JP6189757B2 - セラミックグリーンシートおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
ポリマーの溶解度よりも大きい溶媒を主成分とする有機溶剤を混練してセラミックスラリーを作製する工程と、該セラミックスラリーをシート状に成形してセラミックグリーンシート用の予備シートを作製する工程と、前記予備シートから前記有機溶剤を除去して、前記ワックス材料を前記バインダよりも先に前記予備シートの上面部分から析出させる工程とを備えることを特徴とする。
る。これらの上下の区別は説明状の便宜的なものであり、実際にセラミックグリーンシート1が使用される際の上下を規定するものではない。
たは金等の金属材料からなる。金属材料(例えばタングステン)の粉末が有機溶剤およびバインダとともに混練されて作製された金属ペーストをセラミックグリーンシート1の表面(例えば第2主面)に印刷し、同時焼成することによって形成することができる。
積層された複数の絶縁層102を製作することができる。
の少なくとも一種を主成分として含んでいる。これらの、バインダ3として用いられるアクリルポリマーは非晶性である。すなわち、バインダ3は非晶性のアクリルポリマーである第1アクリルポリマーを主成分として含んでいる。
温度は約30〜50℃程度である。この程度の温度差であれば、バインダ3が、混合体の形状を確保できる程度に柔軟である状態で、ワックス材料4が溶融できるため、セラミックグリーンシート1としての保形性、および接着性の両立の点でより有利である。すなわち、ワックス材料4の融点は、バインダ3のガラス転移温度よりも若干(例えば5〜10℃程度)高い温度であることが好ましい。
図4は、本発明のセラミックグリーンシートの製造方法を示すフロー図である。本発明の実施形態のセラミックグリーンシートの方法は、以下の各工程を含んでいる。すなわち
、まず、セラミック粉末、非晶性の第1アクリルポリマーを主成分とするバインダ、結晶性の第2アクリルポリマーを主成分とするワックス材料、および第1アクリルポリマーの溶解度が第2アクリルポリマーの溶解度よりも大きい溶媒を主成分とする有機溶剤を混練してセラミックスラリーを作製する工程。次に、セラミックスラリーをシート状に成形してセラミックグリーンシート用の予備シートを作製する工程。次に、予備シートから有機溶剤を除去して、ワックス材料をバインダよりも先に予備シートの上面部分から析出させる工程。以上の各工程が含まれている。以下、各工程について説明する。
キャリアとの間の隙間の大小によって調節することができる。
2・・・・セラミック粉末
3・・・・バインダ
4・・・・ワックス材料
11・・・・金属ペースト
101・・・・セラミック多層基板
102・・・・絶縁層
103・・・・配線導体
104・・・・電子部品
105・・・・ボンディングワイヤ
Claims (5)
- セラミック粉末、バインダおよびワックス材料を含んでおり、第1主面および該第1主面と反対側の第2主面を有するシート状である混合体を備えており、
前記バインダが、非晶性の第1アクリルポリマーを主成分として含んでおり、
前記ワックス材料が、結晶性の第2アクリルポリマーを主成分として含んでおり、
前記ワックス材料の含有量が、前記混合体の内部から前記第1主面にかけて漸次大きくなっていることを特徴とするセラミックグリーンシート。 - 前記第2アクリルポリマーが、炭素数が16〜18の直鎖の炭化水素基を含む側鎖を有するアクリルポリマーであることを特徴とする請求項1記載のセラミックグリーンシート。
- 前記混合体は、前記第2主面において前記ワックス材料を含んでいないことを特徴とする請求項1記載のセラミックグリーンシート。
- 低級アルコールを主成分とする有機溶剤に対する前記第2アクリルポリマーの溶解度が、前記有機溶剤に対する前記第1アクリルポリマーの溶解度よりも小さいことを特徴とする請求項1記載のセラミックグリーンシート。
- セラミック粉末、非晶性の第1アクリルポリマーを主成分とするバインダ、結晶性の第2アクリルポリマーを主成分とするワックス材料、および前記第1アクリルポリマーの溶解度が前記第2アクリルポリマーの溶解度よりも大きい溶媒を主成分とする有機溶剤を混練してセラミックスラリーを作製する工程と、
該セラミックスラリーをシート状に成形してセラミックグリーンシート用の予備シートを作製する工程と、
前記予備シートから前記有機溶剤を除去して、前記ワックス材料を前記バインダよりも先に前記予備シートの上面部分から析出させる工程とを備えることを特徴とするセラミックグリーンシートの製造方法。
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