JP6190435B2 - 記憶装置、及び半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は記憶装置、半導体装置、及び記憶装置、半導体装置の製造方法に関する。
近年、相変化メモリが開発されている(例えば、特許文献1を参照)。相変化メモリは、メモリセルの情報記憶素子の抵抗を変化記録することにより、情報を記憶する。
セルトランジスタをオンすることによりビット線とソース線間に電流を流すと、高抵抗素子のヒーターで熱が発生し、このヒーターに接するカルコゲナイドガラス(GST:Ge2Sb2Te5)を融解し、状態を遷移させるメカニズムである。高温(高電流)で融解し高速で冷やす(電流を止める)とアモルファス状態(Reset動作)になり、比較的低い高温(低電流)で融解しゆっくり冷やす(電流を徐々に減らす)と結晶化する(Set動作)。これにより読み出し時、ビット線―ソース線間に流れる電流が多い(低抵抗=結晶状態)場合と、少ない場合(高抵抗=アモルファス)で、0、1情報の判断をする(例えば、特許文献1を参照)。
この場合、例えばReset電流が200uAと非常に多い。この様にReset電流を大きく、この電流をセルトランジスタに流すためには、メモリセルサイズが非常に大きくなる。大きな電流を流すためには、バイポーラトランジスタやダイオードの選択素子を用いることができる(例えば、特許文献1を参照)。
ダイオードは二端子素子であるので、メモリセルを選択するためには、一本のソース線を選択すると一本のソース線に接続された全てのメモリセルの電流が一本のソース線に流れることとなる。従って、ソース線の抵抗でのIRドロップが大きくなる。
一方、バイポーラトランジスタは三端子素子であるが、ベースに電流が流れるので、ワード線に多くのトランジスタを接続することが難しい。
基板に対してソース、ゲート、ドレインが垂直方向に配置され、ゲート電極が柱状半導体層を取り囲む構造のSurrounding Gate Transistor(以下、「SGT」という。)が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。基板に対してソース、ゲート、ドレインが垂直方向に配置されているため、小さいセル面積を実現することができる。
特開2012−204404号公報 特開2004−356314号公報
そこで、リセットゲートを用いてリセットを行うことができる、相変化層を有する記憶素子を有するメモリを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る記憶装置は、柱状の相変化層と、前記柱状の相変化層を取り囲むリセットゲート絶縁膜と、前記リセットゲート絶縁膜を取り囲むリセットゲートとを有する記憶素子が2行以上2列以上配置され、前記リセットゲートが行方向且つ列方向に接続され、前記リセットゲートがヒーターであることを特徴とする。
前記柱状の相変化層の下部に、下部電極を設けることができる。
前記リセットゲートは、窒化チタンとすることができる。
前記リセットゲート絶縁膜は、窒化膜とすることができる。
前記下部電極は、窒化チタンとすることができる。
前記リセットゲートに電流を流すことにより、相変化層のリセットを行うことができる。
上記の課題を解決するために、本発明に係る記憶装置は、
第1の柱状半導体層と、
前記第1の柱状半導体層の周囲に形成されたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜の周囲に形成されたゲート電極と、
前記ゲート電極に接続されたゲート配線と、
前記第1の柱状半導体層の上部に形成された第1の拡散層と、
前記第1の柱状半導体層の下部に形成された前記第2の拡散層と、
前記第1の拡散層上に形成された それぞれが、柱状の相変化層、前記柱状の相変化層を取り囲むリセットゲート絶縁膜、前記リセットゲート絶縁膜を取り囲むリセットゲートを有する記憶素子であって、2行以上2列以上配置された記憶素子と、
を備え、
前記リセットゲートが行方向且つ列方向に接続され、
前記リセットゲートがヒーターであることを特徴とする。
前記柱状の相変化層の下部に、下部電極を設けることができる。
前記リセットゲートは、窒化チタンとすることができる。
前記リセットゲート絶縁膜は、窒化膜とすることができる。
前記下部電極は、窒化チタンとすることができる。
前記リセットゲートに電流を流すことにより、相変化層のリセットを行うことができる。
前記第1の柱状半導体層は、半導体基板上に形成され周囲に第1の絶縁膜が形成されたフィン状半導体層の上に形成され、
さらに、前記ゲート電極と前記ゲート配線の周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜を有し、
前記ゲート電極は金属であり、前記ゲート配線は金属であり、前記ゲート配線は前記フィン状半導体層に直交する方向に延在し、前記第2の拡散層は前記フィン状半導体層に更に形成される。
前記第2の拡散層は前記半導体基板に更に形成される。
前記第2の拡散層に接続される前記ゲート配線に平行なコンタクト配線を設けることができる。
前記フィン状半導体層上に形成された第2の柱状半導体層と、
前記第2の柱状半導体層の周囲に形成された金属からなるコンタクト電極と、
前記コンタクト電極に接続された前記フィン状半導体層に直交する方向に延在する金属からなる前記コンタクト配線と、
前記フィン状半導体層と前記第2の柱状半導体層の下部に形成された前記第2の拡散層と、
をさらに備え、
前記コンタクト電極は前記第2の拡散層と接続することができる。
前記ゲート電極の外側の幅と前記ゲート配線の幅は同じであり、前記フィン状半導体層に直交する方向の前記第1の柱状半導体層の幅は前記フィン状半導体層に直交する方向の前記フィン状半導体層の幅と同じである。
前記第2の柱状半導体層と前記コンタクト電極との間に形成された前記ゲート絶縁膜を設けることができる。
前記フィン状半導体層に直交する方向の前記第2の柱状半導体層の幅は前記フィン状半導体層に直交する方向の前記フィン状半導体層の幅と同じとすることができる。
前記コンタクト電極と前記コンタクト配線の周囲に形成された前記ゲート絶縁膜を設けることができる。
前記コンタクト電極の外側の幅と前記コンタクト配線の幅は同じとすることができる。
