JP6188939B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、同一の室内空間を対象とする調湿装置および空調装置を備える空気調和システムに関するものである。
従来より、室内空間の温度を調節するための空気調和装置と、室内空間の湿度を調節するための調湿装置とが知られている。たとえばオフィスや店舗などでは様々な熱源が存在するため、冬期でも空気調和装置によって冷房を行うことが頻繁に行われている。また、冬期は室内湿度が低くなるため、加湿装置などによる加湿を行う必要が生じる。
しかし、加湿を行いながら空気調和装置によって冷房を行うと、空気調和装置で不要な除湿が発生し、その結果、消費電力が増大してしまう。
そこで、空気調和装置の冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以上に制御することにより、不要な除湿を抑制し、省エネ性を向上させたものがある(たとえば、特許文献1参照)。
また、目標室内温度および目標室内湿度に基づいて計算した露点温度を基準温度に設定し、空気調和装置の冷媒の蒸発温度を基準温度以上となるように制御するとともに、冷房能力不足により室内温度が目標室内温度を上回る状態で次第に上昇していく第一条件と、蒸発温度の計測値と基準温度との差が判定値を下回る第二条件とが成立したら、目標室内湿度の値を強制的に引き下げる。こうすることにより、目標室内温度と引き下げた後の目標室内湿度とから計算される露点温度(基準温度)、および蒸発温度を下げて冷房能力を向上させたものがある(たとえば、特許文献2参照)。
特開2004−138271号公報(たとえば、[0014]、[0019]、[0021]参照) 特開2006−329471号公報(たとえば、[0008]〜[0013]参照)
しかし、特許文献1では、空気調和装置の冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度以上にすると、冷房能力が低下して室内温度が上昇してしまい、快適性が低下してしまうという課題があった。
また、特許文献2では、上記第一条件と上記第二条件とが成立したら目標室内湿度の値を強制的に引き下げるとしているが、室内の実際の湿度が下降する前に冷媒の蒸発温度を下げることになる。そのため、不要な除湿が発生し、省エネ性が低下してしまうという課題があった。また、目標室内湿度を下げて室内温度が下がった(目標室内温度に近づいた)後では目標室内湿度を元に戻すタイミングが無いため、室内の湿度目標値よりも常に低い状態が続くことになり、快適性が低下してしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、省エネ性および快適性を向上させることができる空気調和システムを提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和システムは、第一室外機および室内機を有し、第一冷媒が循環する第一冷媒系統備え、前記第一冷媒の蒸発温度が目標露点温度以上となるように制御される空気調和システムであって、室内温度が予め決められた第一温度上昇した場合に前記目標露点温度を下げ、該目標露点温度を下げた後も前記室内温度が予め決められた第二温度上昇した場合は前記蒸発温度を下げるものである。
本発明に係る空気調和システムによれば、室内温度が予め決められた値上昇した場合に目標露点温度を下げて冷房負荷を減らし、目標露点温度を下げた後も室内温度が予め決められた値上昇した場合は蒸発温度を下げて冷房能力を上げることで、不要な除湿を抑制して省エネ性を高めたまま、室内温度を目標室内温度に素早く到達させることが可能となり、快適性が上昇する。
本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの概略図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの室内機系統の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの換気装置系統の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの換気装置の概略図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの空気線図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの室内温度上昇時の動作概略図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの空気線図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの室内温度下降時の動作概略図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和システムの制御フローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムの概略図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の概略図、図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の室内機系統10の冷媒回路図、図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の換気装置系統20の冷媒回路図である。