JP6191989B2 - アデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩、その製造方法、及びその用途 - Google Patents
アデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩、その製造方法、及びその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6191989B2 JP6191989B2 JP2014024257A JP2014024257A JP6191989B2 JP 6191989 B2 JP6191989 B2 JP 6191989B2 JP 2014024257 A JP2014024257 A JP 2014024257A JP 2014024257 A JP2014024257 A JP 2014024257A JP 6191989 B2 JP6191989 B2 JP 6191989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- equivalents
- structural formula
- compound represented
- hours
- reaction solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
また、抗HIV(Human Immunodeficiency Virus)剤として、例えば、4’−C−エチニルプリンヌクレオシド化合物が、例えば特許文献2〜5に開示されている。
そして、細胞内のウイルスmRNAを破壊すると同時にアポトーシスの誘発により感染細胞を除去する機能を有するRNaseLを活性化する2’,5’−オリゴアデニル酸誘導体が、例えば特許文献6に開示されている。
また、ウイルスの複製を阻害する薬剤として機能し、且つ塩基構造を有する、下記一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩のような化合物は開示されていない。
また、本発明は、下記一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩を含むインフルエンザウイルス感染症の治療剤を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩を含むインフルエンザウイルス感染症の治療剤を提供することができる。
本発明のアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩は、下記一般式(I)で示される。
下記一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩は、インフルエンザウイルス感染症の治療剤に適用することができる。
これは、一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩が、細胞内のインフルエンザウイルスの複製を抑制するRNAエンドヌクレアーゼ阻害剤として機能することが理由として挙げられる。
また、一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩は、感染後の中和抗体価を高めると考えられることから、インフルエンザウイルスの再感染を抑制するので、インフルエンザウイルス感染症の治療剤として有用である。
本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。また本明細書において「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
本発明において、組成物中の各成分の量について言及する場合、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合には、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。
以下、本発明について説明する。
Rは、水素原子又はハロゲン原子が好ましく、毒性の観点から、水素原子がより好ましい。
ハロゲン原子としては、フッ素原子が好ましい。
本発明の一般式(I)で示される化合物を製造する方法は、特に制限されるものではない。例えば、本発明の一般式(I)で示される化合物は、後述する方法により製造することができるが、製造方法はこれに限定されるものではない。
但し、本発明の一般式(I)に含まれる化合物の製造方法は、以下の方法に限られない。
なお、下記反応式において、各記号の定義は特に示さない限り、上記と同義である。
酢酸の量は、構造式(II)で示されるアセタール化合物に対して5当量〜20当量が好ましく、8当量〜12当量がより好ましい。水の量は、構造式(II)で示されるアセタール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、2当量〜4当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、1時間〜24時間が好ましく、6時間〜10時間がより好ましい。
THFの量は、構造式(III)で示されるジオール化合物に対して0.5当量〜5当量が好ましく、0.8当量〜1.2当量がより好ましい。水の量は、構造式(III)で示されるジオール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。過ヨウ素酸ナトリウムの量は、構造式(III)で示されるジオール化合物に対して0.5当量〜5当量が好ましく、1当量〜2当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、1時間〜24時間が好ましく、6時間〜10時間がより好ましい。
このようにして得られた反応液2を酢酸エチルで抽出し、有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下(例えば20mmHg)で濃縮し、下記構造式(IV)で示されるアルデヒド化合物を得る。構造式(IV)で示されるアルデヒド化合物は、精製せずに次の工程に用いる。
