JP6193160B2 - 規制装置 - Google Patents

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本発明は、ウェビングに固定される連結体の移動を規制する規制装置に関する。
下記特許文献1に記載のプリテンショナでは、車両の乗員に装着されるウェビングベルトにワイヤを介してピストンが連結されており、ピストンはシリンダに収容されている。さらに、ピストンとシリンダとの間にクラッチ球が設けられており、ピストンに一側(ウェビングベルト側)への移動力が作用される際には、ピストンとシリンダとの間にクラッチ球が挟込まれて、ピストンの一側への移動が規制される。
ところで、ピストンの一側への移動を規制するためには、シリンダのピストンとの間にクラッチ球を挟込む部分の強度を高くする必要がある。
ここで、このプリテンショナでは、ピストンが他側(ウェビングベルトとは反対側)に移動されることで、クラッチ球がピストンによって他側に移動される。このため、シリンダのピストンとの間にクラッチ球を挟込む可能性がある軸方向範囲が長く、シリンダの強度を高くする必要がある軸方向範囲が長い。
特開2011−63177号公報
本発明は、上記事実を考慮し、収容体の強度を高くする必要がある範囲を短くできる規制装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の規制装置は、車両の乗員に装着されるウェビングに一側が固定される連結体と、前記連結体が移動可能に収容される収容体と、前記連結体と前記収容体との間に設けられ、乗員から前記ウェビングを介して前記連結体に一側への移動力が作用される際に前記連結体と前記収容体との間に挟込まれて前記連結体の一側への移動が規制される挟込部材と、前記連結体の他側への移動による前記挟込部材の他側への移動を制限する制限手段と、を備えている。
請求項2に記載の規制装置は、請求項1に記載の規制装置において、前記挟込部材が前記連結体及び前記収容体の少なくとも一方に食付いて前記連結体の一側への移動が規制される。
請求項3に記載の規制装置は、請求項1又は請求項2に記載の規制装置において、前記連結体と前記収容体との間隔を一側に向かうに従い小さくする挟込手段を備えている。
請求項4に記載の規制装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の規制装置において、ガスを供給することで前記連結体を他側へ移動させる駆動手段を備え、前記連結体の前記駆動手段によるガス供給側に前記挟込手段を配置している。
請求項5に記載の規制装置は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の規制装置において、前記挟込部材の他側に設けられ、前記連結体の他側への移動を案内する案内部材を備えている。
請求項6に記載の規制装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の規制装置において、前記連結体に設けられ、前記挟込部材の前記連結体に対する他側への移動を抑制する抑制部を備えている。
請求項1に記載の規制装置では、車両の乗員に装着されるウェビングに連結体の一側が固定されており、収容体に連結体が移動可能に収容されている。さらに、連結体と収容体との間に挟込部材が設けられており、乗員からウェビングを介して連結体に一側への移動力が作用される際に、連結体と収容体との間に挟込部材が挟込まれて、連結体の一側への移動が規制される。
ここで、連結体の他側への移動による挟込部材の他側への移動を制限手段が制限する。このため、収容体の連結体との間に挟込部材を挟込む可能性がある範囲を短くでき、収容体の強度を高くする必要がある範囲を短くできる。
請求項2に記載の規制装置では、挟込部材が連結体及び収容体の少なくとも一方に食付いて、連結体の一側への移動が規制される。このため、連結体の一側への移動を効果的に規制できる。
請求項3に記載の規制装置では、挟込手段が連結体と収容体との間隔を一側に向かうに従い小さくする。このため、連結体に一側への移動力が作用されることで、連結体と収容体との間に挟込部材を効果的に挟込むことができる。
請求項4に記載の規制装置では、駆動手段がガスを供給することで連結体を他側へ移動させる。
ここで、連結体の駆動手段によるガス供給側に挟込手段が配置されている。このため、駆動手段によるガスから連結体を保護できる。
請求項5に記載の規制装置では、案内部材が連結体の他側への移動を案内する。
ここで、案内部材が挟込部材の他側に設けられている。このため、挟込部材を案内部材に設ける必要がなく、案内部材を短くできる。
請求項6に記載の規制装置では、連結体に抑制部が設けられており、抑制部が挟込部材の連結体に対する他側への移動を抑制する。このため、連結体に一側への移動力が作用されることで、連結体と収容体との間に挟込部材を効果的に挟込むことができる。