なお、図3に記載のOAは室外空気、SAは給気、RAは室内空気、EAは排気のことであり、後述する図5および図7でも同様である。
まず初めに、空気調和システム100の構成について説明する。
この空気調和システム100は、ビルやマンションなどに設置され、冷媒を循環させる冷媒系統を利用することで冷房負荷や暖房負荷を供給できるものである。空気調和システム100は、室内機系統10および換気装置系統20の2系統の冷媒系統から構成され、それらは伝送線(図示せず)で集中コントローラ102に接続されている。また、集中コントローラ102は空気調和システム100を制御するものであり、目標室内温度(室内の設定温度)および目標室内湿度(室内の設定湿度)の設定も行う。
なお、室内機系統10は本発明の「第一冷媒系統」に相当し、換気装置系統20は本発明の「第二冷媒系統」に相当する。
室内機系統10は、たとえば2つの室内機11が室内機系統室外機12と冷媒配管51でそれぞれ接続され、冷媒が循環する。換気装置系統20は、たとえば1つの換気装置21が換気装置系統室外機22と冷媒配管52で接続され、冷媒が循環する。
なお、室内機系統10を循環する冷媒は本発明の「第一冷媒」に相当し、換気装置系統20を循環する冷媒は本発明の「第二冷媒」に相当する。また、室内機系統室外機12は本発明の「第一室外機」に相当し、換気装置系統室外機22は本発明の「第二室外機」に相当する。
また、室内機11、室内機系統室外機12、換気装置21、および換気装置系統室外機22は、それぞれ伝送線(図示せず)で集中コントローラ102に接続されている。
なお、本実施の形態1では室内機11の数を2つ、換気装置21の数を1つとしたが、それに限定されず、それぞれ他の数にしてもよい。
室内機系統10は、圧縮機13と、四方弁14と、室外熱交換器用送風機18が設けられた室外熱交換器15と、膨張弁16と、室内熱交換器用送風機19が設けられた室内熱交換器17と、を備えている。また、膨張弁16および室内熱交換器17は室内機11を構成し、圧縮機13、四方弁14、および室外熱交換器15は室内機系統室外機12を構成している。そして、室内機11の冷房運転時には、図2に示す矢印の方向に冷媒が流れる。
なお、四方弁14は冷媒流路を切り替えるためのものであるが、四方弁14ではなく二方弁、三方弁を組み合わせて冷媒流路を切り替えるようにしてもよい。
また、各室内機11には、室内空気の温度を検出する温度センサ41が設けられており、室内機系統室外機12には、冷媒の蒸発温度を検出する蒸発温度センサ42が設けられている。
なお、圧縮機13は本発明の「第一圧縮機」に相当し、室外熱交換器15は本発明の「第一室外熱交換器」に相当し、膨張弁16は本発明の「第一膨張弁」に相当する。
換気装置系統20は、圧縮機23と、四方弁24と、室外熱交換器用送風機27が設けられた室外熱交換器25と、膨張弁26と、加熱器28と、を備えている。また、膨張弁26および加熱器28は換気装置21を構成し、圧縮機23、四方弁24、および室外熱交換器25は換気装置系統室外機22を構成している。そして、換気装置21の加湿運転時には、図3に示す矢印の方向に冷媒が流れる。
なお、圧縮機23は本発明の「第二圧縮機」に相当し、室外熱交換器25は本発明の「第二室外熱交換器」に相当し、膨張弁26は本発明の「第二膨張弁」に相当する。
する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の換気装置21の概略図である。
換気装置21は、上記の膨張弁26および加熱器28の他、給気用送風機32と、排気用送風機33と、室内空気と室外空気との全熱交換を行う全熱交換器35と、加湿エレメント34と、室内空気の湿度を検出する湿度センサ31と、を備えている。
また、加熱部である加熱器28および加湿部である加湿エレメント34は、湿度調整を行う調湿部を構成している。
加熱器28は、たとえば直膨コイルで構成され、全熱交換器35で室内空気と熱交換した後の室外空気を加熱する。
加湿エレメント34は、加熱器28で加熱された室外空気を通過させることで水分を気化させて加湿する。
なお、加湿エレメント34を通過させる前に室外空気を加熱器28で加熱することにより、加湿量を増加させている。