THFの量は、構造式(IV)で示されるアルデヒド化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、4当量〜6当量がより好ましい。水の量は、構造式(IV)で示されるアルデヒド化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、4当量〜6当量がより好ましい。37%ホルムアルデヒド水溶液の量は、構造式(IV)で示されるアルデヒド化合物に対して0.1当量〜5当量が好ましく、0.5当量〜2当量がより好ましい。1M 水酸化ナトリウム水溶液の量は、構造式(IV)で示されるアルデヒド化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、4当量〜6当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、10時間〜40時間が好ましく、18時間〜24時間がより好ましい。
ジクロロメタンの量は、構造式(V)で示されるジオール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。トリエチルアミンの量は、構造式(V)で示されるジオール化合物に対して0.5当量〜5当量が好ましく、1当量〜3当量がより好ましい。TBDPSClの量は、構造式(V)で示されるジオール化合物に対して0.5当量〜5当量が好ましく、0.8当量〜1.5当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、10時間〜30時間が好ましく、12時間〜24時間がより好ましい。
ジクロロメタンの量は、構造式(VI)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、2当量〜6当量がより好ましい。炭酸水素ナトリウム水溶液の量は、構造式(VI)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、2当量〜4当量がより好ましい。TEMPOの量は、構造式(VI)で示されるアルコール化合物に対して0.1当量〜1当量が好ましく、0.1当量〜0.3当量がより好ましい。臭化カリウムの量は、構造式(VI)で示されるアルコール化合物に対して0.01当量〜1当量が好ましく、0.05当量〜0.2当量がより好ましい。12%次亜塩素酸ナトリウム水溶液の量は、構造式(VI)で示されるアルコール化合物に対して0.5当量〜5当量が好ましく、1当量〜2当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、0.05時間〜5時間が好ましく、0.1時間〜1時間がより好ましい。
ジクロロメタンの量は、構造式(VII)で示されるアルデヒド化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、4当量〜8当量がより好ましい。トリエチルアミンの量は、構造式(VII)で示されるアルデヒド化合物に対して10当量〜100当量が好ましく、30当量〜50当量がより好ましい。四臭化炭素の量は、構造式(VII)で示されるアルデヒド化合物に対して10当量〜100当量が好ましく、30当量〜50当量がより好ましい。トリフェニルホスフィンの量は、構造式(VII)で示されるアルデヒド化合物に対して10当量〜100当量が好ましく、30当量〜50当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、10時間〜30時間が好ましく、16時間〜24時間がより好ましい。
THFの量は、構造式(VIII)で示されるジブロモオレフィン化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、10当量〜20当量がより好ましい。最初に添加するn−BuLiの量は、構造式(VIII)で示されるジブロモオレフィン化合物に対して0.1当量〜100当量が好ましく、1当量〜10当量がより好ましい。二回目に添加するn−BuLiの量は、構造式(VIII)で示されるジブロモオレフィン化合物に対して0.1当量〜10当量が好ましく、1当量〜10当量がより好ましい。TESClの量は、構造式(VIII)で示されるジブロモオレフィン化合物に対して0.1当量〜10当量が好ましく、1当量〜10当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、0.1時間〜10時間が好ましく、0.5時間〜5時間がより好ましい。
酢酸の量は、構造式(IX)で示されるアセトニド化合物に対して5当量〜50当量が好ましく、10当量〜20当量がより好ましい。水の量は、構造式(IX)で示されるアセトニド化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、4当量〜6当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、1時間〜24時間が好ましく、4時間〜7時間がより好ましい。
ピリジン溶液の量は、構造式(X)で示されるヘミアセタール化合物に対して10当量〜100当量が好ましく、20当量〜40当量がより好ましい。無水酢酸の量は、構造式(X)で示されるヘミアセタール化合物に対して1当量〜20当量が好ましく、5当量〜10当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、1時間〜24時間が好ましく、6時間〜16時間がより好ましい。
1,2−ジクロロエタンの量は、構造式(XI)で示されるアセタール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。アデニンの量は、構造式(XI)で示されるアセタール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。N,O−ビストリメチルシリルアセタミドの量は、構造式(XI)で示されるアセタール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。TMSOTfの量は、構造式(XI)で示されるアセタール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、1時間〜24時間が好ましく、6時間〜12時間がより好ましい。