前記第1の柱状半導体層は半導体基板上に形成され、前記ゲート電極と前記ゲート配線の周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜を有し、前記ゲート電極は金属であり、前記ゲート配線は金属であり、前記第2の拡散層は前記半導体基板に更に形成されていることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る記憶装置の製造方法は、
半導体基板の上に、2行以上2列以上の柱状の相変化層と下部電極を形成し、前記柱状の相変化層と前記下部電極を取り囲むようリセットゲート絶縁膜を形成し、2行以上2列以上の記憶装置として動作する柱状の相変化層を取り囲むようリセットゲートを形成する第6工程を有することを特徴とする。
さらに、上記の課題を解決するために、本発明に係る記憶装置の製造方法は、
半導体基板上にフィン状半導体層を形成し、前記フィン状半導体層の周囲に第1の絶縁膜を形成する第1工程と、
前記第1工程の後、前記フィン状半導体層の周囲に第2の絶縁膜を形成し、前記第2の絶縁膜の上に第1のポリシリコンを堆積し平坦化し、ゲート配線と第1の柱状半導体層と第2の柱状半導体層とコンタクト配線を形成するための第2のレジストを、前記フィン状半導体層の方向に対して垂直の方向に形成し、前記第1のポリシリコンと前記第2の絶縁膜と前記フィン状半導体層をエッチングすることにより、第1の柱状半導体層と前記第1のポリシリコンによる第1のダミーゲートと第2の柱状半導体層と前記第1のポリシリコンによる第2のダミーゲートを形成する第2工程と、
前記第2工程の後、前記第1の柱状半導体層と前記第2の柱状半導体層と前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートの周囲に第4の絶縁膜を形成し、前記第4の絶縁膜の周囲に第2のポリシリコンを堆積し、エッチングをすることにより、前記第1のダミーゲートと前記第1の柱状半導体層と前記第2のダミーゲートと前記第2の柱状半導体層の側壁に残存させ、第3のダミーゲートと第4のダミーゲートを形成する第3工程と、
前記フィン状半導体層上部と前記第1の柱状半導体層下部と前記第2の柱状半導体層下部に第2の拡散層を形成し、前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとの周囲に、第5の絶縁膜を形成し、エッチングし、サイドウォール状に残存させ、前記第5の絶縁膜からなるサイドウォールを形成し、前記第2の拡散層上に金属と半導体の化合物を形成する第4工程と、
前記第4工程の後、層間絶縁膜を堆積し平坦化し、前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートと前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとの上部を露出し、前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートと前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとを除去し、前記第2の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を除去し、ゲート絶縁膜を前記第1の柱状半導体層の周囲と前記第2の柱状半導体層の周囲と前記第5の絶縁膜の内側に形成し、前記第2の柱状半導体層の底部周辺のゲート絶縁膜を除去するための第4のレジストを形成し、前記第2の柱状半導体層の底部周辺のゲート絶縁膜を除去し、金属を堆積し、エッチバックを行い、前記第1の柱状半導体層の周囲にゲート電極及びゲート配線を形成し、前記第2の柱状半導体層の周囲にコンタクト電極及びコンタクト配線を形成する第5工程と、
前記第5工程の後、第2の層間絶縁膜を堆積し、平坦化し、前記第1の柱状半導体層上部を露出し、露出した前記第1の柱状半導体層の上に柱状の相変化層と下部電極を形成し、前記柱状の相変化層と前記下部電極を取り囲むようリセットゲート絶縁膜を形成し、記憶装置として動作する前記柱状の相変化層を取り囲むようリセットゲートを形成する第6工程と、
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
前記第2の絶縁膜の上に第1のポリシリコンを堆積し平坦化後、前記第1のポリシリコン上に第3の絶縁膜を形成することをさらに含むことができる。
前記第1の柱状半導体層と前記第1のダミーゲートと前記第2の柱状半導体層と前記第2のダミーゲートの周囲に第4の絶縁膜を形成後、第3のレジストを形成し、エッチバックを行い、前記第1の柱状半導体層上部を露出し、前記第1の柱状半導体層上部に第1の拡散層を形成するようにしてもよい。
本発明によれば、リセットゲートを用いてリセットを行うことができる、相変化層を有する記憶装置を有するメモリを提供することができる。
柱状の相変化層と、前記柱状の相変化層を取り囲むリセットゲート絶縁膜と、前記リセットゲート絶縁膜を取り囲むリセットゲートと、を有することを特徴とする記憶素子が2行以上2列以上配置されているのであって、前記リセットゲートが行方向且つ列方向に接続されていることを特徴とし、前記リセットゲートがヒーターであることを特徴とする記憶装置により、リセットゲートに電流を流すことで、ヒーターであるリセットゲートで熱が発生し、このヒーターに接するカルコゲナイドガラス(GST:Ge2Sb2Te5)を融解し、状態を遷移させることができる。また、リセットゲートを行方向列方向で共有するため、2行以上2列以上の記憶素子を一括でリセットすることができる。
リセットゲートが柱状の相変化層を取り囲む構造のため、柱状の相変化層が熱しやすい。
リセットゲートに電流を流すことでリセットを行うため、選択素子に大電流を流す必要はなく、選択素子は、セット動作用の低電流を流すことができればよい。
(a)は本発明に係る記憶装置の平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。 (a)は本発明に係る記憶装置の製造方法に係る平面図である。(b)は(a)のX−X’線での断面図である。(c)は(a)のY−Y’線での断面図である。
図1は本発明の半導体装置であるメモリセルを一行一列目と、一行三列目、二行一列目と、二行三列目に配置し、ソース線を相互に接続するためにコンタクト電極、コンタクト配線を有するコンタクト装置を一行二列目と二行二列目に配置している。
