貫通する。また、二つのレバー170それぞれに取り付けられたハンドル300両端のハンドル突部380それぞれも、ハウジング20の天板80の前端辺に形成された左側の切欠部88L及び右側の切欠部88Rそれぞれを上方から下方に向けて貫通する。また、このとき、ハンドル300に形成されたスイッチ上端挿入部312に、スイッチ242に形成されたスイッチ上端突部260が挿入される。また、このとき、レバー170の後端部と、土台110の後端部との間に、台座52が挟まれた状態になる。また、このとき、ハンドル300と、ハウジング20の天板80とが上下方向に重なった状態となる。このようにして、第1の穿孔パンチ100L及び第2の穿孔パンチ100Rそれぞれのハウジング20に対する第1の回転軸としての左側の回転軸400L及び右側の回転軸400Rと、第1の穿孔パンチ100L及び第2の穿孔パンチ100Rそれぞれのハンドル300に対する第2の回転軸としてのハンドル突部380(またはレバー170のハンドル取付け部174)とが、一直線状になる。
この実施の形態に係るパンチ10は、上記した第1の実施の形態に係るパンチ10が備える効果に加えて、以下のような効果も有する。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
20 ハウジング
22 収納空間
24 仕切り板
28 切欠部
30 底板
32 回転軸取付け孔
34 保持部
36 舌状部
36a 舌状部本体
36b 舌状部先端
37 前後方向リブ部
38 突部
40 切欠部、舌状外縁孔
42 矩形貫通孔部
44 スリット部
46 底板前端接続部
48 後端接触防止部
50 側板
52 台座
54 回転軸取付け孔
56 バネ位置決め部
58 揺動抑制部
59 突起部
60 背板
62 位置決め部
64 下方位置決め部
66 上方位置決め部
70 スイッチ取付け部
72 スイッチ胴体取付け部
74 スイッチ下端取付け部
78 スリット
80 天板
82 突部
88 切欠部
100 穿孔パンチ
110 土台
112 ベース部
114 ベース天板
116 嵌合雄板
118 孔
124 ベース側板
126 嵌合凹部
130 レバー取付け部
132 前後方向摺動受け部
134 前後方向摺動受け底板
135 突部
136 前後方向摺動受け側板
138 前後方向摺動切欠き
142 上下方向摺動受け部
144 上下方向摺動受け前板
146 上下方向摺動受け背板
148 上下方向摺動受け側板
149 上下方向摺動切欠き
150 穿孔刃移動空間
152 根元接続部
154 根元接続底板
156 根元接続側板
158 外側リブ部
159 内側リブ部
160 回転軸取付け部
162 凹部
164 矩形穴
166 回転軸取付け孔
170 レバー
172 レバー天板
174 ハンドル取付け部
176 ハンドル取付け可撓部
178 ハンドル取付け軸孔
180 バネ誤配置防止板
182 レバー側板
184 シャフト取付け孔
188 レバー前板
192 レバー背板
210 ダストボックス
212 ダストボックス底板
214 ヒンジ部
216 嵌合凸部
217 ダストボックス側板
218 ダストボックス前板
220 ダストボックス仕切り板
222 回転軸取付け孔
228 嵌合雌部
230 被保持部
240 スイッチ
242 スイッチ板部
244 スライド突部
245 スライド係合部
250 スイッチ下端突部
252 スイッチ下端幅方向突部
254 スイッチ下端長手方向突部
260 スイッチ上端突部
262 スイッチ上端幅方向突部
264 スイッチ上端長手方向突部
300 ハンドル
310 ハンドル天板
312 スイッチ上端挿入部
330 ハンドル側板
350 ハンドル前板
370 ハンドル背板
380 ハンドル突部
382 ハンドル突部軸孔
384 ハンドル切欠き部
386 突部
400 回転軸
402 回転頭部
404 回転主軸部
406 周方向凹部
410 バネ部材
412 主巻き部
414 下端延在部
416 上端延在部
418 バネ軸孔
420F 支点シャフト
420S 穿孔刃支持シャフト
430 雄シャフト
432 雄頭部
434 雄主軸部
440 雌シャフト
442 雌頭部
444 雌主軸部
446 雄シャフト嵌合穴
450 穿孔刃
452 刃部
454 シャフト取付け孔
460 留めリング
462 挿入切欠き部
464 軸留め切欠き部
502 突部摺動凹部
522 プッシュ孔
524 シャフト頭嵌入部
526 穿孔パンチ固定部
528 穿孔パンチ固定舌状部
530 穿孔パンチ固定凹部
542 土台後端突部
544 土台バネ部材嵌入突部
546 土台バネ部材嵌入土台部
548 土台バネ部材嵌入先端部
564 レバーバネ部材嵌入突部
566 レバーバネ部材嵌入土台部
568 レバーバネ部材嵌入先端部
600 等間隔用空間
Claims (7)
- 用紙などの被穿孔体に綴じ孔をあけるための複数の穿孔パンチ、
前記複数の穿孔パンチそれぞれを回転可能に支持することにより、前記複数の穿孔パンチを出し入れ可能に収納するための収納部、および
前記複数の穿孔パンチに取り付けられ、前記複数の穿孔パンチを同時に操作するための一つのハンドルを有する、パンチ。 - 前記複数の穿孔パンチは、それぞれ、前記被穿孔体に綴じ孔をあける穿孔刃と、前記穿孔刃に取り付けられるレバーとを有し、
前記ハンドルは、前記複数の穿孔パンチそれぞれを互いに接続するように、前記複数の穿孔パンチそれぞれのレバーに取り付けられた、請求項1に記載のパンチ。 - 前記ハンドルは、前記複数の穿孔パンチに回転可能に取り付けられ、
前記複数の穿孔パンチそれぞれの前記収納部に対する第1の回転軸と、前記複数の穿孔パンチそれぞれの前記ハンドルに対する第2の回転軸とは、前記複数の穿孔パンチが前記被穿孔体に綴じ孔をあけたとき、一直線状になる、請求項1または請求項2に記載のパンチ。 - 綴じ孔をあけるための穿孔パンチ、
前記穿孔パンチを回転可能に支持することにより、前記穿孔パンチを出し入れ可能に収納するための収納部、および
前記穿孔パンチを前記収納部から引き出す方向に付勢する付勢手段を有する、パンチ。 - 前記穿孔パンチは、前記被穿孔体に綴じ孔をあけるための穿孔刃を有し、
前記付勢手段は、前記穿孔刃を、前記被穿孔体に綴じ孔をあけた位置から前記穿孔パンチの載置面と直交するに付勢する、請求項4に記載のパンチ。 - 前記収納部は、前記穿孔パンチの載置面と直交する方向において、その内部に収納された前記穿孔パンチを挟持する挟持手段を有する、請求項1ないし請求項5に記載のパンチ。
- 複数の穿孔パンチを前記収納部内に収納された状態に保持するための保持手段、および
前記保持手段によって前記複数の穿孔パンチを保持した状態を解除するための解除手段をさらに含む、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のパンチ。
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