また、換気装置21は本発明の「調湿装置」に相当する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の空気線図である。なお、図5において、左側よりも右側がより高温であり、下側よりも上側がより高湿である。
図5は、室外空気(OA)が換気装置21を通過する際の温度および湿度の変化を示している。換気装置21内に取り込まれた室外空気(OA)は、全熱交換器35で室内空気(RA)と熱交換することにより、温度、湿度ともに上昇して点aの位置となる。点aの空気は加熱器28で加熱され、温度のみ上昇して点bの位置となる。点bの空気は加湿エレメント34で加湿され、給気(SA)として室内に供給される。なお、加湿により給気(SA)の温度は点bから下降するが、室内空気(RA)よりも高い状態となる。
次に、空気調和システム100の動作について説明する。
なお、本実施の形態1では、室内機系統10の室内機11は冷房運転を行い、換気装置系統20の換気装置21は加湿運転を行うものとする。
室内機系統10(の室内機11)は、室内空気の温度調整を行う役割を果たし、温度センサ41で検出された室内空気温度が、集中コントローラ102で設定された目標室内温度(室内の設定温度)になるように制御される。
室内空気温度が目標室内温度に近づいたら、室内機11の膨張弁16の開度を小さくして、冷媒流量を減らすことにより冷房能力を小さくする。そして、室内空気温度Taが目標室内温度以下となった場合は、室内機11の膨張弁16を全閉として、冷媒流量を0にすることにより冷房能力を0とする(サーモオフ)。
また、換気装置系統20(の換気装置21)は、室内空気の湿度調整を行う役割を果たし、室外空気を加湿して室内に供給する。加湿は、湿度センサ31で検出された室内空気湿度が、集中コントローラ102で設定された目標室内湿度(室内の設定湿度)になるように制御される。なお、目標室内湿度は相対湿度を用いてもよいし、絶対湿度を用いてもよい。
室内空気湿度が目標室内湿度に近づいたら、換気装置21の膨張弁26の開度を小さくして、冷媒流量を減らして加熱能力を小さくすることにより加湿量を小さくする。そして、室内空気湿度が目標室内湿度以上となった場合は、換気装置21の膨張弁26を全閉として、冷媒流量を0にすることにより加熱能力を0とする。このとき、給気(SA)は加熱器28で加熱されず、室内温度(RA)よりも低くなるので冷房効果があり、室内空気の温度調整を行う役割を果たす。
また、室内機系統10の室内機系統室外機12に設けられた蒸発温度センサ42の検出値が、目標室内温度および目標室内湿度から算出される目標露点温度よりも予め決められた値x(℃)だけ高くなるように制御され、室内機11で除湿されないようにする。これは、冷媒の蒸発温度が目標露点温度以下になると、室内機11が結露してしまい、本来は不要な除湿が発生してしまうので、それを防ぐためである。
なお、目標露点温度は目標室内温度および目標室内湿度から算出して求めた値を用いるのではなく、実測した値を用いてもよい。
図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の室内温度上昇時の動作概略図、図7は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の空気線図である。なお、図7において、左側よりも右側がより高温であり、下側よりも上側がより高湿である。
上記内容で動作している際に、温度センサ41で検出された室内空気温度(実測室内温度)Taが次第に上昇し、目標室内温度(室内の設定温度)Ta_tgt(℃)との差ΔT(絶対値)が次第に大きくなる場合は、冷房能力不足であると判定される。そして、冷房能力不足であると判定された場合は、図6に示すように目標露点温度、蒸発温度を変更してΔTが0、つまり室内空気温度Ta(℃)が目標室内温度Ta_tgt(℃)となるように制御する。なお、蒸発温度の変更は膨張弁16の開度を調節することにより行われる。
まず、室内温度上昇時の空気調和システム100の動作について説明する。
最初はΔT=0、目標露点温度はTdp_tgt(℃)、蒸発温度はTdp_tgt+x(℃)とする。そして、室内温度が上昇するにつれΔTが次第に大きくなり、ΔTが予め決められた値ΔT1以上になったら、(目標室内湿度を下げることで)目標露点温度を予め決められた値ΔTdp(℃)だけ下げ、Tdp_tgt−ΔTdp(℃)に変更する。
目標露点温度をΔTdp(℃)下げることで、換気装置21の加熱器28の加熱能力を0(加湿エレメント34の加湿量を0)にして、図7に示すように給気(SA)の温度を加熱および加湿した場合(図5参照)に比べて下げることで、冷房負荷を低減する。ここで、冷房負荷を低減できるのは、給気(SA)は加熱器28で加熱されず、室内温度(RA)よりも低くなるので、冷房効果があるためである。このとき、蒸発温度はTdp_tgt+x(℃)のままとする。