二行一列目のメモリセルは、半導体基板101上に形成されたフィン状半導体層104と、前記フィン状半導体層104の周囲に形成された第1の絶縁膜106と、前記フィン状半導体層104上に形成された前記第1の柱状半導体層129と、前記第1の柱状半導体層129の周囲に形成されたゲート絶縁膜162と、前記ゲート絶縁膜162の周囲に形成された金属からなるゲート電極168aと、前記ゲート電極168aに接続された金属からなるゲート配線168bと、前記ゲート電極168aと前記ゲート配線168bの周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜162と、前記第1の柱状半導体層129の上部に形成された第1の拡散層302と、前記第1の柱状半導体層129の下部に形成された前記第2の拡散層143aと、を有する。前記フィン状半導体層104に直交する方向の前記第1の柱状半導体層129の幅は前記フィン状半導体層104に直交する方向の前記フィン状半導体層104の幅と同じである。前記ゲート配線168bは前記フィン状半導体層104に直交する方向に延在する。前記ゲート電極168aの外側の幅と前記ゲート配線168bの幅は同じである。前記第2の拡散層143aは前記フィン状半導体層104に更に形成されている。
前記第1の拡散層302上に、下部電極175a、柱状の相変化層176a、リセットゲート絶縁膜182、リセットゲート183を有する。
二行三列目のメモリセルは、半導体基板101上に形成されたフィン状半導体層104と、前記フィン状半導体層104の周囲に形成された第1の絶縁膜106と、前記フィン状半導体層104上に形成された前記第1の柱状半導体層131と、前記第1の柱状半導体層131の周囲に形成されたゲート絶縁膜163と、前記ゲート絶縁膜163の周囲に形成された金属からなるゲート電極170aと、前記ゲート電極170aに接続された金属からなるゲート配線170bと、前記ゲート電極170aと前記ゲート配線170bの周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜163と、前記第1の柱状半導体層131の上部に形成された第1の拡散層304と、前記第1の柱状半導体層131の下部に形成された前記第2の拡散層143aと、を有する。前記フィン状半導体層104に直交する方向の前記第1の柱状半導体層131の幅は前記フィン状半導体層104に直交する方向の前記フィン状半導体層104の幅と同じである。前記ゲート配線170bは前記フィン状半導体層104に直交する方向に延在する。前記ゲート電極170aの外側の幅と前記ゲート配線170bの幅は同じである。前記第2の拡散層143aは前記フィン状半導体層104に更に形成されている。
前記第1の拡散層304上に、下部電極175b、柱状の相変化層176b、リセットゲート絶縁膜182、リセットゲート183を有する。
柱状の相変化層176a上部と、柱状の相変化層176b上部は、ビット線185aにより接続される。
一行一列目のメモリセルは、半導体基板101上に形成されたフィン状半導体層105と、前記フィン状半導体層105の周囲に形成された第1の絶縁膜106と、前記フィン状半導体層105上に形成された前記第1の柱状半導体層132と、第1の柱状半導体層132と、前記第1の柱状半導体層132の周囲に形成されたゲート絶縁膜162と、前記ゲート絶縁膜162の周囲に形成された金属からなるゲート電極168aと、前記ゲート電極168aに接続された金属からなるゲート配線168bと、前記ゲート電極168aと前記ゲート配線168bの周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜162と、前記第1の柱状半導体層132の上部に形成された第1の拡散層305と、前記第1の柱状半導体層132の下部に形成された前記第2の拡散層143bと、を有する。前記フィン状半導体層105に直交する方向の前記第1の柱状半導体層132の幅は前記フィン状半導体層105に直交する方向の前記フィン状半導体層105の幅と同じである。前記ゲート配線168bは前記フィン状半導体層105に直交する方向に延在し、前記ゲート電極168aの外側の幅と前記ゲート配線168bの幅は同じである。前記第2の拡散層143bは前記フィン状半導体層105に更に形成されている。
前記第1の拡散層305上に、下部電極175c、柱状の相変化層176c、リセットゲート絶縁膜182、リセットゲート183を有する。
一行三列目のメモリセルは、半導体基板101上に形成されたフィン状半導体層105と、前記フィン状半導体層105の周囲に形成された第1の絶縁膜106と、前記フィン状半導体層105上に形成された前記第1の柱状半導体層134と、第1の柱状半導体層134と、前記第1の柱状半導体層134の周囲に形成されたゲート絶縁膜163と、前記ゲート絶縁膜163の周囲に形成された金属からなるゲート電極170aと、前記ゲート電極170aに接続された金属からなるゲート配線170bと、前記ゲート電極170aと前記ゲート配線170bの周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜163と前記第1の柱状半導体層134の上部に形成された第1の拡散層307と、前記第1の柱状半導体層134の下部に形成された前記第2の拡散層143bと、を有する。前記フィン状半導体層105に直交する方向の前記第1の柱状半導体層134の幅は前記フィン状半導体層105に直交する方向の前記フィン状半導体層105の幅と同じである。前記ゲート配線170bは前記フィン状半導体層105に直交する方向に延在し、前記ゲート電極170aの外側の幅と前記ゲート配線170bの幅は同じである。前記第2の拡散層143bは前記フィン状半導体層105に更に形成されている。
前記第1の拡散層307上に、下部電極175d、柱状の相変化層176d、リセットゲート絶縁膜182、リセットゲート183を有する。
柱状の相変化層176cと、柱状の相変化層176dは、ビット線185bにより接続される。