本発明の実施形態に係るプリテンショナを示す側方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係るプリテンショナの主要部を示す断面図(図1の2−2線断面図)である。 本発明の実施形態に係るプリテンショナの作動時を示す側方から見た断面図である。 本発明の実施形態に係るプリテンショナの作動終了時を示す側方から見た断面図である。
図1には、本発明の実施形態に係る規制装置としてのプリテンショナ10が側方から見た断面図にて示されており、図2には、プリテンショナ10の主要部が断面図(図1の2−2線断面図)にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、上方を矢印UPで示している。
図1に示す如く、本実施形態に係るプリテンショナ10は、車両の三点式のシートベルト装置12(ベルト装置)に適用されている。シートベルト装置12は、車室内における座席(図示省略)に装備されており、座席の前方及び上方は、それぞれ車両前方及び上方に向けられている。
シートベルト装置12には、巻取装置(図示省略)が設けられており、巻取装置は、座席後部の車幅方向外側かつ下側の車体に取付けられている。巻取装置には、長尺帯状のウェビング14(ベルト)が基端側から巻取られており、巻取装置は、ウェビング14を巻取方向に付勢すると共に、車両の緊急時(車両の急減速時及びウェビング14の急激な引出し時)にウェビング14の引出しをロックする。
ウェビング14の先端は、外支持部材(固定手段)としてのアンカプレート16に固定されており、アンカプレート16は、座席後部の車幅方向外側かつ下側の車体に支持されている。ウェビング14は、巻取装置とアンカプレート16との間において、上支持部材としてのスルーアンカ(図示省略)に移動可能に挿通されており、スルーアンカは、座席後部の車幅方向外側かつ上側の車体に支持されている。さらに、ウェビング14は、アンカプレート16とスルーアンカとの間において、装着部材(固定手段)としてのタングプレート(図示省略)に移動可能に挿通されている。
座席後部の車幅方向内側かつ下側の車体には、内支持部材(固定手段)としてのバックル18が支持されており、バックル18には、タングプレートが装着可能にされている。このため、車両の乗員が座席に着座した状態で、巻取装置からウェビング14が引出されて、タングプレートがバックル18に装着されることで、ウェビング14が乗員に前側から装着される。ウェビング14が乗員に装着された際には、ウェビング14のスルーアンカとタングプレートとの間の部分が、ショルダウェビングにされて、乗員の上半身に斜め方向に掛渡されると共に、ウェビング14のアンカプレート16とタングプレートとの間の部分が、ラップウェビングにされて、乗員の腰部に横方向に掛渡される。
本実施形態に係るプリテンショナ10は、座席後部の車幅方向外側かつ下側の車体に取付けられて、上述のアンカプレート16が固定されている。なお、プリテンショナ10は、座席後部の車幅方向内側かつ下側の車体に取付けられて、上述のバックル18が固定されてもよい。
図1及び図2に示す如く、プリテンショナ10は、収容体20を備えている。
収容体20には、収容部材としての金属製でブロック状のベースカートリッジ22が設けられており、ベースカートリッジ22が車体に取付けられることで、プリテンショナ10が車体に取付けられると共に、上述の如くアンカプレート16が車体に支持されている。ベースカートリッジ22には、円状の結合孔24が形成されており、結合孔24は、軸方向が車両前後方向に平行に配置されると共に、車両前側に開放されている。
収容体20には、案内部材としての金属製で円筒状のシリンダ26が設けられており、シリンダ26は、ベースカートリッジ22の結合孔24に同軸上に挿入されている。シリンダ26の外周面は、結合孔24の周面に螺合されており、これにより、シリンダ26が、ベースカートリッジ22の車両前側において、ベースカートリッジ22に結合されている。
ベースカートリッジ22の結合孔24には、制限手段としての金属製で円板状のストッパプレート28が同軸上に嵌合されており、ストッパプレート28は、結合孔24のシリンダ26とは反対側の端面とシリンダ26との間に挟持されて、結合孔24内に固定されている。ストッパプレート28の中心部には、円状の挿通孔30が貫通形成されており、挿通孔30は、ストッパプレート28と同軸上に配置されている。ストッパプレート28の周部には、複数の円状の通過孔32が貫通形成されており、複数の通過孔32は、ストッパプレート28の周方向に等間隔に配置されている。