メタノールの量は、構造式(XII)で示されるヌクレオシド化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、10当量〜15当量がより好ましい。トリエチルアミンの量は、構造式(XII)で示されるヌクレオシド化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、1当量〜5当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、1時間〜24時間が好ましく、16時間〜20時間がより好ましい。
アセトニトリルの量は、構造式(XIII)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、10当量〜20当量がより好ましい。DMAPの量は、構造式(XIII)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、2当量〜4当量がより好ましい。クロロチオノギ酸フェニルの量は、構造式(XIII)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、1当量〜3当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、10時間〜48時間が好ましく、16時間〜24時間がより好ましい。
トルエンの量は、構造式(XIV)で示されるチオカーボネート化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、10当量〜30当量がより好ましい。水素化トリブチルスズの量は、構造式(XIV)で示されるチオカーボネート化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、4当量〜6当量がより好ましい。AIBNの量は、構造式(XIV)で示されるチオカーボネート化合物に対して0.1当量〜10当量が好ましく、0.6当量〜1.0当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、0.1時間〜10時間が好ましく、0.1時間〜1時間がより好ましい。
THFの量は、構造式(XV)で示されるヌクレオシド化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、5当量〜10当量がより好ましい。TBAFの量は、構造式(XV)で示されるヌクレオシド化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、5当量〜10当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、0.5時間〜10時間が好ましく、1時間〜3時間がより好ましい。
アセトニトリルの量は、構造式(XVI)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、20当量〜40当量がより好ましい。ジイソプロピルエチルアミンの量は、構造式(XVI)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、1当量〜3当量がより好ましい。2−クロロ−4H−ベンゾ[d][1,3,2]ジオキサホスフィンの量は、構造式(XVI)で示されるアルコール化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、1当量〜3当量がより好ましい。30%過酸化水素水溶液の量は、構造式(XVI)で示されるアルコール化合物に対して0.1当量〜10当量が好ましく、0.8当量〜1.2当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、0.1時間〜10時間が好ましく、0.5時間〜2時間がより好ましい。
アセトニトリルの量は、構造式(XVII)で示されるホスホエステル化合物に対して10当量〜1000当量が好ましく、100当量〜300当量がより好ましい。水の量は、構造式(XVII)で示されるホスホエステル化合物に対して1当量〜100当量が好ましく、1当量〜5当量がより好ましい。硝酸セリウムアンモニウムの量は、構造式(XVII)で示されるホスホエステル化合物に対して1当量〜10当量が好ましく、3当量〜6当量がより好ましい。
また、攪拌時間は、0.1時間〜10時間が好ましく、0.1時間〜1時間がより好ましい。
具体的には、ナトリウム、カリウム等とのアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等とのアルカリ土類金属塩、亜鉛、鉄、コバルト、銅等との遷移金属塩、アンモニア、トリエタノールアミン、L−ヒスチジン、L−アルギニン、L−リジン等との塩基性アンモニウム塩などが挙げられる。
中でも、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
なお、一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容される塩には、その水和物も包含される。
一般式(I)で示されるアデニン誘導体の塩、又はそれらの水和物若しくは溶媒和物は、上記構造式(II)で示されるアセタール化合物から公知の方法により製造することができる。
なお、本発明においては、アデニン誘導体又はその薬理学的に許容される塩のいずれかの種類を1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明のインフルエンザウイルス感染症の治療剤は、一般式(I)で示される化合物を、有効成分として含有する。
一般式(I)で示される化合物は、細胞内のインフルエンザウイルスの複製を抑制するRNAエンドヌクレアーゼ阻害剤として機能すると推測される。
また、一般式(I)で示される化合物は、インフルエンザウイルス感染後の中和抗体価を高めると考えられる。そのため、インフルエンザウイルスによる再感染を抑制し得ると期待され、インフルエンザウイルス感染症の治療剤として有用である。
本発明の一般式(I)で示される化合物を有効成分として含有するインフルエンザウイルス感染症の治療剤の対象となるウイルスとしては、A、B及びC型のインフルエンザウイルスからなる群より選ばれる。中でも、A型のインフルエンザウイルスが対象として好ましい。
経口投与に適した医薬組成物としては、例えば、錠剤、カプセル剤、粉剤、液剤、エリキシル剤等を挙げることができ、非経口投与に適した医薬組成物としては、例えば、液剤あるいは懸濁化剤等の殺菌した液状の形態の医薬組成物を例示することができる。