以上より、柱状の相変化層176a、176b、176c、176dと、前記柱状の相変化層を取り囲むリセットゲート絶縁膜182と、前記リセットゲート絶縁膜182を取り囲むリセットゲート183と、を有する記憶素子が2行以上2列以上配置されており、前記リセットゲート183が行方向且つ列方向に接続されており、前記リセットゲート183がヒーターである。リセットゲート183に電流を流すことで、ヒーターであるリセットゲート183で熱が発生し、このヒーターに接するカルコゲナイドガラス(GST:Ge2Sb2Te5)を融解し、状態を遷移させることができる。また、2行以上2列以上の記憶素子を一括でリセットすることができる。
また、前記ゲート電極168a、170aは金属であって、前記ゲート配線168b、170bは金属であるので、冷却を早めることができる。また、前記ゲート電極168a、170aと前記ゲート配線の周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜168b、170bと、を有することにより、ゲートラストによって、金属ゲートが形成されるので、金属ゲートプロセスと高温プロセスを両立させることができる。
また、前記ゲート電極168a、170aと前記ゲート配線168b、170bの周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜162、163と、を有し、前記ゲート電極168a、170aは金属であり、前記ゲート配線168b、170bは金属であり、前記ゲート配線168b、170bは前記フィン状半導体層104、105に直交する方向に延在し、前記第2の拡散層143a、143bは前記フィン状半導体層104、105に更に形成され、前記ゲート電極168a、170aの外側の幅と前記ゲート配線168b、170bの幅は同じであり、前記第1の柱状半導体層129、131、132、134の幅は前記フィン状半導体層104、105の幅と同じである。これにより、本半導体装置のフィン状半導体層104、105と、第1の柱状半導体層129、131、132、134と、ゲート電極168a、170aと、ゲート配線168b、170bが、二枚のマスクにより、自己整合で形成されるので、工程数を削減することができる。
二行二列目のコンタクト装置は、前記半導体基板101上に形成された前記フィン状半導体層104と、前記フィン状半導体層104の周囲に形成された前記第1の絶縁膜106と、前記フィン状半導体層104上に形成された第2の柱状半導体層130と、前記第2の柱状半導体層130の周囲に形成された金属からなるコンタクト電極169aと、前記第2の柱状半導体層130と前記コンタクト電極169aとの間に形成された前記ゲート絶縁膜165を有し、前記コンタクト電極169aに接続された前記フィン状半導体層104に直交する方向に延在する金属からなる前記コンタクト配線169bと、前記コンタクト電極169aと前記コンタクト配線169bの周囲に形成された前記ゲート絶縁膜164を有し、前記フィン状半導体層104と前記第2の柱状半導体層130の下部に形成された前記第2の拡散層143aと、を有する。前記フィン状半導体層104に直交する方向の前記第2の柱状半導体層130の幅は前記フィン状半導体層104に直交する方向の前記フィン状半導体層104の幅と同じであり、前記コンタクト電極169aの外側の幅と前記コンタクト配線169bの幅は同じであり、前記コンタクト電極169aは前記第2の拡散層143aと接続する。
一行二列目のコンタクト装置は、前記半導体基板101上に形成された前記フィン状半導体層105と、前記フィン状半導体層105の周囲に形成された前記第1の絶縁膜106と、前記フィン状半導体層105上に形成された第2の柱状半導体層133と、前記第2の柱状半導体層133の周囲に形成された金属からなるコンタクト電極169aと、前記第2の柱状半導体層133と前記コンタクト電極169aとの間に形成された前記ゲート絶縁膜166を有し、前記コンタクト電極169aに接続された前記フィン状半導体層105に直交する方向に延在する金属からなる前記コンタクト配線169bと、前記コンタクト電極169aと前記コンタクト配線169bの周囲に形成された前記ゲート絶縁膜164を有し、前記フィン状半導体層105と前記第2の柱状半導体層133の下部に形成された前記第2の拡散層143bと、を有する。前記フィン状半導体層105に直交する方向の前記第2の柱状半導体層133の幅は前記フィン状半導体層105に直交する方向の前記フィン状半導体層105の幅と同じであり、前記コンタクト電極169aの外側の幅と前記コンタクト配線169bの幅は同じであり、前記コンタクト電極169aは前記第2の拡散層143bと接続する。
また、前記第2の拡散層143a、143bに接続される前記ゲート配線168b、170bに平行なコンタクト配線169bを有することにより、第2の拡散層143a、143bを相互に接続することでソース線の抵抗を下げることができ、セット時の電流によるソース電圧の増加を抑制することができる。前記ゲート配線168b、170bに平行なコンタクト配線169bは、例えば、ビット線185a、185b方向に一列に配置されたメモリセル2個毎、4個毎、8個毎、16個毎、32個毎、64個毎に一本配置することが好ましい。
また、第2の柱状半導体層130、133と第2の柱状半導体層130、133周囲に形成されるコンタクト電極169aとコンタクト配線169bとで形成される構造は、コンタクト電極169aが前記第2の拡散層143a、143bと接続すること以外はトランジスタ構造と同じ構造であり、ゲート配線168b、170bに平行な方向の第2の拡散層143a、143bからなる全てのソース線はコンタクト配線169bに接続されることになるため、工程数を削減することができる。
図2は、半導体基板101深くまで第2の拡散層143cを形成し、図1の第2の拡散層143a、143bを接続した構造である。本構造とすることでさらにソース抵抗を削減することができる。
図3は、図1の前記フィン状半導体層105と、前記フィン状半導体層105の周囲に形成された前記第1の絶縁膜106を省き、半導体基板101上に第2の拡散層143dを形成した構造である。本構造とすることでさらにソース抵抗を削減することができる。
以下に、本発明の実施形態に係る半導体装置の構造を形成するための製造工程を、図4〜図48を参照して説明する。
まず、半導体基板上にフィン状半導体層を形成し、前記フィン状半導体層の周囲に第1の絶縁膜を形成する第1工程を示す。本実施例では、シリコン基板としたが、基板は半導体であればシリコン以外でもよい。