ベースカートリッジ22には、結合孔24のシリンダ26とは反対側において、円状の挿入孔34が形成されており、挿入孔34は、結合孔24に比し径が小さくされている。挿入孔34は、結合孔24と同軸上に配置されており、挿入孔34は、結合孔24にストッパプレート28の挿通孔30及び通過孔32を介して連通されている。
収容体20には、挟込手段としての金属製で略円筒状のロックピース36が設けられており、ロックピース36は、ベースカートリッジ22の挿入孔34内に挿入されている。ロックピース36は、挿入孔34の結合孔24とは反対側の端面とストッパプレート28との間に挟持されており、これにより、ロックピース36が挿入孔34内に固定されている。ロックピース36の外径は、挿入孔34の径に比し僅かに小さくされており、ロックピース36の外周面と挿入孔34の周面との間には、隙間が形成されている。ロックピース36の内孔は、ロックピース36と同軸上に形成されており、ロックピース36の内孔は、結合孔24とは反対側の端部が円柱状にされると共に、結合孔24とは反対側の端部以外の部分が挟込孔として略円錐台状のロック孔36Aにされている。ロック孔36Aの径は、結合孔24とは反対側へ向かうに従い徐々に小さくされており、ロック孔36Aの周面の軸方向に沿った断面は、ロック孔36Aの径方向外側へ凸状に湾曲されている。
ベースカートリッジ22には、挿入孔34の結合孔24とは反対側において、円状の連通孔38が形成されており、連通孔38は、挿入孔34に比し径が小さくされている。連通孔38は、長尺にされており、連通孔38の挿入孔34側の部分は、挿入孔34と同軸上に配置されている。連通孔38の中間部の中心軸線は、円弧状に湾曲されて、挿入孔34とは反対側へ向かうに従い徐々に上側に向けられており、連通孔38の挿入孔34とは反対側の部分は、上側へ向かうに従いシリンダ26側(車両前側)へ向かう方向に延伸されている。
ベースカートリッジ22内及びシリンダ26内には、連結体40が移動可能に収容されている。
連結体40には、連結部材としての金属製で長尺のワイヤ42が設けられており、ワイヤ42は、ベースカートリッジ22の結合孔24、挿入孔34、連通孔38、シリンダ26内、ストッパプレート28の挿通孔30及びロックピース36の内孔(ロック孔36Aを含む)に長手方向へ移動可能に挿通されている。ワイヤ42の中心軸部分には、長尺で断面略円状の心綱42Aが設けられており、心綱42Aの外周全体には、長尺で断面略円状のストランド42Bが複数(本実施形態では6本)螺旋状に撚られている。隣設されるストランド42Bとストランド42Bとは、ワイヤ42の周方向において、互いに接触されており、ストランド42Bは、長尺線状の素線が螺旋状に所定数層撚られて設けられている。ワイヤ42の周面には、ストランド42Bとストランド42Bとの間において、抑制部としての凹部44が形成されており、凹部44は、断面略三角形状にされてワイヤ42の径方向外側に開放されると共に、螺旋状に延伸されて長手方向(延伸方向)がワイヤ42の長手方向に対し傾斜されている。
ワイヤ42の先端側部分(図1の矢印A側である一側の部分)は、ベースカートリッジ22の連通孔38から上側かつ車両前側に延出されており、ワイヤ42の先端には、アンカプレート16が固定されている。なお、プリテンショナ10にバックル18が固定される場合には、ワイヤ42の先端にバックル18が固定される。
ワイヤ42の基端部(図1の矢印B側である他側の端部)は、シリンダ26内に同軸上に挿入されており、ワイヤ42の基端部は、移動部材としての金属製で略円柱状のピストン46に同軸上に貫通されている。ピストン46は、ワイヤ42に固定されると共に、シリンダ26内に同軸上に略嵌合されており、ピストン46は、ワイヤ42と一体にシリンダ26の軸方向へ移動(スライド)可能にされている。ピストン46の外周には、シール部材としてのOリング48が取付けられており、Oリング48は、ピストン46と一体に移動可能にされている。Oリング48は、ゴム製にされて、弾性及びシール性を有しており、Oリング48は、弾性収縮された状態でシリンダ26の内周とピストン46の外周との間に挟持されて、シリンダ26とピストン46との間をシールしている。また、ピストン46は、ストッパプレート28に係止されており、これにより、連結体40(ピストン46及びワイヤ42)のワイヤ42先端側への移動が係止されている。
ベースカートリッジ22内には、連通孔38の挿入孔34側部分の周囲において、シール手段としての円筒状のシール筒50が固定されており、シール筒50内には、ワイヤ42が移動可能に挿通されている。シール筒50は、ゴム製にされて、弾性及びシール性を有しており、シール筒50は、弾性収縮された状態でベースカートリッジ22とワイヤ42の周面との間に挟持されて、ベースカートリッジ22(連通孔38の周面)とワイヤ42との間をシールしている。