固体担体の例としては通常のゼラチンタイプのカプセルを用いることができる。また、例えば、一般式(I)で示される化合物を1種又は2種以上の製剤用添加物とともに、あるいは製剤用添加物を用いずに錠剤化することができ、あるいは粉末として調製して包装することができる。これらのカプセル、錠剤、粉末は、一般的には製剤の全質量に対して5質量%〜95質量%、好ましくは5質量%〜90質量%の有効成分を含むことができ、投与単位形態は5mg〜500mg、好ましくは25mg〜250mgの有効成分を含有するのがよい。液状担体としては水、あるいは石油、ピーナツ油、大豆油、ミネラル油、ゴマ油等の動植物起源の油又は合成の油が用いられる。
また、一般に生理食塩水、デキストロールあるいは類似のショ糖溶液、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類が液状担体として好ましく、特に生理食塩水を用いた注射液の場合には通常0.5質量%〜20質量%、好ましくは1質量%〜10質量%の一般式(I)で示される化合物を含むように調製することができる。
下記構造式(II)−aのアセタール化合物(17.5g、46mmol)に、酢酸(184mL)及び水(46mL)を加え、室温(25℃)で攪拌して反応液1を得る。
このようにして得た反応液1にトルエン(500mL)を加え、減圧下(5mmHg)で濃縮し、下記構造式(III)−aのジオール化合物を得る。構造式(III)−aのジオール化合物は、精製せずに次の工程に用いる。
このようにして得た反応液2を酢酸エチルで抽出し、有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下(20mmHg)で濃縮し、下記構造式(IV)−aのアルデヒド化合物を得る。構造式(IV)−aのアルデヒド化合物は、精製せずに次の工程に用いる。
このようにして得た反応液3を酢酸エチルで抽出し、有機層を、飽和塩化アンモニウム溶液、水、及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下(20mmHg)で濃縮する。残渣を酢酸エチルで再結晶化し、白色結晶として下記構造式(V)−aのジオール化合物((3aR,6S,6aR)−6−((4−methoxybenzyl)oxy)−2,2−dimethyltetrahydrofuro[2,3−d][1,3]dioxole−5,5−diyl)dimethanol、((3aR,6S,6aR)−6−((4−メトキシベンジル)オキシ)−2,2−ジメチルテトラヒドロフロ[2,3−d][1,3]ジオキソール−5,5−ジイル)ジメタノール)(10.4g)を得る。
なお、構造式(V)−aに示すジオール化合物は、構造式(II)−aのアセタール化合物17.5gから、66%の収率で得られた。
このようにして得た反応液4に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を、水、及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下(20mmHg)で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが8:1である混合溶媒)し、白色結晶として下記構造式(VI)−aのアルコール化合物(10.9g,63%)、無色油状物として下記構造式(VI)−aのアルコール化合物のジアステレオマー(((3aR,5R,6S,6aR)−5−(((tert−butyldiphenylsilyl)oxy)methyl)−6−((4−methoxybenzyl)oxy)−2,2−dimethyltetrahydrofuro[2,3−d][1,3]dioxol−5−yl)methanol、((3aR,5R,6S,6aR)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)−6−((4−メトキシベンジル)オキシ)−2,2−ジメチルテトラヒドロフロ[2,3−d][1,3]ジオキソール−5−イル)メタノール)(3.8g、収率22%)を得る。
このようにして得た反応液5を酢酸エチルで抽出し、有機層を、水、及び飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で(例えば20mmHg)濃縮し、構造式(VII)−aのアルデヒド化合物を得た。構造式(VII)−aのアルデヒド化合物は、精製せずに次の工程に用いる。
このようにして得た反応液6に水を加え、セライト濾過した後、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが8:1である混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(VIII)−aのジブロモオレフィン化合物(21g,収率96%)((tert−butyl(((3aR,5R,6S,6aR)−5−(2,2−dibromovinyl)−6−((4−methoxybenzyl)oxy)−2,2−dimethyltetrahydrofuro[2,3−d][1,3]dioxol−5−yl)methoxy)diphenylsilane、tert−ブチル(((3aR,5R,6S,6aR)−5−(2,2−ジブロモビニル)−6−((4−メトキシベンジル)オキシ)−2,2−ジメチルテトラヒドロフロ[2,3−d][1,3]ジオキソール−5−イル)メトキシ)ジフェニルシラン)を得た。
このようにして得た反応液7に冷却下(例えば0oC)で水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下(20mmHg)で濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが8:1である混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(IX)−aのアセトニド化合物((tert−butyl(((3aR,5R,6S,6aR)−6−((4−methoxybenzyl)oxy)−2,2−dimethyl−5−((triethylsilyl)ethynyl)tetrahydrofuro[2,3−d][1,3]dioxol−5−yl)methoxy)diphenylsilane、tert−ブチル(((3aR,5R,6S,6aR)−6−((4−メトキシベンジル)オキシ)−2,2−ジメチル−5−((トリエチルシリル)エチニル)テトラヒドロフロ[2,3−d][1,3]ジオキソール−5−イル)メトキシ)ジフェニルシラン)(16.5g,収率83%)を得た。