図4に示すように、シリコン基板101上にフィン状シリコン層を形成するための第1のレジスト102、103を形成する。
図5に示すように、シリコン基板101をエッチングし、フィン状シリコン層104、105を形成する。今回はレジストをマスクとしてフィン状シリコン層を形成したが、酸化膜や窒化膜といったハードマスクを用いてもよい。
図6に示すように、第1のレジスト102、103を除去する。
図7に示すように、フィン状シリコン層104、105の周囲に第1の絶縁膜106を堆積する。第1の絶縁膜として高密度プラズマによる酸化膜や低圧CVD(Chemical Vapor Deposition)による酸化膜を用いてもよい。
図8に示すように、第1の絶縁膜106をエッチバックし、フィン状シリコン層104、105の上部を露出する。
以上により半導体基板上にフィン状半導体層を形成し、前記フィン状半導体層の周囲に第1の絶縁膜を形成する第1工程が示された。
次に、前記第1工程の後、前記フィン状半導体層の周囲に第2の絶縁膜を形成し、前記第2の絶縁膜の上に第1のポリシリコンを堆積し平坦化し、ゲート配線と第1の柱状半導体層と第2の柱状半導体層とコンタクト配線を形成するための第2のレジストを、前記フィン状半導体層の方向に対して垂直の方向に形成し、前記第1のポリシリコンと前記第2の絶縁膜と前記フィン状半導体層をエッチングすることにより、第1の柱状半導体層と前記第1のポリシリコンによる第1のダミーゲートと第2の柱状半導体層と前記第1のポリシリコンによる第2のダミーゲートを形成する第2工程を示す。
図9に示すように、前記フィン状シリコン層104、105の周囲に第2の絶縁膜107、108を形成する。第2の絶縁膜107、108は、酸化膜が好ましい。
図10に示すように、前記第2の絶縁膜107、108の上に第1のポリシリコン109を堆積し平坦化する。
図11に示すように、前記第1のポリシリコン109上に第3の絶縁膜110を形成する。第3の絶縁膜110は、窒化膜が好ましい。
図12に示すように、ゲート配線168b、170bと第1の柱状半導体層129、131、132、134と第2の柱状半導体層130、133とコンタクト配線169bを形成するための第2のレジスト111、112、113を、前記フィン状シリコン層104、105の方向に対して垂直の方向に形成する。
図13に示すように、前記第3の絶縁膜110と前記第1のポリシリコン109と前記第2の絶縁膜107、108と前記フィン状シリコン層104、105をエッチングすることにより、第1の柱状シリコン層129、131、132、134と前記第1のポリシリコンによる第1のダミーゲート117、119と第2の柱状シリコン層130、133と前記第1のポリシリコンによる第2のダミーゲート118を形成する。このとき、第3の絶縁膜110は、分離され、第3の絶縁膜114、115、116となる。また、第2の絶縁膜107、108は分離され、第2の絶縁膜123、124、125、126、127、128となる。このとき、第2のレジスト111、112、113がエッチング中に除去された場合、第3の絶縁膜114、115、116がハードマスクとして機能する。第2のレジストがエッチング中に除去されないとき、第3の絶縁膜を使用しなくてもよい。
図14に示すように、第2のレジスト114、115、116を除去する。
以上により、前記第1工程の後、前記フィン状半導体層の周囲に第2の絶縁膜を形成し、前記第2の絶縁膜の上に第1のポリシリコンを堆積し平坦化し、ゲート配線と第1の柱状半導体層と第2の柱状半導体層とコンタクト配線を形成するための第2のレジストを、前記フィン状半導体層の方向に対して垂直の方向に形成し、前記第1のポリシリコンと前記第2の絶縁膜と前記フィン状半導体層をエッチングすることにより、第1の柱状半導体層と前記第1のポリシリコンによる第1のダミーゲートと第2の柱状半導体層と前記第1のポリシリコンによる第2のダミーゲートを形成する第2工程が示された。
次に、前記第2工程の後、前記第1の柱状半導体層と前記第2の柱状半導体層と前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートの周囲に第4の絶縁膜を形成し、前記第4の絶縁膜の周囲に第2のポリシリコンを堆積し、エッチングをすることにより、前記第1のダミーゲートと前記第1の柱状半導体層と前記第2のダミーゲートと前記第2の柱状半導体層の側壁に残存させ、第3のダミーゲートと第4のダミーゲートを形成する第3工程を示す。
図15に示すように、前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134と前記第2の柱状シリコン層130、133と前記第1のダミーゲート117、119と前記第2のダミーゲート118の周囲に第4の絶縁膜135を形成する。第4の絶縁膜135は、酸化膜が好ましい。第3のレジスト301を形成し、エッチバックを行い、前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134上部を露出する。このとき、第2の柱状シリコン層130、133上部を露出してもよい。
図16に示すように、不純物を導入し、前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134上部に第1の拡散層302、304、305、307を形成する。また、第2の柱状シリコン層130、133上部に第1の拡散層303、306を形成してもよい。n型拡散層のときは、砒素やリンを導入することが好ましい。p型拡散層のときは、ボロンを導入することが好ましい。
図17に示すように、第3のレジスト301を除去する。
図18に示すように、前記第4の絶縁膜135の周囲に第2のポリシリコン136を堆積する。
図19に示すように、第2のポリシリコン136をエッチングをすることにより、前記第1のダミーゲート117、119と前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134と前記第2のダミーゲート118と前記第2の柱状シリコン層130、133の側壁に残存させ、第3のダミーゲート137、139と第4のダミーゲート138を形成する。このとき、第4の絶縁膜135は分離され、第4の絶縁膜140、141、142となってもよい。
