JP6189086B2 - 連続アンローダ、連続アンローダ施設及び連続アンローダの運転方法 - Google Patents
連続アンローダ、連続アンローダ施設及び連続アンローダの運転方法 Download PDFInfo
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Description
対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えると共に、走行可能な走行フレームを備え岸壁上を移動可能であり、前記バケットエレベータの下部に設けられた掻き取り部を前記岸壁に接岸した船舶の船倉内に挿入させ前記掻き取り部で掻き取った前記船倉内の前記対象物を連続的に搬送して前記岸壁側に陸揚げするバケットエレベータ式の連続アンローダであって、
前記バケットエレベータは、
前記対象物を掻き取って積載する複数のバケットと、
前記複数のバケットが取り付けられた無端チェーンと、
前記無端チェーンを駆動し周回させる駆動ローラと、
前記バケットエレベータの上部に設けられ前記無端チェーンをガイドすると共に前記無端チェーンの進行方向を転換する転向ローラと、
前記転向ローラの振動を抑制する転向ローラ制振部材と、を備え、
稼働時における前記無端チェーンの周回移動の最高速度が、90〜150m/分であることを特徴とする。
また、前記最高速度が、100〜150m/分であることとしてもよい。
また、前記最高速度が、100〜120m/分であることとしてもよい。
対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えると共に、走行可能な走行フレームを備え岸壁上を移動可能であり、前記バケットエレベータの下部に設けられた掻き取り部を前記岸壁に接岸した船舶の船倉内に挿入させ前記掻き取り部で掻き取った前記船倉内の前記対象物を連続的に搬送して前記岸壁側に陸揚げするバケットエレベータ式の連続アンローダの運転方法であって、
前記バケットエレベータは、
前記対象物を掻き取って積載する複数のバケットと、
前記複数のバケットが取り付けられた無端チェーンと、
前記無端チェーンを駆動し周回させる駆動ローラと、
前記バケットエレベータの上部に設けられ前記無端チェーンをガイドすると共に前記無端チェーンの進行方向を転換する転向ローラと、
前記転向ローラの振動を抑制する転向ローラ制振部材と、を備え、
前記無端チェーンを速度90〜150m/分で周回移動させることを特徴とする。
第1の特徴点として、バケットエレベータ9は、一対の転向ローラ33,33の共通の回転軸線A上に延在し、両方の転向ローラ33,33を回転可能に支持する固定軸51を備えている。この構成によれば、後述のシミュレーションで示されるとおり、チェーン25と転向ローラ33との衝突の衝撃力によるエレベータ本体23の加速度応答が小さくなり、バケットエレベータ9の振動が低減される。
第2の特徴点として、バケットエレベータ9の転向ローラ33において、ホイール部62は、回転軸線A方向を厚み方向とし、厚み方向に見て軸受61とリング部63との間の領域全体を埋める形状をなす板状部材を有する。この構成によれば、後述のシミュレーションで示されるとおり、チェーン25と転向ローラ33との衝突の衝撃力によるエレベータ本体23の加速度応答が小さくなり、バケットエレベータ9の振動が低減される。
第3の特徴点として、バケットエレベータ9の転向ローラ33において、リング部63は回転径方向への振動を抑制する径方向制振部材(例えば、制振部材53,54a〜54c等)を介して、エレベータ本体23に支持されている。転向ローラ33のうち、リング部63は実際にチェーン25が接触する部位であり、リング部63には、チェーン25の衝突に起因して回転径方向の衝撃力が作用する。これに対し、上記構成によれば、径方向制振部材を介することにより、上記衝撃力によるリング部63の回転径方向への振動がエレベータ本体23に伝わり難くなるので、バケットエレベータ9の振動が抑制される。
第4の特徴点として、バケットエレベータ9の転向ローラ33は、回転軸線A方向への振動を抑制する軸方向制振部材(例えば、制振部材73a〜73d)を介してエレベータ本体23に対し回転軸線A方向に支持されている。本発明者らは、バケットエレベータ9において、チェーン25との衝突時の転向ローラ33には、回転軸線A方向にも比較的大きい振動が発生することを見出した。これに対し、上記構成によれば、軸方向制振部材を介することにより、転向ローラ33の回転軸線A方向の振動がエレベータ本体23に伝わり難くなるので、バケットエレベータ9の振動が抑制される。