このように目標露点温度を下げ、室内温度が安定または下がれば蒸発温度を下げることなく室内温度を目標室内温度に近づけることが可能となり、快適性が向上する。また、蒸発温度を下げないので、運転効率が高い状態が維持され、また、不要な除湿を抑制できるので、省エネ性が向上する。
一方、目標露点温度を下げても室内温度が上昇し、ΔTがΔT2以上になった場合は、蒸発温度をΔTdp(℃)だけ下げ、Tdp_tgt+x−ΔTdp(℃)に変更する。蒸発温度をΔTdp(℃)下げることで、冷房能力を上げる。このとき、ΔTがΔT1からΔT2に上昇するまでの間に室内湿度も下がっているので、室内熱交換器17での除湿量増加(つまり、不要な除湿)は抑制され、省エネ性が向上する。
なお、ΔTがΔT2以上になった後は、目標露点温度をTdp_tgt−ΔTdp(℃)、蒸発温度をTdp_tgt+x−ΔTdp(℃)のままとする。
図8は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の室内温度下降時の動作概略図である。
次に、室内温度下降時の空気調和システム100の動作について説明する。
最初はΔT≧ΔT2、目標露点温度はTdp_tgt−ΔTdp(℃)、蒸発温度はTdp_tgt+x−ΔTdp(℃)とする。そして、室内温度が下降するにつれΔTが次第に小さくなり、ΔTが予め決められた値ΔT3(<ΔT1)未満になったら、目標露点温度および蒸発温度を予め決められた値ΔTdp(℃)だけ上げ、それぞれTdp_tgt(℃)、Tdp_tgt+x(℃)に戻す。
なお、ΔT3の値をΔT1未満としているのは、目標露点温度が頻繁に切り替わるのを防止するためであり、室内温度上昇時にΔT1以上になったら目標露点温度を下げるが、室内温度下降時にΔTがΔT1以下になった場合に、すぐに目標露点温度を元に戻さず、ΔTが十分小さくなってから(ΔT3未満になってから)元に戻すようにするためである。
目標露点温度を上げる(元の値に戻す)ことで、換気装置21の加熱器28の加熱能力を上げ、加湿量を大きくすることで、室内湿度を目標室内湿度に到達させることができる。また、蒸発温度を上げる(元の値に戻す)ことで、不要な除湿を抑制することができる。
図9は、本発明の実施の形態1に係る空気調和システム100の制御フローである。
次に、空気調和システム100の動作について図9の制御フローチャートを用いて詳細に説明する。
目標室内温度がTa_tgt、目標室内湿度がRH_tgtに設定された空気調和システム100の運転開始後(S1)、目標室内温度Ta_tgtおよび目標室内湿度RH_tgtから目標露点温度Tdp_tgtを算出する(S2)。その後、室内空気温度Taおよび室内空気湿度RHを検出し(S3)、ΔT(=Ta−Ta_tgt)を算出する(S4)。
その後、ΔT<ΔT3かどうかを判定し(S5)、S5においてNoなら、目標露点温度をTdp_tgt−ΔTdp、蒸発温度をTdp_tgt+x−ΔTdpとして、不要な除湿を抑制したまま室内温度を素早く目標室内温度に近づける(S6)。その後、再びΔT<ΔT3かどうかの判定を行う(S5)。
一方、S5においてYesなら、目標露点温度をTdp_tgt、蒸発温度をTdp_tgt+xとして(S7)、不要な除湿を抑制したまま室内温度を目標室内温度に、室内湿度を目標室内湿度にそれぞれ素早く近づける。
その後、ΔT<ΔT1かどうかを判定し(S8)、S8においてYesなら、目標露点温度および蒸発温度はそのままとする。一方、S8においてNoなら、ΔT<ΔT2かどうかを判定し(S9)、S9においてYesなら、目標露点温度をTdp_tgt−ΔTdpとし、蒸発温度はそのままとする(S10)。ここでは、目標露点温度を下げることで加湿量を小さくし、冷房負荷を低減させる。
一方、S9においてNoなら、目標露点温度をTdp_tgt−ΔTdp、蒸発温度をTdp_tgt+x−ΔTdpとして、不要な除湿を抑制したまま室内温度を素早く目標室内温度に近づける(S6)。
以上のように、室内温度上昇時にΔTがΔT1以上になったら目標露点温度を下げて冷房負荷を減らし、ΔTがΔT2以上になったら蒸発温度を下げて冷房能力を上げることで、不要な除湿を抑制して省エネ性を高めたまま、室内温度を目標室内温度に素早く到達させることが可能となり、快適性が上昇する。また、室内温度下降時にΔTがΔT3未満になったら目標露点温度および蒸発温度を元の値に戻すことで、不要な除湿を抑制しつつ、室内湿度を目標室内湿度に到達させることができる。
なお、ΔTdp(℃)は、たとえば相対湿度5%分の露点温度変化量に設定するとよい。そうすることで、目標室内温度−5%で室内湿度が維持され、快適性の低下を抑制できる。また、ΔT1は0.5、ΔT2は1、ΔT3は0の値にそれぞれ設定するとよい。ΔT3を0とすることで、室内温度下降時には目標室内温度に到達する時間が早くなる。また、ΔT1を0.5、ΔT2を1にすることで、室内温度も約1℃以内で維持可能となり、快適性の低下を抑制できる。