以上により、前記第2工程の後、前記第1の柱状半導体層と前記第2の柱状半導体層と前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートの周囲に第4の絶縁膜を形成し、前記第4の絶縁膜の周囲に第2のポリシリコンを堆積し、エッチングをすることにより、前記第1のダミーゲートと前記第1の柱状半導体層と前記第2のダミーゲートと前記第2の柱状半導体層の側壁に残存させ、第3のダミーゲートと第4のダミーゲートを形成する第3工程が示された。
次に、前記フィン状半導体層上部と前記第1の柱状半導体層下部と前記第2の柱状半導体層下部に第2の拡散層を形成し、前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとの周囲に、第5の絶縁膜を形成し、エッチングし、サイドウォール状に残存させ、前記第5の絶縁膜からなるサイドウォールを形成し、前記第2の拡散層上に金属と半導体の化合物を形成する第4工程を示す。
図20に示すように、不純物を導入し、前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134下部と前記第2の柱状シリコン層130、133下部に第2の拡散層143a、143bを形成する。n型拡散層のときは、砒素やリンを導入することが好ましい。p型拡散層のときは、ボロンを導入することが好ましい。拡散層形成は、後述の第5の絶縁膜からなるサイドウォール形成後に行ってもよい。
図21に示すように、前記第3のダミーゲート137、139と前記第4のダミーゲート138との周囲に、第5の絶縁膜144を形成する。第5の絶縁膜144は、窒化膜が好ましい。
図22に示すように、第5の絶縁膜144をエッチングし、サイドウォール状に残存させ、前記第5の絶縁膜からなるサイドウォール145、146、147を形成する。
図23に示すように、前記第2の拡散層143a、143b上に金属と半導体の化合物148、149、150、151、152、153、154、155を形成する。このとき、第3のダミーゲート137、139上部、第4のダミーゲート138上部にも金属と半導体の化合物156、158、157が形成される。
以上により、前記フィン状半導体層上部と前記第1の柱状半導体層下部と前記第2の柱状半導体層下部に第2の拡散層を形成し、前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとの周囲に、第5の絶縁膜を形成し、エッチングし、サイドウォール状に残存させ、前記第5の絶縁膜からなるサイドウォールを形成し、前記第2の拡散層上に金属と半導体の化合物を形成する第4工程が示された。
次に、前記第4工程の後、層間絶縁膜を堆積し平坦化し、前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートと前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとの上部を露出し、前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートと前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとを除去し、前記第2の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を除去し、ゲート絶縁膜を前記第1の柱状半導体層の周囲と前記第2の柱状半導体層の周囲と前記第5の絶縁膜の内側に形成し、前記第2の柱状半導体層の底部周辺のゲート絶縁膜を除去するための第4のレジストを形成し、前記第2の柱状半導体層の底部周辺のゲート絶縁膜を除去し、金属を堆積し、エッチバックを行い、前記第1の柱状半導体層の周囲にゲート電極及びゲート配線を形成し、前記第2の柱状半導体層の周囲にコンタクト電極及びコンタクト配線を形成する第5工程を示す。
図24に示すように、層間絶縁膜159を堆積する。コンタクトストッパ膜を用いてもよい。
図25に示すように、化学機械研磨し、前記第1のダミーゲート117、119と前記第2のダミーゲート118と前記第3のダミーゲート137、139と前記第4のダミーゲート138との上部を露出する。このとき、第3のダミーゲート137、139上部、第4のダミーゲート138上部の金属と半導体の化合物156、158、157を除去する。
図26に示すように、前記第1のダミーゲート117、119と前記第2のダミーゲート118と前記第3のダミーゲート137、139と前記第4のダミーゲート138とを除去する。
図27に示すように、前記第2の絶縁膜123、124、125、126、127、128と前記第4の絶縁膜140、141、142を除去する。
図28に示すように、ゲート絶縁膜160を前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134の周囲と前記第2の柱状シリコン層130、133の周囲と前記第5の絶縁膜145、146、147の内側に形成する。
図29に示すように、前記第2の柱状シリコン層130、133の底部周辺のゲート絶縁膜160を除去するための第4のレジスト161を形成する。
図30に示すように、前記第2の柱状シリコン層130、133の底部周辺のゲート絶縁膜160を除去する。ゲート絶縁膜は分離され、ゲート絶縁膜162、163、164、165、166となる。また、等方性エッチングにより、ゲート絶縁膜164、165、166を除去してもよい。
図31に示すように、第4のレジスト161を除去する。
図32に示すように、金属167を堆積する。
図33に示すように、金属167のエッチバックを行い、前記第1の柱状シリコン層129、131、132、134の周囲にゲート電極168a、170a及びゲート配線168b、170bを形成し、前記第2の柱状シリコン層130、133の周囲にコンタクト電極169a及びコンタクト配線169bを形成する。