Wb=f(V) …(1)
と表すことができる。
Wb2=Wb1×(V1/V2) …(2)
となる。また、大型化アンローダ全体の重量をWa1とすると、高速化アンローダ全体の重量Wa2は、
Wa2=(1―(1−Wb2/Wb1)/k1)×Wa1 …(3)
と表すことができる。なお、k1は所定の係数である。
Wp2=Wp1×k2×(Wa2/Wa1) …(4)
と表すことができる(文献1:柴崎隆一ら,「貨物輸送費用も考慮した港湾施設の耐震設計における経済評価手法の構築」,国総研資料N0.125 を参照。)。なお、k2は所定の定数である。そして、大型化アンローダの製造コストをCu1とすると、高速化アンローダの製造コストCu2は、
Cu2=Cu1×(Wa2/Wa1)0.7 …(5)
と表わされることが経験的に分かっている。
Cp2-Cp1=(Wa1-Wa2)/Wa1×0.2/0.05×3[百万円/m]…(6)と表わされることが経験的に分かっている。
Cu2=Cu1×0.94
Cp2−Cp1=1. 02[百万円/m]
となる。なお、係数k1は2とした。大型化アンローダの製造コストを1500百万円、岸壁の長さを300mとすると、大型化アンローダを採用する場合に比べて高速化アンローダを採用した場合の低減コストCは、
C=1500×0.06+1×300=390[百万円]
となり、機体換算比で26%(390/1500)の低減となる。
Claims (7)
- 対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えると共に、走行可能な走行フレームを備え岸壁上を移動可能であり、前記バケットエレベータの下部に設けられた掻き取り部を前記岸壁に接岸した船舶の船倉内に挿入させ前記掻き取り部で掻き取った前記船倉内の前記対象物を連続的に搬送して前記岸壁側に陸揚げするバケットエレベータ式の連続アンローダであって、
前記バケットエレベータは、
前記対象物を掻き取って積載する複数のバケットと、
前記複数のバケットが取り付けられた無端チェーンと、
前記バケットエレベータの最上部に設けられ前記無端チェーンを駆動し周回させる駆動ローラと、
前記バケットエレベータの上部であって、前記駆動ローラの下方に設けられ前記無端チェーンをガイドすると共に前記無端チェーンの進行方向を転換する転向ローラと、
前記転向ローラの回転径方向への振動を抑制するための径方向制振部材、又は、前記転向ローラの回転軸線方向への振動を抑制するための軸方向制振部材と、を備え、
稼働時における前記無端チェーンの周回移動の最高速度が、90〜150m/分であることを特徴とする連続アンローダ。 - 前記最高速度が、95〜150m/分であることを特徴とする請求項1に記載の連続アンローダ。
- 前記最高速度が、100〜150m/分であることを特徴とする請求項1に記載の連続アンローダ。
- 前記最高速度が、100〜120m/分であることを特徴とする請求項1に記載の連続アンローダ。
- 稼働時において前記バケットエレベータで発生する振動加速度が6G以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の連続アンローダ。
- 岸壁と、前記岸壁上に設けられた請求項1〜5の何れか1項に記載の連続アンローダと、を備えたことを特徴とする連続アンローダ施設。
- 対象物を連続的に搬送するバケットエレベータを備えると共に、走行可能な走行フレームを備え岸壁上を移動可能であり、前記バケットエレベータの下部に設けられた掻き取り部を前記岸壁に接岸した船舶の船倉内に挿入させ前記掻き取り部で掻き取った前記船倉内の前記対象物を連続的に搬送して前記岸壁側に陸揚げするバケットエレベータ式の連続アンローダの運転方法であって、
前記バケットエレベータは、
前記対象物を掻き取って積載する複数のバケットと、
前記複数のバケットが取り付けられた無端チェーンと、
前記バケットエレベータの最上部に設けられ前記無端チェーンを駆動し周回させる駆動ローラと、
前記バケットエレベータの上部であって、前記駆動ローラの下方に設けられ前記無端チェーンをガイドすると共に前記無端チェーンの進行方向を転換する転向ローラと、
前記転向ローラの回転径方向への振動を抑制するための径方向制振部材、又は、前記転向ローラの回転軸線方向への振動を抑制するための軸方向制振部材と、を備え、
前記無端チェーンを速度90〜150m/分で周回移動させることを特徴とする連続アンローダの運転方法。
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