ロックピース36のロック孔36Aには、挟込部材としての金属製で球状のボール52が複数(本実施形態では6個)挿入されており、ボール52は、ロック孔36Aの周面とワイヤ42の周面との間に挟まれている。ボール52は、ワイヤ42周面の凹部44に挿入されており、複数のボール52は、ロック孔36Aの周方向に等間隔に配置されている。ボール52の径寸法は、ストッパプレート28の挿通孔30周面のワイヤ42との間の隙間寸法及びストッパプレート28の通過孔32の径寸法に比し大きくされており、ボール52は、ワイヤ42の基端側への移動をストッパプレート28によって制限されている。
ベースカートリッジ22の上部には、円状の固定孔54が形成されており、固定孔54は、上側に開口されている。固定孔54には、駆動手段(ガス発生手段)としてのガスジェネレータ56が挿入されており、ガスジェネレータ56は、固定孔54の上側開口を閉塞した状態で、ベースカートリッジ22に固定されている。ベースカートリッジ22には、固定孔54の下側において、円状の供給孔58が形成されており、供給孔58は、固定孔54に連通されている。供給孔58は、ベースカートリッジ22の挿入孔34の連通孔38側の端部に連通されており、供給孔58の軸方向は、下側へ向かうに従い連通孔38側へ向かう方向に傾斜されて、挿入孔34の軸方向に対し傾斜されている。車両の緊急時(衝突時)には、プリテンショナ10が作動されて、ガスジェネレータ56が瞬時に高圧のガスを発生することで、当該ガスが供給孔58から挿入孔34に供給される。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のシートベルト装置12では、乗員が座席に着座した状態で、巻取装置からウェビング14が引出されて、タングプレートがバックル18に装着されることで、ウェビング14が乗員に装着されると共に、巻取装置の付勢力によってウェビング14の弛みが除去される。
車両の緊急時には、巻取装置がウェビング14の引出しをロックすることで、ウェビング14によって乗員が拘束される。
さらに、図3に示す如く、車両の緊急時には、プリテンショナ10が作動されて、ガスジェネレータ56が瞬時に高圧のガスを発生することで、当該ガスが、ベースカートリッジ22の供給孔58から挿入孔34に供給されて、主に挿入孔34の周面とロックピース36の外周面との隙間及びストッパプレート28の通過孔32を介してシリンダ26内に供給される。このため、当該ガスの圧力によりピストン46がシリンダ26に案内されつつワイヤ42基端側(矢印B側)に移動されて、ワイヤ42がピストン46と一体に基端側に移動されることで、アンカプレート16がワイヤ42の先端と一体に下側かつ車両後側に移動されて、ウェビング14(特にラップウェビング)による乗員の拘束力が増加される。
その後、図4に示す如く、乗員からウェビング14に作用される引張力が当該ガスの圧力によるピストン46のワイヤ42基端側への移動力に比し大きくされる際には、アンカプレート16がワイヤ42の先端と一体に上側かつ車両前側に移動されて、ワイヤ42がピストン46と一体に先端側(矢印A側)に移動される。このため、ロックピース36のロック孔36Aのボール52が、ワイヤ42によってワイヤ42先端側に移動されて、ロック孔36Aの周面とワイヤ42の周面との間に挟込まれる(噛込まれる)ことで、ワイヤ42の先端側への移動がロック(規制)されて、ウェビング14による乗員の拘束力が低下することが抑制される。
ここで、プリテンショナ10が作動された際には、ワイヤ42の基端側への移動によるボール52のワイヤ42基端側への移動(ロックピース36内(ロック孔36A)からシリンダ26内への移動)がストッパプレート28によって制限される。このため、その後、ワイヤ42が先端側に移動される際には、シリンダ26の内周面がボール52を挟込むことを制限でき、収容体20(ベースカートリッジ22、シリンダ26及びロックピース36)の連結体40(ワイヤ42及びピストン46)との間にボール52を挟込む可能性がある範囲を短くできて、収容体20の強度を高くする必要がある範囲を短くできる。これにより、シリンダ26の強度を高くする必要をなくすことができ、シリンダ26を安価にできると共に軽量化できて、プリテンショナ10を安価にできると共に軽量化できる。
また、ロックピース36のロック孔36Aの径がワイヤ42先端側へ向かうに従い徐々に小さくされて、ロック孔36Aの周面とワイヤ42の周面との間隔がワイヤ42先端側へ向かうに従い徐々に小さくされている。このため、ワイヤ42が先端側に移動される際には、ボール52がワイヤ42先端側に移動されることで、ボール52をロック孔36Aの周面によってワイヤ42側に押圧することができる。これにより、ボール52をロック孔36Aの周面とワイヤ42の周面との間に効果的に挟込むことができ、ワイヤ42の先端側への移動を効果的にロックできて、ウェビング14による乗員の拘束力が低下することを効果的に抑制できる。