以上により、前記第4工程の後、層間絶縁膜を堆積し平坦化し、前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートと前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとの上部を露出し、前記第1のダミーゲートと前記第2のダミーゲートと前記第3のダミーゲートと前記第4のダミーゲートとを除去し、前記第2の絶縁膜と前記第4の絶縁膜を除去し、ゲート絶縁膜を前記第1の柱状半導体層の周囲と前記第2の柱状半導体層の周囲と前記第5の絶縁膜の内側に形成し、前記第2の柱状半導体層の底部周辺のゲート絶縁膜を除去するための第4のレジストを形成し、前記第2の柱状半導体層の底部周辺のゲート絶縁膜を除去し、金属を堆積し、エッチバックを行い、前記第1の柱状半導体層の周囲にゲート電極及びゲート配線を形成し、前記第2の柱状半導体層の周囲にコンタクト電極及びコンタクト配線を形成する第5工程が示された。
次に、前記第5工程の後、2行以上2列以上の柱状の相変化層と下部電極を形成し、前記柱状の相変化層と前記下部電極を取り囲むようリセットゲート絶縁膜を形成し、2行以上2列以上の柱状の相変化層を取り囲むようリセットゲートを形成する第6工程を示す。
図34に示すように、第2の層間絶縁膜171を堆積する。
図35に示すように、第2の層間絶縁膜171をエッチバックし、第1の柱状シリコン層129、131、132、134上部と、第2の柱状シリコン層130、133上部を露出する。
図36に示すように、下部電極のための金属175と抵抗が変化する膜176と窒化膜177を堆積する。
図37に示すように、柱状の相変化層と下部電極を形成するための第5のレジスト178、179、180、181を形成する。
図38に示すように、窒化膜177と抵抗が変化する膜176と金属175とをエッチングする。窒化膜177は分離され、窒化膜177a、177b、177c、177dとなる。また、抵抗が変化する膜176は分離され、柱状の相変化層176a、176b、176c、176dとなる。また、金属175は分離され、下部電極175a、175b、175c、175dとなる。
図39に示すように、第5のレジスト178、179、180、181を除去する。
図40に示すように、リセットゲート絶縁膜182を堆積する。
図41に示すように、リセットゲートとなる金属183を堆積する。
図42に示すように、金属183をエッチバックする。
図43に示すように、第3の層間絶縁膜184を堆積する。
図44に示すように、第3の層間絶縁膜184を平坦化し、窒化膜177a、177b、177c、177dを除去し、柱状の相変化層176a、176b、176c、176d上部を露出する。
図45に示すように、金属185を堆積する。
図46に示すように、ビット線を形成するため第6のレジスト186、187を形成する。
図47に示すように、金属185をエッチングし、ビット線185a、185b形成する。
図48に示すように、第6のレジスト186、187を除去する。
以上により、2行以上2列以上の柱状の相変化層と下部電極を形成し、前記柱状の相変化層と前記下部電極を取り囲むようリセットゲート絶縁膜を形成し、2行以上2列以上の柱状の相変化層を取り囲むようリセットゲートを形成する第6工程が示された。
以上により、本発明の実施形態に係る記憶装置の構造を形成するための製造工程が示された。
なお、本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明の一実施例を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
例えば、上記実施例において、p型(p+型を含む。)とn型(n+型を含む。)とをそれぞれ反対の導電型とした半導体装置の製造方法、及び、それにより得られる半導体装置も当然に本発明の技術的範囲に含まれる。
101.シリコン基板
102.第1のレジスト
103.第1のレジスト
104.フィン状シリコン層
105.フィン状シリコン層
106.第1の絶縁膜
107.第2の絶縁膜
108.第2の絶縁膜
109.第1のポリシリコン
110.第3の絶縁膜
111.第2のレジスト
112.第2のレジスト
113.第2のレジスト
114.第3の絶縁膜
115.第3の絶縁膜
116.第3の絶縁膜
117.第1のダミーゲート
118.第2のダミーゲート
119.第1のダミーゲート
123.第2の絶縁膜
124.第2の絶縁膜
125.第2の絶縁膜
126.第2の絶縁膜
127.第2の絶縁膜
128.第2の絶縁膜
129.第1の柱状シリコン層
130.第2の柱状シリコン層
131.第1の柱状シリコン層
132.第1の柱状シリコン層
133.第2の柱状シリコン層
134.第1の柱状シリコン層
135.第4の絶縁膜
136.第2のポリシリコン
137.第3のダミーゲート
138.第4のダミーゲート
139.第3のダミーゲート
140.第4の絶縁膜
141.第4の絶縁膜
142.第4の絶縁膜
143a.第2の拡散層
143b.第2の拡散層
143c.第2の拡散層
143d.第2の拡散層
144.第5の絶縁膜
145.サイドウォール
146.サイドウォール
147.サイドウォール
148.金属と半導体の化合物
149.金属と半導体の化合物
150.金属と半導体の化合物
151.金属と半導体の化合物
152.金属と半導体の化合物
153.金属と半導体の化合物
154.金属と半導体の化合物
155.金属と半導体の化合物
156.金属と半導体の化合物
157.金属と半導体の化合物
158.金属と半導体の化合物
159.層間絶縁膜
160.ゲート絶縁膜
161.第4のレジスト
162.ゲート絶縁膜
163.ゲート絶縁膜
164.ゲート絶縁膜
165.ゲート絶縁膜
166.ゲート絶縁膜
167.金属
168a.ゲート電極
168b.ゲート配線
169a.コンタクト電極
169b.コンタクト配線
170a.ゲート電極
170b.ゲート配線
171.第2の層間絶縁膜
175.金属
175a.下部電極
175b.下部電極
175c.下部電極
175d.下部電極
176.抵抗が変化する膜
176a.柱状の相変化層
176b.柱状の相変化層
176c.柱状の相変化層
176d.柱状の相変化層
177.窒化膜
177a.窒化膜
177b.窒化膜
177c.窒化膜
177d.窒化膜
178.第5のレジスト
179.第5のレジスト
180.第5のレジスト
181.第5のレジスト
182.リセットゲート絶縁膜
183.金属
184.第3の層間絶縁膜
185.金属
185a.ビット線
185b.ビット線
186.第6のレジスト
187.第6のレジスト
301.第3のレジスト
302.第1の拡散層