このようにして得た反応液8にトルエンを加え、減圧下濃縮し、構造式(X)−aのヘミアセタール化合物を得た。構造式(X)−aのヘミアセタール化合物は、精製せずに次の工程に用いる。
このようにして得た反応液9にトルエンを加え、減圧下(20mmHg)で濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが5:1である混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(XI)−aのアセタール化合物(16.5g、収率83%)((3R,4S,5R)−5−(((tert−butyldiphenylsilyl)oxy)methyl)−4−((4−methoxybenzyl)oxy)−5−((triethylsilyl)ethynyl)tetrahydrofuran−2,3−diyl diacetate、(3R,4S,5R)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)−4−((4−メトキシベンジル)オキシ)−5−((トリエチルシリル)エチニル)テトラヒドロフラン−2,3−ジイルジアセテート)を得た。
このようにして得た反応液10に室温(例えば25℃)で飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、セライト濾過した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を、水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下(20mmHg)濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが1:3である混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(XII)−aのヌクレオシド化合物((2R,3R,4S,5R)−2−(6−amino−9H−purin−9−yl)−5−(((tert−butyldiphenylsilyl)oxy)methyl)−4−((4−methoxybenzyl)oxy)−5−((triethylsilyl)ethynyl)tetrahydrofuran−3−yl acetate、(2R,3R,4S,5R)−2−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)−4−((4−メトキシベンジル)オキシ)−5−((トリエチルシリル)エチニル)テトラヒドロフラン−3−イルアセテート)(4.6g,収率73%)を得た。
このようにして得た反応液11を減圧下(20mmHg)で濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが1:1である混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(XIII)−aのアルコール化合物((2R,3R,4S,5R)−2−(6−amino−9H−purin−9−yl)−5−(((tert−butyldiphenylsilyl)oxy)methyl)−4−((4−methoxybenzyl)oxy)−5−((triethylsilyl)ethynyl)tetrahydrofuran−3−ol、(2R,3R,4S,5R)−2−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)−4−((4−メトキシベンジル)オキシ)−5−((トリエチルシリル)エチニル)テトラヒドロフラン−3−オール)(3.5g,収率80%)を得た。
このようにして得た反応液12を減圧下(20mmHg)で濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが1:1である混合溶媒)し、無色油状物として構造式(XIV)−aのチオカーボネート化合物(O−((2R,3R,4S,5R)−2−(6−amino−9H−purin−9−yl)−5−(((tert−butyldiphenylsilyl)oxy)methyl)−4−((4−methoxybenzyl)oxy)−5−((triethylsilyl)ethynyl)tetrahydrofuran−3−yl) O−phenyl carbonothioate、O−((2R,3R,4S,5R)−2−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)−5−(((tert−ブチルジフェニルシリル)オキシ)メチル)−4−((4−メトキシベンジル)オキシ)−5−((トリエチルシリル)エチニル)テトラヒドロフラン−3−イル)O−フェニルカルボノチオエート)(2.6g,収率63%)を得た。
このようにして得た反応液13を減圧下(20mmHg)で濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、無色油状物として構造式(XV)−aのヌクレオシド化合物を得る。
このようにして得た反応液14を減圧下(20mmHg)で濃縮した後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:ヘキサン及び酢酸エチルが1:1である混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(XVI)−aのアルコール化合物(((2R,3S,5R)−5−(6−amino−9H−purin−9−yl)−2−ethynyl−3−((4−methoxybenzyl)oxy)tetrahydrofuran−2−yl)methanol、((2R,3S,5R)−5−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)−2−エチニル−3−((4−メトキシベンジル)オキシ)テトラヒドロフラン−2−イル)メタノール)(982mg,収率86%)を得た。