さらに、ワイヤ42周面の凹部44にボール52が挿入されており、凹部44がストランド42Bとストランド42Bとの間で螺旋状に延伸されて長手方向をワイヤ42の長手方向に対し傾斜されている。このため、ワイヤ42が先端側に移動される際には、ボール52のワイヤ42に対するワイヤ42基端側への移動が凹部44によって抑制されることで、ボール52をワイヤ42の先端側への移動によってワイヤ42先端側に効果的に移動させることができる。これにより、ボール52をロック孔36Aの周面とワイヤ42の周面との間に効果的に挟込むことができ、ワイヤ42の先端側への移動を効果的にロックできて、ウェビング14による乗員の拘束力が低下することを効果的に抑制できる。
しかも、ワイヤ42が先端側に移動されて、ボール52がロック孔36Aの周面とワイヤ42の周面との間に挟込まれる際には、ボール52がワイヤ42に食付いて、ワイヤ42の先端側の移動がロックされる。このため、ワイヤ42の先端側の移動を効果的にロックでき、ウェビング14による乗員の拘束力が低下することを効果的に抑制できる。
また、ベースカートリッジ22の挿入孔34にロックピース36が挿入されると共に、ロックピース36の内孔にワイヤ42が挿通されており、ロックピース36は、ベースカートリッジ22の供給孔58に対向されて、ワイヤ42の供給孔58側に配置されている。このため、プリテンショナ10が作動された際には、ガスジェネレータ56が発生する高圧のガスが供給孔58からワイヤ42に噴出されることをロックピース36によって抑制でき、当該ガスからワイヤ42を保護できる。これにより、当該ガスからワイヤ42を保護するための部分をベースカートリッジ22に設ける必要がなく、ベースカートリッジ22の構成を簡単にできる。
さらに、ロックピース36及びボール52がベースカートリッジ22の挿入孔34(シリンダ26、ピストン46及びストッパプレート28のワイヤ42先端側)に設けられることで、シリンダ26内にボール52を設ける必要をなくすことができると共に、ピストン46にボール52を挟込む部分(ロックピース36として機能する部分)を設ける必要をなくすことができる。このため、シリンダ26及びピストン46の軸方向寸法を小さくでき、シリンダ26及びピストン46を小型化かつ軽量化できて、プリテンショナ10を小型化かつ軽量化できる。しかも、ピストン46を軽量化できることで、ガスジェネレータ56が発生するガスの圧力によるピストン46のワイヤ42基端側への移動力を大きくできて、ウェビング14による乗員の拘束力を効果的に増加させることができる。
なお、本実施形態では、本発明をプリテンショナ10に適用した。しかしながら、本発明をプリテンショナ10からガスジェネレータ56を除いたものに適用してもよい。
10 プリテンショナ(規制装置)
14 ウェビング
20 収容体
22 ベースカートリッジ(収容体)
26 シリンダ(収容体、案内部材)
28 ストッパプレート(制限手段)
36 ロックピース(収容体、挟込手段)
40 連結体
44 凹部(抑制部)
52 ボール(挟込部材)
56 ガスジェネレータ(駆動手段)

Claims (6)

  1. 車両の乗員に装着されるウェビングに一側が固定される連結体と、
    前記連結体が移動可能に収容される収容体と、
    前記連結体と前記収容体との間に設けられ、前記連結体が他側に移動される際に前記連結体の移動方向に対する交差方向周りに回転可能にされると共に、乗員から前記ウェビングを介して前記連結体に一側への移動力が作用される際に前記連結体と前記収容体との間に挟込まれて前記連結体の一側への移動が規制される挟込部材と、
    前記連結体の他側への移動による前記挟込部材の他側への移動を制限する制限手段と、
    を備えた規制装置。
  2. 前記挟込部材が前記連結体及び前記収容体の少なくとも一方に食付いて前記連結体の一側への移動が規制される請求項1記載の規制装置。
  3. 前記連結体と前記収容体との間隔を一側に向かうに従い小さくする挟込手段を備えた請求項1又は請求項2記載の規制装置。
  4. ガスを供給することで前記連結体を他側へ移動させる駆動手段を備え、前記連結体の前記駆動手段によるガス供給側に前記挟込手段を配置した請求項3記載の規制装置。
  5. 前記挟込部材の他側に設けられ、前記連結体の他側への移動を案内する案内部材を備えた請求項1〜請求項4の何れか1項記載の規制装置。
  6. 前記連結体に設けられ、前記挟込部材の前記連結体に対する他側への移動を抑制する抑制部を備えた請求項1〜請求項5の何れか1項記載の規制装置。
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