303.第1の拡散層
304.第1の拡散層
305.第1の拡散層
306.第1の拡散層
307.第1の拡散層

Claims (22)

  1. 柱状の相変化層と、前記柱状の相変化層を取り囲むリセットゲート絶縁膜と、前記リセットゲート絶縁膜を取り囲むリセットゲートとを有する記憶素子が2行以上2列以上配置され、
    前記リセットゲートが行方向且つ列方向に接続され、
    前記柱状の相変化層と前記リセットゲートとは電気的に絶縁されており、
    前記リセットゲートは前記柱状の相変化層の起立方向に垂直な方向に延在している、
    ことを特徴とする記憶装置。
  2. 前記柱状の相変化層の下部に、下部電極を有することを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  3. 前記リセットゲートは、窒化チタンからなることを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  4. 前記リセットゲート絶縁膜は、窒化膜からなることを特徴とする請求項1に記載の記憶装置
  5. 前記下部電極は、窒化チタンからなることを特徴とする請求項2に記載の記憶装置。
  6. 前記リセットゲートに電流を流すことにより、相変化層のリセットを行うことを特徴とする請求項1に記載の記憶装置。
  7. 第1の柱状半導体層と、
    前記第1の柱状半導体層の周囲に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の周囲に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極に接続されたゲート配線と、
    前記第1の柱状半導体層の下部に形成された第2の拡散層と、
    前記第1の柱状半導体層上に形成された、それぞれが、柱状の相変化層、前記柱状の相変化層を取り囲むリセットゲート絶縁膜、前記リセットゲート絶縁膜を取り囲むリセットゲートを有する記憶素子であって、前記第1の柱状半導体層1個に対して前記記憶素子は1個配置されるのであって、
    2行以上2列以上配置された記憶素子と、
    を備え、
    前記リセットゲートが行方向且つ列方向に接続され、
    前記柱状の相変化層と前記リセットゲートとは電気的に絶縁され、
    前記リセットゲートは前記柱状の相変化層の起立方向に垂直な方向に延在していることを特徴とする記憶装置。
  8. 前記柱状の相変化層の下部に、下部電極を有することを特徴とする請求項7に記載の記憶装置。
  9. 前記リセットゲートは、窒化チタンからなることを特徴とする請求項7に記載の記憶装置。
  10. 前記リセットゲート絶縁膜は、窒化膜からなることを特徴とする請求項7に記載の記憶装置。
  11. 前記下部電極は、窒化チタンからなることを特徴とする請求項8に記載の記憶装置。
  12. 前記リセットゲートに電流を流すことにより、相変化層のリセットを行うことを特徴とする請求項7に記載の記憶装置。
  13. 前記第1の柱状半導体層は、半導体基板上に形成され周囲に第1の絶縁膜が形成されたフィン状半導体層の上に形成され、
    さらに、前記ゲート電極と前記ゲート配線の周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜を有し、
    前記ゲート電極は金属であり、前記ゲート配線は金属であり、前記ゲート配線は前記フィン状半導体層に直交する方向に延在し、前記第2の拡散層は前記フィン状半導体層に更に形成されることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
  14. 前記第2の拡散層は前記半導体基板に更に形成されることを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記第2の拡散層に接続される前記ゲート配線に平行なコンタクト配線をさらに有することを特徴とする請求項13または14に記載の半導体装置。
  16. 前記フィン状半導体層上に形成された第2の柱状半導体層と、
    前記第2の柱状半導体層の周囲に形成された金属からなるコンタクト電極と、
    前記コンタクト電極に接続された前記フィン状半導体層に直交する方向に延在する金属からなる前記コンタクト配線と、
    前記フィン状半導体層と前記第2の柱状半導体層の下部に形成された前記第2の拡散層と、
    をさらに有し、
    前記コンタクト電極は前記第2の拡散層と接続することを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記ゲート電極の外側の幅と前記ゲート配線の幅は同じであり、
    前記フィン状半導体層に直交する方向の前記第1の柱状半導体層の幅は前記フィン状半導体層に直交する方向の前記フィン状半導体層の幅と同じであることを特徴とする請求項13、14、15、16のいずれか一つに記載の半導体装置。
  18. 前記第2の柱状半導体層と前記コンタクト電極との間に形成された前記ゲート絶縁膜を有することを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
  19. 前記フィン状半導体層に直交する方向の前記第2の柱状半導体層の幅は前記フィン状半導体層に直交する方向の前記フィン状半導体層の幅と同じであることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
  20. 前記コンタクト電極と前記コンタクト配線の周囲に形成された前記ゲート絶縁膜を有することを特徴とする請求項18に記載の半導体装置。
  21. 前記コンタクト電極の外側の幅と前記コンタクト配線の幅は同じであることを特徴とする請求項16に記載の半導体装置。
  22. 前記第1の柱状半導体層は半導体基板上に形成され、前記ゲート電極と前記ゲート配線の周囲と底部に形成された前記ゲート絶縁膜を有し、前記ゲート電極は金属であり、前記ゲート配線は金属であり、
    前記第2の拡散層は前記半導体基板に更に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体装置。
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