このようにして得た反応液15をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:クロロホルム及びメタノールが50:1の混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、無色油状物として構造式(XVII)−aのホスホエステル化合物(2−(((2R,3S,5R)−5−(6−amino−9H−purin−9−yl)−2−ethynyl−3−((4−methoxybenzyl)oxy)tetrahydrofuran−2−yl)methoxy)−4H−benzo[d][1,3,2]dioxaphosphinine2−oxide、2−(((2R,3S,5R)−5−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)−2−エチニル−3−((4−メトキシベンジル)オキシ)テトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)−4H−ベンゾ[d][1,3,2]ジオキサホスフィニン2−オキサイド)(220mg,収率76%)を得た。
このようにして得た反応液16をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製(展開溶媒:酢酸エチル及びメタノールが10:1の混合溶媒)し、エバポレータで濃縮し、白色固体として構造式(I)−aのアデニン誘導体(2−(((2R,3S,5R)−5−(6−amino−9H−purin−9−yl)−2−ethynyl−3−hydroxytetrahydrofuran−2−yl)methoxy)−4H−benzo[d][1,3,2]dioxaphosphinine2−oxide、2−(((2R,3S,5R)−5−(6−アミノ−9H−プリン−9−イル)−2−エチニル−3−ヒドロキシテトラヒドロフラン−2−イル)メトキシ)−4H−ベンゾ[d][1,3,2]ジオキサホスフィニン2−オキサイド)(93mg,収率75%)を得た。
構造式(I)−aのアデニン誘導体(C19H18N5O6NaP)は、分子量が、理論値で466.0886、実測値で466.0888であった。構造式(I)−aのアデニン誘導体は、1H−NMRスペクトル及びIR測定にて同定した。
以下、構造式(I)−aのアデニン誘導体を「特定アデニン誘導体」と称する。
主生成物: 1H NMR (600 MHz, MeOD) δ 8.34, 8.26, 7.30-7.26, 7.15-7.11, 7.07-7.06, 6.96-6.94, 6.45-6.41, 5.43-5.26, 4.94-4.87, 4.44-4.35(2H, overlapped), 3.21(s, 1H), 2.94-2.89, 2.73-2.67; 13C NMR (150 MHz, MeOD) δC 152.2, 151.0(d, JC-P = 6.5 Hz), 149.4, 145.9, 144.2, 131.0, 126.7, 125.81, 122.0, 120.7, 119.3(d, JC-P = 8.8 Hz), 84.8, 84.41, 80.12, 78.7, 71.5, 70.0(d, JC-P = 6.6 Hz), 38.42;
副生成物: 1H NMR (600 MHz, MeOD) δ 8.37, 8.30, 7.30-7.26, 7.15-7.11, 6.91, 6.45-6.41, 5.43-5.26, 4.94-4.87, 4.44-4.35, 3.19, 2.94-2.89, 2.73-2.67; 13C NMR (150 MHz, MeOD) δC 152.3, 150.9, 149.5, 146.0, 144.1, 130.9, 126.8, 125.79, 121.9, 120.6, 119.2, 84.7, 84.36, 80.06, 78.8, 71.6, 70.2, 38.37; HRMS (ESI) m/z = 理論値466.0886 [M+Na]+, 測定値466.0889 [M+Na]+
(試験例1〜4)
インフルエンザウイルスに感染させたマウスにおける、特定アデニン誘導体の抗ウイルス活性を以下の方法で評価した。
インフルエンザウイルスとしては、A/NWS/23(H1N1)を用いた。
各試験例における被検数、投与法及び投与量は、表1に示す。
Claims (3)
- 下記一般式(I)で示されるアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩。
(一般式(I)中、Rは水素原子又はハロゲン原子を表す。) - 一般式(I)中のRが水素原子である請求項1に記載のアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩。
- 請求項1又は請求項2に記載のアデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩を有効成分として含有するインフルエンザウイルス感染症の治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014024257A JP6191989B2 (ja) | 2014-02-12 | 2014-02-12 | アデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩、その製造方法、及びその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014024257A JP6191989B2 (ja) | 2014-02-12 | 2014-02-12 | アデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩、その製造方法、及びその用途 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015151346A JP2015151346A (ja) | 2015-08-24 |
JP6191989B2 true JP6191989B2 (ja) | 2017-09-06 |
Family