また、本実施の形態1では、室内空気の湿度調整を、冷媒回路を備えた換気装置系統20の換気装置21によって行っているが、それに限定されず、冷媒回路を備えず、加熱部と加湿部とを備えた調湿装置によって行ってもよい。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2に係る空気調和システム100の概略図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
本実施の形態2に係る空気調和システム100は、図10に示すように室内機系統10を2つ有する。空気調和システム100の運転中にΔT≧ΔT2となって蒸発温度を低下させる場合は、どちらか一方の室内機系統10の蒸発温度のみを下げるようにする。そうすることで、不要な除湿を抑制し、省エネ性が向上する。
10 室内機系統、11 室内機、12 室内機系統室外機、13 圧縮機、14 四方弁、15 室外熱交換器、16 膨張弁、17 室内熱交換器、18 室外熱交換器用送風機、19 室内熱交換器用送風機、20 換気装置系統、21 換気装置、22 換気装置系統室外機、23 圧縮機、24 四方弁、25 室外熱交換器、26 膨張弁、27 室外熱交換器用送風機、28 加熱器、31 湿度センサ、32 給気用送風機、33 排気用送風機、34 加湿エレメント、35 全熱交換器、41 湿度センサ、42 蒸発温度センサ、51 冷媒配管、52 冷媒配管、100 空気調和システム、102 集中コントローラ。

Claims (10)

  1. 第一室外機および室内機を有し、第一冷媒が循環する第一冷媒系統備え、
    前記第一冷媒の蒸発温度が目標露点温度以上となるように制御される空気調和システムであって、
    室内温度が予め決められた第一温度上昇した場合に前記目標露点温度を下げ、該目標露点温度を下げた後も前記室内温度が予め決められた第二温度上昇した場合は前記蒸発温度を下げる
    空気調和システム。
  2. 調湿装置を備え、
    前記第一冷媒系統は、第一圧縮機、第一室外熱交換器、第一膨張弁、および、室内熱交換器を有し、
    前記第一室外機は、前記第一圧縮機、および、前記第一室外熱交換器を有し、
    前記室内機は、前記第一膨張弁、および、前記室内熱交換器を有し、
    前記室内機が冷房運転を行い、前記調湿装置が加湿運転を行う際に、
    前記室内機は室内温度が目標室内温度となるように制御され、
    前記調湿装置は室内湿度が目標室内湿度となるように制御される
    請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 第二室外機および前記調湿装置を有し、第二冷媒が循環する第二冷媒系統を備え、
    前記第二冷媒系統は、第二圧縮機、第二室外熱交換器、第二膨脹弁、および、加熱器を有し、
    前記第二室外機は、前記第二圧縮機、および、前記第二室外熱交換器を有し、
    前記調湿装置は、前記第二膨脹弁、加熱器、および、加湿エレメントを有し、
    前記加湿エレメントは、前記加熱器で加熱された空気を通過させることで水分を気化させて加湿する
    請求項に記載の空気調和システム。
  4. 前記目標露点温度を予め決められた温度下げることで、前記加熱器を停止させる
    請求項3に記載の空気調和システム。
  5. 前記室内温度が予め決められた温度下降した場合に前記目標露点温度および前記蒸発温度を同時に上げる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  6. 前記室内温度と前記目標室内温度との差ΔTが予め決められた前記第一温度に対応するΔT1以上になったら前記目標露点温度を予め決められたΔTdp下げる
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  7. 前記ΔTが前記ΔT1より大きいめ決められた前記第二温度に対応するΔT2以上になったら前記蒸発温度を前記ΔTdp下げる
    請求項6に記載の空気調和システム。
  8. 前記目標露点温度および前記蒸発温度を前記ΔTdp下げた状態において、
    前記ΔTが前記ΔT1より小さいめ決められたΔT3未満になったら
    前記目標露点温度および前記蒸発温度を前記ΔTdp上げて元の値に戻す
    請求項7に記載の空気調和システム。
  9. 前記蒸発温度は、前記目標露点温度よりも予め決められた温度xだけ大きなるように制御される
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の空気調和システム。
  10. 前記第一冷媒系統を複数有する場合において、
    複数の前記第一冷媒系統のうちいずれか一つの第一冷媒の蒸発温度を下げる
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の空気調和システム。
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