ID=53893978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014024257A Active JP6191989B2 (ja) | 2014-02-12 | 2014-02-12 | アデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩、その製造方法、及びその用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6191989B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3950696A4 (en) * | 2019-04-05 | 2023-01-04 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | MANUFACTURE OF BRIDGED ARTIFICIAL NUCLEOSIDE |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4076114B2 (ja) * | 1999-05-12 | 2008-04-16 | ヤマサ醤油株式会社 | 4’−c−エチニルプリンヌクレオシド化合物 |
CA2502109C (en) * | 2004-03-24 | 2010-02-23 | Yamasa Corporation | 4'-c-substituted-2-haloadenosine derivative |
US9073960B2 (en) * | 2011-12-22 | 2015-07-07 | Alios Biopharma, Inc. | Substituted nucleosides, nucleotides and analogs thereof |
-
2014
- 2014-02-12 JP JP2014024257A patent/JP6191989B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015151346A (ja) | 2015-08-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6335172B2 (ja) | テノホビルプロドラッグおよびその医薬用途 | |
RU2168995C2 (ru) | Фармацевтические композиции, соединения, способы получения соединений | |
CN1045961C (zh) | 制备协同组合物及协同药物制剂的方法 | |
JP2021105013A (ja) | タンパク質調節因子として有用な複素環式アミド | |
JP2020536106A (ja) | Hivの処置に有用なインターフェロン遺伝子の刺激物質(sting)の調節物質 | |
CN102186833A (zh) | Mif调节剂 | |
EP3634430A1 (en) | Multibiotic agents and methods of using the same | |
WO2012046030A2 (en) | Phosphodiesterase inhibitors | |
PL204458B1 (pl) | Pochodne fosforanowe (1R,cis)-4-(6-amino-9H-puryn-9-ylo)-2-cyklopenteno-1-metanolu, kompozycje zawierające te związki, sposób wytwarzania tych związków oraz ich zastosowanie | |
JP2017502975A (ja) | ウラシルヌクレオチド類縁体、それらの製造方法、およびそれらの用途 | |
WO2008080986A1 (en) | Furan derivatives, method of synthesis and uses thereof | |
JP6546268B2 (ja) | ネプラノシンaの1’,6’−異性体の鏡像体 | |
KR20170032338A (ko) | 항바이러스제로서 유용한 이소인돌리논 유도체 | |
CN114555077A (zh) | 作为抗病毒剂的Patentiflorin A类似物 | |
Ye et al. | The enantiomers of the 1′, 6′-isomer of neplanocin A: synthesis and antiviral properties | |
JP2022107010A (ja) | ブリオスタチン化合物およびその調製方法 | |
JP6191989B2 (ja) | アデニン誘導体又はその薬理学的に許容しうる塩、その製造方法、及びその用途 | |
CA2826505A1 (en) | Antiviral nucleosides | |
CN108794517B (zh) | 一种精氨酸酶抑制剂及其制备方法与用途 | |
EP3880658A1 (en) | The compounds and compositions for treating conditions associated with nlrp activity | |
CN1409714A (zh) | 五环紫杉烷化合物 | |
EP2231635B1 (en) | Intermediates and methods for making zearalenone macrolide analogs | |
CN103435562A (zh) | 6-取代苯并二氮卓-2,4-二酮类化合物及其用途 | |
EP4038061A1 (en) | Inhibitors of human immunodeficiency virus replication | |
CA2429539A1 (en) | Dibenzosberanyl piperazine derivatives and drug-resistance overcoming agents containing the derivatives |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20161117 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161212 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170731 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6191989 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |